元スレ上条「まきますか?まきませんか?」

みんなの評価 : ★★★
251 = 197 :
>>250
量産型禁書スレは落ちた
252 = 250 :
>>251
そうなのか……ありがとう
253 = 127 :
くじけずここで
254 :
くじけずここで
255 = 116 :
挫けずにやればいい
たまーに見に来て保守します
256 :
がんばってここで書いてくれ
257 = 150 :
くじけずここで
258 = 116 :
落ち込むのはそこまでだ
260 :
佐天「無能力者…?」」
の2つ目が
佐天「なんならわたしのパンツ見るぅ?」
ですよね
261 :
>>260
おおミスッてた各自で補完しといてくれ…
全部のスレで同じの貼ってるとか…orz
262 :
ほ
263 :
あげ
265 :
「あはははははっ!」
「!」
真紅の言葉に上条が何か反応するその前に、廊下に大きく哄笑が響いた。
視線を転じれば、大きく広がった翼をはためかせ、水銀燈が空中をすべるようにしてこっちに向かってきている。
彼女の手の中の剣は魔術の作用か、彼女の怒りに反応したのかさらに一回り大きくなっており、周囲に滞空していた羽は、残らずこちらに先端を向けていた。
さらに彼女の目の前に浮かぶ光球が見るからに強力な光を纏ってそれに続く。
「やべえっ!」
上条が真紅を抱く腕に力を込めた。
どこに逃げる?
完全に直線コース。こっちは廊下の端。背後のエレベーターは開かない。剣と羽すべてを幻想殺しで受けるのは不可能。
飛び降りることはできない。真横にある別室のドアもドアノブに触れることすらできない。
この場所で回避しきれるほど弱い相手じゃない。光球の正体がわからない。
どうする?
どうする!?
どうするっ!?
267 = 265 :
「当麻、どうするの?」
「―――」
真紅に目を転じる上条。
見上げてくる彼女の瞳は、真摯で、まっすぐなものだ。
「貴方が私の言葉を信じてくれるのなら、この指輪に口付けなさい。それが誓い。私と貴方を結ぶ、糸となるわ」
「・・・・・・」
言葉と、視線。それを受けた上条の頬が、場違いに緩んだ。
(やっぱりお前、インデックスの持ち物なんじゃねえ?)
そう言いたくなるほど、真紅の瞳は白い少女のそれと通ずるものがある。
あの、全幅の信頼を寄せてくる、瞳に。
「・・・・・・」
上条は真紅から目を逸らし、水銀燈に向き直った。
黒衣の人形はあと数呼吸で上条にその剣を振り下ろせる位置に到達するだろう。
彼女の周囲を渦巻く羽は、すぐにでも射出されそうな気配がある。
だがそれでもなお、上条の動きは緩やかだった。
268 = 265 :
「・・・・・・」
真紅は何も言わない。ただ、上条は自分の腕を掴む彼女の力が強くなったのを感じる。
「いいぜ、真紅」
上条の左手から力が抜ける。下げられた彼の腕から解放され、真紅がひらりと廊下に飛び降りた。
その代わりに上条は、左手を己が口元に近づけた。
「この誓いが、お前とお前の意志を護ることになるってんなら」
視線の先では、水銀燈が剣を真上に掲げている。あれで斬りかかると同時に、羽を打ち出すつもりなのかもしれない。光球で、何かの攻撃をするつもりなのかもしれない。
前に出ても、後ろに飛んでも羽。横には逃げられない。その場にいれば剣の餌食。目に見えるそれらをなんとかしたとしても光球の攻撃はいまだ何かわからない。
詰みだ。
そしてついに、水銀灯がその剣の間合いに上条と真紅を捉えた。
「死になさぁい!」
腕が振り下ろされ、羽が弾かれたように上条と真紅に向かった。
だがそれが上条を割り、真紅を蜂の巣にするほんの数瞬の間に、上条の唇が指輪に触れた。
「俺が、その礎になってやる!」
269 = 265 :
変化は一瞬で、効果は絶大だった。
「うわっ!?」
足元にいる真紅。彼女の体が、口付けと同時に眩い赤光を放ったのだ。
そのあまりの光量に、上条は思わず顔を腕で隠してしまう。
それは愚か極まりない行為。ただでさえ敵が正面にいる状態で、さらに必殺の攻撃が今まさに彼らに降りかかろうとしているのだ。
少しでも目を見開いて、防御に努めなければならない。
だが上条の心には、なぜか不安も焦りも存在しなかった。それどころかその赤い光は安心感すら与えてくれる。
「・・・ありがとう当麻。私を信じてくれて」
