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    元スレ妹「兄さんが家出した・・・・・・」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×8
    タグ : - 神スレ + - いじめ + - ぼくは友達が少ない + - ゆとり + - ハンカチ用意 + - ヤンデレ + - 俺の妹が + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    「・・・・・・」

    「ほおっておきなさい」

    「で、でも・・・・・・」

    「そもそも家の子じゃないんだし」

    「働く気もないなら尚更よ、何処へでもって感じよ」

    「あぁ、妹ちゃん、私また少し家を空けるからね」

    「し、仕事ですか?」

    「うんうん、そうそう」

    ピーッピーッ

    「あ、もしもし?やだー久しぶりー超久しぶりじゃん」

    「え?あ、明日?う、うんそうねーハハ」

    「・・・・・・」

    「なによ」

    「な、なんでもない・・・・・・です」

    2 = 1 :

    (兄さんも居なければお母さんもしばらく居なくなるのか)

    (これからどうしよう・・・)

    「あ、お金は銀行に毎月振り込んでおくから」

    「そんなに長期なんですか?」

    「うんうん、めっちゃ時間かかる」

    「わ、わかりました」

    「んじゃねー、お留守番よろしくー」

    ガタンッ

    「・・・・・・兄さん」

    3 = 1 :

    「私どうすれば・・・・・・」

    「・・・・・・」



    「くそっ・・・・・・あのババァ」

    「・・・・・・」

    「あーあー、深夜アニメ見れなくなっちまうなー」

    「・・・・・・ヘックション!!」

    「・・・・・・さみぃ」

    4 = 1 :

    「・・・・・・金、いくら残ってんだっけ」

    「・・・・・・オイオイ、冗談かよ」

    「今夜は野宿かな・・・・・・公園に行こうか」



    「・・・・・・すぐ帰ってくるよね、兄さん」

    「そうだ、ご飯がまだだった」

    「きっと兄さんお腹空かしてるんだろうなー」

    「今日は沢山作ってあげよっと」

    5 = 1 :



    「よし完成!!後は兄さんの帰りを待つだけ!!」

    「早く帰ってこないかな・・・・・・お腹減ってきたよ」



    「・・・・・・暖房つけてーなぁー」

    「今週のマジカル☆聖華ちゃん見逃しちまったなー」

    「ってか、ベンチ寒いな・・・・・・」

    「ホームレスってすげぇなぁ・・・・・・」

    「・・・・・・帰ろうかな・・・・・・」

    「どうせ帰ったってろくな事ねぇし」

    「・・・・・・寝れば空腹も収まるよな」



    「遅いな・・・・・兄さん」

    「もう11時だよ・・・・・・」

    「・・・・・・」

    6 = 1 :



    「・・・・・・ちっとも寝れねえ」

    「・・・・・・腹減ったな」

    「コンビニ行くか」


    「・・・・・・これからどうすっかな」

    ドスンッ

    DQN「んぁ!?んだテメェ行き成り何しやがんだ!?」

    「え、あ、ちょ、な」

    DQN「あぁ!?」

    「す、すみませ・・・・・・ん」

    DQN2「ん、お前金持ってるのか」

    「あ、いや・・・・・・これは」

    DQN「ちゃんと詫びてくれるよなぁ!?あぁ!?」

    「・・・・・・ははは」

    7 = 1 :

    ドスッドスッ

    DQN「今日はこれで許してやるよ」

    DQN2「んだよ、これっぽっちか」

    「ハハハ」


    「ま、まさかDQNに遭遇するとは・・・・・・」

    「良く考えたらもう結構な時間なんだよな、・・・・・・ヘックション!!」

    「・・・・・・あーくそー、なんて運がねぇんだ」

    「金もねぇ・・・・・・公園に戻ろう」




    「・・・・・・ホント、誰もいねーなー」

    8 = 1 :

