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女「暇ねぇ」
男「そうですねぇ」
女「何かないの?」
男「何か、とは?」
女「暇潰せる何か」
男「残念ながら」
女「はぁ。暇ねぇ」
男「そうですねぇ」
男「そうですねぇ」
女「何かないの?」
男「何か、とは?」
女「暇潰せる何か」
男「残念ながら」
女「はぁ。暇ねぇ」
男「そうですねぇ」
女「暇ねぇ」
男「そうですねぇ」
女「何か面白いことないの?」
男「今この場にはないようです」
女「あ~あ、何やって暇潰そうかな」
男「頑張ってください」
女「何を人事みたいに。あんたもよ」
男「なんでです?」
女「なんでもよ」
男「そうですねぇ」
女「何か面白いことないの?」
男「今この場にはないようです」
女「あ~あ、何やって暇潰そうかな」
男「頑張ってください」
女「何を人事みたいに。あんたもよ」
男「なんでです?」
女「なんでもよ」
女「やることないのはあんたも同じでしょ?」
男「そうですね。現在特にやるべき事はありません」
女「なら丁度いいじゃない。暇なんでしょ?」
男「積極的に今の状況を変えようとは思っていないのですが」
女「暇なのがいいの?」
男「必死になってしなければいけない事柄がない。素晴らしいじゃないですか」
女「非効率的とは思わない?」
男「何もしてないんですから、効率が良いも悪いもないじゃないですか」
女「まぁ、そう言われれば……。あーもー、暇ぁ~!」
男「そうですねぇ」
男「そうですね。現在特にやるべき事はありません」
女「なら丁度いいじゃない。暇なんでしょ?」
男「積極的に今の状況を変えようとは思っていないのですが」
女「暇なのがいいの?」
男「必死になってしなければいけない事柄がない。素晴らしいじゃないですか」
女「非効率的とは思わない?」
男「何もしてないんですから、効率が良いも悪いもないじゃないですか」
女「まぁ、そう言われれば……。あーもー、暇ぁ~!」
男「そうですねぇ」
男「ところで、何故こんな事を?」
女「それは誰に言ってるの?」
男「もちろんあなたです。ここには私とあなた以外に人は居ません」
女「気にしないで、ちょっと確認しただけ。理由ね。理由は、暇だからよ」
男「なるほど。ですが、暇だと何かしないといけないのですか?」
女「せっかく時間があるんだし、何かしたいじゃない」
男「せっかく何もしなくてもいい時間があるのですから、何もしたくないじゃないですか」
女「そういうもんなの?」
男「そういうもんです」
女「それは誰に言ってるの?」
男「もちろんあなたです。ここには私とあなた以外に人は居ません」
女「気にしないで、ちょっと確認しただけ。理由ね。理由は、暇だからよ」
男「なるほど。ですが、暇だと何かしないといけないのですか?」
女「せっかく時間があるんだし、何かしたいじゃない」
男「せっかく何もしなくてもいい時間があるのですから、何もしたくないじゃないですか」
女「そういうもんなの?」
男「そういうもんです」
女「何かやることないかな~」
男「私の提案を受け入れてもらえたとばかり思っていました」
女「そういう考えもあるって納得しただけよ」
男「そうですか」
女「何か良い考えはないの?」
男「なぜ私が」
女「なんでもよ」
男「私の提案を受け入れてもらえたとばかり思っていました」
女「そういう考えもあるって納得しただけよ」
男「そうですか」
女「何か良い考えはないの?」
男「なぜ私が」
女「なんでもよ」
男「買って手を付けていない本、ゲーム、DVDなどに手を付けてみてはどうですか?」
女「却下。積んであるのには理由があるのよ」
男「やることがない今も手を付けずに積んである理由ですか」
女「そう。他に何かない?」
男「私としては、その理由の解明に興味をひかれますが」
女「世の中には知っておいたほうが良い事と、知らなくても良い事とがあるのよ」
男「この場合は前者に分類されるのでは?」
女「あ、そうだ! あんたが何か面白い話すればいいんだ!」
男「要するに、手を付けるのが面倒なんですね」
女「却下。積んであるのには理由があるのよ」
男「やることがない今も手を付けずに積んである理由ですか」
女「そう。他に何かない?」
男「私としては、その理由の解明に興味をひかれますが」
女「世の中には知っておいたほうが良い事と、知らなくても良い事とがあるのよ」
男「この場合は前者に分類されるのでは?」
女「あ、そうだ! あんたが何か面白い話すればいいんだ!」
男「要するに、手を付けるのが面倒なんですね」
男「面白い話ですか。そう急に言われましても」
女「時間はたっぷりあるから。何かないの?」
男「そうですね……。これは今からはるか昔に起きた出来事です」
女「お、あるんじゃない」
男「ある老夫婦が山奥に暮らしていました。二人は自給自足の生活を送っていました」
