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    元スレ提督「そんなに喧嘩するなら比叡とケッコンするぞ!」 比叡「ヒエー!?」

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    501 = 500 :

    海上

    イ級「ひいぃぃ!もうヤダ深海に帰りたい!!」

    ロ級「バッカお前!飛行場姫さんに命令されてんだろ!戻るまで攻撃の手を緩めるなって!」

    ツ級「でももう何日経った?飛行場姫さんヤられたんじゃない?」

    タ級「いや、まだあの鎮守府内に飛行場姫の反応はある。我々は攻撃を続けねばならん」

    ヲ級「勝手に帰っても私は別に怒らないけど……飛行場姫に何されるかわからないよ」

    イ級「くっそぉ……それならまだここで艦娘共と戦ってる方が生き残る可能性は高いか……!」

    ツ級「おい!あっちに駆逐艦がいるぞ!適当に小競り合いして時間を稼ごう!戦艦の相手なんてたまったもんじゃない!」


    龍驤「艦載機のみんなぁー!お仕事お仕事ー!」

    瑞鳳「九九艦爆、頼んだわよ!」

    イ級・ツ級「ギャー!!!!」

    502 = 500 :

    長門「とにかく引き続き比叡達は飛行場姫から情報を聞き出してくれ」

    比叡「ひえー……情報を聞き出すより榛名を止める方が大変なんですけど……」

    夕雲「でしたら今日は私が代わりましょうか?万が一暴れても陸上なら駆逐艦で十分制圧できますし」

    夕雲「戦艦の皆さんは貴重な戦力。しっかり休息もとっていただかないと♪」

    比叡「えっと、それではお言葉に甘えて……あっ、食事も持って行ってもらえますか?」

    夕雲「はい♪夕雲におまかせください♪」

    503 = 500 :

    ガチャッ

    飛行場姫「しつこいわねぇ。知らないものは知らな……」

    夕雲「お食事をお持ちしましたよ、飛行場姫さん」

    飛行場姫「あ、あんた……!」

    夕雲「あら、その顔……もう思い出したのかしら?」

    飛行場姫「そうよ……全部思い出したわ!この提督誘拐作戦を滅茶苦茶にしたのも、私にこんな怪我をさせたのも!全部あんただったわね!」

    夕雲「残念だわ。あなたとは沢山お話をしてお礼も言いたかったのに」

    飛行場姫「お礼?それを言うならお詫びでしょ?ほら、突き落とした事謝んなさいよ」

    夕雲「あら、敵なんだからそれに関しては何とも思ってないわよ?でもあなたのおかげで全部上手くいったわ。だから、ありがとうございました♪」

    飛行場姫「な、何言ってんのよ?」

    504 = 500 :

    夕雲「さてと……こんな所にいても退屈でしょう?出してあげてもいいんだけれど」

    飛行場姫「あら、気がきくじゃない。ついでに提督もいただけるのかしら?」

    夕雲「残念ながら今この鎮守府に提督はいらっしゃらないの。でもそうね……明日の午前中にはいるんじゃないかしら?」

    飛行場姫「明日の午前中?」

    夕雲「あなたは提督が欲しいだけなんでしょ?」

    飛行場姫「そうだけど?」

    夕雲「きっと根は艦娘と同じなんでしょうね♪」

    飛行場姫「?」

    夕雲「なら問題ないわ♪鍵は開けておくから勝手に出て行ってね♪今なら皆海に出てて簡単に出れるわよ?」

    飛行場姫「……どうしてあなたは私を助けてくれるのよ?」

    夕雲「言ったでしょ?これはお礼よ」

    スタスタ

    この日、飛行場姫は夕雲が鍵を忘れたミスにより鎮守府から姿を消し深海棲艦達は鎮守府前から引き上げた。

    505 = 500 :

    翌日

    夕雲「ごめんなさい。私が鍵を閉め忘れたせいで……」

    巻雲「あぅあぅあぅ……元気出してください……」

    長門「とりあえず敵の攻撃は止んだ。今はおきた事より今後の事を話し合おう」

    金剛「でもこれで提督の手掛かりが無くなってしまったデース!」

    陸奥「その事なんだけど…………」


    一同「新しい提督ー!?」

    506 = 500 :

    陸奥「数日間ずっとココに攻撃が集中してたでしょ?それで大本営が生死不明とは言え最前線の鎮守府に司令官無しでは厳しいだろうから早急にって」

    金剛「ノォー!!新しい提督なんていらないデース!!私は今の提督じゃないとダメなんデース!!」

    陸奥「だいたいどうして大本営の耳に提督不在という事が……この事態は想定していたのに」

    大淀「報告書等は全部提督を装って上手く隠せていた筈なんですが……」

    ガチャッ

    司令官「……」スタスタ

    507 = 500 :

    金剛(よりによってこんなオッサンデスカ……)

    榛名(ハルナハモウムリデス……)

    比叡(私の場合ケッコン云々はどうなるんでしょうか……)

    司令「たった今10:00をもってこの鎮守府の司令官となった者だ。よろしく頼む」

    ピーン!

