元スレリンク「でぇじょうぶだ、時のオカリナでみんな元に戻れる」
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451 = 1 :
ザパーン!!
ウミガメ「ぶはー! 久しぶりの外の空気じゃー!」デーデーデーデー デーン
チャット「ぎゃああああ!?」
ゾラリンク「な、なんだあこのでっけえのは!?」
ウミガメ「ほう、おまえさんゾーラのくせにウミガメを見るのは初めてか?」
ゾラリンク「ウリゴメ? なんか旨そうな名前だな」
ウミガメ「ウミガメじゃよウミガメ。……それはさておきルルよ」
ルル「は、はい?」
ウミガメ「先代もそうじゃったがおまえさんもなかなかええチチと尻をしとるのう! フェッヘッヘ」ヒヒヒ
ルル「」ガクッ
チャット「な、なによあのスケベジジイ!?」
ゾラリンク「あ、オラ知ってるぞ。それセクハラっちゅーやつだろ」
452 = 1 :
ウミガメ「いやはや、ゾーラのおなごはピチピチギャルばかりじゃがルルはその中でもとびっきりのピチピチギャルじゃよ。サカナだけに」
ルル「うう……」カァアア
ゾラリンク「赤くなってんぞ」
チャット「こら、スケベジジイ! それ以上女の子にセクハラ働いてんじゃないわよー!」
ウミガメ「なんじゃ黄色妖精、ワシはチチも尻もない妖精に興味は無いんじゃがの」
チャット「なんですってー!?」キーッ
ゾラリンク「お、落ち着けってチャット」
453 = 1 :
ルル「あの……あなたは私のことを知ってるのですか?」
ウミガメ「うん……? 驚くことはないぞい。ワシは眠っていてもこの海で起きたことは全てお見通しなのじゃ……」
ウミガメ「それこそおまえの体重からスリーサイズ、好きな男のタイプまで全てお見通し……」
ルル「……」つツボ ぶん
ウミガメ「ひょおう!?」ガチャーン
ゾラリンク「はは、スケベなヤツだなコイツ」
チャット「ねえ、コイツやっちゃっていい!? いいわよね!?」
454 = 1 :
ウミガメ「う、うむ、どうやらルルは混乱しているようじゃな。まあ無理もないが……」ドクドク
ゾラリンク「おめぇ血がでてっけどだいじょうぶか」
チャット「ほっときなさい」
ウミガメ「さてさてあまりゆっくり話をしている時間はないんじゃ」
ウミガメ「さあゾーラの誇り高い戦士の子よ……」
ゾラリンク「へ? オラか?」
チャット「アンタ以外に誰がいるのよ!」
ウミガメ「沖のグレートベイがおまえの力を必要としておる。早くワシの背中に乗るのじゃ」
ゾラリンク「おめぇの? それじゃ、神殿まで運んでくれるってのか? そりゃありがてえぞ!」
チャット「そっか、神殿の道っていうのはこのスケベ亀のことだったのね」
ゾラリンク「んじゃ、遠慮しねえで乗るぞ」フワッ
ルル「!? ミカウ、あなた空を……」
ゾラリンク「ルルだったな。オラちょっと神殿で悪さしてるヤツをとっちめてくるからさ、わりぃけど後のことは頼んだぞ」
ルル「ミカウ、待って! 私、声が!」
チャット「だいじょうぶよ! 神殿はコイツに任しときなさい!」
ウミガメ「それじゃ出発するぞい」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ルル「あ……ミカウ……」
ルル「……気をつけて……」
455 :
ルル可哀想だよな…卵が戻ってきたのが救いか
456 :
