男「戻ってくるわけないって普通気づくだろ！　気づけよ！」

女「・・・？」
男「ていうかむしろ最初に言い出した段階で気づけよ！
なんで六日も待ってるんだよ！」

女「待っててって、言われたから。帰ってくるって言ったから・・・」
男「こんな奴の言うこと信じてんじゃねーよ！」

女「でも、ちゃんと戻ってきてくれたじゃないですか」



男「・・・は」

支援

男「女、お前さ」
女「何？」
男「たとえば俺が何所どこで待ってろって言ったら、忠犬ハチ公になるのか？」
女「言うまでもなく。将来的には待ち合わせスポットになるでしょうね」
男「たとえば俺が一生養ってくれって言ったら、ヒモにしてくれるのか？」
女「君に縛られるのは別に嫌だとは思わないでしょうね」
男「たとえば俺がアブノーマルプレイを要求したら、どうなる？」
女「ノーマルプレイすら知らない以上なんとも言えないけど、性癖に理解を示すのは義務でしょう？」
男「たとえば俺が誰だれを殺せって言ったら？」
女「やるわよ」
男「……人殺しだぞ？」
女「君がそういうことを言うのは相応の理由がある時だけだから」
男「……じゃあ、俺を嫌いになれと言ったら？」
女「朝飯前ね。なんなら今すぐにもやりましょうか？　ヘタレサディストの変態○○男」
男「お前、俺のこと嫌いだろ……ｼｸｼｸ」
女「今頃気づいたの？」
男「じゃあどんな命令は拒否するんだよ？」
女「どんな命令も拒否はしないわよ。私は君に絶対服従。これがルールだもの」
男「…………なら聞き方を変える。お前はどんな命令に抵抗がある？」
女「俺に関わるな。俺に関心を持つな。俺のことを気にするな。俺のことを見るな。俺のことを考えるな」
男「…………」
女「でも私は従うでしょうね。それが君の命令である限り」
男「……命令に従うな、っていうのは？」
女「苦し紛れとはいえ、頭の悪さをさらけ出す台詞よ、それ」

男「何でそこまで」
女「え？」
男「何でそこまで俺なんかのこと信用するわけ？」
女「それは・・・」
男「何故俺をそこまで構う？
尊敬してんの？　俺のことがそんなに好きなの？」

女「えへへ・・・」
男「笑うな！」
女「ごめんなさい」
男「・・・答えろよ」

女「好きです。男君のことが、世界で一番大好きです」
男「だからどんな命令でも逆らわずに聞く？」
女「はい」
男「窓から飛び降りろっていったら飛び降りる。安価で死ねと指定されたら迷わず死ぬ」
女「お望みなら」
男「・・・だったら、命令してやるよ」
女「なんなりと」
男「俺のことなんか好くのは止めろ。今すぐにだ
もう、俺に近寄るな」


ネタが被った、どうしよう・・・

支援！

･･･くっ！少し出かける。

男「どうした。早くどっか行きなよ」
女「・・・いやです」


男「無理してんだろ？　もう、いい加減いやだろ？　ここまで酷いとは思ってなかったんだろ？」
女「違います」
男「なにがちがうんだ」
女「男君は酷くなんかありません。やさしい人です」
男「優しくねーよ！」
女「自分でそれに気づいてないだけかも・・・！」
男「意味わからん妄想すんな！」
女「妄想じゃありません」

男「だから何でそんなに信じられるんだ！？」
女「好きだからです」
男「嫌え！」
女「いやです！」
男「好きなんだろ？　逆らうなよ！」
女「・・・矛盾してます」

男「あー、ストップ。お互い落ち着こうぜ・・・」
女「私は冷静です。絶対に離れません」

男「だからさ、いいかげん愛想尽かしただろ」
女「そんなことありません。大好きです」

男「やめろよ。もう好きにして良いって。頼むからどっか行ってくれよ・・・」
女「・・・」


女「本当に好きにしていいんですね」

男「ああ・・・」

女「わかりました」



バシッ

男「！」

男「ビンタ一発か？」

女「もう一回いきます」

バシッ
バシッ

女「あっ、いきおいで二回叩いてしまいました」
男「・・・・・・」

男「例えばの続きなんだが、俺が俺に関心を持つな的な命令をした場合、具体的にどうするんだ？」
女「君に関心を持たなくなるのよ」
男「だからそれは具体的にどうやってだと聞いてる。だいたい関心を持たないなんて意識的に出来ないことだろ」
女「やることは簡単じゃない。勝手に関心を持つ私の意識を消せばいいんだから」
男「は？」
女「手っ取り早いのはやっぱり自殺よね」
男「いやいや、いやいやいやいやちょっとまって。ねえ待ってクダサイヨ？」
女「とっても女々しい君の方にはしばらく罪悪感的なものが残るでしょうけど、安心して良いわよ？　そのうち忘れるから」
男「いや忘れないよっ！　ていうかそんなことされたら忘れられるわけないだろっ！」
女「じゃあこう言った方が良いかしら、『そのうち思い出さなくなる』から」
男「そんなの、」
女「同じことでしょう？」
男「いや、だから、って、そんな、風に、」
女「……とまあ、こんな風に拗ねて意地悪をするぐらいには、私が不機嫌になる話題なのよね、こういう話は」
男「お前なぁ……、いや、あのなんだ、ゴメン。悪かった」
女「わかればいいの。……でも、忘れないでね」
男「……うん、わかった」
女「電波女の相手はヘタレ男には大変よね」
男「……うん、わかってる」


