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    元スレ新ジャンル「夜女」part5

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    301 = 297 :

    うはっ、人が居たwwww
    いやね…ここからどうしようかと…
    まとめて書いて、一気にあげたほうがいいのかな?

    302 = 297 :

    あいや、やっぱそうします。
    そうだな…土曜日の夜に投下しますね。

    304 = 297 :

    wwktkしててくださいwwww
    ちょっと遊んでいこう…

    305 = :

    土曜日にどのくらい投下されるか今からwwktk

    306 :

    よし。今日の夜…正確には日曜の明け方に投下しますね。

    307 :

    うおっし。
    投下します。

    308 = 307 :

    「ねー、おーくん?」
    「ん?」

    先輩と外で話していると(別に内緒話のわけじゃなく、ただ単に先輩がタバコを吸う
    ために外に出たんだ。中学生のつんちゃんも居るわけだし…)店の中から夜女が顔を
    覗かせてきた。その手には二つ、柔らかそうな布が握られていた。

    「どうしたの?」
    「こっちの服とこっちの服……どっちが似合うかな?」

    どうやら、今日買う服に悩んでいるみたいだ。
    最近になって、夜女のお父さん…もとい先生からの仕送りが増えてきた。
    事実、お父さんが俺の存在に気がついたのは昨日の話だが、うすうすと感じられていた
    「彼氏」という存在により、自由に使える夜女のいわばお小遣いが増した。

    架空の…といえばおかしいけれど、送られてきたメールにはこう。
    「なにかとお金が必要になると思います。気にせず使いなさい。遠慮なんてしないでね?
     お父さんが傍に居てあげれない分…大切な人と幸せになってください」
    ってな具合に書かれていた。

    309 = 307 :

    もちろん。夜女は遠慮した。こんなお金使えないって言い出して、なにを思ったか
    お父さんに送り返そうともしたんだ。そこは俺がなんとかなだめて…今まで夜女は
    一人で苦労してきたんだから、このくらい許される範囲だよ。それでなんとか納得して
    くれたんだ。いやあ、でも確かに驚いた額が…

    この話ばかりは、誰にも言えない。というか、価値観の違いで意見が分かれそうだから。
    幾ら夜女が俺たちとは違う生活をしてるとはいえ…まんま生活費全てを面倒見られている
    のは、人によってはいい思いをしないだろう。もちろん、自立することにこしたことはな
    いし、夜女自身もそれを望んでいる。だけど、それをしてしまうと…俺と夜女が出会える
    時間、限定された夜の世界で夜女が生きてゆく時間が削られてしまうんだ。

    起きて、働いて、寝て…そんな繰り返しの生活をこの子に、この歳で送れと?そんなこと、させられるわけがない。この子は、夜女は今まで…俺が何も考えずに一人ぼっちだと思っ
    ていた世界で、本当に一人ぼっちで生きていたんだ。多少ずるいと思われても、過保護
    だとか言われてもいい。それだけ、夜女は苦労して、悩んでなんとか今まで生きてきた
    んだから…人に頼れることは、頼らせてあげたいんだ。

    310 = 307 :

    「そうだな……着てもらってもいいかな?」
    「うん!もういい?お店入れる?」
    先輩「おっと。ごめんな夜ちゃん!ダーリン借りっぱなしだったな!」

    先輩がからかう。夜女も、初めて先輩と出会った頃からは想像も
    できないようなリアクションをした。

    「ほんとですよぉ。ダーリンにタバコ吸わせたら怒りますよ?」
    先輩「はっは!ごーめーん」
    「くすくすっ」

    とまあ、こうやって冗談も言えるようになった。
    いいことだよな。うん。

    夜女に連れられて店の中に入る。
    カウンターの前に内藤とつんちゃんが居た。向かい側にねーさんが両肘をついて向き合っ
    ていて、またつんちゃんをからかっているようで…

    「おーくん?」

    311 = 307 :

