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元スレ妹「兄さんが家出した・・・・・・」
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いもうとおおおおおおおおおお!!!!
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兄「……母さん、やっぱり好きか?」
妹「うん、お母さん好き」
兄「……迷惑を掛けたくない?」
妹「うん……」
兄「だから俺に着いてきて欲しい?」
妹「うん」
兄「……妹、お前がこっちに帰ってきた時」
兄「そん時、もしもまだ俺の事が好きなら」
兄「……ずっと一緒に居てやる、その頃には俺も気持ちの整理がついてる筈だから」
妹「……に、兄さん」
兄「泣くな、これはお前の為だ」
兄「どれくらい向こうに居るんだ?」
妹「3年……くらいだったかな」
兄「そうか」
兄「俺は、妹とそういう関係になるなら中途半端は嫌なんだ」
妹「うん、お母さん好き」
兄「……迷惑を掛けたくない?」
妹「うん……」
兄「だから俺に着いてきて欲しい?」
妹「うん」
兄「……妹、お前がこっちに帰ってきた時」
兄「そん時、もしもまだ俺の事が好きなら」
兄「……ずっと一緒に居てやる、その頃には俺も気持ちの整理がついてる筈だから」
妹「……に、兄さん」
兄「泣くな、これはお前の為だ」
兄「どれくらい向こうに居るんだ?」
妹「3年……くらいだったかな」
兄「そうか」
兄「俺は、妹とそういう関係になるなら中途半端は嫌なんだ」
兄「だから……」
兄「お前は行け、妹」
妹「……に、兄さん……ひっく」
兄「……俺はお前を絶対に忘れない」
兄「だから、お前も俺を忘れるな」
兄「そうだな、お前、手紙でもメールでも」
兄「あ、メールは無理か、なら手紙だな」
妹「う……ひっく」
兄「手紙をくれ、そしたら俺も返してやる」
兄「それなら忘れないだろ」
兄「金が無いからな、携帯もそんな使えないし」
妹「……兄さん、本当に?」
兄「ん?」
妹「本当に、次にここに来たら兄さんは居る?」
兄「勿論」
兄「お前は行け、妹」
妹「……に、兄さん……ひっく」
兄「……俺はお前を絶対に忘れない」
兄「だから、お前も俺を忘れるな」
兄「そうだな、お前、手紙でもメールでも」
兄「あ、メールは無理か、なら手紙だな」
妹「う……ひっく」
兄「手紙をくれ、そしたら俺も返してやる」
兄「それなら忘れないだろ」
兄「金が無いからな、携帯もそんな使えないし」
妹「……兄さん、本当に?」
兄「ん?」
妹「本当に、次にここに来たら兄さんは居る?」
兄「勿論」
妹「兄さん、私の事好きになってる?」
兄「……あぁ、勿論!」
妹「そ、そっか……えへへ」
兄「すまんな、本当に」
妹「……いいよ、それを聞けるだけで」
妹「……もうすぐ新幹線が来るね」
兄「……気を付けろよ」
妹「家の事大丈夫?」
兄「あぁ、寧ろお前が心配だ」
妹「兄さんの馬鹿……」
兄「……」
妹「……ごめんね」
兄「だから謝るなって」
妹「兄さ――」
その時、電車が妹の言葉をかき消した。
兄「……あぁ、勿論!」
妹「そ、そっか……えへへ」
兄「すまんな、本当に」
妹「……いいよ、それを聞けるだけで」
妹「……もうすぐ新幹線が来るね」
兄「……気を付けろよ」
妹「家の事大丈夫?」
兄「あぁ、寧ろお前が心配だ」
妹「兄さんの馬鹿……」
兄「……」
妹「……ごめんね」
兄「だから謝るなって」
妹「兄さ――」
