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-9月29日昼 駅前公園-
スイーツ(笑)「はあ?アンタ、誰?」
男「あ、いや…ごめんなさい。人違いでした」
男「はあ…最近は黒髪の美少女までスイーツ(笑)化現象かよ…
ちょっと人違いしたくらいでなんであんな言われ方なんだよ…
男「そろそろ来るかな。まあベンチで気長に待っておくか」
スイーツ(笑)「はあ?アンタ、誰?」
男「あ、いや…ごめんなさい。人違いでした」
男「はあ…最近は黒髪の美少女までスイーツ(笑)化現象かよ…
ちょっと人違いしたくらいでなんであんな言われ方なんだよ…
男「そろそろ来るかな。まあベンチで気長に待っておくか」
男「ふう…それにしてもまだ9月なのに何なんだよこの寒さは」
男「なんか天気も悪いし…憂鬱な気分だ」
男「何だか嫌な予感がするな…っておい!
今日はせっかく女と付き合い始めて3年目の記念日じゃねーか!明るくいかなきゃ」
男「さてそろそろ来るかなっと…ん?なんだ?ベンチの下に何か落ちてる…」
男「なんか天気も悪いし…憂鬱な気分だ」
男「何だか嫌な予感がするな…っておい!
今日はせっかく女と付き合い始めて3年目の記念日じゃねーか!明るくいかなきゃ」
男「さてそろそろ来るかなっと…ん?なんだ?ベンチの下に何か落ちてる…」
男「これは…携帯電話?」
男「落し物か?それにしちゃなんかやたらとボロボロだな…
それになんだろ、このベットリとついたドス黒い染みは…」
男「まさか…血?」
男「いやいやまさかな!いくらなんでもそんなわけ…」
男「…気になる」
男「落し物か?それにしちゃなんかやたらとボロボロだな…
それになんだろ、このベットリとついたドス黒い染みは…」
男「まさか…血?」
男「いやいやまさかな!いくらなんでもそんなわけ…」
男「…気になる」
男「ちょっと見ちゃ不味いかな?」
男「ダメだよな。プライバシーの侵害だ…いやでも重大事件の証拠とかの可能性も…」
男「ダメだ気になる」
男「ごめんなさい、ちょっと見ますね…って誰にことわってんだ俺は」
男「ダメだよな。プライバシーの侵害だ…いやでも重大事件の証拠とかの可能性も…」
男「ダメだ気になる」
男「ごめんなさい、ちょっと見ますね…って誰にことわってんだ俺は」
男「うーん、なんかもう壊れかけって感じでデータもなくなってるな。しかも電池切れ間近だし」
男「電波は入ってない…ってことは解約済みか。ただのゴミか…ん?
保存ボックスに未送信が1通だけ残ってる…」
男「これは…どういう意味だ?」
男「電波は入ってない…ってことは解約済みか。ただのゴミか…ん?
保存ボックスに未送信が1通だけ残ってる…」
男「これは…どういう意味だ?」
『件名:なし
寂しいよ
そばにいてよ
どうしてなの 何がいけなかったの
辛いよ
もうダメ 死』
男「………」
寂しいよ
そばにいてよ
どうしてなの 何がいけなかったの
辛いよ
もうダメ 死』
男「………」
男「………」
男「明らかにと途中で終わってるよな?」
男「まさか…文面的に持ち主ってメール打ちながら自殺―――」
女「…あの」
男「ほああああッ!?」
男「明らかにと途中で終わってるよな?」
男「まさか…文面的に持ち主ってメール打ちながら自殺―――」
女「…あの」
男「ほああああッ!?」
女「きゃあああッ!?」
男「あ、ご、ごめん…え、えっと…」
女「い、いや…私だよ、私」
男「あ、ああ…女か。いや、別に何でもないって!
あはははッ(やっべ、この携帯電話どうしよ!?思わず隠しちゃった…)」
女「そ、そう…」
男「ま、まあな(仕方ない。とりあえずポケットにでも入れとくか)」
男「あ、ご、ごめん…え、えっと…」
女「い、いや…私だよ、私」
男「あ、ああ…女か。いや、別に何でもないって!