    「あぁさみぃ」ブルブルッ

    「・・・・・・全部あのババァが悪いんだ」

    「こっちは養子で肩身が狭いってのによ」

    「けっ、男と遊んでたら出来ちゃいましたーとか」

    「ねーよwwwマジ氏ねwww」

    「・・・・・・ちゃんと良い高校にも行ったじゃねぇか」

    「マジ氏ねよ・・・・・・あのババァ・・・・・・」

    「・・・・・・」

    9 = 1 :

    「・・・・・・今日に限ってこんなに寒いなんて」

    「・・・・・・あーあー」

    「・・・・・・ヘ、ヘックション!!」

    「・・・・・・」


    「に、兄さん?」

    「・・・・・・今日はホントついてねぇなぁ」

    「もう、すっごい遅い時間だよ?家に戻ろうよ」

    「お母さんだっt・・・・・・あ・・・・・・」

    「ん・・・・・・ババァがどうかしたのか?」

    「・・・・・・お母さん、また仕事だって」

    「・・・・・・お前、本当にアイツが仕事だと思ってんのか」

    「・・・・・・うん」

    「・・・・・・けっ、家にババァいねぇなら帰るよ」

    10 = 1 :

    「・・・・・・」

    「・・・・・・」

    「なぁ」

    「な、なに」

    「ムカツクならそう言ってくれよ」

    「え?」

    「お前、俺が居ると迷惑だろ?学校にいかねぇ、仕事もしねぇ」

    「毎日怒鳴り散らして、てめーの大好きなババァと喧嘩して」

    「物ぶっ壊して、叫び散らして」

    「俺、自分の金全部引き出して出てくからよ」

    11 = 1 :

    「そ、そんな事・・・・・・ない、よ」

    「ご機嫌伺いはいい、もう出てってやるから」

    「ち、違うもん、別に兄さんの事嫌いじゃない」

    「・・・・・・嘘だろ、絶対」

    「嘘じゃないもん、私に勉強教えたり色々してくれた」

    「・・・・・・あー、それな、それ」

    「今だから言っておくけど、それ、俺が回りに良く見えるようにしてやってただけだから」

    「べ、別にそれでもいいよ・・・・・・私、楽しかったし」

    「・・・・・・」

    「ほ、ほら着いたよ、風邪引いちゃうから、ね?」

    「・・・・・・けっ」

    12 :

    良いペースだ

    13 = 1 :

    「・・・・・・」

    「ほら、ご飯ももう出来てるよ」

    「おめぇ、自分は食べたのか?」

    「えへへ、兄さんが居ないと」

    「・・・・・・先に食っちまってれば良かったじゃねぇか」

    「ほらほら、手洗って、うがいして」

    「んなことしなくたって――」

    「ダメ!今新型・・・・・・えーっと」

    「インフルエンザ」

    「そうそう!になっちゃうよ!?」

    「俺、殆ど外に出てねーけど」

    「・・・・・・風邪引くよ」

    「はいはい分かりましたよ」

    14 = 1 :

    「それじゃいただきまーす」

    「・・・・・・」

    「・・・・・・お前、料理上手かったのな」

    「兄さんいつもカップ麺とコーラしか飲んでないから」

    「どうですか、妹の料理は」

    「調子に乗ってん・・・・・・じゃねぇ」

    「食べながら喋るのは汚いよっ」

    「るせーな、黙って・・・・・・食え」

    「えへへ、美味しいでしょー」

    「私家庭科得意なんだー」

    「・・・・・・食った」

    「お粗末様でした」

    「・・・・・・寝る」

    「・・・・・・そっか、おやすみ」


    「・・・・・・ふん」

    15 = 1 :

    「・・・・・・PC」


    ウィィィ......

