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    元スレ女教師「君を私の物にする為ならどんなことだってやるよ」

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    251 :

    何か変なのがいるなあ

    252 :

    続き待ってるぜーだが無理せずのんびり書いてくれー

    253 :

    昔の修羅場エロパロスレを思い出す
    いい時代だった…

    254 :

    「…」

    「何とか言いなさいよ」

    「…もう……いいよ……」

    「…は?」

    「ぼ、僕の事は…もう…放っておいて…」

    「…それってどういう意味?」

    「…ずっと…妹のやってることは正しい……僕が間違ってるんだ…って…」

    「そうやって考えてきた…けど……違うって……あの人が教えてくれた…」

    「…」

    「だ、だからね。妹…僕のことは放っておいて……僕は妹がいなくても…」

    「…」

    「先生が……あの人がいれば………もう大丈夫だから…」

    「今まで本当にごめんね……でもこr

    バンッ

    「ふざけるなっ!!!」

    255 = 254 :

    「!!」

    「私がいなくても大丈夫ですって!?兄さんはよくそんなこと言えるよね!!」

    「私に逆らったらどうなるかのかよくわかってるでしょ!?」

    「…」

    「それとも何?殴ったり犯したりするくらいではもうわからないくらいに頭がおかしくなってしまったんですか?」

    「…い、妹…お願い帰って……もう一緒にいたくない………」

    「…」

    「お前……本当に殺すぞ…」グィ

    「」ピクッ

    ガラッ

    「っ!!今すぐ彼から離れなさい!!!」

    256 = 254 :

    「…」

    「離れろと言っているんです!!」パッ

    「…いたっ…」

    「男くん大丈夫ですか!?何かひどいことされてはいませんか!?」

    「…だ、大丈夫です……」

    「そうですか……よかったぁ…」

    「…」ギロッ

    「チッ…なんですかその目?……別に私は何もしてないですけど?」

    「彼に近づかないでくださいとお願いしたはずですよね」

    「そ、そうですね。で、でも……ヒックッ…わ、私…ど、どうしても…」ウルウル

    「ごめんなさい……兄さんに会いたくて……それでつい……ううっ…」ポロポロ

    バチンッ!!

    「っう…!いきなり何すんのよ!!」

    「ずいぶんと嘘泣きがお上手みたいですが、相手を見てやったほうがいいですよ」

    「チッ…くそ女が……いい気になるな…」

    「…いい気になっているにはあなたでしょ?本当にどうしようもないクズですね」

    「人のこと言えないでしょ?いつまでもこんな勝手な事が許されてるなんてさ……」

    「…どうせ…あんた……自分の体でも売ってるんでしょ?あ、それともお金使ってるのかな?」

    「…」

    257 = 254 :

    「あれれ~?何も言わないってことはやっぱりそうなんだ~…へぇ~…」

    「…」

    「気持ち悪っ……そこまでして人の所有物をほしがるなんて……あなた…異常なんてもんじゃないよ…」

    「…確かにその通りです。私もあなたも…普通ではないです」

    「あなたと一緒にしないでもらえるかなー?すごく気分が悪いのですけど…」

    「…」

    「はぁはぁ…お、お嬢様ここにおられましたか!先ほどは本当にもうしわk

    「今すぐその子を追い出してください」

    「え、あ、はい!!」

    「大丈夫。自分でちゃんと帰りますから安心してください。ご迷惑をお掛けしました」

    「よ、よし…出口まで送ろう…」

    「兄さんは…確か明日帰ってくるのですよね?」

    「…」

    「それでは、私待っていますから……帰ってきたらまた…たくさん遊びましょうね?」ニコッ

    「」ゾクッ

    「ふふっ…またね兄さん」スタスタ




    258 = 254 :

