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元スレなのは「フェイトちゃん?どうしたの?」
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「あ、う、ううん。なんでもないよ」
「?あはは、変なフェイトちゃん」
なのはに話し掛けられ、机に入っていた紙を慌てて隠す。
なのはがアリサ、すずか、はやてとお喋りしている間に、もう一度紙を取り出す。
四つに折られているその紙を開くと……やっぱり見間違いじゃなかった。
その紙には、殴り書きしたような文字が、こう並んでいた。
調子に乗るな ブス 死ね 消えろ
「?あはは、変なフェイトちゃん」
なのはに話し掛けられ、机に入っていた紙を慌てて隠す。
なのはがアリサ、すずか、はやてとお喋りしている間に、もう一度紙を取り出す。
四つに折られているその紙を開くと……やっぱり見間違いじゃなかった。
その紙には、殴り書きしたような文字が、こう並んでいた。
調子に乗るな ブス 死ね 消えろ
と、みんなとお喋りしてたなのはが、不意にこちらに話しをふってくる。
「忘れ物と言えば、さっきの紙なんだったの?フェイトちゃん」
「えっ、えと、き、昨日もらったプリント忘れて帰っちゃったみたいで……」
「あらら、気を付けなあかんよフェイトちゃん」」
「あ、あはは……」
「忘れ物と言えば、さっきの紙なんだったの?フェイトちゃん」
「えっ、えと、き、昨日もらったプリント忘れて帰っちゃったみたいで……」
「あらら、気を付けなあかんよフェイトちゃん」」
「あ、あはは……」
全身に走る悪寒を堪え、なんとか笑ってごまかせた。
だけど気を抜くと今にも体が震え、その場に崩れ落ちそうになってしまう。
それほどの私に対する悪意、憎悪、嫌悪感があの紙から、文字から伝わってきた。
私は、何かしてしまったのだろうか。
これほどの感情を誰かに芽生えさせてしまう何かを、知らず知らずのうちに。
だけど気を抜くと今にも体が震え、その場に崩れ落ちそうになってしまう。
それほどの私に対する悪意、憎悪、嫌悪感があの紙から、文字から伝わってきた。
私は、何かしてしまったのだろうか。
これほどの感情を誰かに芽生えさせてしまう何かを、知らず知らずのうちに。
1限目終了後
「フェーイトちゃん!」
「っ!な、なに?なのは……」
「……?どうしたのフェイトちゃん。なんだかぼーっとしちゃって……授業中もなんだか……」
「え?あ、ご、ごめんね。なんだかまだ目が覚めてないみたい……」
「もー、フェイトちゃんってば。ちゃんと寝なきゃだめだよ?」
「う、うん、そうだね。ごめんね。それで、何?何か用事があったんじゃ……?」
「用事って……2限目は移動教室だよ。早く行こ?アリサちゃんたち待ってるよ」
「あ、そ、そうだった……ごめんね」
「フェーイトちゃん!」
「っ!な、なに?なのは……」
「……?どうしたのフェイトちゃん。なんだかぼーっとしちゃって……授業中もなんだか……」
「え?あ、ご、ごめんね。なんだかまだ目が覚めてないみたい……」
「もー、フェイトちゃんってば。ちゃんと寝なきゃだめだよ?」
「う、うん、そうだね。ごめんね。それで、何?何か用事があったんじゃ……?」
「用事って……2限目は移動教室だよ。早く行こ?アリサちゃんたち待ってるよ」
「あ、そ、そうだった……ごめんね」
2限目も終わって教室に戻り、3限目の準備を始めようとしたその時。
「……あれ?あれ……あれ?」
「?どうしたのフェイトちゃん?」
「ノートがない……おかしいな、確かに持ってきたのに……」
「フェイトが忘れ物なんて珍しいこともあるものね、なのはならまだしも」