女「結構大変そうね」
男「ある日、おじいさんは山へ薪用の小枝を取りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました」
女「あれ?」
男「おばあさんが川で洗濯を始めると――」
女「まさか大きな桃が流れて来たとか言わないでよ?」
男「おや、ご存知でしたか」
女「もしかして、私馬鹿にされてる?」
男「そんな、滅相もない」
女「時間はたっぷりあるから。何かないの?」
男「そうですね……。これは今からはるか昔に起きた出来事です」
女「お、あるんじゃない」
男「ある老夫婦が山奥に暮らしていました。二人は自給自足の生活を送っていました」
女「結構大変そうね」
男「ある日、おじいさんは山へ薪用の小枝を取りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました」
女「あれ?」
男「おばあさんが川で洗濯を始めると――」
女「まさか大きな桃が流れて来たとか言わないでよ?」
男「おや、ご存知でしたか」
女「もしかして、私馬鹿にされてる?」
男「そんな、滅相もない」
女「何で今更桃太郎なんて聴かされなきゃいけないのよ」
男「大変興味深い物語だと思いませんか?」
女「ポイントは、私が桃太郎も知らないお馬鹿さんだと思われてたって事なんだけど」
男「確認は必要かと思いまして」
女「やること見つかったわ。何か鉄パイプとか角材とかないかしら」
男「この部屋の補修工事は不要かと思いますが?」
女「補修工事が必要なのはあんたの方って事よ」
男「面白い話ですか。そういえば、こんな話を知っていますか?」
女「ごまかしてるって事は、さっきまでは私を馬鹿にしてた訳ね」
男「大変興味深い物語だと思いませんか?」
女「ポイントは、私が桃太郎も知らないお馬鹿さんだと思われてたって事なんだけど」
男「確認は必要かと思いまして」
女「やること見つかったわ。何か鉄パイプとか角材とかないかしら」
男「この部屋の補修工事は不要かと思いますが?」
女「補修工事が必要なのはあんたの方って事よ」
男「面白い話ですか。そういえば、こんな話を知っていますか?」
女「ごまかしてるって事は、さっきまでは私を馬鹿にしてた訳ね」
男「ある囚人を、2つのグループに分けました」
女「今度からかったら、覚悟しておきなさいね」
男「片方のグループは真冬に外で重労働」
女「ふん」
男「片方は、室内での作業です。桶が2つ。片方に水が入っていて、それを
もう片方の桶に移します。使って良いのは、穴の開いた柄杓」
女「作業の為の作業って感じ?」
男「そうです。さて問題です。自殺者が多かったのはどっちのグループでしょう?」
女「今度からかったら、覚悟しておきなさいね」
男「片方のグループは真冬に外で重労働」
女「ふん」
男「片方は、室内での作業です。桶が2つ。片方に水が入っていて、それを
もう片方の桶に移します。使って良いのは、穴の開いた柄杓」
女「作業の為の作業って感じ?」
男「そうです。さて問題です。自殺者が多かったのはどっちのグループでしょう?」
女「室内作業のグループでしょ?」
男「おぉ、正解です。当てられるとは思いませんでした」
女「人間、やること無いと気が滅入ってくるもんよ」
男「その通りです。お互い気をつけましょう」
女「……で?」
男「いえ、これだけですが」
女「何にも発展しないじゃないのよ!」
男「この話にやたら食いつかれたら、それはそれで問題かと思いますが」
女「そりゃそうだけどさ……」
男「おぉ、正解です。当てられるとは思いませんでした」
女「人間、やること無いと気が滅入ってくるもんよ」
男「その通りです。お互い気をつけましょう」
女「……で?」
男「いえ、これだけですが」
女「何にも発展しないじゃないのよ!」
男「この話にやたら食いつかれたら、それはそれで問題かと思いますが」
女「そりゃそうだけどさ……」
男「いっそ寝てしまってはどうです?」
女「今、ここで?」
男「はい。大丈夫、貴重品は私が見ていますから」
女「いや、そういうことじゃなくてさ……」
男「あぁ、私としたことが! 失礼しました」
女「分かってくれたようで嬉しいわ」
男「大丈夫です。私、人肉を喰らう趣味はございません。安心してお休みください」
女「っ!」
男「……何故叩くのです? 野生動物も居ませんし、残る心配事といえばそれくらいしか」
女「何でこんなに悔しいんだろ、私……」
男「ふむ。それは――」
女「恋、とか言ったら泣いて謝るまで叩きのめす」
女「今、ここで?」
男「はい。大丈夫、貴重品は私が見ていますから」
女「いや、そういうことじゃなくてさ……」
男「あぁ、私としたことが! 失礼しました」
女「分かってくれたようで嬉しいわ」
男「大丈夫です。私、人肉を喰らう趣味はございません。安心してお休みください」
女「っ!」
男「……何故叩くのです? 野生動物も居ませんし、残る心配事といえばそれくらいしか」
