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    元スレ新ジャンル「透視能力」

    新ジャンル覧 / PC版 /
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    601 :

    始まった

    602 = 182 :

    遅れてすまん。
    月末クソ忙しかったもんで

    603 = 601 :

    >>602
    パー速なんだから気にせず自分のペースで進めてくれ

    604 = 182 :

    幼馴染「お金の方は?」

    スリ「ああ、結構貯まってきた」

    幼馴染「そう、早く手術出来ればいいねー」

    「そういや、お袋さんは大丈夫なのか?」

    スリ「ああ、元気だよ。幼馴染にたまに会いたいって言ってたな」

    幼馴染「本当?じゃあ今度行こうかな?」

    スリ「俺、夜仕事で家にいれないからさ、たまに話相手になってやってくれないか?」

    幼馴染「うんうん、全然オッケー」

    「俺もしばらく会ってないよな?」

    スリ「だな、でもお前声変わりしてから来てないから誰かわかんないだろうなー」

    「いきなり知らない声が来たらやっぱビビるよな?」

    幼馴染「ま、お母さんの相手はあたしに任せて、友くんはお土産買ってきてくれればそれでいいんじゃない?」

    「なんだそれ、お菓子の差し入れ係かよ、俺は」

    605 :

    今書いてるのは>>1じゃないんだっけ?

    606 = 601 :

    >>605
    >>1だよ
    能力バトルになってたのが別の作者の話

    607 = 605 :

    >>606

      ㌧

    608 :

    スリ「またこうやって集まって飲みたいな」

    幼馴染「だねー」

    「近くに住んでんだからすぐ会えるだろ。月イチで飲みに行くか?」

    スリ「いいな、それ」

    幼馴染「うん、賛成~」

    「じゃあ暇な日あったら連絡くれよ」

    スリ「ああ、わかった」

    幼馴染「了解~」

    ………



    「よし、じゃあそろそろ帰るか」

    幼馴染「そうだね、いい時間だし」

    スリ「久々に酔ったな……」

    609 = 182 :

    帰り道

    「んじゃ俺こっちだから」

    スリ「おう、じゃあな」

    幼馴染「じゃあまた来月だね」

    「ああ、連絡するよ。じゃな」

    スリ「気ぃつけて帰れよ~」

    幼馴染「おつかれ~」

    ………


    幼馴染「あたしも久々に酔っちゃった。」

    スリ「大丈夫かよ」

    幼馴染「会社の上司達とも飲みに行ったりするんだけど、やっぱ仲間と一緒に飲んだ方が楽しく酔えるね」

    スリ「そんなモンか?どっちも同じようなモンだと思うけど」

    幼馴染「わかってないね~アンタは…」

    スリ「…あーあ、明日も仕事か……」

    幼馴染「あたしだって仕事だよ」

    スリ「…俺がこうやって働けるのもお前と友のお陰だ、ありがとな」

    幼馴染「どうしたの急に」

    610 = 182 :

    スリ「いや、なんかな…礼言っておきたくて」

    幼馴染「くどいようだけど、あんたは危ない仕事してんだから、くれぐれも気をつけなさいよ。」

    スリ「ああ、わかってるよ…。でもなんか上手く行きそうな気がするんだ。お前達二人が味方についてくれてると……」

    幼馴染「……お母さんの事は任せておいて、出来る限りの事はするから……」

    スリ「…。ああ、ホントにありがとう…」


    この時俺は本当に全てが上手く行きそうな気がしていた。

    だが、その安心感はすぐに絶望へと変わった……






    日後 仕事場

    警察「スリ男、お前を逮捕する。言い逃れは出来ん。」

    スリ「……。」

    警察「〇月〇日〇時〇分、容疑者逮捕!」


    ガチャリッ

    611 :

    ああ、ついに…

    612 :

    まさか続いているとは…
    支援せざるを得ないッ!!

