娘「ねぇ、お母さん」

母「なにかな？」

娘「愛ってなんだろ？」

母「相手を思うこと……だと、私は思う」

娘「それだけでいいの？」

母「相手を思うことが相手に対して何をしてあげたら喜ぶかを考えたり、自分がどこまで相手を思えるか、行動できるかということにつながるからね。それだけというほど甘くはないよ」

娘「ふーん。……もし、さ、パパか私たち子供を選ばなきゃいけないときってどうする？」

母「……。私は意外と我がままらしい」

娘「え？」

母「どっちも手放せなかった。今、頭の中で思っても、どっちも手放せなかったよ」

娘「お母さん……」

母「でも、二者択一だった場合、私は最終的には躊躇いなくパパを選ぶだろう」

娘「そ、そうなの……？」

母「それでパパが君たちを選んでくれる。私が至らない部分をたぶん、パパがすべて助けてくれるよ」

娘「うはー……。これが愛かぁ……」

ｼｴﾝﾀ

テレビ「――の痴漢騒動で、第二審は無罪判決を下し――」


男「絶対にこれは冤罪だろ」

母「しかし傍迷惑な。触れた腫れたの話で人の人生をメチャクチャにするなんて」

男「……、もし万が一、億が一、親父がこんなことになったらどうする？」

母「断固として、父の無罪を証明する」

男「だよな、母さんなら」

母「最悪、私がやったと濡れ衣を着る覚悟もある」

男「いや、現場にいないのにどうすんだよ」

母「第六感を使う」

男「愛は奇跡を起こすんだな」

男「さ～て、おやつおやつ……ん？何してんの？」

娘「ッ！っと、ビックリさせないでよ」

男「んなこと言ったって、キッチンの扉に張り付いてるお前が悪いだろ」

娘「だって、なんか入りづらくて」

男「どったのよ？」

娘「……お母さんが女の写真握って、食い入るように見つめててさ。なんか怖くって」

男「……あん？」

娘「ほら、あれ！……ね？なんか呪いかけてるようでしょ？もしかして、お父さんの浮気相手かなぁ……」

男「………」

娘「……ど、どうよ？」

男「……心配いらんとおもうよ？たぶん、若くなるよう頑張ってるだけだとおもう」

娘「はい？」


母「君に恨みはないが、私の糧になってくれ」ｸﾞｼｬｸﾞｼｬ

つ【アグネスの写真】

男「なんか、いいアイディアない？」

母「文化祭といえば屋台系と休憩所系とアトラクション系の三つに体系されるが」

男「まぁね～。でも、なかなかクラスのほうが難航しちゃって。母さんの経験なんかを参考にさせてもらえると」

母「父さんと知りあう前までは、本当の楽しみ方というものは知らなかったからね」

男「いや、まぁそりゃそうかもしれないけど……」

母「息子。泊まりで準備するんだ。好きな子がいたら、のぞきも犯罪にならない程度にだったら、許容されるだろう」

男「いや、のぞきは既に犯罪だからね」

母「愛が届けば大丈夫」

男「どうにもならないからね！？」

男「なんか、いいアイディアない？」

母「文化祭といえば屋台系と休憩所系とアトラクション系の三つに体系されるが」

男「まぁね～。でも、なかなかクラスのほうが難航しちゃって。母さんの経験なんかを参考にさせてもらえると」

母「だが、そういうのはクラスで妥協ないように作った方がいい。『言われたから』で決めるとあとで遺恨を残すことになる」

男「ま、まぁそりゃそうだけど……」

娘「全部合わせれば？」

男「どゆこと？」

娘「屋台するか、休憩所っぽいのにするか、アトラクションにするか迷ってるならもう全部やっちゃうの」

男「いや、それで解決するのか？というかそれってどんなものになるんだ？」

娘「お化け屋台喫茶」

男「……めんどくさいからって、投げやりになってない？」

娘「そんなことないプー」

男「このっこのっ」ｺﾁｮｺﾁｮ

娘「やめっ、あはは、それ、セクハラ、ってやめきゃはははは」

男「……紆余曲折の末、なぜか執事メイド屋台喫茶になりました」

娘「何故に？」

男「お化け屋敷と屋台と喫茶をまとめるまではよかった。お好み焼きと焼きそばをやりつつ、休憩所をつくって飲み物なんかも楽しんでもらう。その発想は良かった」

娘「うん」母「ふむ」

男「だが、ゾンビ面を見ながら食欲が沸くかどうかっつう話になり、それを言った女子に対して『お前のほうがゾンビ面じゃねぇか』『なにおぅ！？』という流れになったのがまずかった」

