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元スレ鳳翔「ちび空母鎮守府!」
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鳳翔「――あなた、あなた。ちょっといいですか」
提督「うん? どうした、鳳翔」
鳳翔「あのですね、私……できちゃいました」
提督「何が?」
鳳翔「こ……子ども……です////」
提督「えっ」
鳳翔「六つ子です」
提督「ちょ、ちょっと待って」
鳳翔「もう生まれちゃってます」
「「「おとーさーん」」」
提督「えー!!!?!?」
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1438270176
※注意書き
この作品は、艦隊これくしょんの2次創作SSです。
独自設定として、空母艦娘どうしの呼び方(鳳翔へのお母さん呼び)などを含みます。
瑞鶴「鳳翔お母さんの女子力が低い?」 飛龍「うん」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1428234813/
鳳翔「夢はあなたと共に」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1429003485/
鳳翔「あゝ栄光の、空母機動部隊!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1429722723/
同じ鎮守府の提督と鳳翔さんです。
鳳翔さんとケッコン済みであること以外は、本筋にはほぼ関係ありません。
また、単体でも問題ないよう心がけて参ります。
しょうかく「はじめましてー、おとーさん」
ずいかく「おとーさーん、あそんでー」
提督「生まれたって、もう3歳くらいじゃないか!?」
あかぎ「おとうさん、すてーきがたべたいです」
かが「おすしがたべたいです」
提督「歯も生えてないのに高級志向だと!?」
そうりゅう「わたし、じるすちゅあーとのこすめがほしーい!」
ひりゅう「わたしぷらだのばっぐー!」
提督「それ意味分かって言ってるのか!?」
鳳翔「あなた」
提督「鳳翔!! 一体これは」
鳳翔「とりあえず6人分の出生届と出産手当、育児一時金、児童手当の申請をお願いします。
それから全員病院に連れて行って健康診断。
それが終わったら子供服と生理用品を揃えて、体格が違うからみんな採寸して、オーダーメイドで作って下さいね。
その後幼年学校の入学手続き、もちろん全員お受験させましょう。それから留学先も――」
提督「待て待て、いくらなんでも急過ぎるぞ!?」
鳳翔「揃えるものは色々ですが、とりあえず」
提督「と、とりあえず?」
鳳翔「8人で暮らす家ですね。10億円くらいのが欲しいです」
提督「」
鳳翔「それから自家用車ですが、カタログから見繕っておきました。これです、オプションもろもろで5000万円」
提督「…………」
鳳翔「終わったら子どもたちのベッドと、大きいテレビと……あ、新しい洗濯機と冷蔵庫も」
提督「…………」
鳳翔「うふふ、忙しくなりますね、あなた!」
提督「そんな……君の夢は、2人で小さなお店を……う、お」
……とく、ていとく!
提督「うーん……」
陸奥「提督、起きて!! 第1艦隊から入電よ!!」
提督「うおおおおお!?!? 夢か!?」
山城「寝ぼけてんじゃないわよ!! 姉さまが危険な目に遭ってたらどう責任取るつもり!?」
提督「す、すまない。返す言葉もない」
扶桑『山城、私は何ともないから……』
赤城『珍しいですね、執務中に居眠りなんて』
長門『徹夜が続いたからな。我らが帰らなければ安心出来ないだろう』
◇
提督『――もう大丈夫だ、報告を頼む』
飛龍「先ほど、最後の敵艦の撃沈を確認しました!」
赤城「皆さん、損害を報告して下さい」
扶桑「魚雷命中1です……戦闘に支障はありません」
叢雲「私は爆弾至近2。同じく戦闘、航行は問題なしよ」
提督『――了解。小破が2艦か』
長門「随分奥まで来たからな。次は補給部隊本隊とぶつかるだろう」
吹雪「はい! いつも通りやれば問題ありませんね」
赤城「聞いての通りです、提督。このまま進みますか?」
