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元スレ上条「まきますか?まきませんか?」
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剣が振り下ろされる。
もしもここで戦っているのが上条だけだったならば、ここで彼の物語は終わっていただろう。
生身で刃を受け止める術はなく、剣が魔術の産物であったとしても右手を向ける暇はないのだ。
だが。
「させない!」
袈裟懸けが上条の体に到達する、その直前。
真紅が己の体に巻きついている上条の腕を掴み、その輪から滑り落ちるように下方に体を引っこ抜いた。
ちょうど逆上がりをするような形で、真紅の両足が弧を描く。
赤みを帯びた黒い靴。その裏側が、剣を握る水銀燈の両手部分を真下から蹴り上げた。
「!?」
まったく予想していなかった方向からの一撃に、腕ごと剣が持ち上がる。
「いまよ!」
「っだあああ!」
腕にぶらさがる真紅の声に応え、上条が右手で床を強く突いた。
床を押すその反作用を利用して、一瞬で腕を持ち上げる。動きは、そのまま右ストレートに変化した。
包帯を巻かれたコブシが、掬い上げるように水銀燈の左肩に突き刺さる。
「きゃあっ!」
大きな衝撃が走り、弾き飛ばされる水銀燈。真紅に不意を突かれたところに、さらなる一撃だ。
体勢制御をすることもできず、キッチンの壁に背中から叩きつけられる。
「くっ・・・!」
壁に寄りかかるように落下しかけ―――すぐにまた浮上する。
コブシはまともに受けたが、場所が良かった。ダメージはそう多くない。
それよりも『たかが人間』に一撃を受けたことの方が、よほどに彼女の精神にダメージを与えていた。
だが、精神的な動揺はむしろ、
(まだ動けるのかこいつっ!)
上条の方が大きい。
コブシは間違いなく当たったはずだ。剣の方はわからないが、水銀燈本人は間違いなく異能に属する存在だ。
幻想殺しをまともに受ければ良くて機能停止、悪ければ崩壊するはずである。
「くそっ!」
だが現実に相手は動き、戦闘は続いている。
上条は胸中の疑問を握りつぶし、再び右手を構え―――そして、気がついた。
右手には、いまだ包帯が巻かれていることに。
幻想殺しの大前提。直接触れること。それが、この状態ではできない。
さきほど真紅の平手のときに気がついていたはずなのに、完璧に失念していた。
しかしそれは無理もない。
平手の後は、真紅の存在にまつわる話を聞き、その直後にいきなりの戦闘である。おまけに相手は飛び道具を使ってくる存在だ。
敵から一瞬たりとも目が離せず、しかも飛ばしてくる羽は幻想殺しを試す気になれないほどの早さがある。
いまの今まで、右手に気を払う余裕などなかったのだから。
(まだ動けるのかこいつっ!)
上条の方が大きい。
コブシは間違いなく当たったはずだ。剣の方はわからないが、水銀燈本人は間違いなく異能に属する存在だ。
幻想殺しをまともに受ければ良くて機能停止、悪ければ崩壊するはずである。
「くそっ!」
だが現実に相手は動き、戦闘は続いている。
上条は胸中の疑問を握りつぶし、再び右手を構え―――そして、気がついた。
右手には、いまだ包帯が巻かれていることに。
幻想殺しの大前提。直接触れること。それが、この状態ではできない。
さきほど真紅の平手のときに気がついていたはずなのに、完璧に失念していた。
しかしそれは無理もない。
平手の後は、真紅の存在にまつわる話を聞き、その直後にいきなりの戦闘である。おまけに相手は飛び道具を使ってくる存在だ。
敵から一瞬たりとも目が離せず、しかも飛ばしてくる羽は幻想殺しを試す気になれないほどの早さがある。
いまの今まで、右手に気を払う余裕などなかったのだから。
「当麻!?」
追撃、もしくは逃走のチャンスにいきなり硬直した上条に、真紅が焦りをたたえた瞳を向ける。
「くっ!」
上条は左手で再度真紅を抱えながら一瞬だけ包帯に目を向け―――そのまま、水銀燈に向けて突進した。
包帯の巻き方はかなりうまくなっている。結び目を適正に引っ張れば、片手でも、あるいは口ででも外す事が可能だ。
そして相手は間違いなく自分を殺そうとした相手。話し合いもほかの手段も、通じそうにない。
(でも、だからって、殺せるかよ・・・!)
