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    元スレキョン「……また同じ日の繰り返しか…」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - 佐々木 + - 涼宮ハルヒの憂鬱 + - 無限ループ + - 美琴犯 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    151 = 7 :

    >>144
    確か前も乗っ取りが出てたしな
    ループしすぎw

    152 = 144 :

    ほう…異空間か……そして中に取り残されている者が数十名……ククッ…………俺もいつまでもこんなところに居るわけには行かないのでね…不本意ではあるが貴様らも救ってやるとするか…………

    154 = 68 :

    が、その頃にはホームルームの開始時刻が迫っていたので、長門の話は昼休みに持ち越しとなった。
    俺は逸る気持ちを抑えて授業を乗り切らなければならなかった。
    教師の言っていることは勿論のこと、
    後ろからシャーペンで背中をつつくハルヒのことも、気にならないほどだった。
    それがハルヒの機嫌に触ったらしい。
    「なにしやがる!?」
    「うるさいわねえ。たかがコンパスの針くらいで」
    「たかがじゃないだろ!」
    「あんたがシャーペンで気付かないのが悪いのよ」
    どこまで自己中心的な女なんだろうね、ハルヒという生き物は。
    「それで?
     さっきの小さな悲鳴で教師から睨みを利かされているわけだが、早く用件を教えてくれ」
    ハルヒは憮然とした態度で答えた。
    「別に。呼んでみただけよ」
    ああ、なるほどな。
    つまり俺は特に理由もないのにコンパスの鋭利な針でブレザーに穴を開けられ、
    次いで激痛を味わわされることになったわけだ。
    「お前馬鹿だろ」
    「ふん」
    とそっぽを向くハルヒ。
    無性に腹が立ったが、俺はそれ以上突っかからずに、時計の針が動くのを見守ることにした。
    我ながら大人の対応である。

    155 = 144 :

    俺も名前呼ばれて「呼んでみただけ」って言われてみてえ!!!!

    156 = 153 :

    めがっさ支援!

    157 :

    私怨

    161 :

    ID変わったし皆で乗っ取ろーぜwwww

    162 :

    昼休み。ハルヒがいつもの如く教室から消えたのを見計らい、
    俺は谷口と国木田に詫びを入れて文芸部室に向かった。弁当は持参せずにだ。
    長門は既に定位置についていた。
    俺に続き時間差で、古泉、朝比奈さんと全員が揃う。
    古泉は到着するやいなや、ノートパソコンを立ち上げエディタを起動した。
    「お願いします、長門さん」
    長門が列挙する失敗策の数々を打ち込むつもりのようだ。
    長門は頷き、機械的にこれまで観測してきた情報を語っていった。
    終わってからノートパソコンの画面を覗き込むと、
    流石は古泉と言うべきか、失敗策がそれぞれカテゴライズされ、
    大まかにアプローチしては"いけない"方向性が示されていた。

    165 :

    中々面白い

    166 :

    ループものならクロスチャンネルの方が断然上だな

    文才ないしつまんね

    167 :

    邪気眼使いまで現れたなら大丈夫だな

    もうこのスレを繰り返すことはないだろう

    172 :

    ここまで来たら授業ぐらいさぼって考えるよね。

    173 = 162 :

    一つ。涼宮ハルヒが抱える欲求不満の解消。
    ハルヒが足りないと感じている物、手が届かないと分かっていながら深層心理で欲している物を与えても、ループは終わらなかった。
    二つ。涼宮ハルヒが懸念する対象の消去。
    ハルヒが嫌っている人物、あるいは将来的に不安に感じていることを抹消しても、ループは終わらなかった。
    三つ。涼宮ハルヒと涼宮ハルヒの鍵たる俺の関係操作。
    古泉、長門、朝比奈さんの差配によってハルヒと俺が交際することになっても、ループは終わらなかった。
    四つ。涼宮ハルヒに対する真実の告白。
    ハルヒにハルヒがこの世界の創造主であり、ループを発生させている張本人だと伝えても、ループは終わらなかった。
    五つ。涼宮ハルヒの殺害。
    絞殺、薬殺、圧殺、刺殺、銃殺、轢殺、撲殺、その他あらゆる方法でハルヒを殺しても、ループは終わらなかった。

    175 = 162 :

    「ループの原因究明の糸口はこの五つの方法の他にあるということですね」
    と古泉がポーカーフェイスで言ったのを最後に、部室がしん、と静まりかえる。
    多分、いや確実に、皆考えていることは同じだ。
    今挙げられたのは、他のループ世界で自分が必死で編み出した打開策なのだ。
    その穴を突いて新たな着想を得ることができるのか。
    またできたとして、そこに到るまでに、どれほどの労力と時間を要するのか。
    『前回は最初の一人が脱落するまでに二日しか要しなかった』
    長門が昨日(正確には前回のループ)言っていたことの意味を、身を以て理解した。

    177 = 167 :

    殺害の種類ワロタw

    179 :

    眠い

    180 :

    キョンが具合悪いことにして

    「あしたなったら学校行くから」

    ってメールすりゃハッピーエンドじゃね?

