元スレ先輩「男くんはよくわたしに差し入れを持ってきますが」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×5
251 = 248 :
ちょっと誰か暇人保守しろよいやしてくださいお願いします。明日バイトの面接なんですでもこのスレは見たいんです><
252 :
そんなに過剰に保守しなくても落ちねーよ
253 :
1時間に1回でおk
255 :
ないしんのー
256 :
今の時間は2時間くらいあけても落ちないよね
でも念のためほしゅ
257 :
念のために保守
念保
258 :
ほしゅしてやるか
270 = 245 :
保守します
274 :
――体育館通用路、放課後
北高書記「あ、ありがとうございます」ぺこぺこ
男「いえ、気にしないで下さい」
北高書記「お忙しいのに案内させちゃって」
男「あんまり忙しくもないんですよ。
部活みたいなもので毎日放課後は残ってますから」
北高書記「そうなんですか?」
男「うちは生徒会“役員”じゃなくて“執行部”ですから」
北高書記「?」
男「“部”なんで、部活なんですよ」
北高書記「そうなのですか~」
男「好き勝手に事務やってるだけの部ですけどね」
北高書記「でも、男さんがいて助かりましたよ」
男「雑用係ですから」
北高書記「あ、いえ、そう言うことではなく」
がらがらがらん
男「つきましたよ」
275 = 272 :
ぺろぺろ帰ってきた?
276 = 274 :
――体育館、放課後
北高書記「わぁ」
男「こんな感じです。広さとかはだいたい一緒でしょう?」
北高書記「ですね。バスケット2面で、
天井はうちの方がちょっと高いかな」
男「舞台は」
北高書記「えーっと、はい。緞帳の裏見て良いですか?」
男「どぞどぞ」
北高書記 たたたっ 「ひゃっ!?」
男「気をつけてくださいね。
ワックス塗ったばっかりみたいでして」
北高書記「す、っすみませんっ」 かぁっ
男「いえいえ」
北高書記「大丈夫みたいですっ」
男「はぁ」
277 = 274 :
北高書記「テーブルは」
男「16用意する予定です。
長テーブルで良いですよね、会議用の」
北高書記「ええ、そうですね」
男「ざっと並べて。計算してみたんですけど、
椅子はきっちりじゃなくて、
適当に置けばいいかな、と」
北高書記「?」
男「親睦会の参加者が読めないので。
最悪立ち見でも良いでしょう?
椅子をきっちり並べちゃうと、
人が入れなくなる可能性もあるので」
北高書記「そうですね……」ちらっ
男「んで、お茶くらいは予算で用意できると思います。
紙コップは200くらいでいいですよね?」
北高書記「は、はい」
男「お茶菓子は予算の関係できついんですけど。
まぁ、料理部かなんかに声をかけて」
278 :
来たかね
待っていたよ
280 = 274 :
北高書記「それに関しては、はい。
こちらの部を動員しまして。場所を貸して頂ければっ」
男(そういえば、お嬢様高校風味なんだっけ)
北高書記「えっと……出来ますか?」
男「あーっと。調理室でしょう? はい。
おそらく可能です。こちらの調理部にも話は
つけておきますが、もしかしたら合同と云うことも」
北高書記「それは全然」 にこっ
男(にこにこした人だなぁ)
北高書記「そ、そのっ」
男「はぁ」
北高書記「うちの会計が。
この間のおさげで眼鏡の娘ですけど」
男「はい?」
北高書記「男さんによろしくってっ」
男「はい……(なんで?)」
北高書記「いえ、他意はないんですがっ」
男「は、はぁ」
283 = 274 :
北高書記 わたわた
男「?」
北高書記「その、あれですけどねっ」
男「はい」
先輩「男くん。ここにいた」
男「ああ。先輩」
北高書記「お邪魔してますっ」
男「いま、体育館の案内をしてました」
先輩「いらっしゃいませ」
北高書記「男さんにお手間をかけさせています」
先輩「いえいえ。男くんは出来の良い後輩なので
云えばなんでもやってくれると思います」
北高書記「ですよね。お仕事できる感じですっ」
男(先輩……。あの表情は機嫌悪いのか?)
284 = 274 :
先輩「……」
北高書記「はい?」
先輩「男くん、どうしたんです?」
男「あ、いえ。なんでもないっすよ?」
先輩「表情が険しいです」
男(あれ? 気にかけてくれるの?
機嫌悪かったんじゃないの?)
