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    元スレキョン「……また同じ日の繰り返しか…」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - 佐々木 + - 涼宮ハルヒの憂鬱 + - 無限ループ + - 美琴犯 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    451 = 322 :

    >>448
    うん、黙ってろ!!!!

    452 = 299 :

    ばよえーん(棒読み)

    453 = 162 :

    「キョン、一緒にお昼ご飯にしましょ?」
    「お、お前はいつも学食だろ?」
    「今日はお弁当を作って来たのよ」
    間の悪いところに谷口と国木田がやってくる。
    「キョーンー、なにモタついてんだよ。
     腹がぺこぺこで死にそうだぜ」
    「残念ね、谷口。今日はキョンはあたしと二人でお昼ご飯を食べるのよ」
    二人は絶句したまま互いに目配せし、
    「今この時をもってお前との友情は断たれた……」
    「それじゃあ、僕たちは行くから……気にしないでね、キョン」
    と含みのある言葉を残して去っていった。
    「何勝手なこと言ってんだ、お前。
     弁当持ってきたならみんなで食べればよかったじゃないか」
    「キョンと二人じゃないと嫌なの」
    と即答。顔が熱くなるのを感じる。
    「お前は勘違いされてもいいのか。
     その、俺とお前が付き合ってる、とかなんとか」
    ハルヒは弁当の包みを開けながら
    「別に。そんなの周りの勝手な想像でしょ?
     気にしすぎなのよ、キョンは」
    となんでもないようなことのように言い切った。
    ここまで平静を保っていられると、
    古泉の言うハルヒが抱いている俺への恋慕が、嘘っぱちに思えてくる。





    クロスチャンネルは名作

    455 = 162 :

    おかずを口に運んでは「んー、美味しいわね」と顔を綻ばせるハルヒを観察しながら、
    俺はこれまでのループ世界で、俺とハルヒの交際が成立した話を思い出していた。
    それでもループは終わらなかった。
    いったい、ハルヒは何を望んでいるのだろう。
    何が足りないと感じているのだろう。
    「お前が欲しい物ってなんだ?」
    俺は思い切って尋ねてみた。
    「なに? プレゼントでもしてくれるの?」
    クリスマスを明日に控えた子供みたいに双眸が輝く。
    「本気で訊いてるんだ。真面目に答えてくれ。
     別に物じゃなくてもいい。こうなって欲しいとか、
     こうなればいいのに、とか思ってることは何かないか?」
    我ながら愚直な解決策だと思う。
    ハルヒはもぐもぐと口を動かしながら沈思に耽り、やがてゴクリと喉を鳴らすと、
    「宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶこと、これね」
    「入学した時から変わってないじゃないか」
    「変わって無くて何が悪いのよ。
     あんたが真面目な顔して訊いてきたから、あたしも真面目に答えてあげたのに」
    俺は質問したことを後悔しつつ、昼飯を食べる作業に戻った。

    457 :

    やっと追い付いた。

    代役の方が好みだな。

    458 = 162 :

    昨日(前回のループ)と同様に団活が早く終わるようにハルヒを導き、
    帰路でハルヒと別れた俺は、すぐさま長門の部屋に向かった。
    通夜のような雰囲気が充満していた。
    俺の登場に誰も反応しない。
    ただ顔を上げただけだ。
    俺は長門、古泉と順に姿を認め、一人欠けていることに気付いた。
    「……朝比奈さんは?」
    「一時間ほど前に出て行かれましたよ。
     気分転換と言っていましたが、どうでしょうね。
     彼女の精神は脆い。最後に見た彼女の様子も、とても辛そうでした。
     最悪、もうこの場所に顔を出さないかもしれません」
    「携帯に連絡は入れたのか」
    「電源が切られていましたよ」
    夕陽に照らされた古泉の表情には疲弊の色が滲んでいた。
    困ったような微笑みも、かなり無理を作ったもののように見える。

    459 :

    代役邪魔だ鬱陶しい

    461 = 448 :

    どっちもいいと思うぞ

    462 = 168 :

    ここからスレが荒れたのは162回だったか・・・・・・

    だからその前に>>459は消えてくれ

    463 = 427 :

    どちらかといえばこっちのほうが好き

    465 = 162 :

    「進展は?」
    「ありません」
    言葉を失う。一秒がが何十倍にも拡大されているように感じる。
    三人がこの部屋で過ごした数時間のことを思うと、
    俺は逃げ出したのかもしれない朝比奈さんのことを責めることができなかった。
    「長門。朝比奈さんがここに戻ってくる可能性は?」
    「とても低い。
     一度部屋を出た彼女は無気力に支配され、
     そこから更にループを重ねることで、刹那的な愉楽を求める傾向にある」
    突然キスを迫ってきた朝比奈さんの姿が、脳裡に揺曳する。
    「ハルヒに訊いてみたんだ」
    結局俺に出来るのは、俺がハルヒと過ごしている間に思いついたこと、試みたことを話すことだけだった。
    「お前が欲しい物は何なんだ、って」
    「収穫は?」
    「なかったよ。まあ、こんなの以前にも俺が試していることだろうし、結果は分かっていたんだが」

    466 = 322 :

    ここまできたら外野は黙って支援しようぜ

    468 = 225 :

    いやだから1の設定パクったまま進めるなよ1も来てるのに図々しいやつだな

    469 = 187 :

    なんといわれようと俺は支援する

    470 = 287 :

    やりたい事が宇宙人探しやらなんやらで入学時から変わってないと…つまり…

    471 = 213 :

    だから>>1の設定とまったく違う話をこのスレではじめる方がおかしいだろうと
    そもそも今>>1がいないから書いてるんじゃないかと
    てめえら仲良く両方応援することもできんのかと

    472 = 448 :

    >>470
    つまり明日俺がかわいい女の子とランチを一緒にするってことか??