人造人間21号いいよね(おっぱい)
ランチさんの次に好きだよ(おっぱい)
投下します
457 = 1 :
グレートベイの神殿
ゾラリンク「スゲー嵐だったけどようやく着いたみてえだな! それにしてもなーんか冷たい感じの神殿だな」コンコン
チャット「そうね……。ここまで人工的な造りの神殿も珍しいわね」ペタペタ
ウミガメ「この神殿は水路を利用した仕掛けが多い。ゾーラ族でなければ攻略は不可能とされておる。ま、がんばりなさい」
ゾラリンク「おう! ありがとなウリゴメ!」
ウミガメ「だからウミガメだと言っとろうが」
458 = 1 :
中央広場
チャット「うわーおっきい水車! これで水流を変えてるのね」
ゾラリンク「なんかややこしいぞ……親玉の気も掴みづれえし、どこにいんだ?」
チャット「神殿の邪悪な魔力がその気っていうのを掴みづらくしてる可能性があるわね! 徒歩で頑張るしかないわ!」
ゾラリンク「やるっきゃねえか。それじゃとっとと奥の部屋に……」
バイオデクババ「シャアアアア!!」グワッ
ゾラリンク「なんだコイツ? デクババが水んなかにいるぞ」
チャット「そいつは遠くからぶっ飛ばしちゃえば問題ないわよ」
ゾラリンク「そっか、ほいっ!」ポヒー
バイオデク「シャアア!?」チュドーン
459 = 1 :
ボムチュウ「キキキキッ!」ヴイーーン
ゾラリンク「おっと、あぶねえなおめぇ。そりゃっ!」ドゥン
ボムチュウ「ギビャッ!?」ドカーン
ゾラリンク「なんか妙なモンスターばっかだぞ。今のもすげえ顔してたしよ」
チャット「確かに……ちょっと気味が悪いわね……」
ブヨブヨ……
チャット「あら、何かしらこのアワ……」ソーッ
ゾラリンク「むっ」
ゾラリンク「上か!!」
チャット「えっ!? な、なによ!?」
ワート「ギュギュギュギュギュッッ!!」ズオオオオ
チャット「ぎゃああああ! 目玉のオバケ!?」
460 = 1 :
ワート「ギュオオオオオオ!!」ズモモモモモ
チャット「コイツ、アワなんか纏ってるわ!」
ゾラリンク「また変なヤツが出てきたなー。さすがにありゃちょっと不味そうだぞ」
チャット「の、のんきなこと言ってる場合じゃないでしょ!?」
ゾラリンク「わかってるって! でりゃっ!」ポヒー
ワート「」ボヨヨン
ゾラリンク「あ、あら? 弾かれちまったぞ」
チャット「へ!? ちょ、ちょっとアンタ、まさか手加減してるんじゃないでしょうね!?」
ゾラリンク「いやあそれはねえぞ。アイツ、ちょっとおもしれえな」
ワート「ギョギョギョギョギョッ!!」ズォアッ
チャット「体当たりしてきたわ!」
ゾラリンク「どうやらあのアワアワが攻撃を防いでるみてえだな。それならこうだっ!」キッ
ゾラリンク「ずあっっっ!!」ドォウウンンッッ
チャット「きゃっ!?」
ワート「ギョオオオッッ!?」バツン
ワート「ギョッ!?」キョロキョロ
ゾラリンク「よし、アワが全部取れたぞ!」
461 :
バイオデクババはトラウマ。根っこだけ切ると這い回るし
あと掴んでくる手?も嫌だった
462 :
歯ごたえある難易度だよなここ
463 :
ワート「ギョ、ギョギョギョギョギョッ!」ジタバタ
チャット「わっ、暴れだしたわ! アンタ早くやっちゃいなさいよ!」
ゾラリンク「よーし任せとけ。んじゃトドメいくぞっ!」ヒレカッターシャキン
ワート「ギョオオオッッ!!」グワアッ
ゾラリンク「ずりゃっ!」
スパーン!