娘「ぷくくっ」母「ほう」

男「女子側が結託したり、男子が引っ込みつかなくなったりで、『お前らが言えんのか』『お前らよりましだ！』『そんなこというんなら、勝負だ！』ってことになり」

娘「もしかして……」母「男装執事女装メイドカフェになったと」

男「……なぜか人気投票付きのな」

母「まぁクラスがまとまって良かったじゃないか」

男「負の方にまとまってどうするよ……」

娘「お兄様のメイド姿見に行くよ！」

男「うっさいわ！」

娘「兄ちゃんのクラスってどこだっけ？」

母「こっちだ」

メイド「げっ！」

娘「……もしかして、兄ちゃん？」

メイド改め男「お、おかえりなさいませ～（裏声）」

母「これは……」

娘「お母さん、ちょっと隣並んでみて……。うわ、母娘だよ！これ、親子じゃなくて母娘だよ！」

男「お、お嬢様、お戯れを……（裏声）」

母「……」ｼﾞｰｯ

男「あの……なんでしょうか、奥様（裏声）」

母「いや、別になんでもない。ただ、その姿でパパに近づかないように」

男「家じゃこんな格好しねぇよ！」

娘「それでさ、中入ってる最中も兄ちゃんのことちらちら見てたりさ。あれ、完全に嫉妬はいってたね」

男「笑いごとじゃねぇよ！母さんが出るときに、隣に並ばされてクラスメイトにめっさ写メとられたしさぁ！」

娘「良かったじゃん。クラスの人気者ぉ！」

男「なにあの協力体制……女子は女子で『負けちゃったわ』『ええ、でも清々しい負けね』つう雰囲気になってるし、男子は母さんのこと聞いてきたり、一部はなんか生温かい視線をこっちによこすしよぉ！」

娘「あははは。少しは母に嫉妬される娘の気持ちがわかったか」

男「それ以上の恐怖を味わったよ……」

娘「それで、お母さんがあのかっこ？」

男「クラスの有志からのプレゼントだとよ……。今日も早く寝なくちゃな……」


母「お帰りなさいませご主人様」

父「か、母さん！？」

父「……と、こんな感じでどうだろう？」

部下「そんなこと言われても生涯の伴侶を見つけてない自分としましてはわかりませんて」

父「それでも異性にこうしてもらえたら嬉しいとか、そういうのがいいなぁっていうものはあるだろう」

部下「まぁ、無いわけじゃないですけど……」

父「よし、これで決まり！結婚記念日はホテル最上階でディナーだ！」

部下「……っと。これ、持っていってください」

父「ん？手紙かい？」

部下「ええ。奥さんに。課長は読まないでくださいね」

父「……変なこと書いてないだろうね」

部下「たぶん、何事もなければ奥さん記念日が来るまで機嫌がいいですよ。記念日うまく演出できるといいですね」

父「あ、ああ、ありがとな。頑張るよ」


母「ふむ。部下さんから」

父「ああ、母さんにだそうだ。開けてみるといい。それじゃ私は風呂に入ってくるよ」

部下『奥さん、課長は大変貴女を愛されています。正直、羨ましく思えてしまうくらいに。結婚記念日そろそろだそうですが、期待して損はないですよ。是非、これからも羨ましいカップルでいてください。数日先取りになりますが結婚記念日おめでとうございます。部下より』

母「ふふ。パパはいい部下を持っているようだね。だが、部下さんごめんよ。私は私の都合だけで、パパを幸せにするんだから」

支援投下終了ROM

いや、お前はもっとやれるはずだ

ほっしゅ

数人の教師が母親になる変な設定のギャルゲあったな

私は例え話など出来る人間ではないから　言葉少なに語ろうと思う
私はあなたと出会ったとき　自分が自分じゃなくなるのを感じた
私はあなたに染められたのだ
恋を知れば人生は薔薇色に輝く　などと
そのようなことを誰かが言っていたようだが
薔薇色なんて私は知らない
これはあなたの色で　私がもらった新しい自分の色
もう私は自分に戻れないだろう
だけど　これがいいのだ
私は既に新しい自分の色を気に入ってしまったから
胸の奥にしまいこんでしまいたいくらいに
あなたを愛しているから


