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    元スレ女提督「甘い時間は溶けるように」

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    651 = 1 :

    「んっ……!」

    唇が重なる。たったそれだけなのに、自我の効かない身体は急激に熱を帯び始める。
    一度のキスであのときの記憶が呼び覚まされて、どうしようもないくらいに心が疼いてる。もう歯止めなんて……利かないよね。

    「………ん…」

    小さく声を漏らして、陸奥が離れた。
    一瞬?それとも、数十秒?どれくらい私たちの唇は触れ合ってたんだろう?それすらも分からないほど、思考が蕩け出してる。

    「…すっかりオンナのコの顔になっちゃって」

    逃げられないように壁に手をついて、私を包み込むようにしながらくすりと笑う陸奥。女の子の顔ってなんだろう。詰まる所、エッチな顔ってことかな。だとしたら今の私ってどんな表情なのかな?陸奥もその私を見て、興奮してるのかな?
    …そんなピンク色のことばかり浮かんできちゃう。もう我慢できない…

    「もう我慢できない?」

    嘘、エスパー?それとも、無意識に声に出てたりとか?そんなことどうだっていい、嘘をつく必要もない。素直に首を縦に振って、明確に意思を示す。

    「ふふ、そう……なら、ちゃあんと可愛がってあげる…♪」

    また、陸奥の唇が近付いてくる。私はそれを待ってるだけ。……期待という、文字通りに。

    652 :

    もう(性的に)食われるのが当たり前になってるな(今更)

    653 :

    ………違う。
    私はただ、陸奥に迫られているだけ。私が断り切れない弱みに付け込んで、こんなことをしてる……

    って、考えると余計に欲情してしまうのはやっぱり加賀に言われた通り、私にマゾヒスト的な嗜好があるからなのかな。
    本当はしたらまずいこと、いけないことをする。その背徳感や焦燥、肉体的、精神的な痛み、その先にある快楽を味わうことを是とする人種であり、理不尽な暴力や責任を受けても『全部自分が悪い』『自分が我慢すればいい』等自罰的な傾向のある人間はかえって他者からの肉体的、精神的加虐によって心の安定を得る面がある。

    ………と本に書いてあったけど、これが当てはまるあたり私がマゾヒストなのは、うん、確定してるんだと思う。
    だってほら、今こういう状況にも興奮して乳首が痛いくらいに腫れてるし、それを陸奥に指摘されてるし。

    654 :

    完全に躾られてますねえ

    655 = 1 :

    キスされただけでこんなにも発情してしまうのは六割がた陸奥のせい。あとは私の嗜好と人間性の問題。

    「んっ…、はっ、ん、ん…」

    こんなふうに、短いキスを何度も繰り返すのをバードキスって言うみたい。唇が重なるたびに小さな幸福感と欲求が身体に募っていくような…変な感覚に捕らわれる。でも、気持ちいいということは確かに分かる。

    「ふぁ………」

    顔が少し離れたあと、壁についていた手が背中と鎖骨のあたりに添えられる。

    「欲しい?」

    その問いかけの意味はよく理解してる。さっきので私がもう我慢できないことは知ってるはずなのに、いじらしくこういうことを聞いてくるのは陸奥が意地悪なんじゃなくて、ただ私の性格を分かっていて焦らそうとしてるから。
    ほんと…私、分かりやすいのかな…

    656 :

    うん…って頷いたらくすっと笑って、右手の指先で私の顎をくいっと持ち上げる。
    陸奥と私にはちょっとだけ身長差があるから、こうするとちょうどいい体勢でキスしやすいみたい。それに、上から征服するみたいに押し付けられるのはなんだか……その、興奮する。

    「………ん」

    するり、と。陸奥の舌が侵入してくる。自分の口の中に異物が入ってくるって気持ち悪いはずなのに、どうしてキスされてるとこうも気持ちよく感じるんだろう。
    ああ、やっぱりキスするの、好き。理由は自分でもよく分からないけど、たぶん、愛されてるって実感できるから。
    まるで獣みたいに私を捉えて、口腔を這い回って、舌根にまで舌先を伸ばしてくる。

    「ん、んぁ……ふ、ぅ…んんっ……」

    密着すると胸同士が潰れて少しだけ痛いけど、それすらも心地よくって…快感のあまり崩れ落ちそうになった身体を支えるように、腋から背中に腕を回してより抱き寄せられる。

    657 :

    開発進んだ今なら変態の集いにいたやつらのプレイ受けても普通に喜びそう

    658 :

