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元スレ結衣「おかえり、ヒッキー」八幡「……いつまでヒッキーって呼ぶんだ」
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八幡「気が早いんじゃないのか、それは……。でも、あれだな、カマクラとも仲良くしてやってくれると嬉しいかな」
結衣「だ、だよね。それにあわよくばご両親と会えたりしちゃったら、ご挨拶とか……うわ、何着てこう……」
八幡「だ、だから気が早いって……」
結衣「むーん……不安なんだよー。ヒッキーがあたしを捨てちゃうのが……」
八幡「そんなことしねぇって……」
結衣「じゃーあー、不安、とってよ……」
八幡「ま、またぁ?最近毎日じゃねぇか……」
結衣「嫌?したくない?」
八幡「そんなことはねぇけど……。いやな、ゴム代も結構バカにならんなと……」
結衣「だ、だよね。それにあわよくばご両親と会えたりしちゃったら、ご挨拶とか……うわ、何着てこう……」
八幡「だ、だから気が早いって……」
結衣「むーん……不安なんだよー。ヒッキーがあたしを捨てちゃうのが……」
八幡「そんなことしねぇって……」
結衣「じゃーあー、不安、とってよ……」
八幡「ま、またぁ?最近毎日じゃねぇか……」
結衣「嫌?したくない?」
八幡「そんなことはねぇけど……。いやな、ゴム代も結構バカにならんなと……」
結衣「……なら今日は、なしで」
八幡「え、あぁん?いいの?マジで?」
結衣「あ、いや、ナマはダメだよ……。使わなくて済むようなこと、しよ?」
八幡「あ、そゆこと……」
結衣「なに、そんなに……したいの?」
八幡「……そりゃ、したくはあるけど。責任まだ取れねぇから駄目だよな。わかってる、すまん」
結衣「……あたしも、したいよ。でも、デキちゃったら大変だから……ごめんね」
八幡「いや、謝んなよ。俺が馬鹿なんだから」
八幡「え、あぁん?いいの?マジで?」
結衣「あ、いや、ナマはダメだよ……。使わなくて済むようなこと、しよ?」
八幡「あ、そゆこと……」
結衣「なに、そんなに……したいの?」
八幡「……そりゃ、したくはあるけど。責任まだ取れねぇから駄目だよな。わかってる、すまん」
結衣「……あたしも、したいよ。でも、デキちゃったら大変だから……ごめんね」
八幡「いや、謝んなよ。俺が馬鹿なんだから」
結衣「……うん。その代わり、って言っちゃうとアレだけど……。いっぱい気持ちよくなってもらえるよう、頑張る」
八幡「……俺も」
結衣「明日はできないし、浮気しないよう二日分やっちゃお」
八幡「……ちょっと怖いんだけど」
結衣「んっふっふ、ヒッキー覚悟ー!」
八幡「えっ、ちょ、いきなり!?いやぁぁ!」
一一一
八幡「……俺も」
結衣「明日はできないし、浮気しないよう二日分やっちゃお」
八幡「……ちょっと怖いんだけど」
結衣「んっふっふ、ヒッキー覚悟ー!」
八幡「えっ、ちょ、いきなり!?いやぁぁ!」
一一一
サキサキが本気を出すと見せかけた
ルミルミのターンはまだですか?
ルミルミのターンはまだですか?
沙希「比企谷ぁ……。飲んでないじゃん」
八幡「の、飲んでるだろ……。俺あんま強くねぇんだよ」
沙希「つまーんないー、比企谷、なんか面白いこと話して」
八幡「えぇ……なんという無茶振り、俺を殺す気か。つーかお前大丈夫なのか?なんか目座ってる気がすんだけど」
沙希「……なに、あたしの目付きが悪いって、そんなこと思ってんの?」
八幡「言ってねぇだろんなこと……。えらい絡むなお前」
沙希「しょーがないじゃん。あたし比企谷しか話せる人いないしー」
八幡「いや、他にも人いんだろうが」
沙希「じゃあ言い方変える。あたしは比企谷と話しにここにきたのー」
八幡「……ああ?これ店長の送別会だぞ」
沙希「だからー、そんなのはただの口実なのー。比企谷とお酒飲めたらなんでもよかったのー」
八幡「えー……それ、言ってもいいのか?見た目じゃよくわかんねぇけどお前すげぇ酔ってんだろ……。なんか異様に間延びした喋り方だしよ」
沙希「んー、ちょっとだけ酔っちゃったかなぁ?にへへぇ」
八幡「いやいやいやいや、びっくりするぐらい酔ってるって。普段とキャラ違いすぎだろ」
沙希「なによ。普段は可愛いげがないとか思ってるんでしょどうせ」
八幡「だってお前さ、愛想振り撒くキャラじゃないじゃん……」
八幡「……ああ?これ店長の送別会だぞ」
沙希「だからー、そんなのはただの口実なのー。比企谷とお酒飲めたらなんでもよかったのー」
八幡「えー……それ、言ってもいいのか?見た目じゃよくわかんねぇけどお前すげぇ酔ってんだろ……。なんか異様に間延びした喋り方だしよ」
沙希「んー、ちょっとだけ酔っちゃったかなぁ?にへへぇ」
八幡「いやいやいやいや、びっくりするぐらい酔ってるって。普段とキャラ違いすぎだろ」
沙希「なによ。普段は可愛いげがないとか思ってるんでしょどうせ」
八幡「だってお前さ、愛想振り撒くキャラじゃないじゃん……」
