私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
元スレ鳳翔「ちび空母鎮守府!」
SS+ スレッド一覧へ / SS+ とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ☆
レスフィルター : (試験中)
提督「……ん? いや、ちょっと待て吹雪。さっきの話、何かおかしいぞ」
吹雪「え、どこですか?」
提督「複縦陣を組んだ時、吹雪と叢雲は正規空母の前に出てたんだよな」
叢雲「ええ、赤城の命令でね」
提督「そりゃ変だ。駆逐艦のトンボ釣りは、正規空母の後方だろう」
吹雪「あ、はい。私も、いつもと違うなー、と思って赤城さんに言ったんですけど」
…………
赤城『えーと、ですね。今回は後ろでなくて、前に出てもらえますか?』
叢雲『前で良いの? もし発艦失敗したら釣りにくくなるわよ』
飛龍『ゼッタイ大丈夫だよ! 私たち正規空母も妖精さんたちも、こんなことで機体を失わないように訓練繰り返して来たんだもの』
吹雪『もちろん、ずっと一緒に戦ってきたからお2人の実力はわかってますが』
赤城『ただでさえ、随伴の駆逐艦には対潜・対空・水雷戦、負担が大きいですからね』
飛龍『こういうところで迷惑かけないよう、文字通り叩きこまれてきたからさ』
『『お母さんに』』
叢雲『ああ……』
吹雪『私も叢雲も、鳳翔さんには何度も指導して頂いてますからね』
叢雲『やっぱり正規空母には、相当厳しい訓練だったのかしら?』
赤城『1回失敗するごとに、晩ごはんのおかずが1品減るんですよ!! 必死にもなります!!』
叢雲『わ、わかったわよ。信頼してるわよ』
飛龍『でも、発艦中の対潜は任せる他ないからね。その時は私たち、真っ直ぐしか走れないし』
吹雪『わかりました! それじゃ、今回は前に居るようにしますね』
飛龍『うん、よろしくね!』
…………
叢雲「その時は納得したけど。冷静に考えると少し不自然かしらね」
提督「艦載機隊の妖精さんを1番大事に考えているのは、私から見てもわかるから。
万一に備えて、後方に駆逐を置くのが普通だと思うんだけど」
吹雪「ということは、お2人は相当自信があったのか」
扶桑「あるいは、何か別の考えを? 空母の方にしか、わからないと思いますが」
提督(それか、吹雪たちの目から隠れる必要があったのか……僚艦同士で秘密など、作って欲しくは無いけど)
提督「まあ、赤城たちが元に戻ったら聞いてみよう。全員無事に戻れるなら、現場の判断を優先したいし」
吹雪「そうですね」
あかぎ「ほらひりゅう、みてください!! わたしのせんとうきたい、げきつい15です!! わたしのかちです!!」
長門「うむ」
ひりゅう「わたしだって、げきつい18だもん。わたしのかちー!!」
長門「ほう」
あかぎ「むっ……あ、たしざんをかぞえまちがってました。19でした!!」
ひりゅう「むむっ、えーとえーと……あっ! ともながたいが、3きおとしてるんだ!! これで21!!」
あかぎ「むー!!」
長門「うむうむ」
鳳翔「こら、喧嘩しちゃいけませんよ。皆頑張ったんですからね」
あかぎ「ながとおねえちゃん!! おねえちゃんのたいくうきじゅうと、
わたしのせんとうきがきょうりょくして、30きおとしましたよね!!」
長門「うむ、そうだな。私は今回、主砲しか撃っていないはずだが、お前が言うならそうなんだろう」
ひりゅう「むー、ながとおねーちゃん!! わたしのせんとうきが、おねーちゃんのしゃてーにおいこんで、
さんしきだんで40きおとしてくれたよね!! きょーどーせんかだよね!!」
長門「うむ、そうだな。主砲弾はすべて通常弾頭を持って行ったはずだが、お前が言うならそうなんだろう」
あかぎ「あー、まちがえた!! 50きでした!!」
ひりゅう「わたしもまちがえた!! 60きだもん、たもんまるもいってるもん!!」
長門「うむ、そうだな。相手方はヲ級1隻で、流石に100機以上は運用できないだろうが、お前たちが言うならそうなんだろう。うんうん」
吹雪(私が知ってる機動部隊と違う)
扶桑(そういえばおねえちゃんって呼ばれたことは無いわね)
叢雲「現場の判断、ねぇ」
提督「まあ言ってやるなよ、小さいんだし」
叢雲「ところで今日は演習とか遠征とか、休みの子が多かったわよね」
提督「うん、皆いるよ。ゆっくりだけど、そろそろ起きてくるんじゃないか」
陸奥「この惨状見てどんな反応するかしらね」
叢雲「とりあえず私は休ませてもらうわよ」
扶桑「私も、入渠してきてよろしいでしょうか」
提督「ああ、ごめん、もちろんだ。ゆっくり休んでくれ」
◇
かが「……う……うーん……」
ずいかく「くぅーくぅー」zzz
