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    元スレ士郎「……俺は、偽物なんだ」

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    151 :

    おつおつ

    152 :

    おつ
    そして9月がはじまる

    153 :

    第5次(というか冬木の)聖杯戦争のルールだと、アサシンのクラスは「ハサン・ザッハーハ」以外呼べないんじゃなかったっけ?
    Fate/SN本編でアサ二郎が召喚されたのは「マスターがイレギュラー(同じサーバント)だった」からだったはずだけど。
    さらに「龍堂寺を触媒にしたから、山門から離れられない」って制約のおまけつき。
    ひょっとしてアサ二郎、学校まで山門と石段を担いできたんだろうか……?

    154 :

    山門については依り代が山門だったからでハサン云々は関係ない
    まあアンリマユの影響で反英雄が召喚されてるとかあるしハサン以外きてもそんな驚かない

    155 :

    ハサンが呼ばれるのはアサシンってクラス名自体が語源であるハサンの触媒になってるからだったような
    別に触媒を使えば普通に呼べるんでないの、もうひとつ何か召喚対象に関して制限があったような気がするがまぁどちらにせよそんなに問題はないな

    156 :

    聖杯に関しての知識のある者しか呼べない、ってのがある
    暗殺者として挙げられる程の名を持ち、かつエルサレムに属したアサシン教団の頭目であり聖杯に関する知識を正確に有しているって理由でハサンくらいしかまともに殺として呼べないとかなんとか

    >>153
    小次郎が山門担いで動き回るのは公式ネタだぞ

    157 :

    ここは一つ、こまけぇことはいいんだよの精神で

    158 :

    同じ聖杯使ってるアポでも普通にハサン以外のアサシン喚べてるしなぁ

    159 :

    それもそうだった

    160 :

    >>156
    聖杯についての知識は聖杯から与えられるから関係ないと思うけど…

    161 :

    >>160
    お前、もしブラックロータスやるわって言われたらどうする?
    ブラックロータスが何か判んない奴にとって、いくら価値があろうが良くわからない物なんか怖くて貰えないだろ

    冬木聖杯が基本的に日本鯖を呼べない理由がそれ、キリスト教の知識がないといくら聖杯をくれるって言われてもナンノコッチャにしかならない

    というか聖杯の知識って、聖杯戦争に参加する鯖に聖杯戦争が行われる時代の基本的な文化や思考方針を英霊に教えるってだけで聖杯がどんな物かを教える知識じゃないから

    162 :

    コンマテ読み返してみたら、Ⅲのクラス解説に「アサシンという言葉自体が“ハサン”を意味しており、クラス名自体が触媒となり普通に召喚すればハサン・ザッハーハの名を持つ誰が召喚される」って書いてあったわ。
    つまりルールを逆に読めば
    ・アサシンという弱い方から数えた方が早いサーバントを召喚すると決める
    ・アサシンのクラスに当てはまりそうな英雄を召喚すると強く決める
    ・召喚する相手と強い縁を持つ触媒を用意する
    これで「ハサン以外のアサシン」が召喚できるっぽい。
    (バーサーカーみたいに「アサシン限定の召喚の儀」があるのかどうかは不明)

    >>158
    アポはアレ「並行世界の事件」だって、公式で明言してるし。
    そもそもApocrypha=外典だし、あれはGOみたいなもんだぞ?

    163 :

    「だーー、もう!イライラする!」
    「まあまあ。落ち着いてよマスター」
    「むー……」

    アインツベルン城にて、イリヤスフィールは不機嫌さを隠せずにいた。だが、「何に対してイラついているのか」は彼女自身には分からずにいた。
    自分が何に対してイラついているのかが分からないことにすら苛立ちを感じているほどだ。
    はじめは衛宮士郎を本気で殺そうと思って戦いを仕掛けたのに、気付いたら彼のペースに呑まれていた。
    そして、彼が最後に放った言葉。

    『切嗣が死に際に呟いていた。「あの子にもう一度会いたかった」ってさ』

    この言葉がずっと、彼女の頭から離れずにいた。

    164 = 1 :

