元スレハルヒ「こっ、高校デビューってのをしてみるわっ!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×7
901 :
キョン「ハルヒにそんな力が……信じられないな」
古泉「彼女には、まさに神と同格とも言える力が秘められています」
キョン「でもそれなら、あいつあんな風に一人には」
古泉「願望を現実にする前に、自分にはそんなことできないだろうと」
みくる「涼宮さん自身が思い込んでしまっていて……でも、そこにキョン君が現れました」
キョン「俺が? いや、俺は別になにも」
古泉「あなただけは、涼宮さんに引き寄せられることなく」
みくる「それどころか涼宮さんの手を引いて、こうやって自ら彼女の手助けをしてくれているんです」
キョン「うーん、そんな難しい話じゃないんですけどね」
古泉「いわば部外者なんですよ。あなたは」
キョン「わたしだ」
古泉「メンフィスお前か」
キョン「また騙されおって」
古泉「暇を持て余した」
キョン「神々の」
古キョン「遊び」
902 :
このハルヒは何故か、くぎゅうの声で再生される、、、
903 :
ハルヒ「…」
朝倉「あら、今日はキョン君休みなの?」
ハルヒ「あっ……朝倉さん」
朝倉「へぇ、キョン君でも風邪とかひくのね。興味深いわ」
ハルヒ「あの、なんか昨日の夜から調子が悪いって」
朝倉「昨日? 一緒に居たの?」
ハルヒ「! そ、そんなんじゃないです! あの、メールで……」
朝倉「ふうん。そっか、なに慌ててるのよ? あとまた敬語になってる」
ハルヒ「ご、ごめん」
朝倉「キョン君が居ないと寂しい?」
ハルヒ「そ、そんなこと……うん」
朝倉「あらあら、いいわねそういうの。とってもこう……胸がキュンキュンするわ」
ハルヒ「か、からかわないでよっ」
朝倉「んー? からかってるわけじゃないわよ?」
904 = 903 :
朝倉「次は体育ね。早く着替えて行きましょ」
ハルヒ「あの、朝倉さん」
朝倉「なぁに?」
ハルヒ「その……友達」
朝倉「友達? あぁ、彼女達のこと?」
女子A「朝倉、どうかしちゃったんじゃないの?」
女子B「なんか急にキャラ変わったよね」
女子C「ってかあたし、なんか超ひさびさなんすけど」
朝倉「あらあら、ほんとにコソコソ話すのが好きなのねぇ」
ハルヒ「…」
朝倉「でも、彼女達は別に友達じゃないわよ? 彼女達と一緒に居ても、なんだか楽しくないの」
ハルヒ「えっ」
朝倉「なんでしょうね。なんか、妙に遠慮というか……そう、気を使わないといけないの。めんどうだわ」
ハルヒ「め、めんどうって……」
朝倉「その点あなたと一緒に居ると、私は私の考えのまま行動ができるの。不思議なものねぇ?」
ハルヒ「??」
朝倉「あら、涼宮さん胸大きいわね。これはキョン君のおかげ?」
ハルヒ「! なっ、なに言ってるの朝倉さん!」
朝倉「だって長門さんが読んでた本にー」
ハルヒ「やっ、だっ、ダメ! そんなの大声で、ダメッ!」
朝倉「……涼宮さんの方が十分声大きいわよ?」
905 :
>>878
メリーワープ!
