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    元スレ新ジャンル「夜女」part5

    新ジャンル覧 / PC版 /
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    1 :

    はいどうも。
    VIPで新ジャンル「夜女」ってのを立ててた1です。

    性懲りもなくずっとパートスレを立てて遊んでいたらなんか
    だんだん申し訳なくなりました。ということでこっちに移動しますね。
    ほんとはVIPでまったりやりたかったけど…もう無理だわな…

    さて、「夜女」とは…

    夜にしか起きれない女の子。その子は不思議な子だったり意外と普通の子だったり…
    主に夜女と男の子の物語を展開しています。

    今のところメインで書いている人は俺を合わせて三人。あとの二人もここに気が付いてくれたら…

    ほかの書き手さんや絵師も募集中です。むしろ来てください。

    1スレ目 新ジャンル「夜女」 http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1171181079/
    2スレ目 夜女 http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1171434175/
    3スレ目 夜女http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1171699353
    4スレ目 夜女http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1171974423/l50

    それではよろしく御願いします。

    …今までの住人さん帰ってきてくれるかな…

    3 = 1 :

    >>2
    あーどうも…お待たせしました。

    二回ほどVIPで次スレ立ててたんですけど…すぐに落ちましてね…
    もうVIPはそういうとこになったんだなって、こっちに来ました。前スレで偉そうに
    VIPでやりきる!とかいってすいませんでした…マジで…

    まーでもここなら時間気にせずにできるよね。うん。プラスに考えます。

    4 = :

    >>1
    乙。
    やっとみつけた…

    5 = 1 :

    【3月某日】

    冬も終わり、しかしまだ春ともいえないある日のある出版社――

    トミー「やあ、どうかな?出来映えは?」
    編集者「あ、トミーさん。いい感じですよ!今回も」
    トミー「ふふ、そうだろうね。あんなに写りのいいカップルなんて僕のカメラマン人生でも中々居ないよ。
        どれどれ……ん?んん?」
    編集者「?どうかしました?」
    トミー「いや……別にそんなに気にすることじゃないのかな……おかしいなぁ」
    編集者「?」
    トミー「いやね、ほらこの子……」
    編集者「はぁ……可愛いですね。今の子にしちゃ珍しく長くて綺麗な髪だし」

    トミーはそうじゃないと笑う。

    トミー「違う違う……ほら……」

    写真に写る――夜女の顔を指差す。手に持っているコーヒーを編集者のデスクに置き、
    すぐ隣の自分のデスクから、一枚の写真を取り出す。

    トミー「ほら、こっちがその写真で――」
    編集者「あ!ほんとだ!ああーどうしよう……」
    トミー「んー、まあいいんじゃない?見た目は変じゃないし……なんかこっちの方が映えるよ」
    編集者「そうですか?まあトミーさんがそう言うなら……」

    編集者はトミーのおかげで自分の中に生まれた疑問を少しだけ議題に出した後、出来上がったばかりの雑誌を
    一冊トミーに渡した。トミーはそれを大きな封筒に入れ、そのまますぐにやって来た郵便物の集荷人にそれを渡した。

    トミー「それじゃあよろしく」
    集荷「あ、はい」
    編集者「珍しいですね。こんなに早く送るなんて」
    トミー「ん?そうだね……早く見せてあげたいんだ。あの子に……ほんとにいい顔だな」

    机から出した写真に目を通しながら外出の準備をする。飲みかけのコーヒーを一気に飲むと、仕事の終わった編集者と
    夜の街に消えていった。あの黄色いタンクトップで―――

    6 = 1 :

    【3月14日】

    「……ん……ふあー……」
    「ん、おはよ」
    「ふぃ、おーくんだ……おはよー」

    日が沈んだ頃、人達が家に帰る頃…夜女は目を覚ます。今日は土曜日。昨日の晩から俺は夜女の家に
    泊まっていた。最近はバイトでなかなか逢えなかったし、折角の土日もテストがあるって夜女に言ったら
    終わるまでお泊り禁止!って言われてたんだ。だから久しぶりに一緒に寝た。相変わらず可愛い寝顔だったな…

