私的良スレ書庫
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元スレレッド「ポケモンが擬人化……ですか」
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ブーバー♂「俺に触れると…ヤケドするぜ?」
トランセル♂「かたくなる!!!11」
フリーザー「さあ ふ る え る が い い 」
トランセル♂「かたくなる!!!11」
フリーザー「さあ ふ る え る が い い 」
スピアー♂
「ご苦労だった・・・と言いたいところだが、君等には消えてもらう。
貴様等は知らんだろうが我が1000年の闘争はここで勝利と言う終焉を迎える。
これから貴様等はなんの手助けも受けず、ただひたすら、死ぬだけだ。
どこまで、もがき苦しむか見せてもらおう。死ぬがよい」
こうだな
「ご苦労だった・・・と言いたいところだが、君等には消えてもらう。
貴様等は知らんだろうが我が1000年の闘争はここで勝利と言う終焉を迎える。
これから貴様等はなんの手助けも受けず、ただひたすら、死ぬだけだ。
どこまで、もがき苦しむか見せてもらおう。死ぬがよい」
こうだな
>>299
旅の途中、僕は突然の雨に降られて
たまたま目に付いた崖の横穴に逃げ込むように足を踏み入れた。
その洞穴は思った以上に広く、
そして本来ならごつごつとしてる壁面も非常に滑らかだった。
僕はその様子に少し疑問を抱きつつも、
さらに勢いを増す雨の中わざわざ見つけた避難場所からでる理由もなく
一つの石に腰を落ち着かせた。
リュックからキャンプ用の着火燃料に火をつけて
小さな焚き火を行っていると、不意に洞穴の奥から
物音と気配がした。
見れば、一匹のサンドパンが静かに佇んでいるのがわかる。
「ここは君の住処だったのかな? ごめんね勝手に雨宿りさせてもらってる」
言って立ち上がり、サンドパンに近づく。
するとサンドパンは威嚇や警戒とは少し違った趣で僕から遠ざかる。
僕はそんなサンドパンに手を伸ばし、軽く微笑んでサンドパンを呼んでみる。
何度も、声をかけて、話しかけてみた。
旅の途中、僕は突然の雨に降られて
たまたま目に付いた崖の横穴に逃げ込むように足を踏み入れた。
その洞穴は思った以上に広く、
そして本来ならごつごつとしてる壁面も非常に滑らかだった。
僕はその様子に少し疑問を抱きつつも、
さらに勢いを増す雨の中わざわざ見つけた避難場所からでる理由もなく
一つの石に腰を落ち着かせた。
リュックからキャンプ用の着火燃料に火をつけて
小さな焚き火を行っていると、不意に洞穴の奥から
物音と気配がした。
見れば、一匹のサンドパンが静かに佇んでいるのがわかる。
「ここは君の住処だったのかな? ごめんね勝手に雨宿りさせてもらってる」
言って立ち上がり、サンドパンに近づく。
するとサンドパンは威嚇や警戒とは少し違った趣で僕から遠ざかる。
僕はそんなサンドパンに手を伸ばし、軽く微笑んでサンドパンを呼んでみる。
何度も、声をかけて、話しかけてみた。
>>304
着火燃料が切れるほど、繰り返しサンドパンと同じ目線で手を伸ばしてみた。
しばらくするとサンドパンは諦めたように僕に近づく、
恐る恐る近づいてくる。それはやはり警戒ではなく、別の理由から。
僕はその棘を伏せてこちらを伺う様子からサンドパンの意図を知り、
さらにしばらく話かけてから擬人化装置に掛けてみた。
「……私に触ると怪我する……あんまり近寄らないほうがいい」
人間の女の子の姿になったサンドパンは、一言目にそういった。
「大丈夫、いまの君は他人を傷つける棘なんてないよ」
「……っ」
「だから、おいで? 怖くなんか無い、もう素直に温もりを求めていいんだよ?」
人の姿になったサンドパンは、僕の言葉を聞いて。
小さく涙を零して僕にしがみついてきた。
「はい、マスター」
こうして僕の旅路に一匹のポケモンが増えた。
着火燃料が切れるほど、繰り返しサンドパンと同じ目線で手を伸ばしてみた。
しばらくするとサンドパンは諦めたように僕に近づく、
恐る恐る近づいてくる。それはやはり警戒ではなく、別の理由から。
僕はその棘を伏せてこちらを伺う様子からサンドパンの意図を知り、
さらにしばらく話かけてから擬人化装置に掛けてみた。
「……私に触ると怪我する……あんまり近寄らないほうがいい」
人間の女の子の姿になったサンドパンは、一言目にそういった。
「大丈夫、いまの君は他人を傷つける棘なんてないよ」
「……っ」
「だから、おいで? 怖くなんか無い、もう素直に温もりを求めていいんだよ?」
人の姿になったサンドパンは、僕の言葉を聞いて。
小さく涙を零して僕にしがみついてきた。
「はい、マスター」
こうして僕の旅路に一匹のポケモンが増えた。
保守代わりにやってくれてんのか?