    473 :

    ROMってたけど私怨

    474 = 217 :

    俺も支援する

    475 :

    早く読ませろ

    476 = 162 :

    「彼女は何と答えたのですか」
    「宇宙人、未来人、超能力者を探し出して一緒に遊びたい、だとよ。
     ハルヒの周りには全部揃ってるってのにな……」
    「ちょっと待って下さい」
    古泉の声に精気が宿る。
    「今あなたは、彼女の周りには全てが揃っている、と言いましたね」
    「ああ、言ったけど、それがどうかしたのか」
    「僕たちは既成概念に囚われていたのかもしれません。視点を180度転換させる必要があったんですよ。
     僕たちはこれまで、欠けている物を補填する、彼女の願いを実現させることに躍起になっていました。
     しかし、その発想の土台がそもそも間違っていたとしたら、どうでしょうか。
     彼女は満ち足りている、望みは全て叶えられている。
     そういった視点から考察すれば、新しく見えてくるものがあるのではないでしょうか」
    長門がぽつりと言った。
    「その着想は従前のループに存在していない」
    俺は逸る気持ちを抑えて尋ねた。
    「でもハルヒが満ち足りていて、これ以上何も望んでいないとしたら、どうしてループが終わらないんだ?」

    477 = 454 :

    いいぞ、もっとやれ

    478 = 187 :

    いいよいいよー

    479 = 287 :

    何も望んでいないから終わらない…

    480 :

    ラムちゃん思考なハルヒに初めて萌えた

    481 = 185 :

    うああああああ

    482 = 162 :

    「ループのイメージが固定されているから、そういった考えに行き着くんです。
     あらゆる望みを叶えた王が最後に願うこと。
     恐らく彼女の願いとは、それとまったく同種の物です」

    『祇園精舎の鐘の声
     諸行無常の響き有り
     沙羅双樹の花の色
     盛者必衰の理を現す』

    耳元に古典教師の声が蘇る。
    栄華は永遠には続かない。終わりがやってくる。
    それを知って尚、人は永遠を願う。
    ハルヒ、お前もそうだったのか。

    483 = 247 :

    おー、ちょっと代行のほうもおもろいかもしれん私怨

    484 :

    >>482
    懐かしい…
    中学時代沙羅双樹を噛んであだ名がショージュだったことを思い出すぐらい懐かしい

    485 :

    ずっと起きてればよくね?

    486 = 162 :

    家族がいて、クラスメイトがいて、SOS団があって、
    欠伸をしている間に過ぎ去ってしまいそうなほど平穏で退屈で、
    それでも何一つ欠けていない、完璧に満ち足りたこの一日を、永遠にしようとしたのか。
    その気持ちは分からないでもない。
    俺もガキの頃、実家の縁側で妹と一緒に寝そべって、
    蜩の鳴き声を聞きながら薄暮の中庭を眺めたりした時に、
    今この時間が永遠に続けばいい、なんて思ったりもした。
    けど、それは叶わないから尊い願い事なのであって、本当に叶ってしまえばただの我儘である。
    俺は言った。
    「どうすればいい」
    「彼女は自分がループを発生させていることを知りません。
     ただ漠然とこの一日が永遠に続くことを願っている。
     とすれば、解決策はその願いを反転させ、永遠の終わりを願わせることです」

    487 = 187 :

    しかし少し遅いな

    488 = 247 :

    満ち足りた今よりも、未知の明日か

    489 = 448 :

    これは・・・・・深い・・・・

    490 :

    それでも俺は、明日が欲しい!

    491 = 247 :

    >>490
    なんだっけそれ
    つい最近聞いた気がするんだけど

    492 :

    >>491
    ルルーシュ

    494 = 162 :

    「要はあいつに時の移り変わりの尊さを説けばいいんだな」
    「ええ」
    「……難題だな」
    「……ですね」
    いきなり俺や古泉が『永遠の虚しさ、時の流れの大切さ』という命題について説き始めたとして、
    ハルヒが大人しく耳を傾け、すんなり納得するとは考えられない。
    「涼宮ハルヒにループ世界からの脱出を願わせる方法はそれ一つに限らない」
    長門は平坦な声で事実を述べた。
    「ループ終了条件が彼女のこのループ世界に対する失意なら、
     彼女が強い負の感情を覚えることで彼女の執着は消滅する、と考えられる」
    ハルヒ『この一日が満ち足りている』と思ったから、無意識的にその一日をループさせた。
    だが、その結果として『苦しい』『悲しい』『寂しい』『痛い』などの感覚を味わう散々な目にあえば、
    その一日をループさせる意味はなくなるのではないか。
    長門はそう言っている。

    495 = 317 :

    でも殺しても無理だったんだから……

    496 = 187 :

    それって殺すで満たしてね?

    497 = 220 :

    変化無き日常を生きてるとは言わない

    まさにこれの事ですね、わかります。

    498 :

    ってか、何回も殺されてんだろw

    499 = 448 :

    てかその前に負の感情出させたらキョン達消されるんじゃね??

    500 = 213 :

    つまりハルヒは死ぬほどいたいのが気持ちいいドMだったんだよ!


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