元スレキョン「……また同じ日の繰り返しか…」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
901 = 755 :
「まあここからは僕の仮説ですがね」
古泉は短くなったタバコを灰皿に押し付ける。
「彼女は願いをかなえる能力を持っている。そして彼女は神である。
しかし誰も彼女を信じる人はいない」
「俺らはハルヒの能力を知ってるだろ」
俺ももちろん古泉も長門も朝比奈さんも。
そのためにSOS団が結成されたのだから。
「そこが違うんです。知っているじゃなくて信じないといけない。そして神に
何をされてもそれを受け入れてさらに信仰をする。…そんな人を欲してるのではないのでしょうか」
ということは…。
俺はとんでもない仮説に気づいてしまった。
「つまりこの永遠に続く今日というものはあいつの…俺たちに対する試練というやつなのか?」
出来の悪い生徒をようやく問題の答えを理解させた教師のように古泉は答える。
「ご名答。まああくまでも僕の仮説ですけどね」
902 = 755 :
そろそろ日が沈む時間なのだろうか。
電気をつけていない部室が暗くなってきた。
「じゃ、じゃあ俺たちはどうすれば良いんだ…?」
古泉はポケットからタバコの箱を取り出す。
こんどはいつも吸ってるものじゃなくて小さな箱のものだった。
「何。昔から言われてるでしょう。信じるものは救われる…って。僕たちは何をされようとも
何をしようとも彼女を信じれば良いんです」
いつの間にか部室が真っ暗になってきた。
古泉の吸うタバコの火しかみえない。
「じゃあ、仮説も言ったし帰りますよ。今日はあの未来人も僕がここにいるから
来ないでしょうし。それでは…また今日にでも会いましょう」
そう言うと古泉は俺に何かをぶつけて出て行った。
追いかけようと思ったが投げられたものが何か見てみる。
それはタバコだった。タバコには特に興味がないが箱に印刷されてるものを
暗い部室の中、目をこらして見てみる。
そこには「HOPE」と印刷されていた。
「希望……か」
無性にタバコが吸いたくなったが、周りにライターがないからやっぱりやめた。
しょうがないので俺は長門の家に行ってみることに決めた。
903 = 721 :
何か超展開だな
904 = 755 :
そうだな…じゃあこれで終わろうか
905 :
え
906 :
折角だから1000まで行けばいい
907 :
読む側の反応気にしながらやるのはやめてほしい。せっかく面白いもん書いてるんだし
908 = 755 :
反応ないと何書いて良いか分からなくなるんで
じゃあちょっとだけ続ける
909 = 708 :
>>908
反応してると埋まっちゃいそうなんでみんな遠慮してるんじゃないかと
910 :
保守はさる回避程度でいい時間だしな
>>1が次スレ立てるともなんとも言ってないしいつ終わるかもわからんしあんまりうかつに書き込めん
911 :
仮にも物書きなら誘い受けみたいな真似すんなよ
評価を気にするくらいなら最初から書くな
912 = 755 :
長門のマンションに着く。
どうせ俺が来ることは知ってるだろうからノックをしないでそのまま入った。
長門が机の前でチョコンと一人で座っている姿が見える。
机にはお茶が二つ並んでた。
「よう」
長門は返事をしない。
「古泉から聞いた仮説があるんだが」
「その話は24回目」
長門が重い口を開く。
そうか、24回か。だが何度でも言ってやる。
「この仮説をお前はどう思う?」
「ユニーク。だが非現実的。神は信仰などなくても存在し得るもの。あらゆるものを
超越したところにいるものがそのようなものを必要とはしない」
なるほど。朝比奈さんの意見も聞いてみたいところだが、きっと三人とも違うことを
言うんだろうな。
なぜかそんな気がした。
「じゃあ長門はハルヒが何でこんなことをしたと思うんだ?」
長門がチラッと俺を見る。おっともう回数を言うのはやめろ。
「彼女の気まぐれ」
長門の答えは非常にシンプルなものだった。
「以前彼女が望んだときは夏休みというものを永遠に味わいたかったから
そして今回も恐らく彼女が何らかの理由で今が過去になることに恐怖を覚えたから今を固定した」
「じゃあどうすれば解決するんだ?」
913 = 721 :
>>911
何様ww
914 = 755 :
「原因は不明」
なるほど。長門は以前聞いたときと答えが変わってないわけか。
「ただ彼女の無意識の中で今日を繰り返しているという認識はあるはず」
「ということは?」
「彼女が飽きればもとの世界に戻る」
なるほど。じゃあ5000回も今日を繰り返してなおも飽きないというのは何でなんだろうな。
「分からない」
そうか…。
「ただ」
うん?