ワート「ギョ、ギョッ!?」マップタツ
ドチャッ ブッシャアアアアアア
チャット「う……」
ゾラリンク「わ……やっぱあぶねえなこのヒレ」
464 = 1 :
通路
ゾラリンク「おっかしいな、こっから先は行き止まりみてえだぞ。もしかしてオラたち迷っちまったか?」
チャット「うーん、やっぱり水路を通らないと先に進めないみたいね。それじゃ、さっさと飛び込みなさい」ツンツン
ゾラリンク「へ? 大丈夫なんか? なんかすげえ速い流れだぞ」
チャット「今のアンタならそう簡単に死ぬわけないから平気でしょ! ほらグズグズしないの!」
ゾラリンク「や、やっぱおめぇキツいなあ……」ピョン
ジャブン
ゾラリンク「うおっ、思った通りすげえ流れだぞ、勝手にもってかれる! ハハ、こりゃけっこう楽しいかもな!」ゴボボボボ
チャット「ほら見なさい、やっぱり平気じゃないの!」
ゾラリンク「それにしてもなげえ水路だな。一体どこまでつながっ」ゴボボボボ
デキシーハンド「」ガシ
ゾラリンク「ぐえ!?」
465 = 1 :
チャット「ア、アンタだいじょうぶ!?」
ゾラリンク「ぐええええ!? く、首根っこを急に」ゴボボボボ
デキシーハンド「」グイグイ
ゾラリンク「こ、こんにゃろ……! しつけえぞ」バチバチバチ!!
デキシーハンド「ギャアアアア!?」ビリビリビリ
チャット「ぎゃあああああ!?」バリバリバリ
ゾラリンク「あ、わりい」
デキシーハンド「」チーン
チャット「アアアアンタねぇ! 私まで殺す気!?」クロコゲ
ゾラリンク「ハハハ、おめぇ黒妖精になってるぞ!」
チャット「きーーーーーーっっ!!」
466 :
神殿の奥
チャット「だいぶ奥まで来たわね……。アンタ、こっちでホントに合ってると思う?」
ゾラリンク「スイッチを入れたら水の流れが変わったからな、たぶんこっちで大丈夫なはずだぞ」
チャット「それならいいんだけど……」
ゾラリンク「……」
チャット「ど、どうしたのよ、急に黙りこんじゃって」ドキッ
チャット(黙ってればけっこうカッコいいんだけどね……)ドキドキ
ゾラリンク「あぶねえ!!」ガシッ
チャット「へぷっ!?」ムギュ
「シャアアアアアアアアア!!!!」グワオ
ザッブーン!!
467 = 1 :
チャット「な、なによ今の……。サ、サカナ? にしちゃやけに大きかったけど」
ゾラリンク「ウツボなんかよりもできそうだぞ。気をつけねえと水んなかに引きずりこまれちまうぞ!」
「シャアアアア!!」
巨大仮面魚 グヨーグ
デンッデン デンデンデンデン デーン
デンッ デッデッデデン
デンッ デッデッデデン
468 = 1 :
グヨーグ「ギシャアアアアア!!」ザババババババ
ゾラリンク「すげぇスピードだ。だてにボスってわけじゃなさそうだな」
チャット「どうする? 陸から狙い撃ちしちゃえばいいんじゃないの?」
ゾラリンク「いや、下手に撃って外しちまったら神殿ごとオラたちまで潰れっちまうからな。ここは水中戦でいくぞ!」ピョーン ザボン
ゴボボボボ……
グヨーグ「シャッ!?」
チャット「向こうも驚いてるわね!」
ゾラリンク「ワザワザオラたちの方から水んなかに来るなんて思ってなかっただろうからな」ゴボボボボ
ゾラリンク「近付いて一気に叩っ切ってやるぞ!」ボッ
ギャオオッッ!!
グヨーグ「」グパア
グヨーグJr.「ギャギャッ」
グヨーグJr.「キキキッ」
グヨーグJr.「ギギャギャッ」
ゾラリンク「いいっ!?」ピタッ
チャット「く、口から小魚を吐いた……」
469 = 1 :
グヨーグ「ギャオオッッ」
グヨーグJr.「ギャギギャギャッギャギャッ!!!!」
ゾラリンク「うわっ! こ、コイツらなんだ!? まとわりついてくるぞ!」
チャット「そいつらは囮よ! モタモタしてると……」
グヨーグ「ギュオオオオオオ…………!!!!」
ゾラリンク「やべえ、吸い込まれる!? こ、このっ……!!」
チャット「ちょっと、もっとしっかり泳ぎなさいよ! 飲み込まれちゃうわよーーーー!」
ゾラリンク「んなこと言っても……! うおっ!?」
チャット「あっ!?」
バクン
470 = 1 :
グヨーグ「ギャオオッッ」ガジガジ
ゾラリンク「あだだだだっ!? こ、こらっ噛むんじゃねえ!」
チャット「早く電撃で逃げなさいよ!」
ゾラリンク「そ、そうだな。……おりゃっっ!」バチバチバチ!
