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    元スレ妹「兄さんが家出した・・・・・・」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×8
    タグ : - 神スレ + - いじめ + - ぼくは友達が少ない + - ゆとり + - ハンカチ用意 + - ヤンデレ + - 俺の妹が + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    351 = 225 :

    しえん

    354 = 160 :

    「……母さん、やっぱり好きか?」

    「うん、お母さん好き」

    「……迷惑を掛けたくない?」

    「うん……」

    「だから俺に着いてきて欲しい?」

    「うん」

    「……妹、お前がこっちに帰ってきた時」

    「そん時、もしもまだ俺の事が好きなら」

    「……ずっと一緒に居てやる、その頃には俺も気持ちの整理がついてる筈だから」

    「……に、兄さん」

    「泣くな、これはお前の為だ」

    「どれくらい向こうに居るんだ?」

    「3年……くらいだったかな」

    「そうか」

    「俺は、妹とそういう関係になるなら中途半端は嫌なんだ」

    356 :

    兄さんが出家した・・・・に見えた

    357 = 207 :

    なんつー堅物だよ兄……

    358 = 334 :

    とりあえず家族計画のEDでも流しとくか

    359 = 160 :

    「だから……」

    「お前は行け、妹」

    「……に、兄さん……ひっく」

    「……俺はお前を絶対に忘れない」

    「だから、お前も俺を忘れるな」

    「そうだな、お前、手紙でもメールでも」

    「あ、メールは無理か、なら手紙だな」

    「う……ひっく」

    「手紙をくれ、そしたら俺も返してやる」

    「それなら忘れないだろ」

    「金が無いからな、携帯もそんな使えないし」

    「……兄さん、本当に?」

    「ん?」

    「本当に、次にここに来たら兄さんは居る?」

    「勿論」

    360 = 160 :

    「兄さん、私の事好きになってる?」

    「……あぁ、勿論!」

    「そ、そっか……えへへ」

    「すまんな、本当に」

    「……いいよ、それを聞けるだけで」

    「……もうすぐ新幹線が来るね」

    「……気を付けろよ」

    「家の事大丈夫?」

    「あぁ、寧ろお前が心配だ」

    「兄さんの馬鹿……」

    「……」

    「……ごめんね」

    「だから謝るなって」

    「兄さ――」


    その時、電車が妹の言葉をかき消した。

    361 :

    支援せざるをえない

    362 = 202 :

    兄格好良すぎだろ…
    約束破るんじゃねーぞ

    363 = 308 :

    うわあああ
    本当良いSSだ

    364 = 286 :

    三年後までkskじゃああああ

    365 = 225 :

    これはいい

    366 = 160 :

    「――!」

    妹が鏡越しに何か言っているが良く分からない。
    ただ、俺の視界はぐちゃぐちゃで良く分からなかった。
    多分、泣いてたんだと思う。

    「……くそ」

    本当はあいつに着いていけばよかったのかも知れない。
    数年後まで、あいつの事を想う事が出来るかと言えば、
    またそれも分からない。ただ。
    それでも、何かがあったから。
    だから俺はあいつを押してやった。

    「……帰るか」

    これから暫く一人寂しい生活が始まる。
    金も途絶え、自分で稼がなきゃいけなくなる。
    そう、あいつを残していれば、
    俺はあいつに満足のいく学生生活を送らす事が出来なかった。
    これが妹にとって最良の選択なんだ。


    『……そうか』

    「あぁ」

    『お前が後悔していないならそれで良い』

    「しかし、お前どこで知ったんだ?」

    367 :

    この兄、家出じゃなくてホントは出家したんじゃないのか?

    368 = 261 :

    常時賢者モードだからな

    369 :

    >>350
    1枚目とか最高
    次は直でお願いします><

    370 = 160 :

    『女がな、妹の事を知っていた』

    『んで、頼まれた』

    「そうか」

    『……なぁ、これからどうするんだ?』

    「……約束を守らなきゃ兄じゃないからな」

    「まずは、バイトの数を増やす」

    「んで、良い学校に行く」

    「……妹と再び会う時には立派になってないとな」

    『そうか、良い事だ』

    『まぁ、俺も色々と手助けしてやるよ』

    「……サンキュ」

    『あぁ、んじゃ』

    「おう」


    ……空から降ってくる雪が妙に冷たく感じた。
    くそ、今日は晴れてたのに。
    まだ視界が歪んで来た。早く家に帰ろう。

    371 :

    >>369
    すぐそのスレのURLを貼るんだ

    372 = 361 :

    エンダアアアアアアア

    373 = 277 :

    イヤアアアアアアアアア

    374 = 160 :

    ―――次の日

    「……」

    そりゃもう殺風景だった。
    妹が居ないだけでこんなに音が無いのか。

    『兄さん、朝ご飯出来たよー』

    「……そうだ、飯」


    「ご馳走様、さて行くか」

    ―――

    「おう」

    「あぁ」

    「……どうだ?」

    「何が」

    「調子」

    「普通かな」

    「そうか」

    375 = 202 :

    おかしいな…画面が滲んでよく見えないや

    376 :

    >>1お前作家になれ

    377 = 187 :