    見慣れないその光景に目を奪われていた。
    ふっと夜女を見ると、しっかりと俺の手を握って疑問符を頭の上に浮かべていた。
    なんでもないよ。そういう意味を込めて笑みを向けると微笑み返してくれた。そのまま
    三人を横目に隣の更衣室のあるフロアに移動する。

    フロアといっても、少量の衣類とスタッフルームに続くドア。二つの更衣室があるだけの
    小さな部屋だ。でもなぜかここには鍵付のドアがあり、そこを閉めると自然と二人だけの部屋になる。ここに鍵を閉めても、あんまり意味はないと思うけどなぁ?先輩曰く、前の
    この建物のオーナーの趣味?だろうって言っていた。よくわからない。

    「どっちかな?」

    嬉しそうに二つの服を両手広げてアピール。

    「そーだなぁ……着替えてみな?」
    「うん!」

    更衣室のドアが閉まる。
    鍵を掛ける音が聞こえなかった。
    しゅっと布が擦れる音が聞こえた。

    雨が降っていたので、少し厚手の服。でも、通気性に優れた一品。それがハンガーに掛け
    られる音。着替えようとしている服を広げる音。ドアの向こう側で三人が笑う声。外から
    先輩が入ってくるドアの開放音。雨粒が屋根から地面にダイヴする音…

    狭い部屋に、いろんな音が聞こえた。
    更衣室のドアに耳をつけると、またしゅるって音が聞こえた。
    ドア越しに…大切な人の音が聞こえる。知らない人から見れば…いや、
    知ってる人から見ても、今の俺は変態にしかみえないだろうな。

    312 = 307 :

    ガチャ。

    「!」
    「おっと!」
    「わ、どうしたのおーくん?」

    ドアが開いた。夜女は想像以上に近づいてた俺にびっくりしちゃった。ごめんごめん…

    「ううん。ごめんね?」
    「?どーう?似合う?」
    「どれどれ」

    150数センチ(7,8?)の小さな夜女のすらっとした体が黒い薄手のシャツに包まれていた。
    赤と黒の綺麗な服。ゴスっぽいけど、可愛く似合ってる。なんだか胸も強調されてて、
    ねーさんが嫉妬しそうな格好になってた。ちょっと大人っぽい?いや、違うか…

    「いいじゃん。買いなよ?」
    「///」
    「夜もセンスがよくなったね。ははっ、可愛いよ」
    「えへへ///」

    313 = 307 :

    頭を撫でてあげる。恥ずかしそうに喜んでくれるんだ。
    でもはぐしようとしたら拒否された。ドアの向こう側で先輩がにやついていたから。
    なんで無駄にガラス戸…まあいいか。

    「これください!」
    ねー「あら?よるるんありがとー!……うんうん。似合うじゃん!」
    「うふふっ///」

    ABARAの扉を飾ったことによって、夜女の中でもなんだか自信のようなものができたのか
    な?まあ、いいことだ。ねーさんが大きな袋にそのシャツを入れた。
    毎回ステッカーをおまけしてくれるから、夜女の家には貼っていないステッカーだらけになってるんだ。
    俺は一応ギターに張ったりしてるけど…全部は使ってないや。そのうちそのうち。

    内藤「お?もうこんな時間だお」
    つん「んー」

    時計を見ると11時半を少し回っていた。終電が気になるぐらいの時間だ。
    つんちゃんもなんだか眠そうに、たまにぼーっと目を泳がせてる。まだ中学生だもんな…
    こんな時間まで連れまわしちゃ悪いか。

    314 = 307 :

    「帰ろうか」
    内藤「おっお」
    つん「んー」

    ほら、んーしか言わなくなっちゃった。ねむねむ…

    先輩「送ろうか?」
    「大丈夫。まだ電車ありますし」
    ねー「気をつけて帰りなよー」
    「またね!」

    店を出るときに、また先輩がコーラをくれた。
    それを飲みながら、四人で暗い静かな商店街を歩いた。つんちゃんがうつらうつらしてて、
    その手を内藤がしっかりと握って。