沙希「そ、そうだけどさぁ……。あたしだって、あたしだってねぇ……」
八幡「え、ちょっ、離せっ。あた、みえ……」
沙希「いいから」
八幡「よくねぇっ。み、みんなに見られてるだろが……」
沙希「…………あ」
八幡「はぁ…………」
店長「やぁやぁ、相変わらず仲がいいねぇ君達は」
八幡「あ、店長。お疲れす。今までほんとお世話になりました」
沙希「……あ、店長ー。比企谷クビで」
八幡「はぁ!?なんでだよ……」
店長「はっは。もう僕にはそんな権限はないよ」
八幡「え、ちょっ、離せっ。あた、みえ……」
沙希「いいから」
八幡「よくねぇっ。み、みんなに見られてるだろが……」
沙希「…………あ」
八幡「はぁ…………」
店長「やぁやぁ、相変わらず仲がいいねぇ君達は」
八幡「あ、店長。お疲れす。今までほんとお世話になりました」
沙希「……あ、店長ー。比企谷クビで」
八幡「はぁ!?なんでだよ……」
店長「はっは。もう僕にはそんな権限はないよ」
沙希「いや、冗談なんで。比企谷やめるんならあたしもやめまーす」
店長「それは困るなぁ。……前から聞きたかったんだけど、川崎さんと比企谷くんは付き合ってるの?」
沙希「あ、あたしと、こいつが?付き合って?えー?」
八幡「……いえ、付き合ってませんよ。俺、一応彼女いるんで」
沙希「………………」
店長「あ、そうなの?人は見かけによらないもんだね」
八幡「なんすかそれ、失礼じゃないですかね……」
店長「はっは、いや失敬。そりゃ大学生にもなったらそれぐらいは普通だね。じゃあまた後で」
八幡「あ、はい」
店長「それは困るなぁ。……前から聞きたかったんだけど、川崎さんと比企谷くんは付き合ってるの?」
沙希「あ、あたしと、こいつが?付き合って?えー?」
八幡「……いえ、付き合ってませんよ。俺、一応彼女いるんで」
沙希「………………」
店長「あ、そうなの?人は見かけによらないもんだね」
八幡「なんすかそれ、失礼じゃないですかね……」
店長「はっは、いや失敬。そりゃ大学生にもなったらそれぐらいは普通だね。じゃあまた後で」
八幡「あ、はい」
沙希「………………」
八幡「…………なんだよ」
沙希「……比企谷、おかわり」
八幡「まだ飲むのかよ……もうやめとけって」
沙希「うるさい。比企谷のも頼んどくから。すいませーん」
八幡「……参ったな」
一一一
店長「それじゃあみんな、今までありがとう、また何処かで」
八幡「お疲れ様でした」
沙希「おつかれさまでしたぁー」
店長「じゃあね、比企谷くん、川崎さん」
八幡「…………なんだよ」
沙希「……比企谷、おかわり」
八幡「まだ飲むのかよ……もうやめとけって」
沙希「うるさい。比企谷のも頼んどくから。すいませーん」
八幡「……参ったな」
一一一
店長「それじゃあみんな、今までありがとう、また何処かで」
八幡「お疲れ様でした」
沙希「おつかれさまでしたぁー」
店長「じゃあね、比企谷くん、川崎さん」
八幡「はい、今まで本当にお世話になりました」
沙希「お世話にー、なりましたぁ」
店長「……川崎さん、大丈夫?」
八幡「いえ、あんまり……。見たことないぐらいぐでんぐでんです」
沙希「…………ダルい」
八幡「おい、そんなとこで座んなよ」
沙希「つかれたー」
八幡「…………こりゃ駄目だな」
店長「比企谷くん、悪いけど川崎さん連れて帰ってもらえる?」
八幡「え、なんで俺が」
店長「川崎さんと仲がいいの君ぐらいだもん。じゃ、よろしくね。しっかり頼むよー」
沙希「お世話にー、なりましたぁ」
店長「……川崎さん、大丈夫?」
八幡「いえ、あんまり……。見たことないぐらいぐでんぐでんです」
沙希「…………ダルい」
八幡「おい、そんなとこで座んなよ」
沙希「つかれたー」
八幡「…………こりゃ駄目だな」
店長「比企谷くん、悪いけど川崎さん連れて帰ってもらえる?」
八幡「え、なんで俺が」
店長「川崎さんと仲がいいの君ぐらいだもん。じゃ、よろしくね。しっかり頼むよー」
八幡「いや俺、こいつの家とか知らな……ちょ、えー……。みんな薄情だなおい……」
沙希「比企谷、おんぶしてー」
八幡「うるせっ。とりあえず立て、座るならそこに公園あるからベンチにしとけ。ほら、掴まれ」
沙希「んんー……」
八幡「肩、貸すから……。大丈夫か?歩くぞ?」
沙希「うん……」
八幡「はーっ、はーっ、力ぜんっぜん入ってねぇよお前……」
沙希「うぅ……頭ガンガンする……」
八幡「ちょっと座って休んどけよ。だから今は、体に力入れろぉおお歩けぇぇ」
沙希「比企谷、おんぶしてー」
八幡「うるせっ。とりあえず立て、座るならそこに公園あるからベンチにしとけ。ほら、掴まれ」
沙希「んんー……」
八幡「肩、貸すから……。大丈夫か?歩くぞ?」
沙希「うん……」
八幡「はーっ、はーっ、力ぜんっぜん入ってねぇよお前……」
沙希「うぅ……頭ガンガンする……」
八幡「ちょっと座って休んどけよ。だから今は、体に力入れろぉおお歩けぇぇ」
沙希「比企谷、近いよ……」
八幡「仕方ねぇだろが……どうしろってんだ俺に」
沙希「比企谷ぁ……。あたしじゃ、ダメなの……?」
八幡「な、何がだよ」
