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    元スレ提督「安価で艦娘の相談に乗る」

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    101 = 77 :

    提督「うーん。少し聞きたいけど、本気で悩んでんの?」

    秋津洲「……割とそうかも。誰でも倒せるイ級すら倒せなくてたまにへこむかも」

    提督「秋津洲、めちゃめちゃ弱いもんなあ」

    秋津洲「うぅ……。そんなはっきりいわないでほしいかも。だから強くなろうとしてるのに」

    提督「そうだな。はっきり言うわ。無理だ」

    秋津洲「……え?」

    提督「戦艦みたいに強くなりたいってのは無理だ。いや、駆逐艦ですら無理だ。ゴリラが空を飛べないようにな」

    秋津洲「て、提督は意地悪かも……。もうちょっと言い方ってもんがあると思うかも」

    提督「そんなお前が強くなりたいって言うんだもんな」

    秋津洲「……」

    提督「……強いな。秋津洲は」

    秋津洲「……へ?」

    提督「ルサンチマンこじらせて、ただ強者に嫉妬するだけなら誰にでもできる。でも秋津洲は自分の弱さを認めて、誰かのために強くなろうとしてる。強いよ秋津洲は」

    秋津洲「つ、強いって……。あたし、攻撃もそんな得意じゃないし、火力もないし」

    提督「俺が強いって言ってるのはスペックじゃない。その精神だよ」

    秋津洲「精神?」

    提督「おう。ニーチェも言ってたよ。神は死んでもお前みたいな超人は生き残るってな」

    秋津洲「……」

    提督「がんばれ。秋津洲。誰にでも出来ることが出来なくても、お前にしか出来ないことを何かひとつ見つけたらいい。そしたらお前は最強だ」

    秋津洲「ありがとう、かも。提督」

    提督「それにな……」

    秋津洲「それに?」

    提督「この鎮守府でぶっちぎりの最弱は俺だからな。まるゆにすら負けるからな」

    秋津洲「……ぐぅの音も出ないかも」

    102 = 77 :

    夢の続きが気になってきたから終わる。四時間で三人か。もう筆の遅さは諦めるか。

    みんなマジ感謝。お疲れ様でした。

    104 :

    もう更新はしないの?

    105 :

    提督「まるゆー腕相撲しようぜ。ハンデとして俺右腕しか使わねえから。っていって普通に負けた」

    ↓1 艦娘

    ↓3 相談内容

    106 :

    不知火

    107 :

    みんなからぬいぬいと呼ばれて少し恥ずかしい

    108 :

    睨んでるつもりもないのにそう言われる

    109 :

    海防艦から怖がられる

    110 = 105 :


    不知火「……」

    提督「……」

    不知火「……」

    提督「……あの」

    不知火「不知火に何か御用ですか?」

    提督「いや、俺が聞きたいよ。何で相談に来たのに黙ってんだよ」

    不知火「……」ギロッ

    提督「あ? てめえなにガンつけてやがる。どこ中だコラ」

    不知火「……」ギロギロッ

    提督「本気でやる気かてめえ。待ってろ。今労災の療養給付と休業補償給付の請求書書くから。もちろん俺のな」

    不知火「……や」

    提督「……や?」

    不知火「やはり司令にもそう見えるのですか……」

    提督「え?」

    111 = 105 :

    不知火「いつもそうなのですが、睨んでるつもりもないのにそう言われるのです」

    提督「まあうん。そうだね」

    不知火「すぐに訂正すればいいのですが、不知火はあまり雄弁な方でもありませんし……。司令、不知火はどうすればいいでしょうか?」

    提督「……そうだな。困るよな。このままじゃ怖いやつだと勘違いされちまう」

    不知火「ええ、そうなのです」

    提督「ほんとは心優しい普通の女の子なのにな」

    不知火「ええ。……え?」

    提督「ほんとは雨に濡れた子犬を放っておけない奴だしな。こっそりミルクを持ち出したりして。あとで間宮さんに怒られるような奴だしな。それに」

    不知火「な、な、な……」

    提督「……たまに見せる笑顔がすっごい可愛い」

    不知火「ふふ……。不知火を怒らせたわね」

    112 = 105 :