    頭を抱えながらベッドの上で身悶えるイリヤスフィールの横で、アレキサンダーはニヤリと笑っていた。ただ、それは彼女の様子を見てのことではない。
    この聖杯戦争に呼ばれた当初は、そこまでやる気があったわけではなかった。今の自分には強く叶えたい願いはない。戦うこともーー嫌いというほどではないが、かといって好きでもない。
    マスターとサーヴァントという主従関係を結んである以上、マスターの言うことには従うつもりではいたが、本気で戦い抜いて勝ちたいという気持ちは全くなかった。

    ただ、先刻の戦闘で『キャスター』主従に出会ったことで話は変わった。
    『キャスター』の魔術や戦いに惹かれた、というわけではない。無論、彼女の容姿に惚れたわけでもない。
    むしろアレキサンダーが興味を持ったのは、そのマスターの方だ。
    己の真意に気づかれまいと顔に貼り付けた笑顔の仮面。まことしやかに嘘を言う演技。そして、自身に対してすら嘘をつきながらも決して芯を曲げないという、ある種矛盾したその精神。
    "アレ"をもっと観察してみたい。その仮面の下に隠された素顔を見てみたい。
    神童と呼ばれた英雄、アレキサンダー。彼の聖杯戦争に、今やっと目的が誕生した。

    165 = 1 :

    △▲△▲△▲△▲△▲△▲△


    【聖杯戦争4日目:終了】


    ▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼

    166 = 1 :

    変な時間に中途半端な内容を投下していくスタイル。

    神童アレキサンダー君は察しがいいので、士郎の嘘に気付いています。ただ、面白そうなのでイリヤには言わない。
    イリヤに真実を伝えるよりは、自分の中だけに留めておいて楽しみたい。……みたいな感じです。
    あと、自分なりに凝った部分もあったりしますが、基本的には原作との整合性はあまり気にしない方針です。気にしすぎると埒が明かない……というかSS自体書けなくなっちゃうので。よしなに。

    167 :

    おつ

    168 :

    残す所まだ出てないのはバーサーカー陣営だけか、一体誰が来るんだか個人的にはペンテシレイヤが来て欲しいけど無理かな

    170 = 1 :


    頭が痛い。
    目を覚ました瞬間にまず思ったことがそれだった。

    昨日はイリヤスフィールとの戦闘の後は特にイベントは起こらなかった。ので、夕飯を作ったり、蔵で魔術の鍛錬をしたり、いつも通りー戦争が始まる前と同じようなーの過ごし方をしていた。
    そして深夜に布団に入り、早朝に目を覚ます。ずっと続けてきた日常だ。聖杯戦争が終わった後でも、衛宮士郎はこんな日々を過ごすのだろう。

    布団から身を起こし、寝巻から着替える。外はまだ日が昇りきっておらず、薄暗い。
    何となく頭の回転が遅い気がするが、かといって日々のルーティンを崩すわけにもいかない。
    まずは軽いランニングからだ。走っているうちに、きっと体調も元どおりに良くなるだろう。

    171 = 1 :

    「……士郎、大丈夫?体調悪いんじゃない?」
    「え?あ、まぁ……」

    そう思っていたが、現実はそんなに甘くなかった。
    ランニング後は頭がスッキリした……どころか真逆で、全身を駆け巡る悪寒と、脳を揺さぶられているかのような吐き気に襲われた。
    それでもどうにか顔に出さないようにして、朝食を作ったわけだが……
    やはり彼女の目は誤魔化せなかった。これが「藤村先生」としての面なのか、「藤ねえ」としての面なのかは定かではないが。

    「さっきからご飯食べるのも遅いし。本当に大丈夫?」
    「いや、平気だって。ちょっと頭が痛いだけだから」
    「無理しちゃダメよ~?本当、士郎ったら昔っから無茶ばっかりして大変なんだから」

    それからしばらく藤ねえの昔話が続いたので、曖昧な返事をしながら朝食を食べ進める。普段通りに炊き上げたはずの白飯は、まるで味がしなかった。

    172 = 1 :

    「それじゃあ、本当に無理しないでね?辛かったら学校休んでもいいから」

    藤村先生はそう言い残し、一足先に学校へと向かっていった。
    彼女の姿が見えなくなったのを確認して、体温計で熱を測る。結果、38.7℃。

    「……『キャスター』」
    「はいっ!何でしょう、ご主人様!」

    自分が呼びかけると、『キャスター』はすぐに反応した。彼女には(寝ている時を除いて)常に自分の側で霊体化してもらっている。敵にマスターだと察知されやすくなるデメリットはあるが、それよりも安全性を求めた結果だ。

