元スレリンク「でぇじょうぶだ、時のオカリナでみんな元に戻れる」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 :
501 :
ウシをギュッと絞ったミルク貰ったからね仕方ないね
502 :
ノーテン ピーカン アタマ サエテ
ラーメン ロッパイ ハハ ノンキ
セイキマツ ハシャゲ オチャメ ガール
we gotta power!
トライフォース……Z!!
クリミアを助け、無事にクロックタウンに戻ったリンク。夜のミルクバー『ラッテ』で呑んだくれる座長のヤケミルクに付き合うことになったのだが……
暗黒ショップ マニ屋の秘密!
503 = 1 :
座長「うぃーひっく! おい、オヤジ、ミルクおかわりだ!」
チャット「ひっく、わ、私もおかわり!」ウィー
マスター「お客さん、飲みすぎるとハラ壊しますよ」
座長「あああん!? これくらい全然平気だっつの……!」
リンク「おめぇ何やってんだ?」
トトさん「ああ、ちょっとサウンドチェックをね……。ボーヤ、よかったら手伝ってくれるかい?」
リンク「なんか面白そうだな! オラやってみるぞ!」
504 = 1 :
トトさん「ちょうどギターとドラムとラッパは録音してるんだが、笛だけが足りなくてな……」
リンク「だったらオラのオカリナでいいか?」
トトさん「おお、これはいいオカリナだ。これなら上手くいきそうだぞ」
トトさん「それじゃ、ステージに立ってくれたまえ」
リンク「なんかワクワクしてきたな!」
トトさん「オカリナのメロディーはこうだ」
♪~♪~♪♪~♪~
リンク「よーし、それだな……」
♪~♪~♪♪~♪~
♪~♪~♪♪~♪~
座長「……!!」
505 = 1 :
トトさん「ブラボー! 最高だ!」
座長「こっ、このメロディーは……! ワシの思い出の曲……!」
トトさん「スタンダードナンバー 風のさかな。先代ダル・ブルーの名曲だ!」
チャット「?」ヒック
リンク「ん? ダル・ブルー?」
506 = 1 :
座長「芸の世界に身を投じたのも、昔時のカーニバルでこの曲を聴いたから……」
座長「芸をやってりゃいつか歌の主に出会えると思っていたが……そうかい……」
トトさん「あんたが聴いたのは初代ルル。ルルの母親だろう」
座長「今は娘が歌ってるのか……そうかい、聴いてみてえなあ……」ホロリ
チャット「泣いた……」
リンク「おっちゃん、なんで泣いてんだ?」
トトさん「最初の気持ちってのを思い出したんだよ。人の心は必ず故郷に還るっていうからなあ……」
座長「故郷か……。牧場にいるアニキや弟、元気にしてるかな……」
座長「おい、ボーズ、こんな呑んだくれに付き合ってくれてありがとよ、こいつはほんの礼だ。こんなのしかねえが……」
『座長のお面を手にいれた!』きんのごまだれー!
リンク「ははは、おっちゃんの顔のお面か! けっこう似てるな!」
507 = 1 :
座長「もうすぐカーニバルだからな。それ着けて遊んでくれや」
チャット「ひっく、遊ぶったってねえ……時間無いじゃないの」
リンク「まあまあおっちゃんが元気出したんだからいいじゃねえか」
座長「うーし、ワシもそろそろ帰るか……。団員たちに何とか話さないといけねえからな」フラフラ
マスター「お客さん、お勘定……」
リンク「おっちゃんちょっと待ってくれ」
マスター「?」
リンク「ほら、ここはオラが払うぞ」つ200ルピー
マスター「あんたもなかなかお人好しですね。ま、好きですよそういうの」
リンク「へへっ!」
508 = 1 :
クロックタウン西路地
チャット「ういー! うっぷ……の、呑みすぎたかも」
リンク「だいじょうぶか? さすってやっぞ」サスサス
チャット「きゃん!? どこさわってんのよエッチ!」
リンク「ど、どこって言われてもよ……。妖精ってのはよくわかんねえぞ……」
ギャーギャー!!