    提督「俺が何がいいたいかわかった?」

    不知火「……わかりません」

    提督「要するに知り合って日が浅い俺でもほんとの不知火のことをこれだけ知ってるってことだよ」

    不知火「……!」

    提督「他人からの評価は、表情や言葉なんかより、行動によって決まると俺は思ってる。大丈夫だ。最初怖がられたとしても、みんな不知火のことを心優しい女の子だと思ってくれるよ」

    不知火「そう、でしょうか?」

    提督「もちろんだ」

    不知火「……ありがとうございます司令」

    提督「ああ」

    不知火「……ところで知り合ってまだ間もない司令は、不知火のことをどうお思いですか?」

    提督「間宮さんに怒られてるときに、強がって睨んでたけど涙目になってたのが可愛かった」

    不知火「沈め」

    113 = 105 :

    提督「軍隊に労災は適用されない。もはやこれは常識」

    ↓1 艦娘

    ↓3 相談内容

    114 :

    皐月

    115 = 107 :

    ボクって女の子らしくないかなあ?

    116 :

    女の子にモテたい

    118 = 105 :

    皐月「こんにちは司令官! 皐月だよっ!」

    提督「俺はご存知、司令官だ」

    皐月「きょ、今日はさ、ちょっと司令官に聞きたいことがあってきたんだ……」モジモジ

    提督「もちろん構わんぜ。司令官だからな」

    皐月「こ、恋のはなしなんだけどいいかな?」

    提督「……恋バナかー。あんまり得意じゃないけど任せてくれ。司令官だしな」

    皐月「司令官にこんなこと言っちゃうの少し恥ずかしいんだけどさ……」

    提督「俺に任せておけ。司令官故にな」

    皐月「実はボク女の子にモテたいんだ!!」

    提督「いや、なんでだよ」

    119 = 105 :

    提督「なんで同姓にモテたいんだよ。ちょいちょい司令官推してたの忘れるくらい素になったわ」

    皐月「えー。わっかんないかなあ。この気持ち」

    提督「わかるわ。なんだったら今日一わかるわ。この鎮守府の誰よりもわかってるわ」

    皐月「さっすが、司令官! わかってくれる?」

    提督「だからわかんねんだよ!」

    皐月「えぇ……。どっちなのさ」

    120 = 105 :

    提督「とりあえず、なんで女の子にモテようと思ったの? まずは経緯を教えてくれ」

    皐月「実はさ、最近睦月型のみんながボクとあんまり遊んでくれないんだ」

    皐月「いや、ちゃんと遊んでくれるんだよ? でも新しい子たちも増えてきたしね。昔と比べて遊べる機会が減ってきたんだよ」

    皐月「もしかして、ボクより新しい子のほうが好きになっちゃったのかなー。なんて思ったりして。えへへ」

    皐月「……だからボクの魅力でみんなを振り向かせれば、またみんなと遊べるようになるかもしれない」

    皐月「だ、だから司令官に教えてほしいんだ! どうやったら女の子にモテる様になるの!?」

    提督「……」

    提督「あー……このパターンか」

    121 = 105 :


    提督「幼い頃は恋愛感情と友情とがごっちゃになるしなー。俺も昔は親友が他の奴らと遊んでるのみてイラついてたなー」ウンウン

    皐月「何ぶつぶついってるの?」

    提督「あー悪い悪い。で、モテ方だっけ?」

    皐月「そうだよ! 司令官なら知ってるでしょ!?」

    提督「もちろん知ってる。俺はモテモテだからな」

    皐月「やっぱり司令官は頼りになるっ! で、どうすればいいの?」

    提督「うむ。一言で言えば場数だ」

    皐月「場数?」

    122 = 105 :

    提督「女性にモテようと思ったらまず女の子に慣れることが重要だ」

    皐月「……慣れることかあ」

    提督「皐月の例で行くとだな……。睦月型のみんなが他の新しい子と遊んでばっかりいるってことだろ?」

    皐月「う、うん」

    提督「だったらその子たちと仲良くしろ」

    皐月「え? な、なんで? ボクは睦月型のみんなにモテたいのに……」

    提督「だから場数だ。いきなり本命に行くよりも、まずは経験値を積むべきだ。お前だってまずは近海のイ級で場数を踏んだろ?」

    皐月「……あ、そっかあ」

    提督「そうやっていっぱい新入りたちと仲良くしてみろ。そんでみんなと友達になれ。そしたらお前もモテモテだ。俺みたいにな」

    皐月「うん! わかったよ司令官! ありがとう!」

    123 = 105 :