「ア、アリサちゃん……なのはちゃんが可哀想だよ……」
「なんや?今日のフェイトちゃんはうっかりさんやね」
みんなは私が忘れたのだと思ってるみたい……確かにその可能性もあり得ただろう。
なくなったノートが一冊だったなら。
「……あれ?あれ……あれ?」
「?どうしたのフェイトちゃん?」
「ノートがない……おかしいな、確かに持ってきたのに……」
「フェイトが忘れ物なんて珍しいこともあるものね、なのはならまだしも」
「ア、アリサちゃん……なのはちゃんが可哀想だよ……」
「なんや?今日のフェイトちゃんはうっかりさんやね」
みんなは私が忘れたのだと思ってるみたい……確かにその可能性もあり得ただろう。
なくなったノートが一冊だったなら。
今日持ってきたノート、そのすべてがなくなっている。
そっか……やっぱり……。
信じたくなかったけど、これが『いじめ』なんだな……。
先生がみんなの前で言ってた。
いじめられたら、すぐに誰かに相談しなさい、って。
でも……そんなのできない。
なのはや、リンディ母さんに心配かけたくない。
私は、我慢しなきゃいけないんだ。
そっか……やっぱり……。
信じたくなかったけど、これが『いじめ』なんだな……。
先生がみんなの前で言ってた。
いじめられたら、すぐに誰かに相談しなさい、って。
でも……そんなのできない。
なのはや、リンディ母さんに心配かけたくない。
私は、我慢しなきゃいけないんだ。
次の日も、その次の日も、新しいノートを買うたびに、なくなった。
なくなってないと思ったら中がぼろぼろで、とてもじゃないけど使える状態じゃなくなってた。
最初はどうして教科書じゃなくてノートばかり、と思ったけど、最近理由がわかった気がする。
教科書だったら、怪しまれるからだ。
教科書は買うのに手続きがいるから、何度もなくなって何度も買いなおせば先生に怪しまれる。
そうしていじめがばれるのを避けるために、ノートなんだ。
私のお小遣いも減らせるし、いじめもばれにくい。
よく考えてるな……。
なくなってないと思ったら中がぼろぼろで、とてもじゃないけど使える状態じゃなくなってた。
最初はどうして教科書じゃなくてノートばかり、と思ったけど、最近理由がわかった気がする。
教科書だったら、怪しまれるからだ。
教科書は買うのに手続きがいるから、何度もなくなって何度も買いなおせば先生に怪しまれる。
そうしていじめがばれるのを避けるために、ノートなんだ。
私のお小遣いも減らせるし、いじめもばれにくい。
よく考えてるな……。
今日は、特に酷かった。
私が一人でお手洗いに行き、個室に入ると、水をかけられた。
びっくりして悲鳴を上げたのと、数人の笑い声が聞こえたのは同時だった。
「フェ、フェイトちゃん!?どうしたの!?そんなずぶ濡れで……!」
「あ、えと、手を洗う時に蛇口を思いっきり捻っちゃって……」
「と、とにかく着替えなきゃ!そのままじゃ風邪ひいちゃうよ!」
「うん、そうだね……」
私が一人でお手洗いに行き、個室に入ると、水をかけられた。
びっくりして悲鳴を上げたのと、数人の笑い声が聞こえたのは同時だった。
「フェ、フェイトちゃん!?どうしたの!?そんなずぶ濡れで……!」
「あ、えと、手を洗う時に蛇口を思いっきり捻っちゃって……」
「と、とにかく着替えなきゃ!そのままじゃ風邪ひいちゃうよ!」
「うん、そうだね……」
その日一日、私だけ体操服で過ごした。
みんな制服の中で一人だけ体操服で居るのはすごく恥ずかしくて、多分顔は真っ赤だったと思う。
そんな私の様子を見ていじめっこたちは喜んでるんだろうなと思うと、すごく悔しくて、悲しかった。
リンディ母さんになのは達にしたのと同じ説明をしてる時、涙を堪えるので一生懸命だった。