リンク「うん? こんな時間にやけにさわがしいなあ」
509 = 1 :
マニ屋
マニ屋「……100やな」
サコン「アシモトみてんなー、200!」
マニ屋「なんや、まだ下げて欲しいんか!」アアン!?
マニ屋「ホンマは爆弾屋で売るモンやろ! 爆弾屋にチクるど!」
サコン「わかった、それで手をうつよ。でも、おっちゃんも同罪だね!」
マニ屋「アホぬかせ!」バンッ!
マニ屋「故売は善意の第三者や、ワシはなんも知らんのや」
マニ屋「流れてきたから買う!」
マニ屋「こまっとるお人を助ける慈善事業や、ボケ!」
サコン「わ、わかったよ。じゃあ、お会計……」
マニ屋「ほな、50。たしかに渡したで」
サコン「えっ? 今、100って……」
マニ屋「まだ、下げて欲しいんか……あ?」ギロッ
サコン「けっ、ケッコウです!」
カーフェイ(ついに見つけた……! スリのサコン!)
510 = 1 :
カーフェイ「ここに張り込んでればすぐに見つかると思ってたけど、思ったとおりだ」
カーフェイ「あとはアイツの後をついていけば……」
オヤジ、アシモトミヤガッテ!
オッス、コンナジカンニ ナニヤッテンダ
ナンヤ、ボン、ココハアソビバヤナイデ
カーフェイ「……ん?」
リンク「なんかおもしれえモンがいっぱい置いてんな!」
カーフェイ「な、なにやってんだあの緑は……!!」
511 = 1 :
マニ屋「ここはマニ屋や。タルミナ中から流れてくるモンを売ったり買ったりしとるんや」
リンク「へー、カーフェイの言ってたマニ屋ってのはここか。んじゃ、盗まれたっていうお面もここにあるんかな?」
サコン「」ビクッ
マニ屋「あん? カーフェイ?」
カーフェイ(ああああのチビ……!!!!??? なに余計なことしゃべってるんだ!)
サコン「そ、それじゃ、オレはここらで失礼します……」
マニ屋「なんや顔色悪いぞ。どないしたんや?」
サコン「あ、いや、べつに」
マニ屋「まさかなんか隠しとるんやないやろうな……ああ?」ギロ
サコン「さっ、さよならー!」ズヒューン
マニ屋「けっ、小悪党が!」
512 = 1 :
リンク「おっちゃん、最近盗まれたお面とか流れてきてねえか? カーフェイってのがさがしてんだけどよ」
マニ屋「……知らんで。そんなモンまーったく知らん」
マニ屋「ほら、用が無いならとっとと家に帰らんかい。ガキは寝る時間やで!」シッシッ
リンク「ちぇ。いーじゃんかよ少しぐらい見てってもよー」
マニ屋「ダメやダメ! ワシは忙しいんや!」
カーフェイ(早くアイツの後を追いかけないと……! くっ、出遅れたっ!)
513 = 1 :
クロックタウン西
チャット「あのオヤジ、なーんか怪しいわね……」
リンク「そっか? そんなにワルいヤツじゃねえと思うけどな」
チャット「なんでわかるのよ」
リンク「うーん……なんとなくだぞ! ハハハ」
チャット「なによそれ! ……それより、もうすぐ夜明けね……」
チャット「あと一日、これで全部終わらせるわよ!」
リンク「おう!」
キミョウな夜を過ごした二人はいよいよ最後の呪われた地、谷へと向かう。そこには何が待っているのだろうか……
514 = 1 :
次回予告
オッス! オラ リンク!
イカーナっちゅう場所はこれまでと違ってかなり殺風景な場所だぞ。
なんだかイヤな気も漂ってるし……こりゃ少しやっかいかもな。
ん、ここにも墓場ってのがあるみてえだな……?