    「…」

    「大丈夫ですか?本当に何もされてはいませんか?」

    「…はい…」

    「…」

    「…帰ったら…何されるんだろう……妹にあれだけ逆らっちゃったから…」

    「あの子のいるところに帰したりはしません」

    「学生寮への入居の手続きはもう済んでいますから、君は明日からしばらく寮で暮らしてください」

    「え…でも…確か寮にはいくつか基準があって……僕は……」

    「問題ないです。そんなことどうにでもなりますから君は心配しないでください。ご両親への了解も私が…」

    「…」

    「…どうかしましたか?」

    「…その…一体どうやって……」

    「…」

    「妹さんが言っていた通りの手段を使っているだけですよ」

    「…え…」

    「…何度も言っているではありませんか」

    「君を私の物にする為だったらどんなことでもやると」

    「その為なら……お金や権力……体を差し出すことさえも……何の躊躇いもなく出来ます」

    259 = 254 :

    ちょっと体調崩してた
    お休みまた明日

    260 :


    お大事に

    261 :

    ブスちゃん大勝利?????

    262 :

    「…」

    「幻滅してしまいましたか…?」

    「いえ…」

    「僕も妹を怒らせない為に……なんだってしてきたから…」

    「…」

    「でも、先生……今日妹にやっと言えました」

    「もう一緒にいたくないって」

    「…そうですか」

    「こんなこと…妹に言えたの初めてなんです。先生が助けてくれるって言ってくれたから…だから……」

    「…」

    「…男くん、わかっていますよね?」

    「…?」

    263 = 262 :

    「君にはもう選択肢がないんですよ。…私に頼る以外に選択肢がありません」

    「……確かにそうですね。先生以外に助けてくれる人もいない…」

    「…」

    「これから君は私の言うことだけを信じ……私の言うことはなんだって聞くことが出来ますか?」

    「…」

    「そうしていれば、…もう妹に脅えなくてもいいようにしてくれますか?」

    「もちろん。今日みたいな目に二度と合わせません。一生君のことを守ります」

    「……わかりました。先生の物にでも……何にでもなります。だから…」

    「お願いします…助けてください…」

    「…ええ………助けてあげます…」ニヤッ

    「ありがとうございます…」

    「ふふっ…」

    「…これで君は私の物……私だけの物になりました……一生離しません…ずっと一緒です…」

    「私の物には……誰も手出しはさせません…」

    264 = 262 :

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    「母さん…ちょっといいですか?」

    「ええ…はい…わかりました。」

    「…電話中か…」

    「では、よろしくお願いします…失礼します…」ガチャ

    「おはよう、母さん」

    「ん?どうかした妹ちゃん」

    「兄さんは今日帰ってきますよね?何時頃帰ってくるのでしょうか?」

    「ああ、男なら寮に入るみたいだからしばらく帰ってこないって」

    「え…」

    「あの子ずっと寮に入りたい入りたいって言ってたからね……自宅から近いって理由で断られてたけど…」

    「なんか許可もらったらしいから…まあよかったのかな?…あの子が望んだことd

    「ふざけんなよクソ婆!!!そんなの断りなさいよ!!!」

    265 = 262 :

    「!!お、親に向かってなんて口聞くの!!」

    「あんたらみたいなクズ生まれて一度も親だなんて思ったことないんだよ!」

    「なっ……」

    「ああああああ!!あのクソ女がまた私と兄さんの邪魔を…!!!もうイライラする!!」ガンガンッ

    「ちょ、い、妹…!?ど、どうしちゃったのよ……あなたはそんなことする子じゃ……」オロオロ

    「あぁ!?お前に私の何がわかるんだよ!?何にも理解してねえだろうが!!」

    「…っ」

    「私のことをちゃんと理解してくれてるのは兄さんだけ!!他はみんなクズ!!」

    「あんたも父さんも……みんな!みんなクズなんだよ!!」

    「妹ちゃん……」

    「ハァハァ…」

    「…とりあえず…学校に行って頭冷やしてきて…私も仕事行かなきゃいけないから、帰ってきたらまたお話ししましょう」

    「…クズと話すことなんて何もない……みんな死ね……」

    ガチャン

    「…あの子…どうしちゃったのかしら…」

    266 = 262 :

    お休み
    また夜か明日に~

    267 :

    おつ

    結局二人ともメンヘラガイジやんけ!