    「んー……」

    おそろいのパジャマ。おそろいのマグカップ。おそろいの食器。

    殺風景だった夜女の部屋は俺の物が増え、本当に二人の家みたいになっていた。

    「夜、おいで?」
    「ふぃー」
    ぎゅー
    「くすくす……寝起きの夜はやっぱり温かいなぁ」
    「うん。おーくんがずーっと抱きしめててくれるからだよ?」
    「そっか。なんか照れるなー」
    「うふふー。ねぇねぇ?おはよーのキスは?」
    「はいはい」
    ちゅっ。
    「ん。ありがと!」
    「さ。着替えな?お出かけしよう」
    「はぁーい」

    7 = 1 :


    夜女が着替える。

    もう照れないで俺の目の前で着替える。何度も一緒にお風呂に入ったり一緒に寝たり…どこから見ても
    ラブラブのカップルだろうな…でも――

    まだしていない。

    まだ夜女の誕生日ま三ヶ月もある…思いつきで言ったとはいえ正直辛い…遠慮なしに甘えてくる夜女の胸を
    何度触ったことか。お風呂で何度息子を見られたことか…それでも夜女は恐がる。本人の意思ではないらしいが
    涙を流しカラダを震えさせる。夜女も恐いのを押さえて大丈夫、大丈夫と抱きついてくるが…それでも俺にはできない。
    というか、誕生日まで待つって言ってるのに幾度となく求める俺も腐ってるな…でもこれでも本当に抑えてるんだ。俺の
    夜女に見せられない心の中じゃ…相当卑猥なことを思い浮かべている。しかたないん…だよなぁ?

    「よいしょっ……やだおーくん!じろじろ見ないでよ///」
    「あ、ごめんごめん……ほんと……綺麗だね……」
    「////また胸ばっかり////」
    「…」

    夜女を後ろから抱きしめる。そのまま手を胸に当てる…

    「ん……ごめんね?昨日も……」
    「……俺の方こそ……全然約束守らなくて……」
    「いいの。男の子だもん……でも、それでもおーくんちゃんと優しくしてくれるもん……
       あの……胸しか触らせてあげれなくてごめんね?ほんとにいいんだよ?私恐くても我慢するから……」
    「んーん。いいよ。夜は大切な恋人だもん……まだまだだよね……あー……やわらけー……」

    なんというか…俺も遠慮がなくなった。触る触る…変態…でもなぁ…

    「んっ、おーくん?着替えられないよぉ?」
    「あ、ごめん」
    「////」

    俺だって青年だしな…ほんとに申し訳ないけど…夜女が大好きだから…ごめんな?


    8 = 1 :


    「うんっ!どう?似合ってる?」

    ねーさんがくれたABARAのパーカーとスカートを着て一回転。基本黒のデザインに所々
    白と赤のデザイン。パーカーのバックプリントは白い薔薇。白黒チェックのZIPが沢山付いた
    スカート。細めのパンツ。んん…いい女になったなぁ…可愛い…

    「うんうん。すっごい可愛いよ。ちょっとだけパーカーを開けて…ほら、これでもっと可愛くなった」
    「んー?わー、ほんとだ!」
    「ね?あ、見せるんならこっちのシャツがいいかも……」
    「…」
    「ほら。こっちを……ん?どうしたの?」
    「……私洋服いっぱいあるね……ほとんどおーくんやおねーちゃんに貰ったの……」
    「?」
    「私もあるばいとして自分で稼いだお金でお洋服買いたいなぁ……ごめんね?これじゃだめだよね?」
    「こら!」
    ぎゅー!

