元スレハルヒ「彼氏ができた」

みんなの評価 : ★★★×4
652 :
ハルヒ「彼氏ができた」
マイク「よし、じゃあ付き合おうか。ハルヒ。」
653 = 645 :
?
やーめた
654 = 475 :
うぜえ
「……責任とりなさいよね」
そう言われても、突然のことで何が何だか。
それに、今ので責任どうこうってのはずるくないか?
「う、うるさいわねっ!」
照れているのか、怒っているのかはわからないがハルヒの顔は赤く染まっていた。
そろそろ日も暮れてくる頃だが、夕焼けの時間帯にはまだある。
夕焼けが早く楽しめるから、俺は冬も結構好きなんだよな。
なんて余裕をもとうとしても、俺の顔も赤くなっていることがわかる。
怒っているわけじゃないから、照れてるんだろうな。
頭に血が上ってることは変わりないが。
「まさか、お前はじめてだったのか?」
前にも彼氏がいたから、そうじゃないんだろうな、きっと。
「はじめてじゃないわよ」
そうかい。
その言葉を聞いて頭に上った血が少し引いたのがわかった。
今なら冷静に話を進められそうだ。
「さすがにオヤジにおはようのチューはもうしてないけど」
ん? つまりどういうことだ?
まさかハルヒ、お前、肉親へのをカウントしたんじゃないよな?
「い、いいじゃない、そのくらい見得を張ったって!」
ってことは、今のがファーストキスかよ。
ロマンの欠片もないもんなんだな。
……と考えつつも、冷静と情熱の間だった思考は情熱の方に喜び勇んで走っていく。
今は、冷静に話を進める自信は全く無い。
655 = 645 :
まってました
ごめんなさい
どうぞどうぞ
656 = 644 :
7時まで残ってますように!
657 = 646 :
君が欲しい 君が欲しい
658 = 475 :
「……とりあえず、今日はもう帰るか」
やっとのことでそれだけを搾り出した。
正直俺には刺激が強すぎる。
「ねえキョン、答えは?」
今聞くのは卑怯だろ。少し時間をくれ。
「いやよ。時間には限りがあるんだもの」
そうだな、お前の言う通りだ。
だが、明日まで待つくらいは出来るだろう?
「それはまあ、うん」
やっと素直に話を聞いてくれて助かるよ。
とりあえず、もう遅いから帰ろう。
「そうね」
「……おい」
何故手を握る。
「答えは明日まで待つし、その結果にあたしは文句は言わない」
今のお前の行為はフライングじゃないのか?
「結果が出るまで、どう行動しようが勝手でしょ?」
そうだな、確かに明日までお前が何もしないとは言わなかった。
そこは俺のミスだと認めよう。
「ふふん! あたしはただ待ってるだけの女じゃないんだから!」
そうだな、確かにお前の言う通りだ。
でもな、どうして家に連絡を入れるんだ?
「いいじゃない。どこで待とうがあたしの勝手でしょ」
おいおい、まさかとは思うが……。
「あ、あんたの家で答えが出るのを待たせてもらうわ!」
それは勝手というか卑怯というか、反則だろ。
「ルールの抜け穴って言いなさい」
そんな穴を抜けようとする奴なんて誰もいないと思うぞ、ハルヒ。
659 = 475 :
30分休憩
続き書きたかったら書いてくれ
660 = 483 :
>>659
お前のやつの続きが見たいんだぜ
保守なら任せろ
ゆっくり休んでくれ
665 = 475 :
「あれー、キョンくん部屋でジュース飲むのー?」
ああ、夕飯は外で食ってきたとはいえ喉が渇いた。
コップの中にジュースを注ぎながら妹に返事を返す。
「いつもはパックから直で飲むのにー?」
それは牛乳の話な。
それにその癖はもう抜けた。
「あれ? でもコップが二つあるよ?」
さすがに目ざといな。俺の妹とは思えん。
「えへへ」
褒めてるわけでもないんだがな。
それに、気付かない方が好都合だった。
階段を上り、部屋に向かう。
興味を示したのか、一緒に階段を上り質問を投げかけてきた。
どうやら誤魔化しきれなかったらしい。
666 = 475 :
「誰か来てるの?」
誰、と言われてもな。
今の俺とあいつの関係は微妙だ。
「学校の友達だな」
少しだけ考え、こう答えた。
「えっ、もしかして彼女?」
「いや、違う」
そこは否定しておく。
俺の家族の前でまで恋人ごっこをする必要はないだろう。
「でも女の子でしょ? 彼女なんでしょー?」
やけに絡むな。まあ、こいつも男女の仲を気にするようになったってことか。
睨むような目つき。
妹よ、俺がなにか悪いことをしたか?
