のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,542,682人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報
VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

元スレ妹「ちょっとお兄ちゃん!」

SS覧 / PC版 /
スレッド評価: スレッド評価について
みんなの評価 : ★★★
タグ : - 黒髪 + - オタク + - グラハム + - ビビり + - メイド + - ヤンデレ修羅場 + - 修羅場 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

651 = 536 :

「泣いてないわよっ!大体泣く理由がどこに…」

「…さっきのこと」ぎゅっ

「ちょ…ちょっと…兄…。(兄から…ぎゅってしてくれてる・・・)」

「ごめんな…。俺、雛の気持ち知ってるのに…」

「別に…」

「もう遅いかな?」

「…遅くない…」ぎゅう

「よかった。」


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

652 = 550 :

やっぱ告白せずにラブラブコメコメしたほうがよかったな

653 = 536 :

「あんた…ほんとにずるいよ…」

「なんで?」

「ぎゅってしたら許してもらえると思って…」

「そんなことない。」

「あるわよ…」

「ごめん。」

「……ばか…」

654 = 536 :

「あたし、あんたやっぱりあんたのこと嫌い。」

「そりゃ残念な報告だな。」

「………」

「雛。」

「なによ。」

「お前が俺のこと嫌いでも、俺はお前のこと好きだぞ。」

「……ばーか…」ぎゅ

655 = 536 :

「っていうか、あんた寝てるとこだったんじゃない。あたし、お掃除とかしなきゃいけないから…」

「そうか…」

「起こして悪かったわね。」

「気にしてない。」

「じゃあね。」ガチャッ

バタン


「……気持ち知ってるのに・・・か・・・」

656 = 586 :

兄→雛はもうハッキリ決まってるのか

657 = 536 :

「妹にも…謝らなきゃな…」すくっ

ガチャッ
バタン



「妹の部屋。勝手に入ったら、許さないんだから!」



「……(ほんとにいつの間に買って来るんだろ…こんなの…)」

658 = 536 :

コンコン

「・・・?はい?」

「俺だ。」

「・・・!(やっと来た!)」

「入るぞ?」

「うん・・・」

がちゃっ

「妹・・・あの・・・さっきは悪かった・・・」

「来るのがちょっと遅いんじゃないの?お兄ちゃん。」

「ごっごめん…。」

「じゃあ…、変なタイミングだけど、願い事・・・いい?」

「え・・・。ま…っまぁいいけど・・・」

「やった!じゃあ…」

「(一体何だ…?)」

「妹のこと、世界で一番愛してる。ってギュってしながら言って?」

659 = 643 :

これはまた雛に見られたらヤバそうな・・・w

660 = 536 :

「はぁ…」

「はいっ!」ばっ

「…」ぎゅっ

「ん…(お兄ちゃん…ドキドキしてる・・・)」

「妹…」

「なぁに…?」

「愛してる。」

「……どれくらい?(きゃ~~~!)」

「世界でいちばん…」ぎゅっ

「ほんと……?(きゃああああ!!!も…萌え死ぬ…)」

「……ほんと…」

「嬉しい……」ぎゅううううう

「むぐっ…(くっくるしい…)」

661 = 536 :

「い…いもうと…」

「ん~?」

「胸が…顔に…思いっきり…」

「いいの!わざと当ててるんだから!」

「いやっ…!息が…!」

「むふふ~」

「やばい…
このままじゃ今度こそ死ぬ……」

662 = 566 :

そんなうらやまけしからん奴は死ね
俺が変わってやる

664 = 536 :

「よし!もう満足!」すっ

「…ぷはっ!はぁ…はぁ…今度こそ死ぬかと思った……」

「あははっ!」

「わっ笑い事じゃないって…はぁ…はぁ…」

665 = 536 :

バタン

「はぁ…と・・・とにかく二人と仲直りできてよかった…」

「終わったみたいね。」

「綾さん。」

「兄君?これはあくまでも最終手段だけど、2人とも選べないなら、2人とも選ばないっていう方法もあるのよ?」

「え?」

「一人を選んだらもう片方は当然悲しいわ。それを見たくないなら、どちらとも選ばずに、自分だけ消えていくの。」

「消える?」

「別に死ぬって意味じゃないわ。どこか遠くに行っちゃうのよ。1人でね」

「一人で遠くに…」

666 = 620 :

鬱ルートはやめてね!

667 = 536 :

「一人でいなくなる、か…。でも…」



(あっあんたは…今…この家の大黒柱なんだから…)

(そうだよっ!大黒柱がなくなったら大変だよ!)



「消えるなんてこともできないんだよなぁ…」

「しばらくは…自分から行動を起こすのはやめておくか…」

668 = 586 :

なんというダメ人間

669 = 536 :

「そうだ…。たまには外に出てみるか…」

「家の中にいてばかりじゃ、運動不足になるしな…」

「とは言え。この前妹に追いかけまわされた時なんて、すぐにばててたからな…」

「外へ出かけるのも雛と買い物行った時以来だな…」

「さて・・・いくか…」


ギィ…

ガゴーン…

670 = 536 :

「おお…結構寒いな…。外はもうこんな冬になってたのか…」

「あと一カ月でクリスマスかぁ…」

「カップルがいちゃいちゃする季節かぁ…」

「うらやましいよまったく…」

671 = 643 :

俺はお前がうらやましいわw

672 = 536 :

「いろいろ街を見て回るかぁ…」


「……ん。このキーホルダー…」


「雛たちに買って行ったら喜ぶだろうなぁ」

「買ってってやるか…」

「すみません…」

店員「はい?」

「このキーホルダーを4つもらえますか?」

店員「はいっ!プレゼント用ですか?」

「ええ…。3つは別々に包んでもらえますか?」

店員「かしこまりました。少々お待ちください。」

673 = 536 :