その時、電車が妹の言葉をかき消した。
妹「――!」
妹が鏡越しに何か言っているが良く分からない。
ただ、俺の視界はぐちゃぐちゃで良く分からなかった。
多分、泣いてたんだと思う。
兄「……くそ」
本当はあいつに着いていけばよかったのかも知れない。
数年後まで、あいつの事を想う事が出来るかと言えば、
またそれも分からない。ただ。
それでも、何かがあったから。
だから俺はあいつを押してやった。
兄「……帰るか」
これから暫く一人寂しい生活が始まる。
金も途絶え、自分で稼がなきゃいけなくなる。
そう、あいつを残していれば、
俺はあいつに満足のいく学生生活を送らす事が出来なかった。
これが妹にとって最良の選択なんだ。
男『……そうか』
兄「あぁ」
男『お前が後悔していないならそれで良い』
兄「しかし、お前どこで知ったんだ?」
妹が鏡越しに何か言っているが良く分からない。
ただ、俺の視界はぐちゃぐちゃで良く分からなかった。
多分、泣いてたんだと思う。
兄「……くそ」
本当はあいつに着いていけばよかったのかも知れない。
数年後まで、あいつの事を想う事が出来るかと言えば、
またそれも分からない。ただ。
それでも、何かがあったから。
だから俺はあいつを押してやった。
兄「……帰るか」
これから暫く一人寂しい生活が始まる。
金も途絶え、自分で稼がなきゃいけなくなる。
そう、あいつを残していれば、
俺はあいつに満足のいく学生生活を送らす事が出来なかった。
これが妹にとって最良の選択なんだ。
男『……そうか』
兄「あぁ」
男『お前が後悔していないならそれで良い』
兄「しかし、お前どこで知ったんだ?」
男『女がな、妹の事を知っていた』
男『んで、頼まれた』
兄「そうか」
男『……なぁ、これからどうするんだ?』
兄「……約束を守らなきゃ兄じゃないからな」
兄「まずは、バイトの数を増やす」
兄「んで、良い学校に行く」
兄「……妹と再び会う時には立派になってないとな」
男『そうか、良い事だ』
男『まぁ、俺も色々と手助けしてやるよ』
兄「……サンキュ」
男『あぁ、んじゃ』
兄「おう」
……空から降ってくる雪が妙に冷たく感じた。
くそ、今日は晴れてたのに。
まだ視界が歪んで来た。早く家に帰ろう。
男『んで、頼まれた』
兄「そうか」
男『……なぁ、これからどうするんだ?』
兄「……約束を守らなきゃ兄じゃないからな」
兄「まずは、バイトの数を増やす」
兄「んで、良い学校に行く」
兄「……妹と再び会う時には立派になってないとな」
男『そうか、良い事だ』
男『まぁ、俺も色々と手助けしてやるよ』
兄「……サンキュ」
男『あぁ、んじゃ』
兄「おう」
……空から降ってくる雪が妙に冷たく感じた。
くそ、今日は晴れてたのに。
まだ視界が歪んで来た。早く家に帰ろう。
>>369
すぐそのスレのURLを貼るんだ
すぐそのスレのURLを貼るんだ
―――次の日
兄「……」
そりゃもう殺風景だった。
妹が居ないだけでこんなに音が無いのか。
妹『兄さん、朝ご飯出来たよー』
兄「……そうだ、飯」
兄「ご馳走様、さて行くか」
―――
男「おう」
兄「あぁ」
男「……どうだ?」
兄「何が」
男「調子」
兄「普通かな」
男「そうか」
兄「……」
そりゃもう殺風景だった。
妹が居ないだけでこんなに音が無いのか。
妹『兄さん、朝ご飯出来たよー』
兄「……そうだ、飯」
兄「ご馳走様、さて行くか」
―――
男「おう」
兄「あぁ」
男「……どうだ?」
兄「何が」
男「調子」
兄「普通かな」
男「そうか」
>>1お前作家になれ
正直VIPで書くようなもんじゃないだろ…