グヨーグ「……」ガジガジ
ゾラリンク「ありゃ!? コイツ、効いてねえぞ!」
チャット「ウソ!?」
ゴクン
チャット「!?」
471 = 1 :
チャット「の、飲み込まれちゃったわ……」
グヨーグ「げふっ」
チャット「ね、ねえ、ウソでしょ……アンタ、こんなことじゃ簡単にくたばったりしないわよね!?」
グヨーグ「ギシャ……」
チャット「……お、おまえ……!!! よくもリンクを……!!!! ぜったいに許さないわよ……」ワナワナ
チャット「ぜったいに、ぜったいに! ぜーーーーーーーっっったいに許さなーーーーーーいッッッッッッ!!!!!!」グワッ
グヨーグ「」ビクッ
チャット「ぶっ殺してやるーーーーーーーーッッッッッッ!!」ドギャオオオッッ
ペチッ
グヨーグ「……」
グヨーグ「」パシン
チャット「きゃん!?」キーン……ドォオン
472 = 1 :
ガラガラ……
チャット「う、うう……ちくしょう……!! やっぱり私の力じゃぜんぜんダメだわ……!」グググ
グヨーグ「……」
チャット「ち、ちくしょーーーー! もう煮るなり焼くなり好きにしなさい!」
グヨーグ「」ガタガタ
チャット「あら?」
グヨーグ「ブボォエエ!?」ベゴン!!
ドゴォッ!!!
ズドンッッ!!!!
ドギャオオオッッ!!!!!
チャット「な、何が起こってるの!? アイツの身体中からスゴい音が」
チャット「……ま、まさか」
グヨーグ「ボヘエエエエッッッ!?」ゲボッ
「ふう、ひでえ目にあったぜ」シュインシュインシュインシュイン
チャット「あ……あ……!」
超ゾラリンク「どうやらオレを喰うのはおめぇじゃちょっとムリがあったみたいだな」シュインシュインシュインシュイン
チャット「リンクーーーーーーーーッッッッッッ!!!!!」
473 = 1 :
超ゾラリンク「チャット、わりいな。少し心配かけちまったか?」
チャット「……バ、バカァ! 誰がアンタなんか心配するもんですか!」
超ゾラリンク「へへっ、そっか」
グヨーグ「ギョ、ギョ……!?」
超ゾラリンク「おめぇ、チャットをずいぶん苛めてくれたみてぇだな。覚悟はできてんだろうな」
グヨーグ「ギョッ」
超ゾラリンク「一つ言っとくけどな……スーパーサイヤ人になるとちょっと凶暴性が増すんだ……。軽い興奮状態になるんでな……」
超ゾラリンク「あまり手加減できねえぞ」
グヨーグ「ギョッ……ギシャアアアアア!!」グワアアア
超ゾラリンク「だりゃっ!!」ドゴォッ
グヨーグ「ギャアアアアッッ!?」キーン……ドォオン
グヨーグ「ギョギョギョ……」
超ゾラリンク「次はちょっといてぇぞ」
グヨーグ「!?」
超ゾラリンク「はっ!」シャキン
チャット「りょ、両腕のヒレが離れた!?」
超ゾラリンク「ハァアアア……!!」ガシン……ジャキィィン!!!
474 = 1 :
超ゾラリンク「気円斬!!!!!」ブーーーー……ン
チャット「す、スゴい音……!!」
超ゾラリンク「だりゃああああああっっっっ」バシューーーン!!!!!
