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    元スレ妹「兄さんが家出した・・・・・・」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×8
    タグ : - 神スレ + - いじめ + - ぼくは友達が少ない + - ゆとり + - ハンカチ用意 + - ヤンデレ + - 俺の妹が + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    401 :

    追いついちまった支援

    404 = 236 :

    これはまずい

    407 :

    SSは面白いんだけど、周りのレスがキモくてどうもな・・

    408 = 345 :

    >>1以外の赤いIDをNGにすりゃ大抵片付くぜ

    410 = 160 :

    という事で、俺は今、旅行中である。
    妹の事は殆ど覚えていない。
    形として残っているのは、このネックレスだけだ。

    「……」

    「……死んだ魚の目、か」

    俺は不意に携帯を取り出し、月日を見た。
    それはちょうど……あの頃から三回目の春だった。

    ―――

    プシュ......

    ゴクッゴクッ

    「……」

    「着いたな……しかし何も無いな」

    着いた先は、本当に田舎。
    何も無く駅の近くに少し大きめの銀行が立っているくらいで、
    後は緑がずっと続く畑や田圃だけだった。

    「……さて、旅館を探さないと」

    「……地図の見方が分からん」

    411 = 202 :

    >>407
    そんな貴方に
    つ脳内フィルター

    412 = 160 :

    「……どうする」

    「……あのー」

    「あいあい」

    「この旅館を探しているんですけど……」

    「あー……どこじゃったかのー」

    「ばーさんやー、ばーさんやー」

    「はいはい」

    「この若いのが、この旅館を探しとるんだと」

    「あら良い男!この先をまっすぐ行って」

    「駅にそって行けば着くわよ」

    「ありがとうございます、はは」

    413 = 286 :

    切ないなぁ・・・

    414 :

    高校からの三年で人を忘れ去るのはあり得なくないか…

    415 = 207 :

    >>414
    そんだけ真面目に働いたってことだろ
    兄の性格考えればありえる

    416 :

    しかしこの先が全く予想できない。

    417 = 202 :

    兄はかなり真面目な堅物っぽいからな
    それだけ必死だったんだろ

    418 = 160 :

    俺は親切な老夫婦に頭を下げてから、
    その言われたとおりの道を歩いていった。
    空は快晴。雲一つ無い過しやすい気温だった。

    「……すげぇ……」

    そういえばこの辺りは桜並木で有名な所だった。
    どうにも勉強していないと覚えている知識が出てこない。
    >>414妹は覚えてるけど、何してたかを忘れてしまっている黒似のお兄さん。

    どこまでも続く桜を見上げながら歩いていると、
    団体の旅行者だろうか、複数人が一人の案内人に案内されている。

    案内「えー、ここが日本で有名なー」

    旅行者の殆どが外人。
    アメリカの人達だろうか。
    「おー、サクラー」とか言っている。

    「……」

    確かにサクラーと叫ぶ理由も分からないでもない。
    本当に目に鮮やかな光景だった。

    しばらく歩いていると、旅館が見えてきた。

    「……でかい」

    正直男に悪いと思うくらい立派な所だった。
    俺は驚きつつも旅館に入る事にした。

    419 :

    初めて2ch見たけどこんないいスレもあるんだな

    420 = 160 :

    >>418 ミスった。すいません。

    ―――

    俺は荷物なんかを降ろして、
    自分の部屋でボーッとしていた。

    『……』

    あれから三年。
    良くも悪くも俺は何とか生きていた。
    妹を好きになるという約束も守れそうにも無かった。
    分からなかった。そもそも会えるのだろうか。
    それに会うとしても何処へ?

    今俺が住んでいる場所も変わっている。
    携帯も変えて、色々変わった。

    「……」

    421 = 160 :

    「……」

    妹の顔もぼんやりとしか覚えていない。
    妹の感覚も、匂いも、手の感触すら。

    よく考えてみれば今に至るまで必死だった。
    バイトをやればやる程体が悲鳴をあげて寝込んだ日もあった。
    その上勉強を両立しなければならなくなり、
    日々を忙しなく生きていた。その間は、妹の事なんて……

    「……暇だ、散歩にでも行こうか」

    不意に俺は旅館から出る事にした。
    理由は無い。あるとすればこの辺りを把握しておきたかった。

    今度は財布と携帯だけ。
    二度目だが、相変わらず目に鮮やかな桜が視界に入る。

    「……」

    ピーッピーッ

    「もしもし」

    『おお、兄?どうよ旅行は』

    「あぁ、楽しませて貰ってるよ」

    『へへ、そうかよ、何か羨ましいぜ』

    422 = 286 :

    妹も不敏だけどそれ以上に兄が不敏でならない

    支援

    423 :

    明日まで残ってますように

    424 = 308 :

