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元スレ提督「手紙に本音を書くことにした」
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金剛「テートクゥ~」
提督「五月蝿い、静かにしていろ」
金剛「……」シュン
夕立「夕立ったら頑張ったぽい、提督さん褒めて!褒めて!」
提督「艦娘として当たり前の事をしただけだろう、評価には値しない」
夕立「……」グスン
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提督「……みんな行ったか」
提督「さっきのは流石に言い過ぎだよな、俺。金剛だってそんなには五月蝿くはして無かったし…夕立だって最近は頑張ってくれてるのに」
提督「何というか、女性の前だとどうしても強気な態度をとってしまうんだよな」
提督「このままでは艦娘達に嫌われてしまう…というか今の時点でかなり嫌われてると思う」
提督「……どうすれば本音を上手く伝えられるだろうか?」
提督「うーん」
提督「…手紙、そうだ! 手紙に本音を書いてそれを渡せばいいじゃないか!」
提督「我ながら良い案だ! これなら艦娘達に報告書として今日の戦果と一緒に一筆添えた手紙を渡せる!」
提督「瑞鶴と天龍か…」
提督「瑞鶴にはいつも演習でお世話になっているし…天龍だってこの頃は夜戦でかなり成果を上げてるみたいだし」
提督「…艦娘達が頑張っているのに労いの言葉一つかけてやれない自分が恥ずかしい」
提督「……よし、書くか」
提督「……」
瑞鶴「提督さん、失礼するよ」
提督「……」
瑞鶴「今回も私がMVPよ! やっぱり私には幸運の女神がついてくれてるのかな?」
提督「そうか…分かった」
瑞鶴「……じゃあ、私戻るから」
提督「瑞鶴、これを」
瑞鶴「?」
瑞鶴「何これ? 手紙…」
提督「……もう良いぞ、戻ってくれ」
天龍「天龍様のお帰りだ!」
提督「あまり大きな声を出すな、周りに迷惑だ」
天龍「うっせぇ…分かってるよ」
提督「……」
天龍「……」
提督「……」
天龍「なんか喋れよ、気まずいだろうが!」
天龍「大体呼び出した理由は何だよ! 理由も無く呼んだなら20.3mm砲の弾をぶちこんでやってもいいんだぜ!」
提督「これだ」
天龍「ん、なんだこれ…手紙? なんだ、戦果報告書か?」
提督「よし、戻って良いぞ」
天龍「戻って良いって…めんどくせぇからここで読むからいいよ」
提督「!」
提督「やめろ!」
天龍「ん、なんか見てまずい物でも入ってんのか?」
提督「いいから! やめて!」
いつも駆逐艦達の世話をしてくれてありがとう
あとお前は全然怖くない。むしろ可愛い
あとお前は全然怖くない。むしろ可愛い
天龍「嫌だ! 今読むねっ!」
天龍「えーと、なになに…」
『天龍へ
本当は面と向かって言いたいのだが、いざお前を前にすると恥ずかしくて死にそうなので手紙で書かせてもらう
いつも駆逐艦達の世話をしてくれてありがとう、とても感謝をしている。
思えば天龍にはいつも手伝って貰ってばかりだな、すまない私の所為だ。
あとお前は全然怖くない。むしろ可愛い
追伸、兵装を新しくして欲しいと言っていたので整備班に頼んでおいた、明日あたりには完成すると思う』
天龍「……」
提督「もう無理だ、生きていけない…殺せ、俺を殺してくれ」
天龍「……えーと、これ提督が書いたのか?」
提督「そうだ…殺してくれ」
天龍「へ、へぇ…あの提督がこんな事思ってたなんてな」
提督「……殺してくれ、俺はもう生きてく自信が無い」
天龍「こ、この可愛いって言うのも提督が!?」
提督「そうだ…うん、そう。俺が書いた」
天龍「そっか…そうなのか……へへっ!」
提督「もうダメだ…おしまいだ、俺はこの事を天龍に言いふらされて…」
天龍「なぁ、提督」
提督「なんだ天龍…」
天龍「人に褒められるって言うのは案外良いもんだな!」
提督「そうか…」
提督「なぁ、天龍…頼むからこの事は多言無用で、な?」
天龍「あぁ、分かってる」
提督「……良かった」
天龍「フフフ…提督、俺は可愛いか?」
提督「あぁ、可愛い…それは、俺が保証する」
提督「可愛くていつも応急修理女神つけてるくらい可愛い」
天龍「……えへへ」
天龍「なんだ、その…提督も恰好いいぜ」
提督「ほ、本当か!」
天龍「あぁ、恰好いい。俺が保証する」
提督「へへへ…」
>提督「可愛くていつも応急修理女神つけてるくらい可愛い」
あれこれは俺提督の話か?