あはははッ(やっべ、この携帯電話どうしよ!?思わず隠しちゃった…)」
女「そ、そう…」
男「ま、まあな(仕方ない。とりあえずポケットにでも入れとくか)」
男「そうそう!今日で付き合い始めて3周年!おめでとう!」
女「お、覚えててくれたんだぁ」
男「当たり前だろ?」
女「そっか…そ、そうだよね!あははっ」
男「そういや俺、なんかお前に伝えなきゃいけないことがあったような気がするんだけど…」
女「なにを?」
男「うーむ、思いだせん。まあ…大したことじゃないんだろうな」
女「…?」
女「お、覚えててくれたんだぁ」
男「当たり前だろ?」
女「そっか…そ、そうだよね!あははっ」
男「そういや俺、なんかお前に伝えなきゃいけないことがあったような気がするんだけど…」
女「なにを?」
男「うーむ、思いだせん。まあ…大したことじゃないんだろうな」
女「…?」
女「ねえ!私…何か、変わったところとか、ない?」
男「変わったところ…?」
女「う、うん…」
男「そういえば髪切った?心なしか短くなった気がする」
女「あ…や、やっぱりそう思う!?よ、よく分かったね!ほんの少し切っただけなんだけど…さすが男!」
男「と、当然だろ!(まあ半ばヤマ勘だったけどな…)」
女「…やっぱり、気づかないんだ(ボソッ)」
男「変わったところ…?」
女「う、うん…」
男「そういえば髪切った?心なしか短くなった気がする」
女「あ…や、やっぱりそう思う!?よ、よく分かったね!ほんの少し切っただけなんだけど…さすが男!」
男「と、当然だろ!(まあ半ばヤマ勘だったけどな…)」
女「…やっぱり、気づかないんだ(ボソッ)」
男「どうでもいいや。とりあえずセックスしようぜ」
女「うん! 男見ただけでもうびしょびしょだよぉ」
男「よーし、ホテルに出発だ!」
完。
女「うん! 男見ただけでもうびしょびしょだよぉ」
男「よーし、ホテルに出発だ!」
完。
男「さてと、今からどこ行く?」
女「私は…どこでもいいよ」
男「そっか。じゃあとりあえず駅前でもぶらつくか」
女「う、うん…そうしよっか」
男「うっし、決まり!さあ行く―――ッ!?」
?「………」 スッ
女「どうしたの?」
男「いや…今そこにお前そっくりの女の人がいたような気が…気のせいか?」
女「私は…どこでもいいよ」
男「そっか。じゃあとりあえず駅前でもぶらつくか」
女「う、うん…そうしよっか」
男「うっし、決まり!さあ行く―――ッ!?」
?「………」 スッ
女「どうしたの?」
男「いや…今そこにお前そっくりの女の人がいたような気が…気のせいか?」
女「わ、私そっくりな女の人…?」
男「ああいや何でもない。気のせいだ」
女「そ、そう…」
男「どうした?」
女「…なんでもないわ。行きましょ」
男「あ、ああ…?」
女「………」
男「ああいや何でもない。気のせいだ」
女「そ、そう…」
男「どうした?」
女「…なんでもないわ。行きましょ」
男「あ、ああ…?」
女「………」
男「―――」
女「―――」
中年「………」 ガサッ
中年「さっきあの男が拾った携帯電話…『あの時のやつ』だ。間違いない」
中年「何が何でも奪わないと、な…」
―――――
―――
―
女「―――」
中年「………」 ガサッ
中年「さっきあの男が拾った携帯電話…『あの時のやつ』だ。間違いない」
中年「何が何でも奪わないと、な…」
―――――
―――
―
-同日昼過ぎ 駅前-
男「お!なんか新しい雑貨の店、オープンしてんじゃん。なかったよな、こんな店」
女「うん、少し前にオープンしたんだって。このお店」
男「へえ、前はどんな店だったんだっけ?」
女「前も雑貨屋さん。すごくお気に入りだったんだけどな」