ドジなんだから、と笑いながらぐしょ濡れの制服を干す母さんの後ろ姿を見てると、
我慢できなくなって、トイレに駆け込んで泣いた。
でも、トイレに入るとあの時のあの瞬間を思い出してしまって、もっともっと涙が止まらなかった。
みんな制服の中で一人だけ体操服で居るのはすごく恥ずかしくて、多分顔は真っ赤だったと思う。
そんな私の様子を見ていじめっこたちは喜んでるんだろうなと思うと、すごく悔しくて、悲しかった。
リンディ母さんになのは達にしたのと同じ説明をしてる時、涙を堪えるので一生懸命だった。
ドジなんだから、と笑いながらぐしょ濡れの制服を干す母さんの後ろ姿を見てると、
我慢できなくなって、トイレに駆け込んで泣いた。
でも、トイレに入るとあの時のあの瞬間を思い出してしまって、もっともっと涙が止まらなかった。
翌日
今日の体育は水泳。
授業を終え、着替えようとすると、下着がなくなってた。
仕方ないから、そのまま制服を着た。
「ねぇフェイトちゃん」
「ッ……な、なに……?なのは……」
「ど、どうしたの?そんなにびっくりして……」
「な、なんでも……ない、よ……なんでもないから……」
「……?変なフェイトちゃん……」
誰かに話しかけられる。
たったそれだけのことが怖かった。
今日の体育は水泳。
授業を終え、着替えようとすると、下着がなくなってた。
仕方ないから、そのまま制服を着た。
「ねぇフェイトちゃん」
「ッ……な、なに……?なのは……」
「ど、どうしたの?そんなにびっくりして……」
「な、なんでも……ない、よ……なんでもないから……」
「……?変なフェイトちゃん……」
誰かに話しかけられる。
たったそれだけのことが怖かった。
「よっしゃ、お昼やー!お弁当の時間やよー!」
「ふふ……もう、はやてちゃんってば」
「さ、あたしもお腹空いたし、早く屋上に行きましょ!」
「はーい!さ、行こ!フェイトちゃん!」
「お、屋上……!?」
そんな……屋上なんて……。
屋上に行くには階段を昇らないといけないし、風が強い……。
でも……言い訳も思い浮かばない……。
「フェイトちゃん?」
「……うん……すぐ、行くよ……」
「ふふ……もう、はやてちゃんってば」
「さ、あたしもお腹空いたし、早く屋上に行きましょ!」
「はーい!さ、行こ!フェイトちゃん!」
「お、屋上……!?」
そんな……屋上なんて……。
屋上に行くには階段を昇らないといけないし、風が強い……。
でも……言い訳も思い浮かばない……。
「フェイトちゃん?」
「……うん……すぐ、行くよ……」
お昼休みが終わり、教室に戻ってきた。
お弁当の味なんか覚えてない。
お喋りの内容も覚えてない。
そもそもお喋りをしたかどうかも覚えてない。
誰かにばれないか、それだけが気になってどうにかなりそうだった。
私はできるだけ静かに、けれど早く、席に座る。
午後の授業の準備をしようと机の中に手を入れると、
手紙があった。
放課後、一人で屋上に来い
お弁当の味なんか覚えてない。
お喋りの内容も覚えてない。
そもそもお喋りをしたかどうかも覚えてない。
誰かにばれないか、それだけが気になってどうにかなりそうだった。
私はできるだけ静かに、けれど早く、席に座る。
午後の授業の準備をしようと机の中に手を入れると、
手紙があった。
放課後、一人で屋上に来い
「じゃあね、フェイトちゃん。また明日ね」
「ご用があるならしゃーないなー。残念……」
「うん……ごめんねみんな」
「いいよいいよ、謝らなくても」
「そうそう、すずかの言う通り。気にすることじゃないわよ」
「うん……。じゃあね、また明日」
みんなには、自分は用事があるからと言って先に帰ってもらった。
……屋上に、行こう……。
「ご用があるならしゃーないなー。残念……」
「うん……ごめんねみんな」