907 :
ハルヒ「ねぇねぇお母さん。今日は学校でねこんな事があったの!」
想像して萌えこぶら
908 = 903 :
朝倉「二人組みですって」
ハルヒ「……うん」
朝倉「そういえば涼宮さん、いつも余ってたわね。こういうとき」
ハルヒ「…」
朝倉「あら、ごめんね? 別に攻めてるわけじゃないわよ?」
ハルヒ「ううん……慣れてるから」
朝倉「孤独なことに慣れるなんて、そんなの無理よ。それは知ってるわ」スッ
ハルヒ「? あ、朝倉さん?」
朝倉「さぁ、運動の前の体操はとても大切よ。ほら、伸びて伸びて?」グィー
ハルヒ「んんっ……んー」
朝倉「はい。交代ね」
朝倉「ほら、上手くレシーブしてね?」シュッ
ハルヒ「あ、わっ」ポフン
朝倉「あら、上手いわね。涼宮さん、本当に運動得意なのねぇ」
909 = 903 :
朝倉「あら、一人でお弁当?」
ハルヒ「う、うん」
朝倉「そっか。いつもならキョン君が居るのもね」
ハルヒ「…」
朝倉「いつも、ドコで食べてるの?」
ハルヒ「えっと、部室とか、屋上とか、中庭とか」
朝倉「ただ昼食をとるだけなのに、色々移動するものなのね。不思議」
ハルヒ「でも、楽しいよ? 天気いい日は外で食べたりすると、とても美味しく思えるの」
朝倉「あら、いいわね。プラシーボ効果のようなものかしら?」
ハルヒ「??」
朝倉「それなら今日は外で食べるべきね。ほら、行くわよ」
ハルヒ「あっ、ちょっと、あの」
朝倉「んー……いい天気じゃない?」
ハルヒ「……そうだね」
朝倉「さぁ、お弁当再開。私、最近料理始めてみたのよ? どうかしら」
ハルヒ「わ……す、すごいね朝倉さん」
朝倉「あら、そう? ふふっ、嬉しいわね♪」
911 :
朝倉をSOS団に入れてやれ
912 :
男子A「ていうかさぁ」
男子B「ん?」
男子A「あいつら(女子A~C)涼宮のこと馬鹿にしてるけど、
一歩間違えたら自分らが~でっていう」
男子B「鏡見ろよなんなの死ぬの?ですね。わかります。」
男子C&D「マジパネェッスねwww」
男子A「マジあいつら(女子A~C)四面楚歌?なんですけどwww」
男子D「wwwおまwwwそれ違うwww」
男子A「四字熟語おいしいです^p^」
男子B~D「やめれwww」
913 = 903 :
朝倉「でも、あなたのお弁当も中々美味しそうじゃない」
ハルヒ「あたしも、自分で作ってるんだ」
朝倉「あら、そうなの?」
朝倉「うーん、見た目も綺麗だし……栄養のバランスも完璧ね」
ハルヒ「よくわかるね。凄い」
朝倉「これとか、お昼に少し食べるだけなのにとても手が込んでるわ」ヒョイ
ハルヒ「あ、それはね。いっぱい作っておいて、冷凍してるの」
朝倉「なるほど。そういう調理法もあるのねぇ」パク
ハルヒ「あ」
朝倉「……ごめんなさい……食べちゃったわ」
ハルヒ「ふふっ、ううん。美味しい?」
朝倉「見た目どおり美味しいわよ。うん、見習いたいわね」
ハルヒ「それは簡単だよ? あのね」
914 = 903 :
朝倉「……ニンジンを摩り下ろすなんて、私が読んだ本には載ってなかったわね」
ハルヒ「そうなの?」
朝倉「これなら好き嫌いがある人でも困らないわね。」
ハルヒ「そうだね」
朝倉「キョン君も好きでしょ? こういうの」
ハルヒ「ど、どうかなぁ……」
朝倉「あら、食べさせてあげたことないの?」
ハルヒ「あるけど……」
朝倉「どうだって?」
ハルヒ「……美味しいって」
朝倉「そうよね。これをマズイって言うのなら、もう食事という行為は諦めたほうがいいと思うわ」
ハルヒ「えぇ? なにそれ」
朝倉「あれ、なにかおかしいこと言ったかしら?」
915 = 912 :
ごめん投下中に乱入したみたい…
岡部担任「すみません。こいつら(男子A~D)すぐ片付けますんで…」
916 :
どっかにまとめてほしいのう
こんな時間じゃ見れないw
917 = 903 :
朝倉「お茶飲む?」
ハルヒ「あ、うん。ありがとう」
朝倉「長門さんもねぇ……涼宮さんほどじゃなくても、料理できるようになってくれれば」
ハルヒ「長門さん?」
朝倉「彼女、あれだけ本の虫なのに家事全然できないのよ」
ハルヒ「……一緒に住んでるの?」
朝倉「えぇ。同郷の友ってやつね」
ハルヒ「あ、そうなんだ」
朝倉「でも、生まれたのは彼女が先なんだけどね」
ハルヒ「え……先輩だったの?」
朝倉「そういえばそうね。あの子、私の先輩なのねぇ」
ハルヒ「…」(長門さん、年上だったの……?)
朝倉「もー、食べてばかりじゃなくてちょっとは自分でできるようになってくれれば……」
ハルヒ「…」(で、でも同学年だし……留年?)