駄目だ、どんどん化物語の戦場ヶ原ひたぎになっていく。orz

wktk

男「・・・これで気はすんだか？」
女「はい」
男「じゃあ、」
女「これで、水に流します」

男「・・・水？」

女「表現が古風でしたか？
男君の戻るのが遅かったことは、もう怒ってません」

男「なに、それ？」

女「水に流すというのは比喩で、けしてトイレの話ではなく・・・」
男「それはわかるよ」
女「失礼しました。とにかく、もう怒ってません。
ホントは頭に来てました。ちょっとだけ。
でも、来てくれたとき、嬉しかったから・・・
だから、ビンタ二回だけで、ゆるしてあげます。
もう、気にしないでください」

男「そんな都合よく・・・」
女「そのかわり！」
男「！？」

女「次、約束を破ったら、もっとひどいですからね」
男「・・・」



女「だから、これからも側にいさせてください」

良スレだ。

ｗｋｔｋ

男「・・・」
女「・・・だめですか？」
男「お前・・・」
女「？」
男「お前、馬鹿だろ」
女「えへへ・・・」
男「完全に電波だよ」
女「でんぱ・・・？？？
・・・そうかもしれませんね」
男「世界一の馬鹿だ」
女「はい」

女「でも、世界一、幸せなんです。
ごめんなさい。男君は、二番目にしかしてあげられなくて」



女「あっ、泣いてるんですか？　ごめんなさい、強く叩きすぎました」
男「うるせー、馬鹿！　どっか行け！」
女「ええ！？」

女友「ていうか何で男くんに従うの？」
女「何で藪から棒にそんなことを聞くの？」
女友「いやだってやっぱり気になるし」
女「聞いてどうするの？」
女友「いや、別にどうもしないけどさ……」
女「じゃあ言わなくても良いじゃない」
女友「うーん……でもぉ……」

男友「え？　ああ、そうか。女友は知らないんだ、何であの二人があんなんなったか」
女友「あれ、あんた知ってるの？」
男友「うん、知って」ﾊﾞﾁｰﾝ「いきなり殴られたっ！？」
女友「ゴメン今のはちょっとした乙女的嫉妬の発露だから」
男友「意味がわからんね」
女友「私が知らない女のことをあんたが知っているのは我慢ならないの」
男友「うわちょう理不尽じゃんそれ」

友「最近、ますます仲良くなったよな。付き合ってんの」
女「えっと」
男「さあ。よくわからん」
友「うそつけ、このスケコマシ」
女「・・・」

先生「男ー、○○先生が呼んでたぞー」
男「あ、はい、今行きます！　あ、悪い、ちょっと・・・」
女「はい、お待ちしてます」

男「ああ。・・・いや、やっぱり」

男「一緒に行こうぜ」

女「・・・・・・はい！」

終わり

暇に明かして長々と書いてしまった・・・
これから出掛けるんで。
支援してくれた方、お付き合いくださりありがとうございました

乙でした

>>67
乙！楽しかったぜ！

>>67
乙です

>>67乙
こういうの読むとなんかうずうずするんだよな








自分に文才がないってのは分かってるんだが

男友「フッたから、だそうだ」
女友「は？」
男友「女が男の命令に従う理由は、男が女をフッたから、だそうだ」
女友「？？？？」
男友「女は美人だからな。異性はちやほやしてくるのが当たり前だったのに、男だけは女のことをその他大勢としてしか見なかったんだよ」
女友「……？　あ、等身大の自分を好きになってくれたってこと？」
男友「いいや違う。男は別に女のことが好きなわけじゃない。実際あんまり女の趣味嗜好とかも知らないみたいだしな」
女友「？　どういうこと？　え、じゃああの二人付き合ってるわけじゃないの？」
男友「付き合ってはいるらしい。そのへんは俺もよくわからんけどな」
女友「はあ？　意味わかんない」
男友「まあ細かいことは本人に聞け」

男「へーちょ！」
女「また風邪？」
男「いや、たぶん違うとは思うんだけどなぁ」

ちょっと雪さんとマヨイガ行ってくる

>>67
なんていうかその・・・人でなし！！

ほっしゅ

浮上

男｢ホントに何でも言うことを聞いてくれるの？｣

女｢無論だ。私は貴様のモノだからな。｣

女｢覚悟なんて曖昧なものじゃなく、私の存在がお前に従うだろう｣

男｢ふうん……ホンキみたいだね｣

男｢それなら、さ。僕を殺してくれよ｣

男｢あの時みたいに、一突きにさ｣

男｢この世界から、消してくれ｣

女｢それ、は……｣

男｢そう……コレはお願いだ。｣

男｢僕を、こ・ろ・せ｣

女｢わかりました。主……｣

――ﾌﾞｼｭｯｯ――――

｢………どうして、だい？｣

男｢どうして、お前の胸から血が噴き出しているのかと聞いているんだっっつっっ!!!!!!!!｣

女「ふん。言わなくてもわかるだろ？」

女｢まあ、あえて言うなら、"たった一つのさえたやりかた"って奴だよ。少年｣

男｢……………｣

男｢……わかったよ。命令だ。願いは取り消す。傷を治せ……いや、なめてやる。そこに座れ｣

女｢仰せのままに。ご主人様｣


ｰfinｰ

支援！

保守

支援

浮かんだんで書いてみた。反省はしているが、後悔はしていない。

ほーしゅ

重たいな…
保守

☆

ほーしゅ

保守

保守

保守

保守

保守

保守

保守

存在自体がクールなスレだな・・・

力の限り俺が保守る！

保守

ほ