男「うーん、どんな店だったっけな」
女「クスッ…ねえ、前のお店でウチの妹と会ったの覚えてる?」
男「お!なんか新しい雑貨の店、オープンしてんじゃん。なかったよな、こんな店」
女「うん、少し前にオープンしたんだって。このお店」
男「へえ、前はどんな店だったんだっけ?」
女「前も雑貨屋さん。すごくお気に入りだったんだけどな」
男「うーん、どんな店だったっけな」
女「クスッ…ねえ、前のお店でウチの妹と会ったの覚えてる?」
男「お前の妹?」
女「うん、たまたま会ったんだって。すごく優しくしてくれたって…前に話してたよ?」
男「うーむ、覚えてないな…すまん」
女「まあそんなもんだよね」
男「しかし妹に優しくしといて、彼女であるお前に優しくしないというのも何だかあれだな」
女「えっ…?」
女「うん、たまたま会ったんだって。すごく優しくしてくれたって…前に話してたよ?」
男「うーむ、覚えてないな…すまん」
女「まあそんなもんだよね」
男「しかし妹に優しくしといて、彼女であるお前に優しくしないというのも何だかあれだな」
女「えっ…?」
男「ほら、まあそんなに高くないやつなら1つ買うぞ?」
女「…いいの?」
男「うむ、構わんさ」
女「じ、じゃあ…妹も男クンに小さな指輪買ってもらったらしいから…私も指輪で。これがいい」
男「よし、じゃあレジ行くか」
女「うん、ありがとう…本当に、本当に…」
女「…いいの?」
男「うむ、構わんさ」
女「じ、じゃあ…妹も男クンに小さな指輪買ってもらったらしいから…私も指輪で。これがいい」
男「よし、じゃあレジ行くか」
女「うん、ありがとう…本当に、本当に…」
男「さて、この後どうする?」
女「何でもいいよ。こうやって…ぶらぶらしてるだけすごく楽しいから」
男「そ、そうなの?別にたいしたことはしてないけど」
女「ずっと楽しみにしてたから…」
男「まあ、そこまで言うなら…じゃあ当てもなくぶらぶらするか」
女「うん♪」
女「何でもいいよ。こうやって…ぶらぶらしてるだけすごく楽しいから」
男「そ、そうなの?別にたいしたことはしてないけど」
女「ずっと楽しみにしてたから…」
男「まあ、そこまで言うなら…じゃあ当てもなくぶらぶらするか」
女「うん♪」
-同日夕方 駅前-
男「ふう、さてウインドウショッピングも終わったし、この後どうする?」
女「ごめんなさい。私、今日用事があってそろそろ帰らないと…」
男「そうなんだ。晩ご飯でもと思ってたけど…仕方ないか」
女「本当にごめんなさい。あの、それとお願いが…」
男「お願い?なに?」
女「私、間違えて携帯電話のアドレス帳消去しちゃって!男クンの分も消えちゃったから番号とアドレスを教えて欲しいの」
男「ふう、さてウインドウショッピングも終わったし、この後どうする?」
女「ごめんなさい。私、今日用事があってそろそろ帰らないと…」
男「そうなんだ。晩ご飯でもと思ってたけど…仕方ないか」
女「本当にごめんなさい。あの、それとお願いが…」
男「お願い?なに?」
女「私、間違えて携帯電話のアドレス帳消去しちゃって!男クンの分も消えちゃったから番号とアドレスを教えて欲しいの」
男「ああそうなんだ。ちょっと待って!いま携帯電話出すから」 ジャラッ
女「そ、その携帯電話は…!?」
男「えっ?あ、ああごめん!間違えた!あははははっ、これは俺の友達のやつでっ!
うん、ごめんッ!(ひゅーあぶねッ!思わずさっき拾った不気味な携帯電話出しちゃった…)」
女「そ、そう…なんだ…へ、へえ……」
女「そ、その携帯電話は…!?」
男「えっ?あ、ああごめん!間違えた!あははははっ、これは俺の友達のやつでっ!