女「何でこんなに悔しいんだろ、私……」
男「ふむ。それは――」
女「恋、とか言ったら泣いて謝るまで叩きのめす」
男「困ったことに、本当に何もありませんからね、ここには」
女「そうなのよ」
男「古典的ではありますが、しりとりはいかがですか?」
女「古典的というか子供騙しだけどね。まぁしょうがないわ」
男「気に入ってもらえましたか」
女「拒否してばっかりいてもしょうがないしね」
男「そうですか。では存分にどうぞ。私は邪魔をしないようにここで拝見させていただきます」
女「待てこら」
男「何か問題でも?」
女「意味がないでしょうか、1人しりとりなんて!」
男「女さんにはお似合いかと思いますが」
女「とりあえず、あんたをどうにかする事からはじめましょうか」
男「なぜ拳を握り締めたり、指を鳴らしたりするのです?」
女「そうなのよ」
男「古典的ではありますが、しりとりはいかがですか?」
女「古典的というか子供騙しだけどね。まぁしょうがないわ」
男「気に入ってもらえましたか」
女「拒否してばっかりいてもしょうがないしね」
男「そうですか。では存分にどうぞ。私は邪魔をしないようにここで拝見させていただきます」
女「待てこら」
男「何か問題でも?」
女「意味がないでしょうか、1人しりとりなんて!」
男「女さんにはお似合いかと思いますが」
女「とりあえず、あんたをどうにかする事からはじめましょうか」
男「なぜ拳を握り締めたり、指を鳴らしたりするのです?」
男「盛り上がりに欠ける展開ではありますが、それはそれでアリなのではないかと」
女「いや、盛り上がりたい訳でもないんだけど」
男「こういうシチュエーションでの盛り上がりというと――」
女「いやいやいや、その先は言わなくていいから」
男「くっ……! なかなかやるな……!」
女「……は?」
男「だが、俺が敗れても、第二、第三の男が現れるぞ……! ぐふっ」
女「えーと」
男「くくく……男が敗れたか。だがあやつは男四天王の中でも一番の若輩者――」
女「ふんっ」
男「……ちょっとくらい遊んでもよろしいではありませんか。なぜ拳に訴えるのですか」
女「何となく悔しいからよ」
男「……では今度は四天王役を女さんが」
女「もう一回痛い目にあった方が良いみたいね」
女「いや、盛り上がりたい訳でもないんだけど」
男「こういうシチュエーションでの盛り上がりというと――」
女「いやいやいや、その先は言わなくていいから」
男「くっ……! なかなかやるな……!」
女「……は?」
男「だが、俺が敗れても、第二、第三の男が現れるぞ……! ぐふっ」
女「えーと」
男「くくく……男が敗れたか。だがあやつは男四天王の中でも一番の若輩者――」
女「ふんっ」
男「……ちょっとくらい遊んでもよろしいではありませんか。なぜ拳に訴えるのですか」
女「何となく悔しいからよ」
男「……では今度は四天王役を女さんが」
女「もう一回痛い目にあった方が良いみたいね」
女「何か、こう、有意義に時間を過ごしたい訳よ」
男「それはそれは、お気の毒に」
女「なんで慰めるのよ。この際あんたの作り話でもいいから、何かないの?」
男「ですから最初に老夫婦の物語をお話して差し上げましたのに」
女「桃太郎が聴きたい訳じゃないのよ、私は」
男「そうですか。では海の底に行った漁師のお話でも」
女「浦島太郎が聴きたい訳でもないのよ」
男「そうですか。では」
女「ちなみに金太郎も知ってるのよ」
男「……よくご存知で」
女「いや、半分八つ当たり気味なのも分かってるのよ?」
男「難儀な話ですねぇ」
女「そうなのよ。暇って一番苦手なのよ……」
男「それはそれは、お気の毒に」
女「なんで慰めるのよ。この際あんたの作り話でもいいから、何かないの?」
男「ですから最初に老夫婦の物語をお話して差し上げましたのに」
女「桃太郎が聴きたい訳じゃないのよ、私は」
男「そうですか。では海の底に行った漁師のお話でも」
女「浦島太郎が聴きたい訳でもないのよ」
男「そうですか。では」
女「ちなみに金太郎も知ってるのよ」
男「……よくご存知で」
女「いや、半分八つ当たり気味なのも分かってるのよ?」
男「難儀な話ですねぇ」
女「そうなのよ。暇って一番苦手なのよ……」
男「そうですねぇ。では、ストーリーの山場を捏造してみてはどうです?」
女「えーと、さっきみたいな猿芝居やれと?」
男「いえ、先ほど女さんが言うのをはばかった方です」
女「却下。いきなりそんな、こっちにだって気持ちの準備とか――」
男「実際にやるのではなく、言葉だけですが」
女「……。それ、誰が得するの?」
男「……誰も得しませんね。やめましょう。私、面倒なのは嫌ですし」
女「ふんっ!」
男「……今までで一番痛かった気が」
女「うるさいっ!」
女「えーと、さっきみたいな猿芝居やれと?」
男「いえ、先ほど女さんが言うのをはばかった方です」
