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元スレ新ジャンル「ホモ×レズのカップル」
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新ジャンルスレなのに>>1しか書いてない件
後輩(え…誰……?)
先輩「それに、そこの彼女を離してあげなさい。」
男「あぁ?先輩かよ。てめぇには関係ないだろJK。」
先輩「いいから離すんだ。はやくしろ。」
男>2「おい、やめとけって。先輩相手じゃ1対2で喧嘩したとしても勝てねぇつの。」
男「チッ…ちょっと顔のいい男はすぐにカッコつけたがるから嫌なんだよなー。」
男>2「アイツああ見えて女好きなんじゃねーの。」
ブツブツと文句を言いながらその場を去る男と男2。
先輩「それに、そこの彼女を離してあげなさい。」
男「あぁ?先輩かよ。てめぇには関係ないだろJK。」
先輩「いいから離すんだ。はやくしろ。」
男>2「おい、やめとけって。先輩相手じゃ1対2で喧嘩したとしても勝てねぇつの。」
男「チッ…ちょっと顔のいい男はすぐにカッコつけたがるから嫌なんだよなー。」
男>2「アイツああ見えて女好きなんじゃねーの。」
ブツブツと文句を言いながらその場を去る男と男2。
先輩「大丈夫だったかい?君。」
後輩「ふぇぇ……ヒック……。」
先輩「泣いてちゃかわいい顔が台無しだよ。」
後輩にハンカチを渡す先輩。
後輩「ど、どうも…ええと、あなたは……。」
先輩「俺は先輩。君は?」
後輩「えと、後輩と申します!助けてくれてありがとうございました!」
先輩「俺もちょっとイラッときて絡んだだけだから気にしなくていいよ。」
陸上部顧問「何してんだー先輩ー!早く来い!」
先輩「今行きます!じゃあ、またね。後輩ちゃん。」
後輩「はい!」
先輩「ああ、あとそのハンカチは君にあげるからね。」
先輩「いらなかったら捨てていいよ。」ダッ
後輩「ふぇぇ……ヒック……。」
先輩「泣いてちゃかわいい顔が台無しだよ。」
後輩にハンカチを渡す先輩。
後輩「ど、どうも…ええと、あなたは……。」
先輩「俺は先輩。君は?」
後輩「えと、後輩と申します!助けてくれてありがとうございました!」
先輩「俺もちょっとイラッときて絡んだだけだから気にしなくていいよ。」
陸上部顧問「何してんだー先輩ー!早く来い!」
先輩「今行きます!じゃあ、またね。後輩ちゃん。」
後輩「はい!」
先輩「ああ、あとそのハンカチは君にあげるからね。」
先輩「いらなかったら捨てていいよ。」ダッ
後輩(今の人…カッコよかったな……なんかキラキラしてた……。)
後輩(わたしもレズちゃんみたいに恋人を作るとしたら、先輩さんがいいな……なんて。)
後輩「やだ、ちょっと何考えてるのわたし!そんなの無理に決まってるじゃん!」
レズ「あら、こんなところでどうしたの?後輩。」ガラッ
後輩「ううん、何でもないの!」
レズ「?」
後輩(……///)
後輩(わたしもレズちゃんみたいに恋人を作るとしたら、先輩さんがいいな……なんて。)
後輩「やだ、ちょっと何考えてるのわたし!そんなの無理に決まってるじゃん!」
レズ「あら、こんなところでどうしたの?後輩。」ガラッ
後輩「ううん、何でもないの!」
レズ「?」
後輩(……///)
【数日後の夜】
レズ宅にて。
父「いやあ、まさかレズにもついに恋人ができるとはな!」
母「あら、レズだって年頃なんだから彼氏の2人や3人できるわよねー?」
レズ(いや彼氏の2人や3人は駄目でしょ)
父「でもお父さんはちょっと悲しいぞー!まぁレズは美人だから仕方ないんだけどな!」
母「ねえ、その彼氏ってあの有名財閥の息子さんなんでしょう?」
母「レズが結婚したら私も少しは優雅な生活が送れるかしら……ウフフ」
父「お、おい!まるで今の俺の稼ぎが悪いみたいな言い方するな!」
レズ「……まだ結婚すると決まったわけじゃないわ。」
母「あら、それなら今から狙いなさい!こんなチャンス滅多にないわ!」
母「玉の輿よタ・マ・ノ・コ・シ!」
母「はぁーレズがいい男を好きになってくれてママ嬉しいわー。」
レズ「……。」
レズ宅にて。
父「いやあ、まさかレズにもついに恋人ができるとはな!」
母「あら、レズだって年頃なんだから彼氏の2人や3人できるわよねー?」
