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元スレ提督「最近違和感を感じるとです」
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大井「わ、私だって提督と北上さんが飲んだお酒を飲みたいんですっ!///」
提督「えぇー……」グスッ
……………
…………
………
……
…
23:50 提督部屋
大井「だぁ~かぁ~らぁ~っ!私は北上さん以外に興味なんてありませんって!」ヒック
北上「またまた~、私知ってるんだよ~?大井っちが男に興味があること位」フフン
提督「そうなんすか?大井っち」ヒック
大井「私は提督以外の異性と歩いたことなんてありませんがっ!」ゴトッ
提督「お願いもっと大事に扱って…」
阿武隈「私はてぇとくさんの事とっても大事ですよぉ~」ムフフー
北上「なるほどね~、大井っちは提督の事が好きなんだね~」ニヤニヤ
大井「な゛っ!///」ボフッ
提督「なんだぁ?大井っちはもしかして俺の事が好きなのかね?」ニヤニヤ
阿武隈「む~~っ」ムスッ
大井「えっ、いや、そそそういう意味じゃなくって…そのぅ……///」
北上「いやぁー盛り上がってきましたねぇ~」
提督「主に北上のテンションがおかしいだけだがな…」
北上「いっそのことこの山崎全部飲んじゃう?」
提督「それだけは絶対に止めてくれ」
prrrr…prrrr…prrrr…
阿武隈「てぇとくさん、電話なってますよぉー」
提督「誰だこんな時間に……」スッ
スマホ『お袋』
提督「ん?どうしたんだろう…」スタスタ
提督「もしもし?」
提督母『ごめんねぇこんな時間に電話して』
提督「いやいや、それより何かあったのか?」
提督母『いやね?あんたってまだ彼女居ないの?』
提督「…ああ、残念ながら…」
提督母『いい加減結婚も考えておきなさいよ?もう良い年なんだから』
提督「そんな事言ってもなぁ…」
提督母『はぁ…、そんな事だろうと思って、あんたに『お見合い』の話、持ってきてあげたわよ』
提督「えっ!マジで?」
提督母『大マジよ…、その調子じゃいつまで経っても結婚できそうにないからねぇ…』
提督「お袋……恩に着るよ…」
提督母『だから急で悪いけど、明後日の日曜日に会う約束してるから、ちゃんと支度しておくのよ?』
提督「えらい急だな…」
提督母『相手方は縁談の多い女の子らしいから、この日が丁度いいそうよ?』
提督「そっか…、まぁ出会いの場ができただけでも有り難いか…」
提督母『そうよー?だからあんたも頑張ってモノにしなさいね?』
提督「分かったよ、わざわざありがとうな、お袋」
提督母『時間と場所をメールで送っておくから、ちゃんと目を通しておくのよ?』
提督「分かった」
提督母『じゃあまた明後日ねー、飲みすぎには気を付けるのよ?』
提督「おう、じゃあなお袋」ピッ
北上「何の話だったの?」
提督「……」
大井「まさかご両親の身に何か…?」
提督「……」
阿武隈「てぇとくさん、教えてよぉ~」
提督「……来たぜ…!」
北上「は?」
提督「……俺にもとうとう、春が来たみたいだ…!」
大井「提督の頭は年中春だと思いますが…」
阿武隈「どういう事ですかぁ?」
提督「俺は明後日……、お見合いに行ってくるぞっ!!」グッ
北上「…………は?」
大井「…………え?」
阿武隈「…………ほえ?」
「これは……、もしかしたらコレで計画が潰れてしまうかもしれませんね……」
「一刻も早く対策を練らなければ……!」タタタッ
提督「いやぁ、ついに俺にも縁談が来たぜ…!」
北上「いやいや…………は?」
大井「何故このタイミングで……?」
提督「ああ~明後日が楽しみだなぁ~」
阿武隈「…………」
大井「…………」
提督「さて、じゃあ今日は祝杯も兼ねてじゃんじゃん飲んで良いぞー!」キュポン
北上「…………」
提督「実は秘蔵だったバランタイン17年も出しちゃうぞ~!」ハハハ
