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    元スレ女提督「甘い時間は溶けるように」

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    601 = 1 :

    武蔵「ふぅ」ツヤツヤ

    提督「」チーン

    武蔵「…さて、私は満足したのでな。またな」

    スタスタ

    提督「うううう……がっつり蹂躙されたよおぉ…」

    提督「もう…これじゃお嫁に行けない…」

    提督「……しかも、こんな朝からされたら…っ」ピクッ

    提督「ぅ……だ、ダメダメ…落ち着かなきゃ…」フルフル

    提督「すー…はぁ…」

    提督「…………よし、大丈夫…」

    602 :

    陸奥に開発されて以来キス中毒のくせにぃ

    603 :

    提督「うー…ひどい目に遭った…」

    「あ!」

    提督「あ。電、おはよう」

    「お、おは……っ!」バッ

    提督「……?どうしたの、急に口押さえて」

    「………あ、あの、司令官さん」

    提督「うん」

    「そっ、その…ちょ、ちょっと屈んでもらってもいいですか…?」

    提督「………もしかして、挨拶のこと?」

    「!」ギクッ

    604 = 1 :

    提督「…ほら」スッ

    「え?い、いいのですか?」

    提督「うん、いいよ」

    「! じゃ、じゃあ…ほっぺたに…」

    提督「ん」

    「………っ…」ソーッ

    チュッ

    「……はわわわわ///」カァアア

    提督(自分でやっておいて恥ずかしがるなんて…)

    提督(かわいいなあ!!!)

    605 = 1 :

    提督「ところで電、このことは誰から聞いたの?」

    「え?ええっと、食堂で金剛さんが…」

    提督「はぁ……やっぱり…」

    「あ、あの…ご迷惑でしたか…?」

    提督「ああ、そんなことはないよ…ただ、電の他にもう二人に口同士でされて…」

    「く、口で…//」ドキドキ

    提督「みんな電みたいな子だったらいいんだけどね…さすがに口同士は恥ずかしいから…」

    提督(しかも片方は舌入れてきたし…)

    「このことが鎮守府全体に知れ渡ったら、大変なことになるんじゃ…」

    提督「それもそうだね…食堂、行こうか」

    606 = 1 :

    キィ…

    提督「…………」ソッ

    「……結構集まってるのです…」


    金剛「……というのが英国では一般的なcultureネー!」

    霧島「もう…あまり大声で騒ぐのはやめてください」

    隼鷹「ほー、キスで挨拶かあ。英国の文化はよく分かんないねえ」

    飛鷹「英国だけじゃなくて、外国では割とよくあることらしいわよ?」

    隼鷹「ふーん…お、ちょうどいいところに。おーい、ローマぁー!」

    ローマ「何か用?」

    隼鷹「うちら日本生まれにはないんだけどさあ、イタリアって挨拶でキスしたりとかはあんのかい?」

    ローマ「あることにはあるけど…誰彼構わずやるものではないわ」

    飛鷹「へー、そうなの?」

    607 = 1 :

    ローマ「他の国はどうか知らないけど、基本的に親しい真柄でするものね。同性同士でもするけど、厳密に言えばキスではないわ」

    隼鷹「どゆこと?」

    ローマ「挨拶のキスはお互いに頬を触れさせるものであって、口が触れるわけではないのよ。けど、キスの仕草だからチュッと音を立てるの」

    隼鷹「ほほー」

    飛鷹「…隼鷹、それ面白くないわよ」

    ローマ「あとは…そうね、恋人や夫婦なんかは日常のどこでも頬や唇にキスをしたりするわね」

    飛鷹「なんて大胆な…」

    ローマ「そういう文化だから気になんてならないわ、挨拶だもの」

    隼鷹「はえー…じゃああそこにいる提督ともしたりするわけ?」ビッ

    ローマ「え?」



    提督「!?」

    608 = 1 :

    アー!テイトクダ!

    ワタシモテイトクトアイサツスルー!

    ア、コラ!ヌケガケズルイゾ!

    ドドドドド

    提督「ひえぇぇ!??」

    「お、押し寄せてきたのです!」

    大井「げへへへへ…て、提督ゥ…私と熱い挨拶を交わしましょう!さあ!さあ!!」ダダダ

    提督「にっ、逃げるよ!!」ダッ

    「は、はいぃ!」

    ドドドドド…

    609 = 1 :

    ドドドドド…

    ズザッ

    大井「ぜぇ…ぜぇ…ねえ、若葉ちゃん?」

    若葉「ん…なんだ」

    大井「このあたりに提督がいなかった?」

    若葉「提督か。あいつなら演習場の方に行ったぞ」

    大井「そう、恩に切るわ!」ダッ

    ドドドドド…

    「「…………」」

    若葉「……もういいんじゃないか」

    ガサッ

    「なんとかやり過ごせたのです…」

    提督「ふぅ…ありがとうね、若葉」

    若葉「気にするな」

    610 :