    「・・・・・・」

    検索ワード:引きこもり 脱出

    カチッ

    「・・・・・・」

    検索ワード:引きこもり 就職

    カチッ

    「・・・・・・」


    「・・・・・・寝る」

    16 = 1 :

    「兄さんもう寝ちゃったかな」

    「お皿は洗い終わったし、洗濯物を畳もう」


    「・・・・・・お風呂はいろ」


    「・・・・・・お母さん、いつ帰ってくるのかな」

    「・・・・・・兄さん居るし、寂しくないけど・・・・・・」

    「・・・・・・お母さん」


    「ごっめーんチョー遅くなっちゃったぁ~」

    「ハハッ、まぁいいさ、行こうか」

    「そういえば、子供はどうすんだ?」

    「えぇ~?毎月金振り込むから何も無問題~♪」

    「それじゃ行こうか」

    「いえ~いッ」

    17 = 1 :

    ピピピッピピピッ

    「・・・・・・ハッ」

    バサッ

    「・・・・・・午前6:50分、よし」

    「・・・・・・制服、制服どこにしまったっけ」

    ガサゴソ......

    「おぉ~あった、あった」

    「・・・・・・よし、サイズも無問題」


    「・・・・・・え?」

    「・・・・・・朝飯」

    「に、兄さんいつもより早いんだね」

    「・・・・・・あぁ」

    18 = 1 :

    (兄さんなんで制服なんだろう)

    「・・・・・・そんなに変か?」

    「へ?え、え、と」

    「・・・・・・今日、学校に行くから」

    「え!?」

    「っせーな、俺が学校行く事になんか疑問でもある・・・・・・よな」

    「・・・・・・と、とりあえずはい、ご飯」

    「・・・・・・おう」

    19 = 1 :

    「・・・・・・」

    「に、兄さん?」

    「・・・・・・いい加減、暇な生活に飽き飽きしてたんだ」

    「それに、ババァが居なくなったし俺が引き篭もる理由もねぇ」

    「・・・・・・あいつは多分、当分の間帰ってこなくなる」

    「へ?」

    「・・・・・・それにきっと金の金額もどんどん下がって来る筈だ」

    「・・・・・・」

    「お前、まだババァの事好きなのか」

    「・・・・・・お母さんだし」

    「ケッ、そうかよ」

    20 = 1 :

    「・・・・・・食った、行ってくる」

    「い、行ってらっしゃい」



    「・・・・・・確かこの線でいいんだよな」

    まもなく発射致します――

    「・・・・・・なんかすっげぇ忘れてんなー俺」

    (・・・・・・学校の反応は覚悟しておかないとな)



    「・・・・・・行ってきます!」

    ガチャン

    「・・・・・・兄さん」

    「ふふっ、いってきまーす」

    21 :

    いいとこ突いてくんなーこの話

    22 = 1 :



    「おはよー、あれ妹ちゃんなんか良い事あった?」

    「え?」

    「だぁって、すっごくニヨニヨしてるよー?」

    「・・・・・・そ、そうだったんだ、へへ」

    「ふふー、好きな人でも出来た?」

    「ううん、違うよ」

    「それじゃ、なんなの?」

    「・・・・・・秘密」

    「何それー」

    「ホラ席に着けーっ!!」

    「・・・・・・えへへ」



    「・・・・・・こうして改めて見るとすげぇ所だよなぁ」

    「・・・・・・ゴクリ、覚悟は決めたんだ、やってやるさ」

    23 :

    ビッチキャラが出てきませんように

    24 = 1 :

    「・・・・・・」

    (・・・・・・行くぞ)

    ガラガラッ

    「・・・・・・」

    「ねぇねぇ、あの人誰?」

    「えーっと確か・・・・・・あ、不登校の兄君?」

    「えぇ!?不登校じゃないの!?なんで学校に来てるの!?」

    「・・・・・・俺がきちゃ悪ぃのかよ、クソが」

    「イヤー、なんかブツブツ喋ってるよー?」
    「キモーいwwwキャハハwww」

    「・・・・・・」

    (想像はしてたけどこれ程胸に刺さるもんか)

    (・・・・・・めげんぞ、俺は日本男子なんだ)

    「・・・・・・」ブツブツ......