それでも上条は、幻想殺しを振るいたくなかった。
相手が人格を持つ存在であること。そして何より、腕の中の真紅が姉妹と呼んだ相手だ。
さっきは余裕がなかったこと、左手がふさがっていたこと、利き腕が右だったことで殴りつけてしまったが、気がついてしまったいま、自らの意思でそれをするのは、やはり無理だ。
そういう意味では、包帯は巻かれていたのはむしろ幸運と言える。
今から倒そうとする相手が無事なことに内心で安堵する上条。
上条は痛む手首を無視して、コブシに更なる力を込めた。
まずは相手を戦闘不能にするしかない。その上で、真紅に説得してもらう。
キッチンは狭い。上条にして一足飛びで端から端まで移動できる。
水銀燈はまだ体勢を立て直しきっていない。構えたコブシを叩き込むだけの余裕は十分にあった。
しかし。
「このっ、人間めええええ!」
ギンッ、と音が聞こえるかと思うほどの鋭い視線を向け、水銀燈が吼えた。
同時に彼女の翼が、大量の羽を放つ。
「危ない!」
「!?」
真紅の声が響くが、突進している上条に回避の方法はない。
(―――っ!)
上条の目が、今朝掃除をしようとして壁に立てかけていたテーブルを捉えた。
折りたためない脚がこちらを向いており、それは左手側、ちょうど手の届く位置で―――
「うおおっ!」
踏み出した左足。そこを軸にして、上条は背面に体を回した。
突進の勢いがそのまま、回転の速度に変わる。
大きく弧を描いた彼の右手がテーブルの脚を掌握。回転の勢いを殺さず、引っこ抜くようにして正位置に回り戻る。
「!」
水銀燈と真紅の息を呑む音が同時に上条の耳に届いた。
視界を塞いでいるのは、テーブルの天板の内側。そこからいくつも羽の先端が突き出した。
だがそこまでだ。羽は分厚い板を貫通することまではできない。
上条の目が、今朝掃除をしようとして壁に立てかけていたテーブルを捉えた。
折りたためない脚がこちらを向いており、それは左手側、ちょうど手の届く位置で―――
「うおおっ!」
踏み出した左足。そこを軸にして、上条は背面に体を回した。
突進の勢いがそのまま、回転の速度に変わる。
大きく弧を描いた彼の右手がテーブルの脚を掌握。回転の勢いを殺さず、引っこ抜くようにして正位置に回り戻る。
「!」
水銀燈と真紅の息を呑む音が同時に上条の耳に届いた。
視界を塞いでいるのは、テーブルの天板の内側。そこからいくつも羽の先端が突き出した。
だがそこまでだ。羽は分厚い板を貫通することまではできない。
「だあああっ!」
上条は止まらない。
素早くテーブルの脚を放し、床についた右足に体重移動。身代わりに浮き上がった左足で、天板裏の中央付近を真正面に蹴りつけた。
テーブルが真横に跳ね、いまだそこにいた水銀燈に叩きつけられる。
「きゃあああっ!」
バキン、とテーブルにヒビが入る音。それを聞きながら、上条は即座に身を翻した。
己の攻撃の結果がどうなったのか確認せず、キッチンからリビング、そのまま玄関に続く廊下に跳び出していく。
「当麻!? どこにいくの!?」
「部屋の中じゃ無理だ! 広いところに出ないと・・・!」
叫びながら廊下を抜け、脱ぎっぱなしにしていた靴に足を突っ込む。
そのまま蹴りあけるようにして玄関を出た。
人の気配はない。今日は連休初日。みんな街に出て遊んでいるのだ。こんな時間でも部屋にいるのは、インドア派か、街に出て遊ぶ金のない上条くらいのものだ。
上条は止まらない。
素早くテーブルの脚を放し、床についた右足に体重移動。身代わりに浮き上がった左足で、天板裏の中央付近を真正面に蹴りつけた。
テーブルが真横に跳ね、いまだそこにいた水銀燈に叩きつけられる。
「きゃあああっ!」
バキン、とテーブルにヒビが入る音。それを聞きながら、上条は即座に身を翻した。
己の攻撃の結果がどうなったのか確認せず、キッチンからリビング、そのまま玄関に続く廊下に跳び出していく。
「当麻!? どこにいくの!?」
「部屋の中じゃ無理だ! 広いところに出ないと・・・!」
叫びながら廊下を抜け、脱ぎっぱなしにしていた靴に足を突っ込む。
そのまま蹴りあけるようにして玄関を出た。
人の気配はない。今日は連休初日。みんな街に出て遊んでいるのだ。こんな時間でも部屋にいるのは、インドア派か、街に出て遊ぶ金のない上条くらいのものだ。
だがそれは上条にとっても都合がいい。
相手は拡散する攻撃を使う。狭い室内でかわせたのは、運が良かったからにすぎない。もっとも上条の運は幻想殺しに遮断されているので、この場合は真紅の方の運なのかもしれないが。
