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    元スレモバP「絶対監禁なんかされないんだから!」

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    151 :

    >>149
    なる

    152 :

    説明の仕方が気持ち悪い奴がいるな

    153 :

    >>141
    薫ちゃんとか舞ちゃんとか……

    154 :

    あの、えっと、お前が痛いってことなんだけど、わかるかな•••?

    155 :

    キモいからもう話すな

    156 :

    >>142
    ゆるふわ空間で気づいたら監禁部屋までお散歩してそう

    157 :

    >>153
    年少組の究極奥義『泣き落とし』に抗えるとでも?
    目に涙をいっぱいためて上目使いで必死に訴えかけてくるんだぞ

    158 :

    その痛さでよく社会生活送ってこられるな

    160 :

    黒騎士の気持ちになるですよー BAKOON

    161 :

    >>159
    今年死ぬのか

    162 :

    あの、えっと、もう死んでるんだけど……わかるかな・・・?

    163 = 1 :

    P「脱出は諦めると言っても、このゲーム自体を下りるわけじゃない」

    P「アイドル達の勝利条件は俺を監禁室に連れて行くこと1つだけだが、俺は違う」

    P「俺は事務所からの脱出の他のもう一つの勝利条件がある」

    P「――制限時間まで逃げ切ることだ」

    P「要するに、0時になるまでどこかで隠れていればいい」

    P「この方法で勝利を掴む」

    P「さて、挑戦者は――」


    <緒方智絵里>

    164 = 1 :

    P「……」

    P「……」

    P「前言撤回だ。智絵里相手に隠れるのは……何か、こう……止めた方がいいと思う」

    P「何故だか勝てるビジョンが見えない」

    P「隠れて安心してたら、いつの間にか背後に立っていた……そんな展開になりそうだ」

    P「よし、普通に事務所から脱出しよう」

    P「あれだ。智絵里はあまり運動能力が高い方じゃない、可愛いけど」

    P「それに他のアイドルみたいに走る俺を捕まえる特殊能力もない、可愛いけど」

    165 = 1 :

    P「そうと決まれば……今は15時か」

    P「仕事も早く終わったし、ゲーム開始時間まで少し寝るか」

    P「おやすみー」

    P「……ぐぅ」

    P「……」スヤスヤ




    ワサ……ワサ……

        ワサ……ワサ……

     ワサ……ワサ……

    166 = 1 :

    キーンコーンカーンコーン

    P「……ん? ああ、開始のチャイムか。いかんいかん、少し寝すぎた」

    P「智絵里と鉢合わせる前に、抜け道から――」



    ワサワサワサ
         ワサワサワサ

     ワサワサワサ
              ワサワサワサ

       ワサワサワサ



    P「……」

    P「目が覚めたら一面のクローバー畑だった」

    167 :

    ドシタノワサワサ……

    168 = 1 :

    P「いや、えぇ……何これ。意味分かんない」

    P「床一面にびっしりとクローバーが生い茂ってる……」

    P「しかもよく見ると……全部四葉のクローバーだ」

    P(抜け道までたどり着く為には、このクローバー畑を踏み荒らして行かなければならない)

    P「無理無理! 絶対無理だって! 罰当たりすぎる!」

    P「いや、待てよ……よく見るとほんの狭いスペースだけど、クローバーが生えてない部分がある。しかも部屋の外までその生えてない道が続いてるぞ」

    P「ラッキー! これで外まで行ける!」タタッ

    バタン

    169 :

    どうみても罠

    170 = 1 :

    P「廊下に出たけど、廊下にもクローバーが生い茂ってるな」

     ワサワサ

         ワサワサ
     ワサワサ

            ブモブモ モシャモシャ

      ワサワサ

    P「何かクローバーに混じって何かが見えた気がするが……気のせいだろ」

    P「よし、クローバーが生えてない道は廊下にも続いている」

    P「きっとこの道を辿れば外に出られるだろ。なにせ幸運の四葉クローバーだからな」ツカツカ

    P「クローバーを踏まないように慎重に……」ソロソロ

    P「慎重に慎重に……」ソロソロ


    ・・・・・・・
    ・・・・・
    ・・・

    171 = 1 :