次回、トライフォースZ Sparking!
呪われた地、イカーナ!
見てくれよな!
515 = 1 :
オッス、オラ作者
いよいよ作者が発狂しかけたイカーナちほー及びロックビルの番が来ました。
攻略本無しだとムリだろあれ……
516 :
乙
ロックビルはダンジョンも大変だけど入るまでも大変だったな
517 :
ノーテン ピーカン アタマ サエテ
ラーメン ロッパイ ハハ ノンキ
セイキマツ ハシャゲ オチャメ ガール
we gotta power!
トライフォース……Z!!
盗品が集まる暗黒ショップ、マニ屋を訪れたリンクたちは店のオヤジとスリのサコンとのやり取りを目撃する。
当然なんのことかわからないので、とりあえず最後の目的地の谷へ向け出発するのだった……
呪われた地、イカーナ!
518 = 1 :
エポナ「ブルルッ!」パカポコ
リンク「周りの景色が変わってきたな……よーし、だいぶ走ったけどもうすぐみてぇだな!」
チャット「イカーナの谷か……さすがに私も来たことないわね。どんな所なのかしら?」
リンク「ま、なんとかなるって。オラもここまでの旅でけっこうパワーアップしたみてえだし、ちっとは期待してくれよな」
チャット「え、アンタまだ強くなってるの? それ以上強くなってどうすんのよ……」
リンク「まーオラの趣味っつったら修業ぐれえだかんな。どこまでいけるか試してぇんだ」
リンク(オラの予想だとスーパーサイヤ人の更に先ってのがあるかもしれねえんだけど、そこまで辿り着くには相当鍛えねえとダメだな)
519 = 1 :
イカーナの道
リンク「ひゃー、思ったよりだいぶ寂れてんな。荒れ放題だぞ」
チャット「まさに荒野ってかんじね……ん?」
リンク「どした?」
チャット「なんか前から……」
ボムチュウ軍団「キキキキッッッッ!!!!」ヴイーーーン
チャット「ぎゃあああ!?」
リンク「うひゃあ、なんかたくさん来たな」
520 = 1 :
チャット「あ、あれだけのボムチュウが一気にバクハツしたらただじゃすまないわよ!?」
リンク「エポナ、いけっか?」
チャット「ちょ」
エポナ「ヒヒン!」ズォアッ
ズギャオオオオオッッッッッ!!!!!
リンク「ひょー、はえー♪」
チャット「あばばばばばばばば」
521 = 1 :
ボムチュウ軍団「キキキッ!?」
エポナ「ブヒンッッ!!」ゴォオオオオ
チャット「ぶ、ぶつか……!!」
DOGGGGAAAAAAAAANN!!!
チャット「ぎゃんっっ!?」
リンク「ははは、いいぞエポナ! もっと飛ばせ飛ばせ」
リンク「ブヒヒーーーン!!」ズォアアアアッッ
チャット「ま、待って、これ以上飛ばしたら死……」
DOGGYAAAAAAAAANN!!!