沙希「由比ヶ浜じゃなきゃ、ダメなの……?」
八幡「…………ああ」
沙希「…………そう」
八幡「………………離すぞ」
沙希「疲れた……ダルい……」
八幡「……ちょっと待ってろよ、水買ってくるから」
沙希「行かないで……」
八幡「仕方ねぇだろが……どうしろってんだ俺に」
沙希「比企谷ぁ……。あたしじゃ、ダメなの……?」
八幡「な、何がだよ」
沙希「由比ヶ浜じゃなきゃ、ダメなの……?」
八幡「…………ああ」
沙希「…………そう」
八幡「………………離すぞ」
沙希「疲れた……ダルい……」
八幡「……ちょっと待ってろよ、水買ってくるから」
沙希「行かないで……」
八幡「いや、そこの自販機だから。見えるだろ?置いてきゃしねぇから安心しろ」
沙希「わかった……」
八幡「…………な、なんなんだあいつ。酔うと幼児化すんのか……?」
八幡「ほら、かわさ……って、寝んのかよこんなとこで。いい加減にしろよこいつ……」
沙希「………………」
八幡「はぁ…………」
一一一
八幡「うあ……寝汗ひでぇな。川崎は……まだおやすみか。この野郎、ぐっすり寝やがって……」
沙希「わかった……」
八幡「…………な、なんなんだあいつ。酔うと幼児化すんのか……?」
八幡「ほら、かわさ……って、寝んのかよこんなとこで。いい加減にしろよこいつ……」
沙希「………………」
八幡「はぁ…………」
一一一
八幡「うあ……寝汗ひでぇな。川崎は……まだおやすみか。この野郎、ぐっすり寝やがって……」
沙希「…………むにゃ………………」
八幡「死ぬほど疲れたんだからな……。気持ちわりぃ、シャワー浴びるか……」
沙希「…………ん。……ベッドだ。どこ?ここ……」
沙希「うぅ……いたた……。昨日送別会行って、えーと……緊張してたから飲み過ぎて……」
沙希「ダメだ。さっぱり思い出せない……。こんなの初めてだ……」
沙希「てか、誰の家……?昨日のメンバーだと、やっぱり比企谷……?」
沙希「なんで誰もいないんだろ。んー……」
沙希「トイレ借りて、いいかな……」
沙希「………………」
八幡「死ぬほど疲れたんだからな……。気持ちわりぃ、シャワー浴びるか……」
沙希「…………ん。……ベッドだ。どこ?ここ……」
沙希「うぅ……いたた……。昨日送別会行って、えーと……緊張してたから飲み過ぎて……」
沙希「ダメだ。さっぱり思い出せない……。こんなの初めてだ……」
沙希「てか、誰の家……?昨日のメンバーだと、やっぱり比企谷……?」
沙希「なんで誰もいないんだろ。んー……」
沙希「トイレ借りて、いいかな……」
沙希「………………」
八幡「あっ。まっ…………」
沙希「…………きゃあああ!」
八幡「おまっ、叫ぶなっ!」
沙希「なんで比企谷、はだっ……むぐっ」
八幡「こ、ここは俺んちだ、静かにしてくれ頼む……。まだ5時なんだぞ……」
沙希「ぷはっ!いいから、服、着ろおお!」
八幡「………………。すまん」
一一一
八幡「……落ち着いたか?」
沙希「…………うん。なんか、ごめん……」
八幡「どこまで覚えてんの?」
沙希「…………きゃあああ!」
八幡「おまっ、叫ぶなっ!」
沙希「なんで比企谷、はだっ……むぐっ」
八幡「こ、ここは俺んちだ、静かにしてくれ頼む……。まだ5時なんだぞ……」
沙希「ぷはっ!いいから、服、着ろおお!」
八幡「………………。すまん」
一一一
八幡「……落ち着いたか?」
沙希「…………うん。なんか、ごめん……」
八幡「どこまで覚えてんの?」
沙希「送別会で飲みすぎたとこまで、かな……。どうやって店出たのかもイマイチ……」
八幡「一応、俺の名誉のためにざっと説明しとくな」
沙希「…………ちょっと、思い出してきた」
八幡「そうか、よかった」
沙希「なんか公園?みたいなとこ、二人で行ったよね?」
八幡「おお、行ったな。ベンチで寝始めたんだよ、お前」
沙希「……そこ行くとき、あたしさ……。その、変なこと、言ったよね。記憶がおかしくなければだけど……」
八幡「……別に、変なことは言ってないんじゃないか」
八幡「一応、俺の名誉のためにざっと説明しとくな」
沙希「…………ちょっと、思い出してきた」
八幡「そうか、よかった」
沙希「なんか公園?みたいなとこ、二人で行ったよね?」
八幡「おお、行ったな。ベンチで寝始めたんだよ、お前」
沙希「……そこ行くとき、あたしさ……。その、変なこと、言ったよね。記憶がおかしくなければだけど……」
八幡「……別に、変なことは言ってないんじゃないか」
沙希「……覚えてるんだ」
八幡「そりゃ、まぁな」
沙希「…………この際だから、もう一度聞かせて。曖昧な記憶にしときたくないんだ。あたしの、あたしじゃ、ダメなのかな……」
八幡「…………別にお前が駄目なわけじゃないだろ」
沙希「ごめん。そんなのじゃあたしが納得、っていうか……踏ん切りがつかない。ちゃんと、終わらせたい」
八幡「…………それでも、お前に不満なんて、駄目なところなんてない。俺はお前より先に由比ヶ浜と知り合って、先に好きになっただけだ」
沙希「……どこが、好きなの?」