    大井っち・・・

    611 :

    女性提督だと、積極的に襲ってくる大井っち。アリだと思います。

    612 :

    ふーちゃんと電はかわいいなあ

    613 :

    電の初々しい反応かわええのぉ

    614 = 1 :

    若葉「しかし、なぜあそこまで追われていたんだ?」

    提督「あー…まあ…」

    〜〜〜

    若葉「………なるほど、キスか…」

    提督「ということがあってね…」

    若葉「………ん?キス…キスカ……?」

    提督「あっ…」

    若葉「…………」

    提督「ご、ごめんね!別にそういうつもりで言ったわけじゃ…」

    若葉「……いや、いい」

    615 = 1 :

    若葉「ん」スッ

    提督「え?」

    若葉「やる」

    提督「やるって…このココアシガレット、食べかけなんだけど…」

    若葉「間接でもキスはキスだ」

    提督「……ああ、そういうこと」カプ ポリポリ

    若葉「…………」スッ カプ

    (なんでココアシガレットを常備してるんだろう…)

    616 = 1 :

    提督「若葉は今何をしてるの?」

    若葉「花に水をやっている」

    提督「……?ああ、ほんとだ。これ、全部若葉が?」

    若葉「そうだ。他にも何人かいるがな」

    提督「そっか、みんな食堂にいるから…」

    若葉「…せっかくだから…そうだな、季節の花をやろう」プチ スッ

    提督「わ、綺麗…これ、なんていうの?」

    若葉「タマスダレ、だ。別名はゼフィランサス」

    提督「試作1号機…?」

    若葉「え?」

    提督「あ、いや、なんでもないよ」

    617 = 1 :

    提督「これは夏にしか咲かない花なの?」

    若葉「夏の初めから秋の中旬くらいだ」

    提督「へー、物知りだねえ」

    若葉「花言葉は……確か、清い愛だったか」

    提督「清い愛…ふふっ、ありがとう」

    若葉「気に入ってくれたか」

    提督「うん、嬉しいよ」

    (若葉ちゃん…とぼけてるフリしてるけど、絶対知っててやってるのです…)

    618 = 1 :

    提督「さてと……そろそろ食堂に戻ってもいい頃かな」

    「はい、人も少なくなってると思うのです」

    若葉「行くのか」

    提督「うん、またお花のこと聞かせてね」

    若葉「ああ」

    提督「それじゃ!」

    若葉「またな」

    パタパタ…

    若葉「……種、植えるか」

    619 :

    鬼灯を一緒に植えてたら盗まれそう(試作2号機並感)

    620 :

    ガチャ

    提督「……よし、ほとんどいなくなってる」

    飛鷹「あ、提督」

    隼鷹「おーい、お二人さーん」ブンブン



    「呼ばれてるみたいなのです」

    提督「そうだね、行こうか」

    スタスタ

    隼鷹「やー、さっきは悪いねえ、なんだか大変な目に遭わせたみたいで」

    提督「あはは…まあ、慣れたものだから…」

    621 = 1 :

    提督「そうだ、金剛は?」

    飛鷹「末っ子に怒られて退散したわよ」

    提督「そっか、ならいいんだけど」

    隼鷹「でさ、結局挨拶でキスとかすんの?」

    ローマ「親しい人にはね」

    隼鷹「んじゃ提督ともできるんじゃない?」

    ローマ「え?」

    提督「? イタリアにも挨拶でキスする文化があるの?」

    隼鷹「おー、さっき聞いた」

    622 = 1 :

    ローマ「どうしてそんなことしなきゃいけないのよ、見たいのなら姉さんに頼めばいいでしょう」

    隼鷹「え?なら提督とは親しくない関係ってこと?」

    ローマ「なっ、そ、そうは言っていないでしょ!」

    隼鷹「んじゃあキスできるじゃん?」

    ローマ「く……」

    提督「そっか…仲良しと思ってたのは私だけだったんだ…」

    ローマ「ま、待って!」

    ローマ(どうすればいいの…このまま何もしないと提督が悲しむし、キスすればこの酔っぱらいが喜ぶし…ああもう!)