女「却下。いきなりそんな、こっちにだって気持ちの準備とか――」
男「実際にやるのではなく、言葉だけですが」
女「……。それ、誰が得するの?」
男「……誰も得しませんね。やめましょう。私、面倒なのは嫌ですし」
女「ふんっ!」
男「……今までで一番痛かった気が」
女「うるさいっ!」
男「申し訳ありません。少々退席いたします」
女「あー、別に断らなくても。ついでに言えば勝手にこの世から消えてもいいけど」
男「はっはっは、これは手厳しい」
女「そんな良い笑顔されても」
男「私が帰ってくるまでにこの場がございましたら、またお相手いたしますので」
女「あそ。ま、あんたが帰ってきたら相手してやるわ。引き続き暇だから」
男「ありがとうございます。それでは、失礼」
女「――本当に失礼だったわ」
女「あー、別に断らなくても。ついでに言えば勝手にこの世から消えてもいいけど」
男「はっはっは、これは手厳しい」
女「そんな良い笑顔されても」
男「私が帰ってくるまでにこの場がございましたら、またお相手いたしますので」
女「あそ。ま、あんたが帰ってきたら相手してやるわ。引き続き暇だから」
男「ありがとうございます。それでは、失礼」
女「――本当に失礼だったわ」
男「ただ今戻りました」
女「誰も待ってなかったのに」
男「はっはっは。変わった歓迎の挨拶ですね。何語ですか?」
女「嫌味も通じないし」
女「誰も待ってなかったのに」
男「はっはっは。変わった歓迎の挨拶ですね。何語ですか?」
女「嫌味も通じないし」
女「あんたは、暇でもいいの?」
男「はい、この通り絶好調でございます」
女「いや、『いい』ってそういう意味じゃなくてさ」
男「やることが多くててんてこ舞い、よりはよっぽどよろしいかと」
女「私はそっちの方がいいなー。充実してる! って感じで」
男「なるほど。貧乏暇なしと申しますからね」
女「……言い残す事はない?」
男「あ、実際に貧乏というわけでもなく、貧乏性というか守銭奴というか」
女「うりゃ」
男「……拳の指と指の間にに500円玉を仕込ませるのはいかがなものかと」
女「効率的でしょ?」
男「はい、この通り絶好調でございます」
女「いや、『いい』ってそういう意味じゃなくてさ」
男「やることが多くててんてこ舞い、よりはよっぽどよろしいかと」
女「私はそっちの方がいいなー。充実してる! って感じで」
男「なるほど。貧乏暇なしと申しますからね」
女「……言い残す事はない?」
男「あ、実際に貧乏というわけでもなく、貧乏性というか守銭奴というか」
女「うりゃ」
男「……拳の指と指の間にに500円玉を仕込ませるのはいかがなものかと」
女「効率的でしょ?」
女「早くも会話がループ気味になってきたような気がする」
男「二人しか居ませんからね」
女「由々しき事態ね」
男「そう申されましても、他に人は来そうにありませんし」
女「そうなのよね~」
男「ここは、女さんに細胞分裂して頂いて」
女「何、私は単細胞生物だと?」
男「とんでもない! 単細胞生物の細胞は、多細胞生物のそれと比べ、遥かに複雑なのですよ!」
女「……で?」
男「女さん如きに単細胞生物が勤まるなぞ笑止千万……あれ?」
女「ちょっとあんたを二つに割ってみようか? 二人に増えるかもしれない」
男「あ、待ってください、今のは流石に失言でした、それに中に誰も居ませんから!」
女「……あんた、実は私からかって暇潰してない?」
男「二人しか居ませんからね」
女「由々しき事態ね」
男「そう申されましても、他に人は来そうにありませんし」
女「そうなのよね~」
男「ここは、女さんに細胞分裂して頂いて」
女「何、私は単細胞生物だと?」
男「とんでもない! 単細胞生物の細胞は、多細胞生物のそれと比べ、遥かに複雑なのですよ!」
女「……で?」
男「女さん如きに単細胞生物が勤まるなぞ笑止千万……あれ?」
女「ちょっとあんたを二つに割ってみようか? 二人に増えるかもしれない」
男「あ、待ってください、今のは流石に失言でした、それに中に誰も居ませんから!」
女「……あんた、実は私からかって暇潰してない?」
友「腹減ったなー」
男「そうだな」
友「何か食い物ないの」
男「何もないよ」
友「何でないんだよ」
男「朝見たら冷蔵庫と無理心中してた」
友「マジかよー」
男「何かドロドロになってた」
友「昼ドラかよー」
男「そうだな」
友「何か食い物ないの」
男「何もないよ」
友「何でないんだよ」
男「朝見たら冷蔵庫と無理心中してた」
友「マジかよー」
男「何かドロドロになってた」
友「昼ドラかよー」
女「私が言うのもどうかと思うんだけどさ」
男「まったくです」
女「ふんっ!」
男「……叩かれて赤くなった所さすりながら聴いてますからどうぞ」
女「男女二人っきりで話してるって言うのに、なんかノリが変よね」
男「そうですねぇ。恋愛小説の男女からは遠くかけ離れている事は確かですね」
女「むしろ殺伐とさえしている気がするわ」