八幡「…………いろいろあるけど、あいつは誰よりも優しくて、俺のことを想ってくれてて……。俺はあいつのことをもっとわかりたいと思った。だから、傍にいたい」
八幡「そりゃ、まぁな」
沙希「…………この際だから、もう一度聞かせて。曖昧な記憶にしときたくないんだ。あたしの、あたしじゃ、ダメなのかな……」
八幡「…………別にお前が駄目なわけじゃないだろ」
沙希「ごめん。そんなのじゃあたしが納得、っていうか……踏ん切りがつかない。ちゃんと、終わらせたい」
八幡「…………それでも、お前に不満なんて、駄目なところなんてない。俺はお前より先に由比ヶ浜と知り合って、先に好きになっただけだ」
沙希「……どこが、好きなの?」
八幡「…………いろいろあるけど、あいつは誰よりも優しくて、俺のことを想ってくれてて……。俺はあいつのことをもっとわかりたいと思った。だから、傍にいたい」
沙希「比企谷、一途そうだよね。由比ヶ浜が羨ましいな……」
八幡「一途ってか、なんだろうな。俺そんな器用じゃねぇから、一度には一人しか見られないんだと思う。だから……」
沙希「…………そっか」
八幡「……ああ」
沙希「そっか…………」
八幡「…………泣くなよ」
沙希「…………泣いてない」
八幡「そうか」
沙希「こういうの初めてだからさ、よくわかんないんだけど。別にあんたと何も始まってなかったんだけど………たぶん、初恋、だったんだ」
八幡「………………」
八幡「一途ってか、なんだろうな。俺そんな器用じゃねぇから、一度には一人しか見られないんだと思う。だから……」
沙希「…………そっか」
八幡「……ああ」
沙希「そっか…………」
八幡「…………泣くなよ」
沙希「…………泣いてない」
八幡「そうか」
沙希「こういうの初めてだからさ、よくわかんないんだけど。別にあんたと何も始まってなかったんだけど………たぶん、初恋、だったんだ」
八幡「………………」
沙希「あたしも知らないうちに始まってて、でも何もできないまま大学も別々になっちゃって」
沙希「本屋でバイトしてるあんた見つけてさ、チャンスだとか思ってやり始めたのに結局また何もできなくて。時間ばっかり経っていって……」
沙希「で、今終わったの。比企谷がちゃんと終わらせてくれた」
八幡「………………」
沙希「思ってたより、ずっと、辛いね。しんどいね……」
八幡「……そうだな」
沙希「…………えぐっ…………落ち着いたら、帰るから……」
八幡「しんどいなら、もう少しいても……」
沙希「ううん。あいつに悪いから、いい。由比ヶ浜がいい子だってのはあたしも知ってるから……」
沙希「本屋でバイトしてるあんた見つけてさ、チャンスだとか思ってやり始めたのに結局また何もできなくて。時間ばっかり経っていって……」
沙希「で、今終わったの。比企谷がちゃんと終わらせてくれた」
八幡「………………」
沙希「思ってたより、ずっと、辛いね。しんどいね……」
八幡「……そうだな」
沙希「…………えぐっ…………落ち着いたら、帰るから……」
八幡「しんどいなら、もう少しいても……」
沙希「ううん。あいつに悪いから、いい。由比ヶ浜がいい子だってのはあたしも知ってるから……」
八幡「…………すまん」
沙希「……でも、もう少しだけ…………ひっく…………」
一一一
結衣「たっだいまー」
八幡「ただいまーっと」
結衣「そうそう、昨日の送別会どうだった?」
八幡「あー、まぁ……なんかいろいろあった。疲れた」
結衣「なに、いろいろって。行かなきゃよかったとか思ってるの?」
八幡「……いや、そんなことはないぞ。行って、よかったかな」
結衣「ふーん。なんか珍しいね」
沙希「……でも、もう少しだけ…………ひっく…………」
一一一
結衣「たっだいまー」
八幡「ただいまーっと」
結衣「そうそう、昨日の送別会どうだった?」
八幡「あー、まぁ……なんかいろいろあった。疲れた」
結衣「なに、いろいろって。行かなきゃよかったとか思ってるの?」
八幡「……いや、そんなことはないぞ。行って、よかったかな」
結衣「ふーん。なんか珍しいね」
八幡「んーまぁ、店長には最後の挨拶できたしな……。……由比ヶ浜?どした?」
結衣「…………沙希」
八幡「…………あん?」
結衣「沙希、来たでしょ」
八幡「……なんでわかんの?」
結衣「こんな青がかかった長い髪、沙希以外にいるわけないじゃん。しかもなんでベッドに……。ヒッキー」
八幡「は、はい」
結衣「そこに座る」
八幡「はい……」
結衣「……どういうことなの?」
八幡「お、怒ってる?」
結衣「怒ってないと思ってる?」
結衣「…………沙希」
八幡「…………あん?」
結衣「沙希、来たでしょ」
八幡「……なんでわかんの?」
結衣「こんな青がかかった長い髪、沙希以外にいるわけないじゃん。しかもなんでベッドに……。ヒッキー」
八幡「は、はい」
結衣「そこに座る」
八幡「はい……」
結衣「……どういうことなの?」
八幡「お、怒ってる?」
結衣「怒ってないと思ってる?」
八幡「…………思ってない。好きなだけ罵ってくれ」
結衣「あたしが別れるって言い出すとは思ってないんだ」
八幡「おも…………え?わか…………えっ!?」
結衣「………………」