    駅に着くと、意外と人の量が多かった。
    栄えてるといえばそうだけど、ちょっといつもより多いな?ってぐあいに。
    明日は月曜日。なんとも憂鬱になってしまう。つんちゃんはもう完全にオヤスミモードに
    入っていた。ベンチに座って、内藤の肩に頭を寄せてすやすや言ってる。ちょっと内藤は
    困った顔をしてるけど、どこか嬉しそう…。で、こっちの姫様はというと…トイレに行
    っちゃった。

    315 = 307 :

    二つ分椅子のスペースを空けて座る。誰か座るかな?と思ったけど誰も座らなかった。
    それもそうか、こんなに幸せそうな内藤カップルの隣に座れるようなやついないよな。
    だから俺も離れて座るんだし。

    夜女が戻ってくるまで、俺も目を閉じた。雨に冷やされた空気は、心地よい温度を出す
    毛布になって包んでくれる。夜女が帰ってきたら起こしてもらおうか…二分そこいらだけ、
    目を閉じて意識を突き放した。


    「…」

    トイレには私のほかにもう一人女の人がいた。鏡の前でお化粧を直していて…ちょっと怖そうな人
    だったからあんまり見ないで個室に入った。すぐに足音が外へ消えていくのが聞こえた。
    もう今私一人。大きなトイレに、こんな時間に一人になるのはなんか寂しいな…
    でもおーくんに来て?なんて言えないし…仕方ないよね。

    個室から出ると、手洗い用の蛇口から水が出たままになってた。もったいないから閉める。
    閉めてから、私も手を洗うんだったのを思い出してもう一度捻った。むぅ…

    316 = 307 :




    背中が冷たくなった。



    気がついたときには、鏡越しに一人の女の人が立っているのが分かった。
    見ちゃダメだ見ちゃダメ。何故か分からないけど、私の全身の細胞はその人の存在を全否定
    したがっていた。幽霊?違う。そんなのじゃない…ただ、あの人を、あのヒトカゲを認めちゃいけない。…声が漏れた。

    「……おーくん……」
    ??「ふふっ、あなたが夜女……実験体NO,002番ね?」

    私がなんとか絞りだした声は、その人が放った不気味な数字にかき消された。

    おーくんと出会って、初めて…「恐怖」という感情が頭をよぎっていった。
    そんな怯えた私を気にすることもなく、その人は鏡越しにうっすらと笑いながら話を続けた。

    おーくん、助けて…怖いよ…

    317 = 307 :

    はい、ここまでです。
    また土曜日の夜に戻ってきますね。
    今度はもっともっと量を増やして…
    週一ペースならいけそうなんですけどいいですか?もっと増やしたほうがいいかな…

    318 = :

    いち乙。
    完結をwwktkしながら待ってるよ

    319 = :

    今日の夜中か…
    wktkほす

    320 :

    ごめんなさい。
    仕事の関係で明日になってしまいそうです…
    本当にすいません。

    321 = 320 :

    おまたせしました。
    投下させてもらいます…

    322 = 320 :

    【昼女】

    「誰……ですか?」

    なんとか声を絞り出して、それだけ聞けた。

    ??「私?そうね……同じ実験体同士NO.001って呼んでもらってもいいわよ?」
    「…」

    全く意味がわからない。
    わからないのに…怖い…振り向けない…水を止めることができない…
    鏡越しに、その人は近づいてきた。

    「そうね。でも私はあなたと違って、今は自由の身になっているから……昼女でいいわよ?」
    「……昼女……さん?」
    「えぇ。昼女。……大変でしょ?今の生活」

    昼女さんは話を続けた。

    「私もそうだったわ。夜の間しか動けないものね?辛いのは当たり前。ましてやその
       生活が作られたものなんですもの。悲しいわよね?夜女ちゃん?くすくす……」
    「わ、わかりません……なんですか?」
    「私もあなたも、いいように使われているだけの実験体に、モルモットにすぎないってこと」

    323 = 320 :

    それ。
    実験体?