    613 :

    俺法律の事全然詳しくないからスリ男は懲役12年くらったって事にしといてくれww

    614 :

    12ってずいぶん重いなおいwwwwww

    615 = 182 :

    友の予想通り、既に賭場には警察が数人客になりすましていたらしい。

    俺は懲役を12年くらった…

    稼いだ金の在りかを当然聞かれたが、デタラメな場所を教え、なかったら誰かが見つけて持って行ったんだろうと答えた。

    当然、警察もそんな話を信用するワケもなく、同じ質問を毎日毎日されるハメになった

    616 = 182 :

    スリの余罪も含めてって事でなんとかww

    617 = 182 :

    刑務所

    スリ「(…母さん…どうしてるんだろうか…。)」

    ギィ

    「425番、面会だ」

    スリ「(面会?…母さんか…?)」





    面会室

    ガチャ

    「!」

    スリ「(!…友……)」

    618 = 182 :

    「……よう」

    スリ「…ああ」

    「…お袋さんは幼馴染が近くにいるから大丈夫だ。アレ(金)の事は大丈夫だからな」

    スリ「…ああ、母さん、なんか言ってたか?」

    「ん……、言っていいもんか……」

    スリ「言ってくれ」

    「自分がこんな身体だから、お前を犯罪に巻き込ませてしまったんだって……言ってたな」

    スリ「……母さんは悪くないってだけ伝えといてくれるか」

    「…ああ、わかった」

    スリ「来てくれてありがとな、幼馴染にも礼言っておいてくれ」

    「ああ。…じゃ、また今度来るよ」

    スリ「…ありがとな…」

    619 = 182 :

    その夜


    スリ「(…12年か……長いよな…。出所したら35か…。金はまだ貯まってない…。12年も経てば母さんの眼も手遅れか…?)」

    スリ「(…また貯めるとしても、前科持ちの俺を雇ってくれる所なんてあるのか…?
    はぁ、これだったらホントにコンビニの正社員になってた方が良かったのかもな……)」

    スリ「(………寝るか…。こんな事考えても仕方ない……。)」

    620 :

    おもしろいからあんまり突っ込まないようにしようと思ったけど・・・


    刑務所は身内以外は面会不可だぜwwwwww

    ソースは代紋TAKE2だぜww

    622 :

    >>620
    それが事実かどうかは知らんが、
    >>613見ればそういう瑕疵はスルーすべきだってことくらい解るだろ

    623 :

    >>620
    とりあえず消えろ
    詳しく知りもしないくせに間違った知識を披露すると恥をかくぞ?

    624 :

    >>620

    痛い子

    625 :

    >>620の人気に嫉妬する作者なのであった

    626 :

    んっふ、そんな事は僕らにとって、どうでもいいことじゃないですか……ねえ

    627 :

    >>620
    細かいことは気にすんな

    628 :

    >>620
    の人気に嫉妬

    629 :

    仕事帰りの俺も>>620の人気にSit

    630 = 182 :

    数日後

    警察「面会だ、出てこい」

    スリ「…はい(…面会……また友か…?)」



    面会室

    ガチャ

    スリ「(幼馴染!)」


    幼馴染「…元気?」

    スリ「ああ…まぁね」

    幼馴染「お母さんは元気だから、心配しないでね」

    スリ「ああ、ありがとうな」

    幼馴染「…」

    スリ「…」

    幼馴染「…そういえば、昨日男くんと女ちゃんに会ったよ」

    スリ「…へぇ、あの二人に…」

    幼馴染「相変わらずの様子だったわ。多分デートの最中だったんでしょうね」

    スリ「デートか、って事は付き合ったのか、あの二人…」

    幼馴染「そこまでは聞かなかったけど…多分そうでしょうね~」

    631 :

    俺も>>620祭りに参加させろ

    632 :

    >>1にも嫉妬される>>620の人気に嫉妬

    633 = 620 :