八幡「まま待て、落ち着け由比ヶ浜。ちゃんと説明する、頼む待て」
結衣「ヒッキーが落ち着きなよ」
八幡「わ、わかった。いや、それはほんと困る。嫌だ絶対に」
結衣「なんで?」
八幡「なんでって、俺が好きなのは由比ヶ浜……お前だけだから」
結衣「そっか。うん、もういいよ」
八幡「よくない。…………え?いいの?」
結衣「あたしが別れるって言い出すとは思ってないんだ」
八幡「おも…………え?わか…………えっ!?」
結衣「………………」
八幡「まま待て、落ち着け由比ヶ浜。ちゃんと説明する、頼む待て」
結衣「ヒッキーが落ち着きなよ」
八幡「わ、わかった。いや、それはほんと困る。嫌だ絶対に」
結衣「なんで?」
八幡「なんでって、俺が好きなのは由比ヶ浜……お前だけだから」
結衣「そっか。うん、もういいよ」
八幡「よくない。…………え?いいの?」
結衣「いいよ。そもそもあたしが別れるなんて言えるはずないし。前も言ったじゃん、あたしはヒッキーから離れられないって」
八幡「だったら、なんであんなこと……」
結衣「あたしの性格が悪いだけだよ。ヒッキーのこと信じてるけど、いつだって確認しないと不安なんだ……」
八幡「……すまん」
結衣「隠すなら隠すでいいけど、ちゃんとバレないようにしてよ……。もう、バカ」
八幡「あー、いや、隠すってのも……。やましいことはしてないんだけどな」
結衣「そうだと思ってるよ、あたしも。でもね、ヒッキーのことばっかり頭の中いっぱいにしても、何があったかなんてわかんないんだよ……」
八幡「……だよな。わかった。話す」
八幡「だったら、なんであんなこと……」
結衣「あたしの性格が悪いだけだよ。ヒッキーのこと信じてるけど、いつだって確認しないと不安なんだ……」
八幡「……すまん」
結衣「隠すなら隠すでいいけど、ちゃんとバレないようにしてよ……。もう、バカ」
八幡「あー、いや、隠すってのも……。やましいことはしてないんだけどな」
結衣「そうだと思ってるよ、あたしも。でもね、ヒッキーのことばっかり頭の中いっぱいにしても、何があったかなんてわかんないんだよ……」
八幡「……だよな。わかった。話す」
結衣「……うん」
八幡「…………だから、ちゃんと終わらせた。バイトはやめないつってたけどな」
結衣「そっか……」
八幡「しんどいんだな。終わらせる方も」
結衣「……それはヒッキーも、沙希も真剣だからだよ。あたしはこれまでそんな辛くはならなかったから」
八幡「そうか……なんか申し訳ねぇな。俺なんかが」
結衣「だからモテてるって言ったじゃん。あとそんなこと言うのはあたしにも、沙希にも失礼だよ」
八幡「……悪い」
結衣「……後悔、してる?」
八幡「…………だから、ちゃんと終わらせた。バイトはやめないつってたけどな」
結衣「そっか……」
八幡「しんどいんだな。終わらせる方も」
結衣「……それはヒッキーも、沙希も真剣だからだよ。あたしはこれまでそんな辛くはならなかったから」
八幡「そうか……なんか申し訳ねぇな。俺なんかが」
結衣「だからモテてるって言ったじゃん。あとそんなこと言うのはあたしにも、沙希にも失礼だよ」
八幡「……悪い」
結衣「……後悔、してる?」
八幡「してるわけねぇだろ。俺には一人しか選べないんだ。ならどうするかなんて決まってる」
結衣「……ありがと。でもさ、沙希はいい子だと思うよー。あんな子なかなかいないよ?」
八幡「だろうなぁ。不器用なのと無愛想なの以外完璧だよな、あいつ」
結衣「料理もあたしなんかよりずっとできるし、足長くてスタイルもいいし」
八幡「……もうやめとけ。俺はそんなとこ見て好きになったり嫌いになったりしねぇから。結衣、好きだ」
結衣「…………なんでわかったの?」
八幡「今のはわかりやすかったぞ」
結衣「うー……先手を取られるなんて初めてかも……。ヒッキー、あたしも大好きだよ」
八幡「……おお。今度のお前の誕生日、どっか晩飯食いにいくか」
結衣「……ありがと。でもさ、沙希はいい子だと思うよー。あんな子なかなかいないよ?」
八幡「だろうなぁ。不器用なのと無愛想なの以外完璧だよな、あいつ」
結衣「料理もあたしなんかよりずっとできるし、足長くてスタイルもいいし」
八幡「……もうやめとけ。俺はそんなとこ見て好きになったり嫌いになったりしねぇから。結衣、好きだ」
結衣「…………なんでわかったの?」
八幡「今のはわかりやすかったぞ」
結衣「うー……先手を取られるなんて初めてかも……。ヒッキー、あたしも大好きだよ」
八幡「……おお。今度のお前の誕生日、どっか晩飯食いにいくか」
結衣「う、うん。どこいくの?」
八幡「……なんかその、いい感じのとこ」
結衣「未定?」
八幡「おお。でもちゃんと考えとく……。あ、高級フレンチだとか、ドレスコードがいるようなとこは想像するなよ。無理だあんなの」
結衣「そんなとこはあたしも落ち着かないかなぁ……」
八幡「そうか、助かるわ……。カジュアルでいける、微妙に小洒落たようなとこ探しとく……」
結衣「む、無理しないでいいよ?」
八幡「いいんだ、無理させろよ。お前の誕生日ぐらい格好つけさせてくれ……」
