元スレ弟「姉貴、絶対に復讐してやるからな」

みんなの評価 : ★★★×6
1 :
弟「ここは……どこだ?」
弟「グランド?……そうか、ここって俺が通ってた中学校じゃん」
弟「なんでこんなところに……」
弟「………駄目だ、思い出せない」
弟「あれ、俺なんで制服なんて……」
弟「俺、そういえば……」
弟「死んだ、んだよな………」
弟「あれっ?」
弟「よくわからんぞ………」
2 :
スレたいでつよきすの蟹思いだした
3 = 1 :
弟「意味が分からん。というか、いい年こいてなに制服なんて着てるんだよ。俺」
弟「たしか……」
弟「死んだんだよな」
弟「大学に受かって、すっごい嬉しくて……」
弟「やっと姉貴を見返してやれると思ってたんだ」
弟「そしたら……んん、なんだっけ?」
弟「わからん、わからんものはわからん。とりあえず家に帰るか。この格好は流石に不味い」
4 = 1 :
てふてふ
弟「うーん、なんだ。何かが引っ掛かる……」
弟「うん……!?」
弟「おぉw懐かしいなwこの駄菓子屋ww確かおばちゃんが亡くなって、……あれ?店閉めたんだよ、な?」
弟「………おかしい」
弟「なんだ、この違和感。俺、死んだんだよな」
弟「これじゃまるで……」
―――過去に戻ったみたいじゃないか
5 = 1 :
弟「いや、そんなの……あり得ない……」
弟「俺は死んだ、確かに、首を吊って………」
そう、俺は死んだ。
合格発表当日、一刻も早く両親に吉報を知らせたくて、サークルの勧誘に脇目も振らず、真っ直ぐ家に帰った。
でも、二人はいなくて。
代わりに、一歳年上の姉がいた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
弟「姉貴……」
姉「…………」
7 = 1 :
弟「俺、受かったよ……大学……」
姉「!? ふっ、ふーん、あっそ」
弟「これで、やっと俺のこと、認めてくれる?」
姉「!! なっ、なに調子乗ってんのよ!!たかが三流大学に受かったくらいで!!!」
弟「でっ、でもっ!一応、その、医学部だし……」
姉「ふっ、ふん!バカじゃないの!!あんたが医者になんてなれるわけないでしょ!!」
弟「そんな……」
姉「だいたい、それでなんで私があんたを認めるのよっ!!」
弟「…………」
姉「ふんっ」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
俺はその場で、合格通知を破り捨て、自分の部屋で首を……。
9 :
姉はきっとツンデレなんじゃないかと
10 :
打たれ弱すぎだろ…
11 :
マッチ棒より心がよえぇww
12 :
姉カワイソスwwwwww
13 :
いきなり大風呂敷広げたな、面白そうで期待するけど大丈夫?
14 :
ネタバレ
姉の正体は兄
15 :
せめて死ぬ前に濡れ場を
16 = 1 :
こんな理由で自殺なんて、と世間の人達は思うだろう。
でも、俺がアイツに、姉ちゃんに認めてもらうって事は
学校でのイジメに必死で耐えてきた、俺の生きる目的だった。
父が再婚し、新しく出来た家族。
母は、俺のことを暖かく迎えてくれた。
しかし、姉は。
辛くあたられた。
いつも、いつも、いつも、いつも……。
17 :
とりあえず、ここから殺し合いが始まるのですね
姉妹スレのいちゃらぶに飽きて来たところなので、
相当期待するでし
18 = 1 :
それでも、俺は姉貴が気になった。
気になって仕方なかった。
認めてほしかった。俺の事を。弟だと。
時折、本当にたまにだけ見せる、姉貴の優しい顔。
それを俺に向かせたくて………。
いや、まどろっこしい話は止めよう。
俺は好きだった。
―――――姉貴の事が
19 = 15 :
これは抜ける
20 :
ほ
21 = 17 :
構成してんのかな?
ちょっと遅すぎな気がするぞ?