北上「…………もう要らない…」コトン
提督「え?」
北上「……もうそんな気分じゃなくなったから」
提督「あっ、まさかもう飲めないのかぁ?さっきまでの威勢はどこへやらw」ケラケラ
大井「…私もこの辺にしておきます」コトン
提督「おいおい、ホントにどうしたんだよ…。上司にようやく彼女が出来るかも知れないんだぞ?」
阿武隈「てぇとくさん…、私ももう要らないです…」コトン
提督「あ、阿武隈まで……」
提督「う~む……」
提督「はっ!まさか俺が先にリア充になるから、嫉妬してるんだな?お前らw」ハハハ
大井「………は…、絶対渡しません…」ボソッ
提督「ん?」
北上「あーあ、つまんないし、あたしもう帰るわ」ガタッ
大井「……私もこれで」ガタッ
阿武隈「………ごちそうさまでした…」ガタッ
提督「うぇ?」
北上「じゃあねー」スタスタ
大井「………」ブツブツ
阿武隈「てぇとくさん……おやすみなさい…」スタスタ
ガチャッ
バタン…
提督「……アイツら…、一体何があったんだ?」
提督「折角バラン17年ご馳走したり夜食作ったりとかしようと思ったのになぁ…」コクッ
提督「………」
提督「………やっぱさっきまでの方が美味しかったなぁ……」コトン
提督「……青葉に聞けば、何か分かるかもしれんが……」
タタタタタ……
ガチャッ!
青葉「呼びましたかっ!司令官っ!?」
提督「ノック位しなさい……」ハァ…
……………
…………
………
……
…
青葉「で、どんな要件ですかっ?」ズイッ
提督「近い近い」グイッ
提督「…実はさっき、お袋から電話があってな」
青葉「『お母様』からお見合いの電話があったと…」フムフム
提督「ああ………いや、何で知ってんだよ」
青葉「で、何で北上さん達の機嫌が悪くなったのかを知りたい……と?」
提督「先読みやめい」
青葉「因みに司令官はどの様にお考えですか?」
提督「……まぁ、アイツらより先にリア充になりそうだし、先越されて嫉妬したとしか…」
青葉「うーん、惜しいっ!」
提督「え、惜しい?」
青葉「いい線は行ってるんですけどね~」
提督「そうなのか?」
青葉「ええ、恐らく考え方の違いでしょうねー」
提督「……乙女心というものは、実に複雑怪奇なモノだな…」
青葉「いえいえ、司令官が思っている以上に単純ですよ?」
提督「…そういうモノか?」
青葉「そういうモノです」
提督「……まぁなんだ…、折角だし、青葉も飲むか…?」
青葉「ええ、ぜひっ!」ニコッ
0:50 提督部屋
提督「さて……、そろそろ寝るか…」
青葉「ぇえー、もっと飲みましょうよー」
提督「俺はもう十分飲んだからさ…」
青葉「むー」
提督「ほら、お前も早く自室に戻れ」
青葉「嫌です」
提督「……何故?」
青葉「私も間宮さんと同じように扱って欲しいです…」
提督「………やはり知っていたか…」
青葉「私を誰だと思っているんですか?」
提督「………一体どこにカメラ置いてるんだ?」キョロ
青葉「流石に置いてませんよ。………今は…」ボソッ
提督「………明日から部屋の掃除を隅々までするとしよう…」ハァ…
青葉「…司令官は怒らないんですね…」
提督「ん?」
青葉「私が司令官のお部屋にカメラ仕掛けたりしている事…、知っているんですよね…?」
提督「まぁ…、流石に俺も軍人だし、感付くよ」
青葉「では、何故知っておきながら……」
提督「俺自身、何もやましい事なんか一切していない自信はあるからな」
提督「それに自分の部屋で不審物を見つけられなかった俺もアホな訳だし」
青葉「……」
提督「あ、だからといって仕掛けて良い訳じゃないからな!俺にだってプライベートはあるんだし」
青葉「分かってますよ」
提督「ホントかよ…」
青葉「……1つ、質問して良いですか?」
提督「なんだよ」
青葉「……なんで司令官はそんなに優しいんですか…?」
提督「ええ?割と厳しくしてるつもりだが…」
青葉「甘いですよ…、甘々です」
青葉「何時かきっと、その甘さで後悔しますよ…?」
提督「……じゃあ今度青葉の悪戯が分かったら減給な」