「いいよいいよ、謝らなくても」
「そうそう、すずかの言う通り。気にすることじゃないわよ」
「うん……。じゃあね、また明日」
みんなには、自分は用事があるからと言って先に帰ってもらった。
……屋上に、行こう……。
後ろに誰も居ないと分かっていても、階段を恐る恐る昇ってしまう。
そうしてようやく屋上の扉へ辿り着き、ゆっくりと開ける。
それと同時に、耳に飛び込んでくる声。
「遅いよ、ブス」
「何やってたの?自分の立場、分かってるわけ?」
「さっさと来てよね、この馬鹿」
そうしてようやく屋上の扉へ辿り着き、ゆっくりと開ける。
それと同時に、耳に飛び込んでくる声。
「遅いよ、ブス」
「何やってたの?自分の立場、分かってるわけ?」
「さっさと来てよね、この馬鹿」
「ご、ごめんなさい……」
そこに居たのは、クラスメートの女の子が三人。
「あの……ど、どうして、こんなことを……」
私は思ったことをそのまま、その子たちに訊ねた。
すると、その子たちは面倒くさそうな表情を浮かべる。
「はぁ?何が?」
「だ、だから……どうしてこんな……ひどいこと……」
「あんた、むかつくのよ」
そこに居たのは、クラスメートの女の子が三人。
「あの……ど、どうして、こんなことを……」
私は思ったことをそのまま、その子たちに訊ねた。
すると、その子たちは面倒くさそうな表情を浮かべる。
「はぁ?何が?」
「だ、だから……どうしてこんな……ひどいこと……」
「あんた、むかつくのよ」
「え……そ、そんな……なんで……」
「なんでも何もない。あんたが居るだけでむかつくの」
「あ、その……私、何かした……?何かしたなら、その、謝る、から……」
「うるさいなぁ……あんたが居るだけでむかつくって言ってるでしょ?」
「イギリス人だかなんだか知らないけど、ちょっと可愛いだけでいい気になってさ」
「周りにちやほやされて、調子乗ってるでしょ」
「ご、ごめんなさい……でも私……調子になんか……」
「うるさい!そういうのもうざいのよ!」
「なんでも何もない。あんたが居るだけでむかつくの」
「あ、その……私、何かした……?何かしたなら、その、謝る、から……」
「うるさいなぁ……あんたが居るだけでむかつくって言ってるでしょ?」
「イギリス人だかなんだか知らないけど、ちょっと可愛いだけでいい気になってさ」
「周りにちやほやされて、調子乗ってるでしょ」
「ご、ごめんなさい……でも私……調子になんか……」
「うるさい!そういうのもうざいのよ!」
「……ぅ……ひっく……」
罵られ、大声で怒鳴られ、気付けば私は泣いていた。
「あぁあああうっざいなぁもう!」
「何?泣けば許されると思ってんの?」
さらに罵声を浴びせられる。
と、彼女たちの一人が何かを思い出したように話しかけてきた。
「あ、そうだ。ねぇあんた。どうだった?屋上でのご飯は?」
「……ぇ……?」
罵られ、大声で怒鳴られ、気付けば私は泣いていた。
「あぁあああうっざいなぁもう!」
「何?泣けば許されると思ってんの?」
さらに罵声を浴びせられる。
と、彼女たちの一人が何かを思い出したように話しかけてきた。
「あ、そうだ。ねぇあんた。どうだった?屋上でのご飯は?」
「……ぇ……?」
何だろう 時期はA’sエピローグの五年後のなのはでいいのかな?
てか二次も惨事もビッチは生きる資格ないな
てか二次も惨事もビッチは生きる資格ないな
「美味しかったでしょ?こーんなに気持ちいい風が吹くんだもん。
そんな中で食べるお弁当が美味しくないわけがないもんねー」
「ぁ……えと……その……」
「たとえパンツを履いてなかったとしても、ね?」
「ッ……!」
一気に顔が熱くなるのが分かる。
そうだ、この子達は……私が下着を着けてないことを知ってるんだ……!