    「おぉ、ようやく学校に来たか」

    「・・・・・・」

    25 = 1 :

    「・・・・・・」

    「どうした、何かあったのか?」

    「別に・・・・・・来ちゃ悪ぃかよ」

    「んな事ねーよ、元々俺がお前を引張りだそうとしてたんだから」

    「おーい男ー!!!って、アンタ誰?」

    「チッ・・・・・・」

    「ふぇっ!?」

    「おいおい友、コイツは俺が前から言ってた奴だよ、兄ってんの」

    「へ・・・・・・?あ、あぁ・・・・・・アンタがか」

    「・・・・・・」

    「す、すまねぇ、よろしくな!!!」

    「・・・・・・」

    「・・・・・・な、なぁ、俺ってそんなに印象悪いのかな」

    「まぁ、気にすんな」

    「んじゃな、兄」

    26 :

    ゆっくり見させてもらってるよ
    がんばりなさい

    27 :

    漏れも。

    29 = 1 :

    「お、ようやく来たか」

    「出席とるぞー」

    ブツブツ......ブツブツ......

    「ヤダー、なんか暗いんですけどー」
    「ってか髪長すぎwwwキモwww」
    「ああいうのは正直クラスの雰囲気壊すと思うんだけど」
    「ねー、ほんとそうだよね、やめて欲しいよね」
    「視界に入らないで欲しいwww」
    「止めてwww腹痛いwww」

    「そこ!!五月蝿いぞ!!!」

    「・・・・・・チッ」

    「・・・・・・だ、大丈夫かなアイツ」

    (・・・・・・む、胸が苦しい)

    (どういう事だ・・・脳内シュミレートは完璧だった筈・・・・・・)

    「ハァ......ハァ......」

    「ねぇなんかハァハァとか言ってるwww」
    「キモwwwキモすぎwww腹痛いwww」
    「うわぁ・・・・・・マジ簡便」

    「・・・・・・く、くそ・・・」

    30 = 1 :

    キーンコーンカーンコーン

    「・・・・・・おい、大丈夫か?」

    「・・・・・・ハァ、ハァ・・・」

    「お、おい汗かいてるぜ!?」

    「う、うるせぇ・・・・・・」

    「・・・・・・収まったか?」

    「・・・・・・」

    「あんまし無理すんなよな」

    「・・・・・・チッ」

    「・・・・・・じゃ、じゃぁ俺らはこれで・・・・・・」

    (・・・・・・これから卒業するまでこれか)

    (・・・・・・耐えろ、耐えるんだ・・・・・・直ぐに慣れる)


    「なぁお前、おいお前だよお前」

    「・・・・・・」

    31 = 27 :

    どうしちゃったんだ。

    32 = 1 :

    「お前なんなの?今まで不登校だったクセにさ」
    「慣れ慣れしく男君達と馴れ合わないで欲しいんだけど?」

    「そうよね、今まで甘えで学校に来なかったくせに」
    「チョー生意気なんですけどー?ウザッ超ウザッ」

    「・・・・・・るっせぇッ!!!」

    「・・・な、何よ、キモ」
    「いこ」
    「うん、キモいよねー」

    「・・・・・・ハァ、ハァ、ハァ......」

    「・・・・・・くそったれ」

    33 :

    妹は深紅で再生
    でも兄は真冬で再生できない

    34 = 1 :

    先生「あー、兄」

    「?」

    先生「お前、委員会に入ってないだろ?人数足りない場所に籍をおかせるからな」

    「はい」

    「あの先生」

    先生「なんだ」

    「俺、卒業できるでしょうか」

    先生「・・・・・・そうだな、お前の頑張り次第だな」

    先生「でも、今のお前なら卒業くらいは出来るだろう」

    「え?」

    先生「目だよ目、前のお前とは違う目つきだからな」

    先生「卒業後はどうしたい?」

    「はい、就職しようかなと」

    先生「そうか、んじゃ先生も手伝うからな、後、クラスの連中の事は気にするな」

    先生「あれはあれだ、自然と無くなるだろう、今のお前なら十分平気だろう」

    35 :