結衣「ヒッキー、カワイイ……」
八幡「ど、どうも……」
八幡「……なんかその、いい感じのとこ」
結衣「未定?」
八幡「おお。でもちゃんと考えとく……。あ、高級フレンチだとか、ドレスコードがいるようなとこは想像するなよ。無理だあんなの」
結衣「そんなとこはあたしも落ち着かないかなぁ……」
八幡「そうか、助かるわ……。カジュアルでいける、微妙に小洒落たようなとこ探しとく……」
結衣「む、無理しないでいいよ?」
八幡「いいんだ、無理させろよ。お前の誕生日ぐらい格好つけさせてくれ……」
結衣「ヒッキー、カワイイ……」
八幡「ど、どうも……」
結衣「……あたしは、ヒッキーといけるならほとんどどこだっていいんだ。これはほんと。でもね、ヒッキーがそうやって、あたしのことちゃんと考えてくれてるんだなって思えるのが、何よりもすっごく嬉しい」
八幡「俺もお前のそんな顔が見たくてやってんだから、おあいこだな」
結衣「えへへぇ……幸せすぎてとろけちゃうなぁ」
八幡「あ、誕生日プレゼント何が欲しい?当日一緒に買いに行こうぜ。もうお前が欲しくて俺に買えるものが思い付かねぇんだよ」
結衣「んー、何がいいかなー……。候補考えとくからさ、いろいろ見て回ろうよ」
八幡「……そだな。んじゃ今日は何しますかね?」
結衣「えーとね、今日はー………………」
一一一
八幡「俺もお前のそんな顔が見たくてやってんだから、おあいこだな」
結衣「えへへぇ……幸せすぎてとろけちゃうなぁ」
八幡「あ、誕生日プレゼント何が欲しい?当日一緒に買いに行こうぜ。もうお前が欲しくて俺に買えるものが思い付かねぇんだよ」
結衣「んー、何がいいかなー……。候補考えとくからさ、いろいろ見て回ろうよ」
八幡「……そだな。んじゃ今日は何しますかね?」
結衣「えーとね、今日はー………………」
一一一
乙!サキサキには残念な結果になったけど1つ区切りをつけてガハマさんとまた絆を深めたのかね~
結衣「ねね、ヒッキー。来年の夏休みは就活でそれどころじゃないかもしんないよね?」
八幡「かもなぁ。状況次第だけど、卒論もあるし今年ほど暇じゃないだろうな」
結衣「社会人なったら夏休みすらないかもよ?」
八幡「やめろ、働きたくなくなるからやめろ。お前は無職の俺を養えるのか?」
結衣「わわ、わかんないけど、頑張るよ!なんでもする!ちゃんと家事も!」
八幡「……お前にだけ働かせるわけねぇだろ。家事ぐらいなら俺に任せろ」
結衣「うぅ、なんでこんな人好きになっちゃったんだろ……」
八幡「アホか、冗談だよ冗談。お前にだけ苦労させてたまるか。なるべくいいとこ就職できるように努力はしてるよ」
結衣「ヒッキー……なんか、いつの間にかまともな人みたいになってる……」
八幡「感動してもらうポイントが違うんだが」
結衣「あ、いや……あの、そういうこと言ってもらえて、超嬉しいです……」
八幡「お、おお……」
結衣「ヒッキー……すき…………」
八幡「………………で、夏休みがどうかしたのか?」
結衣「あ、そうそう本題忘れるとこだった。だからさ、今年がのんびりできる最後の夏休みになるかもじゃん?」
八幡「おお、まぁそうだな」
結衣「ヒッキー……なんか、いつの間にかまともな人みたいになってる……」
八幡「感動してもらうポイントが違うんだが」
結衣「あ、いや……あの、そういうこと言ってもらえて、超嬉しいです……」
八幡「お、おお……」
結衣「ヒッキー……すき…………」
八幡「………………で、夏休みがどうかしたのか?」
結衣「あ、そうそう本題忘れるとこだった。だからさ、今年がのんびりできる最後の夏休みになるかもじゃん?」
八幡「おお、まぁそうだな」
結衣「というわけで、海に行こうよ、海」
八幡「……いいか由比ヶ浜。海に行って死ぬ奴は毎年たくさんいるが、行かなくて死んだ奴は一人もいねぇんだよ」
結衣「あんまり家にずっといたら腐って死んじゃうよ」
八幡「一応生命維持活動はしてるから腐敗はしねぇと思うんだが……」
結衣「いいじゃん行こーよー、うーみー。夏の思い出つくろーよー」
八幡「……暑いじゃん」
結衣「海冷たいよ」
八幡「……人多いじゃん」
結衣「祭りは行ってくれるのに?」
八幡「えーと…………」
八幡「……いいか由比ヶ浜。海に行って死ぬ奴は毎年たくさんいるが、行かなくて死んだ奴は一人もいねぇんだよ」
結衣「あんまり家にずっといたら腐って死んじゃうよ」
八幡「一応生命維持活動はしてるから腐敗はしねぇと思うんだが……」
結衣「いいじゃん行こーよー、うーみー。夏の思い出つくろーよー」
八幡「……暑いじゃん」
結衣「海冷たいよ」
八幡「……人多いじゃん」
結衣「祭りは行ってくれるのに?」
八幡「えーと…………」
結衣「……水着、見れるよ?」
八幡「そ、そうだな。考えとく……」
結衣「えっ!?そんなんでいいの!?」
八幡「なんで驚くんだよ。そんなんでとはなんだ」
結衣「いやだって……それ以上のたくさん見せてるし……」
八幡「ま、まぁそうなんだけどな。水着はそれはそれで別腹と言うか」
結衣「まぁいいや……行けるならなんでも。嬉しいなー。水着買いに行くから今度付き合ってね?」