22 = 1 :
すまん、風呂はいってた
こっからは早くするぞ、出来るだけ
23 = 17 :
>>22
おいおいw
そういうことは先に言ってくれw
寝るまでは支援するから、ピッチ早くしてクレヨン
24 = 1 :
弟「おー、やっぱりあった」
弟「どっからどーみても俺の家だよな」
弟「整理すると、俺は走馬灯的なものを見ている」
うん、そうだ。そうに違いない。
弟「姉貴……いる、よな」
弟「はぁー、なに緊張してるんだよ。これは夢。あの世に逝くまでのアトラクションみたいなもんだ」
そして、俺は、何時ものようにドアノブを回した。
25 = 20 :
ほ
27 = 1 :
姉「………」
姉は、いつものように座っていた。
弟「………」
姉「………」
弟「………」
姉「………挨拶」
弟「………ただいま」
本当に、普段通りの、ぶっきらぼうで、なんの温かみもない会話。
30 = 1 :
姉「………学校、どうだった?」
弟「いつも通りだよ」
姉「ふぅん……」
弟「じゃ、俺。勉強するから」
姉「あっ………」
弟「なに?」
姉「えっ、あっ、そう!手!!手を洗いなさいよっ!!!」
弟「…………」
姉「本当に不潔よっ!最低ね!!」
弟「………うん」
姉「ふんっ」
32 = 1 :
ははは、いつも通り過ぎて笑えてくる。
中学生の頃も、こんな感じだったなぁ。
弟「ふぅ……」
しかし
弟「こんなの、やっても意味ないじゃん」
机の上に並べられた参考書の数々。
しかし、曲がりなりにも医学部に合格した俺には、少々、いや、かなり簡単すぎた。
弟「はぁー、昼寝でもするかな」
ぽふっ
弟「なんだよ、神様。これ、俺になにをしろっていうんだよ」
弟「俺がしたい事、か」
弟「姉貴………」
33 = 1 :
待てよ。
俺は今、高校三年、卒業間近の状態なわけだ。
つまり、強くてコンティニューしてるってか。
もしかして、この状態なら
弟「姉貴に、認めさせられる、かも」
姉は今、高校一年生。
近所で一番偏差値の高い高校に通っている。
弟「俺、やること見つけたかも………」
姉に復讐できる。
もしかしたら、認めて貰える事も出来るかもしれない。
35 :
寝る前支援
36 = 1 :
弟「やる、やってやる」
姉は謂わば年下な訳だ。
昔は見えなかったことも、見えてくるかもしれない。
弟「―――うん」
俺は、再び生きる希望を見つけた。
38 = 1 :
弟「まずは、髪だな」
弟「全く、なんだよ。このもさもさした髪は。何年切ってないんだよ」
弟「とりあえず、高校の件は問題ないな。勉強とか嫌と言うほどやってきたし」
弟「よし、まずは外見から変わろう」
弟「姉貴」
姉「!? なっ、なによっ!?」
弟「俺、ちょっと出かけてくるから」
姉「えっ……どっ、どこに行くのよっ!?別に心配とかじゃないけどっ!!」
39 = 1 :
弟「髪、切りに行ってくる……」
姉「えっ!?」
弟「もさもさしてて、ノートとか見にくいから」
姉「でっ、でもっ!前私が切りなさいって言っても切らなかったじゃない!」
弟「………関係、ないだろ」
姉「あっ………うん」
弟「じゃあ、行ってくるから」
姉「なっ、何時に帰るのよっ!それぐらい言って行きなさいっ!!そのっ、母さん達が心配するからっ!!」
弟「………すぐに帰るよ」
姉「本当に?寄り道とかしないで帰るのよ?わっ、私達の家族から不良が出たって思われると困るからね!!!」
弟「………大丈夫だって言ってるだろ」
姉「あっ…………」
弟「じゃあ、行ってくる」
姉「…………」
41 = 1 :
店員「どのようにいたしますか?」
弟「お任せします。スッキリさせちゃって下さい」
店員「はい、それにしても凄い長いですね。いつぐらいから切ってないんですか?」
弟「ん、三年前くらいからですね」
店員「それは凄いなぁ。切り応えがありそうです」
弟「まぁ、適当で」
店員「かしこまりました。これだけ長いですとスッキリさせるよりも緩くウェーブをあてたりした方が良いと思いますよ?」
弟「お任せします」
店員「はい、かしこまりました」
………
……
…
42 = 20 :
もう限界・・ラスト支援あとは任せた
44 = 1 :
店員「お疲れ様です」
弟「あっ、ども」
店員「しかし凄いですね、こんなの漫画だけだと思ってました」
弟「なにが、ですか?」
店員「いや、髪を切っただけでこんなに変わっちゃうなんて」
弟「美容師さんの腕が良かっただけです」
店員「まぁ、お上手ですね///」
弟「いえいえ……」
………
……
…
弟「ただいま」
45 :
あんまり楽しいとは思わないがこれからに期待あげ
47 :
SS職人としてはこの遅さには殺意さえ覚える
つまんねーんだよしねくず
姉つけたら伸びるとおもってんじゃねーぞ
48 :
石の上にも三年
49 :
期待出来そうなだな。続けたまえ
50 = 15 :
もう寝てる悪寒
みんなの評価 : ★★★×6
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