    舌を伝って流れ込んでくる唾液を、こくこくと飲み干していく。味なんてないはずなのに、ひどく甘いように思えるのはやっぱり雰囲気のせいなのかな。
    飲み切れなかった分は口の端から涎みたいに零れ落ちて、私の胸元を濡らしている。

    私は上を向いているのに、陸奥はどうやって私の唾液を啜ってるんだろう。じゅるるって音がするということは、吸い上げてる?ふやけた思考じゃ分からないな…

    「んっ……舌、出して…」

    ああ、いつも通りのやつだ。指示に従って舌を出すと、柔らかい唇でそれを包まれる。私の舌をすっぽりと覆ったまま上下に動くと、アイスキャンデーをしゃぶってるみたい。
    ちゅぱちゅぱと味わうように舐られるのは理性ごと溶かされる快楽で…何も考えられなくなっちゃう。

    「はぁ、っ…ん、はぁ…」

    息苦しい。長い間求められてたせいか酸欠になって、頭がぼーっとしてる。さっきから後頭部に手を回して逃げられないようにしてるのも、それに一役買ってるのかも。

    659 = 1 :

    長く唇を合わせたあと、ふっと顔を離す。
    唇と唇の間にかかった透明な糸が、重力に従ってぷつりと切れた。
    じっと瞳を見つめたまま、陸奥は動こうとしない。私の呼吸が整うのを待っているみたいで、これが前と同じ通りならそろそろ終わり。

    肩が上下するのが収まって、指を絡めて、また唇を重ねて。私が動かなくても、陸奥の方から動いてくれる。
    歯に舌を這わせ、厭らしく音を立てながら頬肉や舌先を舐め私の味を確かめる。
    最後は、軟口蓋を舌先で刺激してくれる。息が止まるような、脳が痺れるような…そんな鋭い快感が全身を駆け巡った。

    あまりの気持ちよさに絶頂し、ずるずると壁を伝いながら沈んでいく私。それと同じ位置に来るようにしゃがみ込みながら、額にキスをしてくれる陸奥。
    それは純粋な愛を感じるもので、前の何よりも暖かくて優しく思えた。

    660 = 1 :

    提督「はぁ……はぁ……」

    陸奥「大丈夫?」

    提督「うん……だいじょぶ…」

    陸奥「ごめんなさい、我慢できなくて」

    提督「あはは…いいよ、それは私も同じだし…」

    陸奥「ならいいけど…気持ちよかった?」

    提督「……うん、すごく…///」

    陸奥「そう…ね、これだけ濡れてたらそうでしょうね」

    提督「…着替えないといけないね」

    陸奥「ええ、外で待ってるわ」

    スタスタ

    提督「あ…ねえ、陸奥」

    陸奥「なあに?」

    提督「その…今度は夜に、ちゃんと……ね?」

    陸奥「………ええ、ふふっ」

    バタン

    提督「はぁ………」

    提督「………立てないや」

    661 = 1 :

    キス編おわり
    グラーフ出ぬぇ…

    664 :


    地の文のところ凄いいい

    665 :

    「……………」グデー

    提督「……………」パタパタ

    加賀「……………」ダラー

    「提督、元気ないねー」

    提督「だって……暑いんだもん…」

    飛龍「そんなに暑いの苦手?」

    提督「……………」

    飛龍「ありゃ、言葉も発さなくなった」

    「……司令官」

    提督「ああ…はいはい、お茶ね……」スッ

    「……………」ゴクゴク

    (暑いなら離れればいいのに)

    666 = 1 :

    飛龍「しかし、いつ見ても執務室にビニールプールが置いてあるのは奇妙だなあ…」

    提督「これがないと溶ける…」

    加賀「……………」パチャ

    「……………」

    飛龍(もう溶けてるような気もするけど…)

    「というか提督、珍しく薄着だね」

    提督「……そうだね…」

    「前に肌を見せるのは恥ずかしいって言ってなかった?」

    提督「そうだけど…恥ずかしいのより、暑い方が嫌だから…」

    「ふーん」

    (それにしても綺麗な日焼け痕…セクシー)

    667 :

    飛龍「でも、それだと短すぎるんじゃない?ちょっと動いただけで見えそうだけど」

    提督「ん?ああ…それなら大丈夫だよ、ほら…」ピラッ

    飛龍「!!」

    「!!」

    提督「ちゃんと中にスパッツ履いてるからね、見られないよ…」

    加賀「……あまりそういうことをするのはやめなさい」

    提督「ええ、なんで?」

    加賀「はしたないわ」

    提督「そうかなあ…」

    飛龍((…ね、やっぱり提督ってああいうフェチズム的な認識は薄いよね…))ヒソヒソ

    ((ねー…しかも普通にラインくっきりだったし…))ヒソヒソ

    668 :

    バタバタバタ…

    バンッ!!