嬉しいね
でもスレ埋まるのはちょっと簡便して欲しいな
嬉しいね
でもスレ埋まるのはちょっと簡便して欲しいな
今更だが、タケシはお姉さん好きだから、 イシツブテちゃん より、 イシツブテさん の方がキャラ的にはあってる気がする
まぁ、アニメのキャラ設定に合わせるならだけど
まぁ、アニメのキャラ設定に合わせるならだけど
>>306
じゃあやめるわ
じゃあやめるわ
こういう面白いスレをなくすのは惜しいな・・・。
1に期待しつつ保守
1に期待しつつ保守
>>304-305
GJといわざるを得ない
GJといわざるを得ない
http://nanabatu.web.fc2.com/new_genre/new_genre_is_dead/1243700276_a.html
まあこれは新ジャンルだがSSスレにも当てはまると思うんだよね
俺はいろいろな作者がカオスに書いてくのは好きだな
読みに回るんじゃなくて参加型というかなんというか
乗っ取る勢いで書いて>>1も負けてられんってなるのが面白いと思う
まあこれは新ジャンルだがSSスレにも当てはまると思うんだよね
俺はいろいろな作者がカオスに書いてくのは好きだな
読みに回るんじゃなくて参加型というかなんというか
乗っ取る勢いで書いて>>1も負けてられんってなるのが面白いと思う
ふむ、まぁ最初から一レス二レス程度の話のつもりだったし
もういくつか書かせてもらおうかな
もういくつか書かせてもらおうかな
>>317
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
+ 。 | |
* + / / イヤッッホォォォオオォオウ!
∧_∧ / /
(´∀` / / + 。 + 。 * 。
,- f
/ ュヘ | * + 。 + 。 +
〈_} ) |
/ ! + 。 + + *
./ ,ヘ |
ガタン ||| j / | | |||
――――――――――――
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
+ 。 | |
* + / / イヤッッホォォォオオォオウ!
