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    元スレ八幡「もしもボックス?」

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    101 :

    そういやヒロインだったな
    出てくるの出てくるのがどいつもこいつも
    ドロッドロで忘れてた

    102 :

    はるのんは外見では判断しないからワンチャン

    103 :

    てっきり昼寝部の活動に入るのかと思った俺は全くの甘ちゃんだった

    104 :

    >>103ラノベのタイトルみたい

    105 :

    >>104
    ほいちょいプロダクションの映画のタイトルみたい

    106 :

    八幡(部活も終わり、俺はもしもボックスがあった空き地を探しに向かった)

    八幡(この世界で生きていく覚悟など俺にはない)

    八幡(むしろ今日のことで全力でくじけたとも言える)

    八幡(だって知り合いのほとんどが、声姿は一緒なのに、中身がエイリアンになってるくらいの変貌を遂げてるんだぜ。怖すぎる)

    八幡(しかし見つからん。もしもボックスはおろか空き地までもない)

    八幡(実は本当に、どっきりだったりしないだろうか?あいつらもどっきりのための演技をしているだけで……)

    八幡(……いや、そこらの一般人である俺をどっきりにはめるためだけに、そんな壮大な仕掛けるをするやつなんていないか)

    八幡(ただのテレビのどっきりだったならば、どれだけいいかと思う)

    八幡(しかしただのどっきりなどありえないことだ。認めたくはないが、もしもボックスは確かにあった)

    八幡(何者かが、この辺りに空き地を作り、もしもボックスを設置し、俺が使ったのを見計らって、空き地ももしもボックスも消した)

    八幡(この奇妙キテレツ摩訶不思議なことをやり遂げた、猫型ロボット的な存在が、いるはずなのだ)

    八幡(そいつは今も俺の行動を監視しているのだろうか。もしもボックスと空き地を消したということは、その可能性が高い)

    八幡(ぬーべーの枕返しのように、パラレルワールドに戸惑う俺を見て、近くで笑っているのかもしれない)

    八幡(もしこの仮定の通りだとするならば、どうするべきか。二つ道がある)

    八幡(一つ目。相手が俺が戸惑っている姿を楽しんでいるのだとすれば、俺も受け入れて楽しんでいるように見せる)

    八幡(つまりはエンジョイ勢になる)

    107 = 106 :

    八幡(相手が楽しんでいるのが俺が戸惑っている姿ならば、これで俺は用済みとなり、上手くいけば元の世界に戻れるようになる)

    八幡(不安要素。もし相手が別に俺で遊んでいるのではなく、下等文明種族にもしもボックスを使わせたらどういう行動をするのか的な)

    八幡(ただ実験の実験だった場合、俺の態度に関係なく実験は続くだろうということ。だがむしろ実験とかなら期間が決まっていそうだし、ありがたいのだが)

    八幡(一番厄介なのは、相手に親切心があった場合。こっちは元の世界に戻してほしくて楽しいふりをしたのに)

    八幡(楽しそうだからこのままにしておいてあげよっか!やだあたし気が利く~とかになったら最悪だ)

    八幡(二つ目。すべてに無関心になる。あらゆるこの世界の事象に、そう……(無関心)を貫く)

    八幡(俺の態度を楽しんでる奴だろうが、実験してる奴だろうが、俺がなんの反応を示さなくなれば、不要になるかもしれない)

    八幡(不安要素。実験ならば、相手が俺がそういった考えに至ることさえも観察する意義を見いだしたら意味がない)

    八幡(俺の反応で遊んでる奴の場合だと、俺に関心がなくなったからといって、律儀に元に戻してくれるとは限らない)

    八幡(こちらの最悪は、相手がもういいやとなったのに置いていかれることだ)

    八幡(結局どの場合でも相手が主導権を握っている以上、相手の親切心に期待するしかないわけだが……)

    八幡(こんなことをしでかす奴に、そんなものを求めるのは、相手に期待しすぎとしか思えない)

    八幡(一番いいのは、これの仕掛人と接触することなんだかな……)

    八幡(相手がどんな人格であれ、そうなればやりようもあるが……まさか神の運命だとかだったなら、どうしようもない)

    108 = 106 :

    八幡(はぁ、どうすんべ……いっそ今ここで、発狂したふりでもするか……)

    八幡(辺りを見回す。結局見つからないまま、人通りの多いところまで来てしまった)

    八幡(泣きわめいたり、激怒したり、笑い転げてみたら、誰か見てればさすがにやばいと思ってくれるかも……)

    八幡(いや、ダメだ。リスクが高すぎる。もしこの世界で生きていくことになった場合のために、そんな問題は起こすべきじゃない)

    八幡(こうして変に注目されてみると、改めてぼっちとはなんて素晴らしい存在であったのかと思い知る)

    八幡(こんな人を寄せる目を手に入れたところで、いいことなんて何もなかった)

    八幡(相手は俺の目だけしか興味がない分、煩わしさのほうが大きい)

    八幡(だからといって、腐った目がいいとは言えないだろうがな……)ヘッ

    八幡(自嘲した瞬間、声をかけられた)

    「あっれー、比企谷くんじゃーん!」

    八幡(体が硬直した)

    八幡(元の世界で、人畜無害な連中が、あの結果だ)

    「久しぶりー」

    八幡(この人は、どうなってしまっているんだ……)

    陽乃「ちょっと、なんか挨拶ぐらいしてもいいんじゃない?」

    八幡「はは、どうもっす……」

    八幡(まさかきれいだからって目をくり貫かれたりしないだろうな……)

    109 :

    魔王来ちゃった…

    110 :

    はるのんかわいい

    111 :

    八幡ェ!お前は私にとっての新たな光だ!