    268 :

    教師の方は暴力大好きな野蛮人じゃないのでセーフ

    269 :

    ダメだ
    親もクズってほどじゃないがポンコツだ

    自分の子供がおかしいって思うんなら問題先送りにせずにその場で話し合おうよ・・・・

    270 :

    こんなもんじゃね親って

    271 :

    妹本性さらけだすのに躊躇ねーなww

    272 :

    「…」

    「それであの子がね……」

    「あははは…そうなんだ…」

    「…」

    「妹ちゃん?大丈夫?」

    「は?何がですか…?」

    「え、い、いや…何かぼーっとしてたから…」

    「…別に……ただ興味がないから聞いてなかっただけですが…」

    「…はあ?…何、その言い方…」

    「本当の事を言っただけだけど?」

    「……あんたさー…いい加減その人を馬鹿にするような態度辞めたら?こっちだって好きであんたなんk

    「ああああ!そうだった!!私たちちょっとお手洗いに行こうとしてたんだった!!」ガシッ

    「ごめんね妹ちゃん!また後でー!!…ほら行くよ!!」グィ

    「…チッ」スタスタ

    「…」

    273 = 272 :

    「…」スタスタ

    「だからさー…あんたはもうちょっと我慢しなって」

    妹 ピタッ

    「…(この声…あの子たちか…」

    「だって…あいつムカつくんだもん…」

    「私だって別に好きで仲良くしてるわけじゃないよ。ただあの子と一緒にいたほうが色々とお得じゃん?」

    「成績優秀で先生達からの評判も良いしさー……美人だからかっこいい人とかによく声かけられるし」

    「性格最悪だけどね」

    「だから仲良くしてるフリだけしとけばいいんだって、お友達ごっこ!」

    「わかったよ…我慢する…」

    「それにしてもさー、あの子のお兄さんはいい人なのに…なんであの子はあんなに性格悪いんだろう…?」

    「ああ、確かに…私もたまにお兄さんとばったり会ったりするんだけどさ」

    「会うたびに、いつも妹と仲良くしてくれてありがとう。これからも仲良くしてあげてね…って」

    「私も同じような感じのことよく言われるなー…なんかあの人感じ良いよねー」

    「なんで兄弟なのにこうも違ってくるんだろうね」

    バリンッ!!

    274 = 272 :

    「!!?」

    「…」

    「い、妹…ちゃん…え…?い、いつからそこに……それになんでガラス割って…」

    「…」ギュ

    「あ、危ないよ…破片つかんだりしたら…………」

    「か、片付けるの手伝うからさ…それ早くおいt

    「…」ガシッ

    「ひっ…!!?」

    「ちょ、い、妹ちゃん!?何してるの!?」

    「うるさい……あまり騒ぐとこいつの喉刺しちゃいますよ?」スッ

    「や、やめっ……お、おおお願い…」ブルブル

    「だから喋るなって言ってるだろうが…」

    275 = 272 :

    「や、止めてよ妹ちゃん!!どうしてこんなこと……ほ、ほら…私たち友達じゃん…」

    「はぁ~?」

    「私はあんたたちのことを一度でも友達だなんて思ったことないけど?」

    「っ…」

    「言っておくけど…お友達ごっこに付き合ってあげてたのは私の方なんだよね」

    「…」

    「まあ別に何と言われたってどうでもよかったのだけど……私今すっごく機嫌が悪いの……あまり調子に乗らないでもらえる?」スゥ

    「わ、わわわかったから……ここ、殺さないで…」ブルブル

    「…」パッ

    「っ…だ、大丈夫!!?怪我してない!?」

    「」コクコクッ

    「鬱陶しいので二度と私に近づかないでください。あ、それと後片付けよろしくお願いしますね?」

    「「…」」

    「それでは…さようなら…私は大切な用があるので帰ります」





    「兄さんを迎えに行かなくてはなりませんから……」

    276 = 272 :

