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    元スレ八幡「葉山は俺から全てを奪った」

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    151 = 139 :

    八幡「その辺りは良く考えて、俺に話しかけて来いよ」

    いろは「わかりました…」

    ガラガラ



    八幡「まあ、あとは一色の問題だしな、俺との距離も考えるだろ」


    川崎「どうすんの、この後?」

    八幡「さあ、どうしようかね」


    教室

    ガヤガヤ

    八幡「…」

    八幡(相変わらず、見られてるな。影のような俺がこんなに目立つなんて)

    152 = 139 :

    葉山「今度の休みにどこかへ行くかい?」

    戸部「あ、いいじゃん。何処いくよ?」

    葉山「そうだな、買い物でも…」


    海老名「う~ん、でも結衣、もったいなかったかもね」

    結衣「え…なにが?」

    海老名「ほら、告白してきた人。なんて言ったっけ?」

    三浦「あいつ、隼人程じゃないけど人気あるしね。あーしとしてもあのくらいの奴ならいいかな」

    結衣「だ、だから…なんだか前提が間違ってるよ~」

    三浦「告白ってかなり勇気いるんだしさ、その後失敗したら意味ないんだし」

    三浦「結衣も誠意を持って対応してあげてもいいんじゃない?」


    結衣「う、うん…そうかもだけどさ…」

    153 = 139 :

    八幡「…」

    八幡(葉山が嫉妬ね…俺に)

    八幡(まあ、あいつに勝ってる部分もあるかとは思うが)

    八幡(発端は雪ノ下じゃないのか…)



    戸部「な、なあ…」

    三浦「ん?なに、戸部?」

    戸部「ヒキタニ君がこっち見てるけど…なんとかなんないのあれ?怖い」

    三浦「ヒキオ…」


    結衣「あ、あたしがそれとなく言ってくるね」

    三浦「待ちなって、結衣」

    結衣「え、優美子…でも」

    154 = 139 :

    三浦「戸部、我慢しなってそれくらい」

    戸部「え…でもさ…」

    三浦「ヒキオにも世話になってたし、いいでしょ」


    戸部「あ…お、おう。しょうがないべ」

    結衣「優美子…どういうつもり?」

    三浦「別に、あんまあいつと関わらない方がいいって。前から言ってるでしょ」

    結衣「う…優美子…」


    …………

    八幡「あーしさんは気づいてんのかね、まあどうでもいいが」

    八幡「しかし…この距離保ってる方があいつらにとってもいいのは確かか」

    「ヒソヒソ」

    「きもい…」

    八幡(この状況だとな…)


    八幡「……」

    155 = 139 :

    川崎「比企谷」

    八幡「川崎…どした?」

    川崎「お昼…どう?一緒に」


    八幡「お前とか?」

    川崎「お弁当とか持ってきてないでしょ?あたしも買いに行くんだけど」

    八幡「…なら、材木座と小町も呼んでいいか」

    川崎「いいけど」

    八幡「んじゃ、ちょっと待っててな」


    川崎「あたしも弟呼んでもいい?」

    八幡「あいつか…まあ、いいけど」

    156 = 139 :

    生徒会室


    葉山「悪いねいろは。お昼を一緒にしてもらって」

    いろは「いえいえ、葉山先輩なら大歓迎ですけど…」

    葉山「なんだい?」

    いろは「雪ノ下先輩はいいんですか?」

    葉山「雪乃ちゃんとはまだ仲がね…これから埋めていければいいけど」

    いろは「ああ、許嫁でしたっけ。大変なんですね」

    葉山「思いのほかね」


    いろは「…あの、葉山先輩…」

    葉山「なにかな。いろは」

    いろは「……いえ、なんでもないです」

    葉山「?そうかい?じゃあ、今度の休みだけど」

    いろは「今度のですか?」

    葉山「遊びに行かないかい、他のメンバーも来るけどね」

    いろは「…わかりました」

    いろは「…」

    157 :

    おや、いろはすの様子が

    158 = 139 :

    小町「意外です…こんなメンバーでお昼とか」

    大志「ほんとにね」

    八幡「お前は呼んでないけどな」

    川崎「ちょっと、大志に突っかからないでよ、怒るよ」

    材木座「う~ん、我は微妙に居心地が」


    小町「沙希さんもすみません。兄が不肖なばかりに気を遣わせてしまって」

    川崎「いや…いいけどさ。ていうか兄弟とは思えないくらい礼儀正しいよね」

    小町「えへへ、よく言われます」

    八幡「おい、俺をディスるなよ…泣いちゃうぞ」

    小町「お兄ちゃんが雪乃さん達と仲戻さないから、気を遣わせてるんだよ」

    八幡「それは…感謝してるが」

    川崎「いや、いいけどさ。どうせあたしも一人だし、噂とか気にならないし」

    材木座「我もだ!感謝するがいいぞ、八幡っ!」

    八幡「ドヤ顔やめろ…」

    159 = 139 :