    「それもそうでしょ?」
    「…」
    「こんな特殊な体。作られたものに決まってるじゃない」
    「そんなこと……」
    「あら?信じれない?そっか、そうよね?今、とっても幸せだものね?」
    「…」
    「でも残念。それは、全て作られた幸せなの」

    嘘だ。
    嘘だ嘘だ。
    第一、この人の話を真に受ける理由がない。
    早く。早くここから出ないと…早くおーくんの元に行かないと。

    「あはは。信じたくなぁい?おーくんの所に行きたぁい?あはは。あなたは本当に
       甘えんぼさんなのね?そんなところまで昔の私にそっくり。あははは」
    「や。やめて!」
    「いいわ。まあ、開放された私にすれば、そんなことどうでもいいもの。
       あなたも早く普通の人間になれるといいわね?あはははは」

    324 = 320 :


    やだ。やめて。いやだ!聞きたくない!
    嘘だ嘘だ!私は普通の子なの!実験なんてされてない!

    「家に帰ったら、このHPにアクセスしてごらんなさい?全部、わかるはずよ?」
    「!」

    私のポケットの中に、その人は乱暴に紙切れを入れた。
    体を動かせないからされるがまま。その人は外に出て行ってしまった。
    寒い寒いトイレの中で…私は動けないまま。

    「夜ー?」
    「…」

    おーくんの声がする。
    外から、私を呼んでいる。
    行かないと。おーくんの元へ、行かないと…

    「夜?夜!!」

    気がつくと、おーくんは私の肩を乱暴に揺さぶっていた。
    おかげで…私はこちら側に帰ってこられた。おーくんは心配そうな顔をしていた。

    「夜?どうした?大丈夫か?」
    「……おー……くん」

    325 = 320 :

    「?」
    「……うん。大丈夫。ごめん……私も眠くなっちゃった」
    「え?」
    「た、たまにあるんだ。眠くなること」
    「……そっか。もしかしたらまだ熱が残ってるのかもな。ほら、電車来るから帰ろう?」
    「うん。ごめんね?」
    「ん」

    おーくんに手を引かれて、私はなんとかそのトイレから出られた。
    丁度電車が到着した。急ぎ足でその電車に乗ると、反対側のホームに…

    あの人は、嬉しそうに笑っていた。

    「……昼……女」
    「?」

    私と同じ?
    あの人、私と同じ……限定された夜の世界でしか生きられない人?
    いや、違うあの人は…今はもう、開放されたって言っていた。

    あの人は、私の知らないなにかを知っている。
    ポケットの中に入っている紙の存在を、私はこの時忘れていた。

    思い出したのは…思い出さないくていい時。

    326 = 320 :

    【わがまま】

    つんちゃんと内藤を見送った後、と言っても数メートル先の部屋だけど。
    家に帰ろうとすると珍しく、夜女が俺の袖を引っ張ってそれを阻止した。

    「?」
    「…」
    「どうした?夜?」
    「おーくん……今日は一緒にいて?」
    「え?」
    「……あ、ごめん」
    「…」

    わがままを言われるなんて、なんか幸せ。

    「いいよ。今日も泊まってく」
    「!ううん!大丈夫だよ?明日学校でしょ?」
    「だって夜にそんなこと言われたら、帰るに帰られないよ」
    「…」
    「お風呂入ろうか。ほら、中に」
    「あ、うん……」
    「?」

    327 = 320 :

    なんだろ?やっぱり、熱が帰ってきたのかな?
    ぼーっとしてるような素振りを、駅からたまに見かける。

    一緒に湯船に浸かっているときもそうだった。
    冗談まじりで胸に触れても、いつもみたいに初々しい恥ずかしそうな素振りをしなかった。
    いつもなら、やめてよっていいながらもそうさせてくれるのに…膝の上で無言のまま。

