元スレキョン「……また同じ日の繰り返しか…」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
401 = 367 :
なんか、同じスタートで別の奴が平行して書いていた状況が、
おれ的にはすげー面白かったんだけど。
繰り返しが題材なんだから別の回だという事にしてもいいじゃね
二人とも書いて欲しいがなあ
402 = 337 :
アル晴レタ日ノコト
403 = 287 :
魔法
406 :
ほう
409 :
てす
412 :
ほう
413 = 220 :
アレ?これもしかしてマジでなるのか?
414 :
なるわけ無いだろ
415 = 185 :
すげぇ
416 = 374 :
おまえらスレ消費すんなよ
417 :
今回は本当っぽいな
420 = 418 :
これ・・なんかやっちゃった・・・?
421 :
信じてみる
425 = 423 :
沖縄県民乙
427 :
関係ないけど、谷川流寄せの法則って本があるんだぜ
428 = 190 :
ループしても普通に生きてけんだからよくね?
429 :
てかループしてるんなら毎日やりたい放題できるんじゃね?
430 = 162 :
代行だが書き切らせてもらう
>>210の続きより、完結までを投下する
431 = 373 :
>>430
ktkr
期待してるぜ
432 = 162 :
「お待ちしていましたよ」
「ああ」
陰鬱という名の澱が積もっていた。
テーブルの三辺についた長門、古泉、朝比奈さんの表情は一様にして曇っている。
それが意味するところはひとつだ。
古泉は薄笑いを浮かべて言った。
「完敗でした。
あらゆる提案は、既に別世界の僕が考案し、失敗に終わっていました」
目は笑っていなかった。
「ま、まだ初日じゃないか」
その言葉の虚しさは、今更論じるまでもない。
これは何度目の"初日"なんだ?
朝比奈さんが申し訳なさそうに言った。
「わたしも一生懸命考えました。
でも、ダメでした。
みんな既出で、何を言ってもこれまでのループのわたしに先回りされている気がして……ごめんなさい」
長門は口を閉ざして、何を考えているのか分からない目で虚空を見つめている。
ホームルーム30分前や、昼休みに部室に集まった時にあった希望は、こんなにも短い時間で失われてしまうものなのか。
433 = 287 :
>>429
突如ループが止まったら…悪い事は出来ないな
頑張って勉強すれば理三合格と論博取得を目指して勉強するのがベストかな
434 :
>>1
てかループって今度出るハルヒのゲームのパクりじゃねーか
435 :
リトバスか
438 = 162 :
俺は昼休みの後、俺が抜けた部室で、そして長門の部屋で行われていた話し合いを想像してみた。
古泉と朝比奈さんが、これまでの失敗策を生み出した視点とは別視点からの思考を試み、時々進言する。
だが、それらは尽く長門に「既出」と切り捨てられる。
自然と言葉数は減り、新たな着想を待つ時間の沈黙に堪えられなくなる。
どうせ別世界の自分が考えていることを準えているだけだ、という閉鎖的な思考に嵌る。ストレスが増大する。
このままの状態は危険だ。
俺は空気を変えるべく、
「学校にいる時に考えたんだが、
俺が記憶を引き継ぐ確率と、古泉と朝比奈さんが記憶を引き継ぐ確率が違う原因が、
ループの原因に関係していると思わないか」
間髪入れずに長門が言った。
「原因は不明」
「それは分かってる。
だから、これから俺たちでその原因を考えないか」
俺は三人の顔を見渡した。最初に反応したのは古泉だった。
439 :
ひぐらしだな
440 = 423 :
>>434
ハルヒのSS書いてるやつになにいってるんだ?
442 = 162 :
「ループ発生原因を直接探るのは難しい。というよりも手詰まりの感があります。
僕は彼の考えを支持しますよ。
記憶引継率の差違の原因解明が、本題から迂遠、あるいは見当違いな思索になる可能性は否めませんが」
長門が言った。
「彼がこの問題提起をするのは三度目。
いずれも明確な答えは出ないまま脱落者が生じるか、
同時にわたしを除外する全員の記憶がリセットされふりだしに戻った」
やっぱりな。
「それでもたったの三度だ。
これからする四度目の話し合いで答えが出るかもしれない」
ちょっと元気を取り戻した朝比奈さんが手を挙げて、
「わたしと古泉くんの記憶を引き継ぐ確率と、キョンくんが記憶を引き継ぐ確率の違いが起こる原因について、
今までのわたしたちはどんな推理をしていたんですか?」
「行き着く仮定は一つ。
涼宮ハルヒがそう望んだから」
「真っ当な推量ですね。確かに、そう考えるのが一番簡単かつ明瞭です。
がしかし……それを証明する方法が僕たちには無い」
まさかハルヒのところに向かって、
『どうして朝比奈さんや古泉と俺とでは記憶引継率が違うんだ?』
と問い質すわけにもいかないしな。
443 :
>>10ぐらいまで読んだがこれなんてクロスチャンネル?
444 = 162 :
朝比奈さんが言った。
「あの、涼宮さんが望んだことで記憶引継率に違いが生まれたとして、
涼宮さんはきっと、それから生じる"現象"に期待していたと思うんです」
古泉が頷く。
おい待て。頭の回転が遅い俺にも分かり易く説明しろ。
「ですから、もし仮に涼宮さんが僕たちの記憶引継率を無意識に操作しているとして、
それ自体は単なる手段に過ぎない、ということですよ。
僕や朝比奈さんが既視感を覚え、次第に記憶を引き継ぐループが多くなる一方で、
あなたは一般の人々と同じように、既視感を知覚しないケースの方が圧倒的に多かった。
彼女はこの"現象"を望んでいたんです」
445 = 162 :
午後10:30。俺は帰宅した。
結局それから話し合いは進展せずに解散となった。
ループの始点が廻ってくるその時まで一緒にいるのは、なんだか憚られた。
数時間三人と顔を突きつけ合わせ、別れる時になって分かったことがある。
それは記憶の引き継ぎによって希望が絶望に押しつぶされ、自分が壊れる可能性とは別に、
次の日、つまり次のループで記憶を引き継げない可能性に耐えなければならない、ということだ。
自分が自分で無くなる恐怖。
次のループの俺が、今の俺であるという保証はどこにもない。
しかも俺は他の三人と比べて記憶を引き継げる確率が低い。
それを思うと気が滅入った。
俺は再び記憶が失われないように祈りながら、微睡みに落ちていった。
446 :
私怨
448 :
一日くらい寝なければいいじゃん
449 = 162 :
翌朝。祈りはまたしても神に届いたらしい。
俺は記憶を引き継いだまま三度目のループを迎えた。
が、それを素直に喜べはしなかった。
既視感、と言うよりかは、つい最近観た映画をもう一度無理矢理見せられているような感覚が常に付きまとっているからだ。
朝の通学路を行き交う人々。クラスメイトのお喋りの内容。
退屈な授業はいつにも増して退屈に感ぜられ、
指名された時は難なく黒板にチョークを走らせることが出来た。
こういった感覚は記憶を引き継ぐ毎により鮮明になり、精神的な負担になるんだろう。
たった二度のループでさえこれなのだ。
長門がリミットと言った四度のループには、どれほどの既視感に見舞われることになるのか。
あまり想像したくない。
そんな焼き直しの一日で、唯一ハルヒにだけはカオス理論が適用されているらしい。
昼休み、部室に直行しようとした俺を引き留める声があった。ハルヒだ。
450 :
>>434
お前はまずラノベを読んでろ
ゲーム云々の前に同じような話がある
みんなの評価 : ★★★
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