あれこれは俺提督の話か?
提督「……用事は済んだし…天龍、もう戻っていいぞ」
天龍「おう! 俺はまた頑張ってくるぜ!」
提督「……少しは休んでも良いんだぞ」
天龍「?」
提督「何でも無い、戻ってくれ」
度重なる戦闘の中、『君を筆頭に』戦果を上げる諸君らには全幅の信頼を寄せている
今後も苦労をかける事になるかもしれないが、ぶうんちょーきゅーを願う
今後も苦労をかける事になるかもしれないが、ぶうんちょーきゅーを願う
提督「……」
瑞鶴「ちょっと、提督さん! これなに!?」
提督「…入ってくるならまずノックをだな」
瑞鶴「それよりこれ! この手紙よ!」
『瑞鶴へ
度重なる戦闘の中、『君を筆頭に』戦果を上げる諸君らには全幅の信頼を寄せている
と言うわけで今度君達艦隊の活躍を祝う会を行いたい、勿論『君を筆頭に』だ。
なので君の好きな食べ物などを言ってくれると嬉しい
今後も苦労をかける事になるかもしれないが、ぶうんちょーきゅーを願う
追伸、良い加減ムカつくからって艦載機飛ばすのやめて下さい、地味に身体と資材に響いてます』
瑞鶴「何なのよこれ!」
提督「……もしかしてふうんちょーきゅーの事か?」
瑞鶴「武運長久!」
提督「……」シュン
提督「いや…あの、瑞鶴さんには随分と頑張って頂いてますし」
瑞鶴「……」
提督「こ、この前の海域抜けられたのも瑞鶴さんのお力あっての事かなーって」
瑞鶴「……」
提督「……なんか、ごめん」
瑞鶴「あははは、提督さんキャラ変わりすぎ!」
提督「……計ったな!」
瑞鶴「いやでもその…提督さんはいつも執務室で腕くんで座ってるイメージがあったから」
提督「……そうでも無い、みんなが執務室にいない時は一人で遊んだりしてる」
瑞鶴「ふーん…だから、そんなイメージの提督さんが私に手紙書いてるところ考えてたらさ」
瑞鶴「あり得ないと思ったから…ドッキリかなんかかなーって」
提督「ドッキリじゃないよ!?」
瑞鶴「わかってるってぇ」
提督「ま、まぁ…そう言う事だから今度瑞鶴の勝利を祝う会やろう」
瑞鶴「あ、そうだ…私が好きな食べ物はね」
提督「……ふっ」
瑞鶴「何笑ってんの? きもっ…」
提督「……それは酷いだろ」
瑞鶴「何だろう、提督さんの中で私の好感度がものすごく下がったような気がする」
提督「そうか」
瑞鶴「反応が冷たい…あんまり冷たいと私、不貞腐れちゃうよ~」
提督「勝手にしろ」
瑞鶴「なんて言うかさぁ…」
提督「なんだ」
瑞鶴「提督さんは私のこと今まで褒めてくれ無かったでしょ?」
提督「……そうだな」
瑞鶴「それでさ、心配だったんだよね…もしかして私…ちゃんと活躍出来てないんじゃないかなって……提督さんの期待に添えてないんじゃないかなってさ」
提督「そんなことは無い」
提督「瑞鶴は頑張ってくれてるよ」
瑞鶴「そうやって面と向かって言えば良いのに…なんで手紙にしちゃうのかなぁ」
提督「うっさい…恥ずかしいんだよ……」
瑞鶴「提督さんが赤面してるー、めずらしいぃー」
提督「まぁ、その…なんだ」
提督「瑞鶴、いつも……あり…が、とう」
瑞鶴「どういたしまして」
提督「……あと、艦載機の方も…控えて下さい」
瑞鶴「…それは提督さん次第かなぁ」
提督「善処します…」
瑞鶴「じゃ、私戻るから…じゃねー」
提督「……」
提督「はぁ、恥ずかしかった」
提督「……手紙に書いても最終的にこっちにくるなら意味無いじゃないか」
提督「…でもまあ、艦娘達との会話は出来たし…大丈夫かな」
提督「…さて、もう遅いし風呂に入って寝ようかな」
ぶうんちょーきゅーっていうと金剛の轟沈台詞を思い出すな
女神でピンピンしてるけど
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いつもがんばってるな、おかげで潜水艦狩りがすさまじいです。
今度航空巡洋艦になるが、がんばってくれ
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