チャット「うぎゃーーーーーーー!!!」
522 = 1 :
怪しい男「イーッヒッヒッ、お前さんこんなところで何して……なんかそっちの黄色妖精やけにボロボロだね」
リンク「わりーわりー、ちょっとふざけすぎた」
チャット「ほんとよこのバカザル! アンタたちと一緒にいたら命が幾つあってもたりないっつーの!」ボロッ
怪しい男「(なんか妙に明るい)……この先のイカーナの丘はこの世に恨みや未練を残して死んでいった魂のさ迷える地」
怪しい男「今も魂を救う者を求めてさ迷っている」
リンク「よくわかんねえけどオバケがたくさんいるっちゅうことか?」
チャット「危うく私がオバケになるとこだったわ! 死んだらアンタの所に一番に化けて出てやるからね!」
523 = 1 :
怪しい男「ザンネンだがお前さんのような者が来るところでは」
リンク「んじゃ、ここ通らせてもらうぞ」スイーーーー
エポナ「ヒヒン」スイーーーー
チャット「ちょっと待ちなさいよ!」スイーーーー
怪しい男「……ええー……」
524 = 1 :
リンク「飛んでみてわかったけど、こりゃ相当荒れてんなー。呪いのせいでこうなってんのか?」キーン
チャット「人っこ一人いないわ……ボムチュウやネジロンばかり……」
リンク「取り合えず誰か話のできるヤツを探さねえとな」
リンク「うん?」
チャット「誰かいたの?」
リンク「おう、またどっかで見たことのある顔だぞ。もしかしたらなんか知ってッかもな!」
525 :
ダンペイ「そろそろ墓穴に入ってみるだよ」
キーン……
ダンペイ「あん?」
リンク「オッス、こっちのダンペイのおっちゃんも墓守やってんだな!」シュタッ
ダンペイ「ひゃああ!? オ、オメエ空飛んだだか!?」
チャット「この反応もだんだん飽きてきたわね……」
エポナ「ブルル」
526 :
ダンペイの家
リンク「イカーナの墓?」
ダンペイ「んだ。ここは丘の上にあるイカーナ古城の王さんの所縁のある者が入る墓だ」
ダンペイ「今みたいに夜になるとイカーナ軍の亡霊が昔を忘れられずさ迷ってるだ」
イカーナ兵 ブラーンブラーン
イカーナ兵 ギャッギャッ
チャット「遊んでるようにしかみえない……」
ダンペイ「中でも奥にあるイチバンおっきい骨はイカーナ軍の隊長、スタルキータっていってな、めっぽう強かったらしいだ」
リンク「強い?」ピク
527 = 1 :
リンク「そいつ、つええんだったらちょっと戦ってみてえな! 今起きてるんか?」
ダンペイ「いや、目覚めさせる歌ってのがないとずーっと眠ってるだ。つーかオメエあれと戦う気か?」
チャット「あー気にしないで、コイツのワルいクセだから」
リンク「目覚めっちゅうことはアレか……。へへ、ワクワクしてきたな」
--
スタルキータ「」
リンク「へえー、こりゃでっけえや」
チャット「ねえ、ほんとに起こすの? さっさとイカーナ古城って所に行ったほうがいいんじゃないの?」
リンク「いや、コイツが隊長だってなら城の事も少しは知ってるはずだ。もうちょっと調べておいても損にはならねえ」
チャット「な、なるほど……。アンタけっこう考えてるのね!」
リンク「まあ戦ってみてえってのもあるけどな」つオカリナ
♪♪ ♪♪ ♪~♪~♪~
『目覚めのソナタを奏でた!』
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
528 = 1 :
スタルキータ「うむむ、私を目覚めさせたのはお前か……」
リンク「ひゃー! 立つと一段とでけえな!」
スタルキータ「なんだ、こどもではないか……。バカらしい、少し回ってまた眠りにつくか」クルリ スタスタ
リンク「あ、ちょっと待てよ! オラおめぇに話が」
スタルキータ「うるさい! 話す事などない! お前はそいつらの相手でもしてろ!」
ボゴボゴッ
イカーナ兵「ギャッギャッ」
イカーナ兵「ギャギャッ」
チャット「どうすんのよ。アイツ、行っちゃうわよ!」
リンク「しょうがねえな。追いかけるか! おめぇら邪魔だ!」ドウッ
イカーナ兵「ギャギャッ!?」バラバラ
529 :
懐かしいなー
530 :
20時頃に投下します。
遅ればせながらブルマ役の声優鶴ひろみさんの突然の逝去をお悔やみ申し上げます。
思えばドラゴンボールをガキの頃から観て育った自分はブルマの声を聴いて育ったも同然でした。
ビデオテープを何回も摩りきれるまで見る度、ブルマの声はあって当然の物でした。
ブルマとしての最後の台詞は「頼んだわよ」だったそうです。
このSSでチャットにブルマの役割を与えようと思っていた自分としては忘れられない台詞になりました。尚のこと完結させねばと改めて思いました。
ブルマを今まで演じて下さり本当にありがとうございました。
ご冥福をお祈りします。
531 :
突然の不幸だったよな…
535 :
待つぞ
536 :
お待たせしてすいませんでした。
ゼノブレイド2とマスターバイクやってたよ……。
投下します
537 = 1 :
スタルキータ「むうっ、あのチビッコ見かけによらずなかなかやるようだな」
スタルキータ「もっと出てこい亡霊ども……ヤツのはらわたをくいつくしてやれ!」
ぼこぼこっ!