八幡「海よりそっちのがキツいわ、マジで。変質者みたいな目で見られるの確実だし」
結衣「じゃあ腕組んどこうよ。それなら大丈夫でしょ?」
八幡「そ、そうだな。考えとく……」
結衣「えっ!?そんなんでいいの!?」
八幡「なんで驚くんだよ。そんなんでとはなんだ」
結衣「いやだって……それ以上のたくさん見せてるし……」
八幡「ま、まぁそうなんだけどな。水着はそれはそれで別腹と言うか」
結衣「まぁいいや……行けるならなんでも。嬉しいなー。水着買いに行くから今度付き合ってね?」
八幡「海よりそっちのがキツいわ、マジで。変質者みたいな目で見られるの確実だし」
結衣「じゃあ腕組んどこうよ。それなら大丈夫でしょ?」
八幡「せめて手繋ぐで許してくれ……」
結衣「仕方ないなぁ。でもまた憧れを叶えてもらえるから、すっごい楽しみ。約束だよ?」
八幡「おお。約束は守るよ、絶対に」
結衣「よし、じゃあ夏休みにこなしたいことリストを作ろう。ヒッキーもどんどん言ってよ」
八幡「……へいへい」
一一一
八幡「………………ん?」
八幡「うおっ。なんかどんどん写真が際どくなってくんな……」
八幡「送ってくれって言わなくても送るようになってるし、あいつ実は楽しんでんじゃねぇのか……」
結衣「仕方ないなぁ。でもまた憧れを叶えてもらえるから、すっごい楽しみ。約束だよ?」
八幡「おお。約束は守るよ、絶対に」
結衣「よし、じゃあ夏休みにこなしたいことリストを作ろう。ヒッキーもどんどん言ってよ」
八幡「……へいへい」
一一一
八幡「………………ん?」
八幡「うおっ。なんかどんどん写真が際どくなってくんな……」
八幡「送ってくれって言わなくても送るようになってるし、あいつ実は楽しんでんじゃねぇのか……」
八幡「あいつ、リベンジポルノとかそんなこと考えてねぇんだろうなぁ。無防備だなー、そんなことする気ないけど」
八幡「まぁ、ありがたく頂きますが。保存……と。一応隠しフォルダ……と」
八幡「…………結構増えたな」
八幡「………………」
八幡「………………」
八幡「………………ふぅ」
八幡「…………っ!だ、誰だこんな時間に……」
陽乃「ひゃっはろー。比企谷くーん、暑いーあけてー」
雪乃「ちょっと、姉さん酔いすぎよ。遅いんだから騒がないで、迷惑でしょ」
八幡「まぁ、ありがたく頂きますが。保存……と。一応隠しフォルダ……と」
八幡「…………結構増えたな」
八幡「………………」
八幡「………………」
八幡「………………ふぅ」
八幡「…………っ!だ、誰だこんな時間に……」
陽乃「ひゃっはろー。比企谷くーん、暑いーあけてー」
雪乃「ちょっと、姉さん酔いすぎよ。遅いんだから騒がないで、迷惑でしょ」
陽乃「このぐらいなら平気だよー。うるさいなぁ雪乃ちゃんは」
八幡「………………」
雪乃「ここは防音のしっかりしたマンションとは違うのよ。場をわきまえなさい」
八幡「……人ん家の真ん前で住んでる場所を見下さないでもらえますかね」
陽乃「あ、比企谷くんおひさー。朝まで寝かせてー」
雪乃「あ、比企谷君……。ごめんなさい、いきなり押し掛けてしまって」
八幡「…………俺の家は酔っぱらいの簡易宿じゃないんだが」
雪乃「わ、わかってるわよそんなの。姉さんが暑いもう歩けないどうしてもって暴れだして……」
陽乃「えー、雪乃ちゃんだって行くって言ったら嬉しそうにしてたじゃない。嘘はダメよー」
八幡「………………」
雪乃「ここは防音のしっかりしたマンションとは違うのよ。場をわきまえなさい」
八幡「……人ん家の真ん前で住んでる場所を見下さないでもらえますかね」
陽乃「あ、比企谷くんおひさー。朝まで寝かせてー」
雪乃「あ、比企谷君……。ごめんなさい、いきなり押し掛けてしまって」
八幡「…………俺の家は酔っぱらいの簡易宿じゃないんだが」
雪乃「わ、わかってるわよそんなの。姉さんが暑いもう歩けないどうしてもって暴れだして……」
陽乃「えー、雪乃ちゃんだって行くって言ったら嬉しそうにしてたじゃない。嘘はダメよー」
雪乃「ちょ、嘘を言ってるのはどっちよ、そんな事実はどこにもないわ。比企谷君、わかってるわよね?」
八幡「えー、どっちでもいいんで、ここで騒がないでもらえますか……」
陽乃「そーう?じゃあ上がるねー、お邪魔しまーす。ひゃー涼しーい」
八幡「あっこらっ、まだ許可した覚えは……」
陽乃「うわー、せまーい男くさーい。でもきちんと片付いてるじゃない、感心感心」
雪乃「ごめんなさい……」
八幡「……お前じゃないだろ、悪いのは。けどちょっと恨むからな」
雪乃「……ひっぱたいてでも連れて帰りましょうか。そのぐらいしないと姉さんは動かなそうだし」
八幡「えー、どっちでもいいんで、ここで騒がないでもらえますか……」
陽乃「そーう?じゃあ上がるねー、お邪魔しまーす。ひゃー涼しーい」
八幡「あっこらっ、まだ許可した覚えは……」
陽乃「うわー、せまーい男くさーい。でもきちんと片付いてるじゃない、感心感心」
雪乃「ごめんなさい……」
八幡「……お前じゃないだろ、悪いのは。けどちょっと恨むからな」