娘「どうして、お父さんあそこで赤くなってるの？」

母「ああ、懐かしいものが見つかってね。私の恋心の一部をパパに見せてるんだ」

娘「いや、それはまた………。日記帳？」

母「ん～、本来は渡すはずの無かった手紙だったり、ポエム帳だったりだ。見せようか？」

娘「いや、お腹いっぱいになりそうだから、いいです……」

>>263　ハピレス？……あれはギャルゲじゃねぇな

男「……なんでこんなことに？」

母「パパが出張で、娘が部活合宿中だからだ」

男「いや、そんな間接的な理由を聞いてるんじゃなくてだな」

母「子供の時は一緒に寝るどころか、乳房を吸っていたじゃないか。チュパチュパと」

男「いやぁああ！思春期の男子にそんな赤子の頃の所業を聞かせるなぁ！！」

母「そういうとき、パパは嫉妬してくれたんだぞ？『それは俺のなのに』と言った時の顔が可愛くて愛おしくてな」

男「あまりにもかわいそうだ……父さんが。そして俺が」

母「まぁたまの親子水入らずの晩だ。枕を並べて腹を割って話すことくらい別に問題なかろう」

男「俺は今猛烈に反抗期を迎えそうだ」

母「別に同じ布団でも良かったというのに」

男「んなことできるか！！こうやって布団並べるだけでも恥ずいっつのに……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

母「それでもな。こうやってたまに確認すると温かいのだよ。パパにもらったこれ以上ない嬉しいものの一つだからな」

男「……そろそろ息子を卒業しろよ」

母「息子が成人したときに改めて考えるが、たぶん無理だろうな。ふふ」

ｻｯｻｯｻｯ……ｻｯｻｯ……
母「こうして表を掃いて今日の天気を確認する。自分が主婦であると確信する仕事の一つだな」

隣人「あ、おばさん。おはようございます」

母「ああ、おはよう。このところ家へ遊びに来ないから久しく見なかったが、ずいぶん女の子になったな」

隣「あ～。えへへ～。私ってそんなにおてんばだったかなぁ……」

母「今日は娘かな？」

隣「ええ、はい。前に借りたマンガ本を返しに」

母「ふむ、たぶんまだ寝てると思うが」

隣「う～ん、そうですかぁ。どうしようかな」

母「こうやって来てくれたことは久しい。私と茶飲み話などいかがだろうか」

隣「それじゃ、お相伴に預っちゃっていいですかね？」


男「ふぁぁ……母さん、朝めｓ」

母「ああ、私の直感だがな。あの頃、息子は隣ちゃんが好きだった気がする」

男「う、うぁああ！な、何をおっしゃっているのですか母上！というか、本人に聞かす話じゃないでしょそれって！いや、隣ちゃん。これ母さんの妄想だから！事実無根だから！顔赤くして気持ちだけで頷かないでぇ！」

母「何を言っているあの頃息子は」
男「あ”あ”あ”あ”～～～何もきこえな～～～い！！」

娘「え？お母さん料理下手だったの？」

母「ああ、今はこうして人並みに作れるようになったが、結婚当初はひどいものだった。義母さんにはよく叱られたものだ」

娘「は～、想像できないなぁ」

母「今みたいにパパに弁当を持たせることもできなかった。あまりにも粗末でな。職場で広げられるのが恥ずかしくて、よくパパに謝っていたよ。作れなくてごめんってな」

娘「ははは……。今は別の意味で広げるの恥ずかしいってお父さんからよく愚痴聞くけど……」

母「私が料理を熱心に覚えたいと思ったのは、子供を意識したからだからな」

娘「あれ？パパのためじゃないんだ」

母「いや、パパのためでもあるが、ある日パパがこう言ったんだ。『僕は下手でも作ってくれるだけで嬉しいけれど、さすがに子供たちにはおふくろの味ってものをいつまでも大切にしてほしいな』とな」

