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    元スレ弟「姉貴、絶対に復讐してやるからな」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×6
    タグ : - 秀吉 ×4+ - + - ツンデレ + - ドロドロ + - ヤンデレ + - 上条ハーれむ + - + - 復讐 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    501 = 246 :

    そして、数日が過ぎた。


    「また付いて来るのかよ」

    「なによ、文句あるの?」

    「いーや、べつに」

    「ふんっ、さっさと行くわよ。落ちてたら家に入れないからね」

    「はいはい」


    VIP高校の受験日から数日、俺と姉貴の関係は少しだけ、ほんの少しだけ前進した、気がする。

    当日の帰りは“どうだった!?”と辟易するほどしつこく聞かれた。

    そんな姉貴の様子が、いつもからは想像もつかないくらい滑稽で、笑いを堪えるのに必死だった。

    問題も知らないのに、話しても意味ないだろうと誤魔化すと 


    「……やったから、私も」

    なんと、姉貴は俺が受験している間に、保護者用に配られた試験問題を解いていたらしい。

    502 = 246 :

    「いや、でも俺答えとか書いてないから」

    「!!」

    久しぶりに本気で殴られた。 

    前ならしょっちゅうだったんだが。


    「ねぇ……」

    「なに?」

    「どうして、そんなに勉強熱心になったの?」

    お前に復讐するためだよ、とは言うわけにもいかず、仕方なく 

    「なんとなく」

    で、お茶を濁した。

    「ふんっ、まぁやっとマトモになってきたみたいじゃない」

    「うるさい」

    「あっ……うん」

    503 = 246 :

         VIP高校 掲示板前 

    「さてっ、と」

    「あっ、あるのっ!?ないのっ!?」

    「落ち着けよ、今探してるんだよっ」

    「あぁ!!もうっ、貸しなさい!!私が探すからっ!!」

    「あっ、おい」


    『おとうとくーん!!!!!』


    「ん?」

    「グスッ……とおった!!私の番号っグスッ……ありましたっ!!!」

    「おう、良かったな」

    「本当に、弟くんの、お陰です……」

    「いーや、お前も頑張ってた……ような気がする」

    「もうっ、頑張ってました!!!それで、あの……弟くんは?」

    504 = 333 :

    修羅場の予感

    505 = 246 :

    「ん?あっ、そっか」

    「どうだったんですか!?勿論、合格しましたよねっ!?」

    「さぁ……どうかなぁ?わか…」

         ギュッ 

    「……グスッ、……グスッ」


    「んー、無事合格したらしい。なぁ、俺の番号あったんだよな?」

    「グスッ……グスッ……(こくっ)」

    「だってさ」

    「うわぁ……やりましたね!!私達、高校も同じですよっ!!!」

    「そうだな」

    「また一緒に勉強しましょうね」

    「はいはい、じゃあまた女「ところで」……は?」

        
    「その、女の人……誰ですか?」

    「へっ?」

    506 :

    >>502の弟が答え書いてないってどういう意味だ??誰か説明plz

    507 :

    ジョーク

    508 = 480 :

    答案用紙に書いた答えを
    問題用紙にメモして来てないってことじゃねーの?

    509 = 484 :

    >>506
    持って帰ってきた問題に自分の答え写してきてない

    510 :

    自己採点用に普通書くだろ

    511 :

    単に答え合わせするために問題用紙に答えを書いてないだけだろ

    513 = 246 :

    「いや、普通に姉貴だけど」

    「本当ですかぁ?うそっぽーい」

    「こらこら、何を根拠に……」

    「ふーん、まぁ良いです。それじゃ、また会いましょう、弟くん。お姉さんもさようなら」

    「おう、気を付けて帰れよ」






    「さて、帰るか」

         ギュッ 

    「いひゃい、いひゃいって、あにゃひ(痛い、痛いって、姉貴)」

    「ところで、あの子が誰なのか“普通ね姉貴”に教えてくれないかしら」

    514 = 246 :

    >>513 誤字あります、普通の姉貴ですね

    516 = 457 :

    くぅーん
    時々の弟のうざさは作者の性格がうざいのか演出なのか
    まぁ最後まで応援するから頑張って

    517 = 515 :

    >>516それがいいんじゃまいか

    518 :

    仕様だろ
    それに書き物の主人公=作者の性格とは限らん

    519 = 246 :

