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    元スレ超王道ジャンル「恋ノ病」

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    203 :

    ほう・・・

    204 = 178 :

    ついに猿来たか
    少し待つとするかね

    207 = 159 :

    さるってどんぐらいだっけ?

    209 :

    ズボンはいとくか…

    210 :

    入れ替わったって整形して男と同じ容姿になったって事か?

    215 = 154 :

    >>213
    俺ずっとあぼんしてたわw

    216 = 126 :

    「きゃはっ!美しいです…美しいですよオネエサマっ」

    「アナタ…男クンの妹…?ど、どういうこと!?」

    「あははははっ!私たちが双子だってことを知らなかったんですね?」

    「双…子…?」

    「そこで死んでいるのが女友サンに殺された私の姉、そして私は今日の昼間にオネエサマにお会いした妹です」

    「………」

    ―――その瞬間、私は底知れぬ恐怖と天上の安らぎを感じた気がする。

    218 = 126 :

    「ずっとお慕いしておりました。姉と交代で兄のアパートを訪れていて、半年前、アナタが兄と入れ替わった瞬間から恋に落ちたんです」

    「………」

    「見た目はそっくりですが、すぐに兄ではないことに気がつきました。
       同時に狂おしいほどの恋に目覚めたんです、オネエサマ」

    「………」

    ―――たぶん、私は神か悪魔のどちらかと対峙しているのだと思った。

    221 = 126 :

    「オネエサマはいま苦しんでおいでですね?私がオネエサマを苦しみから解放して差し上げます」 キラッ

    「…え、ああ…えっと」

    「ねえ、オネエサマのためなら私なんでもしますよ…?」

    ―――手に持っているのはアイスピック…?ダメ…もう何も考えられない。

    「好きなんです、愛しているんですオネエサマのこと。
        たとえ外見が醜い兄のそのままであっても…。
        いやその醜い姿に苦しむオネエサマを愛しているんです」

    「え、ええ…うん…うん」

    ―――もはや、抗うことはできない。

    222 = 133 :

    支援だぜ

    224 = 203 :

    あれ?生理用品見つけて許さないって言ってたような・・・?

    226 = 126 :

    「私とお付き合いしてください。そして永遠に愛し合いましょう」

    「う、うん…いい…よ…」

    「ほ、本当ですか!?やった、嬉しいですオネエサマ」

    「私…も…嬉しい…かも」

    ―――もう何も考えられない。私はただ、疲れた。

    「では愛の儀式です。椅子にお座りください」

    「は、はい…」

    ―――たぶんこの娘は女神だ。女神なんだ。

    227 :

    それは双姉なんじゃね?

    228 = 178 :

    >>224
    妹は2人

    229 :

    >>224
    それは妹。
    これは妹の妹。

    230 = 126 :

    ―――女神はそっと私の頭を包む。

    「………」

    「痛いのは少しだけです。ちょっとだけ我慢してください」

    ―――温かい、溶けるようなぬくもり。

    「あ…う…」

    ―――こめかみに何かが添えられたが、もうよく分からない。

    「ではいきますね…クスッ。愛しています、オネエサマ」

    232 = 126 :

    「は…い…」

    ―――クチュッ。

    「ともに愛し合いましょう、オネエサマ」

    「―――ッ」

    ―――こめかみから何かが侵入した瞬間、私はかつてない闇の中に体が堕ちていくのが分かった。
         痛みはなかった。ただただ、限りなく虚無に近い安らぎがあって、気がつくと私は考えることを止めていた。

    ―――――
    ―――

    234 = 126 :

    -エピローグ-

    ガラガラガラガラ…

    「~♪」

    ―――今日も私は愛しい人を車椅子に乗せて、公園へデートに来ます。

    「もうすっかり春ですね、オネエサマ」

    「………」

    「そうですか、気分が晴れやかなのはいいことです」

    ―――オネエサマは喋りませんが、私には分かります。だって愛していますから。

    「あちらにベンチがあるので行きましょう」

    236 = 126 :

    「ここなら誰にも見られないので、車椅子のフードを外しますね」

    「………」 コロコロ…

    「もう!オネエサマはその玩具大好きですね。
        そろそろ皮膚がボロボロになってきましたよ?剥製の首とはいえ、有機物ですから」

    ―――この『玩具』はオネエサマが前に恋をしていた人だそうです。
         ちょっと嫉妬しますが、オネエサマはこれで手遊びするのが大好きなので、我慢します。

    238 = 178 :

    ロボトミーか…

    239 = 126 :

    「いい季節ですね。春はうららかです」

    「………」 コロコロ…

    「それではそろそろ行きましょうか」

    「………」 コロコロ…

    「ねえ、オネエサマ?」

    「………」 コロコロ…

    「人を愛することは素晴らしいことですね」

    「………」 コロコロ…

    「好きです、オネエサマ…永遠に…ふふっあははははははははははははっ!!」






    ―――恋は狂気である。
            プラトン「饗宴」より


    Fin

    240 = 209 :

    お…ふぅ…

    >>1

    242 = 126 :

    ここまでクソスレに付き合ってくれてありがとう。

    今回はどんでん返しを交えて、ヤンデレを超えた「ヒクほど情熱的な恋」を目指してみたがいかがだっただろうか。
    ヤンデレ好きの>>1としては、こういうのが大好きなのだが…まあヤンデレそのものでは決してない。
    あくまでちょっと歪んだ恋としてご理解いただきたい。

    発想の原点は絶望先生に出てきた「ストーカー数珠つなぎ」という言葉。
    ヤンデレっぽい人ばっか数珠つなぎにしたらどうだろうという感じで作ってみた。
    ちょっと無理があるけど温かく許してやって欲しい。

    一応補足。後半もずっと「男」と表記しているが本物の「男」は最初から死んでいるので終始「女」である。
    例によって、他にも説明不足のところがあるが、材料は本文中にすべてでているので想像で補完していただけると幸いである。
    なお、余談だが個人的に最後の首の剥製で遊ぶ廃人と化した元女の男を、車椅子で引き回す少女という絵面がとても気にって入る。

    ここんとこずっとダークなので次は心温まるお話にしたいなあと思いつつ、いつもダークになってしまう…。
    また何か書いたら読んでやってくれ。じゃあな、おやすみ(´・ω・`)ノシ

    244 :

    おつ

    245 = 178 :

    >>1

    考えてみたら頭おかしいやつしか登場してないことに気付いた

    248 = 178 :

    さて朝まで保守希望が出てたけど誰かできる?

    249 :

    今から読むので保守

    250 = 133 :

    ちょっと見る時間が無いから感想言えないが毎回期待してる
    前回までで思ったのは起承転結の転がちょっと弱い
    無理に捻る必要は無いけど、繋ぎだけは大事にして欲しい


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