男「それには全力で同意いたします」
女「……なんでこんな雰囲気になったと思う?」
男「それは、あなたの拳が雄弁に物語っていると思うのですが」
男「まったくです」
女「ふんっ!」
男「……叩かれて赤くなった所さすりながら聴いてますからどうぞ」
女「男女二人っきりで話してるって言うのに、なんかノリが変よね」
男「そうですねぇ。恋愛小説の男女からは遠くかけ離れている事は確かですね」
女「むしろ殺伐とさえしている気がするわ」
男「それには全力で同意いたします」
女「……なんでこんな雰囲気になったと思う?」
男「それは、あなたの拳が雄弁に物語っていると思うのですが」
女「なんで暇なんだと思う?」
男「それは、次の予定まで時間が空いて、その間やることがないからかと」
女「予定か……。私の予定って?」
男「女さんの予定を私が存じているはずがないでしょう」
女「じゃ、あんたの次の予定は?」
男「……危ないっ!」
女「え?」
男「ふぅ、危ないところでした……。いけません、そんな事を申されては」
女「何、私そんなに大変な発言したの?」
男「先ほどの発言、私が墓場まで持っていく事に致します」
女「いやいや、そうじゃなくてさ……」
男「それは、次の予定まで時間が空いて、その間やることがないからかと」
女「予定か……。私の予定って?」
男「女さんの予定を私が存じているはずがないでしょう」
女「じゃ、あんたの次の予定は?」
男「……危ないっ!」
女「え?」
男「ふぅ、危ないところでした……。いけません、そんな事を申されては」
女「何、私そんなに大変な発言したの?」
男「先ほどの発言、私が墓場まで持っていく事に致します」
女「いやいや、そうじゃなくてさ……」
友「お前、バイトしてたよなー」
男「うん」
友「バイト行かなくていいのかよ」
男「ああ、辞めた」
友「え、何で」
男「昨日、月が綺麗だったんだよ」
友「何それ」
男「ずっと前、雨が降ったよな」
友「桜が全部散った奴か」
男「その日レジでぼーっとしていたら、傘を買いに女の人が駆け込んできたんだよ」
友「水も滴るいい女か」
男「そのあと、バイト先で後輩が出来た」
友「ほう」
男「暇なときにちょっと雑談するくらいの仲にはなった」
友「やるじゃん」
男「そしたら、昨日後輩が店長と二人並んで空見上げて月が綺麗ですねって言ってたんだよ」
友「あのヒゲ、すげーな」
男「昨日、雨が降ったんだよ」
友「そっか、桜全部散ってしまったか」
男「うん」
友「バイト行かなくていいのかよ」
男「ああ、辞めた」
友「え、何で」
男「昨日、月が綺麗だったんだよ」
友「何それ」
男「ずっと前、雨が降ったよな」
友「桜が全部散った奴か」
男「その日レジでぼーっとしていたら、傘を買いに女の人が駆け込んできたんだよ」
友「水も滴るいい女か」
男「そのあと、バイト先で後輩が出来た」
友「ほう」
男「暇なときにちょっと雑談するくらいの仲にはなった」
友「やるじゃん」
男「そしたら、昨日後輩が店長と二人並んで空見上げて月が綺麗ですねって言ってたんだよ」
友「あのヒゲ、すげーな」
男「昨日、雨が降ったんだよ」
友「そっか、桜全部散ってしまったか」
男「ヒマではなく、いとま、と考えてみてはどうでしょう?」
女「例えば?」
男「御暇を頂いて、今ここに居るとします」
女「何か変わるの?」
男「権利を行使して勝ち取った時間ですよ?」
女「で?」
男「……少し誇らしげに見える女さんの横顔」
女「やることがないのは一緒なんじゃないのよ……」
女「例えば?」
男「御暇を頂いて、今ここに居るとします」
女「何か変わるの?」
男「権利を行使して勝ち取った時間ですよ?」
女「で?」
男「……少し誇らしげに見える女さんの横顔」
女「やることがないのは一緒なんじゃないのよ……」
友「今、すっげーこと思いついた」
男「何だよ」
友「葉緑体ってあるじゃん」
男「あの目に優しい緑色か」
友「それが右腕についてたらどうよ」
男「どうよって言い方はお前的にどうなんだよ」
友「こうやって、袖めくって、右腕日向に晒してるだけでお腹いっぱいになるんだぜ、すごくね?」
男「それはすごいかもな」
友「お昼時になったら、カフェで食事中のOLの生右腕見放題だぜ、すごくね? 俺、天才じゃね?」
男「それだったら、胸に葉緑体があったら胸見放題じゃない?」
友「え、何でだよ」
男「お昼時になったら、教室で食事中の女子高生の生乳見放題じゃん」
友「うわ、本当だ。お前すごいじゃん、天才じゃん。能ある鷹は爪隠すって奴か」
男「そうそう、俺はピリッと一味違うんだよ」
友「俺、唐辛子は嫌いだけど、お前のことは好きだぜ」
男「ああ、お前に言われると何か嬉しいな」
男「何だよ」
友「葉緑体ってあるじゃん」
男「あの目に優しい緑色か」
友「それが右腕についてたらどうよ」
男「どうよって言い方はお前的にどうなんだよ」