朝倉「? どうしたの涼宮さん?」
918 = 903 :
朝倉「それにしても本当にいい天気ねぇ」
ハルヒ「そうだね」
朝倉「……なんか私ばっかり喋ってないかしら?」
ハルヒ「そ、そうかな」
朝倉「あなたもなにか、話題とかない? 彼女達はもうずっとどーしようもない話ばっかりでさ」
ハルヒ「クラスの子?」
朝倉「そう。毎回毎回、昨日話したことやどうでもいいこと。それに人の悪口とかねぇ」
ハルヒ「…」
朝倉「言っても意味ないこと、解決しないことを口にするのはちょっと疲れてたの」
ハルヒ「う、うん……うん」
朝倉「だけどなんでかな……涼宮さんと話してると、そういうのも大切に思えるわ」
ハルヒ「?」
朝倉「いいわね、友達って。ほら、あなたの話を聞かせて? キョン君と話すようなこと、ね?」
ハルヒ「……ふふっ、うん。あのね?」
919 = 903 :
長門「…」
朝倉「あら、あれは……長門さーん?」
長門「!」
長門「?」
朝倉「お昼、食べた?」
長門「…」コク
朝倉「美味しかったかしら」
長門「中々」
朝倉「そうでしょうね。さすが私」
ハルヒ「長門さんのお弁当も朝倉さんが?」
朝倉「もちろん。さっき言ったとおり。長門さん御飯作れないものねぇ?」
長門「そんなことない」
朝倉「嘘ばっかり」
ハルヒ「な、長門……先輩」
長門「なぜ敬語?」
920 :
わっふるわっひゅる
921 = 903 :
朝倉「ほら、長門さん座って」
長門「…」スッ
朝倉「んー」ポフ
長門「…」
朝倉「はぁ、落ち着くわね」
ハルヒ「食べてすぐ横になっちゃだめだよ」
朝倉「だってこんなに太陽が気持ちいいんだもの。ねぇ長門さん」
長門「重い」
朝倉「いいじゃない。御飯作ってあげてるでしょ? 膝枕の一つぐらい」
長門「痺れる」
朝倉「お腹空くのとどっちがいい?」
長門「……我慢する」
朝倉「聞き分けがいいわね」
ハルヒ「…」
922 :
ハルヒかわいい
923 :
放っといてもいつものところが勝手にまとめるだろ。
924 = 903 :
ハルヒ「朝倉さんと長門さんって」
朝倉「ん? なに?」
長門「?」
ハルヒ「なんか……仲、いいね」
朝倉「それはもちろん。ねぇ?」
長門「…」コク
ハルヒ「なんか、その、付き合ってるみたい」
朝倉「付き合ってないわよ。私と長門さんは恋仲じゃないわ」
長門「…」コク
ハルヒ「そうだけど、えっと」
朝倉「そういうのは、涼宮さんとキョン君みたいな関係のことを言うんでしょ?」
ハルヒ「!!」
朝倉「あなたもキョン君に膝枕とかしてるの? あ、もしかしてお弁当も二つ作ったり?」
ハルヒ「そ、そんなっ、キョン君とは、いやキョンとは……別に、そんなんじゃ」
朝倉「なに慌ててるのよ。変なのー」
長門「…」コク
925 = 920 :
なぜここにみくるちゃんがいないのか・・・
926 = 883 :
ぬう
927 = 903 :
朝倉「ほら、二人共寝てみなさいよ。気持ちいいわよ」
長門「…」モゾッ
ハルヒ「よっ……っと」
ハルヒ「……ほんとだ」
長門「暖かい」
朝倉「そうでしょ? ねぇ、あったかいわ」
ハルヒ「…」
朝倉「こういうとき……ええと、なんだっけ」
長門「?」
朝倉「ほら、ありのままの感情で感想を述べると」
ハルヒ「生まれてきて、よかった?」
朝倉「! そうそう、それ。よくわかったわね」
ハルヒ「……私も、そう思ったから……うん」
朝倉「あなたも?」
長門「…」
928 = 903 :
ハルヒ「高校生になって、最初は確かに後悔したこともあったけど」
朝倉「?」
ハルヒ「キョンに出会って……長門さん、朝倉さん、皆に出会って」
ハルヒ「あたし一人じゃどうしようもないこと、助けてもらったり」
ハルヒ「悲しくても励ましてくれたり、一緒に笑ってくれたり」
ハルヒ「……今なら、心の底から……生まれてきてよかったって言えるんだ」
朝倉「あなたは苦労したものね。いいことだと思うわよ」
ハルヒ「……ありがとう。朝倉さん。長門さん」
長門「当然のこと」
朝倉「そうよ。そう思えるから、私とあなたは友達ってことなのよ? 恐らく、だけどね」
ハルヒ「……そうかな」
朝倉「そうに決まってるじゃない」
ハルヒ「うん……そうだね。うん、きっとそうだ」
長門「…」コク
929 = 906 :
そろそろ完結か?