    小町「まあ不肖の兄ですけど、多分喜んでると思います」

    大志「お兄さんは照れ隠しっすね」

    八幡「おい…お兄さんはやめろってあれほど…」

    大志「じょ、冗談っす…」


    八幡「しかし…」

    八幡(なんだこの面子は?おかしな面子だなホント)

    八幡(悪くはないけど)

    八幡(葉山…お前はやっぱり爪が甘いな)

    160 :

    爪じゃなくて詰めだよ

    161 :

    細かいけど
    「爪」じゃなくて「詰め」やで

    162 = 139 :

    放課後


    三浦「結衣、帰ろ~」

    結衣「優美子…うん」

    三浦「どこかに寄って行く?」

    結衣「別にいいけど、ご飯くらいなら」

    三浦「じゃ、そうしよ」

    海老名「じゃあ、わたしもご一緒しようかな~」

    三浦「んじゃ、出発」


    スタスタ


    八幡「あいつらは3人で帰るのか」

    八幡「前までなら、由比ヶ浜と二人で奉仕部だったが」

    八幡「これが自然の流れだな」


    戸塚「八幡、帰るの?」

    八幡「戸塚…まあな」

    163 = 139 :

    >>160-161
    全く気にしてなかった、指摘サンクスです。

    164 = 139 :

    戸塚「じゃあさ、一緒に帰らない?」

    八幡「…いや、やめとく」

    戸塚「えっ?八幡?」


    八幡「すまん、用事あるからまたな」

    スタスタ

    八幡「くそ…」


    八幡「葉山…あの噂だけは大したもんだよ」

    八幡「俺から戸塚を遠ざけるには十分過ぎる…」

    八幡(戸塚を狙ってる…確かに気持ち悪さMaxでしかも、嘘でもない…完璧だな本当に)


    八幡「…くそ」スタスタ

    165 :

    こういう場合葉山と何のつながりも無い川崎さんはお得な存在だよなあ
    元々好意を持っているいろははいうに及ばずだが無関心の結衣は同じグループ
    嫌悪している雪乃も家のつながり上無碍にすることは出来ない立場
    しかし川崎さんはそういうのが全くないどころか一度の接触で胡散臭い男と見られてるから
    引っぺがすのは容易ではないというかほぼ無理だろうな

    166 :

    切り札材木座の活躍に期待

    167 :

    この状況で一匹狼川崎に歩み寄ったらこいつなんだ? ってなるしね

    168 = 139 :

    下駄箱


    いろは「あれ…先輩…」

    八幡「一色か…こんなところでなにしてんの?」


    いろは「え、えっと待ってるんです」

    八幡「待ってる?」

    いろは「葉山先輩たちを」

    八幡「一色…」


    葉山「ゴメン、待たせたね、いろは」

    戸部「あれ、ヒキタニ君もいんじゃん。なにしてんの?」

    雪乃「…」

    八幡「雪ノ下も…」

    169 = 165 :

    むしろいろはに期待だな
    ちょうど雪乃もいるみたいだし噂の発生源をうまくゲロさせれれば…

    170 = 139 :

    葉山「みんなで帰るところなんだ。君もかい、比企谷?」

    八幡「まあ、帰るところだな」

    雪乃「そう…」


    八幡「雪ノ下も帰るのか?」

    雪乃「ええ、少し彼らと寄るところもあるのだけれど」

    八幡「一色もか?」

    いろは「…はい、先輩」


    葉山(彼がいたのは予想外だったけど、これは怪我の功名かな)

    葉山「君も来るかい?せっかくだし」

    八幡「俺が行くと思ってんのか?」

    葉山「思ってないけどね、それじゃあ」

    八幡「…」

    いろは「…」

    雪乃「比企谷くん、その…ごめんなさい」

    171 = 157 :

    主人公以外の男と仲良くする女は阿婆擦れ扱いされるよな

    172 = 166 :

    ここでゆきのんがこの前の約束を果たせば

    173 :

    爪が甘いのはヒメグマ

    174 = 139 :

    戸部「ビビったわ~ヒキタニ君呼ぶとか、マジビビった~!」

    葉山「おいおい、聞こえるぞ戸部…」


    八幡「…この強烈な疎外感…久しぶりに感じたな」

    八幡「戸部の奴は阿呆だから、なにも考えてないだろうけどな」

    八幡「雪ノ下…一色…」

    八幡(まさか、ここまで距離ができるなんて)

    八幡(葉山がマラソンで言ってた、全てに勝つって台詞…こういうことだったのか?)

