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元スレ新ジャンル「蝉」
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ﾐｰﾝﾐｰﾝﾐｰﾝﾐｰ
俺「うーん」
俺「ふぅ。朝か」
俺「今日は水曜か」
俺「さて」
俺「ゴミでも出すか」
俺「うーん」
俺「ふぅ。朝か」
俺「今日は水曜か」
俺「さて」
俺「ゴミでも出すか」
俺「ん？」
蝉「・・・・・」
俺「おやおや」
俺「これは可愛そうに」
俺「蝉が死んでいる」
蝉「・・・・・」
俺「おやおや」
俺「これは可愛そうに」
俺「蝉が死んでいる」
蝉「>>1が死んでいる」
俺「それも玄関の前で」
俺「・・・・」
俺「どけよう」
ス･･･
蝉「ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｨ！！！」
俺「うわああああああああ！！！！」
俺「・・・・」
俺「どけよう」
ス･･･
蝉「ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｨ！！！」
俺「うわああああああああ！！！！」
ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
俺「はぁ・・・はぁ・・・」
俺「ぐ・・・今年もやられた・・・」
俺「くそ・・・・蝉まで俺を馬鹿にしやがる・・・」
リリリリン リリリリン
俺「！」
俺「まさか！」
俺「はぁ・・・はぁ・・・」
俺「ぐ・・・今年もやられた・・・」
俺「くそ・・・・蝉まで俺を馬鹿にしやがる・・・」
リリリリン リリリリン
俺「！」
俺「まさか！」
ガチャ
俺「はい！もしもし！」
「もしもし、○×株式会社の者ですが」
俺「は、はい！面接の結果ですよね？」
「はい、その件で御電話させていただきました」
俺「はい！もしもし！」
「もしもし、○×株式会社の者ですが」
俺「は、はい！面接の結果ですよね？」
「はい、その件で御電話させていただきました」
俺「結果は・・・ご、合格ですか！？」
「それが・・・」
「残念ながら・・・ウチの会社ではちょっと・・・」
俺「―――」
俺「そう・・・ですか・・・」
ガチャン
俺「はぁ」
「それが・・・」
「残念ながら・・・ウチの会社ではちょっと・・・」
俺「―――」
俺「そう・・・ですか・・・」
ガチャン
俺「はぁ」
翌朝
ﾐｰﾝﾐｰﾝﾐｰﾝﾐｰ
俺「うーん」
俺「ふぅ。朝か」
俺「今日は木曜か」
俺「さて」
俺「新聞新聞っと」
ﾐｰﾝﾐｰﾝﾐｰﾝﾐｰ
俺「うーん」
俺「ふぅ。朝か」
俺「今日は木曜か」
俺「さて」
俺「新聞新聞っと」
俺「ん？」
蝉「・・・・・」
俺「おやおや」
俺「これは可愛そうに」
俺「女の子が死んでいる」
蝉「・・・・・」
俺「おやおや」
俺「これは可愛そうに」
俺「女の子が死んでいる」
俺「それも全裸で」
俺「・・・・」
俺「どけよう」
俺「・・・・・」
俺「・・・・・」
俺「う、うわあぁぁああああぁぁあああぁぁああぁぁぁあああ！！！！！！」
俺「・・・・」
俺「どけよう」
俺「・・・・・」
俺「・・・・・」
俺「う、うわあぁぁああああぁぁあああぁぁああぁぁぁあああ！！！！！！」
だぱぁっ
俺「（しまった・・・いろんな意味でのショックで鼻血が・・・！）」
隣人「ｺｳﾁｬｰﾝ、ｶﾞｯｺｳｵｸﾚﾙﾜﾖｰ」
俺「ま・・・まずい・・・」