930 = 903 :
朝倉「あら、大変。もうこんな時間」
ハルヒ「! 昼休み終わっちゃう」
長門「……くぅ」
朝倉「なに眠ってるのよ」
ハルヒ「戻ろっか」
朝倉「そうね。長門さんはここに置いておきましょ」
ハルヒ「え? 可哀想だよ」
朝倉「いいじゃない。こんなに気持ち良さそうだもん♪」プニプニ
長門「むに……すぅ」
ハルヒ「ふふっ、全然起きないね」
朝倉「ほら、早くしないと授業遅れちゃうわ」タタタ…
長門「…」
長門「すぅ……」
長門「…」
長門「……お腹すいた……」
長門「……はっ」
長門「…」
長門「寝言。いけない、もう授業が」
931 = 903 :
朝倉「じゃあね、涼宮さん。また明日」
ハルヒ「うん。バイバイ」
ハルヒ「…」
ハルヒ「キョン君、大丈夫かな」
ハルヒ「あ、またキョン君って言っちゃった……怒られちゃう」
ハルヒ「まあいっか。見られてないし」ピリリリr
ハルヒ「? あ……キョン君」
ピッ
ハルヒ「はい。もしもし?」
キョン「おー、ハルヒかー……」
ハルヒ「どうしたの? 大丈夫?」
キョン「なんとかな……なんかお前、また君付けで呼んでなかったか?」
ハルヒ「! よ、呼んでないよ! 呼んでない!」
キョン「?」
932 = 903 :
キョン「なんか、すっごい寝たら調子よくなってきた」
ハルヒ「ほんとに? よかった」
キョン「なんだ、心配してくれてたのか」
ハルヒ「もちろん」
キョン「そうか……そりゃ嬉しいな」
ハルヒ「メールも返してくれないから、いよいよダメかとも思っちゃった」
キョン「心配の類かそれ?」
ハルヒ「そうだよー♪」
キョン「明日は行くよ。もう完璧」
ハルヒ「うん」
キョン「今日は楽しかったか?」
ハルヒ「うん……今日はね、朝倉さんとお弁当食べたんだ」
キョン「そうか。よかったな」
ハルヒ「朝倉さん、あたしの作ったの美味しいって」
キョン「そりゃそうだ。ハルヒの料理は世界一だよ。俺が保障する」
ハルヒ「えぇ? なにそれ」
キョン「そんだけ美味いってこと」
ハルヒ「……ありがと」
933 :
早起きしてよかった!
934 = 882 :
長門、朝倉、気の弱いハルヒの組み合わせはいいな
935 = 933 :
しえーん
936 :
発起
937 = 933 :
何故止まった?おさるさん?
938 = 903 :
キョン「……ちょっと心配だったんだよ」
ハルヒ「?」
キョン「俺が居なくても、ハルヒは大丈夫なのかなってさ」
ハルヒ「…」
キョン「でも大丈夫みたいだな」
ハルヒ「うん」
キョン「ずっと一緒だもんな……鬱陶しいかな」
ハルヒ「そ、そんなことないよ!」
キョン「どうだかね」
ハルヒ「本当だよ! あの……キョン君には、一番傍に居てほしいっていうか」モゴモゴ
キョン「なんだって?」
ハルヒ「なっ、なんでもないよ」
キョン「まあいいや、うん。とにかく明日は、ちゃんと学校行くからな」
ハルヒ「待ってるね。……キョン、待ってるからね?」
キョン「おう」
キョン「それじゃ、また明日な」
ハルヒ「うんっ!」
939 = 903 :
まさか本当に残っているとは。
なんだかキョン死亡フラグな最後ですが、この後いつもどおりラブラブな感じで脳内変換。
このハルヒいいなぁ。でも控えめハルヒかなり既出ですよね。申し訳ないです。
しかし気に入ったは気に入った……暇があれば、またこういうハルヒもいいかも?
そういいながら、また来週も戻ってきてそうだな俺。クソ人間め。
ありがとうございました。今度こそ終わりです。
絵師さん、あんた本当に最高でした。そして、ここまで着いてきてくれたお前らもw
それじゃ、おやすみなさい。ハルヒは迷うことなくキョンの嫁。
ノシ
942 = 906 :
おつ
これで心置きなく寝られる
943 :
お疲れさん
944 :
おつ
945 = 911 :
おっつー
946 :
おやすみ………
坊やたち…………
949 :
乙ノシ
950 :
>>1乙
控えめなハルヒすてきすぎる
みんなの評価 : ★★★×7
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