    ・・・・・
    ・・・
    ・・


    P「よし! 何とか1つも踏まないでゴールまで辿り着いたぞ!」


    ☆監禁ルーム☆


    P「監禁ルームの前にな」

    P「いかん、罠だこれ。大ハマリだぜ」

    P「くっ、来た道を戻って……!」


    ワサワサワサ
    ワサワサワサ
    ワサワサワサ


    P「振り返るとさっきまで歩いてきた道がクローバーに覆われていた」

    P「後門のクローバー、前門の監禁室、か」

    P「どうしたものか」


    ワサ……ワサ……
      
         ドシタノ……ワサワサ……
            
       ハイレヨワサワサ……
               ウサウサ……

         モウクローバーヤメル……

      ワカルワ……
     
    P「徐々に迫って来んなよ! 分かったよ、入ればいいんだろ入れば!? つーかなんか新種のクローバー混じってるぞ!?」

    172 = 1 :

    ガチャリ

    智絵里「……すぅ……すぅ……」

    P「智絵里が寝てる」

    P「おい、智絵里」ユサユサ

    智絵里「……んゆ」

    智絵里「……あ、プロデューサーさん」パチクリ

    智絵里「来てくれたんですね……えへへ」

    智絵里「私ずっとここでこの四つ葉のクローバーさんにお願いしてたんです。プロデューサーさんが会いに来てくれますようにって。ありがとう、クローバーさん」ギュッ

    P(願いの叶え方が怖いよクローバーさん。汚染された聖杯かよ)

    智絵里「えへ、えへへ……今日からプロデューサーさんと一緒ですね」

    智絵里「よろしくぴょんっ……なんちゃって」

    173 :

    この智絵里をお持ち帰りできるとか羨ましすぎる

    174 :

    もう監禁されにいってるだろこれ

    175 = 125 :

    モバP「絶対監禁なんかされない」(されに行かないとは言ってない)

    176 :

    口では嫌々言ってても身体は正直だな

    177 :

    >>智絵里「よろしくぴょんっ……なんちゃって」
    あっ超絶かわいい!(怪植物群生から目を背けながら)

    178 :

    クローバーさんが勝手にやったことなのでセーフ

    179 :

    なんか人食いきのこの映画なかったっけ
    名前忘れた、マタンゴだったかな…それ思い出したわ。

    180 :

    恐怖!キノコ男 かな

    181 :

    輝子がアップを始めました

    182 :

    >>180
    申し訳ないがF級映画の話はNG

    183 :

    杏になら勝てそうか

    184 :

    >>182
    本当に申し訳ない

    185 :

    頭の中でこう唱えるんだ
    存在しないと

    186 :

    ■金曜日■

    P「……ウサチエリ……カワイイ……」

    P「カワイイ……カワイイヨ……ウサウサ……」

    P「チエリガ、ピョンピョンスル……は!?」ビクッ

    P「も、もう次の金曜日か……智絵里が可愛すぎて、今週のことを殆ど覚えてない……」

    P「……」

    P「まあいいか」

    P「それよりも今回のゲームだ」

    187 = 1 :

    「前回のゲームでハッキリ分かった」

    「事務所からの脱出は不可能だ。そう思ったほうがいい」

    「故に今回からはもう一つの方法――制限時間まで隠れる切る。そちらに切り替えていく」

    「かくれんぼ……か」

    「くくく……かくれんぼ、ね」

    「これはもう勝利しか見えないな」

    「そう思わないか幸子ッ!?」

    幸子「え、ええ!? な、なんですか急に……写経って結構集中力使うんですから、今は話かけないで下さいよ」サラサラ

    幸子「――はい。これで完成です! フフーン、我ながら見事な出来です! カワイイ上に写経も上手なんてボクってば凄いですね! 褒めてもいいんですよ!」ドヤァ

    「毎回毎回ありがとうな」ワシワシ

    幸子「フフーン、もっと撫でてもいいんですよ!」

    188 :

    P「次は誰に監禁されるのかなワクワク(今度こそ逃げ切ってみせるぞ!)」

    189 = 1 :