    八幡「雪ノ下も決定できない奴だしな…流されてるのか?」

    八幡「これは……あの人に話聞くか…あんま、気は進まんけど…はあ」

    175 :

    無理やりキスされたのに再び行動を共にするってそれもう受け入れてるよね、いや雪ノ下を責めている訳では無いんだが

    176 = 139 :

    レストラン


    三浦「あ~食べた食べた。ごちそうさま」

    海老名「おいしかったね」

    結衣「うん、体重が気になっちゃうけど」

    三浦「そんなこと言ってさ、どうせ胸にしかいかないっての」

    結衣「ちょ、優美子…セクハラ発言」

    三浦「ああいうのって、女同士でもなんの?」

    海老名「なるんじゃないかな~?」


    海老名「でも、男の子同士だと…葉山くんと…」

    三浦「擬態」ペシ

    海老名「はい」

    177 = 139 :

    結衣「……隼人くんか」

    三浦「結衣?どしたん?」

    結衣「え…?ううん、なんでもないけどさ」


    海老名「葉山くんって大分変ったよね?」

    三浦「え?そう?隼人が?」

    海老名「うん、気づかない?」

    三浦「雪ノ下さんと付き合って…あ、キスとかしたから…まあ」

    三浦「積極的にはなってると思ったけど」

    海老名「それもあるけど…なんだろう、ほら、ヒキタニくんと話してたらしいから」

    三浦「ヒキオと?ああ、あったね。あれがなに?」

    海老名「……」

    三浦「無言になってるし」

    178 = 173 :

    海老名さんも敵ではないのか?

    179 = 139 :

    結衣「そのことなんだけどさ」

    三浦「結衣?」

    結衣「やっぱりさ、あたしヒッキーと離れたくないな」

    三浦「結衣…」

    結衣「優美子だってさ、ヒッキーが悪い人じゃないってわかってるよね?」

    三浦「まあ、それくらいは…わかってるけどさ」

    結衣「なら…噂があるからって離れるのは変だよ。事実を認めてることになりかねないし」

    三浦「でもさ…今、一応受験期だし…格好の標的になるよ?」

    結衣「それなんだけどさ…もっと話題作れば大丈夫じゃないかな?」

    三浦「話題?なにすんの?」

    結衣「えっと…」

    180 = 139 :

    そして…何日か経過


    雪乃「比企谷くん…」

    八幡「雪ノ下、どうだったんだ?」

    雪乃「ええ、姉さんは会ってくれるらしいわ」

    八幡「そうか、ありがとう」

    雪乃「なんのつもりかしら…というのは野暮ね、大体わかるわ」

    八幡「お前から聞くより確実だと思うしな」

    雪乃「そうね」


    八幡「お前、前に言ってただろ?いつか助けてくれって」

    雪乃「そういえば言ってたわね」

    八幡「できるかは知らんけどな」

    雪乃「比企谷くん…私は」

    181 = 139 :

    雪乃「葉山くんに唇を無理やり奪われたわ」

    八幡「…マジか」


    雪乃「…でも不思議なのよ…わからないわ…嫌なはずなのに」


    八幡「お前…それって」

    雪乃「違うわ、そんなわけないでしょ?私は嫌悪感むき出しなのよ?」

    八幡「じゃあ、なんなんだよ」

    雪乃「だからわからないと言ってるでしょう?変な気分なのよ…」

    雪乃「彼に対する嫌悪感は変わってないのに…」

    八幡(積極的な葉山に戸惑ってるのか?それに許嫁という逃れられない鎖が効いてる)

    八幡(恋愛初心者の雪ノ下にはちょっとキツイかもな。まあ、初心者の俺が言えることじゃないが)

    182 = 166 :

    八幡が上書きしてしまえ

    183 = 139 :

    雪乃「比企谷くん…こんなことあなたに頼めるのかわからないけど…」

    八幡「なんだ?」

    雪乃「私を助けて」

    八幡「本屋行く約束、守ってもらわないといけないしな」

    雪乃「ふふ、そうだったわね」


    …………

    教室


    戸部「結衣、また告白されたって?」

    結衣「うん、まあ…断ったけどさ」

    戸部「え~またなん?もったいなくね?付き合ってみたらいいじゃん」

    結衣「う~ん」

    戸部「気になってる人とかいんの?」

    結衣「…」

    184 :