    ローマ(背に腹は代えられぬってやつ、か…)

    623 = 1 :

    ローマ「わ…わかったわよ…やればいいんでしょ、やれば…」

    隼鷹「おー!さっすがぁ!」

    ローマ(何を緊張しているの…これは挨拶…これはただの挨拶だから…)スス

    提督「…………」

    チュッ

    ローマ「っ……はい、これでいい?」

    隼鷹「ひゅー!やーるぅ!」パチパチ

    ローマ「くそ…なんて屈辱…///」

    提督「えへへ、やっぱり恥ずかしいけど…ちゃんと証明してくれて嬉しいよ、ローマ」

    ローマ「と、友として!友としてだから!///」

    飛鷹(珍しく顔赤くなってる)

    624 = 1 :

    隼鷹「んじゃあたしも失礼してっと」ガタ チュッ

    提督「ひゃんっ!?」ビクン

    隼鷹「あっはは、可愛らしい声!」

    提督「もう…うなじはくすぐったいよ…」

    飛鷹「なら私もしておこうかしら。提督、いい?」

    提督「ん?うん、いいよ」

    飛鷹「じゃ…」

    チュッ

    提督「んっ」

    飛鷹「…これ、やる側も結構恥ずかしいわね、ふふ」

    提督「ねー」

    625 = 1 :

    「…………あ」グウ

    提督「ん…電、お腹空いちゃった?」

    「はい、朝は食べていなかったので…」

    提督「それじゃちょっと早いけど、みんな集まり始める前に食べようか」

    「はい」

    隼鷹「ついでにあたしらの分も作ってくれよー、頼むよー」

    提督「はいはい…ローマは?」

    ローマ「私はあとでいいわ、それより姉さんを起こしてくるから」

    提督「割とぐうたらしてるんだ…」

    飛鷹「私もお腹空いちゃったわ」

    提督「ああうん、すぐ作るね」

    626 :

    かわええ
    てか提督がロリコンに堕ちたきっかけって間違いなく電だよな

    627 :

    初期艦だとそうなるかな

    まさか>>1の初期艦って……

    628 = 1 :

    ……君のような勘のいい>>627は(ry

    629 = 1 :

    〜〜〜

    「ふぅ……」

    提督「お腹いっぱいになった?」

    「はい、美味しかったのです」

    提督「そう、ふふ」

    「……そろそろ食堂も騒がしくなり始めるのです」

    提督「だね…そろそろ出ようか」ガタ

    「はい」

    パタパタ

    ガチャ

    630 :

    バタン

    提督「んんーっ…今日も暑いね…」

    「司令官さん、暑いのは苦手なのです?」

    提督「うん…電は長袖なのに平気そうだね…」

    「今日は大丈夫ですけど、暑い日は腕まくりもしてるのです」

    提督「そうだね…あんまり暑いようなら薄着にしてもいいからね」

    「はい、司令官さんも熱中症には気をつけるのです」

    提督「はーい…」

    631 = 1 :

    提督「暑いのに駆逐艦の子達は元気だねえ…」

    「やっぱり身体を動かすのは気持ちいいのです」

    提督「そうだけど…暑いのは嫌かなぁ…」

    ドン

    「あたっ!?」ドサッ

    陸奥「あら」

    長門「おっと…大丈夫か?」グイ

    「あ、ありがとう、なのです…ごめんなさい、よそ見してて…」

    長門「いや、こちらこそすまない。私もよそ見をしていたところでな」

    632 = 1 :

    提督「二人とも、これからご飯?」

    長門「ああ、食堂のうるさいのがいなくなったみたいだからな」

    提督「……えっと、それ知ってるってことは…」

    陸奥「挨拶のことも聞いたわ」

    提督「だよね…」

    長門「フフ、その分だと苦労したようだな」

    提督「あー…うん、まあ…」

    長門「ふむ…なら、私は控えめに…失礼、手を」ストン

    提督「へ?」

    633 = 1 :

    ギュ

    長門「敬愛を込めて……ん」

    チュッ

    提督「わ……//」

    陸奥「あら、紳士的ねえ」

    長門「なかなかこういうことをするタイミングはないからな、少し決めてみたくなったんだ」

    提督「ううん…ちょっとくすぐったいけど…ふふ、嬉しいな…///」テレテレ

    長門「そうだ電、君にも…ん」

    チュッ

    「はわっ」

    長門「額へのキスは祝福、という意味があるそうだ。幸運に恵まれることを願うよ」

    「は、はい…///」カァ

    陸奥(長門、なかなかの攻略王ね…)

    634 = 1 :

    陸奥「…………」

    長門「さてと…それじゃ、腹も空いたのでまたな」

    提督「うん、ゆっくりしてきてね」

    「司令官さんの作り置きがあるから、それを食べるといいのです」

    長門「ああ、了解だ」

    スタスタ

    陸奥「提督」

    提督「ん?なに

    チュッ

    提督「っ……!!」ドクン

    陸奥「ふふっ…それじゃあね」

    635 = 1 :

    (……?陸奥さん、なんだか嬉しそうだったような…)