    提督「春秋に富むとはあいつみたいな奴のことを言うんだろうな。皐月だけに」

    ↓1 艦娘

    ↓3 相談内容

    124 = 117 :

    望月

    125 :

    皐月にモテたい

    126 :

    うえ

    127 :

    >>117

    128 = 105 :

    望月「よーっす。司令官」

    提督「よっす」

    望月「相談に乗るなんてよくまあそんなめんどくさいこと始めるねえ」

    提督「俺も今絶賛後悔してるよ」

    望月「ん~。まっ。どうでもいっかあ。がんばってね~」

    提督「おう。ありがとさん」

    望月「じゃあね~」

    提督「……待て待て。相談に来たんじゃないの?」

    望月「え~。もういいっしょ」

    提督「いいの?」

    望月「……いや、だめ」

    提督「めんどくせえな。ほら聞いてやるからとっとと言え」

    望月「んーまあ、司令官にならいってもいっか」

    提督「おう。なんだ?」

    望月「簡単に言っちゃうと、皐月にモテたいんだけど」

    提督「……そうくるかよ」

    129 = 105 :

    望月「司令官はあんまりモテそうじゃないし~。あんまりこういうこと詳しそうじゃないけど、唯一の男だしモテ方とか知ってるかなーって思って」

    提督「はったおすぞ、てめえ」

    望月「あはは~。めんごめんご。で、どうすればいい?」

    提督「えーっと、その前になんで同姓、というか皐月にモテたいの?」

    望月「ん~。何か最近皐月寂しそうなんだよね~。だからまあそういうのもいいかなって。めんどくさいけど」

    提督「……あー」

    望月「皐月にあんな顔されるとさ、さすがのあたしも寝覚めが悪いってもんよ」

    提督「うん。そうだな。うん」

    望月「だからここに相談に来たってわけ。皐月にモテるためにいい知恵ない?」

    提督「……ある。超ある。俺モテモテだから」

    望月「おぉ~。何々?」

    提督「簡単だ。一緒にいてやればいい」

    望月「へ?」

    130 = 105 :

    望月「それだけ?」

    提督「それだけとは何だ。これは科学的法則に基づいたアプローチだ」

    望月「ほんとに?」

    提督「ほんとほんと。単純接触の原理っていってな。顔を合わせる回数が多いほどその人に好意を抱くようになるんだ」

    望月「ふーん」

    提督「だからできるだけ一緒にいてやれ。寂しい顔してるなら望月が寂しくないようにしてやればいい」

    望月「……そっか。そうだよな。なんでそんな簡単なことにも気づかなかったんだろ」

    提督「力になれたんならよかったよ」

    望月「ん……。正直ぜんぜん全く、一ミリも期待してなかったけどありがと司令官」

    提督「望月の中の俺の評価低すぎない?」

    131 = 105 :

    今日は終わるか。何かまじめに相談に乗ってしまった。お疲れ様でした。

    133 = 107 :

    乙です

    134 = 114 :

    皐月と望月が仲良さそうで何よりです

    135 :

    提督「よく考えれば、あいつら一緒に並んでたんだな。それなのにわざわざ俺に相談するなんて不器用でめんどくさい性格してんな。ほんと」

    ↓1 艦娘

    ↓3 相談内容

    136 :

    137 :

    雷が怖い

    138 :

    ピーマンが苦手で食べられない

    139 :

    お世話させてほしい

    140 :

    駆逐艦しか出ねえ
    ロリコンだらけか

    141 = 135 :