かが「ん、ふぁあ……あれ?」
ずいかく「すー」zzz
かが「……おかあさん? いないの?」
かが「…………」
かが「……ふぇ」グスッ
かが「ずいかく、ずいかく……おきて」ユサユサ
ずいかく「う、うーん? なにー?」グシグシ
かが「おかあさんがいないの……おとうさんも……」
ずいかく「えー? それじゃさがしに……なんでないてるの?」
かが「な、ないてません」
ずいかく「いっしょにさがしにいこー。ほら、なきやんで」
かが「だからないてません!!」
ずいかく「わたしもおかーさんと、おとーさんにあいたいし」
かが「そ、そうですか? それじゃ、わたしもついていってあげます」キリッ
ずいかく「…………」
ずいかく「うん。それじゃいこー」
◇
那智「おい貴様……」
提督「おー、那智。どうした、元気ないな」
那智「この騒ぎは一体何だ。二日酔いの頭に響くだろう」
陸奥「何なんでしょうねぇ、本当に」
那智「気のせいか、さっきから幼子の声が……む」
あかぎ「おかあさん、かがちゃんはー?」
しょうかく「ずいかくもー」
鳳翔「そうね、まだ寝てると思うけど。そろそろ起こしに行こうかしらね」
那智「…………」
那智「その、何だ。あまり鳳翔に負担をかけてやるなよ」
提督「なに?」
那智「しかし、いきなり六つ子か。貴様も思ったよりやるではないか、くっくっ」
提督「どんな目で見られてるんだよ。とりあえず座っとけ、焦点が合ってないぞ」
陸奥「突っ込みも的がずれてるわね」
妙高「こんにちは、提督」
提督「こんにちは妙高。今日は休みだろ?」
妙高「はい。起きたら那智が居なかったので、探しに来たのですが……」
ひりゅう「なちおねーちゃん、どうしてふらふらしてるのー?」
那智「これか? これはな、人生の補給と休息だよ。酒は憂いの玉箒と言ってな」
そうりゅう「ほきゅー? わたしもしたい!」
那智「ふふふ、そうかー、お前たちが言うならしょうがないなー。迎え酒と洒落こmぐふっ!!」
妙高「子どもに何言ってるの。貴女は水でも飲んでなさい」
そうりゅう「あ、みょうこうおねーちゃん。こんにちはー!」
妙高「はい、こんにちは。元気ですね」
ひりゅう「おやつたべにいこー!」
妙高「いいですよー。ちょっと待って下さいね」
陸奥「……妙高、これ見て驚かないの?」
妙高「いえ、ちょっとだけ。でも艦娘は人間と違って、色んな事が起こりますからね」
提督「これは極端な例だと思うけどな」
陸奥「でも、妙高はさすがお姉ちゃんよね。私たちは、この子たちの魅力に一瞬やられちゃったのに」
妙高「確かにギリギリでしたよ? 妹たちのことを思い出しちゃいましたし」
提督「そうか、長女だと考えも違うのかな」
陸奥「提督はあっという間に呑まれたわよね」
提督「君と山城も似たようなもんだろ」
妙高「でも、そうですねぇ。もし那智がもっと子どもっぽくなったような」
妙高「黒髪でセミロングでサイドポニーで泣き虫の子がいたら危なかっt」
かが「ふぇぇ……おかあさんどこぉ……」グスグス
妙高「きゃあああああ!!!!」タイハ
陸奥「!?」
妙高「うぐっ……私にどうしろというのですか!!」
提督「何も言ってないぞ」
陸奥「なんで服が破けるのよ」
摩耶「おい提督! 大勢で集まって何騒いでんだ、やかましい」
提督「摩耶か。起こしてしまったか」
鳥海「お疲れ様です司令官さん、陸奥さん」
陸奥「重巡組も、今日休みだったわよね?」
摩耶「そうだ。だから今日はゆっくり起きようと思ってたのによ」
鳥海「寝過ぎると頭痛くなるわよ。ちょうど良かったじゃないの」
摩耶「騒ぎ声で目覚めたくねーよ。で、何なんだ。託児所でも始めたか」
陸奥「託児所ねぇ。よその子だったら、もっと慌ててたんでしょうけど」
かが「おかあさん、おかあさん……ふぇ」ダキツキ
鳳翔「あらあら、寂しかった? そばにいなくてごめんなさいね」
鳥海「……保母さんじゃなくてお母さんですね」
陸奥「見た目以外は割といつも通りかもしれないわね」
摩耶「加賀ってあんなに泣き虫だったか?」
提督「鳳翔と2人でいる時なんかは、意外と……」
摩耶「何があったんだよ。変なものでも食ったのか」
提督「これから調べる所だよ。しかし、正確な話が聞ける状態かどうか……」
ひりゅう「あー、まやおねーちゃーん!!」
そうりゅう「まみやさんにつれてってー!!」
摩耶「お前ら二航戦か? アタシがメシ、食った後ならいいぞー」
「「わーい!!」」
陸奥「摩耶も鳥海も、別にびっくりしてないのね」
鳥海「してますよ。司令官さんと鳳翔さんの、落ち着いた空気に呑まれただけです」
摩耶「ふん、この程度じゃアタシは驚かねーぜ。手のかかる姉妹が3人もいるからな」
鳥海(私も!? 割とショックなんだけど!!)