レズ(いや彼氏の2人や3人は駄目でしょ)
父「でもお父さんはちょっと悲しいぞー!まぁレズは美人だから仕方ないんだけどな!」
母「ねえ、その彼氏ってあの有名財閥の息子さんなんでしょう?」
母「レズが結婚したら私も少しは優雅な生活が送れるかしら……ウフフ」
父「お、おい!まるで今の俺の稼ぎが悪いみたいな言い方するな!」
レズ「……まだ結婚すると決まったわけじゃないわ。」
母「あら、それなら今から狙いなさい!こんなチャンス滅多にないわ!」
母「玉の輿よタ・マ・ノ・コ・シ!」
母「はぁーレズがいい男を好きになってくれてママ嬉しいわー。」
レズ「……。」
ホモ宅にて。
父「おい、ホモ。最近帰ってくるのが遅いじゃないか。」
父「彼女と交際するのも良いが、我が財閥の名に傷をつけることだけはやめなさい。」
ホモ「どうして僕に彼女がいることを知っているんですか?」
父「簡単な話だ。お前は私に監視下から逃れることはできない、ただそれだけの話だ。」
ホモ「……。」
父「『遊び歩くのも程々にしなさい』という親心じゃないか。」
ホモ「僕は遊び歩いているせいで、帰宅時間が遅くなるわけではありません。父さん。」
ホモ「学校の先輩の部活練習の手伝いをしているだけです。」
父「ふん、くだらん。お前は大人しく学業にだけ取り組んでいればいいんだ。」
父「部活なんぞに顔を出す必要はない。何のために帰宅部に入らせたと思っているんだ。」
父「そんな先輩と付き合うのは今すぐにやめろ。」
ホモ「……嫌です。」
父「おい、ホモ。最近帰ってくるのが遅いじゃないか。」
父「彼女と交際するのも良いが、我が財閥の名に傷をつけることだけはやめなさい。」
ホモ「どうして僕に彼女がいることを知っているんですか?」
父「簡単な話だ。お前は私に監視下から逃れることはできない、ただそれだけの話だ。」
ホモ「……。」
父「『遊び歩くのも程々にしなさい』という親心じゃないか。」
ホモ「僕は遊び歩いているせいで、帰宅時間が遅くなるわけではありません。父さん。」
ホモ「学校の先輩の部活練習の手伝いをしているだけです。」
父「ふん、くだらん。お前は大人しく学業にだけ取り組んでいればいいんだ。」
父「部活なんぞに顔を出す必要はない。何のために帰宅部に入らせたと思っているんだ。」
父「そんな先輩と付き合うのは今すぐにやめろ。」
ホモ「……嫌です。」
父「ほう……。この私に口答えとは珍しいな、ホモ。」
父「まぁいい。お前が縁を切らないというのなら、私の力でその先輩とやらを排除するまでだ。」
ホモ「やめてください!先輩には手を出さないでください。」
父「ずいぶんと必死になるんだな。嫌ならば明日にその先輩との関係を完全に断ち切りなさい。」
父「この意味が分かるな……?」
ホモ「……はい。」
父「良い子だ。お前は私の後を継ぐ男だからこれだけ厳しく言うんだ、分かってくれ。」
父「ああ、それはそうと、お前の彼女がどんな女か調べさせてもらったよ。」
ホモ「!」
父「家系は中流階級の庶民だが、容姿はこの家系にふさわしい女だな。悪くはない。」
ホモ「……。」
父「まぁいい。お前が縁を切らないというのなら、私の力でその先輩とやらを排除するまでだ。」
ホモ「やめてください!先輩には手を出さないでください。」
父「ずいぶんと必死になるんだな。嫌ならば明日にその先輩との関係を完全に断ち切りなさい。」
父「この意味が分かるな……?」
ホモ「……はい。」
父「良い子だ。お前は私の後を継ぐ男だからこれだけ厳しく言うんだ、分かってくれ。」
父「ああ、それはそうと、お前の彼女がどんな女か調べさせてもらったよ。」
ホモ「!」
父「家系は中流階級の庶民だが、容姿はこの家系にふさわしい女だな。悪くはない。」
ホモ「……。」
【翌日の朝】
先輩「おかしいな、いつも来るはずのホモくんが来ない……。」
先輩「まさか、風邪で休んでるんじゃないだろうな。」
先輩「心配だ……メールしてみよう。」
後輩「今日は先輩さんに会えるかな…?借りたハンカチも返さないと…///」
後輩「ふふふ……また先輩さんとお話ができる……楽しみだなぁ。」
レズ「あら、どうしたの朝から。ニヤニヤしちゃって。」
頬をツンツンと触るレズ。
先輩「おかしいな、いつも来るはずのホモくんが来ない……。」