∧_∧ / /
(´∀` / / + 。 + 。 * 。
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/ ュヘ | * + 。 + 。 +
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ガタン ||| j / | | |||
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>>302
旅を初めてからもう結構立った。
最初に博士からもらったポケモン以外にも仲間も増えて、
擬人化装置のこともあってずいぶんと旅は賑わいを見せている。
特に今日は野宿ではなくポケモンセンターで部屋を借りれるとあって
みんないつもよりもはしゃいでいる。
「ではこちらとこちらのお部屋をどうぞ」
「ありがとうございますジョーイさん」
普通のトレーナーならば一人一部屋が定石なのだけど、
僕は上記の通りそれぞれのポケモンが擬人化してるため
博士が口利きをしてくれて二部屋貸してもらえるようになっている。
部屋に入ってすぐ、僕は受付が終わるまでの間
ボールに入ってもらっていたポケモンたちを出す。
普通の人から見たらポケモンとわからないこの子達をぞろぞろと連れて
ポケモンセンターに入るのはやっぱり憚られるから。
「うにー、やっぱり久しぶりのボールは窮屈だっ!」
「僕はそうでも……」
「いたたっ、私の羽を引っ張ってるのだれ!?」
「う~ん、おなかすいた!」
「ちょっとみんな静かに……」
旅を初めてからもう結構立った。
最初に博士からもらったポケモン以外にも仲間も増えて、
擬人化装置のこともあってずいぶんと旅は賑わいを見せている。
特に今日は野宿ではなくポケモンセンターで部屋を借りれるとあって
みんないつもよりもはしゃいでいる。
「ではこちらとこちらのお部屋をどうぞ」
「ありがとうございますジョーイさん」
普通のトレーナーならば一人一部屋が定石なのだけど、
僕は上記の通りそれぞれのポケモンが擬人化してるため
博士が口利きをしてくれて二部屋貸してもらえるようになっている。
部屋に入ってすぐ、僕は受付が終わるまでの間
ボールに入ってもらっていたポケモンたちを出す。
普通の人から見たらポケモンとわからないこの子達をぞろぞろと連れて
ポケモンセンターに入るのはやっぱり憚られるから。
「うにー、やっぱり久しぶりのボールは窮屈だっ!」
「僕はそうでも……」
「いたたっ、私の羽を引っ張ってるのだれ!?」
「う~ん、おなかすいた!」
「ちょっとみんな静かに……」
>>322
博士からもらったヒトカゲはリザードになって元気はつらつに、
僕が一番最初にゲットしたビードルはいまはスピアーになったし、
ピジョンもピカチュウもやっぱり静かとは言い難い。
野宿の時は気も紛れるし楽しいからいいんだけれど、
隣の部屋にも人がいる時は少しだけ困る。
「じゃ、僕はご飯を持ってくるから、みんなは静かに待っててね。
部屋はリザードとピカチュウとピジョンは女の子だから隣だよ」
そういって、全員の元気のよすぎる返事を聞いてから僕は部屋をでる。
食費も、そういえば馬鹿にならないなぁとか思いながら
―――
「ご苦労だった・・・と言いたいところだが、君等には消えてもらう。
貴様等は知らんだろうが我が1000年の闘争はここで勝利と言う終焉を迎える。
これから貴様等はなんの手助けも受けず、ただひたすら、死ぬだけだ。
どこまで、もがき苦しむか見せてもらおう。死ぬがよい」
部屋に戻ると、キチンと女の子組みは自分達の割り振られた部屋に行った様で
一人残っていたスピアーがなにやらよからぬ台詞を吐いていた。
博士からもらったヒトカゲはリザードになって元気はつらつに、
僕が一番最初にゲットしたビードルはいまはスピアーになったし、
ピジョンもピカチュウもやっぱり静かとは言い難い。
野宿の時は気も紛れるし楽しいからいいんだけれど、
隣の部屋にも人がいる時は少しだけ困る。
「じゃ、僕はご飯を持ってくるから、みんなは静かに待っててね。
部屋はリザードとピカチュウとピジョンは女の子だから隣だよ」