    「そんなことないよ……俺もねーさんも……夜にあげたいからそうするの。特にねーさんはサイズが合わなくなったのを
      夜にあげてるんだから、リサイクルさ。俺だってもっともっと夜に可愛くなってもらいたいからあげるだけ……」
    「でも……」
    「でもじゃないよ。そのかわり夜は俺に美味しいご飯作ってくれるし一緒に居てくれるだろ?……夜までバイトしてこれ以上
      夜と逢えなくなるのはやだよ……気にしちゃ駄目。だからって嬉しくて泣いても――」
    「ひっく……ひっく……」
    「……もう、泣き虫さん?」
    「だってー……」
    「ふふ、しょうがないか。でもほんとに気にしないで?ずっと夜は寂しいの一人で我慢してきたんだから……ご褒美だよ。
      うん、そうだ。だから、ね?泣かないで?よしよし……」
    なでなで…
    「おーくん……ひっく……おーくぅん……」
    「夜。愛してるよ」
    ちゅっ…

    まだたまに…

    夜女は一人のときの寂しさを思い出すんだ。それはこうやって温かいのを味わるとよく…
    その度に抱きしめる。キスする…もしかしたら…夜女が恐がるのはここから来てるのかな?


    9 = 1 :



    しかしあれだな…

    誰も来なくて…寂しいな…

    まあこれで落ちる心配もなくなったわけだし…いいんだよな…

    10 = 1 :


    夜女を膝に抱えてベッドに座る。この格好が夜女は一番好きなんだ。手と手、顔と顔、唇と唇。
    重ねられるものは全て重ねる。そうすることで夜女は安心するんだ。

    ちゅっ…
    「ん……おーくん……」
    「夜……」
    ちゅっ…

    キスは好きなんだ。それは分かっている。それならば俺はそうする。


    この一ヶ月でわかったこと。

    夜女は体温を欲しがっていたんだ。ずっと…こうやって寄り添ってくれる人を探していた。

    夜女の持っている唯一のお父さんとお母さんのアルバム。それを見せてもらった。どの写真もバックは暗闇で…
    太陽の写る景色は一つもなかった。どの写真も、夜女はお父さんとお母さんに引っ付いていた。泣いてる写真も、
    笑っている写真も。綺麗なお母さん。夜女の柔らかい髪はお母さんの遺伝だろう。背の高い頑固そうなお父さん。
    夜女に聞けば…夜女の腰の辺りにある小さな蝶のような神秘的なアザはお父さんの遺伝らしい。こうやって少しづつ
    夜女を知っていく…これからはこのアルバムに、俺と夜女の写真を増やしていくんだ。だからバイトしてカメラを買った。
    安物のデジカメだけど…これでまた思い出が作れるんだ。

    「おーくん……私のこと好き?」
    「うん。大好きだよ……夜は?俺のこと愛してる?」
    「うんっ!大愛してる!」
    「はは、なんだよそれ?」
    「だっておーくんが大好きって言ってくれたから……///」
    「ふふっ……ほんといちいち可愛いな……」
    ちゅっ…

    「さてと、そろそろ出発しますか?お姫様?」
    「はぁーい。じゃあね?おでかけキスして?大人キス!」
    「うん……」
    ちゅっ…ちゅ…

    「……行こう?」
    「////うんっ!大好き!」
    ちゅ!

    夜女とお出かけ。今日はまたあの街に――

    11 :

    徐々に書き込みが増えてくる

    それがパー速クオリティ!

    12 = 1 :

    あれか・・・
    VIPに行って避難所に移動したよーとか言ったほうがいいのか・・・・
    でも図々しいような・・・どうなの?

    13 :

    >>1 乙。保守小説垂れ流してた者です。
    そろそろVIPも落ち着いてきたしスレ立てても大丈夫そう。
    まぁ見てくれてた人達が保守してくれるなら、の話だが。

    14 :

    生きてたのかおまいらwwwww

    15 :

    まとめ無いの?

    16 :

    【星がきれい】

    夜女と駅にやって来た。思えば…あの食器なんかを買いに行って以来か…電車に乗るのは。

    「うふふー」
    「?なんか楽しそうだね?」
    「え?わかる?」
    「もちろん」
    「えへへ、電車好きなの。なんか街がすっごいスピードで遠くなるのが……」
    「子供だ」
    「!!ち、違います!!」
    「ふふっ、どうだか?」
    「あー、バカにしてるなー?子供じゃないもん!一人でも乗れます!」
    「あらそう?じゃあ切符買ってきてよ?」
    「え?あ、うん」