友「こうやって、袖めくって、右腕日向に晒してるだけでお腹いっぱいになるんだぜ、すごくね?」
男「それはすごいかもな」
友「お昼時になったら、カフェで食事中のOLの生右腕見放題だぜ、すごくね? 俺、天才じゃね?」
男「それだったら、胸に葉緑体があったら胸見放題じゃない?」
友「え、何でだよ」
男「お昼時になったら、教室で食事中の女子高生の生乳見放題じゃん」
友「うわ、本当だ。お前すごいじゃん、天才じゃん。能ある鷹は爪隠すって奴か」
男「そうそう、俺はピリッと一味違うんだよ」
友「俺、唐辛子は嫌いだけど、お前のことは好きだぜ」
男「ああ、お前に言われると何か嬉しいな」
女「こんなにグダグダな時間の過ごし方はしたくないのよ」
男「しかし、建設的に、キビキビと暇つぶしというのもあまり耳にしませんが」
女「なんていうか、もっと『何かやってる!』って感じの事がしたいわけ」
男「なるほど、砂漠の如き女さんの青春に潤いの1ページを、という訳ですね」
女「砂漠の如き私の青春を、あんたの血で潤わせる事も出来るのよ?」
男「――などと暴言を吐く輩もいますが、私は違いますよ。女さんの味方です」
女「最後に裏切るタイプの味方として認識しておくわ」
男「しかし、建設的に、キビキビと暇つぶしというのもあまり耳にしませんが」
女「なんていうか、もっと『何かやってる!』って感じの事がしたいわけ」
男「なるほど、砂漠の如き女さんの青春に潤いの1ページを、という訳ですね」
女「砂漠の如き私の青春を、あんたの血で潤わせる事も出来るのよ?」
男「――などと暴言を吐く輩もいますが、私は違いますよ。女さんの味方です」
女「最後に裏切るタイプの味方として認識しておくわ」
男「何やってんだよ」
友「ペットと戯れてる」
男「それ、ポリエチレンテレフタレートだけど」
友「ペットって可愛いじゃん」
男「まあ、可愛い奴は可愛いな」
友「でも犬とか猫とかって飼えないじゃん」
男「アパートだもんな」
友「何で駄目だと思う?」
男「さあ」
友「俺は考えた。きっと、トイレとか毛とか鳴き声が原因なんだよ」
男「近所迷惑って奴か」
友「こいつ、ペットって言うじゃん」
男「関西だとそう略す奴もいるな」
友「こいつ、エサもいらないしトイレもしないじゃん」
男「そもそも無機物だもんな」
友「つまり、こいつこそ最高の、未来型のペットなんだよ!」
男「傍から見たらただの痛い人にしか見えないけどな」
友「アイボも目じゃねーぜ!」
男「懐かしいな、アイボ」
友「ペットと戯れてる」
男「それ、ポリエチレンテレフタレートだけど」
友「ペットって可愛いじゃん」
男「まあ、可愛い奴は可愛いな」
友「でも犬とか猫とかって飼えないじゃん」
男「アパートだもんな」
友「何で駄目だと思う?」
男「さあ」
友「俺は考えた。きっと、トイレとか毛とか鳴き声が原因なんだよ」
男「近所迷惑って奴か」
友「こいつ、ペットって言うじゃん」
男「関西だとそう略す奴もいるな」
友「こいつ、エサもいらないしトイレもしないじゃん」
男「そもそも無機物だもんな」
友「つまり、こいつこそ最高の、未来型のペットなんだよ!」
男「傍から見たらただの痛い人にしか見えないけどな」
友「アイボも目じゃねーぜ!」
男「懐かしいな、アイボ」
男「同姓だと結構話題が続いたりするものですが」
女「あー、それはあるかも」
男「私の場合、なぜか相手が誰でも会話が続きません」
女「あー、それは間違いなくある」
男「困ったものです」
女「あんたがね」
男「蛇の道は蛇、ですね。分かります」
女「一緒にすんな」
女「あー、それはあるかも」
男「私の場合、なぜか相手が誰でも会話が続きません」
女「あー、それは間違いなくある」
男「困ったものです」
女「あんたがね」
男「蛇の道は蛇、ですね。分かります」
女「一緒にすんな」
男「こうやって、ぼーっと時間を過ごすのも、考えれば贅沢な過ごし方だと思いませんか?」
女「大自然を前にして、とか、雰囲気の良い喫茶店で、ってんなら同意するわ」
男「ありがとうございます」
女「いや、思いっきり否定したんだけど」
男「何故です?」
女「せめて、相手があんたじゃなかったらね~」
男「そんな、ひどい。贅沢な過ごし方だと思いませんか?」
女「無限ループやめなさい」
女「大自然を前にして、とか、雰囲気の良い喫茶店で、ってんなら同意するわ」
男「ありがとうございます」
女「いや、思いっきり否定したんだけど」
男「何故です?」
女「せめて、相手があんたじゃなかったらね~」
男「そんな、ひどい。贅沢な過ごし方だと思いませんか?」
女「無限ループやめなさい」
男「良い機会です。お互い、自分を見つめなおしてみましょう」
女「それが必要なのは主にあんたの方だと思うけど、まぁいいわ」
男「不必要な暴力を振るったりしなかったか?」
女「必要に応じて対処しただけよ」
男「言葉で相手を傷つけなかったか?」
女「むしろ私が傷ついたわ」