「そーだったそーだった!あんた今、パンツ履いてないんだよね!」
「そ、その……あの……」
そんな中で食べるお弁当が美味しくないわけがないもんねー」
「ぁ……えと……その……」
「たとえパンツを履いてなかったとしても、ね?」
「ッ……!」
一気に顔が熱くなるのが分かる。
そうだ、この子達は……私が下着を着けてないことを知ってるんだ……!
「そーだったそーだった!あんた今、パンツ履いてないんだよね!」
「そ、その……あの……」
全てを知ったなのはさんが怒りのSLBかます姿が目に浮かぶ・・・
「えー?そーなのー?フェイトちゃん、今パンツ履いてないのー?」
「ゃ……やめ……」
「で、どうなのフェイトちゃん?今、パンツ、履いてないの?」
「ぁ……ぇ……」
「答えなさいよ!早く!」
「ッ…………は……履いて……ない、です……ぅ……ぐす……」
「きゃはははは!おもしろーい!本当に履いてないんだー!」
「最高―!恥ずかしいー!あはははははは!」
「みんなが知ったらどう思うだろうねー!あははははは!」
やめて……お願い……やめて……。
>>30
A'sのちょい後くらいのつもり
「ゃ……やめ……」
「で、どうなのフェイトちゃん?今、パンツ、履いてないの?」
「ぁ……ぇ……」
「答えなさいよ!早く!」
「ッ…………は……履いて……ない、です……ぅ……ぐす……」
「きゃはははは!おもしろーい!本当に履いてないんだー!」
「最高―!恥ずかしいー!あはははははは!」
「みんなが知ったらどう思うだろうねー!あははははは!」
やめて……お願い……やめて……。
>>30
A'sのちょい後くらいのつもり
「ぉ……」
「ん?何?どうしたの?」
「お願い、します……。パンツ……返してください……」
「えー、なんのことー?」
「何言ってるのー?ぜーんぜんわかんなーい」
「お願い、です……お願いします……」
「んー、フェイトちゃんが何言ってるのかよく分かんないけどー、
なぜか都合よくここにパンツが一枚あるんだよねー」
そういってひらひらと動かす彼女の手には、見覚えのある柄の下着が……!
「あ……!わ、私の……!」
「あ?」
「っ……ご、ごめんなさい……」
「ん?何?どうしたの?」
「お願い、します……。パンツ……返してください……」
「えー、なんのことー?」
「何言ってるのー?ぜーんぜんわかんなーい」
「お願い、です……お願いします……」
「んー、フェイトちゃんが何言ってるのかよく分かんないけどー、
なぜか都合よくここにパンツが一枚あるんだよねー」
そういってひらひらと動かす彼女の手には、見覚えのある柄の下着が……!