    「夜?」
    「……!きゃっ!こ、こらおーくん////」
    「んー。どうした?熱っぽい?」
    「ううん。そんなことないよ?もー、胸で遊ぶなぁ」
    「あはは、ごめんごめん」

    うーん?
    俺の勘違いかな?うーん…

    「おーくん?」
    「ん」
    「えっちなおーくんにお仕置きだー」
    「おっと!」

    328 = 320 :

    こっちを向いて、狭い浴槽の中ではぐしてきた。
    そのまま耳を噛んできて、こっちも仕返し。
    狭い浴槽の中で、二人で遊ぶ。
    耳を噛みあって、そのままキスして…
    なんだ、いつもの夜女じゃないか。心配して損したなぁ…

    「おーきゅーん」
    「なんだよー?」
    「///大好き////」
    「うん。俺もだよ。夜だーいすき」
    「んふふー」

    顔を俺の肩に乗せて、めいっぱい体を引っ付ける。
    互いの体がこれでもかって互いの温度を求めた。今日はそのまま眠るつもりだったのに…
    若いっていろいろとすごいよなぁ。

    329 = 320 :


    「…」
    「おっき////」
    「だって、夜のえっち」
    「えっち?」
    「えっち」
    「……お風呂」
    「え?」
    「おふろー」

    まじっすか。
    でもあの、えーっと…

    「いや?」
    「そんなことないけどさ……ゴム」
    「うーん……とってこようか?」
    「いや、なんとか外で」
    「…」

    拒否されると思ったけど、そのまま。
    湯船からあがって、浴槽に腰掛けて…夜女はそのまましてくれた。
    蒸し暑い温度と、湿っぽい感覚。いつも以上に気持ちがいい。

    「夜……っ」
    「んっ、なんかいつもよりおっきいね?」
    「そっかな?ん……っ」

    330 = 320 :

    膝をついて、正座するような形でしてくれる夜女にいつも以上に興奮している。
    仕方ないだろ?こんなの…ほんとうに漫画だよ。
    タイル張りの風呂の中で、その音が響く。電気を消していても、外の外灯がうっすらと夜女の顔を照らしてくれている。…正直…もう限界なんだ…

    「夜、もう……」
    「おーくん、いいよ?口に……」
    「くっ……っ!」

    夜女が頭を前後する。舌が絡み付く。
    初めてされたときは、俺も経験がなかったってのがあったかもれないけど…今になって夜女
    がする度に上手くなっているのがわかった。恥ずかしそうにも、大胆にしてくれるその姿が…

    「んっ!」
    「ぷはっ……あっ……ん」

    果てると同時に、夜女は口を放した。
    俺は初めて、夜女のこの綺麗な顔を汚してしまった…それでも、夜女には悪いけど
    妙な達成感とめいっぱいの幸せが俺の全身を包んでくれた。

    昨日の今日だというのに、夜女に放ったそれは遠慮なしに夜女の顔に付着した。

    「あ、ご、ごめん……」
    「……いっぱいだね?気持ちよかった?」
    「うん////すっごいよかったよ。ほら、顔流して?」
    「うわぁ……べとべと////」

    シャワーを手に取り、夜女の顔を優しく洗い流す。
    後ろから両の手を使って顔を洗ってあげながら、指を夜女の口に運ぶ。
    さっきまで俺の下半身を咥えていたそこは、なんだかぬるっとしていた。

    331 = 320 :


    お風呂用の椅子に座って、夜女を膝に乗せる。
    そのまま後ろから器用にキスして、シャワーを夜女の下半身に当てる。

    「あっ……んんっ」
    「…」

    こういうのって、別におかしくないんだよな?
    ホテルなんかだと普通にするって…男友も言ってたし…ただ、夜女が気持ちいい表情を
    してくれているのがわかる。そうこうしてるうちに、こっちも復活してきた。