俺「こんな状況を近所の人に見られたら・・・」
俺「俺は大変な変態殺人犯扱いされてしまうではないか！！！」
俺「それだけは絶対に阻止しなければ・・・！」
俺「（しまった・・・いろんな意味でのショックで鼻血が・・・！）」
隣人「ｺｳﾁｬｰﾝ、ｶﾞｯｺｳｵｸﾚﾙﾜﾖｰ」
俺「ま・・・まずい・・・」
俺「こんな状況を近所の人に見られたら・・・」
俺「俺は大変な変態殺人犯扱いされてしまうではないか！！！」
俺「それだけは絶対に阻止しなければ・・・！」
俺「勢いで玄関に上げてみたものの・・・」
俺「これはどうすればいいんだ・・・・」
俺「とりあえず警察に」
女「んん・・・」
俺「！？」
俺「生きてる！？」
俺「これはどうすればいいんだ・・・・」
俺「とりあえず警察に」
女「んん・・・」
俺「！？」
俺「生きてる！？」
俺「い・・・生きてたのか・・・よかった！本当によかった！！」
女「・・・・」
俺「とはいえ大分衰弱してるな・・・」
俺「とりあえず鼻血まみれの体を拭かなければ」
女「うぅ・・・」ｶﾞﾀｶﾞﾀ
俺「・・・・」
俺「確か厨房の頃のジャージがあったハズ・・・」
女「・・・・」
俺「とはいえ大分衰弱してるな・・・」
俺「とりあえず鼻血まみれの体を拭かなければ」
女「うぅ・・・」ｶﾞﾀｶﾞﾀ
俺「・・・・」
俺「確か厨房の頃のジャージがあったハズ・・・」
女「・・・・」
女「・・・・？」
俺「よ、よぉ」
女「！」ﾋﾞｸｯ
俺「！」ﾋﾞｸｯ
女「・・・・」
俺「・・・・」
俺「い、一体どういう経緯であそこに？」
女「みん・・・」
女「みんみんみー！」
俺「！？」
女「・・・・？」
俺「よ、よぉ」
女「！」ﾋﾞｸｯ
俺「！」ﾋﾞｸｯ
女「・・・・」
俺「・・・・」
俺「い、一体どういう経緯であそこに？」
女「みん・・・」
女「みんみんみー！」
俺「！？」
女「みんみー♪」
ガバッ
俺「うをっ！？」
女「みー・・・」ｽﾘｽﾘ
俺「み、みんみんみー？」
ガバッ
俺「うをっ！？」
女「みー・・・」ｽﾘｽﾘ
俺「み、みんみんみー？」
俺「なんなんだ一体・・・」
女「みぃ！」
スル・・・
俺「ちょ！！！ぬぬぬ脱ぐなし！！！」
俺「ってあれ！？」
俺「背中に・・・羽・・・だと・・・・？」
女「みぃ！」
スル・・・
俺「ちょ！！！ぬぬぬ脱ぐなし！！！」
俺「ってあれ！？」
俺「背中に・・・羽・・・だと・・・・？」
俺「ちょ、ちょっと触ってもいいか？」
女「みぃ！」
ｻﾗｻﾗ
俺「す、すごい・・・本物っぽいぞ・・・」
女「みー」
俺「（引っ張ったら取れるのだろうか・・・）」
グッ
女「み゛ィ！」ｽﾞｷ-ﾝ
俺「これは・・・」
俺「本物・・・だ・・・・！」
女「みぃ！」
ｻﾗｻﾗ
俺「す、すごい・・・本物っぽいぞ・・・」
女「みー」
俺「（引っ張ったら取れるのだろうか・・・）」
グッ
女「み゛ィ！」ｽﾞｷ-ﾝ
俺「これは・・・」
俺「本物・・・だ・・・・！」
女「みんみー・・・」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ
俺「わ、悪かった、そんな怒るなって」
俺「（あの羽の質感・・・あれは本物の質感だ）」
俺「ま、まさかお前妖精の類か何かなのか・・・？」
女「みんみー♪」
俺「すげぇ・・・ホントに居たんだ・・・・」
女「み・・・」ｸﾝｸﾝ
俺「ん？どうしたんだ？」
女「みんみ！」
ダッ
俺「あ、おい！そっちの部屋は！」
俺「わ、悪かった、そんな怒るなって」