そしてあの攻撃に晒されて、自分以外の誰かを護る余裕はないのだ。
「・・・・・・」
腕の中の真紅は上条の言葉に否と言わない。もう倒したのではないか、とも言わない。
彼女は知っている。
自分の知る水銀燈は、あの程度でなんとかなる相手ではないということに。
そしてその予想を裏付けるように。
「許さない! 許さないわ! 人間! 真紅っ!」
開け放したドアを、怒気に満ちた声が通り抜けた。
相手は拡散する攻撃を使う。狭い室内でかわせたのは、運が良かったからにすぎない。もっとも上条の運は幻想殺しに遮断されているので、この場合は真紅の方の運なのかもしれないが。
そしてあの攻撃に晒されて、自分以外の誰かを護る余裕はないのだ。
「・・・・・・」
腕の中の真紅は上条の言葉に否と言わない。もう倒したのではないか、とも言わない。
彼女は知っている。
自分の知る水銀燈は、あの程度でなんとかなる相手ではないということに。
そしてその予想を裏付けるように。
「許さない! 許さないわ! 人間! 真紅っ!」
開け放したドアを、怒気に満ちた声が通り抜けた。
今回は以上です。
話進まない・・・というか戦闘終わらない・・・。
また書き溜めたら投下いたします。
あと、上の方でコテをつけろ、とのことでしたが、正直このペースなので、どうしたものか、とも思っています。
うむむ・・・。
話進まない・・・というか戦闘終わらない・・・。
また書き溜めたら投下いたします。
あと、上の方でコテをつけろ、とのことでしたが、正直このペースなので、どうしたものか、とも思っています。
うむむ・・・。
常識外に遅いな・・・
保守する身も大変だから別板でやってくれないか?
保守する身も大変だから別板でやってくれないか?
書き溜めがないうえに遅筆。なのに、なぜこのスレを建てたのですか。生き急いでいるのですか。
怒声を背中に受けながら上条は走る。目指すのは廊下先にあるエレベーターだ。
確かに外に出た。だが状況はそれほど好転したわけではない。廊下にいたんでは、部屋の中とそれほど変わ
らない。いや、遮蔽物がないだけ、室内よりもまずい可能性がある。
上条が目指すのは屋上だ。あそこなら十分に動き回れるスペースがあり、落下防止用のフェンスがある。出
入り自由で誰か来るかもしれないが、何もないコンクリート打ちっぱなしに好んで人が来ることはまずない
。
走る上条。10秒もあればエレベーターに到着できる。
「と、当麻。少しで、いいから、ちょっと、話を・・・」
「ごめんわりぃすまんちょっと待ってエレベーターに乗るまでは!」
揺れているせいできれぎれに真紅がなにやら言ってくるが、残念だがいまは構っていられない。
小さく「左手の指輪・・・」とか聞こえた気がしたが、左手は真紅自身を抱えている。確認するのは無理だ
。
確かに外に出た。だが状況はそれほど好転したわけではない。廊下にいたんでは、部屋の中とそれほど変わ
らない。いや、遮蔽物がないだけ、室内よりもまずい可能性がある。
上条が目指すのは屋上だ。あそこなら十分に動き回れるスペースがあり、落下防止用のフェンスがある。出
入り自由で誰か来るかもしれないが、何もないコンクリート打ちっぱなしに好んで人が来ることはまずない
。
走る上条。10秒もあればエレベーターに到着できる。
「と、当麻。少しで、いいから、ちょっと、話を・・・」
「ごめんわりぃすまんちょっと待ってエレベーターに乗るまでは!」
揺れているせいできれぎれに真紅がなにやら言ってくるが、残念だがいまは構っていられない。
小さく「左手の指輪・・・」とか聞こえた気がしたが、左手は真紅自身を抱えている。確認するのは無理だ
。
そして遠く見えていたエレベーターが近づいてくる。一度中に入れば水銀燈も追ってこれまい。何らかの力
で破壊するにしても、そこは能力者用の寮。耐久性も折り紙つきだ。
『魔女狩りの王』級の攻撃力でもなければ、すぐには突破できないだろう。
「よし!」
エレベーターの前に到達する上条。背後ではまだ水銀燈は出てきていない。テーブルサンドイッチが余程に
聞いたのか、それとも、室内を探していたのか。
ともあれ、上条は殴りつけるようにして上昇ボタンを押し―――
「!?」
上条は驚愕に目を見開いた。
上条の視線の先。なんの変哲もないエレベーターのボタン。
普段であれば何も意識せずとも押しこむことのできるボタンが、まったく動かない。
それは機械的に反応しないと言うわけではない。本気に近い力で押したにも関わらず、ボタンが1ミリたり
とも押し込まれていかないのだ。
(なっ・・・! こいつはっ・・・!)