    夜女にお金を渡す。そのまま券売機に走っていった。

    …おっと…そうそう。その駅……あ……戻ってきた…

    「…」
    「…」
    「……わかんない……」
    「……ふふっ」
    「うぅ////」
    「はは。大丈夫。ちゃんと教えたげるからさ?」
    「こっ、子供じゃないよ?知らなかっただけだよ?」
    「分かってる。知らないんじゃ仕方ないさ。知ろうとしてるから大丈夫。でもなぁ、子供じゃないだったら
      もう抱っこも卒業かな?ん?」
    「……それとこれとは別なの!おーくんのいぢわる……」
    「おっと!ごめんごめん。ほら。膨れないで?」
    「ぷー……」
    ぎゅー!
    「ほら、ごめんなさい」
    「///許したげる!」
    「ふふっ。ありがと」
    ちゅっ。

    はい。バカップル。いいさ、どうせ誰も見てないだろ?


    18 = 16 :

    そろそろ人が集まってきましたね。しかし…
    今から明日の夜まで…もしかしたら明後日の朝までお出かけします。
    でもここならスレが落ちる心配もないからゆっくりできますね。
    どうしよう?帰ってきたらVIPに立てに行こうか?なんかそのほうがいいみたいですね。
    もしくは他の人に立ててもらって…ほかのお話を進めて頂いたほうがいいのかな?お任せします。

    とりあえず、行ってきます。

    19 :

    まさかこっちにたっていたとは。予想だにしなかった

    20 = :

    >>1見ーつけたっwwwwww

    どうも、【夜女】の人です
    スレ立ての予定としては、明日の朝くらいを目安にしていたのですが
    >>1も小説の人も都合が悪いみたいなので、明後日の朝に立ててみようかと思います
    もうさすがに大丈夫だと思うが、VIPの現状を把握してみるテストで

    では、報告でした

    21 :

    >>20
    ただいま。帰ってきました。とりあえず用事は早く終わったのですが、丸二日寝ていないので
    これからちょっと眠らせていただきます…恐らく24時までには起きると思います。そのときに
    立てられそうだったら立ててみますね。だめだったら明日のあさでも大丈夫です。
    いろいろしてもらってすいません…おやすみノシ

    22 = :

    >>21


    後、スレ立ての件ですが……ダメでしたwwww
    一時間ほど粘ったんですが、全く立たなかったので、>>1にお願いしたい

    >>1の都合の良い時間に頼む。ワクテカしてるんだぜwwwwww

    23 :

    >>22
    だめだ…こっちも無理っぽいです。全然立てられません…
    どうしよう…

    26 = :

    >>25
    乙です

    反論もあるようですが、スクリプト来ないだけましですね

    暇見つけて現行スレにも顔出します

    では

    28 = :

    >>1 が立てたスレッド 新ジャンル「夜女」

    >>1 のを含め初期の3作品の1つを、ここに載せていきたいと思います

    タイトル【夜女】

    ※更新は不定期です。その為、ここに逃げてきました
    気長にお待ちください

    では、スタート

    30 = :

    >>29
    あ、いや…すみません

    初見の方用に、最初から始めるつもりなので、知ってる方はつまらないかと…

    まさか、人がいるとは思ってなかった
    本当にすみません

    では、始めます

    31 = :



    「男くん、起きて……」

    「うん? 誰だよ?」

    「私の名前は『女』」

    「女? ……知り合いか?」

    「うん、そう」

    「いや、俺は知らないけど」

    「お話するのは初めてですね、うれしいです」

    そう言い、少しはにかむ
    彼女の前髪の間から覗ける笑顔に、胸が一瞬高鳴った

    32 = :

    >>31
    「やっぱり知らねぇ……」

    「そんなことはいいから、お話しましょうよ!」

    はぐらかされたのか、本当に嬉しいのか
    彼女は興奮しているように見えた

    ……まぁ、悪くない
    俺は女の子と、こんな風に話したことがなかったから

    「って、あれ?」

    「どうかしたんですか?」

    ――ピピピ ピピピ

    「ちょ、ちょっと待て!」

    「あ……



    「はっ!!!!」

    「朝、か……」

    いつも通りの日常が明ける
    時刻は AM06:02
    これから、平凡な日々が始まる

    「何か、楽しかったような……」

    夢……?
    よく思い出せない

    「コーヒー……」

    コーヒーをいれる
    ゆっくりと喉に流し込み、まだぼやけた頭をすっきりさせた

    「はぁ……会社行かなくちゃな」

    33 = :