娘「それ、パパが下手な料理に音をあげたんじゃ……」

母「たしかに義母さんの料理は美味しかったからね。それと比べるわけではないが、なんとなく悔しかった。それに確かに夫婦ではなく家庭というものを考えた時、そこに温かい美味しい手料理というのは不可欠だとおもえたのさ」

娘「はいはい。ごちそうさま」

母「まぁこういう立場だったから、娘のことは言えんが、少し料理のノウハウを覚えた方がいい。……好きな人ができる前にな」

娘「耳が痛いです……」




んでもって、再び支援投下終了ROM

ほっしゅしゅ

支援

支援

支援

このもしもし率

最近のVIPは携帯率高いよ。特にＳＳスレは
支援

昔ヒートカーチャンってスレを立てたことがある

保守だ！

あげ

母「………」

父「まったく…あの馬鹿め…」ｶﾀｶﾀ…

母「父、イラついているようだがどうかしたのか？」

父「部下の尻拭いだよ。この前休んだだろ？その時の企画書なんだが…アラが多過ぎてプレゼンではつかえなくて…」ｶﾀｶﾀ…

母「ふむ…」

父「会社で終わらせようとしたんだが…すまないな、家庭に仕事を持ち込んでしまって…」

母「私達を養うためだろう？そのくらい理解できる」

父「…ありがとう」

母「でも」

父「うん？」

母「明日は相手をしてほしい」

父「…母さん」

娘「………」

父「…わかったよ。そのためにももうひと頑張り…」

娘「パパ」

父「ん？娘もか？…こりゃもうパパ頑張るしかないな！はは…」

娘「あんまり張り切るとまた腰痛めるよ？」

父「はぁ！？」

娘「だって前はそれで…」

父「ち、違うぞ！？あれは倉庫から段ボール取ろうとしてであって、娘の考えているような…」

母「大丈夫だ。次は上手くヤる」

父「か、母さん！？な、なんてこと娘の前で…！」

娘「隠さなくてもいいのに…私だって何も知らない子供じゃないんだから」

父「なぁにィ！？娘！お前それどういう意味……」
・
・
・

ふむふむ

父「…はぁ」ｶﾀｶﾀ…

部下「おはようございますー。あれ？課長、早いっすね。どうかしたんすか？」

父「お前の企画書だ！家でも終わらなくてこっちで朝早くから修正してるんだ！何を他人事のように…！」

部下「あ！す、すみません…」

父「お前のせいで家族会議一歩手前まで行ったんだぞ！？」

部下「そ、そんなにっすか？」

父「娘も紛らわしいことを…まったく…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ…

部下「………」

部下「…あの奥さん恐かったしなぁ…まさか仕事だけで…課長、同情します…」ﾎﾞｿﾎﾞｿ…

父「部下、突っ立ってないでこれを印刷してこい。今日は約束があるから残業するわけにはいかないんだ」

部下「あ、はい」

父「まったく…」ｶﾀｶﾀ…

あげ

あげ

父「久々だからさ……な？いいだろ？」

母「こんなものが食べたいなどと。パパはモノ好きだな」

父「そんなこと言ったってさ、これも思い出だろ？」

母「今はもっといいものもあるというのに……」

父「しょうがないだろ？私の体が求めてる」

母「ふふ。パパはホントにしょうがないな」


男「なにあのどす黒いご飯」

娘「お母さん特製TKG・初恋ver.」

男「醤油びちゃびちゃじゃんか」

娘「初めてお父さんに食べさせたんだって。殻の入れ具合もポイントだって言ってた」

男「ホントにモノ好きな……」

母「パパはこうして死んだとしても私を守ってくれるんだろうか」

父「ママはこうやって亡霊から守られるのと、早く生まれ変わって再びママに会いに来るのではどっちがいい？」

母「どう……だろうな？」

父「？……母さん？」


娘「ということがありました。パパは今慰め中」

男「それにしたって、今時『ゴースト・ニューヨークの幻』なんて見るもんかねぇ？」

娘「私初めてお母さんが泣いてるの見たよ」

男「ビビったろ？声色も変えず、しゃくりあげもせずに涙だけ流れるなんて」

娘「正直……。でも、映画のほうじゃなくて、想像のほうで泣くなんてお母さん可愛いなぁ」


父「だいじょうぶ。僕はここにいるから。……ね？」