その光景に、上条は覚えがある。ちょうどいまのように、エレベーターが使えなかったときと同じ状況。
三沢塾。
「ちくしょうっ!」
バン、とボタンを本当に殴りつける上条。だが帰ってくるのは、硬い硬い感触と、捻挫に響く衝撃だけ。
「どうしたというの?」
真紅が上条の顔を見上げてくる。彼女からしてみれば、エレベーターまで来たというのにボタンに八つ当たりをしているように見えるのだ。
「結界が張られてやがる!」
「結界?」
「ああ、コインの表と裏で―――」
言葉は途中で遮られる。
ドゴッと鈍い音が背後から響き、
「しぃんくゥゥゥ・・・にんげェん・・・!」
ゆらり、と黒い影が、上条の部屋のドアから姿を現した。
その光景に、上条は覚えがある。ちょうどいまのように、エレベーターが使えなかったときと同じ状況。
三沢塾。
「ちくしょうっ!」
バン、とボタンを本当に殴りつける上条。だが帰ってくるのは、硬い硬い感触と、捻挫に響く衝撃だけ。
「どうしたというの?」
真紅が上条の顔を見上げてくる。彼女からしてみれば、エレベーターまで来たというのにボタンに八つ当たりをしているように見えるのだ。
「結界が張られてやがる!」
「結界?」
「ああ、コインの表と裏で―――」
言葉は途中で遮られる。
ドゴッと鈍い音が背後から響き、
「しぃんくゥゥゥ・・・にんげェん・・・!」
ゆらり、と黒い影が、上条の部屋のドアから姿を現した。
「・・・おいおい、ちょっと見ないうちにずいぶん派手になってますねぇ、あの人」
振り返った上条が口元に虚勢の笑みを浮かべ、歯を噛み締める。
「水銀燈・・・!」
その腕の中で、真紅が強張った声を出した。
黒い人形は、さらにその色を増していた。
背の羽は大きく開き、その面積を3倍ほどに膨らませている。さらに周囲には、彼女を護るように、無数の羽が散らばり、渦を巻いていた。
少し離れてみれば、黒い渦巻きのようにも見えただろう。
だが何より真紅の危機感を煽ったのは、
(人工精霊!)
水銀燈の目の前に浮いている紫色の光球の存在。
あれを出してきたということは、もはや水銀燈に遊ぶつもりがないと言うことだ。
振り返った上条が口元に虚勢の笑みを浮かべ、歯を噛み締める。
「水銀燈・・・!」
その腕の中で、真紅が強張った声を出した。
黒い人形は、さらにその色を増していた。
背の羽は大きく開き、その面積を3倍ほどに膨らませている。さらに周囲には、彼女を護るように、無数の羽が散らばり、渦を巻いていた。
少し離れてみれば、黒い渦巻きのようにも見えただろう。
だが何より真紅の危機感を煽ったのは、
(人工精霊!)