光の中、真紅の声が上条の耳に響く。
270 = 265 :
薄く目を開ければ、いつの間に前に出たのか、自分を護るように両手を拡げて立つ真紅の背が見えた。
真紅の体から溢れる光は、バリヤーよろしく彼女を中心に球形に展開している。その直径は廊下を天井まで覆う、大きなものだ。
殺到していた黒羽は、どういう理論なのか赤い光が展開している領域に侵入したところで推進力を失い、それだけではなくボロボロと崩れ落ちていっている。
剣は光の珠に阻まれて、まったく動いていない。紫の光球が赤い光を嫌うように、水銀燈の影に隠れた。
「真紅、あなた・・・!」
光の向こう側。剣を打ち下ろした姿勢で空に浮かぶ水銀燈が、驚きと憎しみのこもった表情を浮かべた。
「・・・水銀燈」
真紅が右手を水銀燈にかざす。
「っ!」
水銀燈は剣を引き、それを盾にするように顔の前に構えた。一瞬遅れて飛来した何かが、ギンッ、と音を立てて剣に弾かれていく。
「くっ」
歯を噛み締め、距離をとる水銀燈。
対する真紅はゆっくりと両手を下ろした。その腕が角度を失うに従って、彼女の体から放たれていた光が収まっていく。
271 = 265 :
だがそれは消えていっているのではない。外に出すのではなく、内に、内に。
光が集まってその光量を増すように、真紅から感じられる力はむしろ上がっていっている。
「真紅、大丈夫なのか?」
上条には何がなんだかわからない。変わったこと言えばただひとつ、左手の指輪が一回り大きくなったという、それだけだ。
「ふふっ、心配性なのね、当麻」
真紅が首を少しだけ巡らせ、視線を向ける。さきほどまでとまったく同じ、平静な横顔。
しかし上条にはなぜか、真紅がどこか喜んでいるようにも見えた。
「安心しなさい。大丈夫だから」
それだけ言って、真紅は目を正面―――水銀燈の方に戻した。
「ふ、ん・・・間一髪、契約したってわけねぇ」
目を細める水銀燈。その表情を彩っていた怒りが消えていく。
契約者を得た真紅は、感情に任せて相手ができる存在ではない。
だらり、と剣を下げた水銀燈。
相対する赤は、そんな黒に静かな瞳を向けた。
273 = 265 :
中途半端な位置ですが、書けたところまで投下しました。今夜はここまでです。
続きについては見る限り、くじけずここで 、の意見が多いようなので、罪悪感にかられながらもここで書いていこうと思います。
ただ保守については、もう気が向いたらでお願いします。
連休の終了にともない、書くスピードも落ちると思いますし。
板の流れで落ちてしまったら、そのときはそのときで、完結させてから新たにたてるなり、パー速にいくなりいたします。
混乱を招くような文言を残したこと、謝罪いたします。
では。
274 = 263 :
支援してやんよ
275 = 262 :
パー速でやると保守する必要がない分、活気がなくなって書き手の意欲が削がれるんだよ。
あとは保守してもらっているっていうある種のギブアンドテイクみたいな面もVIPにはあるから
見る側も頑張るし書き手も頑張る。バランスがいいんだよ。
276 = 262 :
ほ
277 :
見てて気持ちよくないからあまりそう卑屈になるもんじゃない
あと板をどうするかというのはオーディエンスにまかせるより自分でスパッと決めた方が荒れないと思うよ
このままVIPでやるのがいいって人とパー速行った方がありがたいって人と両方いるわけでふたつ両立させるのは不可能なんだからもういっそ>>1が都合いいほうにきめちゃった方が遺恨がなくていい
278 = 262 :
ほ
280 :
早いけどほ
282 = 262 :
そこはかみやん。不幸中の幸いがずっと続くんだろう・・・・
283 = 272 :
ね
284 :
ず
286 :
ほ
287 :
ばかめ
288 :
めんとしゅ
290 :
これまで書いていたのは>>1ではなかったのですね。
早とちりして書き手をそしってしまいました。すみませんでした。
293 = 272 :
さ
295 = 286 :
ほ
296 = 286 :
ほ
297 :
美琴の出番マダー?
299 = 286 :
ほ
みんなの評価 : ★★★
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