    ちょっと用事が入った
    また今夜に

    278 :

    怖い

    279 :

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    「なあ、お前今日から寮に住むってマジ?」

    「そうだよ」

    「へ~、そうなんだ。よかったじゃ、お前ずっと寮に入りたいって言ってたもんな」

    「…うん」

    「え、男くん寮に住むの!?退院したばかりで大変でしょ?指もまだ治らないだろうし…」

    「大丈夫だよ。心配してくれてありがとね」

    「その…も、もしよかったら……たまに何か手伝いに行ったりしてもいいかな…?」

    「うるせえ!!俺がやるから問題ない、それにブスは立ち入り禁止だ」

    「ブスが立ち入り禁止ってより女子が立ち入り禁止だからな」

    「女子はみんなブスだろうーが!!」

    ウワー…ヤッパリ…マジモンナンダ…
    サイキンオマエ、ホンショウダシハジメタナ

    「」ゾクッ

    「お?どうした男、体がまだ痛むのか…?」

    「いや……なんだか少し寒気が…」

    「お前寒がりだもんなー…待ってろ窓閉めてやるから」

    イヤ、サムインジャナクテ…オマエガキモイカラ…
    シーッ!イッチャダメ!

    「…ん?…あれ…妹じゃね…?」

    「え…!?」

    280 = 279 :

    「あの校門に立ってる奴」

    「ああ~確かにあの子だ」

    「ほら男、あれお前の妹だよな?」

    「…」

    妹 ジィ

    「なんかずっとこっち見てるけど……お前のこと待ってるんじゃね?」

    「う、うん……た、たぶんそうだよね……」

    「男、ちょっと行って来いよ。次の授業始まるまで少し時間あるから」

    「」コクンッ

    「俺も一緒に行ってやるよ。寮に入るから荷物とか持って来てくれてるのかもしれんしな」

    「うん…ありがとう…」

    281 = 279 :

    「…」

    「おーい、妹」

    「…」

    「…兄さん」

    「どうした?荷物でも持ってきてくれのか……と思ったけど手ぶらじゃねーか」

    「兄さん…迎えに来ました。早く帰りましょう」

    「無視かよ…」

    「…ご、ごめん…僕は…しばらく家には帰らないから…」

    「え、なに…お前寮に入るって言ってなかったの?」

    ガシッ

    「いいから帰りますよ…」グィ

    「や、やめてよ…」ビクッ

    「おいおい妹辞めろって、なんか知らんが男が嫌がってるだろ」スッ

    「うるせえな!!関係のない奴は黙ってろよ!!!」ドンッ

    「うっ…つぅ……ゲホッ…!お、お前…そこ…みぞおち…」ゲホゲホッ

    「だ、大丈夫!?」

    282 = 279 :

    「そんな奴どうでもいいから…!!ほら、早く帰りますよ…」

    「い、いやだ…って…ほ、本当にやめて…」

    「いいから!!兄さんは私の言う通りにしていればいいんです!!」グィ

    「っ…」

    「大丈夫…私に従っていれば絶対に後悔しません。私は必ず…兄さんを…」

    ツンツン

    「だから関係のない奴は引っ込んでろって言ってるでしょ!!」パッ

    「…」

    「あ、あんた…!!…な、なに?また私の

    バチンッ!!

    「っ…!!」

    283 = 279 :

    「…男くん、そろそろ授業が始まりますから急いで教室に戻ってください」

    「え、えっと…でも…」

    「…」

    「わ、わかりました…」

    「そこで蹲っている彼も…早く戻ってください」

    「ふぅー、ふぅー…妹…てめえ覚えてろよ…」スッ

    「歩ける…?肩貸すよ…」

    「ま、待ちなさい!!」

    バキッ!

    「うっ…いったいわね…!!」

    「…」ガシッ

    「くっ…」

    「…」

    「私の物に勝手に触ろうとするな」

    「!!…だ、だから…違うって…兄さんは私の……も、物だって何度言えば…」

    バキッ!ボキッ!!