青バブル「ギャギャッギャギャッ!」
リーデッド「ヴォオオオオン」
イカーナ兵s「ギャース!」
リンク「うひゃーいっぱい出てきたな。あれ全部オバケじゃねえか」
538 = 1 :
チャット「とっととやっつけなさいよね。あいつら、見た目はコワイけどもろいから……」
リンク「よし、一気に片付けてアイツを追いかけなきゃなんねえからな! ちゃっちゃと終わらせっぞ!」ボッ
リンク「うりゃあっ!!」バキィン!!
イカーナ兵「アー」ピューン
イカーナ兵「……」ムクリ
リンク「ありゃ? 応えてねえぞ」
チャット「おかしいわ……あれだけのパワーを受けたのに起き上がってくるなんて」アタマトンデッタ……
539 = 1 :
スタルキータ「わはは、おどろいたかチビッコ! この呪われたイカーナの地の亡霊はそんじょそこらの亡霊とは一味違うのだ!」
スタルキータ「いけー! ぶっ殺せー!」ギャハハハ
リーデッド「ヴォオオオオン……」
青バブル「ギャギャギャッ!」
リンク「おっと、コイツらも普通じゃねえみてだ。けどよ、おめぇらちょっとオラたちを甘く見てるぞ」ヴ……ーーーン
リンク「太陽拳!!」カァアアアッッ
チャット「きゃあっ!?」
スタルキータ「な、なにいっ!?」
リーデッド「ウヴォァー」
青バブル「ヒギィイイイ」
イカーナ兵「ウギャギャッ!?」
スタルキータ「た、太陽の光だと、この地でこれだけの光は何年ぶりだ……!!?」
540 = 1 :
リンク「うし、動けねぇからずいぶんやりやすくなったな」チャキ
ブゥウウウウン……
スタルキータ「なんだと、剣に魔力を纏わせた!?」
チャット「め、目がぁあああ! 目がぁあああ!?」
リンク「おりゃっ! 回転斬りだー!」ブォオオオン
青バブル「ギャアア!」ズバァアア
リーデッド「ギィイイイ」ズバァアア
スタルキータ「あ、あっという間にやられてしまったではないか……。お、おのれチビッコ」ワナワナ
リンク「さすがに跡形もなく吹っ飛ばしちまえば生き返んねえみてえだな」
リンク「次はおめぇが相手してくれるんだろ?」クイクイ
スタルキータ「……フ、フフフフ……調子に乗るなよチビッコ……貴様の弱点は見切った!」
リンク「へ?」
スタルキータ「やれ!」
青バブル「キー!!」
リンク「おっ、地面からか!」カスッ
スタルキータ「にやり」
541 = 1 :
チャット「や、やっと見えてきた……。ちょっと! 太陽拳使うなら先に言いなさいよ!!って……」
チャット「ああああああんた!?」
リンク「へ? どうした?」
チャット「呪われてるじゃないの!」
リンク「ん? ……あ、ほんとだ。なんか妙な気がまとわりついてら……」
スタルキータ「ワハハハ! どうだ、これで剣は抜けまい! 貴様の戦力は半減したぞ!」
リンク「まあ使えなくても問題ねえか」
スタルキータ「へ?」
542 = 1 :
リンク「よっと、これで問題ねえな」ボォウッッッ
スタルキータ「呪いが吹っ飛んだ……だと……コイツ、何者なんだ……?」
リンク「ちょっと話しやすくしてやるぞ。ガマンしろよ」スッ
スタルキータ「なに? ま、まさかキサマ、この私に手加減をするつもりじゃあないだろうな……?」
リンク「まあな、おめぇじゃちょっとオラの相手は荷が重いと見た。わかるんだ、そういうのパワーの差ってのがよ」
スタルキータ「……ふ、フフフフ……よくそんな大ボラがふけるな……わかるなどと……」ピクピク
スタルキータ「いちいち癇にさわるヤローだ!!!!!」ドン!!