うん、ごめんッ!(ひゅーあぶねッ!思わずさっき拾った不気味な携帯電話出しちゃった…)」
女「そ、そう…なんだ…へ、へえ……」
男「あれ…おっかしーなー。どこにも携帯電話がない。どっかで無くしたのかな」
女「えっ?そ、そうなの?大丈夫?」
男「あちゃー、まああとで探してみるわ。ごめん、また今度でいい?」
女「うん、じゃあなんかあったら男クンの家の電話に連絡するよ」
男「お願い。ごめんな」
女「えっ?そ、そうなの?大丈夫?」
男「あちゃー、まああとで探してみるわ。ごめん、また今度でいい?」
女「うん、じゃあなんかあったら男クンの家の電話に連絡するよ」
男「お願い。ごめんな」
女「じゃあ、今日はせっかくの記念日にごめんね」
男「おう、気にすんな。俺たち大学生だからまだ1週間くらい休みだし」
女「うん、じゃあまた…」
男「またな、バイバイ」
女「バイバイ…」
女「………」
女「あの携帯電話…まさか」
男「おう、気にすんな。俺たち大学生だからまだ1週間くらい休みだし」
女「うん、じゃあまた…」
男「またな、バイバイ」
女「バイバイ…」
女「………」
女「あの携帯電話…まさか」
男「帰ったか…それにしても、女の用事ってなんだろ?」
男「あいつ…こういう日って大切にするやつだった気がするんだけど」
男「てゆーか、なんか今日のあいつ、妙におどおどしてた気が…」
男「まあ気のせいか…」
男「それにしても…俺は自分の携帯電話をどこにやったんだろう?」
男「あいつ…こういう日って大切にするやつだった気がするんだけど」
男「てゆーか、なんか今日のあいつ、妙におどおどしてた気が…」
男「まあ気のせいか…」
男「それにしても…俺は自分の携帯電話をどこにやったんだろう?」
-同日夜 駅前公園-
男「昼間にベンチに座っている時に落としたのかと思ったけど…ないな」
男「仕方ない、諦めるか―――」
中年「…すみません」
男「えっ、俺ですか…?」
中年「そうですそうです…あの、あなた昼間、ここのベンチで携帯電話を拾ってらっしゃいましたよね?」
男「ッ!?」
男「昼間にベンチに座っている時に落としたのかと思ったけど…ないな」
男「仕方ない、諦めるか―――」
中年「…すみません」
男「えっ、俺ですか…?」
中年「そうですそうです…あの、あなた昼間、ここのベンチで携帯電話を拾ってらっしゃいましたよね?」
男「ッ!?」
中年「…そうですよね?」
男「あ、いや…えっと…(なんだこのオッサン…なんでそんなこと知ってるんだよ?)」
中年「いやあ、すみませんねー。ウチの娘が昼間に携帯電話を落としたって言ってまして…。
あなたが昼間に拾った携帯電話、娘のやつなんですよ」
男「は、はあ…」
中年「返して、いただけます?」
男「あ、いや…えっと…(なんだこのオッサン…なんでそんなこと知ってるんだよ?)」
中年「いやあ、すみませんねー。ウチの娘が昼間に携帯電話を落としたって言ってまして…。
あなたが昼間に拾った携帯電話、娘のやつなんですよ」
男「は、はあ…」
中年「返して、いただけます?」
男「ああ、それは申し訳ないことを―――」
男「…(いや、おかしいぞ?だってあの携帯電話、電波が入ってない解約状態だったぞ?
昼間に落としたのならそんなはずは…)」
中年「ねえ、返していただけます?携帯電話…(ニヤッ)」
男「…ッ!?(こいつ、ウソついてるな…!)」
男「…(いや、おかしいぞ?だってあの携帯電話、電波が入ってない解約状態だったぞ?
昼間に落としたのならそんなはずは…)」
中年「ねえ、返していただけます?携帯電話…(ニヤッ)」
男「…ッ!?(こいつ、ウソついてるな…!)」
男「いえ、私は何も拾っていないですよ?人違い、じゃないですか?」
中年「そんなはずはないでしょう!?昼間、確かにあなたが拾ったのを私は見たんですから」
男「だから私は拾っちゃいないと言っているでしょ―――ッ!?」
中年「嘘だッ!確実に拾っているだろうッ!?き、貴様まさか『見た』のかッ!?
『写真』を見たんだなッ!?この野郎ッ」
男「くっ!?(やばい!こいつ、絶対に何かおかしいッ!)」 ダダダダッ
中年「逃げるな!ちくしょう、待ちやがれッ!」
―――――
―――
―
中年「そんなはずはないでしょう!?昼間、確かにあなたが拾ったのを私は見たんですから」
男「だから私は拾っちゃいないと言っているでしょ―――ッ!?」
中年「嘘だッ!確実に拾っているだろうッ!?き、貴様まさか『見た』のかッ!?
『写真』を見たんだなッ!?この野郎ッ」
男「くっ!?(やばい!こいつ、絶対に何かおかしいッ!)」 ダダダダッ
中年「逃げるな!ちくしょう、待ちやがれッ!」
―――――
―――
―
-同日深夜 自宅-
ガチャッ バタンッ
男「はあ…はあ…ちくしょう!何とか撒いたか…はあ…はあ」
男「何なんだよあのオッサン!いきなり追いかけてきやがって…」
男「しかし…『写真』とか言ってたな。なんなんだ?
この不気味な携帯電話に一体何が隠されてるんだよ!?」
ガチャッ バタンッ
男「はあ…はあ…ちくしょう!何とか撒いたか…はあ…はあ」
男「何なんだよあのオッサン!いきなり追いかけてきやがって…」
男「しかし…『写真』とか言ってたな。なんなんだ?