    金剛「提督ぅー!!」

    司令「こらこら、あまり抱きつくんじゃない」


    艦娘は建造過程で従順な兵器に仕上げる為、「自分のいる鎮守府の提督にのみ」好意を抱き、忠誠を誓うように造られる。

    仮に提督が代わった場合、頭の中の全提督のデータは全て消え、新たな提督のみを自分の提督と認識する。


    この日、提督着任を祝って大きな宴が開かれた。

    「除隊届 夕雲型駆逐艦 一番艦 夕雲」

    508 = 500 :

    長々と続いてしまいました。後1回まとめて投稿したら終わります。
    後は夕雲が望む永遠です

    509 :

    展開が怖いわ…おつです

    510 :

    乙。展開が斜め上だった。

    511 :

    おっさんかよ
    女体化強要する緑ポジションいるけど蛍ちゃんポジションもちゃんといるんだろうな?w

    514 :

    ほっぽの話までは良かったが…途中から一気に糞スレ化ようにつまらないなった…。

    516 :

    なんか、とっ散らかってるよな
    場面が切り替わるたびに別のSSって感じがする

    517 :

    おーっとここでid替え連投による荒らしが始まったぁ!!

    520 :

    NTR展開しか想像できない

    521 :


    黒幕は夕雲?

    524 :

    完結してない内から批評したらそりゃ反発されるでしょ
    あと1回なんだから少し我慢しては?

    525 :

    所で比叡のターンはいつになりますか?(切実)

    527 :

    いや夕雲が提督攫う+いないこと報告して新しい提督(司令)が来るように仕向けつつ自分は除隊してライバルを一網打尽にしたんでしょ

    528 :

    つまり夕雲は前の提督を拉致監禁して独り占めしてるから記憶操作も効いてなかった、だから除隊できたわけか

    531 :

    あくしろよ

    532 :

    襲撃初日

    夕雲「さあ提督、急いで」

    提督「急ぐってどこに?」

    夕雲「私が安全な場所に案内するわ」

    提督「それなら鎮守府にいれば良いんじゃないのか?」

    夕雲「ダメよ。提督は艦娘に拘束されて深海棲艦に襲われたんでしょ?だからここは危険だと思うの」

    提督「うーん……まぁ良いか。とりあえずついていくよ」

    533 = 532 :

    30分後

    提督「ハァ、ハァ……かなり歩いたけどまだ着かないのか?」

    夕雲「頑張って提督、もう少しよ」

    提督「鎮守府の裏とは言え……完全に樹海でもうどっから来たのかも分からないな」

    夕雲「見えてきたわ。ほら、あの建物です♪」

    提督「おお!やっと着い……あの小屋?」

    夕雲「はい、私達の愛の巣ですよ♪」





    534 = 532 :

    夕雲「今日からしばらくはここに身を隠していて下さい」

    提督「とてもガス水道電気が使えるようには見えないけど……」

    夕雲「お水はその隅にある段ボールの中にミネラルウォーターがあります。あとガスコンロもありますから」

    提督「灯りはこのロウソクか……」

    夕雲「お布団は1組しか用意していないから一緒に使いましょうね♪」




    535 = 532 :

    提督「ところでその……今すぐにでもトイレに行きたいんだけど……」

    夕雲「ごめんなさい。おトイレまでは用意できなかったの。……おしっこですか?」

    提督「ああ」

    夕雲「なら良かったわ♪ペットボトルなら沢山あるから。はい♪」

    提督「ボトラー!?いや、トイレが無いならその辺でしてくるから!」

    夕雲「ダメですよ。外は危険なんだから。しばらくはココから出ちゃいけません」

    提督「ええ……っ」

    夕雲「すぐに簡易トイレを用意しますから。それまでは我慢してください」


    536 = 532 :

    提督「この歳になってボトラーデビューしてしまうとは……とほほ」

    夕雲「提督、終わりましたか?」

    提督「ああ」

    夕雲「それじゃあそのペットボトル捨ててきますね♪」

    提督「は!?いいよ、汚い」

    夕雲「だから尚更この部屋から捨てないと。不衛生になっちゃうでしょ?」

    提督「だったら俺がーー」

    夕雲「だ~めっ♪提督はここから一歩も出ちゃいけませんからね?」

    提督「……」

    夕雲「それじゃあ捨ててきますから良い子にしててください♪」

    バタンッ





    537 = 532 :