先輩「まさか、風邪で休んでるんじゃないだろうな。」
先輩「心配だ……メールしてみよう。」
後輩「今日は先輩さんに会えるかな…?借りたハンカチも返さないと…///」
後輩「ふふふ……また先輩さんとお話ができる……楽しみだなぁ。」
レズ「あら、どうしたの朝から。ニヤニヤしちゃって。」
頬をツンツンと触るレズ。
後輩「えへへ……あのね、レズちゃん。大発表があるの!」
後輩「実はわたし……好きな男の人ができちゃったみたい!」
レズ「えっ……?」
後輩「レズちゃんと同じ学年の先輩さんなんだけど…詳しいことはまたあとで話すね!」
後輩「あっ!このことは一番の仲良しであるレズちゃんにしか言ってないんだからね!」
後輩「他の子には言っちゃだめだよ!」
レズ「あ……うん……分かってるわ……よ。」
後輩「実はわたし……好きな男の人ができちゃったみたい!」
レズ「えっ……?」
後輩「レズちゃんと同じ学年の先輩さんなんだけど…詳しいことはまたあとで話すね!」
後輩「あっ!このことは一番の仲良しであるレズちゃんにしか言ってないんだからね!」
後輩「他の子には言っちゃだめだよ!」
レズ「あ……うん……分かってるわ……よ。」
【昼休憩】
レズ「……。」
ホモ「おや…珍しいですね、あなたが休憩時間に僕に会いに来るなんて。」
レズ「別に…ちょっと、話したいことがあっただけよ……。」
ホモ「…そうですか。では、屋上に行きましょうか。」
屋上にて。
レズ「気効かせて『何があったんだ?』とか何とか言いなさいよ。」
レズ「アンタ、私の彼氏でしょ。」
ホモ「“仮面”彼氏です。今のところ、貴方の彼氏になる予定はありません。」
レズ「本当に氷のように冷たい男ね。そんなんだからモテないのよ。」
ホモ「モテる必要はありません。」
レズ「……。」
ホモ「おや…珍しいですね、あなたが休憩時間に僕に会いに来るなんて。」
レズ「別に…ちょっと、話したいことがあっただけよ……。」
ホモ「…そうですか。では、屋上に行きましょうか。」
屋上にて。
レズ「気効かせて『何があったんだ?』とか何とか言いなさいよ。」
レズ「アンタ、私の彼氏でしょ。」
ホモ「“仮面”彼氏です。今のところ、貴方の彼氏になる予定はありません。」
レズ「本当に氷のように冷たい男ね。そんなんだからモテないのよ。」
ホモ「モテる必要はありません。」
レズ「……私ね、失恋しちゃった。後輩に好きな男ができたんだって。」
レズ「しかも、そのお相手はアンタが片思いしてる先輩よ。フフ、笑っちゃうでしょ?」
ホモ「そうですか。」
レズ「何よ、その反応。」
レズ「アンタの思い人は元からモテモテだから、
今更ファンが1人増えたくらいで何とも思わないってわけ?」
レズ「いいご身分ね。」
ホモ「そうではありません。そうじゃないんです……。」
レズ「……。」
レズ「しかも、そのお相手はアンタが片思いしてる先輩よ。フフ、笑っちゃうでしょ?」
ホモ「そうですか。」
レズ「何よ、その反応。」
レズ「アンタの思い人は元からモテモテだから、
今更ファンが1人増えたくらいで何とも思わないってわけ?」
レズ「いいご身分ね。」
ホモ「そうではありません。そうじゃないんです……。」
レズ「……。」
その時、屋上の扉が勢いよく開け放たれた。
息を切らしながらホモ達に近づく先輩。
先輩「やはりここにいたか、ホモくん……」
ホモ「先輩……。」
先輩「何故いつものように俺の元に来ない?何故俺のメールに返信しない?」
ホモ「……。」
先輩「答えてくれないか。」
ホモ「別に、もう貴方に会いに行く理由がなくなっただけの話ですが。」
先輩「どういう意味だ。」
息を切らしながらホモ達に近づく先輩。
先輩「やはりここにいたか、ホモくん……」
ホモ「先輩……。」
先輩「何故いつものように俺の元に来ない?何故俺のメールに返信しない?」
ホモ「……。」
先輩「答えてくれないか。」
ホモ「別に、もう貴方に会いに行く理由がなくなっただけの話ですが。」
先輩「どういう意味だ。」
ホモ「そのままの意味ですよ。」
ホモ「僕は有名財閥の息子なため、世間体が非常に大事なんです。」
ホモ「それは学校生活の中でも同じこと。」
ホモ「そこで、貴方のように教師受けがよく
生徒からも人気のある先輩と交流していれば、当然僕の印象も良くなります。」
ホモ「ここまでは分かりますね?」