この不気味な携帯電話に一体何が隠されてるんだよ!?」
スッ ジャラッ
男「…やっぱりこれ、どう見ても血が固まった跡、だよな?」
男「充電しながら色々調べてみるか」
男「とりあえず受信ボックスや送信ボックスには何もないな。
保存ボックスに例の意味深な未送信メールが1通あるのみ、か…」
男「『写真』ってことは…画像ボックスか」
男「…やっぱりこれ、どう見ても血が固まった跡、だよな?」
男「充電しながら色々調べてみるか」
男「とりあえず受信ボックスや送信ボックスには何もないな。
保存ボックスに例の意味深な未送信メールが1通あるのみ、か…」
男「『写真』ってことは…画像ボックスか」
これは期待
頑張れ>>1
頑張れ>>1
男「…んー、別に何も入っていないじゃないか。
あのオッサン、一体何のことを言ってるんだ…?」
男「とすると、この携帯電話にはあの例のメールのみしか手掛かりはないってことだな…ん?」
男「アドレス帳に1つだけデータが残ってる…この番号は『駅前病院』?
なんで病院の番号だけ入ってるんだ―――」
ピンポーンッ
男「ッ!?」
あのオッサン、一体何のことを言ってるんだ…?」
男「とすると、この携帯電話にはあの例のメールのみしか手掛かりはないってことだな…ん?」
男「アドレス帳に1つだけデータが残ってる…この番号は『駅前病院』?
なんで病院の番号だけ入ってるんだ―――」
ピンポーンッ
男「ッ!?」
ピンポーンッ
男「だ、誰だよ。こんな時間に…」
男「…覗き窓から見てみるか」
男「えっと…ッ!?」
女「………」
男「なッ!?お、女…!?いや…でもなんか様子が…」
男「だ、誰だよ。こんな時間に…」
男「…覗き窓から見てみるか」
男「えっと…ッ!?」
女「………」
男「なッ!?お、女…!?いや…でもなんか様子が…」
女「………」 スッ
男「あ!おいどこに行くんだよ!?」
ガチャッ
男「い、いない…あいつ、一体どういうつもりで―――」
―――…レ
男「ッ!?」
男「あ!おいどこに行くんだよ!?」
ガチャッ
男「い、いない…あいつ、一体どういうつもりで―――」
―――…レ
男「ッ!?」
男「…ッ!(背後に…何かいるッ!)」
―――…ナ…レ
男「…ッ!(何て言ってるんだ…?)」
―――ア…タ…ダ…
男「あ…な…た…?」
―――アナタ、
…ダレ?
―――…ナ…レ
男「…ッ!(何て言ってるんだ…?)」
―――ア…タ…ダ…
男「あ…な…た…?」
―――アナタ、
…ダレ?
男「くそっ!?」 バッ
男「…いない。いや、確かに今さっきまで誰かが背後に…」
男「で、電話だ!とりあえず女に確認しないと」
男「えっと携帯電話はっと…って俺、いま携帯電話なくしてんじゃん!
ちくしょう、連絡の取りようがない…」
男「誰だったんだ、今のは?女、だったのか…?」
男「…いない。いや、確かに今さっきまで誰かが背後に…」
男「で、電話だ!とりあえず女に確認しないと」
男「えっと携帯電話はっと…って俺、いま携帯電話なくしてんじゃん!