    112 = 110 :

    陽乃「私が最後の希望だ」

    113 :

    八幡ェ!!お前の前の棚のオレオとってオレオ!

    114 :

    >>113
    こいつ何言ってんの?

    115 :

    ネタが分からないなら安易にツッコまない方がいいな
    乙です

    117 :

    八幡(よし、とっとと逃げよう)

    八幡「じゃあ俺、帰宅途中なんで」

    陽乃「えー、なにそれ。つれなーい。少し話でもしようよ」

    八幡「別に俺と話すことなんてないでしょ……」

    陽乃「そう?わたしはなんかあると思うなー。比企谷くんには心当たりあるんじゃない?」

    八幡「そんな心当たりなんて……」ハッ

    八幡(仕掛人なら、もしもボックスなんて空想科学なものを用意できる相手ならば、俺の知り合いに姿形をまったくそっくりにして、俺に接触してきても、おかしくないのではないか?)

    八幡(さもなくとも、例えば仕掛人が、未来からきた陽乃さん自身ということだってあり得る……)

    八幡(このタイミングで俺と出くわし、話しかけてきたのは、本当に偶然なのか?)

    陽乃「……」

    八幡(陽乃さんの表情からは、何もわからない。いや、分かることはあった。この人は、俺の目を見ていない)

    八幡(視線はまじわっているが、陽乃さんが見ようとしているのは、俺だ。俺が、今何を考えているのかを、見極めようとしている……?)

    八幡(そんな人間にこの世界であったのは、これが初めてだ……)

    八幡「まさか、雪ノ下さんが……?」

    八幡(絞り出すように声が出た。しかし)

    陽乃「ははーん、やっぱりなんか隠してるんだ。まさかわたしが?まさかってなに?」

    118 = 117 :

    八幡(やっちまったなー!!かまをかけられ、まんまとそれに乗ってしまったのだということを悟る)

    八幡「い、いや、なんでもないです。ほらあれっすよ、中二的台詞がつい出ちゃって……」

    陽乃「ええー、そんな雰囲気じゃ絶対なかった」

    陽乃「最初比企谷くん見かけてから、しばらく観察したけど、なーんかふらふらしてるっていうか、まるで迷子にでもなったかに見えたんだよねー」

    八幡「観察とかやめてくださいよ……」

    八幡(ずっと俺見られてたの?なにそれ、獲物を品定め的な?怖いよー)

    陽乃「だって最初っから様子が変だったし」

    陽乃「それで極めつけは今の台詞ね。これで言い逃れされてもねー」

    八幡(ぐぬぬぬ。脳細胞がトップギアってる陽乃さんにずばり看破され、言葉もない。まあ陽乃さんはセカンドとかサードくらいでこのくらいできそうだけど)

    八幡(さて、じゃあどんな嘘をついてごまかしますかね……)

    八幡「いや、実はちょっと日曜日のことを考えて憂鬱になってましてね」

    陽乃「日曜日?」

    八幡「おたくの妹さんが企画した俺の目の観賞会が日曜日だったのに、葉山が日曜にサッカー部の応援に来てくれって話で色々ありまして」

    陽乃「ふーん」

    八幡「ああ、あと今日は城廻先輩も来まして」

    陽乃「めぐりが?諦めてないんだ、比企谷くんにこと」

    119 = 117 :

    八幡「それでこのタイミングで雪ノ下さんに話しかけられたんで、もしかしてこの話を聞いてきたのかと思って」

    八幡「ついまさか、なんて言葉が出たわけです」

    八幡(どうよ。ほぼ嘘はついてない。起こったことはすべて事実だ。これで嘘と見抜けるものなら見抜いてください)

    陽乃「なるほどなるほど。君は相変わらずその目に振り回されてるねー」

    八幡「そうっすね」

    陽乃「んじゃあお姉さんが一肌脱いじゃおっかな」

    八幡「え、もしかして雪ノ下も葉山も止めて」

    陽乃「ううん、それはダメ。つまんなくなるし。それよりももっと面白いこと」

    八幡「あなたが面白いと感じることって、厄介事としか思えないんですが……」

    陽乃「厄介事にしてるのは比企谷くんでしょ。なに、簡単なことよ。逃げるの」

    八幡「逃げる?」

    陽乃「どっちも嫌なんでしょ、さっきの口ぶりだと。なら逃げちゃえばいいのよ」

    陽乃「わたしが手引きしてあげるからさ」

    八幡「え……」

    八幡(それはそれで良し悪しで言ったら全力で嫌なんですが……)

    陽乃「はい、決まりねー。じゃあ日曜の早朝抜け出してきて落ち合いましょう」ニコッ

    八幡(ため息が出た。この人だけ元のまま魔王じゃないですか。やだー)

    120 :

    マジかよはるのんもしもボックス出しちゃった?

    121 :

    犯人はハルえもんだったのか

    122 :

    平塚先生出して・・・出して・・・


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