    「今日はもう学校休んで寝るから、家の周りの警戒をしててくれないか?」
    「えっ」
    「えっ?」
    「そこは”看病してほしい”とか”添い寝してほしい”とかじゃないんですか?」
    「あー……いや、それは遠慮しとくよ。恥ずかしいし」

    173 = 1 :

    「もー、ご主人様ったらシャイなんですからー。私達の関係なんですから、遠慮する必要も恥ずかしがる必要もないんですよ?」

    相手の本当の名前を知らない関係を「私達の関係」と言っていいのだろうか。いや、こんな掛け合いが出来るくらいだし、親しくないとは逆立ちしても言えないが。

    「それにさ……ほら、『キャスター』が看病に夢中になってる間に敵に攻め込まれたら対処のしようがないだろ?」
    「それは……そうかも知れませんけど」
    「……まあ、今は気持ちだけ受け取っておくよ。明日体調が回復したら……そうだな、どこかにデートでもいくか?」
    「デ、デート!?キャー、ご主人様ってば大胆?」

    ……こんな事を言うキャラでもなかった。言ってから反省してしまう。
    まあ、これも全部風邪のせいってことにしておこう。そう思いながら、水の入ったコップを片手に寝室へと足を運んだ。

    174 = 1 :

    今回の投下は以上です。
    一応言っておくと、藤村先生と藤ねえみたいな使い分けはわざとしてますので。

    夏が終わるまでに完結させるなんて言ってた過去の自分をぶん殴りたい。

    175 = 1 :

    ※文字化けしてるので追記
    「デ、デート!?キャー、ご主人様ってば大胆?」 ← ここの?はハートマークに脳内変換しといてください

    176 :

    おつかーレ

    177 :

    期待
    頑張ってくれ

    178 :

    再開まだ?

    179 :

    ーーーー
    ーーー
    ーー

    魔術師と契約しているサーヴァントは、マスターの夢を見ることがある。正確にはマスターの過去の記憶を夢として見ることがある、だが。
    まさに今、『キャスター』は自分のマスター……衛宮士郎の夢を見ていた。

    目に映ったのは、辺り一面真っ赤な交差点だった。
    地面を焼くような炎と、倒れている女性から流れる血。近くにはトラックも横転していて、地面には鉄柱が突き刺さっている。
    そんな地獄絵図が広がる交差点の真ん中に、見慣れた赤毛の少年が棒立ちしていた。
    これが、マスターが経験したという冬木の大災害なのだろうか?ただ、何か違和感が……

    180 = 1 :

    『よお、衛宮。ちょうどよかった。教室の掃除当番代わってくれよ』
    『あぁ、いいよ』
    『流石衛宮だ、やってくれると思ってたぜ』

    『いつもすまないな。備品の修理を頼んで』
    『気にすんな。このくらいなんて事ないって』
    『ありがとう。この恩はいつか返す』
    『だから別にいいって。俺が好きでやってることなんだからーー』

    いつのまにか場面は代わって、舞台は学校になっていた。
    マスターがクラスメイトたちに何かを頼まれ、それを文句の一つも言わずに笑顔で引き受ける姿はもはや見慣れたものだった。
    ただ、ここは彼の夢の中だ。ゆえに『キャスター』は聞いてしまった。……彼の心の声を。

    「何で自分がやらないといけないんだ」
    「出来ることなら降りたい。こんなことやりたくなんてない」
    「でも、やめてはいけない。やめられない」
    「これは自分で選んだ道なんだから。一度始めてしまったからには、完遂しないといけない」

    181 = 1 :


    ーー
    ーーー
    ーーーー
    気づいたら、マスターの夢は終わっていた。『キャスター』の目の前には、見慣れた衛宮邸の壁があった。

    (ご主人様は……何故、人助けをしているのでしょう?)

    以前マスターは、人助けをする理由として「正義の味方に憧れていた」と話していた。だから友達を助けるのは当然だ、と。
    なら、今はどうなのか?憧れて「いる」ではなく「いた」なのは何か理由があるのだろうか……?