    いい学校ならこんなクソ共はこんなに居ない
    ・・・じゃなく…の方が見やすい

    36 = 1 :

    「・・・・・・」

    先生「動揺する事も無くなる」

    「わかりました有難うございます」

    先生「頑張るんだぞ」

    先生「因みにお前の委員会は図書だ」

    先生「明日から図書室に行くように、大きいから迷うなよ」

    「はい」


    「・・・・・・」

    「よぉ、一緒に昼食おうぜ」

    「早くしねーと全部パン売り切れちまうぜ!?」

    「・・・・・・ぁ、あぁ」



    「うおおおお!!!どけどけどけどけ!!!」

    「・・・・・・マジかよ」

    「あいつはヒョロンとしてるが案外ガチガチの運動マンだからな」

    39 = 26 :

    妹成分は後からたっぷり出でくるんだよな?
    期待してるぜb

    40 = 1 :

    「ぜぇ……ぜぇ……」

    「ご苦労さん、ほい礼の紅茶だ」

    「あぁサンキュ」

    「・・・・・・」

    「・・・・・・はい、えぇと、兄君?」

    「兄でいい」

    「無言でパンの受け渡しなんてすんなよな」

    「・・・・・・」

    「まぁいい、男三人で寂しく昼飯だ」

    「・・・・・・」

    「い、言うなよな・・・・・・」

    「はは、まぁいいじゃねぇか青春っぽいし」

    「・・・・・・お前彼女居ないのかよ」

    「え?あぁ?あぁまぁな」

    「そうなんだよなーコイツ女たらしのクセに彼女できねーのwww」

    41 :

    メインは兄っぽいな

    43 :

    兄さんが 家出 した

    じゃなくて

    兄さんが家 出した

    に見えた

    44 = 1 :

    三点リーダー使いにくい

    「別に俺はホモじゃないぞ」

    「あぁ、それは知ってる」

    「あーあー彼女欲しーなー」

    「なら作ればいい」

    「……だな」

    「出来ねーから嘆いてるんだよぉぉぉ!!!」

    「いいよなー男は黙ってれば女が寄ってくるし」

    「殆どチャラい連中だけだけどな」

    「え、でも委員長とか清純っぽいじゃん」

    「アイツは俺以外にも話しかけてるよ、色んな男に」

    「・・・・・・ビッチか」

    「え?びっち?なんぞそれ」

    「ようはヤリマンという事だ」

    「マジかよ!?」

    45 = 1 :

    「ニュアンスは微妙に違うがな」

    「少なくとも男食いのは確かだろうよ」

    「……」モグモグ

    「カーッさすが博識な男さんすね」

    「それに兄も色んな言葉知ってんのなー」

    「……ネット用語だけどな」ボソ

    「何か言ったか?」

    「いや」

    「……ようやく溶け込んできたな」

    「……」モグモグ

    「おっと、時間が」

    「んじゃ行くか」

    「……あぁ」ゴクリ

    46 = 1 :

    ―――放課後

    「んじゃ俺バイトあるからお先に」

    「……ん」

    「じゃぁな」

    「あぁそうだ兄、一緒に帰ろうぜ」

    「……周りが五月蝿くなると思うが」

    「気にすんなよ、行くぞ」

    「……おう」



    「俺、帰宅方面お前ん家と同じなんだぜ」

    「そうだったのか」

    「あぁ、そうそう、先生から預かり物があってな」

    「それで今日は帰りに誘ったんだ」

    「……バイト」

    「そうだ、お前の家、大変らしいしな」

    47 = 41 :

    いいペース支援

    48 = 1 :

    「……先生が」

    「お前がバイト探してそうな顔をしていたから、だそうだ」

    「……すまん」

    「ま、頑張れよ」

    「お前電車の中で小説なんて読んで酔わないのか」

    「まぁな、これでも文学やってるんでね」

    「……そうか」

    「おっと俺はここで、じゃぁな」

    「あぁ」



    「……バイト、やるか」

    50 = 33 :

    >>49
    ガッ


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