そういって、全員の元気のよすぎる返事を聞いてから僕は部屋をでる。
食費も、そういえば馬鹿にならないなぁとか思いながら
―――
「ご苦労だった・・・と言いたいところだが、君等には消えてもらう。
貴様等は知らんだろうが我が1000年の闘争はここで勝利と言う終焉を迎える。
これから貴様等はなんの手助けも受けず、ただひたすら、死ぬだけだ。
どこまで、もがき苦しむか見せてもらおう。死ぬがよい」
部屋に戻ると、キチンと女の子組みは自分達の割り振られた部屋に行った様で
一人残っていたスピアーがなにやらよからぬ台詞を吐いていた。
>>323
「……それはなんの台詞かなスピアー」
「あっ、マスター! え、えといまのは……、その、決め台詞?」
「決め台詞?」
「はい、僕もやっと最終進化できましたし。
マスターとも長いので結構バトルにも出してもらえますから
ちょっと格好いい台詞の一つも言えた方がマスターもいいかなって思って」
スピアーは部屋の真ん中で照れたようにはにかむ。
確かに、ビードルやコクーンの時は自分が足手まといみたいに思ってたようだし
いまのバトルにだしてる状況をスピアーが喜んでるのも知ってる。
僕はため息を押し殺して笑顔を作ってスピアーの頭をなでる。
「そっか、ありがとうスピアー」
「えへへ、気にしないでくださいマスター」
「……それはなんの台詞かなスピアー」
「あっ、マスター! え、えといまのは……、その、決め台詞?」
「決め台詞?」
「はい、僕もやっと最終進化できましたし。
マスターとも長いので結構バトルにも出してもらえますから
ちょっと格好いい台詞の一つも言えた方がマスターもいいかなって思って」
スピアーは部屋の真ん中で照れたようにはにかむ。
確かに、ビードルやコクーンの時は自分が足手まといみたいに思ってたようだし
いまのバトルにだしてる状況をスピアーが喜んでるのも知ってる。
僕はため息を押し殺して笑顔を作ってスピアーの頭をなでる。
「そっか、ありがとうスピアー」
「えへへ、気にしないでくださいマスター」
「あーっ! スピがマスターになでてもらってる!」
と、扉が思いっきり開く。
三人揃って姦しい女の子組みだ。
彼女達は僕とスピアーの間に入り込んできて、頬を膨らまし
それから僕の持っていた全員分の食事に目を光らせた。
「はぁ……、じゃあ食事にしようか」
「はーい!」
「やったー!」
今度はため息を殺せずにそういって、
部屋に備え付けられた机に料理を並べていく。
それをいまかいまかと待ち構える僕のポケモン達。
スピアーも、ちゃっかり座って同じように待っている。
なんだか保父さんみたいだ、とか思って苦笑いを浮かべつつ
それもいいやと、手を合わせていただきますと口にする。
そんな、僕の一日。
「……あ、スピアー」
「はい?」
「決め台詞はいいけど、さっきのは無しね」
と、扉が思いっきり開く。
三人揃って姦しい女の子組みだ。
彼女達は僕とスピアーの間に入り込んできて、頬を膨らまし
それから僕の持っていた全員分の食事に目を光らせた。
「はぁ……、じゃあ食事にしようか」
「はーい!」
「やったー!」
今度はため息を殺せずにそういって、
部屋に備え付けられた机に料理を並べていく。
それをいまかいまかと待ち構える僕のポケモン達。
スピアーも、ちゃっかり座って同じように待っている。
なんだか保父さんみたいだ、とか思って苦笑いを浮かべつつ
それもいいやと、手を合わせていただきますと口にする。
そんな、僕の一日。
「……あ、スピアー」
「はい?」
「決め台詞はいいけど、さっきのは無しね」
筆早くね?
死ぬがよいはネタだったのに
ここまで膨らませてもらって申し訳ない
死ぬがよいはネタだったのに
ここまで膨らませてもらって申し訳ない
速さには定評がありますから
内容の如何については色々言われますがね
内容の如何については色々言われますがね
ナゾノクサ♀「満点の星空の下を夜風に揺られながらこうやって散歩するのってちょっとだけ
素敵じゃないかな?……好きな人と一緒にできたら尚更ね。ん?なんでもないよ。なんでも。」
ナゾノクサはボクっこ眼鏡娘っぽい
素敵じゃないかな?……好きな人と一緒にできたら尚更ね。ん?なんでもないよ。なんでも。」