俺「（あの羽の質感・・・あれは本物の質感だ）」
俺「ま、まさかお前妖精の類か何かなのか・・・？」
女「みんみー♪」
俺「すげぇ・・・ホントに居たんだ・・・・」
女「み・・・」ｸﾝｸﾝ
俺「ん？どうしたんだ？」
女「みんみ！」
ダッ
俺「あ、おい！そっちの部屋は！」
女「み・・・みんみ・・・」ﾎﾟｶｰﾝ
俺「自分の部屋は掃除してないんだよ基本的に」
女「み」ｸﾝｸﾝ
女「！」
女「みんみー！」
男「何か探してんのか？」
俺「自分の部屋は掃除してないんだよ基本的に」
女「み」ｸﾝｸﾝ
女「！」
女「みんみー！」
男「何か探してんのか？」
女「みんみん」ｶﾞｻｺﾞｿ
俺「俺のお前が探す様な物なんて俺の部屋には無いと思うぞ」
女「み！」
俺「お」
女「みんみんみぃ！」
俺「みつかったのか！」
俺「俺のお前が探す様な物なんて俺の部屋には無いと思うぞ」
女「み！」
俺「お」
女「みんみんみぃ！」
俺「みつかったのか！」
女「みーんみんみー！」
俺「こ・・・これは・・・・」
女「みんみぃ」
俺「ただの蝉の抜け殻じゃないか」
女「みっ！？・・・みんみぃ！」
俺「・・・え？」
女「みんみ！みんみ！みんみんみぃ！」
俺「まさか・・・」
俺「こ・・・これは・・・・」
女「みんみぃ」
俺「ただの蝉の抜け殻じゃないか」
女「みっ！？・・・みんみぃ！」
俺「・・・え？」
女「みんみ！みんみ！みんみんみぃ！」
俺「まさか・・・」
3日前
友『なぁなぁ俺』
俺『なんだ？』
友『最近のＶＩＰで蝉の幼虫を拉致して家で羽化させる事が流行ってんだけど』
俺『ほぅ』
友『お前もうやった？俺昨日やったんだがすげー綺麗だったぞｗ』
俺『面白そうだな、帰ったらやってみるか』
友『なぁなぁ俺』
俺『なんだ？』
友『最近のＶＩＰで蝉の幼虫を拉致して家で羽化させる事が流行ってんだけど』
俺『ほぅ』
友『お前もうやった？俺昨日やったんだがすげー綺麗だったぞｗ』
俺『面白そうだな、帰ったらやってみるか』
俺「お前、あの時の蝉・・・か・・・？」
蝉「みんみんみー！！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
俺「そ、そうだったのか！！言われてみれば仕草が蝉っぽい！！」
蝉「みんみぃ♪」ｷﾞｭｩ
俺「よーしよし、健康そうで何よりだ」
蝉「みんみんみー！！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
俺「そ、そうだったのか！！言われてみれば仕草が蝉っぽい！！」
蝉「みんみぃ♪」ｷﾞｭｩ
俺「よーしよし、健康そうで何よりだ」
俺「よし、お前が何者かは分かった」
蝉「み」
俺「しかし」
蝉「みみ」
俺「その体はどうしたんだ？」
蝉「みぃ？」
俺「分からないのか」
蝉「み」
俺「しかし」
蝉「みみ」
俺「その体はどうしたんだ？」
蝉「みぃ？」
俺「分からないのか」
>>35
男の娘ってことか
男の娘ってことか
俺「でも、人の姿になったんだからもう蝉語を使う必要はないだろ」
蝉「みんみ！」
俺「ほら、”あ～”って言ってみろ」
蝉「み゛ぁ～」
俺「い～」
蝉「み～」
俺「あ～い～う～え～お」
蝉「み゛ゃ～み～み゛ゅ～め～み」
俺「・・・・・・」
蝉「♪」
蝉「みんみ！」
俺「ほら、”あ～”って言ってみろ」
蝉「み゛ぁ～」
俺「い～」
蝉「み～」
俺「あ～い～う～え～お」
蝉「み゛ゃ～み～み゛ゅ～め～み」
俺「・・・・・・」