男「相手に無茶な要求はしなかったか?」
女「……何か言いたい事があるならはっきり言った方がいいわよ?」
男「私何もしませんから、女さんお休みになられては?」
女「却下」
女「それが必要なのは主にあんたの方だと思うけど、まぁいいわ」
男「不必要な暴力を振るったりしなかったか?」
女「必要に応じて対処しただけよ」
男「言葉で相手を傷つけなかったか?」
女「むしろ私が傷ついたわ」
男「相手に無茶な要求はしなかったか?」
女「……何か言いたい事があるならはっきり言った方がいいわよ?」
男「私何もしませんから、女さんお休みになられては?」
女「却下」
男「誰?」
友「俺? 俺は友。はじめまして」
男「いや、そうじゃなくて」
友「じゃあ、何だよ」
男「さっき誰か来ただろ」
友「ああ、彼女ね」
男「お前、彼女居たんだ。何次元の人?」
友「馬鹿言えよ、俺は頭のおかしい人か」
男「頭のかわいそうな人だとは時々思う」
友「やめろよ、そんなに褒めるな、照れるだろ」
男「で、いつから付き合ったんだよ」
友「えっと、このアパートに越して来てすぐだな」
男「え、そんなに前かよ。俺の知っている人か?」
友「うん、よく知っていると思う」
男「どういう人だよ」
友「すっげー情熱的な人だよ。夜な夜な俺のドアを叩くんだ」
男「激しいじゃん」
友「俺の顔を見ると、こう顔を赤らめて、手をギュッと握り締めて言うんだよ」
男「うわーうわーうわー」
友「いい加減家賃を払え、ってな」
友「俺? 俺は友。はじめまして」
男「いや、そうじゃなくて」
友「じゃあ、何だよ」
男「さっき誰か来ただろ」
友「ああ、彼女ね」
男「お前、彼女居たんだ。何次元の人?」
友「馬鹿言えよ、俺は頭のおかしい人か」
男「頭のかわいそうな人だとは時々思う」
友「やめろよ、そんなに褒めるな、照れるだろ」
男「で、いつから付き合ったんだよ」
友「えっと、このアパートに越して来てすぐだな」
男「え、そんなに前かよ。俺の知っている人か?」
友「うん、よく知っていると思う」
男「どういう人だよ」
友「すっげー情熱的な人だよ。夜な夜な俺のドアを叩くんだ」
男「激しいじゃん」
友「俺の顔を見ると、こう顔を赤らめて、手をギュッと握り締めて言うんだよ」
男「うわーうわーうわー」
友「いい加減家賃を払え、ってな」
男「喉が渇きましたね。紅茶をお持ちいたします」
女「淹れれるの?」
男「出来もしない事は提案いたしません」
女「いや、結構意外だったから」
男「女さんじゃあるまいし」
女「聞こえるように言ったって事は、覚悟は完了?」
男「当方に交戦の意思なし」
女「そう。無条件降伏って、結構残酷なのよ」
男「美味しい紅茶をお淹れいたしますので、どうかお許しを」
女「冗談なのに、そこまで怯えられると逆に凹むわ……」
女「淹れれるの?」
男「出来もしない事は提案いたしません」
女「いや、結構意外だったから」
男「女さんじゃあるまいし」
女「聞こえるように言ったって事は、覚悟は完了?」
男「当方に交戦の意思なし」
女「そう。無条件降伏って、結構残酷なのよ」
男「美味しい紅茶をお淹れいたしますので、どうかお許しを」
女「冗談なのに、そこまで怯えられると逆に凹むわ……」
男「はい、冷めないうちにお召し上がりください」
女「ありがとー。ん? こっちは?」
男「ローズジャムです。お好みの量を紅茶に入れてください」
女「へぇ~。こんな飲み方があるなんてね~」
男「甘酸っぱい味が女さんをイメージとぴったりかと」
女「えと、いきなりそんな事言われると、ちょっと照れるね、えへへ」
男「腐りかけって、なんかすっぱい味しますもんね」
女「うら」
男「熱い、熱いですよいきなり」
女「その冷静な反応がまたムカつくわ」
女「ありがとー。ん? こっちは?」
男「ローズジャムです。お好みの量を紅茶に入れてください」
女「へぇ~。こんな飲み方があるなんてね~」
男「甘酸っぱい味が女さんをイメージとぴったりかと」
女「えと、いきなりそんな事言われると、ちょっと照れるね、えへへ」
男「腐りかけって、なんかすっぱい味しますもんね」
女「うら」
男「熱い、熱いですよいきなり」
女「その冷静な反応がまたムカつくわ」
女「ひまだよー」
女「………」
女「やることないよー」
女「………」
女「ひまだよー」
女「………」
女「やることないよー」
女「………」
女「ひまだよー」
男「爪を噛む癖ってどうにかならんのかねー」
友「足の親指の裏をいじる癖もな」
男「広告のチラシ全部使って千羽鶴」
友「ペットボトルのフタ神経衰弱」
男「輪ゴムで一人無限あや取り」
友「銀紙のアルミを綺麗に剥がして透明シートの大量生産」
男「ポンタン飴のオブラートを綺麗に剥がして保存」
友「くっ、お前の勝ちだ、男……!」
男「全然嬉しくないな」
友「足の親指の裏をいじる癖もな」
男「広告のチラシ全部使って千羽鶴」
友「ペットボトルのフタ神経衰弱」