ナゾノクサはボクっこ眼鏡娘っぽい
>>328
そんな臭い台詞を吐くのは間違いなくクサイハナ
そんな臭い台詞を吐くのは間違いなくクサイハナ
保守頼みの即興も書き溜めも三流
三流でも保守を頼む際には再開時間を告げるのが礼儀
即興でも書き溜めでも完結してこそ二流
批判があろうがROM専が多かろうが
淡々と一定の速度で投下し完結させるのが一流
放置は畜生
パート化は外道
完結もしてないのにレスするのは興醒めだ
批判や指摘も支援や保守と同じだ
学ぶことがあったなら完結してから礼を言うか、SSで返せ
何が言いたいかというと
期待してるから支援
三流でも保守を頼む際には再開時間を告げるのが礼儀
即興でも書き溜めでも完結してこそ二流
批判があろうがROM専が多かろうが
淡々と一定の速度で投下し完結させるのが一流
放置は畜生
パート化は外道
完結もしてないのにレスするのは興醒めだ
批判や指摘も支援や保守と同じだ
学ぶことがあったなら完結してから礼を言うか、SSで返せ
何が言いたいかというと
期待してるから支援
>>328
それで一つ書いて寝る
それで一つ書いて寝る
>>328
シンと静まり返った夜だった。
僕はただで貰った新聞紙を硬く捻って作った薪で焚き火を起こして
当たり一面草だらけの場所にテントを張った。
焚き火の周りにバーベキュー用の鉄串に通した肉や野菜を刺して
のんびりと火が通るのを待つ。
次の街には明日つくので、残ってる食材は全部使い切るつもり。
植物の水分で湿った地面に座り、
少し後ろに身体を傾けて空を見上げていると
僕のポシェットの辺りがごそごそと小さく揺れた。
星を観察していた目を戻してみると、
そこにはナゾノクサが僕に寄り添うようにして座っていた。
ナゾノクサの真っ黒い目は焚き火を見つめ、
僕の横に警戒心ゼロで座り込むナゾノクサ。
「……食べるかい?」
うち一つ、薄い肉を刺していた串をとりナゾノクサに手渡す。
といってもナゾノクサに手は無いので、口元に差しだして待つと
ナゾノクサは野生だというのに僕の差し出したその肉をなんの疑いも無く口にした。
もぐもぐと小さな身体の小さな口を動かして咀嚼し飲み込むナゾノクサ。
僕はもう一つ串を取り、自分の口に運ぶ。
シンと静まり返った夜だった。
僕はただで貰った新聞紙を硬く捻って作った薪で焚き火を起こして
当たり一面草だらけの場所にテントを張った。
焚き火の周りにバーベキュー用の鉄串に通した肉や野菜を刺して
のんびりと火が通るのを待つ。
次の街には明日つくので、残ってる食材は全部使い切るつもり。
植物の水分で湿った地面に座り、
少し後ろに身体を傾けて空を見上げていると
僕のポシェットの辺りがごそごそと小さく揺れた。
星を観察していた目を戻してみると、
そこにはナゾノクサが僕に寄り添うようにして座っていた。
ナゾノクサの真っ黒い目は焚き火を見つめ、
僕の横に警戒心ゼロで座り込むナゾノクサ。
「……食べるかい?」
うち一つ、薄い肉を刺していた串をとりナゾノクサに手渡す。
といってもナゾノクサに手は無いので、口元に差しだして待つと
ナゾノクサは野生だというのに僕の差し出したその肉をなんの疑いも無く口にした。
もぐもぐと小さな身体の小さな口を動かして咀嚼し飲み込むナゾノクサ。
僕はもう一つ串を取り、自分の口に運ぶ。
とうとう四天王寺に着いた!今夜はたっぷり寝て、明日のバトルに備えなきゃ!
四天王に勝てたらマスター、喜んでくれるかな……頑張らなくちゃ!マスターのために!
でも……この旅が終わったら……わたしとマスターはどうなっちゃうんだろう??
今までマスターの夢を叶えるお手伝いをしたげたくて……ううん、それはいいわけ
この関係を壊したくなくて、気持ちを伝えられなかったよ
明日四天王に勝ったら、わたし、マスターに告白するんだ!
四天王に勝てたらマスター、喜んでくれるかな……頑張らなくちゃ!マスターのために!
でも……この旅が終わったら……わたしとマスターはどうなっちゃうんだろう??
今までマスターの夢を叶えるお手伝いをしたげたくて……ううん、それはいいわけ
この関係を壊したくなくて、気持ちを伝えられなかったよ
明日四天王に勝ったら、わたし、マスターに告白するんだ!