    ヒールになれ八幡。舌入れろ舌

    185 = 165 :

    ここの戸部ってほんまにバカなのな…

    186 = 139 :

    三浦「戸部、野暮だっての。やめときな」

    戸部「え~?でも気になるじゃん、やっぱさ」

    三浦「こいつは…」


    海老名「バカなのかな?」

    戸部「海老名さん…ぐふっ」

    三浦「わお、クリティカルヒット」


    結衣「あははははっ」

    三浦「ねえ、結衣。本当にやんの?」

    結衣「うん、ちょっと日にち開けてみたから、決心は固まったよ」

    三浦「そっか、まあがんばってね」

    結衣「反対しないの?優美子は」

    三浦「結衣が決めたんなら、応援するのも重要でしょ?しっかり考えたんなら大丈夫っしょ」

    結衣「優美子…ありがと」

    187 = 139 :

    海老名「結衣~ファイトファイト~」

    三浦「失敗したら、あーしがやけ酒付き合ってやるし」

    結衣「あはは、うん。わかった」


    ………

    生徒会室


    葉山「それじゃいろは、またね」

    いろは「はい、葉山先輩…また」

    ガラガラ


    葉山「雪乃ちゃんは俺に戸惑いつつあるかな?積極的に行って正解だったね」

    葉山「過去のわだかまりはデートや、身体のつながりでごまかせばなんとかなるかな」

    葉山「雪乃ちゃんはそういうの慣れてないだろうしね」


    葉山(結衣は…優美子たちがいるし、旨い具合に彼から引き離してる)

    葉山(あとは、結衣が男からの告白にOK出してくれれば完璧なんだけど)

    188 = 139 :

    葉山(いろははなんだかんだで俺を選んでるね。多分俺に比企谷のこと話したのを後悔してるんだろうけど)

    葉山(いろはも裏切ったりはしないだろう)

    葉山(これで3人、戸塚は…あの噂だけで、比企谷の方から離れてる、しばらく様子見かな)


    葉山(引き離せなかったメンバーが何人かいるのが心残りだが…それは仕方ないか)

    葉山(後は、彼が卒業まで離れてくれてればいい、仲間想いの彼ならそうするはず)

    葉山(この噂に流されるのは嫌うはずだからね)


    葉山「はは、詰めの甘い部分もあったけど…俺の勝ちかな比企谷」

    189 :

    勝利を確信した時、そいつはすでに云々。

    190 = 166 :

    素晴らしい屑山クオリティだ

    191 :

    キングダム葉山の崩壊来るか?

    192 = 139 :

    昼休み

    八幡「また小町らと食べるか」

    結衣「ねえ…ヒッキー」

    八幡「由比ヶ浜…?どした?」

    結衣「ちょっと話あるんだけどさ…いいかな?」

    八幡「…話?」

    結衣「うん、話」


    「ヒソヒソ」

    「あれ、ストーカーが…」

    「おいおい、なんだ?」

    八幡(すげぇ、由比ヶ浜どんだけ人気あんの?ちょっと話しただけでこれか)

    結衣「ちょっと向こうで話さない?」

    八幡「いいけど…大丈夫なのか?」

    結衣「大丈夫だよ、優美子たちは」

    八幡「そっちもあるけど…ま、いいか。わかったよ」

    結衣「うん、行こう」

    193 = 139 :

    校舎の端


    結衣「なんかさ、ちょっと久しぶりだよね。こうやって話すの」

    八幡「奉仕部も引退だしな、いたって正常なことだ」

    結衣「もう、そういうこと言うし」

    八幡「冗談だ、噂も流れてたしな。色々あるだろ」

    結衣「あ、やっぱりあたしの為だったんだ?」

    八幡「まあな、それもある」


    結衣「ありがと、うれしい。優美子もあたしの為にしてくれてたんだよ」

    八幡「俺から遠ざけてたのはそういうことね、やっぱり」

    結衣「あたし、凄くいい友達持ったよ」

    八幡「そうだな、あーしさんらは良い人かもな」

    194 = 139 :