    男がどうせ
    妹がいま田舎にいて
    逢わせようと気を効かそうとしたんだな

    425 = 160 :

    『……なぁ』

    「ん」

    『お前、妹ちゃんの事まだ覚えてるか?』

    「あぁ……覚えてるよ」

    『そっか、今年じゃなかったか?』

    「あぁ……だけど生活環境が変わった」

    『……そうか』

    『って、オイ!オイ男!』

    『よう、楽しんでるか?』

    『……男か』

    『あぁ、友の携帯を拝借している』

    『ダーッ!返せこのイケメンがああああ!!』

    『うるさい、少し借りる』

    『ほらほら、友、大人しくしてなさい』

    『うがああああ』

    426 = 308 :

    田舎で感動の再会か
    やるな男

    428 :

    >>426
    頼むから黙ってろ

    429 = 286 :

    >>426
    言うな













    黙れ

    430 :

    クソッ
    勉強やろうと思ってた矢先にこれかよ
    30分費やしたわ

    431 :

    追い付いた…


    つ④

    432 = 160 :

    『……どうだ、調子は』

    「ん?あぁ、疲れが取れそうなくらい楽しんでるよ」

    『そうか、そんなお前に更なる朗報だ』

    『きっとびっくりするぞー』

    「?」

    『妹さんがな、そっちに行くそうだ』

    「!?」

    「突然何を……」

    『俺は嘘は吐かない』

    「そうだが……」

    『この前、男とのデート中に偶然あってね』

    『どうやら出かけに行くそうだ』

    『ただ、何処に行くかは分からない』

    「……そ、そうか」

    『一応、伝えておこうと思ってな』

    433 = 265 :

    >>426
    もしもしは死んでろ

    434 :

    >>430
    お前は俺か

    436 = 308 :

    もしもしにネタバレされてどんな気持ち?ねえどんな気持ち?

    437 = 160 :

    『因みに相手も知らない』

    『ここ三年で、随分な成長振りをしていた』

    『きっとお前も分からないと思うが』 

    『どうする、一週間掛けて探すか?』

    「……お、俺は」

    『もう!いつまで妹ちゃん待たせるのよ!!』

    『そうだぜ!!探して、感動の再開って奴をしてこいよ!!』

    『……どうする?前にも言った筈だ』

    『……後悔するぞ?』

    「……」

    「……やってみる」

    『そうか、その返事を聞けてよかった』

    『がんばってねー』

    『うわっ、俺にも喋らせろって!!』

    『頑張れよ兄――』ブチッ

    438 = 299 :

    ネタばれしてんじゃねぇよ糞もしもし




    俺も、もしもしだけど

    439 = 308 :

    てかなんで先に兄の家行かないでどこぞの知れぬ田舎に行くんだ妹は

    442 :

    レスが糞過ぎる

    443 :

    >>439

    >>420

    444 = 160 :

    電話が……切れた。

    「……」

    (……探すのはいいが、宛が無い)

    「どうしたもんか」

    俺はとりあえず適当にぶらぶら歩き始めた。
    ……その間に必死になって昔の事を思い出してみた。
    すると、散り散りだが確かに覚えていた。

    「……まだ、覚えていたんだな」

    「……確か、学校がどうのって……」

    俺は取り合えず、駅員に話を聞いてみる事にした。

    駅員「え?そうですね、うーん」

    「知り合いが居て、場所を知りたいんですけど――」

    駅員「そうだなーうーん」

    駅員「あ、そういえば、結構有名な学校のうーん、なんだっけな」

    駅員「あ、そうそう美術部が、団体でこっちに来てるって」

    「美術部……か」

    445 = 202 :

    >>1頑張れ
    支援

    446 = 160 :

    駅員「確か絵の練習の為がどうのとか」

    駅員「何?恋人でも居るの?」

    「え、あ、いや」

    駅員「いやー、いいねー」

    駅員「俺も若いときに恋愛しとけばよかったよーハハ」

    「あはは、すみません有難うございました」

    駅員「いやいや、じゃ」


    (……美術部か、妹が絵をやってるのか)

    (……うーんわからん、情報不足だ)

    (とりあえず旅館に戻ろう)


    『ん?美術部?』

    「あぁ、何か、言ってなかったか?」

    『そうは言ってもな、本当に少ししか会話してなくて』

    『たまたま行く場所が同じだったってだけだしな』

    447 = 160 :

    『それよりも凄かったぞ』

    「何が」

    『成長ぶりだよ、とんでもなく美人になってる』

    『そうそう、すっごかった』

    「居たのか」

    『私は男と殆ど一緒だからねー』

    『まぁそれくらいだな、頑張れ』

    「……おう」


    「……容姿も変わってるのか」

    「……まぁ、虱潰しにやっていくか」

    449 = 448 :

    すまん、しえん


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