雪乃「……ひっぱたいてでも連れて帰りましょうか。そのぐらいしないと姉さんは動かなそうだし」
八幡「あ、いやさすがにそこまでは……。お前らの関係悪化させたら俺も寝覚めが悪い」
雪乃「……申し訳ないわ、本当に。今度何かお詫びを考えておくから」
陽乃「雪乃ちゃん何してるのー?早くおいでよー。ほら、比企谷くんのジャージ落ちてるよ。拾い放題だよー」
八幡「あぁもう、本当になんなんだこの人は……。もういい、入れよ。あの人おとなしくさせてくれ。お前だけ帰られるとそっちのが大問題だ」
雪乃「……わかったわ。お、お邪魔します……」
八幡「やっぱこうなるのか。俺が悪いのか?これ……。すまん由比ヶ浜……」
雪乃「?」
八幡「なんでもねぇよ」
雪乃「……申し訳ないわ、本当に。今度何かお詫びを考えておくから」
陽乃「雪乃ちゃん何してるのー?早くおいでよー。ほら、比企谷くんのジャージ落ちてるよ。拾い放題だよー」
八幡「あぁもう、本当になんなんだこの人は……。もういい、入れよ。あの人おとなしくさせてくれ。お前だけ帰られるとそっちのが大問題だ」
雪乃「……わかったわ。お、お邪魔します……」
八幡「やっぱこうなるのか。俺が悪いのか?これ……。すまん由比ヶ浜……」
雪乃「?」
八幡「なんでもねぇよ」
陽乃「比企谷くーん、布団ちゃんと干してるー?おー、寝心地はそれなりにいいじゃない」
八幡「で、当然のように人のベッドを占拠すると……」
雪乃「……姉さん。いい加減にしないと本気で怒るわよ。どこまで彼に迷惑をかけるつもりなの。これ以上何かやったら無理矢理にでも連れて帰るからね」
陽乃「うわー、雪乃ちゃんが怒ったー。でもここまでだから大丈夫だよ。大人しく寝るからさ。本当に眠いんだよー……」
雪乃「100歩譲って寝るのはいいとしても、ベッドから降りなさい。そこは比企谷君の寝る場所よ」
八幡「あー、いいよ雪ノ下。俺朝まで起きとくから。大人しくしてくれるんならそっちのがありがたい」
雪乃「でも、それは……」
八幡「で、当然のように人のベッドを占拠すると……」
雪乃「……姉さん。いい加減にしないと本気で怒るわよ。どこまで彼に迷惑をかけるつもりなの。これ以上何かやったら無理矢理にでも連れて帰るからね」
陽乃「うわー、雪乃ちゃんが怒ったー。でもここまでだから大丈夫だよ。大人しく寝るからさ。本当に眠いんだよー……」
雪乃「100歩譲って寝るのはいいとしても、ベッドから降りなさい。そこは比企谷君の寝る場所よ」
八幡「あー、いいよ雪ノ下。俺朝まで起きとくから。大人しくしてくれるんならそっちのがありがたい」
雪乃「でも、それは……」
陽乃「わーい比企谷くんありがとー。じゃあおやすみー」
八幡「…………嵐だな、まるで」
雪乃「こんなに厚かましい人、姉さん以外に見たことがないわ」
八幡「陽乃さんはべろべろみたいだけどお前はそうでもねぇんだな。迎えに来ただけか?」
雪乃「いいえ、二人で食事をしてたのよ。姉さんが途中でワインを飲み初めて、私も多少は付き合っていたのだけれど……それがよくなかったわ」
陽乃「…………んん…………すー…………」
八幡「……なんかあったの?陽乃さん。こんななるほど羽目外す人じゃねぇだろ」
雪乃「いろいろと、あるみたいよ。家のこととかね」
八幡「……そうか。陽乃さんも人間らしいとこ、あるんだな」
八幡「…………嵐だな、まるで」
雪乃「こんなに厚かましい人、姉さん以外に見たことがないわ」
八幡「陽乃さんはべろべろみたいだけどお前はそうでもねぇんだな。迎えに来ただけか?」
雪乃「いいえ、二人で食事をしてたのよ。姉さんが途中でワインを飲み初めて、私も多少は付き合っていたのだけれど……それがよくなかったわ」
陽乃「…………んん…………すー…………」
八幡「……なんかあったの?陽乃さん。こんななるほど羽目外す人じゃねぇだろ」
雪乃「いろいろと、あるみたいよ。家のこととかね」
八幡「……そうか。陽乃さんも人間らしいとこ、あるんだな」
雪乃「決して姉さんの厚顔無恥な振る舞いを認めるわけじゃないし、許してあげてとは言えないけれど……。あれはきっと、あなたに甘えているのよ」
八幡「そうは思えんが……。それになんで俺なんだよ」
雪乃「うまく言えないけど、あなたが偏屈で変人だからじゃないかしら」
八幡「うまく言えなさすぎだろ。罵倒されてんのかと思ったわ」
雪乃「まさか。褒めているのよ」
八幡「相変わらず歪んでんな。変人はお前もだろ」
雪乃「酷いこと言うわね、怒らせたいの?」
八幡「なんなのこの理不尽な仕打ち……」
雪乃「…………ふふっ、久しぶりね。こういうやり取りも」
八幡「そうは思えんが……。それになんで俺なんだよ」
雪乃「うまく言えないけど、あなたが偏屈で変人だからじゃないかしら」
八幡「うまく言えなさすぎだろ。罵倒されてんのかと思ったわ」
雪乃「まさか。褒めているのよ」
八幡「相変わらず歪んでんな。変人はお前もだろ」
雪乃「酷いこと言うわね、怒らせたいの?」
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