    結衣「うん、優美子も姫菜も親友だよっ」

    八幡「そりゃ、よかったな。それで?話ってのは?このままリア充ライフ続けますって話でもないんだろ?」


    結衣「うん、そうだね…えっとさ…ヒッキーとは…友達関係のままだとちょっと嫌かな」

    八幡「…ん?」

    結衣「あはは、去年の文化祭ではもう待たないって言ってさ、今年の初めにはそのままがいいって…」

    結衣「なんかもう、あたし自身ブレブレなんだけどさ…」

    八幡「ぶれてるよな、由比ヶ浜は元から。流され気質というか」

    結衣「わかってるよ、そんなこと。でさ、今回奉仕部もなくなったし…」

    結衣「そういうわだかまりも薄まったというか」


    八幡「……」

    結衣「それで、ストーカー疑惑とか噂出ちゃってさ…なんか悲しくて。ヒッキーそんなんじゃないのに」

    八幡「…」

    結衣「彩ちゃんの方はまあ、あり得るかもだけど」

    八幡「おい」

    結衣「あはは、うそうそ。それでね」

    195 = 139 :

    八幡「ああ」

    結衣「ヒッキーの為にも、離れてた方がいいって優美子も言ってくれてたけど…」

    結衣「あたしそれに従ってたけど」


    八幡「おう、正しい判断だと思うぞ」

    結衣「ヒッキーに対して誠実じゃなかったよ、そんなの」

    八幡「…」

    結衣「だから、あたしは…自分で考えて行動したんだ」

    八幡「そうかよ、で?これがそうなのか?」

    結衣「うん…えっと…その…すっごい緊張するけど…」


    八幡「…?」

    196 = 139 :

    結衣「ずっと前から好きでした。付き合ってください」

    八幡「……」

    結衣「……」

    八幡「は?」

    結衣「う…なんか言ってよ…めちゃくちゃ恥ずかしいじゃん…」

    八幡「いや、お前…意味がわからん…なんで告白なんだよ…?」

    結衣「ええっと、考えたんだ…あたしがヒッキーに告白すれば…そっちの噂が広まるんじゃないかって」

    八幡「いや…そうかもしれんが…」

    結衣「それで、ストーカー疑惑の話とは矛盾するしさ…ほらいい感じじゃない?」


    八幡「いや…どうなの?荒治療過ぎないか?」

    結衣「そうかな、やっぱり」

    197 = 139 :

    八幡「つまり…告白は嘘告白か?」

    結衣「もう捻くれてるんだから…本気だよ」

    八幡「…」

    結衣「そんなのヒッキーならわかるでしょ」

    八幡「…」

    結衣「一石二鳥って感じかな?」

    八幡「珍しく四字熟語が合ってるな」

    結衣「もうっ!ヒッキーのバカっ!」

    八幡「ははっ」

    結衣「あはは、やっと笑ってくれたね」

    八幡「なんだよ、急に」

    結衣「だってさ、最近のヒッキー…あたし達のグループ睨んでるように見えたから」

    八幡「ああ…それね」

    198 = 139 :

    結衣「もしかして…疎外感感じてたのかなって…」

    八幡「…感じてた」

    結衣「あれっ?ヒッキーが素直だ」

    八幡「まあ、偶にはな」

    結衣「じゃ、じゃあさ…その…素直な返事も聞きたいな」

    八幡「返事か…」


    結衣「う、うん…ど、どうでしょうか?」

    八幡「なんで敬語なんだよ」

    結衣「しょ、しょうがないじゃん…」

    八幡「ま、いいか…ええっと」

    結衣「……!!」


    ……………

    199 = 139 :

    教室


    海老名「あ、帰ってきた」

    三浦「あの表情は…駄目だったかな」

    海老名「ヒキタニ君もやるね~」

    三浦「あいつ後で呼び出しかな」

    海老名「優美子怖いって」


    結衣「…」スタスタ

    三浦「あ~結衣、落ち込むなって。やけ酒付き合ってやるし。愚痴でぶちまけな」

    海老名「結衣…?」

    結衣「…うまく、いった…」

    三浦「えっ?あ、そうなん?よかったじゃん、なんでそんな表情してんの?」

    結衣「自分でも信じられないよ…あのヒッキーが…嘘じゃないよね?」

    三浦「まあ、現実かな」


    結衣「…よ、よかったよ~~~」ヒックヒック

    三浦「あ…泣くなって、結衣。こんなところで…!」

    結衣「だ、だって…ヒッキーが~~っ」ヒックヒック

    三浦「ああ、また喫茶店で話聞いてあげるから、ほら落ち着きなっての」

    200 :

    噂がある状態で告白オーケーはまずくない?
    八幡が何かしらで脅したように見られそう


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