「いや、涼宮ハルヒって言うんだ」
「ハルヒくんかー」
安心した顔をして、俺から離れ自分の部屋に向かっていった妹。
俺は彼女っていうのを否定しただけで、女の子ってのは否定してないぞ。
まあ、都合よく勘違いしてくれて助かった。
667 :
消防でも展開よそう可能な件
668 :
>>657
他には何にもいらないさ
669 = 475 :
「あたしが男ってどういうこと?」
そこは勘弁してくれ。
俺だって家族の目というものがあるんだ。
明日の朝に両親がニヤニヤした目でこっちを見てくるなんて耐えられん。
「ふん」
ハルヒは鼻息を荒くしてそっぽを向いた。
ベッドがキシリと音を立てる。
おいおい、どうしちまったんだ俺は?
ハルヒっていう美少女が自分のベッドに腰掛けてるんだ。
興奮の一つや二つはしてもいいだろうに。
そう頭では思っているものの、体がついていかない。
ゲームのコマンドじゃないが、ここで「おそう」の選択肢を選ばない野郎はいないだろう。
いや、そこまではいかないが、キスくらいはしてもいいだろ。
幸いハルヒも、その、嫌じゃないみたいだからな。
と、うぬぼれては見るものの何かに邪魔をされているような感じ。
「恋人ごっこ、か」
「えっ?」
「……いや、なんでもない」
自分の中での結論が、思わず口を突いて出た。
俺にこんな理性的な部分があるとは驚きだ。
まさか、そんなことを気にしてるなんて。
……と、その時は思っていた。
670 :
そして>>1に戻る・・・と。
671 :
これが5246目の恋人ごっこだった・・・
672 = 475 :
「何よ、それ」
ハルヒから発せられた冷たい声。
心なしか震えているように感じられる。
「だから……なんでもないって」
「ねえ、恋人のフリでも嫌なの?」
そんなこと言ってないだろ。怒るなよ。
「怒ってないわよ!」
口ではそう言っているものの、ハルヒが激怒しているのはわかる。
これまでの不機嫌さとは違い、爆発するような怒り。
すまんな古泉、バイト頑張ってくれ。
「いや、明らかに怒ってるだろ。それに理由がサッパリわからん」
「あんた……本気で言ってんの?」
「ああ、もちろんだとも」
卑怯な嘘。
本当は、ハルヒがこうまで感情をむき出しにしている理由はわかる。
しかし、売り言葉に買い言葉と言うように、言い合いは止まらなかった。
この時大声で本音をぶつけ合っていれば結果は違ったのだろう。
しかし、ハルヒもこっちの状況を思ってか、声を荒げることはなかった。
「……帰る」
そう言うとハルヒは立ち上がり、部屋を出て行った。
玄関まで送る気も失せていたし、もう家族に見られてもいいと投げやりになっていた。
674 = 475 :
寝苦しい。
目をつぶってはいるが、一向に寝付けない。
今は何時だろうか?