    それから、その時にボソッと言っていた「偽物」という言葉も気になる。あれは心構えが偽物の正義の味方、ということなのか……?
    ……ただ、それでもやはり不自然だ。なぜやりたくもないことをやり続けているのだろう?誰も、彼に命令などしていないというのに……
    何が、マスターをあそこまで駆り立てるのだろう?

    今更になって、『キャスター』は自分のマスターのことを何も知らないことに気づいてしまった。

    182 = 1 :

    『キャスター』のマスター、衛宮士郎は己のサーヴァントのことをあまり知ろうとしない……というか、聞こうとするそぶりすらない。
    聖杯戦争の5日目になってなお『キャスター』の真名を知らないのが最たる例だ。

    きっとそれは、自分自身のことを知られたくない気持ちの裏返しなのではないか、と『キャスター』は推理した。自分が実は嫌々正義の味方をやっていることを知られたくない、という思いが逆に、相手のことを知りたくないという形で出ているのではないだろうか。

    ……ただ、それはあまりに寂しい。もっと自分のサーヴァントのことを頼ってくれてもいいのに、と『キャスター』は思ってしまう。
    ご主人様の悩みは自分の悩み。ご主人様の悩みで、自分も共に悩みたい。辛いことがあるなら、出来れば解決してあげたい。良妻たろうとする『キャスター』は、心からそう思っていた。

    「……聞いてみましょうか。ご主人様が起きたら、夢のことも含めて」

    183 = 1 :

    Q.一月以上更新空けといて内容それだけかよ?
    A.すまない……本当にすまない……

    最近忙しくて書き溜める余裕が全然ありませんでした。更新できなくて本当ごめんなさい。
    今後も不定期更新になりますが、過度な期待はせずに気長に待っていただけると嬉しいです。

    184 :

    待ってるで
    できれば完結してほしいけど無理ならせめて何も言わずにエタるのはやめてくれよ
    無理なら無理と宣言してからいなくなってくれ

    リアルを大事にな

    185 :

    お疲れ様
    うん、エタの場合は宣言欲しい
    が、しかし完走まで頑張って欲しい
    リアルを大切にね

    186 :

    やっぱりこのssの士郎は原作とは違うとこあるんか?

    今更だけど士郎ってタマモ的にどうなんだろ

    187 :

    ご主人様って呼んでるから、駄狐的には悪くないんじゃないかな?>士郎
    (FGOでは「マスター」呼び)
    ただし一夫多妻去勢拳を喰らうことは確定だろうけど。

    188 :

    一夫多妻去勢拳(キック)か

    189 :


    自分は、弱虫だ。
    何かをしようとする勇気もなければ、何かを止めようとする勇気もない。あの日からずっと、「今まで通り」を維持し続けてきた。
    だからこそ、嫌になっても人助けをやめなかったし、聖杯戦争に参加しようが風邪を引こうが変わらない日常を過ごそうとしてきた。
    ーーそのせいで、今のような拗れた状況を生み出してしまったわけだが……。

    「……ご主人様は、どうして嫌々人助けをしてるんですか?」

    「……え?」

    190 = 1 :

    マスターの夢を見た、と『キャスター』は言った。
    その夢のある場面で、自分は人の頼みを嫌々受けていたという。
    自分には寝込んでいた間にそんな夢を見た記憶はないのだが……サーヴァントが見る夢は、必ずしもマスターの見ている夢と同じではないらしい。

    確かに、表面上は二つ返事で人助けをしている自分が内面では嫌がっている、というのは不自然に見えるだろう。そのわけを知りたくなるのも分かる。だが……


    「……ごめん、それはまだ言えない」

    「え……?」

    191 = 1 :

    「……やっぱり、私ではダメでしょうか。まだ信頼が……」
    「あぁあぁ、違う違う!『キャスター』が信用出来ないとか、そういうことじゃないから!」

    「ただ単に……まだ、打ち明ける勇気がないってだけだから」

    自分の心の中について話すとなると、自分の秘密について全て話さないといけなくなってしまう。自分にはまだ、全てをさらけ出す勇気がない。ただそれだけなのだ。

    「でも、いつか必ず、全部話すから。だから……それまで待っててくれるか?」
    「……はい♪分かりました、ご主人様」
    「……ありがとう」

    その時突然、まるで狙いすましたようなタイミングで、何処かからか魔力のパルスが響いた。

    192 = 1 :