    >>32
    「おはようございまーすっ」

    同僚「おっす! おはよー」

    上司「おう」

    この職場には女っ気がない
    仕事も単調だ
    入社したての頃が懐かしく感じる

    「はぁ……」

    黙々と時間だけが流れていった


    「ただいま~」

    (って、俺だけしかいないっての)

    「……」

    ――チンッ

    「熱っ!!」

    (たまには……味噌汁でも飲みたいな)

    「……」モグモグ




    「こんばんは☆」

    「……君、誰?」

    「えっ……?! むー」プクー

    「いや、オマエ誰だよ! 何で怒ってんの?!」

    「……昨日お話しましたよ」♯

    「昨日……」

    「そうそう!」

    「……?」クィッ

    「首傾げないで下さいよぉっ!」

    34 = :

    >>33
    「記憶にない」

    「キッパリ……」ガクッ

    「そんな落ち込むなよ……」

    肩をがっくりと落とし、首をフルフル振っている
    オーバーリアクションする奴だと認識した

    「……まぁ良いです」

    「そうそう! 元気出せって……オマエ誰だよっ?!」

    「……もう良いです」ウルウル

    「泣いちゃった」
    「貴方のせいですよっ!!」

    (あ……口に出ちまった)

    「えー、コホン」

    「だから、おm――」

    「私の名前は女です。よろしくお願いします」

    「女……」

    (何だ? 聞き覚えがある)

    「もう良いです、今日は帰ります」

    35 = :

    >>34
    「は? いったい――





    「……」

    寝返りをうつ
    闇に光る文字盤が示す時刻は AM03:14

    (まだ眠れるじゃねーか)

    布団を顔まで深く被りなおす。溜め息も同時に深く吐いた
    今は、はっきり覚えている

    (女……か)

    最後に見た顔は、泣いてるように見えた

    (馬鹿だな……俺は)

    夢の中の出来事なのに、胸がチクチクと痛んだ


    ――ピピピ ピピピ

    「……」

    ――ピピピ ピピカチッ

    「……コーヒー」

    あれからあまり眠れなかった。疲れがとれない身体を起こし、のそのそ動き出す
    今日は辛い1日になりそうだ



    「……はよーございます」

    同僚「おぉ! ……元気ねーじゃん」

    「……はは、あまり寝てないんですよ」

    同僚「あははwwwwww 夜頑張りすぎだってww」

    「相手がいませんってww 寝付けなくてね」

    36 = :

    ここって、ww(ダブリュー)が増えるんでしたね…

    実際は、半分の数です。そんなに笑ってないので、脳内変換して下さい

    37 = 29 :

    半角にしたら増えないよw
    微妙な感じになるけどwwwwww

    38 = :

    >>35
    同僚「ま、頑張ろうぜwwwwww」





    「ただいまー」

    「……おかえりー」

    「……」

    ――チンッ

    (酢豚食いてぇな……)



    食事も済み、風呂に入った後は眠るだけ
    ……昨日の夢が蘇る

    もし、また見れるなら
    彼女の夢が見れたなら……良いなと思う自分がいる
    伝えたいことがある。また会いたい
    深く目をつむり、息を深く吸い込んだ





    「こんばんは」

    「……こんばんは」

    「あれ? 慣れました?」

    「もう来ないかと思ってた。待ってたぜ」

    「……」

    「……何故赤くなる?」

    「……////」ボフッ

    (うおっ?! ……さすが夢だな。顔が爆発したぜ)

    「え、えと……その……////」

    「ちょ、待った!」

    39 = :

    >>37
    おお! ありがとうございます

    半端ですが……それで通して行きたいと思いますwwwwww

    なるべく伝わりやすいようにw

    40 = :