    提督「なんだろう……夕雲からサイコパスの匂いが……」

    提督「だいたい深海棲艦の襲撃はともかく、金剛達のはちょっとしたいたずらだし」

    提督「こんな場所に隠れる必要なんてないよな」

    提督「夕雲は何か勘違いしてるかもしれない。ちゃんと事情を説明しよう」

    ガチャッ

    提督「おーい、夕雲ー」

    夕雲「提督……?」

    提督「うわっ!びっくりした……いつの間に背後に」

    夕雲「小屋から出ちゃダメって言いましたよね……?どうして約束が守れないんですか?」

    提督「いや、夕雲に話があっーー」

    夕雲「おしおきが必要ですね……」

    538 = 532 :

    小屋

    提督「夕雲?どうした?」

    夕雲「……」ドンッ

    提督「いたっ……なんだ急に押して。頭打っただろ」

    夕雲「提督、夕雲も少しおトイレに行きたくなっちゃったの」

    提督「えっ、でもここにトイレは……」

    夕雲「提督、そのまま口を開けてくれるかしら……?」スルッ…

    提督「はい!?いやいや、まって!どうして頭にまたがる!?そんな高度なプレイはーー」

    夕雲「私だって本当はこんな事したく無いんですよ?でもおしおきだから……」すーっ…

    提督「やばっ……ちかい、ちかいちかい!!」

    539 = 532 :

    夕雲「フー……フーッ……♪」ピトッ…

    提督「むぐっ……!」ジタバタ

    夕雲「フフッ……そんなに暴れたら上手く…………あら?」

    提督「……っ」カチンコチン

    夕雲「提督ったら……こんなに喜んでたらお仕置きにならないじゃないですか……♪」スッ

    提督「プハッ!」

    夕雲「今回だけは特別ですよ?次に言う事聞かなかった時は……指の一本でもいただこうかしら♪」

    提督「指!?無理無理!!」

    夕雲「もう、そんな顔しないの。大丈夫ですよ?私の言う事をちゃんと聞いていれば……♪」

    提督(はわわっ……)

    540 = 532 :

    翌日

    夕雲「提督?今日は鎮守府で作戦会議があるの。ちゃんと大人しくお留守番しててくださいね?」

    提督「会議か……」

    夕雲「提督の為に頑張ってきますから♪」

    提督「悪いな。頼んだよ」

    夕雲「はい♪」

    バタンッ

    提督「…………」

    提督「ここから鎮守府までは片道だいたい30分だったから……」

    提督「よし、20分経ったら俺もここを出て夕雲の後を追おう。鎮守府まで行けば金剛か誰かに助けをもとめて……」

    カタンッ…




    541 = 532 :

    提督「ひえっ!」

    提督「…………」

    提督「なんだ風か」

    提督「とにかく鎮守府に着くまで夕雲には追いつかないようにしないとな。もちろん会議が終わる前に」

    20分後

    提督「よし、そろそろ行くか……」

    ガチャッ

    提督「急いで鎮守府へ」

    夕雲「提督……?どうして私の言う事が聞けないのかしら?」

    提督「ひえっ」

    夕雲「おしおき……しなくちゃ……」

    提督「指は勘弁してください……」

    542 = 532 :

    夕雲「それじゃあ今度こそ行ってきますけど……変な気は起こさないでくださいね?」

    提督「……」

    夕雲「提督ったら……そんなに寂しそうな顔をされたら行きにくいじゃないですか。大丈夫ですよ?ちゃんと帰ってきますから」

    提督(なんとか指は助かったがどうしたもんか……)

    夕雲「夕雲だって本当はずっと一緒にたいのよ?でも今日は大切な用があるから……帰ってきたらいっぱい甘えさせてあげるわ♪」

    夕雲「信じてますから。いい子にして待っててくださいね」

    バタンッ

    カチャッ……





    543 = 532 :

    ガチャガチャ

    提督「何が信じてますだ……ガッツリ外から鍵をかけてるじゃないか」

    提督「窓も無いし、扉には外から南京錠か何か……こりゃ出れそうに無いな」

    提督「裏を返せば今度は本当に用事があったんだろうな。どこに行ったんだ?」

    提督「……よし!寝よう!」

    544 = 532 :