    その魔力は戦闘のものにしては微弱で、しかし魔術師なら誰もが感知出来るようなものだった。

    「何だ……?」
    「さあ……ですが、明らかにわざと出されたもののようですね。どうしますか?」
    「罠の可能性もあるしな……とりあえず、使い魔で様子を見るか」

    仏壇の引き出しに勝手にしまっている呪符を一枚取り出し、魔力を込める。そうすることで、呪符は手のひらサイズの小人型の使い魔へと姿を変えた。

    「さっきの魔力の発信元に飛んでいって」

    小人は命令に従い、家の庭から空へと飛んで行く。厳密な場所は分からなくてもおよその方角は分かっているので、そちらに向かってくれればいい。あとは魔力が濃い方へ勝手に行ってくれるはずだ。


    適当な頃合いを測って、使い魔と感覚を共有する。使い魔がその時見ていた光景は……

    「……教会?」

    193 = 1 :

    「マスターの諸君、よくぞ集まっていただいた。私が今回の聖杯戦争の監督役を務める、言峰綺礼だ」

    視界の先の男が無人の教会の中でそう切り出す。
    左右を見ると、確かに使い魔らしき何かの影が見えた。どうやら、他の聖杯戦争の参加者(の使い魔)も先ほどの魔力を感知して教会にやって来ているようだ。

    「さて、早速だが本題に入らせていただく。諸君の求める聖杯は、それを求めるものに対してのみサーヴァントとの契約を可能にする。ところが今、一人の裏切り者が現れた」

    言峰綺礼は、淡々と話を進めていく。使い魔越しの映像でも、彼が油断ならない人物だということは伝わってきた。
    嘘をつく人間には見えないが、真実を素直に話す人間にも見えない。掴み所のない男だ、というのが第一印象だ。
    ーー彼に対して自分が強い嫌悪感を抱くのは、彼が対極の存在だからなのだろうか。それとも、瓜二つな存在だからなのだろうか。


    「『バーサーカー』のマスター。その者は、 冬木市内で今なお発生している通り魔事件の犯人で、己の欲を満たすためにサーヴァントを使役している」

    194 = 1 :

    今回は以上です。ギリギリ11月に間に合ってよかった……
    いい加減誰か脱落させないとペース遅すぎんだろってことで討伐令イベントです。
    士郎の秘密は物語の幹になる部分なので、終盤まで内緒ってことでどうか1つ。考察などはご自由にどうぞ。

    195 :

    今は亡き士郎に瀕死の所をアヴァロンを埋め込まれ命を救われた。
    偽者の夢を追い求めた士郎の遺志を継ぎ、偽者の偽者として生きる。
    切嗣の一部分を理想とし自分を殺した士郎の一部を理想とし自分を殺してる。

    196 :

    おつん

    197 :

    【報告】今月は更新出来なさそうです。本当すみません。
    来月(というか来年)になったらまた更新出来ると思うので、よろしくお願いします。

    198 :

    ゆったりと頑張ってどうぞ

    199 :

    うい

    200 :

    『で、衛宮はどーすんのさ?』

    言峰神父から発表があった日の夜、慎二から電話がかかってきた。

    「『バーサーカー』討伐のことだろ?勿論参加するさ。無関係な街の人が犠牲になってるのに、放っておけるわけないだろ」
    『ハ、衛宮ならそう言うと思ったよ』
    「そういう慎二はどうなんだ?お前が参加しないっていうなら、俺は別に引き止めはしないけど……」

    『バーサーカー』に夢中になっている間に他の参加者に隙を突かれる危険性もある。アクションを起こすことには必ずリスクも伴うのだ。

    『僕が参加しないって言っても、衛宮はやるんだろう?なら僕もやるしかないさ。仮にも同盟者で友達なんだ、勝手に死なれたら困るしね』
    「そうか……ありがとう」
    『別に礼を言われる筋合いはないさ。それに、討伐報酬も欲しいしね』

    言峰綺礼神父に討伐報酬として提示されたのは令呪一角。サーヴァントへの絶対命令権である令呪を増やせるというのはこの戦争においては非常に大きい。
    ただ、マスターである自分に非常に忠実な『キャスター』がサーヴァントである以上、自分の場合は是が非でも欲しい……というわけでもないというのが正直なところだ。もちろん、貰えるものなら貰わない手はないが。


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