    「夜……」
    「うん……えっと」

    壁に手をついてもらって、後ろから繋がった。
    後ろからされるのは夜女も嫌がっていたけど、今はいいらしい。
    それもそうか。そうしないと、硬い床に夜女を寝かせるわけにもいかないしな。

    「んっ、んっ!」
    「はぁ……ふっ」

    お湯のせいなのか、滑らかな感覚がいつも以上に強い。
    我慢しても漏れる夜女の声も、いやらしく響く。
    だんだんと、夜女が壁に手をついていられなくなってきたので、抱え込んで浴槽に座る。
    下から突き上げると、より一層二人の息遣いが荒くなった。

    「あっ、んっ……おーくぅん」
    「夜、愛してる、気持ちいいよ……」
    「んっ!」

    332 = 320 :

    夜女の絶頂は突然訪れた。
    腕がへたっと、俺の肩を包む。こっちはまだ元気な状態なので、抱きしめたまま続ける。
    夜女も力のない目をしながら、それに答えてくれた。
    精一杯唇を合わせる。ほぼ一方的に、夜女の口内を感じる。支えたまま、胸を愛する。
    本当に今日は元気がいいみたいだ。いつも以上に気持ちいいし、いつも以上に長持ちしてくれる。
    また夜女が達してくれたみたいだ。女の子はこうやって何度も絶頂を迎えられるんだよな…

    そろそろこっちも限界に近くなってきて、夜女も下から突く俺の力がきつそうな感じに
    なってきたので、狭くて硬いけど床に寝そべる。
    正常位のまま、夜女を優しく抱え込んで前後に動く。果てる寸前に、余裕を持って夜女
    から自分を引き抜く。そのまま二回目も夜女の体の表面、でも今度は腹部に果てた。

    夜女は指を咥えたまま、ぐったりと壁を見つめていた。顔をこっちに向かせて、いっぱい
    キスをした。ありがとう、気持ちよかったよ?といつも通りの感謝の言葉をかける。
    二人でシャワーを浴びて、最後にもう一度口でしてくれた。射精はできなかったけど、
    まるで掃除のように丁寧にしてくれて…また愛しい気持ちでいっぱいになった。

    あぁ、ほんとうに君は俺を愛してくれているんだね。
    もちろん、俺も…君のそれに負けないぐらい愛しているよ。夜女。

    結果的に夜女のわがままは、俺を最高の状態にしてくれた。
    二人で気持ちよくなって、二人で体を拭いて…風邪を引かないように二人で
    おそろいのパジャマを着て布団に入った。

    あと数時間。夜女が寝るまではお話しようね。
    明日は寝ないで登校するか…また親にいろいろ言われるんだろうな。

    333 = 320 :

    はい。
    今回はここまでにします。
    相変わらずの18禁的内容ですいませんwwwwwwwwwwww
    さくらんぼシンドローム面白いよね。「夜女」って内容的に青年誌だよなぁwwwwwwww

    それじゃ、また来週…なんか読んでくれている人減っちゃいましたね。仕方ないか…

    334 = :

    いち乙。

    てっきり夜中に投下かと思ってたよ。

    335 :

    まったりまってるよ

    337 = :

    いち以外の書き手は何処へ…

    338 :

    いるこたぁいるけどね

    339 :

    期待しても良いですか?

    340 :

    どれどれ

    341 :

    うーん…今日の朝方?になりそうです…

    342 = 341 :

    できてるところまででも…

    343 = 341 :

    【再確認】

    忘れようとしたけど、家に帰ってもあの女の人のことが忘れられなかった。
    電車の中でも、ぼーっとしていると頭に浮かんでいた。

    実験体?

    そんな、漫画じゃないんだし…見ず知らずの人の話に耳を傾けるほうがどうかしている。
    だけど、そんななんでもないどうでもいい話でも…私だから信じてしまいそうになるの。
    わかってる。嘘だよね?空言だよね?そんなのに耳を貸さなくていいよね?