    幸子「で、プロデューサーさんはかくれんぼに随分自信があるようですね」

    「ああ、ことかくれんぼに関して言えば、俺の右に出る者はいない――そう断言できる」

    「いつも俺の体にお経を書いてくれてる幸子にだけ、俺の秘密を教えよう」

    「子供の頃、俺は『キング・オブ・ハイド』――そう呼ばれていた」

    「かくれんぼの王……キング、と。周囲の子供達の畏怖と尊敬を集め、王として君臨していた」

    幸子「はぁ……」

    「俺を誰よりも隠れるのが上手かった。何より俺を王たらしめていたのは嗅覚――決して誰にも見つからない場所を見つける卓越した嗅覚だった」

    「俺はその嗅覚を武器に、ありとあらゆるかくれんぼに勝利してきた」

    「常勝無敗。あまりに強すぎて、恐れおののいたのか……誰も俺を遊びに誘わなくなった。勝者故の孤独を背負った子供時代……ふふ、懐かしいな」

    幸子「……」グスン

    「どうして泣くんだ幸子。俺の武勇伝に震えたのか?」

    幸子「寂しい子供時代を送ってたんですね。今のみょうちきりんなプロデユーサーさんの性格は、そんな寂しい過去から形成されてるんですね……」

    「撫でるな撫でるな」

    190 = 1 :

    (正直隠れることに関して負ける気はしない)

    (そして幸子にも言っていないが……最近になって、自信の気配を遮断する技術や周囲にいる人間の気配を察知する能力が向上してきた)

    (恐らく、あやめとの修行や亜季にしごかれた地獄のブートキャンプの成果が、今になって現れたのだろう)

    (王としての才能と目覚めた新しい技術。この2つを持ってすれば……負けることなんてありえない)

    「もし俺が勝ったら、そうだな。よし幸子、記念に俺の家で祝勝パーティーするぞ! あっはっはっは!」

    幸子「……もうその台詞が既にフラグのような」

    幸子「まあ、期待はせずに待ってますよ。もしプロデューサーさんが勝ったら、カワイイボクがカワイイ衣装でお祝いしてあげますよ」フフーン

    191 = 1 :

    <佐々木千枝>

    「今回の挑戦者は千枝か。少し心が痛むけど……0時までお前の前に姿を現すことはない、そう言っておく」

    「流石に0時までの7時間、俺を探し続けることはないだろ。その前にちひろさんか誰かが家に帰すはず」

    「勝負はそう長くは続かないはずだ」

    キーンコーンカンコーン

    「さて。取り合えずは抜け道を使って部屋を脱出だ」

    ウイーンガシャーン

    ・・・・・
    ・・・
    ・・

    192 = 1 :

    ・・・・
    ・・・
    ・・

    ☆出口前☆


    「よいしょっと」ヨジヨジ

    「周囲に千枝の気配は……ない、と」

    「すぐ目の前には外へ続く出口があるが……今回は無視だ」

    「今回の目的は制限時間まで逃げ切ることだからな」

    「さて、とりあえず隠れる場所を探すとするか」

    193 = 1 :

    「いい隠れ場所は……と」

    エヘヘ、ハヤクハヤク

    「……ん? この声は……千枝か?」

    「見つかった……ってわけじゃないな。誰かと話してるみたいだ」

    「この先か?」ソロソロ

    (……いた。千枝だ。1人じゃない? 誰かと一緒にいるな)

    千枝「――えへへっ、早く早くっ」

    千枝「もうっ、遅いよぉ! ほらほらっ」ギュッ

    「分かった分かった。そう急かさないでくれ」

    「……」

    (千枝が……金髪ロン毛の超チャラチャラした男と歩いてる)

    (しかもかなり仲良さげだ。腕とか組んでるし)

    (……)

    (ウチのアイドルに手出すとか……どこのドイツだよ)

    (許せんな……プロデューサーとして、あの不埒な男には天誅を与えなければならない)

    (千枝みたいな子供に手を出そうとする変態ロリコン相手に容赦は必要ないだろ)

    (晶葉が人体実験用のモルモットを欲しいって言ってたし、そっちに引き渡すとしよう)

    194 :

    /nox/remoteimages/cc/04/e6d137186f1222e348075426f80f.png

    195 :