「あ……!わ、私の……!」
「あ?」
「っ……ご、ごめんなさい……」
「ま、ラッキーだったねフェイトちゃん。これでパンツ履けるよ」
「あ、ありが……」
そう言って私が下着を受け取ろうとしたら、すっと手を引かれた。
「えっ……?ど、どうして……」
困惑する私を見て、彼女たちはにやにやと笑っている。
「ダメだよー。だって、フェイトちゃん本当にパンツ履いてないのか、分かんないもん」
「そーそー。本当は履いてるのにタダでもう一枚パンツを手に入れようとしてるのかも知れないしねー」
「そ、そんな……!」
「なーんちゃって、大丈夫だよー」
「え……じゃ、じゃあ……」
一瞬安堵しかけた私の耳に飛び込んだ言葉は、信じられないものだった。
「本当に履いてないかどうか、見せてくれればこのパンツあげるから」
「あ、ありが……」
そう言って私が下着を受け取ろうとしたら、すっと手を引かれた。
「えっ……?ど、どうして……」
困惑する私を見て、彼女たちはにやにやと笑っている。
「ダメだよー。だって、フェイトちゃん本当にパンツ履いてないのか、分かんないもん」
「そーそー。本当は履いてるのにタダでもう一枚パンツを手に入れようとしてるのかも知れないしねー」
「そ、そんな……!」
「なーんちゃって、大丈夫だよー」
「え……じゃ、じゃあ……」
一瞬安堵しかけた私の耳に飛び込んだ言葉は、信じられないものだった。
「本当に履いてないかどうか、見せてくれればこのパンツあげるから」
「……え……」
「ほーら早く早くー。見せてよー」
「ちゃーんと見せてくれないと渡してあげられないよー?」
「そーそー。証拠がないとねー」
「ゃ……いや……それだけは……おねが……」
「あー、今日も風強いなー。パンツが飛んでっちゃいそうだー」
「っ……!」
「わー、もし飛んでっちゃったら大変だねー。なくなっちゃうよー」
「あ、でも校庭にはまだ人がたくさん居るしー。誰かが拾ってくれるかもよー?」
「ほんとだー。男の子たちが遊んでるー。きっとあの男の子たちの誰かが拾ってくれるよねー。
この可愛い可愛い誰かのパンツを。ね?フェイトちゃん?」
「ご、ごめん、なさい……。見せます……見せます……から……」
「ほーら早く早くー。見せてよー」
「ちゃーんと見せてくれないと渡してあげられないよー?」
「そーそー。証拠がないとねー」
「ゃ……いや……それだけは……おねが……」
「あー、今日も風強いなー。パンツが飛んでっちゃいそうだー」
「っ……!」
「わー、もし飛んでっちゃったら大変だねー。なくなっちゃうよー」
「あ、でも校庭にはまだ人がたくさん居るしー。誰かが拾ってくれるかもよー?」
「ほんとだー。男の子たちが遊んでるー。きっとあの男の子たちの誰かが拾ってくれるよねー。
この可愛い可愛い誰かのパンツを。ね?フェイトちゃん?」
「ご、ごめん、なさい……。見せます……見せます……から……」
「そうそう、それでいいの。風で飛んじゃわないうちにね」
「ぅ……ぐす……」
ゆっくりと、私はスカートの裾を持ち上げていく。
あまりの恥ずかしさに目を開けていられない。
でも、脚に感じる風が今自分の脚がどこまで見えているのかを生々しく教えてくれていた。
恥ずかしさで全身が熱い。
それなのに悲しさと悔しさと恐怖で全身が寒い。
……とうとう、一番恥ずかしい部分に風が当たった。
「あははははは!すごーい!本当に履いてないんだー!」
「わー!はっずかしー!見てあの格好―!きゃははははは!」
「あははははははは!すごーい!ばっかみたーい!」
「ぐす……ぅ……ぇ……ひっく……」
いつまでこんな格好をしていれば良いのか……そう思った瞬間。
ピロリーン
「ぅ……ぐす……」
ゆっくりと、私はスカートの裾を持ち上げていく。
あまりの恥ずかしさに目を開けていられない。
でも、脚に感じる風が今自分の脚がどこまで見えているのかを生々しく教えてくれていた。
恥ずかしさで全身が熱い。
それなのに悲しさと悔しさと恐怖で全身が寒い。
……とうとう、一番恥ずかしい部分に風が当たった。
「あははははは!すごーい!本当に履いてないんだー!」
「わー!はっずかしー!見てあの格好―!きゃははははは!」
「あははははははは!すごーい!ばっかみたーい!」
「ぐす……ぅ……ぇ……ひっく……」
いつまでこんな格好をしていれば良いのか……そう思った瞬間。
ピロリーン
急がれよ>>1殿!