    大鯨「提督、大変です!隼鷹さんが二日酔いで倒れてしまいました!」

    提督「ええ…また?」

    大鯨「はい、昨日の夜飲みすぎたみたいで…」

    提督「もう…夏休みだからって飲みすぎちゃダメって言ってるのに…」

    大鯨「今は医務室にいるので、来てくれませんか?」

    提督「うん…一応容態を見ておかないと…」

    大鯨「ありがとうございます、では行きましょう」

    提督「それじゃ、ちょっと行ってくるね…」

    加賀「ええ」

    バタン

    669 :

    ラインがくっきりと言うことはなるほどちゃんと処理してるんですね

    670 = 1 :

    飛龍「よくもまああんなに毎日お酒が飲めるもんだねえ」

    「ねー、そのうち病気になりそう」

    飛龍「……それにしてもさ」

    「ん?」

    飛龍「提督って時々色んな子とお酒飲んでるでしょ?加賀さんもそうだし」

    加賀「……そうね」

    「うん」

    飛龍「私たちもたまに呑むけどさ、提督が酔ってるところって見たことなくない?」

    「………言われてみれば、確かに」

    671 = 1 :

    飛龍「加賀さんは?」

    加賀「……私も見たことがないわ」

    「一番一緒に呑んでるはずの加賀さんでも見たことがない、か…」

    飛龍「それっておかしくない?いくら強いといっても、全く酔わないなんてありえないと思うんだけど」

    「うーん…これだけ鎮守府にお酒呑む子がいるのに目撃例がないのはどういうことなんだろ…」

    飛龍「青葉広報にも載っていないということは、本当に提督が全く酔わない体質としか…」

    「まさか、一人くらい見た人はいるでしょ」

    飛龍「誰かから聞いたの?」

    「そういうわけじゃないけど…」

    672 = 1 :

    飛龍「謎は深まる一方、か…」

    ピピピピ ピピピピ

    飛龍「ん?」

    「提督の携帯?」

    スッ

    加賀「……そうみたいね」

    飛龍「誰からです?」

    加賀「………雪菜さん」

    「前に鎮守府に来てた人?」

    飛龍「そうそう、提督の幼馴染」

    673 = 1 :

    ピッ

    加賀「もしもし」

    『もしも〜し……って、もしかしてその声、加賀さん?』

    加賀「そう、お久しぶりね」

    『わお、久しぶり!元気してた?』

    加賀「ええ、そちらも元気そうで何より」

    『あっはは!まあほぼデスクワークみたいなもんだからね、成人病の方が心配だよ!』

    加賀「そうね……それで、どうかしたの?」

    『ああそうだった、すぐ本題を忘れそうになるからな〜…昔っからこうなんだよねえ』

    加賀「…もう忘れかけているみたいだけど」

    『あ、ごめんごめん!』

    674 = 1 :

    『あたし、近いうちに休みが取れるみたいでさあ、そっちに行けそうなんだよねー。なにか予定とかある?』

    加賀「いえ、こちらもちょうど夏休みよ」

    『ほんと!?いやー、実は前に来たとき、そっちにライター忘れちゃってさあ!郵送してもらおうかと思ったんだけど、風花も忙しいだろうしやっぱりな〜って思ってて』

    加賀「そう…」

    飛龍「…ん?提督の幼馴染ってことは、何か知ってるんじゃ!?」

    「ほんとだ!加賀さん、聞いてみて!」

    加賀「え、ええ…」

    『なに、どしたの?もしかして敵襲とか?』

    加賀「あ、いえ…そうではなくて、少し聞きたいことが…」

    675 :

    『ん?うん、あたしに答えられることならいいけど』

    加賀「あの子……風花が酔ったところ、見たことはある?」

    『え?あるけど』

    飛龍「嘘!?」

    加賀「それは本当なの?」

    『本当もなにも、むしろあたしの知り合いの中で一番お酒弱いし…』

    加賀「え?」

    「ど、どういうこと…?」

    加賀「それは…あなたたちが尋常じゃないほど飲めるだけで、あの子がその中でも飲まない方というわけではないの?」

    『えっと…確認したいんだけど、もしかして艦娘さんってみんなお酒弱かったりする?』

    加賀「…どうなのかしら」

    飛龍「さ、さあ…」

    676 = 1 :