    181 = 159 :

    告白しても無理だったんだし・・・

    182 :

    >>180
    消えて

    183 = 162 :

    沈黙を破ったのは朝比奈さんの嗚咽だった。
    「ひくっ、えくっ……」
    「大丈夫ですか、朝比奈さん?」
    「うっ、えぐっ、こんなのって、酷いですっ……」
    俺は初め、朝比奈さんはループから抜け出せる可能性が極々低いことを知って、涙を流しているのかと思っていた。
    「わっ、わたしたち……、えっく、……本当に何度も、涼宮さんを……ひくっ……、殺したの?」
    しかし違った。朝比奈さんはこれまでに繰り返されたハルヒの死を悼んでいたのだ。
    長門は静かに言った。
    「これは紛れもない事実」
    ぽろぽろと真珠のような涙を零す朝比奈さんに、都合の良い慰めの言葉をかけるわけにはいかなかった。
    俺たちはこれまでのループの中で、ストレスによって理性を失い、
    ループの元凶をハルヒに位置付け、感情のままにハルヒを殺した。
    時には単独で、時には共同で。

    184 :

    >>179
    眠たければ寝るがいいさ
    どうせ次の今日でもこのスレを読むことになるのだから

    186 = 178 :

    寝なかったらどうなるんだろうな

    187 :

    自動的に意識が途切れるんじゃね

    188 = 162 :

    「真実を受け止めないと。
     目を背ければ、また同じ過ちを繰り返すことになりますよ」
    柄にもない台詞を口にした俺を、朝比奈さんが濡れた瞳で見つめる。
    少しは落ち着いたみたいだな。
    俺が朝比奈さんの背中をさすっている間に、古泉はキーボードに指を走らせながら、長門から情報を引き出していた。
    「本題の論攷の前に伺いたいのですが。
     僕や彼や朝比奈さんが正気を失うまでに、記憶を保持したループが何度必要なのでしょうか?」
    「……四回程度」
    「短いですね」
    「ループを重ねるごとに必要な回数は減ってきている」
    つまりあと四度連続で記憶を引き継げば、俺たちは否応なしに諦観に達する。

    189 :

    4日程度で崩壊するのか

    190 :

    期待してるぞ

    191 :

    >>189
    そらするだろ…どんな案を出しても既出既出と否定されるんだぜ?

    193 = 178 :

    今更かもしれんが
    閉鎖空間を作らせる案もなかった?

    194 = 187 :

    うわははは

    195 :

    スレとは全く無関係だがキョンって一人称を「僕」に変えれば
    村上春樹の小説の主人公っぽくなるんじゃね
    やれやれ、だのしょっちゅう呟くし

    196 = 187 :

    逆に考えるんだ…

    197 = 178 :

    6回目越えた辺りから>>194みたいなのが毎回あらわれるな

    198 = 162 :

    「僕たちが記憶を引き継ぐ確率は分かりますか?長門さんは確定として」
    「あなたと朝比奈みくるが約64パーセント」
    そこで長門が俺をチラと一瞥し、
    「そして彼だけが約27パーセント」
    「その差分はどうして発生するのでしょうか」
    「原因は不明」
    「了解しました」
    古泉はタイピングを止めると、ノートパソコンとプリンタを接続し、エディタに纏めた情報を四枚の紙に印刷した。
    その手際の良さに驚いていると、「ふふっ、"慣れ"ですよ」と気味の悪いウインクが飛んできた。
    古泉は印刷紙を四人に配りつつ、
    「どうせいかなる情報媒体も日付が変われば初期化されるでしょうが、
     作らないよりは作業効率も向上するでしょう」
    「古泉、お前、毎日こうやって情報を纏めるつもりなのか」
    こういう心配りの良さが、後に古泉にストレスとなってのし掛かるのではないか。
    不安になると同時に、前回のループで出会った、性格が変貌した古泉を思い出す。
    そのイメージを掻き消すように古泉は言った。
    「こんなもの、大した労力ではありません。
     さあ、考える作業に入りましょう」
    俺は時計を見上げた。もうすぐ昼休みが終わる。
    「僕と朝比奈さんと長門さんは文芸部室に残ります。
     あなたは教室に戻って、涼宮さんの前で普段のあなたを演じてください。
     彼女が真実を知ったところでループに影響がないことははっきりしていますが、
     余計な詮索を入れられるのは得策ではありませんからね」

    199 = 189 :

    私怨


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