    人気の俺が来ましたよ

    >>1おかえり
    何か邪魔してすみません

    634 = 182 :

    スリ「俺の事はなんか言ってたか?」

    幼馴染「うん…っていうか、男くんあんたが捕まったの知ってたみたい」

    スリ「え?なんで?」

    幼馴染「なんか独自の情報網があるとか言ってたわ…。探偵目指す者としては当然だとか…」

    スリ「なんだそりゃ…。まぁ、元気そうでなによりだな…」

    幼馴染「男くんが、10年経ったら探偵になってるから、なにか困った事があったら尋ねてきなさい…だって」

    スリ「へっ…、生意気な……」

    幼馴染「女ちゃんもいつか医者になったら尋ねて来てって言ってたわ」

    スリ「…ああ、二人に必ず行くって伝えといてくれ」

    幼馴染「うん、わかった!」

    「…時間だ」

    スリ「…あ、はい。じゃあな……」

    幼馴染「うん…、また来るね……」

    スリ「ありがとう…」

    バタン

    635 = 182 :

    >>633
    賑やかになったからおk


    スリ「(探偵に医者か…。…まぁ、探偵はともかく、あの女ちゃんが医者になるってのは頼もしいな……)」

    スリ「(あの二人の透視は内器まで見えるって言ってたよな……。もしかしたら母さんの目も治せるか……?)」


    スリ「(いや…、まず二人が必ずその仕事に就くとは限らない…過度な期待はしない……。)」

    スリ「(例え、女が医者にならなくても、俺が必ず母さんを救うんだ…!)」

    636 = 182 :

    帰って早々だが寝させてもらうわ…

    明後日休みだからそん時はいっぱい書き込むわ

    637 = 625 :

    >>636
    乙カレのところ乙です
    またwwktkして待ってるぜ

    639 :

    乙!
    楽しみにしてるぜ。
    やっぱ新ジャンルに続編あるといいな、日常に楽しみが増えるぜ

    641 :

    それからも数週間置きに友や幼馴染は面会に来てくれた。


    月日が経つのは早く、俺が逮捕されて2年が経った


    友も幼馴染も元気でやっている。

    友の話では幼馴染が職場で彼氏が出来たらしい。

    正直言ってショックだったが、俺には嫉妬する資格なんかない。

    付き合った男がまともな人間である事を祈るだけだ…


    刑務所内 運動場

    スリ「(幼馴染は彼氏が出来たってのに、母さんの面倒はかかさず見てくれてる…。…ホントに…ホントに情けない男だ、俺は……)」

    642 = 182 :

    ドッ

    スリ「うっ」

    囚人「悪い、大丈夫か?」

    スリ「ああ、大丈夫だ」

    囚人「お前いつもボーッとしてるよな。クスリでもやってたのか?」

    スリ「やってねぇよ。俺はまともさ。……囚人でまともってのも変な話だが」

    囚人「へ、確かに変な話だな。……お前なにやって捕まったんだ?」

    スリ「……強盗と賭博でな…。お前は?」

    囚人「俺も強盗だ、あと殺人な」

    スリ「殺人!?」

    囚人「ホントは殺人なんかやっちゃいないんだ。だが、弁護士がマヌケな奴でな、そんな罪まで重ねられた」

    スリ「そ、そうなのか……」

    644 = 182 :

    囚人「無期懲役よ、あの時の絶望感はなかったな……」

    スリ「……」

    囚人「…無駄に生かされるくらいならさっさと楽になりてぇよ……」

    スリ「…そうか。」

    ピーーッ

    囚人「時間か…戻ろうぜ」

    スリ「ああ」

    囚人「お前はあと何年いるか知らねぇが、頑張れよ」

    スリ「…囚人に励まされるなんて思わなかったな」

    囚人「はは、確かに妙な話だよな……」

    スリ「(…まだ10年あるのか…気が遠くなるな……)」



    夜 自室

    スリ「(あれから二年…男と女は大学に受かったんだろうか………。幼馴染も全然会ってないって言うしな……。)」

    645 = 182 :