蝉「♪」
俺「さてと・・・で、用は済んだか？」
蝉「み、みぃ？」
俺「その抜け殻をを取りに家に来た（？）んだろ？」
蝉「み、みぃ！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
俺「まさか・・・・家に住む気じゃないだろうな・・・・」
蝉「みんみんみ！！」ｺｸﾝｺｸﾝ
蝉「み、みぃ？」
俺「その抜け殻をを取りに家に来た（？）んだろ？」
蝉「み、みぃ！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
俺「まさか・・・・家に住む気じゃないだろうな・・・・」
蝉「みんみんみ！！」ｺｸﾝｺｸﾝ
俺「勘弁してくれ、ただでさえ仕事に就けなくて苦渋の生活を送ってるんだ」
蝉「みんみ！」
俺「駄目なものは駄目なんだ」
蝉「みんみぃ・・・」ｳﾙｳﾙ
俺「そ・・・そんな顔しても駄目だぞ」
蝉「・・・・」
俺「ごめんな・・・」
蝉「・・・みぃ・・・・・」
ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ・・・
蝉「みんみ！」
俺「駄目なものは駄目なんだ」
蝉「みんみぃ・・・」ｳﾙｳﾙ
俺「そ・・・そんな顔しても駄目だぞ」
蝉「・・・・」
俺「ごめんな・・・」
蝉「・・・みぃ・・・・・」
ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ・・・
蝉「・・・・・」
ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ・・・
俺「・・・許してくれ・・・蝉子（仮）よ・・・・」
『ここで気象情報です』
『明日からいよいよ本格的な梅雨が始まります』
『お出掛け、旅行を予定の方は一週間は待った方が良いと思われますよ』
俺「（梅雨・・・・）」
俺「（でも、行く所なんて俺以外の家にも沢山・・・）」
俺「（・・・・・）」
俺「（あるわけ・・・ない・・・か・・・）」
ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ・・・
俺「・・・許してくれ・・・蝉子（仮）よ・・・・」
『ここで気象情報です』
『明日からいよいよ本格的な梅雨が始まります』
『お出掛け、旅行を予定の方は一週間は待った方が良いと思われますよ』
俺「（梅雨・・・・）」
俺「（でも、行く所なんて俺以外の家にも沢山・・・）」
俺「（・・・・・）」
俺「（あるわけ・・・ない・・・か・・・）」
俺「お、おい！」
蝉「？」
俺「明日から梅雨が始まるそうだ」
蝉「みん・・・」
俺「雨宿り出来る所・・・他に無いんだろ？」
蝉「・・・・」ｺｸﾝ
蝉「？」
俺「明日から梅雨が始まるそうだ」
蝉「みん・・・」
俺「雨宿り出来る所・・・他に無いんだろ？」
蝉「・・・・」ｺｸﾝ
俺「・・・一週間だ」
蝉「―！」
俺「梅雨が明けるまではその・・・俺の家に居ていいぞ」
蝉「み・・・」
俺「わ、分かったか？”一週間”だぞ！いいな？」
蝉「みんみんみいぃぃぃ！」
ガバッ
俺「ぐゎ！」
蝉「―！」
俺「梅雨が明けるまではその・・・俺の家に居ていいぞ」
蝉「み・・・」
俺「わ、分かったか？”一週間”だぞ！いいな？」
蝉「みんみんみいぃぃぃ！」
ガバッ
俺「ぐゎ！」
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