チャット「あ、あの巨体であれだけのスピードを……」
リンク「むっ……!!」ガシイッ
スタルキータ「なにいっ! 受け止めただと!?」
543 = 1 :
リンク「へへへ、パワーだけならいい線いってっかもな。でも、動きが直線的だから読みやすいぞ」
チャット「いや、読めてもふつうあんな大きい攻撃受け止めないわよ……」
スタルキータ「ぐぎぎぎぎぎぎ……!!!! こ、コイツなんてパワーだ……!!!!」グググググ
リンク「おりゃ」ドォウンッッッ バキィイイン!!!
スタルキータ「うびゃあ!?」バラバラ
チャット「わかってたけどやっぱアンタ桁外れよね……」
リンク「よーし、これで話しやすくなったろ」
スタルキータ「まままま待て! 参った! 私の降参だ!」アタマダケ
544 = 1 :
スタルキータ「まさか本当に手加減されたまま倒されてしまうとはな……」
リンク「なあ、おめぇらなんでホネになってまで働いてんだ? もう死んでるじゃねえか」
スタルキータ「……私は丘の上のイカーナ王国でイカーナ軍を指揮していたスタルキータと申す者。王国で起きた戦いに敗れ、屍となってからも我が魂を呼び起こしてくれる者が訪れるのをここで待ち続けていたのだ」
チャット「未練がましいわねぇ。さっさと成仏しなさいよ」
スタルキータ「陛下と部下を置いて自分だけ成仏することはできん」
リンク「陛下ってのはあの丘の上のでっけえ城に住んでるヤツか?」
スタルキータ「そうだ。陛下は今だこの世に未練を残し、さ迷っておられる」
545 = 1 :
スタルキータ「勇敢なるチビッコよ、そなたの超人的パワーを見込んで頼みがある。我が魂を手にし、死してなお私への忠誠をつらぬき通す我が部下たちに、私の言葉を伝えて欲しい」
スタルキータ「もう、戦いは終わったのだと……」
リンク「おめえらそんなになってまで何と戦ってたんだ?」
スタルキータ「それは……う、うぐぐ、思い出すもおぞましい、ロックビルのバケモノども……」
リンク「ロックビル?」
スタルキータ「そして我が祖国で起こった内戦……。もう、既にボロボロだったというのに最後までいさかいを止めなかった我等はあまりにも愚かだ」
リンク「よくわかんねぇけど、疲れたんならムリしねえ方がいいぞ。おめぇの部下にもあんま働きすぎんなって言っといてやるよ」
スタルキータ「そうか、感謝するぞ……。では、隊長殿!!」
リンク「おう」
スタルキータ「休暇をいただいてもよろしいですか!?」
リンク「いいぞ」サムズアップb
スタルキータ「後は頼みましたぞ……」サァアアアア……
チャット「砂になって消えた……。成仏したのかしら?」
リンク「いや、コイツの気はまだ漂ってる。呪いを解かねえと完全に成仏できねえみてえだ」
リンク「んじゃ、これをつかって他のやつらも休ませっか」
『隊長のボウシを手にいれた!』きんのごまだれー!