摩耶「しかしまぁ、そうだな……」
摩耶「子どもっぽいリボンでツインテールにして大人ぶってる、まさに妹って感じのちびがいたら、アタシも危なかっt」
ずいかく「おねーちゃーん、おかーさんどこー?」トコトコ
摩耶「ぎゃあああああ!!!!」タイハ
陸奥「だからなんで服が破けるのよ」
摩耶「ぐふっ……妹っぽくない妹しかいないアタシには堪えるぜ」
鳥海「妹っぽくなくて悪かったわね!!」
ずいかく「まやおねーちゃーん」ダキツキ
摩耶「て、提督……お前まさか、こんなちび共に戦わせるほど冷血人間だったのか!?」
提督「いや信用してくれよ。それに、ちびだからって実力は落ちてないんだぞ?」
妙高「でも、流石にこれはまずいですよ。ゴシップ誌にでもすっぱ抜かれたら……」
鳥海「海軍はどれだけ非道な組織なんだ、と叩かれる未来が見えますね」
陸奥「駆逐艦とか見れば今更じゃないの、それは」
提督「うぬ……こうなったら!!」
―― バタァン!!
提督「助けてアカえもん!!」
明石「誰がロボットですか」
明石「困ったらとりあえず私に振るのやめてもらえません?」
提督「それだけ頼りにしてるってことだ!!」
明石「……た、頼り?」
提督「もちろん。泊地修理も装備改修も、この間の鳳翔のことも。君がいたからこそ出来たことだ」
明石「いやぁー、あはは」
提督「お願いだ、君がいなきゃこの鎮守府は持たないんだよ。今回も私を助けてくれないか」
明石「し、仕方ありませんねー。敵軍の最重要目標艦にして、海軍の誇る巨大移動工廠たる私とて、
万能じゃないです……が、期待に応えることは吝かじゃありません」
提督「そうか! ありがとう、よろしく頼むよ」
陸奥(ともすれば気障なセリフを普通に吐くのが怖い所よね)
明石「で、何があったんです?」
提督「見た方が早い。――おーい、こっちおいで」
あかぎ「はーい!!」
しょうかく「あー、あかしおねーちゃん!!」
「「「おねーちゃーん!!」」」
明石「ぐっはあああああ!!!! オーラが!! 幼女が!! 私を包む!! 何の光!?!?」
陸奥「ここでぶっ倒れてもらっちゃ困るわよ」
そうりゅう「おねーちゃん、れっぷうつくってー!!」
ひりゅう「わたし、しんでんがほしー!!」
しょうかく「あたらしいぼいらーもー!!」
あかぎ「とにかくたくさんおとせる、せんとうきをください!!」
「「「おねがーい!!」」」
明石「もー作っちゃう!! おねーちゃんなんでも作っちゃう!!」
提督「……本当に作れるのか?」
陸奥「いつもより豪華な武装じゃないの」
鳳翔「遅れました、皆さん」
ずいかく「おねーちゃーん」
かが「あかしおねえちゃん、こんにちは」
明石「増えた、ですと……? くっ殺」
提督「とりあえず鼻血拭けよ」
明石「ふが……ち、血じゃないですよ。機械油ですよ」
提督「地味に怖いこと言うな……」
陸奥「今のとこ、一番耐性低い子がわかったわね」
明石「提督は……私にこれを直せとおっしゃる」
提督「うん」
明石「あのですね、私は工作艦ですよ。魔法使いじゃないんですよ」
提督「知ってる。でも差し当たり、対応できそうなのは君ぐらいだ」
明石「う……頼られるとどうも……」
提督「なるべく早く、いつもの状態に戻したい。この状態での危機対応は予測できないからね」
明石「うーん、でも、原因の方はさっぱりですよねぇ……戦闘に支障は無かったんでしたっけ?」
陸奥「長門はそう言ってたわね」
鳳翔「何言ってるんですか明石さん!! こんな可愛い子たちを戦場に出すなんてとんでもない!!」
かが「ぎゅ!!」
ずいかく「おかーさん、くるしー」
明石「わ、わかってますってば」
陸奥「普段の鳳翔さんじゃ、絶対言わないセリフが出たわね」