先輩「それはつまり…自分のために俺を利用していた、ということか……?」
ホモ「さすが先輩、物分かりが良いですね。その通りです。」
ホモ「僕は有名財閥の息子なため、世間体が非常に大事なんです。」
ホモ「それは学校生活の中でも同じこと。」
ホモ「そこで、貴方のように教師受けがよく
生徒からも人気のある先輩と交流していれば、当然僕の印象も良くなります。」
ホモ「ここまでは分かりますね?」
先輩「それはつまり…自分のために俺を利用していた、ということか……?」
ホモ「さすが先輩、物分かりが良いですね。その通りです。」
実際同性愛者だってことを隠す為にホモとレズが偽装カップルになるってアメリカのドラマで見たな
ホモ「しかし、誤算でした。」
ホモ「親しくなりすぎたために、
部活練習の手伝いをさせられたり、遊びに付き合わされたりと
面倒なことをさせられるハメになった。」
ホモ「メリットがあるから付き合っていたのにデメリットの方が大きくなってしまった。」
ホモ「おかげで本末転倒もいいところです。」
ホモ「そして、これ以上付き合う必要性がなくなったので関係を断った、ただそれだけです。」
先輩「本気で言っているのか……?」
ホモ「本気じゃなければ、こんなことは言えません。」
先輩「違うだろ、君はそんなことをする男ではない!」
先輩「誰かにそう言えって言われたのか!?そうだろ?」
ホモ「違います。残念ながら、僕は貴方の思っているような人間ではなく
他人を踏み台程度にしか思ってないエゴイストなんです。」
ホモ「親しくなりすぎたために、
部活練習の手伝いをさせられたり、遊びに付き合わされたりと
面倒なことをさせられるハメになった。」
ホモ「メリットがあるから付き合っていたのにデメリットの方が大きくなってしまった。」
ホモ「おかげで本末転倒もいいところです。」
ホモ「そして、これ以上付き合う必要性がなくなったので関係を断った、ただそれだけです。」
先輩「本気で言っているのか……?」
ホモ「本気じゃなければ、こんなことは言えません。」
先輩「違うだろ、君はそんなことをする男ではない!」
先輩「誰かにそう言えって言われたのか!?そうだろ?」
ホモ「違います。残念ながら、僕は貴方の思っているような人間ではなく
他人を踏み台程度にしか思ってないエゴイストなんです。」
先輩「……。」
ホモ「もういいですか?これ以上、彼女との時間を邪魔しないでほしいんですが。」
先輩「そうか……俺は、君を本当の友人だと思っていたんだが、残念だ。」
先輩「たとえ君にとって俺が道具に過ぎなかったとしても」
先輩「俺を他の生徒や教師のように特別扱いしなかったのは君だけだったから、
それは本当に嬉しかった。ありがとう。」
ホモ「……。」
先輩「もう会いに来ることもないと思うから安心してほしい。それじゃあ……。」
そう言ってその場を離れる先輩。
ホモ「もういいですか?これ以上、彼女との時間を邪魔しないでほしいんですが。」
先輩「そうか……俺は、君を本当の友人だと思っていたんだが、残念だ。」
先輩「たとえ君にとって俺が道具に過ぎなかったとしても」
先輩「俺を他の生徒や教師のように特別扱いしなかったのは君だけだったから、
それは本当に嬉しかった。ありがとう。」
ホモ「……。」
先輩「もう会いに来ることもないと思うから安心してほしい。それじゃあ……。」
そう言ってその場を離れる先輩。
【放課後】
レズに先日の夜にあったことを告げるホモ。
レズ「…なるほどね。」
レズ「正直、横から見てて何事かと思ったけれど、事情は察したわ。」
レズ「それと、いい身分だなんて言ったこと、謝るわ。アンタもなかなか大変なのね。」
ホモ「……お互い、気苦労が多いですね。」
レズ「でも、絶交するにしたって、何もあんな嘘つかなくたったいいじゃない。」
レズ「もっと言いようがあったでしょう?」
ホモ「いえ、これでいいんです。」
ホモ「先輩が僕に対して『二度と会いたくない』と思うくらいでないと、
きっとまた、中途半端に関係を続けてしまうだけです。」
ホモ「だから、先輩を危険な目に遭わせないためには、これが一番良い方法だったんです。」
レズ「……。」
レズに先日の夜にあったことを告げるホモ。
レズ「…なるほどね。」
レズ「正直、横から見てて何事かと思ったけれど、事情は察したわ。」