「人というものは無限の可能性の今を見てみたいという欲求がある」
なるほど、パラレルワールドというやつか。
「そう。おそらく彼女は何度も同じ日を繰り返すことによってどのように世界
が変化するのかを見てみたいと願ったはず」
お茶をすすりながら長門は説明する。
長門は何回このお茶を飲んできたんだろうな。とつまらんことを考えそうになった。
だが、古泉も長門もアプローチの方法は違うがハルヒが今日を繰り返しているのは何かを
求めているということははっきり分かった。
「長門。帰るわ」
俺はお茶を飲まずに立ち上がった。
「分かった。頑張って」
長門は俺が何かをしようということは分かってるんだろうな。
長門のマンションを出て俺はハルヒに電話をすることにした。
916 = 755 :
眠いから寝る
残ってたら書きます
918 :
>>916
なんて野郎だ
だがお前の文章が好きだ
ゆっくり休んで良作を投下してくれ
次はパー速で会おう
919 :
残ってたらって…その前に埋まるわ
920 = 721 :
ほ
921 :
取り敢えず>>1乙
せっかくの良スレなのに1スレで収まりきらない(だろう)ってのが残念だけど
922 :
埋めるのが忍びないがとりあえず>>1乙
923 = 708 :
>>1乙
次来たら酉付けて新スレがいいかも
924 = 721 :
別に1何も悪いことしてないのに乗っ取られて可哀相だな
925 = 910 :
起きるまでに埋まるだろこれw
926 :
>>924
まだ乗っ取りとかグチグチ言ってる奴いるのな
927 = 918 :
どんな理由であれ乗っ取りには違いない
928 = 721 :
1が代わりに書いて下さいって言ってなかったし設定までぱくってたじゃん
929 = 856 :
いちいちうるさい奴だな
途中で投げかけたり誘い受けしたりする1よか
ちゃんと完結させた代行の方が立派だろ
930 = 721 :
いやだからこれは人の題材じゃん
それに1は書かないって言ってないし
931 = 918 :
もう過ぎたことだ
932 = 926 :
フラりと>>1が消えその後釜、代役者として書いたのだから
別物の作品として読めばいいものを、いつまでも悪態垂れるのは見苦しいぜ?
933 = 721 :
まあ過ぎたことだけど人の褌借りて相撲取るやり方は褒められるもんじゃない
違うスレでやりゃ良かったのに
934 = 856 :
こういうのがいるから電話(笑)とか言われるんだろうな
935 = 926 :
新たにスレ立てて、同じ題材だったらそれはそれで叩くんだろ?どうせ
というかもうスレが50足らずで終わるな
936 :
ここまでSSを全否定しているのになんでSSスレ開いてんだこいつは
937 = 721 :
別にこのスレ参照とか借りてるとか言えば誰も叩かんだろ
そういや乗っ取りしたやつも似たようなこと言ってたな
938 = 918 :
SSスレって必ず同じ流れになるよな
939 = 721 :
>>936
いや普通のSSスレは借りてるのはタイトルだけなのに1が書いた文章まで借りるのは珍しいなと思って
940 = 812 :
私は>>1も読みたいです
次スレ立つのかなこれ
942 = 926 :
あまりにも立てるのが早すぎる
944 = 768 :
1が戻っても書くスペースないな。どこでもいいから書ききってほしいが
946 = 926 :
大体の長編物SSは文が書き溜まった時に書き手が新たに
スレを立て直すのが鉄則っちゃ鉄則
947 :
おまえらは本当に気持ち悪いな
949 :
>>947
今に始まった事じゃないとおもうんだが
950 :
遅レスすぎるが代行さんの話がめちゃめちゃおもしろかった、代行さんホントありがとう
みんなの評価 : ★★★
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