    「うぐっ…っう…!」

    284 = 279 :

    「…」

    バコッ!!ドカッ!

    「ぐふっ…つぅ…い、いだっ…や、やめ…やめろっ…うぅ…」

    バキッ、ボキッ……

    「ううっ…ぐっ…ゲホゲホッ…はぁはぁ……」

    「…」

    「はぁはぁ…なんだよ…その目…」

    「…」

    「み、見下してんじゃねーよ!!クズの癖に私のことを見下すんじゃ…!!」

    ガシッ

    「ひっ…!」

    「あなたも同じですよ?」

    「…」

    「…ですが、あなたという存在がなかったら、もしかしたら…彼を私の物に出来なかったかもしれませんね」

    「そのことに関してだけはお礼を言わせてもらいます」

    「…」

    「長い間ご苦労様でした。あなたのようなクズ、もう彼に一切必要ありませんので…」

    「…どうか…二度と、彼の前に現れないでくださいね」

    「ふ、ふざけるな…どうしt

    女 ギロッ

    「」ビクッ

    「…」

    「では、さようなら」スタスタ







    「…」


    285 = 279 :

    お休み

    286 :

    ボッコボコやん

    287 :

    人前で人殴っちゃダメですよ先生

    289 :

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    「…」スタスタ

    ウワー…アノコ、ボロボロジャン
    イジメニデモアッテンノカナ…カワイイノニ

    「…」スタスタ

    ヒソヒソ…ザワザワ…

    「…」スタスタ

    「………私をそんな風に見るな……クズどもが…」



    『あなたも同じですよ?』



    「っ…」

    「…ちがう…私は……私と兄さんは……違う……」

    「…」

    290 = 289 :

    「妹ちゃん、遅いわね…」

    「てか妹ちゃんが本当にそんなこと言ったのか?とてもじゃないが信じられんな…」

    「私も耳を疑ったわよ……あの子があんな言葉を使うなんて…」

    「……男と違って…あの子は出来のいい子のはずなんだが…」

    「ちょっと!またそういうこと言って…」

    「い、いや別に変な意味ではないぞ…!」

    ガチャ

    「…」

    「あ、帰ってきた…」

    「…」スタスタ

    「おかえり妹ちゃん、ちょっとお話をしようか…」

    「…」

    「ん!?妹ちゃん怪我してるのか…?」

    「だ、大丈夫!?一体何があったの……ま、まさかいじめ!?」

    「…道で転んだだけです」

    291 :

    「み、道で転んだって…そんなわけないだろう」

    「本当にそれだけです。何の問題もありませんから」

    「妹ちゃん……お願い本当のことを言って……ね?」

    「…」スタスタ

    「ちょ、ま、待ちなさい…」ガシッ

    「私に触るな!!!!」バッ

    「!?」

    「…」

    「…あなたたちは私が今までどんな嘘を付こうがそれをろくに疑いもせず、馬鹿みたいに信じてきたんです」

    「今回もそうしてください……ほら、だって私とてもいい子じゃないですかー?ねえ父さん?」

    「え…お前は何を…言って…」

    「面倒くさいので今さら親面して心配なんかしないでくださいってことです」

    「お、親面って……愛する我が子の心配をするのは当たり前のことだろう…!」

    「馬鹿馬鹿しいですね。自分の子供のことを何一切理解してないくせに愛しているだなんて」

    292 :