掲示板で走り書きするよりラノベにして出版すべきだろ。
推敲したりして磨けばゼロの使い魔にも負けないはず
掲示板で走り書きするよりラノベにして出版すべきだろ。
推敲したりして磨けばゼロの使い魔にも負けないはず
この後、俺は我武者羅にバイトし、勉強した。
季節はどんどんと廻りに廻っていった。
男は女と付き合い始め、友は相変わらずだった。
俺は……
―――夏
兄「……あ、あちぃ」
友「だよなークソあちぃ」
男「あぁ、熱い」
友「くそーまさかマジで付き合いはじめるなんてよー」
男「……」
友「くそったれーうわあああん」
兄「……」
兄「太陽が眩しいな」
男「あぁ」
友「……妹ちゃん、今頃何してんだろうな」
季節はどんどんと廻りに廻っていった。
男は女と付き合い始め、友は相変わらずだった。
俺は……
―――夏
兄「……あ、あちぃ」
友「だよなークソあちぃ」
男「あぁ、熱い」
友「くそーまさかマジで付き合いはじめるなんてよー」
男「……」
友「くそったれーうわあああん」
兄「……」
兄「太陽が眩しいな」
男「あぁ」
友「……妹ちゃん、今頃何してんだろうな」
>>380
俺も998円までなら買う
俺も998円までなら買う
兄「上手く、やっているだろう」
男「あぁ、あの子ならな」
友「なー、それよりも俺にも彼女できねーかなー」
男「お前、そんな事より大学はどうするんだ」
友「うわあああそれを言わないでええええ」
兄「……元気だな」
男「兄、お前はどうする気だ?」
兄「取り合えず、難関校を受けるつもり」
兄「お前は?」
男「俺は女と同じ大学に行くよ」
友「くっそおおおお勉強する気でねええええ」
兄「なら俺が教えてやろうか?」
友「マジで!?」
兄「あぁ」
友「助かるよおおお!!!」
男「あぁ、あの子ならな」
友「なー、それよりも俺にも彼女できねーかなー」
男「お前、そんな事より大学はどうするんだ」
友「うわあああそれを言わないでええええ」
兄「……元気だな」
男「兄、お前はどうする気だ?」
兄「取り合えず、難関校を受けるつもり」
兄「お前は?」
男「俺は女と同じ大学に行くよ」
友「くっそおおおお勉強する気でねええええ」
兄「なら俺が教えてやろうか?」
友「マジで!?」
兄「あぁ」
友「助かるよおおお!!!」
このスレは間違いなく
「妹はVIPPER」に載るから
いま見なくてもいいかなぁ
「妹はVIPPER」に載るから
いま見なくてもいいかなぁ
ハードカバーおまけもりもりで2000円以内でおねがいね>>1
>>385
買おう
買おう
夏コミかなんかで売ってくれ
常識的な値段なら絶対買わせていただきます
常識的な値段なら絶対買わせていただきます
まずこのスレがノベライズして
コミカライズして、
同時にアニメ化とゲーム化
コミカライズして、
同時にアニメ化とゲーム化
高校3年、最後の夏休みだった。
親友と過した高校生活は、案外楽しいものだった。
勿論、妹とは時々手紙のやり取りをしていた。
どうやら良い学校で頑張っているそうだ。
兄「……夏、終わっちまうな」
友「あぁ……そうだよなぁ」
男「……夏の終わり程虚しい物は無いってか」
友「上手いな」
兄「あぁ」
―――そして季節は廻って―――
俺は男や友に話していた通りに難関校と呼ばれる、
良い所に受かる事に成功した。勉強を確りしていたおかげだ。
幸い友も何とか受かったらしく、日々クラブに精を出しているらしい。
男は女と今でもラブラブだそうだ。一方俺は……
「ねぇ兄君、ここ教えて欲しいんだけど」
兄「あぁ、これね、これがこうなって―――」