確認しようにも、動くことすら面倒だ。
「……そんなに気にしてるのかね」
そうつぶやいてみたものの、一向に気分は良くならない。
むしろ、気が重くなっていった。
「……牛乳でも飲むか」
さっきはああ言ったが、本当は癖は抜けちゃいない。
コップを洗うのも面倒だし、直飲みでいいだろう。
寝返りをやっとのことでうち、目を開けるとそこには、
「なんでお前がここに……」
「こんばんは、キョンくん」
……長門に消されたはずの朝倉の姿があった。
意味がわからない。
またこいつは俺を殺そうとしてるのか?
もしそうなら、今の俺は抵抗できずに殺されるだろう。
「ふふ、そんなに警戒しなくてもいいんじゃない?」
朝倉は以前のように屈託のない笑顔を浮かべている。
警戒するなっていうのは無理な相談だ。
自分が何をしたか忘れたわけじゃないだろう?
「もちろん。でも、あなたはわたしの最後の言葉を忘れちゃってるみたいね」
お前の最後の言葉だって?
「涼宮さんとお幸せに」
675 = 475 :
需要無さそうだから辞めるわ
正直人の張った伏線回収とか無理
続ける人は俺のを無かったことにしてくれ
676 :
なんとなーく見てるよー
677 :
>>675
見てるよ
全然需要あるよ
続きもみたいよ
678 = 637 :
俺もみてるよ
続けて
679 :
伏線回収はつらいだろうが
あんたのクオリティを信じてるぜ!
自由にやってくれ
680 = 483 :
俺も見てるよ
続きが見たい
681 :
>>675
あああああっっっ!!あんたのを読むために・・・外回り早めに切り上げたのに!
684 :
続きを期待してた俺涙目
690 :
いない
691 = 686 :
>>474の続きが見たい
693 = 690 :
ノシ
694 :
おらぁ ほしゅお
696 = 467 :
>>691
なんという変態…
引くわ
697 = 617 :
>>474の続きがみたい
698 = 532 :
>>474のつづきが見たい
700 = 467 :
朝倉を後ろから抱きすくむ形でスタンバイする。
これから、朝倉を、起こす。
それだけならまだ楽だが、『正気に戻す』というタスクが入り込んだせいで急激に難易度があがる。
どうすりゃいいんだ。その問いの結論がこれだ。
刺激を与えて醒ます。
単なる刺激ならさっき散々与えてしまった。これは逆効果だろう。
何度もやりすぎたのか、、朝倉の胃はからっぽになってしまった。
床は朝倉の吐しゃ物が撒き散らされ、鼻を突く異臭が漂っている。
ったく。仮にも元委員長が何たる醜態だ。谷口が見たら泣くぞ。
朝倉の口の周りに付いた嘔吐跡は丁寧に舐め取ってやった。武士の情けだ。
朝倉の腰に腕を回し、少し力を込めて抱きすくめる。
朝倉はさっきから何の反応も無い。
耳を近づけると、かろうじて『ヒィヒィ』という呼吸音が口の端からこぼれている。
いっそ殺してやろうかとも思ったが、如何せん、元の世界に戻る鍵はこいつが握っているのかもしれん。
やれやれ。
急に下降し始めた気分を上向かせるべく、俺は朝倉の後頭部、青い髪に顔をうずめた。
きちんと手入れされているらしい滑らかな髪を掻き分けて、俺の鼻の先が、朝倉の頭に到達した。
思いっきり鼻で息を吸ってみる。女の子らしい匂いが鼻腔の奥をくすぐる。
髪の中を空気が細かく移動する度に、暖かさとひんやりとした感触が交互に俺の顔を覆う。
スーハースーハーと漫画みたいな音を立てながら存分に嗅いでやる。
ああ、こいつも普通に女の子をやっていたんだっけ。
非日常に慣れていたせいか、日常の気配をまとった官職に俺は感傷的になっていた。
帰りたい。また帰りたい。また5人で…
みんなの評価 : ★★★×4
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