レズ「それと、いい身分だなんて言ったこと、謝るわ。アンタもなかなか大変なのね。」
ホモ「……お互い、気苦労が多いですね。」
レズ「でも、絶交するにしたって、何もあんな嘘つかなくたったいいじゃない。」
レズ「もっと言いようがあったでしょう?」
ホモ「いえ、これでいいんです。」
ホモ「先輩が僕に対して『二度と会いたくない』と思うくらいでないと、
きっとまた、中途半端に関係を続けてしまうだけです。」
ホモ「だから、先輩を危険な目に遭わせないためには、これが一番良い方法だったんです。」
レズ「……。」
レズ「ねぇ、私たち、いっそ本当の恋人同士にならない?相手への未練を断ち切って。」
レズ「私は後輩の恋を応援するし、アンタは先輩のことを綺麗サッパリ忘れる。」
レズ「相手への思いを“なかったこと”にしてしまえば、全てが丸く収まるでしょう?」
ホモ「……周囲の人間のために、抱いた願いや望みを全て諦め
自分の気持ちに嘘をついて生きろ、と言っているんですか?」
ホモ「確かに、そうすれば皆が幸せになれるかもしれませんね……。」
レズ「そんな悲しそうな顔で言われても、誰1人として幸せになれる気がしないわね。」
ホモ「……レズさんは、こんなことを考えてみたことはありますか?」
ホモ「『どうして好きな人が同性なんだろう』、と。」
レズ「……。」
レズ「私は後輩の恋を応援するし、アンタは先輩のことを綺麗サッパリ忘れる。」
レズ「相手への思いを“なかったこと”にしてしまえば、全てが丸く収まるでしょう?」
ホモ「……周囲の人間のために、抱いた願いや望みを全て諦め
自分の気持ちに嘘をついて生きろ、と言っているんですか?」
ホモ「確かに、そうすれば皆が幸せになれるかもしれませんね……。」
レズ「そんな悲しそうな顔で言われても、誰1人として幸せになれる気がしないわね。」
ホモ「……レズさんは、こんなことを考えてみたことはありますか?」
ホモ「『どうして好きな人が同性なんだろう』、と。」
レズ「……。」
レズ「……。」
ホモ「僕は時々思いますよ。」
ホモ「好きな相手が同性でさえなければ、全ては上手くいったんじゃないかって。」
ホモ「それにきっと」
レズ「もうやめなさい。」
レズ「ありもしない妄想を持ち出した所で、何にもならないわ。」
ホモ「……それもそうですね。」
ホモ「では、明日からは『相手のことは諦め本来のカップルになる』という方向でいきましょうか。」
レズ(切り替え早!)
レズ「まぁ、少しずつ、やっていけばいいわよね……少しずつ。」
ホモ「そうですね……少しずつ。」
ホモ「僕は時々思いますよ。」
ホモ「好きな相手が同性でさえなければ、全ては上手くいったんじゃないかって。」
ホモ「それにきっと」
レズ「もうやめなさい。」
レズ「ありもしない妄想を持ち出した所で、何にもならないわ。」
ホモ「……それもそうですね。」
ホモ「では、明日からは『相手のことは諦め本来のカップルになる』という方向でいきましょうか。」
レズ(切り替え早!)
レズ「まぁ、少しずつ、やっていけばいいわよね……少しずつ。」
ホモ「そうですね……少しずつ。」
【数ヶ月後】
後輩「さすがにそろそろ借りたハンカチを返したいのに……。」
後輩「先輩に会える機会が、ない……っ!」
後輩「でも今日は文化祭なんだから、きっと会えるよね!ね!」
レズ「そうね。でも当然、ハンカチを返すついでに告白もするのよね?後輩」
後輩「ふぇぇ!?ななっなななな何言ってるのレズちゃん!」
レズ「あら、なかなか会えないんだから、それくらいはしてもいいと思うわ。」
レズ「それに、先輩は後輩を助けてくれたんでしょ?」
レズ「意外と脈ありかもしれないわよ~。」
後輩「もう、からかわないでよ!」
後輩「レズちゃんとホモさんみたいに上手くいくとは限らないんだからぁ!」
レズ「フフフ…あっ、ねぇ、あれが先輩じゃないの?」
後輩「あっほんとだ!追いかけよ!」
後輩「さすがにそろそろ借りたハンカチを返したいのに……。」
後輩「先輩に会える機会が、ない……っ!」
後輩「でも今日は文化祭なんだから、きっと会えるよね!ね!」
レズ「そうね。でも当然、ハンカチを返すついでに告白もするのよね?後輩」
後輩「ふぇぇ!?ななっなななな何言ってるのレズちゃん!」
レズ「あら、なかなか会えないんだから、それくらいはしてもいいと思うわ。」