「どうも・・・」

店員「ありがとうございました!」

「雛と妹と綾さん…そうだ、あとひとつはグラハムにあげよう・・・」

「みんな喜んでくれるといいけどな・・・」

「もう少しぶらつくかな・・・」

674 = 586 :

まさかの
    グ
    ラ
    ハ
    ム

675 :




677 = 580 :




ム介入

678 = 536 :

数時間後

ブー…ブー…

「…!…電話…妹か・・・」

「はい?」

「こらっ!お兄ちゃん!!!!!」きーん

「うおっ!」

「なんで黙って出かけるのよ!早く帰ってきなさい!」

「いやっ・・・あの・・・!」

「うるさいっ!!早く帰ってくるのよ!」ブツッ

プーッ・・・プーッ・・・プーッ・・・

「心配性だな…まっ…このキーホルダーあげれば、機嫌も良くなるだろ。」

「さっ・・・帰るか・・・」

679 = 536 :

「妹たち待ってるみたいだし」

「少し急いで帰るか…。」

「にしても寒いなあ・・・」

「はぁ~」

「おいっ!きみ危ない!」

「えっ?」


プップーーーーー!!!!!!!!!!


「うっ…うわあああああああ!!!!!」


ドンッ!!!!

680 :

えっ・・・・・・

681 :

兄!?

682 :

うっ……ふぅ

685 = 536 :

「お兄ちゃん遅いわね…」

「電話をかけてから1時間半以上たつのに・・・」

「心配ねぇ…。もしかしたら妹ちゃんに怒られるのが怖くて、いいわけでも考えてるんじゃないかしら?
くすくす」

「綾さん怒りますよ?」

「じょ…冗談よ…」

プルルルルルルル

「あら?珍しい…家の電話が鳴るなんて…」

「はいっもしもし?」

「…はい・・・そうですけど…。はいっ………ええ!?お兄ちゃんが!?」

「はいっ…はい…わかりました…。ありがとうございます…。はい!すぐに!」

プツッ…

「妹ちゃん?兄…どうしたの?」

「交通事故にあって…今病院で治療を受けてるらしいわ…」

綾&「えええ!?」

686 :

おい…

687 = 545 :

兄がダメ人間すぎて萎える

688 = 620 :

嘘だろ承太郎!?

690 = 536 :

病院

「ここに先ほど交通事故で運ばれて来た兄っていますか!?」

ナース「ああ…あの子ね。今、集中治療室にいるわ。ご家族?」

「はいっ!妹です!」

ナース「案内するわ。」

「兄…。」

「大丈夫よ。あの兄君よ?」

「……」

「雛ちゃん綾さん!行きましょう!」

691 = 536 :

集中治療室前

医師「急げ!」

ナース2「はいっ!」

ナース「頭を強く打ってね…信号無視のトラックにはねられたらしいわ……
…手足を複雑骨折…」

「そんな…」

「兄…兄ぃ!!!」

「雛ちゃん!落ち着いて!まだ死んだと決まったわけじゃないのよ!」

ナース「意識がないのにね…手に握った4つのキーホルダーを決して離さないのよ…」

「お兄ちゃん……」

「いやっ!いやぁ!あにぃ!!!」

「雛ちゃん!」

692 = 536 :

ナース「不思議でしょ?意識がないのに・・・ギュッと強く握ったまま…きっと…これだけは守りたかったのね…」

「……あにぃ…!!グスン…!ひっく…!」

「お兄ちゃん…平気よね…?絶対に元気になるよね…?」

「(兄君…勝手に遠くに行くなんてゆるさないわよ…あなたには…雛ちゃんと妹ちゃんを守る使命があるんだから…)」

693 :

頭を…

694 = 536 :

ナース「せっ先生!オシログラフが乱れてます!」

医師「強心剤の注射だ!」

「お兄ちゃん…死んだらほんとに許さないからね…!」

「兄…どうか死なないで…!お願い…!神様…!」

「(神様、お願いです。兄君を、助けて!兄君が死んだら・・・雛ちゃんと妹ちゃんが…!!!!)」

695 :

「綺麗な顔してるだろ。死んでるんだぜ、それ。
大した怪我もないのに、ちょっと打ち所が悪かっただけで、もう……動かないんだぜ」

696 = 536 :

「……」そわそわ

「……」そわそわ

「2人とも少し落ち着いて…兄君が心配なのはわかるけど…二人が倒れちゃうわよ…」

「でも兄はあれから何時間も集中治療室からでてこないんですよ!?」

「落ち着いてなんかいられない…」

「あたしだって落ち着いてなんかいられないわよ!」

「…!」びくっ

「あたしたちにできるのは…兄君の無事を祈ることじゃないの?」

「………」

698 = 695 :

>>696
(あにぎみ)とか風流な呼び方だな

699 = 580 :

>>698
エロゲ脳の俺には思いつかなかった

700 = 536 :

ウィーーーーン

医師「……」

「先生!兄は…!」

医師「…一命はとりとめました…ですが・・・」

「な・・・なんですか?」

医師「頭部の損傷が激しく…意識がまだありません…
今はコンピュータ管理で一応保っていますが・・・」

「そんな・・・」

医師「お気の毒ですが……もう二度と目を覚ますことは・・・ないでしょう…」

「!!!!!!」

「そんな…!それじゃあ…!」

「植物人間…ってことですか…?」

医師「…簡単に言いますと、そういうことになります」


←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS一覧へ
スレッド評価: スレッド評価について
みんなの評価 : ★★★
タグ : - 黒髪 + - オタク + - グラハム + - ビビり + - メイド + - ヤンデレ修羅場 + - 修羅場 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

類似してるかもしれないスレッド


トップメニューへ / →のくす牧場書庫について