    大本営

    夕雲「敵の総攻撃を受け提督は行方不明。今艦隊は大混乱になっています」

    夕雲「すぐに新しい指揮官の着任を要請します」

    夕雲「それからこれを……」

    除隊届

    夕雲「今回の提督がさらわれた原因はすべて私にあります。なのでお受け取りください」

    夕雲「あと、この事は鎮守府のみんなには伏せていてもらいたいんです。私が責任をとって除隊したなんて言ったら引き止められちゃいますから……」

    夕雲「すべて落ち着いてから自分の口で言いますから……遠征にでも出ているという事に」

    夕雲「はい……ありがとうございました」

    バタンッ

    夕雲「んー……っ、とりあえずこれでOKね」グーッ

    夕雲「さてと、早く帰らないと提督が待ってるわ♪」

    545 = 532 :

    ガチャガチャ

    夕雲「ただいま戻りました♪ふふっ、ちゃんとお留守番しててくれたんですね♪」

    提督「そりゃ外から鍵を閉められちゃ大人しくしてるしかないだろ」

    夕雲「念のためですよ。それよりお腹すきましたよね?」

    提督「そうだな。なんか肉とか食いたいよ」

    夕雲「そう言うと思って買ってきましたよ。はい、松坂牛♪」

    提督「ま、ま、まま、松坂牛!?」

    夕雲「今日はお祝いですから♪」

    提督「お祝い?何かあったっけ?」

    夕雲「フフッ♪さぁ早く焼いて食べましょう」

    546 = 532 :

    提督「いやー、こんな山奥でカセットコンロとフライパンを使って焼く肉が松坂牛とはねぇ」

    夕雲「なんだかこう言うのって良いですよね」

    提督「紙皿に乗せて食うような肉じゃないんだが……よし、焼けたぞ!」

    夕雲「あっ、提督から先に食べてください」

    提督「何言ってんだ。今日は夕雲の何かお祝いなんだろ?遠慮せずさぁさぁ!とりあえずよく分からんがおめでとうさん!」

    夕雲「はい……ありがとうございます♪」

    提督は浮かれていた。今朝の事や外から鍵を掛けられるような異常事態。

    それでも夕雲の心配性が治ればすぐに解放されるだろう。そんな風に軽く考えていた。

    そして数日後





    547 = 532 :

    夕雲「それじゃあ行ってきますね♪」

    提督「そろそろ俺も鎮守府へ行こうと思うんだけど」

    夕雲「もう、毎日そればっかり言うんだから。ダメですよ?鎮守府は危険なんですから」

    提督「でもさ、さすがに毎日こんな風に閉じこもってたら気が滅入るんだけど……いったいいつまで続けるんだ?」

    夕雲「いつまでって……ずっとですよ?」

    提督「えっ?」

    夕雲「死ぬまで提督と夕雲はココで一緒に暮らすんです♪素敵ですよね♪」

    提督(あっ、これダメだ……)

    548 = 532 :

    さらに数日後

    夕雲「それじゃあ行ってきますね♪」

    提督「……ああ」

    夕雲「今日は提督の好きなスパゲティにしましょうか♪」

    提督(死ぬ……毎日部屋に閉じ込められて精神が壊れてしまう)

    提督はこの日までに何度か脱出を試みていた。

    夕雲が家を出るとき、寝ている時、隙をついては脱出しようとするも人間と艦娘のスペック差は大きく、あっと言う間に捕まってしまう。

    最初は口で叱られた。2度目は頬を打たれた。3度目は首を絞められた。

    いつもニコニコ優しい夕雲だが、提督がココから逃げ出そうとした時だけは鬼の形相になっていた。

    549 = 532 :

    翌日

    提督「……ん?鍵?なんでこんなところに?」

    提督「…………鍵!?」

    ガチャッ

    提督「空いてる!夕雲が閉め忘れたのか!」

    提督(夕雲は毎日朝から夕方まで帰ってこない。これは大チャンスだ!)

    提督は小屋を飛び出し鎮守府へ走った。

    提督(誰でもいい、助けを呼ばないと……!敵や艦娘の前に、夕雲に殺されてしまう!)

    いろんな感情が混ざったなんとも言えない表情で走る提督を木陰から見送り、夕雲は提督の後を追った。




    550 = 532 :

    提督「よし!鎮守府が見えてきたぞ!!頑張れ俺!超がんばれ!!」

    金剛「提督はいったい何処へ行ってしまったデース!!」

    榛名「提督の居場所は分かりませんが、榛名は提督の心の中に♪」

    提督「あれは金剛達!うおおお!天は我に味方せり!!」

    ガサッ

    提督「おーい!金剛ー!!」

    金剛「?」

    提督「助かったよお前達がいてくれて」

    榛名「あのー……提督のお客様でしょうか?」

    提督「えっ?」






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