男「輪ゴムで一人無限あや取り」
友「銀紙のアルミを綺麗に剥がして透明シートの大量生産」
男「ポンタン飴のオブラートを綺麗に剥がして保存」
友「くっ、お前の勝ちだ、男……!」
男「全然嬉しくないな」
女「今日はひまだよー」
女「なにしよー?」
女「お湯沸かすよー」
ぴー
女「お湯沸いてたよー」
女「ひまだよー」
女「なにしよー?」
女「お湯沸かすよー」
ぴー
女「お湯沸いてたよー」
女「ひまだよー」
女「紅茶はありがたいけど、暇な事に変わりはないのよね」
男「まぁまぁ。ただ喋っているだけでは喉も渇きますし」
女「それについてはありがたいわ」
男「飲み物を口に運ぶ、という、喋る以外の動作で、緊張を解すという役目もあります」
女「打ち合わせとかの席でお茶とかコーヒーが出るのもそのせいか」
男「私も、実は先ほどから緊張し通しで」
女「そこまで堂々と嘘付けるあんたが、心底うらやましいわ」
男「いえいえ、私などまだまだで御座います」
女「本当に、嫌味の一つも通じれば可愛げもあるのに……」
男「まぁまぁ。ただ喋っているだけでは喉も渇きますし」
女「それについてはありがたいわ」
男「飲み物を口に運ぶ、という、喋る以外の動作で、緊張を解すという役目もあります」
女「打ち合わせとかの席でお茶とかコーヒーが出るのもそのせいか」
男「私も、実は先ほどから緊張し通しで」
女「そこまで堂々と嘘付けるあんたが、心底うらやましいわ」
男「いえいえ、私などまだまだで御座います」
女「本当に、嫌味の一つも通じれば可愛げもあるのに……」
女「今日は湖に来たよー」
女「でも雨だよー…」
女「雨宿りだよー」
女「……」
女「ひまだよー」
女「でも雨だよー…」
女「雨宿りだよー」
女「……」
女「ひまだよー」
女「――これ、お茶はどこの?」
男「アッサムのものを。ジャムを入れますので、ストレート向きの茶葉は適しません」
女「へぇ。じゃ、ジャムじゃなくてミルクでもいけるんだ」
男「はい。ご用意いたしております」
女「さんきゅ~。二杯目はそっちでいくわ」
男「しかし、てお茶を飲む女さんのお姿」
女「何? 褒めても何も出ないわよ」
男「縁側でひなたぼっこするお婆さん――」
女「もう一回お茶を頭からかぶりたい?」
男「――とは似ても似つかない、可憐で優雅なお姿です。眼福にあずかり光栄です」
女「まったく、よくもまぁそんな、心にも思わないことがとっさに出てくるもんだわ……」
男「アッサムのものを。ジャムを入れますので、ストレート向きの茶葉は適しません」
女「へぇ。じゃ、ジャムじゃなくてミルクでもいけるんだ」
男「はい。ご用意いたしております」
女「さんきゅ~。二杯目はそっちでいくわ」
男「しかし、てお茶を飲む女さんのお姿」
女「何? 褒めても何も出ないわよ」
男「縁側でひなたぼっこするお婆さん――」
女「もう一回お茶を頭からかぶりたい?」
男「――とは似ても似つかない、可憐で優雅なお姿です。眼福にあずかり光栄です」
女「まったく、よくもまぁそんな、心にも思わないことがとっさに出てくるもんだわ……」
女「今日はお姉ちゃんに逢いに来たよー」
ピンポー…
女「………」
ピンポー…
女「留守だよー…」
女「残念だよー」
ピンポー…
女「………」
ピンポー…
女「留守だよー…」
女「残念だよー」
女「ふぅ」
男「おや、どうしました? ため息などつかれて」
女「いや、『何してんだろうな~私』って思って」
男「面白おかしく、貴重な青春の1ページを浪費しているように見えるのですが、違うのですか?」
女「貴重な青春の1ページを使って、この世からあんたを消すという偉業を成し遂げようかしら」
男「いやいや、何にも変えられない貴重なお時間、そのような事に使ってはいけません」
女「すくなくとも、こうやって馬鹿な会話してるよりはよっぽど魅力的に感じてきたわ」
男「む。それでは、今から私との会話、意味のあるものにして見せましょう!」
女「……期待しないでおくわ」
男「おや、どうしました? ため息などつかれて」
女「いや、『何してんだろうな~私』って思って」
男「面白おかしく、貴重な青春の1ページを浪費しているように見えるのですが、違うのですか?」
女「貴重な青春の1ページを使って、この世からあんたを消すという偉業を成し遂げようかしら」
男「いやいや、何にも変えられない貴重なお時間、そのような事に使ってはいけません」
女「すくなくとも、こうやって馬鹿な会話してるよりはよっぽど魅力的に感じてきたわ」
男「む。それでは、今から私との会話、意味のあるものにして見せましょう!」
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女一人のヤツ寂しすぎるwww
架空でもいいから誰か登場させろよwwww
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