レズ「それに、先輩は後輩を助けてくれたんでしょ?」
レズ「意外と脈ありかもしれないわよ~。」
後輩「もう、からかわないでよ!」
後輩「レズちゃんとホモさんみたいに上手くいくとは限らないんだからぁ!」
レズ「フフフ…あっ、ねぇ、あれが先輩じゃないの?」
後輩「あっほんとだ!追いかけよ!」
ホモの教室の前にいる先輩。
後輩「先輩っ!待ってください!」
先輩「おや、後輩ちゃんじゃないか。久しぶりだね。」
後輩「あの、ずっと返そうと思いつつ、なかなか渡せなかったハンカチです!」
後輩「ちゃんと洗濯してきたので大丈夫です!」
レズ(何が大丈夫なのよ)
先輩「返さなくても良かったんだが…わざわざありがとう。」
後輩「えへへ///」
レズ「じゃあ、私はホモに会いに教室内にいるわね。後輩、しっかりやるのよ!」
後輩「う、うん……!」
後輩「先輩っ!待ってください!」
先輩「おや、後輩ちゃんじゃないか。久しぶりだね。」
後輩「あの、ずっと返そうと思いつつ、なかなか渡せなかったハンカチです!」
後輩「ちゃんと洗濯してきたので大丈夫です!」
レズ(何が大丈夫なのよ)
先輩「返さなくても良かったんだが…わざわざありがとう。」
後輩「えへへ///」
レズ「じゃあ、私はホモに会いに教室内にいるわね。後輩、しっかりやるのよ!」
後輩「う、うん……!」
後輩「あ、あの先輩!聞いてほしいことがあるんです!」
先輩「なんだい?」
後輩「実は私、ずっと、ずっとずっと前…一万年と二千年前から…じゃなくて…」
後輩「先輩に助けて貰ったあの日から、先輩のことが好きなんです!」
後輩「付き合ってください!!」
先輩「……気持ちはとても嬉しい。だが、すまない。君と付き合うことはできないんだ。」
後輩「そんな…どうしてですか!」
先輩「君が嫌いなわけじゃない。ただ、他に好きな人がいるんだ。」
後輩「なっ…誰ですか!?」
後輩「せめて先輩の好きな人が誰なのか教えてくれないと、先輩のこと、諦めきれません!」
通行人と教室内の人間から注目を浴びている2人。
先輩「なんだい?」
後輩「実は私、ずっと、ずっとずっと前…一万年と二千年前から…じゃなくて…」
後輩「先輩に助けて貰ったあの日から、先輩のことが好きなんです!」
後輩「付き合ってください!!」
先輩「……気持ちはとても嬉しい。だが、すまない。君と付き合うことはできないんだ。」
後輩「そんな…どうしてですか!」
先輩「君が嫌いなわけじゃない。ただ、他に好きな人がいるんだ。」
後輩「なっ…誰ですか!?」
後輩「せめて先輩の好きな人が誰なのか教えてくれないと、先輩のこと、諦めきれません!」
通行人と教室内の人間から注目を浴びている2人。
先輩「…言うことはできない。というよりは、言っても無意味なんだ。」
先輩「俺はどうやっても、その人と結ばれることはできないからな……!」
後輩「それでもいいです!」
後輩「誰か教えてくれたら、先輩のこと完全に諦めますから!」
後輩「お願いします、教えてください!先輩の好きな人は誰なんですか!」
先輩「俺が好きなのは――俺がずっと好きなのはホモくんなんだ!」
先輩「彼は彼女もいる、ごく普通の高校生だ。」
先輩「だが、仕方ないだろう!」
先輩「好きになってしまったものはもう取り返しがつかないんだ…!」
先輩「俺はどうやっても、その人と結ばれることはできないからな……!」
後輩「それでもいいです!」
後輩「誰か教えてくれたら、先輩のこと完全に諦めますから!」
後輩「お願いします、教えてください!先輩の好きな人は誰なんですか!」
先輩「俺が好きなのは――俺がずっと好きなのはホモくんなんだ!」
先輩「彼は彼女もいる、ごく普通の高校生だ。」
先輩「だが、仕方ないだろう!」
先輩「好きになってしまったものはもう取り返しがつかないんだ…!」
後輩「えっ…ホモさん?」
後輩「え…だって…え……?男同士、ですよね?」
後輩「しかもレズちゃんの彼氏さんで…えっと…」
後輩「どういうことなの……」
先輩「そのままの意味だ。」
先輩「俺は『たまたま好きになった人が男だった』というだけの話で、何もやましいことはない。」
後輩「そんな…先輩がそんな人だったなんて……。」
レズ「ああ、先輩が女子からモテモテだったにも関わらず