    「痛いって!!」

    「ふんっ」

    頬がひりひりする。しかし、嫌な痛みじゃない。


    ――――ねぇ 

    「なに?」

    「グスッ、ほんとにっ、よかったねぇ……」

    優しく微笑んだ姉貴は、俺を、ギュッと抱き締める。

    「一緒に、学校、グスッ、いけるねぇ……」


    ああ、俺はこの温もりが欲しくて、この世界に来たんだ。

    この笑顔が見たくて、俺は頑張ったんだよな。

    視界が、白く、白く、染まった。 
    どうやら、夢みたいな時間は終わりのようだ。

    520 :

    でもちょっとだけ格好良いと思ってしまう俺は中2病なんだろうな

    521 = 246 :

    「姉貴、俺っ!!……いや、なんでもないや」

    「―――?」

    じゃあな。姉貴。 

    きっと、もう会えないけど。 

    最後に、抱き締めてもらって、認めてもらえて、本当に嬉しかったよ。


    「俺の復讐、終わったわ」


    そして、俺の意識は、微睡みの中に落ちていった。 

    おわり。

    523 :

    早かったな乙

    524 = 518 :

    乙    ループ入る前の姉の反応も見たかったな・・・なんて

    525 = 333 :

    女はあんまし話しに絡まないんだな

    526 = 246 :



         ゴスッ 

    「いってぇ!!何すんだよっ!!」

    「はぁ?アンタが復讐とか意味分かんないこと言うから、ボケてないか確かめてやったのよっ!!」

    「えっ?あれっ?」

    「ほらっ、さっさと帰るわよ!!」

    「えっ?」

    「あとっ!!さっきまでの事は忘れなさいよっ!!良いわねっ!?」

    「あれ?えぇー!!!!!!」

    「べっ、別に泣いてもないしっ!アンタをギュッとしたのだって気の迷いよ!!」

    「………」


    「ふんっ、バカ面……」





    「どうなってんの?」

    527 = 492 :



    なんか切ない

    529 :

    良い展開だ

    530 = 286 :

    乙と言わなくてよかった…
    いや忘れてたわけじゃないっすよ?

    531 = 518 :

    ・・・・あれぇぇぇ???
    デジャブ・・・
    終わり から続くのは主人公の名前がおまえらのアレに・・・

    532 = 523 :

    待ってたぜ

    533 = 492 :

    やべぇw いいな

    536 :

    ループに入る前の姉の反応が見たい

    537 = 246 :

         ガチャ 

    「ただいまー」

    「ただいま?」

    「お帰りー♪今日はご馳走よー」

    「ちょっと、もし落ちてたらどうするつもりだったのよ」

    「良いじゃない♪合格してたんでしょ?♪」

    「うん、まぐれでね」


    「…………」

    「またまたーw絶対合格してるからご馳走にしてあげてって言ったのは姉じゃないw」

    「ちょっ、ちょっと!!それは言わないでって、言ってたのに///」

    「…………(やべぇ、付いていけてないぞ。俺)」

    538 = 484 :

    くそっ、もうバイトに行かなくては…
    どっかのブログに載ること祈るわ

    539 = 246 :

    「………」

    何故、夢が覚めない?

    俺はもう満足したんだぞ?

    姉貴も、遂に俺の合格を喜んでくれたし。

    もう、思い残すことはないと思ってたんだけど。


    あれ?まだ、なにかあったっけ? 


    わからん。

    こうなったら、仕方ない。

    「飲もう」

    「黙れ、未成年」

    「すいません」

    540 :

    おいついたー

    541 :

    リセットですか

    543 = 246 :

    「ふふふwお酒は大学に合格したらね♪」

    「……そうですね」

    「ほらっ、今はこれで我慢しなさい」

    (ファンタかよ……)

    「はい、弟♪コップ♪」

    「あっ、ありがと」

    「………」

    「………」

    「こっちに向けなさいよ」

         とくとくとく


    「!?」

    「きょ、今日だけだからねっ!」

    「うふふw」

    544 = 246 :

    まだこっから一回展開を残してるんだが 

    時間ギリギリまで姉弟+母のまったりをお楽しみください

    545 = 286 :

    ヨネさぁぁぁん!!

    546 = 350 :

    米田ついに来たかww

    547 :

    追い……ついた……だと……

    548 = 414 :

    >>544
    鬱エンドですね。分かります


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