    「司令官」

    提督「うん」

    「私はこの鎮守府に来て長いわ」

    提督「そうだね」

    「そう。言わばこの鎮守府のお母さん的存在。オカンと言ってもいいわ」

    提督「まあね」

    「最近じゃ新しい子にも頼られちゃって……。だから私もっと、もーっとがんばろうと思ったの。思ったのよ……」

    提督「えらいじゃないか」

    「でもね、司令官……。私ね、私……」グスッ

    提督「……」

    「ピーマンが食べられないの」

    提督「何の話!?」

    142 = 135 :

    「いやだからピーマンが食べられないの」

    提督「……それだけ?」

    「そうよ」

    提督「さっきまでの前フリなんだったんだよ」

    「新しい子も来たからがんばらなくちゃなーと思ったの」

    提督「……」

    「……」

    提督「……」

    「……あ、それだけよ」

    提督「思っただけなの!?」

    143 = 135 :

    提督「……ま、気を取り直して。ピーマンだめなのか?」

    「そうよ。だめなの」

    提督「何がだめなの? 味?」

    「うーんそうね。強いて言うなら味ね。あとは食感とか。形もなんか毒りんごっぽくてね」

    提督「全部と」

    「食べると悪寒がするわね。あ、オカンだけにね」


    提督「重症だな。……さて、どうしよっか。雷はどうなりたい? 食べれるようになりたい?」

    「え? う、うーん。正直食べなくても死ぬわけじゃないし……。食べずにすむんならそれでいいかなーって」

    提督「じゃそれでいいだろ」

    「え? いいの?」

    提督「うん。いいよ」

    144 = 135 :

    「てっきり好き嫌いするなって言われるかと思ったのに」

    提督「そりゃ好き嫌いしないに越したことはないけどな。なんだかんだいってみんな嫌いなものくらいあるよ。俺だってホウレンソウが嫌いだしな」

    「そうなんだ……。大人って好き嫌いなんてないものだと思ってた」

    提督「あるよ。超ある」

    「……だったらなんでみんな好き嫌いするなって言うんだろ?」

    提督「俺が思うに可能性をつぶさせない為だよ」

    「可能性?」

    提督「そう。可能性。例えば雷は間宮のアイスが好きだろ?」

    「うん! 甘くって冷たくって大好きよ!」

    提督「そうだろ? でもピーマンは嫌いだろ?」

    「うん。苦くってグシュグシュしてて……。ピーマンは嫌い。見るのもいやだわ」

    提督「じゃここにとっても甘くて冷たいピーマンがあるとしよう。このピーマンを雷は食べる?」

    「え!? そ、そんなのあるわけないじゃない!」

    提督「どうしてそう思ったんだ? 世界中のピーマンを食べてみたのか?」

    「い、いや、食べてないけど」

    提督「あるかもしれないだろ? 世界中を探したら」

    「……確かに」

    145 = 135 :

    「……でもやっぱり食べないと思う。だって見た目がピーマンだもの」

    提督「だよな。でももし食べたらすごく感動すると思わないか?」

    「うん! きっとするわね! 見た目ピーマンで味がアイスなんて面白いもん!」

    提督「そうだろ? やっぱり。でもピーマンが食べられなかったばっかりにそのチャンスがなくなってしまった」

    「……それが可能性をつぶされてるってこと?」

    提督「すげえ大げさに言えばな。俺も今までホウレンソウを食べなくても何とかなってきたよ実際。でももし食えてたら、筋骨隆々でパイプを吹かしてたかもしれないだろ?」

    「う、うーんそうかな」

    提督「ああ。もしかしたらな」

    「……司令官の言うことはまだあんまりよくわからない、けど」

    提督「…… 」

    「次にピーマンがでたら、一口だけでも食べてみるね。ほら、もしかしたらアイスの味がするかもしれない。そうでしょ?」

    提督「ああ。違いない」

    「……でも筋骨隆々の司令官かー。もしそうだったらみんな捨て置かんでしょうね……」

    提督「だろ?」

    「あ、オカンだけにね!」

    提督「さっきの聞こえなかったわけじゃねえから」

    146 = 135 :

    提督「後世畏るべしですなあ」

    ↓1 艦娘

    ↓3 相談内容

    147 :

    五十鈴

    148 :

    阿武隈がすっかり五十鈴お姉ちゃんに頼らなくなって寂しい

    149 :

    胸の成長が止まらない


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