    「なっ…」

    「まあ、仮にあなたたちが私を本当に愛しているとしましょう」

    「では、聞きますが…兄さんのことも私と同様に愛していますか?」

    「も、もちろんだ…」

    「嘘ですね」

    「嘘なんかじゃ…」

    「ではなぜ、小さいときから私と兄を比べて差別してきたのでしょうか?」

    「さ、差別なんかしてないじゃない…私たちは同じように…」

    「あなたたちは兄の言うことと私の言うこと、一体どちらを信じてきましたか?」

    「…」

    「私のやりたいことと、兄さんのやりたいこと…一体どちらを優先させて来ましたか?」

    「私と兄さん…」

    「一体どちらをいらない子だと思ったことがありますか?」

    「…妹、いい加減にしないさい……」

    「…私…今でもはっきりと覚えているんですよ……」

    「…」

    「まだ私も兄さんも…小さい頃にあなたが無意識に言ったあの言葉が…」

    「…俺が何か言ったか……?」

    「ええ、父さんは確かにこう言いましたよ」

    「兄の方はいらなかったかもな……と」


    293 = 292 :

    「どうして…あんなにも優しい兄さんがそんなことを言われなければならないのか…」

    「小さいながらに…悔しくて悔しくて…たまらなかった…」ギュ

    「なんで…お前らみたいなクズに…私の兄さんを……」

    「お、お父さん……そんなこと言ってないわよね…?」

    「…やべっ…言ったかもしれない」

    「はぁああ!!?なんでそんなこと言ったの!?」

    「い、いやほら…昔酒とか結構飲んでただろ…?酔っててよくわからんことを…言ったかも…」

    「ほんっと最低ね……!!」

    「あなたも人のこと言えないでしょう?」

    「え…?わ、私…!?」

    「あなたは兄さんをいらない……と思ってる以前にそもそも兄さんに対して興味がないですよね?」

    「っ…」



    294 :

    親の罪を指摘するのはいいけど
    棚上げはダメよ妹ちゃん

    295 = 292 :

    「昔から兄さんのことに一切興味を持って接しようとしない、全て周りに任せてるだけ」

    「…」

    「今朝のことに関してもそうです。子供が家を出て寮に入ると言っているのに本人から何の
    話も聞かず、はいそうですかと納得している」

    「私のことは、帰りが少しでも遅いと無駄な心配をすると言うのに」

    「…そ、それはあの子が望んだことだし…それに妹ちゃんは女の子だから余計心配に…」

    「なぜそれを望んでいるのか理由を聞いたことはありますか?」

    「…」

    「え、ちょっと待って男のやつ寮に入るの!?俺何も聞いてないんだけど!!」

    「今はそんなことどうでもいいじゃない!!あんただって迎えに行くって言っときながらどうせ忘れてるんでしょ!?」

    「忘れてねえわ!!ちゃんとこのあと、妹ちゃんの次に…」

    「ほら、そういうとこですよ」

    296 :

    クライマックスだ

    297 :

    もしかして全ての元凶はこの親ども?

    298 :

    妹ちゃんもやることやってるからなぁ

    299 :

    「「…」」

    「…私はあなたたちとは違う。いつも兄さんのことだけを思い、兄さんのためになることだけを考えてきました」

    「…」

    「兄さんの周りにはクズが多すぎる。だから…私がしっかりと面倒を見てあげないと……兄さんまで……」

    「…」

    「…間違ったことはしていない……全部兄さんのためにやってきたことだから……大好きな兄さんのために…」

    「……お前らみたいなクズに…兄さんを馬鹿にさせないために……私はずっと……」

    「…えーっと……」

    「…ごめんね妹ちゃん……まさかあなたがそんな風に思ってたなんて…」

    「い、いや、でもな……俺たちも人間だからさ……多少優劣を付けるのは仕方がないって言うか…」

    「そ、そうね……正直、要領のあまりよくない男より……何でもすぐに出来ちゃう妹ちゃんの方が親的には…」

    「お前らがそうやって兄さんを馬鹿にするから…!!!だから…私は……!!!」

    「あ、いや…べ、別に馬鹿にしたわけでは…」

    300 = 299 :

    「…」

    「…もういい…私は疲れました…」

    「…」

    「まだ何か話したいことがありますか?」

    「…いや…今日はもういいよ…」

    「…そうですか」

    「では、私は先に休ませてもらいます」

    「あ、ご、ご飯は……いらないよね…」

    「…」スタスタ


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