グヨーグ「ギョッッ!!!????」
ズパァアアアアッッッ!!!!!!
グヨーグ「」
グヨ/ーグ「」ズルリ
ブシャアアアアアアア!!!
チャット「や、やった!!」
デーン デーン
デッデッデーン デーン
デーンデーン
475 = 1 :
ゾラリンク「よし、これでこの神殿も呪いがとけるぞ」フッ……
チャット「ア、アンタねえ! あまりドキドキさせるんじゃないわよ!?」
ゾラリンク「へへへ、わりいな。……それにしてもよ」
チャット「な、なによ」
ゾラリンク「腹の中で聞こえてたぞ。おめぇやっとオラの名前呼んでくれたなあ」
チャット「へ!?」
ゾラリンク「いやーいつもはずっとアンタって呼ばれてたからな!」
チャット「そそそそれがどうしたってのよ!? ア、アンタが飲み込まれちゃって、ビックリしてつい呼んじゃっただけなんだから!」
ゾラリンク「ハハハ、おめぇ赤妖精になってるぞ」
チャット「きーーーーーーっっ!! そんなんじゃないの! か、勘違いしないでよね!?」
グヨーグノナキガラ「アノ,ハヤクトッテクダサイ」
476 = 1 :
巨人の間
巨人「ヴォ、ヴォーヴォーヴォー……」
チャット「友を助けて? わかってるわよ。そのかわり、私たちに協力してよね」
巨人「ヴォ……」ガックリ
リンク「なんか落ち込んでるぞ」
チャット「へ……? な、なんでよ……」
パァアアアアア……
ゾーラの岬
ウミガメ「よくやってくれたのう、戦士の子よ。これでこの海も元にもどるじゃろう」
ウミガメ「……しかし、まだまだ邪悪な気の元は断たれておらぬようだの」
リンク「ああ、呪われてるとこで残ってんのは……」
チャット「谷、ね。いよいよ最後だわ!」
ウミガメ「ウム、あそこはこの海とは比べ物にならんほどの邪気に満ちておる。充分注意するのじゃぞ」
リンク「わかった。あと少しだかんな! 気合い入れていくぞ!」
チャット「その意気よ!!」
477 = 1 :
ルル「あの……」
リンク「ん、おめぇは……」
ルル「ここでミカウという名前のゾーラを見かけませんでしたか? ウミガメさんが戻ってきたから一緒に戻ってると思ってたけど……」
チャット「あ、ど、どうしよう……」
リンク「ミカウの兄ちゃんだけどさ、ちょっとまだ事件が残ってるから帰りが遅くなるってよ」
チャット「アンタ……」
リンク「カーニバルまでには戻るって言ってたぞ。おめぇミカウの兄ちゃんのこと待ってやっててくれねえか?」
ルル「……そっか。ミカウ、まだやることがあるんだね。……だったらしょうがないかな」
リンク「……なあ、よかったら研究所に行ってくれねえか? 博士がルルの子どもの世話してるからよ、母ちゃんの顔を見せてやってくれよ」
ルル「わたしの……子ども……」
ルル「……うん、そうだね。ミカウが戻ってくるまで、皆で元気にしてなくちゃ」
ルル「ボーヤ、ありがとね。わたし、ずっとミカウを待ってるよ……」
--
夕方の海
チャット「あれでよかったのかしら」
リンク「わかんねえ。でも、アイツは一人じゃねえからな。案外なんとかなるんじゃねえかな」
チャット「そうなれば……いいんだけどね」
478 = 1 :
タルミナ上空
キーーーーーン……
チャット「残るは谷だけだけど……もう暗くなってきたわね。アンタ、疲れてない?」
リンク「確かにちょっとハラ減ってきたな……。一回街に戻って休憩すっか!」グギュウウウウ
チャット「そうね、体力を全快にしていかなくちゃ!」
ヒャッハー……!!
マチヤガレー!!