    それはドイツ国旗だ

    196 = 1 :

    千枝「こっちこっち!」グイグイ

    「ははは……参ったなぁ」

    (こっそり後をつけよう)ソロソロ

    (しかしあの金髪ロン毛……ヘラヘラしやがって。背中しか見えないけど、顔がにやけてるのが大分かりだ)

    (その顔が恐怖に歪むのはもうすぐだがな……ふふふ)

    千枝「ここだよっ、ついてきてっ」

    バタン

    (部屋に入ったな。一体ここで何を――)

    (……)

    「まさか……駄目駄目だ! 千枝にはまだ早い!」

    バタン!

    「千枝! お父さんは許しませんよ! そんな男から離れなさい! お前はきっと騙されてるんだ!」

    「その男はお前を言葉巧みに騙し、こう……今のお前にはまだまだ早いアレやコレやをする気だ!」

    「どうせアレだ! 綺麗な服をプレゼントするよー、とか。みんなやってることだよー、とか。君には不思議な魅力を感じるー、とか。その魅力を活かせる場所を見たくないかー、とか」

    「そんな言葉をかけられたんだろ!」

    (……あれ? この台詞どこかで……)

    千枝「プロデューサーさんっ」タタッ

    千枝「えへへ、来てくれたんですねっ」ギュッ


    197 :

    ああ地属性天使族でオレンジ色の

    198 = 1 :

    「千枝! 無事だったか!? 何もされてないか?」

    千枝「千枝を心配して来てくれたんですよね。……えへへ、嬉しいっ」ギュギュー

    (よかった。何もされてないようだ。だが未遂だろうと何だろうとウチのアイドルに手を出そうとした落とし前は付けさせてもらう)

    「おい、そこのあんた!」

    「私かな?」

    「そうだ。アンタだよアンタ! こんな幼くて可愛い千枝に手を出そうとした――」ツカツカ

    「変態!」ムナグラグイッ

    「チャラ男!」ロンゲパサ

    「……」

    「……お父様」

    199 = 1 :

    金髪チャラ男「……」

    金髪チャラ男改め千枝パパ「どうも千枝の父親です」

    パパ「いつも千枝がお世話になっているようで」

    「え、あ……はい。あの、こちらこそ……どうも」

    (金髪のチャラ男の正体は……千枝の父親だった。そんなパパとキッスしそうなくらいの距離で睨みあっているわけだが)

    (どうしよう……てっきり変態ロリコンだと思って罵りまくったが……下手すりゃ名誉毀損とかで司法の場に引き釣り出される可能性が……)ガクガク

    (このままキッスして、精神的に錯乱してたとかそういう恩情をかけてもらうしか方法は……)

    パパ「ふむ。もういいかな千枝?」

    千枝「うん、ありがとパパ!」

    パパ「お前の力になれてよかったよ」ニコリ

    パパ「さてプロデューサー君」ズイッ

    (今だ! キスをして意味不明な台詞を叫べ俺!)

    パパ「千枝を……よろしく頼むよ」ポン

    パパ「では会議を途中で抜けてきたのでね。もう帰るよ」ツカツカ

    バタン




    200 = 1 :

    「え、あ……お疲れ様でした」

    (普通に帰ってたぞ。一体何がどうなって……)

    千枝「ごめんなさい、プロデューサーさん……」

    千枝「千枝、どうしてもプロデューサーさんと一緒に居たかったから、騙しちゃいました……」

    千枝「こうすれば、きっとプロデューサーさんは来てくれるからって、そう思って」

    (よく見れば、ここ例の監禁ルームだ)

    (なるほど。一杯食わされたってわけか。変態ロリコンに悪戯されるアイドルはいなかったのか……よかった)

    千枝「ごめんなさい。……千枝、悪い子ですよね」

    千枝「悪い子は……お仕置き、されちゃうんですよね」チラ

    千枝「千枝はまだよく分からないですけど……プロデューサーさんが言ってた、アレやコレ……されちゃうんですよね?」

    千枝「プロデューサーさん。悪い子な千枝に……いっぱい、お仕置きしてくださいね」

    千枝「えへへ」


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