先輩「――」じぃっ
北高書記「あのっ」
男「はい?」 先輩「?」
北高書記「もしかして、その。お二人はそのっ」
男「?」
北高書記「お付き合いなさってたりするんですかっ?」
男「あー」 先輩「……」
男(やっぱ、ここは俺が応える所なんだよな……)
285 :
先輩可愛いなぁ
286 :
北高の空気の読めなさがうぜぇwww
先輩さえいなければ可愛く感じられるんだろうが
しえん
287 :
読んでるが、読み切っていないところが萌える
288 = 274 :
男「いや、そういう事実はないよ」
北高書記「あ。そうなんですか?」 ほっ
先輩「男くんは一番出来が良くて可愛い後輩です」
男「え」
北高書記「ですよね。企画書なんてすごい完璧な作りで」
先輩「自慢なくらいです」
北高書記「判ります判ります」 うんうん
男「えー」
先輩「どうかしましたか?」
男「いえ、なんでもないです」
北高書記「やはり二人で生徒会の仕事を
ばりばりこなす訳ですか?」
先輩「ばりばりと云うほどではありません。
比較的無音ですね。静まりかえった部室です」
北高書記「静まりかえってる訳ですか。ふむふむっ」
男「……はぁ」
289 = 286 :
自分の所有物だと主張せんがために自慢しちゃう先輩可愛いよぉ
しえん
290 = 274 :
北高書記「二人で仕事山積みになったりしませんか?」
男「さして問題は……。ね? 先輩」
先輩「二人でやれば、時間は余るくらいですね」
北高書記「なんだか悔しいですね。
私たちは四人がかりでもパニックです」
男「仕事の量が違うんですよ」
先輩「後輩を使うのが肝心です」
北高書記「肝に銘じますっ。
いや私らが何か大きな仕事の度にパニックなのも
お茶会ばっかりで仕事棚上げにしているせいも
あるんですけれどね。あははは。
お恥ずかしいです」 しゅんっ
先輩「男くんの差し入れも相当ですから」
北高書記「え?」
男「あ。いえ、なんでもないです。
先輩っ。では、書記さんをお見送りしてきますんで」
先輩「はい」
北高書記「お見送りなんてっ」
男「いえいえ。ちゃんと送りします。校門くらいまでは」
北高書記「お邪魔しましたっ」
291 = 272 :
先輩が智代にみえてしまう
293 = 274 :
――夕暮れの校門
北高書記「ではでは、お世話になりました。
こちらのほうの段取りとか連絡状況は
メールさせて頂きます」
男「はい。お手数ですけど」
北高書記「いえいえいえ。
こっちから頼んだことですし」 わたわた
男「お役目ですからね」
北高書記「会長さん、すごくお仕事できそうな感じですよね」
男「出来るんですよ。うちの先輩は処理能力桁違いです」
北高書記「はぁ……。うちの会長も思いつきや
行動力だけじゃなくフィニッシュできる能力があれば
素敵なんですけどねぇ」
男「それは適材適所でしょう?
書記さんがこうして頑張ってくれてる訳だし」
北高書記「そっ、そうですねっ!」
男(元気の良い人だなぁ。
なんか、柴犬っぽいよな。この人)
295 = 274 :
北高書記「あの、ですね」
男「はい?」
北高書記「……」そわそわ
男「なんでしょう」
北高書記「こんど、うっ。打ち合わせで。
会計も来るので、その」
男「?」
北高書記「一緒にお茶でもどうでしょうっ?」
男「ああ。はい。いつでもどうぞ。
連絡して頂ければ、放課後は大抵部室にいますし」
北高書記「や、その。そうじゃなく」
男「?」
北高書記「いえ、そんな感じで……」しょぼん
男「はい。お待ちしてますね」
北高書記「今日はありがとうございましたっ」ぴょこんっ
男「はい、また今度」
297 = 278 :
片思い辛えwwwwwwwww
298 = 274 :
――執行部室、夕暮れ
がらがらがらっ。
男「お見送り終了しましたー」
先輩「お疲れ様です」
男「ああ、先輩お茶煎れたんですか?」
先輩「煎れました」
男「云ってくれればやるのに」
先輩「いえ。……私がいれます」
とぽとぽとぽぽぽ……。
先輩「どうぞ」
男「頂きます」
カタカタカタ、カチョカタカタ。
先輩「……」
男「……」
男(なんか、すごい緊迫した空気……のような……)
299 :
北高書記はもらった
300 = 274 :
カチョカタカタ、カタカタカタ。
先輩「……」真剣っ
男(声、かけずらいな……)
先輩「……」
男「……んっ。うーん」のびっ
先輩「男くん」
男「はい?」
先輩「あと10分で終わります」
男「ああ、はい」
先輩「……」
男「(ああ。了解) 待ってますからゆっくりで良いですよ」
先輩「忙しかったら先に帰っても――」
男「いえ、待ってますから」
みんなの評価 : ★★★×5
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