    >>38
    「は、はいっ!!!」

    「……昨日は悪かった」

    「はい?!! あ、あぁ……」

    (いちいち、オーバーな奴だな)

    「今日は覚えてるんですね」ニコ

    「ん? ああ」

    (女が心配だったから……これは臭いな)

    「?」クィッ

    (可愛い仕草取るなよ……)


    ふと、沈黙になる。何を話せば良いのかわからなかった
    伝えたいことは伝えた。はっきり言えば……もう、用事がない
    俺は、そんなことを考えていた


    「一昨日の事……」

    「はぁ?!」

    「!!!」ビクッ

    「あ、あぁ……すまん、続けて」

    「は、はい……」

    (やば! やばいぞ俺!! テンパってるぅぅぅぅぅぅ)

    「そ、それでですね……」

    (よく見るとこいつ、結構可愛いし……)

    「一昨日の事なんですけど……」

    (うぅ……意識しだしたら、緊張してきたぞ?)

    「それは覚えてますか?」

    「ん? あぁ……」

    (ん? 今は何の話しだったっけ?)

    41 = :

    今日は終了

    次回から、昼でも夜でも暇を見つけて投下して行きます

    では

    42 = 29 :

    乙。VIPはドラゴン圧縮チック

    45 :

    >>1さん
    頑張ってクダサイ。
    今までROMってましたけど応援してますよー

    46 = :

    まとめが出来たから、正直いらないかも……と思ったが
    再編集しているので、やっぱり続けますね

    違いを探すのも楽しいかも
    個人的にダメ出し修正なんだがww

    47 = :

    >>40
    「……良かったぁ☆」

    「え、何が?」

    「私、本当に心配だったんですよ? 男くんが覚えてないならどうしようって」

    「あ、その話か」

    (覚えてる……事にしとこ)

    「どれだけ気がかりだったか、わかりますか?」プクー

    「……知らんよ」

    「また酷いこと言うー」

    ――ポカポカ

    「ちょwwwやめwwwww マジで痛いじゃねーかっ!!!」

    「当たり前ですっ」#

    「当たり前じゃねーよ……ははwww」

    「クスッw」


    「あはははははwwwww」


    心底笑った。この感覚は久しぶりだ
    不思議と緊張はほどけ、彼女のペースに飲まれていく
    いや、俺と合うんだ。波長とでも言うのか

    「それでさ、何で夢に出てくるの?」

    「え……?」

    「いや、迷惑とかじゃないよ」

    「ふぅ……」


    これも不思議な感覚だ
    彼女の気持が、とっさにわかる
    何故だろうか……夢、だからかな?

    48 = :

    >>47

    修正
    >彼女の気持が、とっさにわかる → 彼女の気持ちが

    49 = :

    >>47
    「私が……会いたかったから……かな?」

    しばらくして語り出した女のそれは、拍子抜けするほど単純な理由だった

    「それだけかよ」

    「違いますよ!! お話したかったし、もっと男くんを知りたかったし」

    「いや……」

    (そういう意味じゃないんだが)

    一生懸命、嬉しいことを言ってくれる女。でも、俺が聞きたい事はそれじゃなかった
    君は、いったい……

    「それに……」

    「……うん?」

    「……私を知って欲しかった」

    「女……」

    最後に悲しげな表情
    きっと本心なのだろう。だが、場が切ない空気に包まれる
    なんだろうか、この不安は?

    50 = :

    >>49
    「君は……」

    「もう時間ですね」

    「え?」

    「また……ね」ニコ

    ――ピピピ ピピピ

    「待っ――





    ――ピピピ ピピピ

    「……」

    嫌な音が響きわたる。朝の始まりは嫌いじゃなかった
    でも、今は

    ――ピピピ ピピガッ!!

    「……くそっ」

    力強く、目覚ましを切る。女の顔は……寂しそうなままだった

    会社に、行かなきゃいけない……



    「おはよーございまーすっ」

    同僚「うお!! 今日は元気じゃん?」

    「ええ、まぁねw」

    (『また……ね』って言ってたからな)

    それだけで、今日は頑張れる気がした


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