    加賀「人の基準はどれくらいなの?」

    『ん〜そうだねえ…風花は缶ビール二本も飲んだら酔ってたけど…』

    加賀「缶…?缶を二本なら、あまり酔いはしないはずだけれど…」

    「飛龍、ビール飲めたよね?」

    飛龍「うん、缶二本なんて余裕だよ」

    『ああ、じゃあやっぱり艦娘さんも別段アルコールに耐性がないわけじゃないんだ』

    加賀「そうみたい」

    『で…風花の酔ったところだっけ?ほんとに見たことないの?』

    加賀「ええ、何度も一緒に呑んでいるけど今のところは」

    『まさかぁ…そんなはずは…』

    677 = 1 :

    『……………』

    加賀「…どうかしたの?」

    『………あ!わかった!』

    加賀「え?」

    『もしかして、みんなの前じゃ日本酒しか………え?あ、ちょっと待って!』

    加賀「……?」

    『ああ、もう!今電話中なのに…ちょっと対応してて、すぐ行くから!』

    加賀「…………」

    『もしもし?ごめーん、お客さん来ちゃった!すぐ出ないといけないから、もう切るね!あ、風花には夜にかけ直すように言っておいて!』

    加賀「え、ええ」

    『わかったわかった、今行くって!それじゃ、またね!』

    加賀「あの…」

    ブツッ

    ツーッ ツーッ

    加賀「…………」

    678 = 1 :

    飛龍「切れた?」

    加賀「ええ」

    「最後、なんて言ってました?」

    加賀「みんなの前じゃ日本酒しか…と」

    「日本酒ぅ?」

    飛龍「どういう意味?」

    加賀「分からないわ…」

    「みんなの前じゃ、日本酒しか………ん?」

    飛龍「何か分かったの?」

    「いや、私の記憶違いじゃなければいいんだけど…」

    679 = 1 :

    「……提督って、日本酒しか飲んでなくない?」

    飛龍「………そんなことある?」

    「少なくとも私は提督がビールとか飲んでるところ見たことないんだけど…」

    飛龍「…まさか。さすがにそれはないでしょ」

    「………司令官…何度かウィスキーを勧めたけど…一度も飲んでくれなかった…」

    飛龍「…………」

    「………もしかして提督…洋酒はダメとか…?」

    飛龍「いや……そんな変な体質、存在するの?」

    加賀「でも、あの子よ?」

    飛龍「……なんだろう、すごい説得力……」ムムム

    680 :

    おう響、いつの間に出てきたw

    681 :

    会話に参加していないだけで最初からいたぞ

    682 :

    >>681
    スマン、おったわ

    683 = 1 :

    「じゃあ他の子に聞いてみる?」

    飛龍「だね、そうしよう」

    〜〜〜

    木曾「……で」

    天津風「ここに呼び出されたのはどういう理由かしら」

    青葉「何か面白いニュースでもあったんですか?」

    飛龍「えっと、いきなりで悪いんだけどみんな普段どのお酒飲んでる?」

    木曾「日本酒が好きだが…たまにビールも飲むな」

    天津風「お酒?私はワインね」

    青葉「青葉はビールですけど…」

    「ふんふん、なるほど」

    684 :

    いざとなったら駆逐艦に延々お酌させれば潰せそう

    685 = 1 :

    飛龍「で、そのお酒、提督と一緒に飲んだことはある?」

    木曾「その質問の意図はよく分からないが……確か、なかったと思うな」

    天津風「私もないわ」

    青葉「あー…そうですねえ、青葉もありません」

    「むう、やっぱりか」

    木曾「んん?つまり、どういうことだ?」

    飛龍「実はね、提督は洋酒だと酔うんじゃないかって説が浮かび上がってきたの」

    青葉「おっ、それは興味あります!青葉も見てみたいです!」

    「でしょ?今からその計画を立てようと思ってるんだ」

    686 = 1 :

    飛龍「で、どうする?提督、洋酒は飲もうとしないし」

    木曾「鳳翔さんに頼めばいいんじゃないか?」

    「まあそれでいいだろうね」

    青葉「即決ですねえ」

    「だって提督、鳳翔さんに頼まれたら断れないし…」

    加賀「決まりね」

    飛龍「じゃああとは私たちに任せて解散ってことで」

    木曾「ああ」

    バタン

    687 = 1 :