    どうしても今日は、おーくんの愛を確かめたかった。
    わがままって思われても、一緒に居たかった。

    私を部屋まで送ったあと、帰ろうとしたおーくんの袖を掴んだ。
    おーくんは振り向いて、ちょっとだけ心配そうな顔をしてくれた。一緒に居たい。
    そういうと、少しだけ間をおいていいよって言ってくれた。聞いてから、明日学校が
    あることを思い出してやっぱりいいよ?って言ったけど、そんなこと言われたら帰れない
    って逆に言われちゃった…わがままだね?私。

    一緒にお風呂に入ってても、それでもあの人は私の頭から消えない。
    折角わがままを言っておーくんに居てもらっているのに、大好きなおーくんじゃない
    人のことを考えてしまう。名前を呼ばれて初めて、おーくんがまた私の胸で遊んでるのが
    わかった。胸ばっかり。ふふっ、ごめんね?大好きだよ。

    愛する人の傍に居ながら、他人のことを考えていた罰だと言わんばかりにおーくんにキスする。
    いつもよりラブラブな私を演じる。演じるというか、自然なのかな?

    …変わったな、私。

    あんなに怖かったのに、大変だったのにこんなにおーくんを求めてる。
    おおきくなったおーくんのそれを、私だけに見せてほしい。
    お風呂でするのは…もしかしたらおーくんにえっちな子だなって思われるかも
    しれないけど、今はとにかくおーくんの愛が欲しいの。

    いいよ。今日はそのままでしよ?昨日の今日だけど…おねがい。

    344 = 341 :

    どんなに淫乱だとか思われてもいい。
    ただ、おーくんに気持ちよくなってほしい。
    私はおーくんが好きで、おーくんもそうなんだって…私に再確認させて?
    私は実験体とか、そんな「物」のようなのじゃない。

    私は夜女。
    おーくんの彼女。

    それだけでいいの。

    私の顔に付いちゃったのをおーくんは優しくシャワーで流してくれた。
    柔らかくてあったかいおーくんの指が私の口にそっと触れる。赤ちゃんみたいに、さっき
    みたいに情熱的にじゃなく、やさしく含む。もう今日は…大好きが止まらない。

    二回もあの感覚に襲われた。ちょっと背中が痛いけど、すっごい気持ちいいエッチだった。
    うん。やっぱりそうだ。おーくんは私の彼氏。私と同じぐらい…私を愛してくれてるの。

    再確終了。おーくんも私も、準備された存在じゃない。
    自然に出会って、自然にお互いを愛し合ってるの。

    私は、実験体なんかじゃない。あの人の言うことをなぜ私が信じることができるの?
    ばかだなぁ…こんなに幸せなんだもん。おーくんのおかげで、私は限定された夜の世界
    でも生きていける力と想いを貰ったの。

    幸せ。

    このままでもいい。だから…ずっと傍にいてね?

    345 = :

    いち乙。

    346 = 341 :

    また朝になればもう少し投下しますね。

    347 = :

    いちの「甘え~」は息抜きみたいなもんなのか?ww

    348 = :

    ほっほっほ

    349 :

    お久しぶりです。>>1です。
    勝手ながら、「夜女」や新ジャンルをまったく書けない状況になってしまいました。
    私事なんで、理由は話せませんが…漫画が結構うまい具合に進んでしまったとだけ言っておきます。

    そっちを優先させなければいけない状態になってしまったので、数ヶ月はここに戻ってこれなくなってしまいました…
    ここまで見ていてくれた人、ふらふらしていた僕を応援してくれた人、本当にすいません。
    また戻ってこられるよう、頑張ります。

    本当にごめんなさい。

    350 = :

    いち漫画家への一歩?おめでとうww
    いつか余裕が出来て戻ってきて完結させてくれるのをまったり待つよ(´・ω・`)


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