    提督「はっ……ぁ、あ…」パクパク

    提督(まずい……まずい、まずい、まずいまずいまずいまずい)ドクンドクン

    「……あれ?司令官さん?」

    提督(ダメ…陸奥にキスされたら、あのときの、思い出して…ダメっ、こんなところで……!収まれ、収まれ、収まれ、収まれっ……)ギュウウッ

    「司令官さん?お腹でも痛いのですか?」

    提督「っ………大丈夫だよ…ありがとうね……」フルフル

    「そ、そう…ですか…?」

    提督「うん…食べたあとにすぐ歩いたから、ちょっとお腹が痛くなっただけ…ほんとに、大丈夫だから…」カタカタ

    「でも、身体が震えてるのです…」

    提督「…そんなことないよ、ほら…いつも通り」パッ

    「あ…は、はい」

    636 :

    >>1も提督も電にロリコンにされちゃったのかー
    お姉さんの調教ターン来た

    637 = 1 :

    「………一応、休んだ方がいいのです…暑くて体調を崩したかもしれませんし…」

    提督「ううん、ほんとに大丈夫だから…」

    「でも、顔が赤いのです!お部屋で休むべきなのです!」

    提督(熱があって赤くなってるわけじゃないんだけど…)

    「何かあってからじゃ遅いのです…お薬を飲みに行きましょう」グイ

    提督(電の好意を無下にするわけにもいかないし…)

    提督「う、うん…ありがとう」

    「夏風邪じゃないといいですけど…」

    提督(ここは素直に従っておこう…)

    638 = 1 :

    ゴクン

    提督「ふぅ…これで大丈夫だよ」

    「あ…ダメなのです、しばらくはじっとしていないと」

    提督「あはは、心配しすぎだよ」

    「でも…」

    提督「……はいはい、分かったよ…元気になったら出るから、遊んできていいよ」

    「…はい、お大事に」

    パタパタ

    バタン

    提督「はぁ…」

    提督(頃合いを見て抜け出すかぁ…)

    639 = 1 :

    提督(……退屈だし、本でも読もうかな)

    ペタペタ

    提督(何か読んでないもの、あったかなぁ…)

    提督(それにしても、忘れてたなあ…こういう時に危惧すべき存在、陸奥がいたことを…)

    提督(たぶんここに来るだろうな…)

    提督(…うん、来たらちゃんと断ろう…さすがにみんな起きてるし…)

    ガチャ

    陸奥「失礼するわね」

    提督(早速来た…)ズーン

    640 :

    発情しちゃってますねえ

    641 = 1 :

    提督「……何か用?」

    陸奥「あら、どうしてそんなに冷たいの?」

    カチャン

    提督「……なんで今鍵閉めたの?」

    陸奥「ふふ、どうしてかしら?」

    提督「…一応言っておくけど、そんな気分じゃないから今は…」

    陸奥「さっきは満足できてなさそうだったけど」クス

    提督「っ……そ、そんなことは…」

    陸奥「………ふふっ」

    ツカツカ

    提督「……!ま、待っ………」

    スッ…

    提督「………あ……」

    642 = 1 :

    導入が長い(半ギレ)
    というわけでキス編その2です
    (書き溜めはまだできて)ないです。

    643 :

    電に手を出すのかと…

    645 :


    下手に電に手を出したら多分バットエンド直行だから…長門の方が紳士じゃないか

    648 :

    あれ、この提督って望月にいつ手を出した(意味深)んでしたっけ?

    649 :

    望月と天津風は本編では書いてない部分で手を出してますねえ、また回想という形でそのことについて書きたいと思ってます
    初月可愛い(遺言)

    650 = 1 :

    本棚を背に追い詰められたまま、身体が動かない。まるで見えない拘束具でもあるみたいで、身体に未知の毒が回ったみたいで。指の先すら動かせないほどに凍りついてる。
    ダメ、こんな時間からなんて!まだみんな起きてるから!
    って、出そうとした言葉は喉につっかえたまま息ができない。色んなことがこんがらがって、頭の中でぐるぐると回って、思考回路がショート寸前………ううん、もう働いてないや。突き飛ばしてでも断らないといけないのに、その意思に反して身体は言うことを聞いてくれない。
    なんで?どうして?

    「ふふ……抵抗、しないの?」

    本当は分かってる。自分が一番よく理解してる。
    あの夜陸奥にしてもらったこと、刻みつけてくれたこと。その味を…禁断の快楽を、身体が覚えてるから。
    だから、こうしてだんだんと陸奥が唇を寄せてきている今でも私は何もできない。いや…むしろ、待ってるのかな。ダメだって分かってても、本能がそれを拒んでる。

    ほら。あと3cm、2cm、1cm………


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