    ガチャ

    提督「ただいま」

    飛龍「あ、おかえり」

    提督「さっき外で木曾たちとすれ違ったんだけど何か話してたの?」

    飛龍「えっ?え、えっと…」

    提督「?」

    「あ、あー!暑いからどこか涼しいところはないかって、探してたんだって!結局食堂に行っちゃったけど!」

    提督「そうなんだ。せっかくビニールプールあるんだから浸かっていけばいいのに、ねえ響」

    「………そうだね……」

    飛龍(……あ、危なかった……)

    688 :

    〜〜〜

    提督「……………」ボー

    鳳翔「あの、提督?」

    提督「ん…どうしたの?」

    鳳翔「その、今夜一緒にどうですか?正規空母のみなさんもいます」

    提督「呑むの?うん、いいけど…」

    鳳翔「本当ですか?ふふ、ありがとうございます」

    提督「ほどほどにしなきゃダメだよ?」

    鳳翔「はい、心得ています。では、食堂の方へ」

    690 :

    ガチャ

    提督「…わ、なんだか今日は賑やかだね」

    鳳翔「はい、子供達以外は呑まれるそうで」

    提督「へー…というか那珂ちゃん、ライブしてるんだ…」

    鳳翔「ふふ、それもあって盛り上がってるのかもしれませんね」

    「おーい!二人とも、こっちこっち!」ブンブン

    加賀「来たみたいね」

    提督「あ、加賀もいるんだ!」パタパタ

    瑞鶴(嬉しそうな顔しおってぇ…)

    691 = 1 :

    提督「あー、みんなもう始めちゃってるんだね」ストン

    飛龍(うーん、ごく自然に加賀さんの隣に座るなあ)

    加賀「…これ、美味しいから」スッ

    提督「わあお…アスパラとチーズのベーコン巻き?」

    鳳翔「はい、ビールと一緒にどうぞ」

    提督「ビール……えっと、日本酒はないの?」

    翔鶴「あるにはありますけど…ビールの方がいけますよ?」

    鳳翔「一応、ビールに合うように作ってみたのですが…提督は日本酒の方がお好みでしょうか…」シュン

    提督「あ、い、いや、そういうわけじゃなくて…うん、鳳翔さんが作ってくれたのならビールと一緒にいただこうかな…うん…」

    鳳翔「あ…そう言っていただけると、嬉しいです…ふふ」ニコ

    (……なんか、罪悪感がすごい……)

    692 = 1 :

    パク

    提督「……あー、美味しい!」モグモグ

    鳳翔「ふふ、お口に合ったみたいで何よりです」

    瑞鶴「ほらほら、一緒にビールもいっちゃって!」

    提督「あー…うん…」

    飛龍(飲むか…?)

    (飲むか…?)

    提督「……………」

    グイ

    「!」

    飛龍「!」

    693 = 1 :

    提督「………っはぁ…うん、たまにはビールもいいね」

    鳳翔「まだ他にもおつまみはありますので、どんどん食べてくださいね」

    提督「うん、ありがと」

    加賀「口元に泡、ついてるわ」

    提督「ああ、ほんとだ…えへへ」ゴシゴシ

    飛龍((……今のところ変化はないね))ヒソヒソ

    ((いくら弱いと言っても、さすがにあれだけじゃ酔わないでしょ))ヒソヒソ

    瑞鶴((もう少し様子を見た方が良さそうね))

    翔鶴「んん…美味しい…」

    瑞鶴「…翔鶴姉、目的忘れてない?」

    694 :

    翔鶴wwww

    695 = 1 :

    十数分後……

    提督「……………////」ポー

    飛龍「……ねえ、これってさ」

    「うん、完全に酔ってる」

    翔鶴「提督、オイルサーディンもありますよ」スッ

    提督「たべりゅ…」

    「提督?」

    提督「んん?」

    「ビール美味しい?」

    提督「んふふ、おいしい」

    飛龍(かわいい)

    (かわいい)

    696 = 1 :

    提督「ほーしょーさん、一味とってー」

    鳳翔「はい、どうぞ」

    提督「でへへ、ありがとぉ」

    飛龍「それにしても、まさかジョッキ二杯くらいで酔うとは」

    加賀「本当に酔いやすかったのね…」

    「やっぱり洋酒はダメだったんだ」

    瑞鶴「でも、どうして飲もうとしなかったのかしら」

    飛龍「それが謎だよね、今のところ普通だけど」

    「ね、普段より喋り方が子供みたいになってるくらい」

    697 :

    おつ

    698 :

    そういえば酔うと…って設定がありましたね

    700 :

    前々スレで確認した
    やっとその設定活きるのかww


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