    数日後

    スリ「(…久しぶりの面会だな……。友か幼馴染か……)」



    ガチャ

    スリ「!?(…誰だ?)」

    「久しぶり…、覚えてる?」

    スリ「…お、男か?」

    「ああ、二年以上会ってなきゃわからないよな…」

    スリ「…大学ら受かったのか?」

    「まぁね。女も受かったよ。今はりきって勉強してるよ」

    スリ「…そうか、良かったな……」

    「ホントは女も一緒に連れてきたかったんだけど、予定が合わなくてね」

    スリ「いや…、お前が来てくれただけでも嬉しいよ」

    スリ「…探偵にはなれそうか?」

    「ああ、大丈夫大丈夫。この間、強姦魔もとっつかまえたし。」

    スリ「へぇ…そいつは凄いな」

    646 :

    ここでまさかの強姦魔wwwwww

    647 :

    「しかし、アンタやっぱ懲りてなかったんじゃん、あんな事して捕まって…」

    スリ「…まぁな。馬鹿だよな、俺」

    「真面目に仕事してりゃこんな事なんなかったのに」

    スリ「…だな。こんな能力持って、楽に稼ぐ事しか頭になかったからな……。俺にしたらお前達の方が不思議だ」

    「え?」

    スリ「俺より優れた能力持ってんのに、なんでもっと他の事に使わなかったんだ?」

    「んー、確かにこの能力を身につけたばっかの時はそういう事も考えたさ。
    でも前にも言ったけど、高校の時この能力のせいでエライ目に遭ったんだよ。」

    スリ「……確か、死にかけたって言ってたな?」

    「ああ。山で遭難した時、俺と女はこの能力の果て?みたいのに行き着いてさ、なんも見えなくなったんだよ」

    スリ「何も…」

    「女は怪我をしていて動かせなかったし、辺りも暗くなってきて本当に恐ろしい目にあった。……まぁ、その後担任の先生達が捜しに来てくれて助かったんだけど…」

    648 = 182 :

    「そんな恐い体験したら、なんかスリ男さんみたいに使う気もなくなっちゃってさ。どうせならこの力、昔から夢だった探偵に使おうと思ってね」

    スリ「…そうだったのか。」

    「…でも、女がいてくれなかったらどうなってたかな…。もしかしたら俺もスリ男さんと同じ事してたかもね…」

    スリ「そういやお前らどうなったんだ?」

    「え?…ああ、俺達付き合ってるよ。お互い進路が決まった所で俺が告ったんだ。」

    スリ「ほぅ、良かったな」

    「卒業式に告ったんだよ。ドラマっぽくね?」

    スリ「へ…、恋愛ゲームかよ」

    「今度は女と一緒に来るよ」

    スリ「ああ、だけど俺なんか気にするな。お前達は大学生なんだからな。勉強に専念しろよ」

    「ああ、わかってるよ」

    649 :

    スリ男かっこいいな

    650 = 182 :

    自室

    スリ「(幼馴染にも彼氏が出来て、男と女もついに付き合ったか……。みんな、幸せになれよ……)」



    数日後 面会室

    スリ「お前の彼氏まで母さんの面倒見てくれてるのか!?」

    幼馴染「うん、あたし一人じゃ大変だろうって…」

    スリ「…はぁ……ホント、申し訳ない…」

    幼馴染「いやいや、そんな気にしないでよ!」

    スリ「お前達の大事な時間使ってまでそんな事してもらうなんて…。…母さん、施設に入れてもらった方が……」

    幼馴染「ダメだよ、そんな事したらお母さん傷ついちゃうよ…。あたし達は全然気にしてないから!甘えちゃってよ!」

    スリ「………すまん」


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