青葉「あははっ!これは一本取られちゃいましたねぇ!」
提督「……」
青葉「あはは……」
提督「……なぁ青葉」
青葉「なんです?」
提督「まだ『あの事』…、引きずっているのか?」
青葉「っ!」ビクッ
提督「……」
青葉「あ、あはは…、バレちゃいました…?」
提督「…まだ信用出来ないか…?」
青葉「……『司令官の事は』信用してますよ…?」
提督「じゃあ何でまだカメラを仕掛けるんだ…?」
青葉「だって怖いじゃないですか…」
提督「……」
青葉「いつの間にか、私達の事を放り出して、居なくなってしまうんじゃないかって…」
提督「……アイツの事はもう忘れろ」
青葉「いえ…、あの出来事は絶対に忘れません…」
提督「でも…」
青葉「偶然だったとしても…、あの出来事があったお陰で、司令官と出逢えたんです……」
提督「……」
青葉「あの時、司令官が私を拾ってくれたから…今の私が……」ポロポロ…
提督「ったく…泣くなよ。らしくない」ナデ
青葉「うぅっ……すみませんっ……」グスッ
提督「謝る必要はない…。たまには誰かに甘える事も大事だ」ナデナデ
青葉「…しれぃかん……」グスッ
提督「ほら、こんな時間だ。今日はもう寝ろ」ポンポン
青葉「……」ギュッ
提督「……」
青葉「…一緒に寝てくれます……?」
提督「あー……」チラッ
提督(まてまて、大丈夫だ…、青葉相手に欲情なんてしないし…、大丈夫だ、落ち着け…俺……!)ギュッ
提督(決して……、決っして青葉の絶対領域なんかに惑わされないっ!)チラッ
青葉「……」ジーッ
提督「……」フイッ
提督(いやいや、俺は足フェチじゃないし、別に青葉の絶対領域なんか興味無いし…)
提督(OK落ち着け俺…、間宮の時も大丈夫だったんだ…、今回も大丈夫なハズ!)
提督(ここはクールに…、決して俺に下心は無い。あるのは父性だ…。俺は聖人だ…、賢者だ……)
提督「こ、コホン……。ま、まぁ良いだろう」
青葉「えへへ~」ギュッ
提督「ったく…、お前もさっさと良い男見つけろよ?」
青葉「あ、心配には及びませんっ!既に意中の相手は居ますよっ」
提督「……え?」
青葉「まさかこの私に好きな殿方が居ないとでも?」
提督「…そ…、そうだよなーっ、そりゃ居るよなー」
青葉「おやおや~?ひょっとして司令官は私の事がが気になるんですか~?」ニヤニヤ
提督「は、はっ?ちげーしっ!別に気になってねーし!」
青葉「ほほーう?」ニヤニヤ
提督「まぁ明後日俺もお見合いだしっ?俺にも相手位居るしっ?」
青葉「まさか青葉に欲情しちゃいました?」
提督「は?そんなわけねーし?だって部下だし?重巡だし?」
青葉「じゃあ何でそんなに慌ててるんですかぁ?」ニヤニヤ
提督「あーもー良いからさっさと寝るぞ!」ボフッ
青葉「わぷっ!」ボフッ
提督「じゃあ電気消すぞ?」
青葉「あ、その台詞事前みたいでいやらしいですねっ」
提督「うっせ」ベシッ
青葉「あいたっ」
提督「じゃあおやすみー」ピッ
青葉「おやすみなさーい」
……………
…………
………
……
…
提督「Zzz……」
「………あっという間に寝ちゃいましたね…」
「まったく…、スタイルには割と自信あるんですが…、流石に提督から襲ったりはしませんか…ちょっとガッカリです……」
「…ですが北上さん、大井さん、阿武隈さんが、まさか提督を一人にするとは思いませんでしたねー」
「お陰様でこうして至福の一時を味わうことが出来ている訳ですが……」
「それにしても『お見合い』ですか……。厄介ですねぇ…」
「相手は大体分かりますが……、私達の計画を邪魔するつもりでしょうか…?」
「もし『この事』を知った上での行動であれば、かなりマズイ事に……」
「……いえ、考えすぎですね…」
「とりあえず今は、この至福の時をしっかり味わいましょうか…」フフッ
「おやすみなさい、司令官……」ギシッ
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