母「ああ、わかってる。わかってはいるんだ。だが、今はこうしていてくれ……」

男「ふーっ。……あー、やっと宿題終わったよ」

母「お疲れ様。ほら、お茶だ」

男「……ありがと。……どしたの？」

母「ん？」

男「いや、なんか見計らったようなタイミングで来たからさ。話したいことでもあるのかなって」

母「ふむ。……なんとなく、懐かしくてな」

男「父さんの話？」

母「ああ。パパの家でな、これと同じようなことがあった。大学のレポートだったがな。それでお茶を出したら、ものすごい宿題を出されたんだ」

男「なにそれ？父さんのいじわる？」

母「いや、パパはこう言っただけだよ。『ずっとこうしていたら夫婦に見れるかな』って」

男「……はいはい、御馳走様」

母「たかし、ご飯ここに置いておく」

あげ

男「早いな母さん、それもう読んだのか」

母「ああ、ありがとう。なかなか参考になったよ」

男「？」





父「ええ！？母さん…今日は安全b」

母「ふふふ、いつから今日が私の安全日だと錯覚していた？」

父「なん…だと…？」

ブリーチ読んだのかよww

母「おかしいと思わなかったのか？」
母「出会いは偶然だと思ったか？」
とか言いつつ出会いから結婚までの自分の策略を詳らかに語ってくれそうだな

マミークール

部下「課長、今日飲みに行きませんか？」

父「いや、今日はちょっと寄る所があるから遠慮する」

部下「…コレっすか？」

父「そんなわけあるか。…娘の誕生日だからプレゼントをだな…その…」

部下「何恥ずかしがってんすか？いいじゃないですか、娘さん想いで」

父「…ファンシーショップにおやじ一人行くこと思うとな…」

部下「あー、なるほど。…わかりました！俺も行きますよ！」

父「なんでお前まで来るんだよ」

部下「部長には日頃世話になってますし、未来の参考のためにも、と」

父「未来がどうより、まずは仕事を覚えろ。だいたい男二人でショッピングってお前な……」
・
・
・

部下「部長、これなんかどうっすか？」

父「…うーむ…まぁ妥当な所かな。店員さん」

店員「はぁい」

父「これを二つ、包装もしてください」

店員「かしこまりましたぁ」

部下「二つ？娘さんって双子でしたっけ？」

父「いや…妻がな…」

部下「奥さん？なんでまた…同じ誕生日なんすか？」

父「違う。…拗ねるんだよ、娘には買ってくれて私にはないのか？とかな…」

部下「はぁ？」

父「最近じゃどっちが子供かわからん…ありがとう」

店員「ありがとうございましたぁ」

部下「変わってますねぇ」

父「まぁな。…しかしそれがちょっと可愛く見えるのは惚れた弱みからかな…」

部下「…ノロケっすか？勘弁してくださいよ…」

子供ができやすい日が安全日ってなんか皮肉だよね

母「くしゅん！」

娘「風邪？」

母「いや、噂だろう。熱っぽくはない」

娘「噂ね…どんなのかな？」

母「さぁな。まぁ、家族以外にどう言われようと気にしないが。…こら、食うな」

娘「だって目の前にあるんだもん」

母「父が帰ってくるまで待てないのか？」

娘「これ私のための料理でしょ？少しくらい…」

母「家族みんなで祝うことに意味があるんだ。お前が生まれて来てくれたこと、今まで元気に育ってくれたこと…」

娘「………」

母「そしてこれからも元気に成長してくれることを願ってな」

娘「…うん。ありがと」

父「じゃ、いってきますと…」

母「父、また忘れてるぞ？」

父「…わかった、わかりましたよ…いってきますね」ﾁｭ

母「うん。いってらっしゃい」

父「はいは…」

おばさん「んふふ…」ﾆﾀｰﾘ

父「あ、いや…その…」

おばさん「おはようございますぅ…うふふ。いつまでたってもラブラブでうらやましいわぁ…うふふ」

母「当たり前だ。そこらの新婚にはまだまだ負けない。この間なんて…もが？」

父「…母さん、何を言うつもり？」

母「うん？日頃どれだけ私が愛され、愛しているかをだな…」

父「恥ずかしいからやめなさい。お願いだから…！」

母「…わかった」

父「なんで不満げなんだよ…普通はそういうことはね……」

娘「いってきます。パパも早くしないと遅刻するよ？」

ほ