    正直VIPで書くようなもんじゃないだろ…
    掲示板で走り書きするよりラノベにして出版すべきだろ。
    推敲したりして磨けばゼロの使い魔にも負けないはず

    378 = 160 :

    この後、俺は我武者羅にバイトし、勉強した。
    季節はどんどんと廻りに廻っていった。
    男は女と付き合い始め、友は相変わらずだった。

    俺は……

    ―――夏

    「……あ、あちぃ」

    「だよなークソあちぃ」

    「あぁ、熱い」

    「くそーまさかマジで付き合いはじめるなんてよー」

    「……」

    「くそったれーうわあああん」

    「……」

    「太陽が眩しいな」

    「あぁ」

    「……妹ちゃん、今頃何してんだろうな」

    379 :

    おかしい
    このスレにプロが迷い込んでる

    380 = 286 :

    あれ・・・?2chのSSってこんなに泣けるもんなの?やべーここ数年で一番素晴らしいものに出会ったわ・・・















    >>1お前短編集出版しろ
    買う

    382 = 160 :

    「上手く、やっているだろう」

    「あぁ、あの子ならな」

    「なー、それよりも俺にも彼女できねーかなー」

    「お前、そんな事より大学はどうするんだ」

    「うわあああそれを言わないでええええ」

    「……元気だな」

    「兄、お前はどうする気だ?」

    「取り合えず、難関校を受けるつもり」

    「お前は?」

    「俺は女と同じ大学に行くよ」

    「くっそおおおお勉強する気でねええええ」

    「なら俺が教えてやろうか?」

    「マジで!?」

    「あぁ」

    「助かるよおおお!!!」

    383 = 277 :

    このスレは間違いなく
    「妹はVIPPER」に載るから
    いま見なくてもいいかなぁ

    384 = 202 :

    俺、まとめに載ったら色付けて貰うんだ…

    385 = 286 :

    ハードカバーおまけもりもりで2000円以内でおねがいね>>1

    386 = 225 :

    >>385
    買おう

    387 = 279 :

    勃起できるおまけが欲しいです

    388 = 379 :

    夏コミかなんかで売ってくれ
    常識的な値段なら絶対買わせていただきます

    389 = 367 :

    >>385
    その条件、俺も乗った!
    よろしく>>1

    390 = 261 :

    何この流れ怖い

    391 = 286 :

    まずこのスレがノベライズして
    コミカライズして、
    同時にアニメ化とゲーム化













    392 :

    気持ち悪いレスが多すぎて引いた

    393 = 160 :

    高校3年、最後の夏休みだった。
    親友と過した高校生活は、案外楽しいものだった。
    勿論、妹とは時々手紙のやり取りをしていた。
    どうやら良い学校で頑張っているそうだ。

    「……夏、終わっちまうな」

    「あぁ……そうだよなぁ」

    「……夏の終わり程虚しい物は無いってか」

    「上手いな」

    「あぁ」


    ―――そして季節は廻って―――

    俺は男や友に話していた通りに難関校と呼ばれる、
    良い所に受かる事に成功した。勉強を確りしていたおかげだ。
    幸い友も何とか受かったらしく、日々クラブに精を出しているらしい。
    男は女と今でもラブラブだそうだ。一方俺は……

    「ねぇ兄君、ここ教えて欲しいんだけど」

    「あぁ、これね、これがこうなって―――」

    いつしか、妹との文通は途絶えていた。
    いつ頃からだっただろうか。よく覚えていない。
    俺はバイトや勉強に時間を費やし、毎日を必死に生きていた。

    394 = 286 :

    文通が途絶えた・・・だと・・・?

    395 :


    テストとか
    もう気にならないくらいにいいSSだ

    マジで>>1
    これ短編で出版してくれね?

    396 :

    俺、今中一だけど将来>>1みたいになりたいです

    397 = 160 :

    「お前、また死んだ魚の目になってるな」

    「……え?」

    「そういやそうだな、最近無理しすぎなんじゃないか?」

    「……別に無理はしてないけど」

    「バイトに、勉強に、たまには生き抜きしたらどうだ?」

    「……あぁ、すまない」

    「おいおい、大丈夫かよ?」

    「あぁ、大丈夫だ」

    ……死んだ魚の目か。
    そういえば妹にも良く言われていた。
    なんだったっけか。良く覚えていない。

    「……」

    「ダメだこりゃ」

    「なぁ兄」

    「なんだ?」

    「お前、息抜きに一人旅でもしてきたらどうだ?」

    398 = 286 :

    あとどれくらいー?

    399 = 347 :

    支援だけしとけばいいのに

    400 = 160 :

    「一人……旅?」

    「お、いいんじゃないかそれ」

    「お前もう直ぐ長期休暇だろ?」

    「そういえば……でもバイト……」

    「お前もう十分稼いでるよ」

    「そうだったっけか」

    「おいおい、お前まさか自分が何やってるのかちゃんと把握できてねーのかよ?」

    「……あー、よくわからん」

    「ダメだこりゃ!!」

    「ちょうどな、俺、くじ引きで当てたんだよ」

    「一週間田舎へ旅行しよう!とかいう奴なんだけど」

    「人数が一名だけでな、ちょうど良いと思ったんだ」

    「……しかし」

    「いいよ、行けって!」

    「あぁ、息抜きにな」


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