提督(正直自分も出したくないとは言えない)
明石「私だって、空母ちゃんたちを危ない目になんか遭わせたくありません。色々資料を当たってみます!!」
鳳翔「はい!! それまでこの子たちは、私が責任持って面倒を見ます!!」
提督(ちび空母を抱きしめる鳳翔も可愛い)
提督「……ん、待てよ? 正規空母を出せない」
提督「…………」
提督「今、攻められたらやばくね?」
陸奥「ちょっと、それは最初に考えなさいよ」
提督「マジで頼むぞ明石!! 私も色々調べるから!!」
明石「は、はい!!」
◇
鳳翔「ひとまず、明石さんにお任せするとして」
提督「うん」
鳳翔「もしこのままだったら、色々と教えないといけませんよね」
提督「確かにそうだな」
鳳翔「そこで、私も心を鬼にしまして」
提督「な、何をさせる気だ!?」
鳳翔「おつかいを、ですね。させてみようかと」
提督「……うん。その顔を見れば、どれだけ悩んで決意したかわかるよ」
鳳翔「ハンカチとティッシュは持ちましたか?」
そうりゅう「もちました!!」
鳳翔「お買い物メモと、お買い物ぶくろは?」
しょうかく「ここにあります!!」
鳳翔「お店までの地図は?」
ずいかく「わたしがもった!!」
鳳翔「知らない人には?」
かが「ついていきません!!」
鳳翔「皆で手をつないで?」
あかぎ「たんおーじん!!」
鳳翔「車が来たら?」
ひりゅう「たんじゅーじん!!」
鳳翔「よろしい。それでは、いってらっしゃい」
「「「いってきまーす!!!!」」」
鳳翔「気を付けてね? 寄り道しないでね? けんかしないでね? 暗くなる前に帰るんですよぉー……」
提督「正規空母を抜かした、艦隊の再編」
鳳翔(そわそわ)
提督「万が一にも、鎮守府周辺まで押し込まれることが無いように哨戒」
鳳翔(そわそわ)
提督「それから演習は、相手への中止とその理由を……どう説明したもんかな……」
鳳翔(そわそわ)
提督「……鳳翔、ちょっと落ち着いて」
鳳翔「あ、ごめんなさい。そうですよね」
提督「気持ちはわかるけどね」
鳳翔「…………」
提督「で、哨戒ルートの案を考えたんだけど」
鳳翔(やっぱり私もついて行った方がよかったかしら)オロオロ
提督「君の意見を聞かせ、て」
鳳翔(ああっ、でもでも! 自立心を育てるためには、こういうことにも慣らさないと!!)
提督「…………」
提督(仕事が進まん……)
>>88
察してやれよ…
察してやれよ…
>>91
おまわりさんこの人です
おまわりさんこの人です
>>91
憲兵さんこっちです。
憲兵さんこっちです。
乙です
あかぎさんの艦載機はこれを作ってみよう。毎回被弾無しで帰還するぞ
っ零戦二一型(宮部久蔵)
あかぎさんの艦載機はこれを作ってみよう。毎回被弾無しで帰還するぞ
っ零戦二一型(宮部久蔵)
>>95
ブパッ(溢れ出る愛情
ブパッ(溢れ出る愛情
>>96
憲兵さんこいつです!
憲兵さんこいつです!
>>91
貴様は営倉行きだ
貴様は営倉行きだ
類似してるかもしれないスレッド
- 提督「墓場島鎮守府?」 (985) - [47%] - 2018/6/23 22:15 ★
- 吹雪「無法地帯鎮守府」 (790) - [42%] - 2016/8/17 15:15 ☆
- 音無「なんだって!?」 (1001) - [36%] - 2010/10/6 1:46 ★★
- 上条「たまんねえな!」 (701) - [36%] - 2014/5/16 5:30 ★
- 沙希「ねぇ…」 八幡「」 (232) - [34%] - 2015/9/30 22:45 ★★
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について