元スレ超王道ジャンル「恋ノ病」
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
101 = 1 :
ガチャッ キィ
女友「フウ…フウ…」 キョロキョロ
女友「…ッ」
―――おかしい。今確かに『あの声』が…。
女友「ハア…ハア…」
―――男クンの妹だったのか、昨夜のやつは。
女友「…殺した、確かに私は殺したはず」
―――なのにどうして生きてるのよッ!?
103 = 1 :
-女の部屋-
ガチャッ キィ…
女友「ハア…ハア……」 ヒタヒタ…
―――まだあるはず…女の部屋に死体が…。
女友「だって…確かに首を切り落としたはず…確かに…」
―――間違いなくこの手で…。
ギイイイイッ…
女友「……う、うそ」
―――どうして?どうして死体が女の部屋にないのよッ!?
105 = 1 :
女友「嘘…嘘でしょう!?だって…だって確かにこの手で…!」
―――………ッ!
女友「…誰?誰かこの部屋の中にいるの?」
―――視線を感じる…私を見てあざ笑うかのような視線…。
女友「誰がいるのよッ!?ねえ、誰なのッ!?」
シーン…
―――気のせい、か…私、何かおかしくなっていってる?
女友「…何なのよ、一体何がどうだって言うのよ!」
ガチャッ バタンッ!
107 = 1 :
-同時刻 アパート前街路-
妹「………」
―――女さんの部屋から誰か出てきた?
妹「………?」
―――何か叫びながら?何あの人、頭おかしいんじゃない?
妹「………ッ」
―――あ、こっちを見てる。てゆーかもしかして睨まれてる?
108 = 1 :
妹「………?」
―――何か必死にこっちに向かって叫んでる…けどよく聞こえない。
妹「………」
―――とりあえず、微笑み返しておきましょう。
妹「…ニッコリ」
―――さ、いったん帰りましょ。『確証』は得たから。
妹「ふふっふふふふふふふふ…」
―――さて、どうやって調教しようかしら、ね?
110 = 1 :
-3月8日夜 女友自宅-
トゥルルルル トゥルルルル
『もしもし?』
女友「…私」
『女友…?どうしたの?』
女友「あは…あはははは…」
『ちょっ何?何かあったの…?』
女友「もう…何が何だか分からない」
『何のこと…?』
女友「ねえ…聞いてよ女」
『う、うん…』
女友「幽霊って本当にいるのかな?」
111 = 60 :
ワクワクしてきました
113 = 1 :
『ゆ、幽霊…?な、何の話…?』
女友「生きてたのよッ!この手で確かに殺したはずなのにッ!」
『こ、殺した…?ちょ、ちょっと何のこと…?』
女友「アイツ、男の妹よッ!昨夜確かに首を切り落としたのにッ!なのに今日の昼間歩いていたのよッ!?」
『男クンの妹を殺したって…どういうこと?』
女友「そうよ殺したの!鉈みたいなので襲ってきたから…あはははっ!
返り討にしちゃった!ざまーみろよねッ!ぎゃはははははははっ」
『あ、えっと…女友?』
女友「なのに…なのに今日の昼間、私に笑いかけてきたのよ!」
115 = 1 :
女友「おかしい!何かがおかしい!だって生きているはずがない!そんなのおかしいじゃないッ!」
『いや、だから…』
女友「アイツ妹のくせにアンタに嫉妬してたっぽいよ?気持ち悪い、吐き気がするわ!
だって男クンは私のものよ?」
『………ッ』
女友「私が目をつけたの!私が好きなの!だから男クンの隣に引っ越したのに…」
117 = 1 :
女友「まあそりゃあね。男クンは女目当てで引っ越したんだけど、そんなの関係ないわ。
いずれ私の方に振り向かせたらいいだけだもの」
『………』
女友「でもね、私がこんなに好きなのに、昨夜留守中の女の部屋に忍び込もうとするなんてどういうこと!?」
『…それで?』
女友「だからね、私も行ったの!弱み握ったら言いなりになるかもなーって!