「君は、ずいぶんと人に慣れているんだね」
ナゾノクサは僕の台詞に首をかしげる、
そして立ち上がり、離れたところに置いてあった僕のリュックをいじりだす。
「こらこら、なにをしてるの?」
「ナゾッ!」
「それは……。ん~、やってみたい?」
「ナゾナーゾ!」
擬人化装置を取り出してぴょんぴょんと跳ねるナゾノクサに、
好奇心も相俟って擬人化装置を使ってみた。
モンスターボールにポケモンを戻すときの紅い光、
それの蒼いバージョンの光がナゾノクサを数秒包み、
そしてそれが晴れた時にはナゾノクサは眼鏡をかけた少女に代わっていた。
「えと、うわぁ。僕、うわぁ」
「どうだい? 人になった感想は」
「ん~、そうだね。……とりあえず、散歩でもしたいかな」
「そっか」
>>337
―――
どうやら、このナゾノクサはこの辺りに生息してるナゾノクサではないらしい。
聞くところによると僕を追いかけて
クチバの前の草むらから地道に追いかけてきたという。
それでやたら懐っこかったのだろうか?
「すごいなぁ、人になるとこんなに空が近く見えるんだなぁ……」
ナゾノクサは、両手を広げてくるくると草むらを走り回る。
楽しそうに、心からの笑顔で、見てるこちらも笑うほどに。
「そんなに変わんないだろうに」
「え~、全然違うよ。こんなに星を一杯見れたのは初めてだよ」
「う~ん、僕にはわからないけど。でも、よかったね」
「うん。それに……、こんな満点の星空の下を夜風に揺られながら
こうやって散歩するのってちょっとだけ素敵じゃないかな?
……好きな人と一緒にできたら尚更――ね」
―――
どうやら、このナゾノクサはこの辺りに生息してるナゾノクサではないらしい。
聞くところによると僕を追いかけて
クチバの前の草むらから地道に追いかけてきたという。
それでやたら懐っこかったのだろうか?
「すごいなぁ、人になるとこんなに空が近く見えるんだなぁ……」
ナゾノクサは、両手を広げてくるくると草むらを走り回る。
楽しそうに、心からの笑顔で、見てるこちらも笑うほどに。
「そんなに変わんないだろうに」
「え~、全然違うよ。こんなに星を一杯見れたのは初めてだよ」
「う~ん、僕にはわからないけど。でも、よかったね」
「うん。それに……、こんな満点の星空の下を夜風に揺られながら
こうやって散歩するのってちょっとだけ素敵じゃないかな?
……好きな人と一緒にできたら尚更――ね」
>>338
ナゾノクサは小さく呟く。
最後の方は僕には聞き取れなかったけれど、
しかしなぜか少し切なそうな表情をしていたのはわかった。
でもそれも束の間、ナゾノクサは僕に詰め寄り笑顔でこう提案した。
「ねぇお兄さん! 僕も旅に連れて行ってよ」
「え?」
「折角人の姿に成れたし、お兄さんともこうして話せた
それにまだパーティ空いてるよね?」
「……まぁね」
「お願い! 僕を連れて行ってよ」
両の手を胸の前で組んで、
大きな瞳を潤ませて僕に頼み込むナゾノクサを断れるはずも無く。
「いいよ」
「やったっ!」
僕のパーティはこうして六匹揃いました。
ナゾノクサは小さく呟く。
最後の方は僕には聞き取れなかったけれど、
しかしなぜか少し切なそうな表情をしていたのはわかった。
でもそれも束の間、ナゾノクサは僕に詰め寄り笑顔でこう提案した。
「ねぇお兄さん! 僕も旅に連れて行ってよ」
「え?」
「折角人の姿に成れたし、お兄さんともこうして話せた
それにまだパーティ空いてるよね?」
「……まぁね」
「お願い! 僕を連れて行ってよ」
両の手を胸の前で組んで、
大きな瞳を潤ませて僕に頼み込むナゾノクサを断れるはずも無く。
「いいよ」
「やったっ!」
僕のパーティはこうして六匹揃いました。
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