ちくしょう、連絡の取りようがない…」
男「誰だったんだ、今のは?女、だったのか…?」
男「それにしても…『あなた誰』ってどういう意味だ?」
男「俺に対して言ってるのか? 全然意味が分からん」
男「仕方ない。女の方から電話してきた時に確かめるしかない、か…」
男「…そういえば、昼間にも似たようなことがあったな。
あの時も駅前公園に女にそっくりな、不気味なほどに存在感の薄い謎の女が…」
男「俺に対して言ってるのか? 全然意味が分からん」
男「仕方ない。女の方から電話してきた時に確かめるしかない、か…」
男「…そういえば、昼間にも似たようなことがあったな。
あの時も駅前公園に女にそっくりな、不気味なほどに存在感の薄い謎の女が…」
男「それにしても携帯電話といい、女の様子といい、謎のオッサンといい、
不気味な女といい、今日は何だかワケの分からんことが多すぎだ」
男「一体何なんだよ…?それもこれも全部この携帯電話を拾ってから…。
この携帯電話のせい、なのか…?」
男「ちくしょう…もういい、今日は寝るか―――んッ!?」 ガクン
男「なんだ…?突然強烈な眠気が…き…た―――」
―――――
―――
―
不気味な女といい、今日は何だかワケの分からんことが多すぎだ」
男「一体何なんだよ…?それもこれも全部この携帯電話を拾ってから…。
この携帯電話のせい、なのか…?」
男「ちくしょう…もういい、今日は寝るか―――んッ!?」 ガクン
男「なんだ…?突然強烈な眠気が…き…た―――」
―――――
―――
―
-同日深夜 駅前病院のとある病室-
テレビ「―――。―――。」
看護師「やだテレビが点いてる…?突然ナースコールがあったと思ったら
…でも今は、眠っているわね」
看護師「一瞬だけ意識を取り戻したのかしら…?」
看護師「もういつ力尽きてもおかしくない体なのに…」
テレビ「―――。―――。」
看護師「やだテレビが点いてる…?突然ナースコールがあったと思ったら
…でも今は、眠っているわね」
看護師「一瞬だけ意識を取り戻したのかしら…?」
看護師「もういつ力尽きてもおかしくない体なのに…」
看護師「聞こえてますか、患者さん。頑張りましょう。
あなたの命が少しでも先の未来が見れるように…」
看護師「―――。―――。」
テレビ「次のニュースです。28日昼ごろに○×駅前で起きた、女性1人が死亡したひき逃げ事件について、
犯人は依然として手掛かりはつかめておらず、警察は…―――」
―――――
―――
―
あなたの命が少しでも先の未来が見れるように…」
看護師「―――。―――。」
テレビ「次のニュースです。28日昼ごろに○×駅前で起きた、女性1人が死亡したひき逃げ事件について、
犯人は依然として手掛かりはつかめておらず、警察は…―――」
―――――
―――
―
-9月30日昼 自宅-
トゥルルルルッ!! トゥルルルルッ!!
男「…zzz…ん、うん…電話…?」
男「ああ、もうこんな時間なのか…」
ガチャッ
男「はい、もしもし…?」
女「も、もしもし…」
男「…女か!?」
女「うん、そう…私。ねえ、今日もう1度会えないかな?」
トゥルルルルッ!! トゥルルルルッ!!
男「…zzz…ん、うん…電話…?」
男「ああ、もうこんな時間なのか…」
ガチャッ
男「はい、もしもし…?」
女「も、もしもし…」
男「…女か!?」
女「うん、そう…私。ねえ、今日もう1度会えないかな?」
男「き、今日?まあ別にいいけど…突然どうして?」
女「…何となく。昨日はせっかくの記念日に早く帰っちゃって悪いなって…だから…その」
男「そうか。了解。じゃあ…今日の夕方に駅前公園の昨日の場所でいいかな?」
女「うん、分かった…じゃあ、よろしく」
男「あ、ちょっと待って!少し…聞きたいことがあるんだ。昨夜、何をしていた?」
女「…何となく。昨日はせっかくの記念日に早く帰っちゃって悪いなって…だから…その」
男「そうか。了解。じゃあ…今日の夕方に駅前公園の昨日の場所でいいかな?」
女「うん、分かった…じゃあ、よろしく」
男「あ、ちょっと待って!少し…聞きたいことがあるんだ。昨夜、何をしていた?」
女「昨日の夜…?と、突然どうして?」
男「いや、深い意味はないんだけど…」
女「何をって…家にいたけれど?」
男「用事、あったんじゃないのか?」
女「あっ…う、うんそうそう!用事があったんだけど…
その、すぐに終わっちゃって…あは、あははははっ」
男「そう、か…」
男「いや、深い意味はないんだけど…」
女「何をって…家にいたけれど?」
男「用事、あったんじゃないのか?」
女「あっ…う、うんそうそう!用事があったんだけど…
その、すぐに終わっちゃって…あは、あははははっ」
男「そう、か…」
男「なあ一応確認していいか?」
女「…なに?」
男「昨夜俺の家に来てないよな?」
女「男クンの家…?行ってないよ?」
男「そうか…ごめん。じゃあ今日の夕方にまた…」
女「うん…じゃあね」
男「………」 ガチャッ
男「あいつ…何か隠してるな」
女「…なに?」
男「昨夜俺の家に来てないよな?」
女「男クンの家…?行ってないよ?」
男「そうか…ごめん。じゃあ今日の夕方にまた…」
女「うん…じゃあね」
男「………」 ガチャッ
男「あいつ…何か隠してるな」
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