546 = 1 :
チャット「そんなおもちゃみたいなボウシでダマせるわけないでしょ!」
リンク「いやあ、やってみねぇとわかんねぇぞ? おう、そこのおめぇ」
イカーナ兵「あん?」
リンク(ボウシ装着)「よっ、元気してっか?」
イカーナ兵「ギャアア!? 隊長殿、お久しぶりです!」ビシッ
チャット「ダマされてる……なんでよ……」
イカーナ兵「隊長殿に命令された通り、しっかり墓を守っているであります!」
リンク「おめぇら、もう休んでいいぞ」
イカーナ兵「は、はいっ!? しかし、墓の守りは……」
リンク「後はオラがやっとく。おめぇらは長期休暇だ」
イカーナ兵「……うおおおお! やっと休みがとれたー!」
イカーナ兵「隊長殿、ありがとうございます! これでやっと眠れます!」
リンク「よかったな。んじゃ、さっさと戻って寝てろよ」
イカーナ兵「はい!」
547 = 1 :
リンク「この墓から変な気がするな。ちょっとあばいてみっか」
チャット「ア、アンタ、墓荒らしなんてしたらバチが当たるわよ!?」
リンク「でぇじょうぶだ、太陽拳でなんとかなる」
チャット「どうなっても知らないからね……。それにしても便利ね太陽拳……」
墓の下
フラット「我が墓を訪ねし者はお前か……」
チャット「や、やっぱり幽霊がいた……」
リンク「おう、おめぇが変な気の正体だな。何やってたんだ?」
フラット「魂をアクマに売りし我が兄、シャープを想っていたのだ」
フラット「おお、シャープ、我が兄よ! なぜ私を裏切ったのだ!」ぐわっ
フラット「我が嘆きは風雨となり、我が怒りは雷鳴となった! この、嵐の歌のように……!!」
♪♪♪~ ♪♪♪~ ♪~♪♪♪ ♪♪♪~
リンク「あれ、嵐の歌じゃねぇか……なつかしいなあ」
『嵐の歌を思い出した!』
フラット「我が兄になったら歌を伝えてくれ、この歌に込められた、私の愛憎の深さを……」スゥウウウ
548 = 1 :
チャット「どうもコイツら、根本的な恨みを解決しないと成仏できないみたい。めんどうな奴らね」
リンク「うーん、だとしたらイカーナ古城のヘイカってのに会わねえとな。今度はそこに行ってみるか」
--
イカーナ渓谷
リンク「ここも一段と薄気味悪いな……」
チャット「人の住める場所じゃないってのは確かね」
リンク「……ん、なんか向こうから人が来るぞ?」
チャット「また亡霊じゃないの?」
サコン「おやおや、坊っちゃんこんな辛気くさいところでなにやってんの?」ニコニコ
チャット「……」
549 = 1 :
サコン「こんな所でうろついてたら坊っちゃんも亡霊の仲間入りしちまうよ? 早くおうちに帰んな」ニコニコ
リンク「なあ、コイツって」
チャット「しっ……!」
サコン「それにしても坊っちゃん、いい剣を持ってるね~? ちょっと見せてくれないか?」ニコニコ
チャット「フン!」チリリリリリン ドゴァ!!
サコン「うげあ!? な、何すんのいきなり……!?」
チャット「それ以上近づいたら捻切るぞコラ……」
サコン「ひゃ、ひゃいっ!?」スタコラ
550 = 1 :
リンク「アイツ、マニ屋にいた奴じゃねえか。こんな所で何やってんだ?」
チャット「どうせ録なことじゃないわよ。それより……アンタ、気づいてる?」
リンク「ん、ああ、殺気を感じてんな。向こうからかコエーくらい向けやがって」ヒョイ つ小石
リンク「よっと!」ヒューン……ゴチン!!
ガロ「イテッ!? な、なぜバレたのだ!?」ドシン
リンク「そんなにギラギラしてたら誰だって気づくと思うけどな~」ハハハ
ガロ「お、オノレ! 我々ガロを舐めるな!」シャキン
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