リンク「ん、なんだ?」
ガロ?「観念してミルクを置いてきなーーーー!」
ガロ?「ヒャッハー!!」
クリミア「くっ……!!」
リンク「あれ、アイツ……」
ちょっぴり苦い別れをしたリンクたち。徐々に互いの絆を深める二人の前に何者かに襲われる牧場の娘、クリミアの姿が……
479 = 1 :
次回予告
オッス! オラ リンク!
街に戻ろうとしたオラたちだったけど、へんなお面を被ったおっちゃんたちに追いかけられてるクリミアの姉ちゃんを見つけちまったぞ! なんだかすげえ大変みてぇだからいっちょ助けてやっかな!
次回、トライフォースZ Sparking!
夕暮れの攻防、複雑な乙女心!
見てくれよな!
480 = 1 :
オッス オラ作者
残すところあとわずか
オデッセイも楽しいしDBファイターズも楽しみです。
それではまた今度
481 :
どれだけ攻撃しても倒せないんだよなアイツら
482 :
何かすると全く攻撃してこなかった記憶
483 :
>>482
とあるお面を被ると、だな
一度は普通にクリアしないとダメなんだけど
484 :
クリミアさんにぎゅっとしてもらえるやつか
485 :
ノーテン ピーカン アタマ サエテ
ラーメン ロッパイ ハハ ノンキ
セイキマツ ハシャゲ オチャメ ガール
we gotta power!
トライフォース……Z!!
グレートベイの神殿の呪いの元である巨大仮面魚グヨーグを倒したリンクたちは、一旦クロックタウンに戻ることを決めた。その帰りの途中、何者かに襲われる牧場の娘、クリミアを見つけるのだった。
夕暮れの攻防、複雑な乙女心!
486 = 1 :
クリミア「もう、しつこいわねアンタたち! いい加減にしなさい!」
ガロ?「うるせえ! とっととその積み荷を下ろしやがれ~!」
ガロ?「ヒャッハッハッハッハ~! ミルクだ~! ミルクをよこせ~!」
クリミア「うう、せっかくシャトーロマーニを出荷できると思ったのに~! ついてないわ!」
ガロ?「オラオラ行くぜ~!」ガンガン
クリミア「ああっコラァ!! ビンを叩くんじゃないわよ!」
ガロ?「ヒャッハー! コイツでとどめだぁ~!」ブオン
リンク「よーう、おめぇらなにやってんだ?」キーン
ガロ?「ヒャハッ!?」
クリミア「へぁっ!?」
487 = 1 :
リンク「おめぇらこんな時間まで追いかけっこやってんのかぁ? もう暗くなってきたからあんま遊び過ぎんなよ」
ガロ?「なんだぁ!? このガキは~!」
クリミア「ア、アンタ……リンク? な、なんで空を飛んで」
チャット「ねえ、困ってんなら手を貸し手あげてもいいわよ?」
クリミア「え、そ、そんな」
リンク「あれ、コイツら遊んでんじゃなかったのか」
チャット「どうみても追い剥ぎに会ってるでしょ! こんな時までボケてんじゃないわよ!」
リンク「あ、やっぱり悪いやつらに追っかけられてたんか! そんじゃちょっくら手を貸してやるぞ」スッ
キュィイイイイイン……
クリミア「な、何? 手が光って」
リンク「ハッ!」デュイン!!
ガロ?「へ?」
チュドォオオン!