ずっと頑なに告白を断り続けて独り身だったのってそういう……。」
後輩「え…だって…え……?男同士、ですよね?」
後輩「しかもレズちゃんの彼氏さんで…えっと…」
後輩「どういうことなの……」
先輩「そのままの意味だ。」
先輩「俺は『たまたま好きになった人が男だった』というだけの話で、何もやましいことはない。」
後輩「そんな…先輩がそんな人だったなんて……。」
レズ「ああ、先輩が女子からモテモテだったにも関わらず
ずっと頑なに告白を断り続けて独り身だったのってそういう……。」
ホモ「先輩、あの、それは本当なんですか?」
先輩「ああ。」
先輩「たとえ君にとって、俺がもう利用価値のない迷惑な先輩でしかなかったとしても。」
先輩「もう会う意味がなくなったと言われても。」
先輩「それでも俺は、君のことが好きなんだ。初めて会った時からずっとだ。」
先輩「何度も諦めようとしたが、無理だった。会えない間も毎日辛かった。」
先輩「気持ち悪いだろ?受け入れなくていい。」
先輩「だが、どうしてもこの気持ちは伝えたかったんだ。」
ホモ「先輩……。」
先輩「ああ。」
先輩「たとえ君にとって、俺がもう利用価値のない迷惑な先輩でしかなかったとしても。」
先輩「もう会う意味がなくなったと言われても。」
先輩「それでも俺は、君のことが好きなんだ。初めて会った時からずっとだ。」
先輩「何度も諦めようとしたが、無理だった。会えない間も毎日辛かった。」
先輩「気持ち悪いだろ?受け入れなくていい。」
先輩「だが、どうしてもこの気持ちは伝えたかったんだ。」
ホモ「先輩……。」
レズ「あーもういいわ。茶番はやめにしましょう、ホモ。」
レズ「実は私たち、仮面カップルだったの。」
レズ「互いのことが好きでも何でもないけれど、
利害が一致したから恋人ってことにしてただけのね。」
レズ「そうよね?ホモ。」
ホモ「はい……。」
後輩「ふええええ!?それってつまり…どういうことなんです?」
後輩「もう色々ありすぎて頭の中ぐちゃぐちゃだよぉ…。」
先輩「好意のない者同士でカップルのフリをしていた、ということか。」
先輩「いったいどんな利害が一致したらそうなるなんだ?」
レズ「私たちには他に好きな人がいたのよ。でも、その相手は同性だった。」
ホモ「だから、僕たちは互いの家系の事情などのあらゆる点を考慮したうえで、
仮面カップルとして過ごそう、という話になったんです。」
レズ「実は私たち、仮面カップルだったの。」
レズ「互いのことが好きでも何でもないけれど、
利害が一致したから恋人ってことにしてただけのね。」
レズ「そうよね?ホモ。」
ホモ「はい……。」
後輩「ふええええ!?それってつまり…どういうことなんです?」
後輩「もう色々ありすぎて頭の中ぐちゃぐちゃだよぉ…。」
先輩「好意のない者同士でカップルのフリをしていた、ということか。」
先輩「いったいどんな利害が一致したらそうなるなんだ?」
レズ「私たちには他に好きな人がいたのよ。でも、その相手は同性だった。」
ホモ「だから、僕たちは互いの家系の事情などのあらゆる点を考慮したうえで、
仮面カップルとして過ごそう、という話になったんです。」
後輩「えっと、ちなみにその好きな同性っていうのは……。」
レズ「ああ、もう面倒だから全部バラすわね。」
レズ「このホモ野郎がずっと好きなのはそこにいる先輩よ。」
先輩「な゛!?」
先輩「ちょっと待て!」
先輩「じゃあ、あの利用する意味がなくなったから別れるとかなんだとか言う話は」
ホモ「もちろん、すべて根も葉もない嘘です。」
ホモ「これも、家系の事情からやむを得ずしたことです。」
先輩(どんな家系の事情なんだ……)
レズ「ああ、もう面倒だから全部バラすわね。」
レズ「このホモ野郎がずっと好きなのはそこにいる先輩よ。」
先輩「な゛!?」
先輩「ちょっと待て!」
先輩「じゃあ、あの利用する意味がなくなったから別れるとかなんだとか言う話は」
ホモ「もちろん、すべて根も葉もない嘘です。」
ホモ「これも、家系の事情からやむを得ずしたことです。」
先輩(どんな家系の事情なんだ……)
ホモ「騙していたのと、酷いことを言ってしまったのは、本当にすみません。先輩。」
先輩「いや、嘘だったならいいんだ。そうか…なんだ、よかった……。」
ホモ「これからは家系、いえ、全世界を敵に回しててでも先輩を護るので、許してくれますか?」