きゃはははっだってチャンスじゃん」
『その後は?』
女友「そしたら部屋中ハトの死骸だらけで…いきなり後ろから男クンの妹に襲い掛かられたのよ」
118 :
気になる…
121 = 1 :
女友「アイツ、本当に頭おかしいんじゃない?よかったね、女が家にいなくて!アイツ鉈振り回してたからさぁ」
『それで…どうなったの?』
女友「だから私が返り討ちにしたの。鉈でバッサリ首を切り落としてやったんだから…なのに…なのに昼間生きていて私に…!」
『…るよ』
女友「えっ?なんて聴こえない―――」
『生きてるよ。だって本当に男クンの妹、昼間にアパートに来てたし』
124 :
なん……だと……?
126 :
女友「違うのよ!私は確かに殺したの!この手で!ちゃんと確認もした!
絶対に…生きてるはずなんて!」
『だって…本当に昼間、男クンの部屋を訪れてたし…間違いないよ』
女友「うそ…?じゃあ本当に…えっでもそんなことあり得るはずが…」
『ふふ…ふふふふっ。ねえ、女友本当に頭おかしいんじゃない?』
女友「ちょっ!アンタ親友の私に何てこと―――ッ!?」
―――ちょっと待って。女はどうしてアパートに男クンの妹が来たことを知ってるとか言い出すの?
130 = 126 :
『あはっ…あはははははははははははッ!狂ってるわね、女友っ!きゃははははははははははッ!!』
女友「ね、ねえ…女は本当に実家に…」
『ねえ、私はいまどこにいると思う?』
女友「どこって…ね、ねえどういうこと―――」
『ハア…ハア…かわいいね、女友。ふふっ、ふふふふふ…』
女友「いや…何どういうこと!?全然意味が分からな―――」
『そろそろ終わりにしましょう?今から女友に会いに行くね』
131 :
こんなに気になるスレも久々だぜ
132 :
混乱してきた
133 :
久しぶりだ
136 = 126 :
ブチッ ツーツーツー
女友「ちょっと、もしもし!?もしもしっ!?」
女友「どういうこと…?もう何が何だか分からない!
私は男クンが好きで、男クンの妹を殺して、でも実は生きてて、女が今から私に会いに来る、の…?」
女友「いや…何これ!?もう気が狂いそう!怖いっ寒いよ!誰か…誰か助けてよぉッ!!」
ガチャッ バタンッ!!
138 :
-3月8日深夜 男の部屋-
ダンダンダンッ ピンポーン ピンポーン
女友「ねえ男クン!開けて!助けて!もうワケが分からないの!」
女友「返事してよ!?開けて!?私もう頭がおかしくなりそ―――きゃあッ!?」
ガチャッ ドサドサッ
女友「痛いッ!?と、扉が開いてる!?」
139 :
何がなんだかわからない
141 :
朝まで残っててくれ支援
142 = 126 :
ドタドタドタッ
女友「助けて男クン!」
シーン…
女友「どこ!?どこにいるの!?ねえ、どこにいるのよおおッ!?」
ガタン バタン
女友「私、もう何も分からない!何も分からないの!」
女友「どこ!?どこなの!?どこにいるのよ男ク―――ッ!?」
―――バスルームから…血のニオイ?
143 = 126 :
女友「ハア…ハア…」
―――全身から汗が吹き出ている。
女友「…ゴクリ」
―――本能が危険だと叫んでいる。
女友「違う…そんな、そんなはずは…」
―――この扉の向こうには見てはならないものがあると確信している。
女友「そんなの…そんなの絶対に…!」
―――それでもこの扉を開けなくてはならない。
146 = 126 :
ガチャッ キィッ
女友「うぐッ!?きゃあああああああああああッ!?」
ドサッ ガタン バタン
女友「いやッ!?いやだッ!?そんなのッ!?
意味が分からない!そんなのあり得るわけがないッ!」
―――そこに吊るされていたのは。
女友「うぐッ!?げえぇぇぇッ!?がふっごほっ!?」
―――いつ死んだのかも分からないくらい腐りきった男クン。
149 = 139 :
紫煙
150 = 132 :
うわああああああ
みんなの評価 : ☆
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