いつしか、妹との文通は途絶えていた。
いつ頃からだっただろうか。よく覚えていない。
俺はバイトや勉強に時間を費やし、毎日を必死に生きていた。
親友と過した高校生活は、案外楽しいものだった。
勿論、妹とは時々手紙のやり取りをしていた。
どうやら良い学校で頑張っているそうだ。
兄「……夏、終わっちまうな」
友「あぁ……そうだよなぁ」
男「……夏の終わり程虚しい物は無いってか」
友「上手いな」
兄「あぁ」
―――そして季節は廻って―――
俺は男や友に話していた通りに難関校と呼ばれる、
良い所に受かる事に成功した。勉強を確りしていたおかげだ。
幸い友も何とか受かったらしく、日々クラブに精を出しているらしい。
男は女と今でもラブラブだそうだ。一方俺は……
「ねぇ兄君、ここ教えて欲しいんだけど」
兄「あぁ、これね、これがこうなって―――」
いつしか、妹との文通は途絶えていた。
いつ頃からだっただろうか。よく覚えていない。
俺はバイトや勉強に時間を費やし、毎日を必死に生きていた。
俺、今中一だけど将来>>1みたいになりたいです
男「お前、また死んだ魚の目になってるな」
兄「……え?」
友「そういやそうだな、最近無理しすぎなんじゃないか?」
兄「……別に無理はしてないけど」
男「バイトに、勉強に、たまには生き抜きしたらどうだ?」
兄「……あぁ、すまない」
友「おいおい、大丈夫かよ?」
兄「あぁ、大丈夫だ」
……死んだ魚の目か。
そういえば妹にも良く言われていた。
なんだったっけか。良く覚えていない。
男「……」
友「ダメだこりゃ」
男「なぁ兄」
兄「なんだ?」
男「お前、息抜きに一人旅でもしてきたらどうだ?」
兄「……え?」
友「そういやそうだな、最近無理しすぎなんじゃないか?」
兄「……別に無理はしてないけど」
男「バイトに、勉強に、たまには生き抜きしたらどうだ?」
兄「……あぁ、すまない」
友「おいおい、大丈夫かよ?」
兄「あぁ、大丈夫だ」
……死んだ魚の目か。
そういえば妹にも良く言われていた。
なんだったっけか。良く覚えていない。
男「……」
友「ダメだこりゃ」
男「なぁ兄」
兄「なんだ?」
男「お前、息抜きに一人旅でもしてきたらどうだ?」
兄「一人……旅?」
友「お、いいんじゃないかそれ」
男「お前もう直ぐ長期休暇だろ?」
兄「そういえば……でもバイト……」
男「お前もう十分稼いでるよ」
兄「そうだったっけか」
友「おいおい、お前まさか自分が何やってるのかちゃんと把握できてねーのかよ?」
兄「……あー、よくわからん」
友「ダメだこりゃ!!」
男「ちょうどな、俺、くじ引きで当てたんだよ」
男「一週間田舎へ旅行しよう!とかいう奴なんだけど」
男「人数が一名だけでな、ちょうど良いと思ったんだ」
兄「……しかし」
友「いいよ、行けって!」
男「あぁ、息抜きにな」
友「お、いいんじゃないかそれ」
男「お前もう直ぐ長期休暇だろ?」
兄「そういえば……でもバイト……」
男「お前もう十分稼いでるよ」
兄「そうだったっけか」
友「おいおい、お前まさか自分が何やってるのかちゃんと把握できてねーのかよ?」
兄「……あー、よくわからん」
友「ダメだこりゃ!!」
男「ちょうどな、俺、くじ引きで当てたんだよ」
男「一週間田舎へ旅行しよう!とかいう奴なんだけど」
男「人数が一名だけでな、ちょうど良いと思ったんだ」
兄「……しかし」
友「いいよ、行けって!」
男「あぁ、息抜きにな」
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