ガロ?「ぎゃああああああ!?」
ガロ?「弟~!?」
488 = 1 :
チャット「大丈夫なの? アイツ、死んだんじゃないでしょうね」
リンク「手加減したからたぶん死んでねえと思うぞ。たぶん」
クリミア「え、えええ……?」ポカン
ガロ?「お、おのれ~弟のカタキ! てめぇからまずぶっ倒してy」
リンク「おりゃ」ポーヒー
ガロ?「へ……?」
デデーン
チャット「……本当に大丈夫なんでしょうね……」
リンク「だいじょーぶだいじょーぶ」
489 :
タルミナ平原
ガラガラ……
リンク「こんなモン被ってたからオラてっきり遊んでたんかって思っちまってたぞ」つガロのお面
クリミア「それ、ロマニーが最近ここらで出るって言ってたオバケの正体かもね……。まったく、アイツらろくなことしないんだから」
リンク「いや、オバケの正体ってのは宇宙人だぞ」
クリミア「あはは、アンタもロマニーの言うこと信じてるの? 宇宙人なんているわけないじゃないの」
リンク「オラその宇宙人なんだけどなー」
チャット「えっ、アンタ自分はサイヤ人だって言ってたじゃないの」
リンク「だからサイヤ人が宇宙人なんだってば。昔はシッポもあったんだぞ」
クリミア「シッポって……まるでおサルさんね♪ ウフフ!」
リンク「あー! おめぇ信じてねえな! オラホントのこと言ってるんだぞ!」
クリミア「はいはい、ホントのことね」
チャット「う、宇宙人だったのね……。それならあのとんでもない強さも納得だわ」
クリミア「……ねえ、宇宙で思い出したんだけどさ……」スッ
月「……」
クリミア「おっこちるかな、アレ」
490 = 1 :
リンク「あれか? おっこちるぞ」
チャット「ちょっ」
クリミア「……! なんで分かるの?」
リンク「どうみても近づいてんじゃねえか」
クリミア「……そっか、やっぱりおっこちちゃうんだ。……あはは」
リンク「なんかおかしいんか?」
クリミア「ううん、別におかしいんじゃないの……。やっぱりって思うのが半分で、もう半分は……」
リンク「?」
クリミア「……明後日ね、トモダチの二人がスゴく幸せになる日がくるんだけど……月のせいでその場にいられないのが残念だなって思ったの。……これはホントの気持ち」
クリミア「……けど、すこしだけ、ほんのすこしだけ、良かったって思う自分がいるの……」ウツムキ
リンク「なんでだ? おめぇそいつらのことキライなんか?」
クリミア「ちがうよ。キライじゃないの……あの二人には幸せになってほしいって思ってる」
クリミア「それでも、モヤモヤしたものがムネの奥につかえてて……そう思うと自分がスゴくイヤな人間だなって、わかっちゃうのよ」
リンク「ふーん、なんだかよくわかんねえけど、あんまりムリしねえ方がいいぞ」
チャット「は~……。アンタ、ぜんっぜん分かってないわね!」
リンク「ん? 何がだ?」
チャット「女の子の気持ちってやつよ」
リンク「???」
491 = 1 :
クリミア「でも、おかしいよね。全部終わっちゃうんじゃ、今さら何やっても意味ないのに」
クリミア「こうやっていつも通りミルクなんか配達しちゃってさ……。現実逃避だよね……」
リンク「あ、それだったら心配ねえぞ」
クリミア「え?」
リンク「あの月は落ちてこねえ。オラたちがなんとかすっから大丈夫だ」
クリミア「なんとかって……ど、どうやってアレを止めるのよ?」
リンク「んー、口で説明すんのは苦手なんだけどな……。ま、おめぇもあんまり気を張らねえで待っててくれりゃいいよ」
リンク「だからさ、明後日はそのトモダチ二人ってのに言いたいコト言っていいんじゃねえか?」
クリミア「う……でも……」
リンク「ホントのトモダチだってんなら聞いてくれると思うぞ! それに、ずーっと黙ってたんじゃ気が滅入っちまうからな!」
クリミア「……もしかして、アンタ慰めてくれてたの?」
リンク「ん? いや、オラ思ったこと口にしただけだぞ」キョトン
クリミア「……フフッ♪ アンタ、見かけによらずオトナなんだね……ちょっとびっくりしちゃった」
チャット「ほんとね! 普段はまんまこどもなのに」
492 = 1 :
クリミア「……ま、確かにいつまでもウジウジしてちゃアタシらしくないか……。……よし」
クリミア「ありがとね、アンタのお陰で踏ん切りがついたよ」ニコ
リンク「へへ、なんか元気出たみてぇだな!」
クリミア「これ、アンタにあげるよ。守ってくれたお礼よ♪」
『ロマーニのお面を手にいれた!』きんのごまだれー!