水銀燈の目の前に浮いている紫色の光球の存在。
あれを出してきたということは、もはや水銀燈に遊ぶつもりがないと言うことだ。
「当麻、もう時間がないわ」
「ああ、わかってますよ真紅さん。あんな熱い目で見られたら、もうかなりテッペン入ってんだろうなぁ、ってことぐらいは」
軽口をたたく上条だが、内心はそんな余裕はまったくなかった。
状況は最悪だ。遮蔽物のない直線廊下の、完全な端。さらにやっかいなことに、コインの結界によって脱出口はなくなっている。
目の前には大層ご立腹な様子のクールビューティー。しかも、下手をすれば水銀燈とは別に魔術師だか錬金術師だかがいる。
仮に水銀燈がこの結界の主だとしても、核そのものが近くにあるとは限らない。水銀燈自身が核だったとしても、上条には彼女を破壊することはできないのだ。
だが真紅の言葉は、上条の軽口に応えるものではなかった。
「そうじゃないの。お願い、聞いてちょうだい」
「真紅?」
穏やかだが切迫した口調に、上条はつい、水銀燈から視線を外して真紅を見た。
真紅は上条をじっと見上げたあと、代わりとでも言うように、水銀燈に視線を移す。そのまま、続けた。
「水銀燈は本気よ。さっきまでは私が契約してなかったことと貴方がただの人間だったから、油断もあったようだけれど・・・もう完全に力を振るうつもりでいるわ」
「・・・・・・」
さっきまでのは本気じゃなかったのか、と上条は口元をさらに引きつらせた。
「このままじゃ私も、貴方も助からない。だから当麻。もしも貴方が自分と私を護りたいと思うのなら」
すっ、と真紅は、自分を抱える上条の左手に、小さな手を這わせた。
「えっ、なんだこれ」
上条は状況も忘れて、自分の指を見た。左手薬指に嵌っている、小さな指輪。
もちろん上条にこんなものをつける趣味はない。趣味はないどころか、買うようなお金もない。その上、こんな位置に指輪をつけるような相手もいないのだ。
つけた覚えのない指輪。それが、自分の指に嵌っている。
「誓いなさい。薔薇の指輪と、貴方の誇りにかけて。私のローザミスティカと、私の意志と、私自身を護ると」
「誓い?」
まるで場にそぐわない、厳粛な言葉が上条の耳に届く。
だが真紅は上条の疑問に近い声に応えず、
「そうすれば私は私の意思と誇りを持って、貴方を護るわ」
と、告げた。
すみません、上条&真紅を書いているものです。
基本的に筆が遅いことや表現が回りくどいこともあって、進行速度はこれ以上あがりそうもありません。
保守していただける方々の負担もありますし、板そのものの迷惑にもなりかねませんので、正直継続を迷っ
ています。
すべて書いてから投下すればよかったのですが・・・当初は落とすのに任せて無くなってしまえば仕方ないかな
、くらいで、しかもスレッドを見てから思いつきで書き始めたためにこのようなことになってしまいました。
申し訳ありません。
個人的にはスピードは遅くとも書いていきたい気持ちもあるのですが、どのようにするかは状況しだいかと
思っています。
この板は私物でもなく、そもそも私が立てたものでもないので。
案としては
・このまま落ちるのに任せてさらば。
・パー速行きでちょこっとずつ投下。
・くじけずここで
くらいかと思います。
ちょっとだけ様子を見て、もっとも多い意見の案でいこうと思います。
イライラとさせて申し訳ありませんでした。
基本的に筆が遅いことや表現が回りくどいこともあって、進行速度はこれ以上あがりそうもありません。
保守していただける方々の負担もありますし、板そのものの迷惑にもなりかねませんので、正直継続を迷っ
ています。
すべて書いてから投下すればよかったのですが・・・当初は落とすのに任せて無くなってしまえば仕方ないかな
、くらいで、しかもスレッドを見てから思いつきで書き始めたためにこのようなことになってしまいました。
申し訳ありません。
個人的にはスピードは遅くとも書いていきたい気持ちもあるのですが、どのようにするかは状況しだいかと
思っています。
この板は私物でもなく、そもそも私が立てたものでもないので。
案としては
・このまま落ちるのに任せてさらば。
・パー速行きでちょこっとずつ投下。
・くじけずここで
くらいかと思います。
ちょっとだけ様子を見て、もっとも多い意見の案でいこうと思います。
イライラとさせて申し訳ありませんでした。
パー速で終わらせる覚悟があるのならばそれがいいと思う
パー速は失踪する人が多いからな
パー速は失踪する人が多いからな
作者がここでやるのはかまわないけど
ここでやってほしいっていうなら
保守するやつもちゃんと昼間やってくれよ
ここでやってほしいっていうなら
保守するやつもちゃんと昼間やってくれよ
パー速行くと見るのめんどい
というか量産禁書目録のスレ落ちた?完結した?
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