「ッ!?」
突然聞こえてきた音に、私は慌てて目を開け、ばっとスカートを下ろす。
が……遅かった。
さっきまで固く閉じたまぶたに覆われていた瞳に最初に映ったのは、携帯を構えた女の子の姿だった。
「あ……あ……」
「きゃはははは!ベストショーット!」
「やったね!あはははははは!見せて見せて!」
「……おー!すごいすごーい!ばっちり写ってんじゃーん!きゃははははは!」
「そん……な……え……嘘……」
突然聞こえてきた音に、私は慌てて目を開け、ばっとスカートを下ろす。
が……遅かった。
さっきまで固く閉じたまぶたに覆われていた瞳に最初に映ったのは、携帯を構えた女の子の姿だった。
「あ……あ……」
「きゃはははは!ベストショーット!」
「やったね!あはははははは!見せて見せて!」
「……おー!すごいすごーい!ばっちり写ってんじゃーん!きゃははははは!」
「そん……な……え……嘘……」
私は足からその場に崩れ落ちる。
「どーよフェイトちゃん?この素晴らしい撮影テクニック!ばっちりでしょ?」
そう言って見せられた携帯の液晶には……
「ぃや……いや……いやぁあああ……!」
「あははははは!おもしろーい!」
「安心して良いよ。この写真はあんたを脅すために使うつもりだからね」
「すぐにはばら撒いたりしない。ま、気が変わらなかったらの話だけど?
せいぜい私たちの機嫌を損ねないようにすることね。きゃははははは!」
「あ、そうだ。はいこれ、約束のパンツね」
そう言って、地面に座り込む私の目の前に下着が投げられた。
「あー汚い汚い。家に帰ったら手ぇ消毒しなきゃ。もー、なんであたしがあんなもん持たなきゃいけないのよ」
「しょうがないでしょ、じゃんけんで決めたじゃん」
「ゴム手袋や火ばさみくらいは準備してあげても良かったかもね。あはははは!」
三人は笑いながら去っていく。
私は、三人が完全に立ち去ってから、急いで下着を履いた。
「どーよフェイトちゃん?この素晴らしい撮影テクニック!ばっちりでしょ?」
そう言って見せられた携帯の液晶には……
「ぃや……いや……いやぁあああ……!」
「あははははは!おもしろーい!」
「安心して良いよ。この写真はあんたを脅すために使うつもりだからね」
「すぐにはばら撒いたりしない。ま、気が変わらなかったらの話だけど?
せいぜい私たちの機嫌を損ねないようにすることね。きゃははははは!」
「あ、そうだ。はいこれ、約束のパンツね」
そう言って、地面に座り込む私の目の前に下着が投げられた。
「あー汚い汚い。家に帰ったら手ぇ消毒しなきゃ。もー、なんであたしがあんなもん持たなきゃいけないのよ」
「しょうがないでしょ、じゃんけんで決めたじゃん」
「ゴム手袋や火ばさみくらいは準備してあげても良かったかもね。あはははは!」
三人は笑いながら去っていく。
私は、三人が完全に立ち去ってから、急いで下着を履いた。
……早く帰らないと母さんが心配する。
そう思い、私は一階まで降り昇降口まで向かう。
下駄箱を開け、靴を取り出し、履いた瞬間、
ぐにゃり と嫌な感触。
「きゃっ……!な、なに……?」
恐る恐る靴から足を抜くと、茶色い物が靴下にべっとりと着いていた。
そして次の瞬間、嫌な臭いが漂ってくる。
これはたぶん……動物のフン。
「ぃゃ……もう……いや……ぅ……ぐす……」
私は靴下を脱いで、靴を持って、裸足で帰った。
そう思い、私は一階まで降り昇降口まで向かう。
下駄箱を開け、靴を取り出し、履いた瞬間、
ぐにゃり と嫌な感触。
「きゃっ……!な、なに……?」
恐る恐る靴から足を抜くと、茶色い物が靴下にべっとりと着いていた。
そして次の瞬間、嫌な臭いが漂ってくる。
これはたぶん……動物のフン。
「ぃゃ……もう……いや……ぅ……ぐす……」
私は靴下を脱いで、靴を持って、裸足で帰った。
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