先輩「あ、あぁ。(何やら話が盛大になっているが、冗談だよな?)」
レズ「まったく、実は両想いだったなんて羨ましい限りね。」
レズ「そして、私が好きなのは……他でもない後輩。あなたよ。」
後輩「へ!?わ、なんだか驚いてるのに、
レズちゃんの好きな女の子が私以外じゃなくて安心してる自分がいる。」
後輩「えっと、確かに私はレズちゃんが好きで、大事で、誰にも渡したくなくて……。」
後輩「でも、これが恋愛感情なのかどうかは分からなくて……。」
レズ「無理しなくていいわよ、後輩。」
レズ「私は今まで通りあなたの友達としてそばにいられれば、それだけで充分なの。」
先輩「いや、嘘だったならいいんだ。そうか…なんだ、よかった……。」
ホモ「これからは家系、いえ、全世界を敵に回しててでも先輩を護るので、許してくれますか?」
先輩「あ、あぁ。(何やら話が盛大になっているが、冗談だよな?)」
レズ「まったく、実は両想いだったなんて羨ましい限りね。」
レズ「そして、私が好きなのは……他でもない後輩。あなたよ。」
後輩「へ!?わ、なんだか驚いてるのに、
レズちゃんの好きな女の子が私以外じゃなくて安心してる自分がいる。」
後輩「えっと、確かに私はレズちゃんが好きで、大事で、誰にも渡したくなくて……。」
後輩「でも、これが恋愛感情なのかどうかは分からなくて……。」
レズ「無理しなくていいわよ、後輩。」
レズ「私は今まで通りあなたの友達としてそばにいられれば、それだけで充分なの。」
後輩「ん、でもね…時々思うことはあったんだ。」
後輩「わたしはレズちゃんがいない寂しさを『先輩さんが好きだ』って思い込むことで
誤魔化そうとしてる部分もあったんじゃないかなって……。」
レズ「私の気持ちに応えてくれるの?後輩。」
後輩「それがね、自分でも自分の気持ちがよく分からないの……。」
後輩「でも、これからその答えを見つけていけばいいんじゃないかなって。」
レズ「……そうね。それが今の私に対するベストな返しよ。」
レズ「私を拒絶しないでくれてありがとう、後輩。」
後輩「わたしはレズちゃんがいない寂しさを『先輩さんが好きだ』って思い込むことで
誤魔化そうとしてる部分もあったんじゃないかなって……。」
レズ「私の気持ちに応えてくれるの?後輩。」
後輩「それがね、自分でも自分の気持ちがよく分からないの……。」
後輩「でも、これからその答えを見つけていけばいいんじゃないかなって。」
レズ「……そうね。それが今の私に対するベストな返しよ。」
レズ「私を拒絶しないでくれてありがとう、後輩。」
レズ「でもいいの?ホモ。」
レズ「これだけ公衆の面前で関係暴露しちゃって、
アンタの父親に知れたら、とんでもないことになるんじゃないの?
私たち全員消されるんじゃないの?」
ホモ「うーん、そうですね。では、とりあえず駆け落ちでもしましょうか、先輩。」
先輩「だから、いったい何事なんだ!」
レズ「っていうか、私の顔も知られてるんでしょ?こっちにまで飛び火しないようにしてよね。」
レズ「後輩に何かあったら許さないからね、元カレさん。」
後輩「ふぇぇ……なんだかとんでもないことに……。」
ホモ「まぁ、何とかなるような気はします。」
レズ「奇遇ね、私も同じ予感がしてるわ。だって、本当に好きな人と一緒なんだもの。」
レズ「きっとどんな壁だって乗り越えられるわよね。」
―おわり―
レズ「これだけ公衆の面前で関係暴露しちゃって、
アンタの父親に知れたら、とんでもないことになるんじゃないの?
私たち全員消されるんじゃないの?」
ホモ「うーん、そうですね。では、とりあえず駆け落ちでもしましょうか、先輩。」
先輩「だから、いったい何事なんだ!」
レズ「っていうか、私の顔も知られてるんでしょ?こっちにまで飛び火しないようにしてよね。」
レズ「後輩に何かあったら許さないからね、元カレさん。」
後輩「ふぇぇ……なんだかとんでもないことに……。」
ホモ「まぁ、何とかなるような気はします。」
レズ「奇遇ね、私も同じ予感がしてるわ。だって、本当に好きな人と一緒なんだもの。」
レズ「きっとどんな壁だって乗り越えられるわよね。」
―おわり―
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