リンク「なんだこりゃ? ウシか?」
クリミア「それは一人前のオトナの証よ。それがあればミルクバーで注文できるようになるわ……」
クリミア「それと、これは話に付き合ってくれたお礼♪」
『シャトーロマーニをビンに入れてもらった!』ごーまーだーれー!
493 = 1 :
チャット「な、なんか高そうなミルクね」
クリミア「それは家の一番のビンテージ……。飲めば力が湧き出て三日三晩元気ハツラツよ!」
リンク「へー! こっちの方がうれしいな! サンキュー!」
クロックタウン前
クリミア「今日はホントにありがとね! また、会えるといいわね」
リンク「おう、全部終わったらまた牧場に遊びに行くからな。そんときはご馳走してくれよ!」
クリミア「フフッ♪ いいわ、待ってるわよ♪」
クリミア「……じゃあね、勇者くん♪」
ガラガラ
リンク「またな~!」
チャット「……アンタ、意外と人生経験豊富だったりする?」
リンク「ん? どうしたんだいきなり」キョトン
チャット「……いや、やっぱりナンでもないわ……」
494 = 1 :
ミルクバー前
リンク「それにしてもこんな真っ暗で店がやってるなんてな! 眠たくねえのか?」
チャット「せっかくだからなんか食べていきましょうよ! そのお面があるから大丈夫なはずよ」
リンク「そうだな、入ってみっか!」
ミルクバー
マスター「お客さん、会員証をお持ちですね。どうぞお掛けになって」
リンク「おう! なんかうめえもん作ってくれねえか?」
チャット「まずはミルク頼みなさいよ」
マスター「今夜はちょうどいいのが入りましたからね……少々お待ちを」
リンク「フンフフ~ン♪」
「ヒック……」
495 = 1 :
リンク「ん~? どうしたんだおめぇ。気分でもわりいんか?」
座長「……おい、こぞう……」ヒック
リンク「なんだ?」
座長「ミルクだぞ……」
リンク「? おう、ミルクだな」
座長「ミルクなんだぞ……」
リンク「?」
座長「……ミルクなんかで酔えるか!」ヒック!!
チャット「な、なによこのオッサン……」
496 = 1 :
座長「……どうせわしは役立たずの次男坊だよ!」
座長「アニキのように馬の扱いはうまくない! 弟のように馬の面倒は見れない!」
座長「牧場飛び出して……興行の世界を知って……あちこち旅して……」
座長「でも、そこに何があった!? ……なんにもねえ!」ダンッ
座長「ああ、なんで芸の世界に入っちまったんだ……さむい、さむいぜ……」
リンク「おっちゃん、グラス借りるぞ」
座長「あん……?」
トクトク
リンク「これ、さっきもらったモンだけどよ、いっしょに飲もうぜ」
座長「こりゃ……シャトーロマーニじゃねえか……こんな高いモン……」
リンク「遠慮すんな、オラの奢りだ!」
座長「おめぇ……」
--
座長「世間はなあ! つめてえよなあ~!?」ウィー ヒック!
チャット「そうね……」ヒック
リンク「ガツガツガツ……!! おっちゃんおつまみおかわり!」
マスター「かしこまりました」
497 = 1 :
クリミアを助け、無事にクロックタウンに着いたリンクたち。ミルクバー『ラッテ』での夜が更けていく……
次回予告
オッス! オラ リンク!
夜のクロックタウンもよく見回すと変なやつらが多いよなー! なんか怪しい店とかも開いてんぞ……?
次回、トライフォースZ Sparking!
暗黒ショップ マニ屋の秘密!
見てくれよな!
498 = 1 :
今日はここまで
今さらですがチャットは初期のブルマを意識して書いてます。
座長とかマニ屋のおっさんとかムジュラはおっさんがいい味出してる。
ではまた今度
499 :
おつー
わかるわー大人になったいまなら味わい深いキャラばかりとおもう
500 :
ギュッとして貰わないのか…
みんなの評価 :
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