提督『――よし、進撃だ。何度も来た海域だから心配はしてないけど、いつもの通り昼戦で……』
飛龍「大破したら撤退。そうでしょ?」
提督『――その通り。損害状況の把握は頼んだぞ、飛龍』
飛龍「頼まれました!」
提督『――戦果を期待しているよ。交信終わり』
赤城「…………」
赤城「旗艦の私ではなく、飛龍に頼んだのが引っかかりますが」
吹雪「きっと赤城さんには艦隊指揮に集中して欲しいんですよ!」
赤城「そ、そうですよね!」
赤城「じゃあ、忙しくなる前にお弁当にしましょう」
長門「……きっとそういう所だよ、赤城」
扶桑「ちょっとお昼には早いんじゃないかしら」
飛龍「でも、艦載機隊がちょうど帰って来てるからね。整備の間に、私たちも腹ごしらえしよう」
◇
提督「この後会敵したとして……昼すぎあたりに、戦闘続行を判断することになるかな」
陸奥「夜戦は慎重にならないとね。まあ、赤城と飛龍がいるし、日暮れ前には撃滅できるでしょ」
山城「流石にあの面子で心配してないわよ。吹雪も叢雲も、姉さまと気心知れてるしね……あ、居眠りは話が別よ」
提督「本当に反省してるって……今のうちに食事を済ませるか。2人も行くだろ?」
山城「そうね。姉さまがいないから、しょうがなく行ってあげるわ。しょうがなく」
陸奥「ふふっ、じゃあ私も、長門がいないからしょうがなく行くわ」
提督「わざわざ言わないでもいいよ……ん?」
山城「なんか外が騒がしくない?」
提督「本当だな。いったい――」
そうりゅう「あー、おとーさんだー」
しょうかく「おはよーございます、おとーさん!」
提督「…………」
提督(なんだ、まだ夢見てるのか。よしよし)
提督「おう、おはよう。廊下は走るなよー」
「「はーい!!」」トコトコ
陸奥「……えっ? あの子たち……え?」
山城「蒼龍と翔鶴……いや、まさか、あんなちっちゃい子なんて」
しょうかく「あっ、むつおねーちゃん!」
陸奥「お姉ちゃん!?」
そうりゅう「やましろおねーちゃん、ごはんたべにいこー!!」
山城「お姉ちゃん……」
しょうかく「おとーさんもいきましょー」
提督「おー」
そうりゅう「あー、でも、あいすもたべたーい! ねー」
しょうかく「うん、わたしもー!」
陸奥「…………」
山城「…………」
「「おねがいおねーちゃん!!」」
山城「よしわかったぁ!! 間宮さんのところね!!」
陸奥「おねーちゃんにまかせなさい!!」
「「わーい!!」」
提督「こらこら、ご飯食べてからにするんだぞ」
「「はーい!!」」
―― バタン
…………
長門『――提督、提督!! 聞こえるか!!』
長門『赤城と飛龍がいきなり……おい、応答しろ!!』
扶桑『私と長門さんで時間を稼ぎます!! 吹雪ちゃん叢雲ちゃん、この子たちを連れて先に!!』
吹雪『は、はい!! こっちこっち、大丈夫だからね……え、飛行機飛ばす? 出来るの?』
叢雲『無理しないでよ、多分艤装の大きさも……あ、そっち行っちゃダメよ!!』
提督「おはよう、鳳翔」
鳳翔「おはようございます、あなた……提督!」
提督「今日も朝食の準備、ありがとう」
鳳翔「いえいえ、当番ですからね」
鳳翔「……あっそうだ、ちょっと聞いて下さいよ」
提督「うん?」
鳳翔「今日、とっても面白い夢を見たんです! 私とあなたが一緒に暮らしてて、そこにね……ふふっ」
提督「どうした、楽しそうじゃないか」
鳳翔「赤城ちゃんや加賀ちゃんたちがちっちゃくなって、私の子どもになっちゃってるんです」
提督「…………」
鳳翔「おかしいですよね! いくらお母さんと呼ばれてても、本当に産んだわけじゃないのに――」
そうりゅう「おかーさんおはよー!!」
鳳翔「はいはい、おはようございます」
しょうかく「おかーさん、おなかすいたー!!」
鳳翔「今持って行きますから、座って待ってなさいねー」
「「はーい!!」」
鳳翔「…………」
提督「…………」
鳳翔「……あらあら?」
提督(首傾げた鳳翔も可愛い)
鳳翔「夢でしょうか。あなたと一緒に見てる夢?」
提督「ど、どうだろうな。私もちょっと心の整理が」
鳳翔「でもあの子たちの可愛さの前では些細な疑問ですね」
提督「可愛いのは同意だけど。ずっとこのままって訳にもな」
鳳翔「いいじゃないですか。きっと子どもの面倒をみる予行演習をさせて下さってるんでしょう、誰かが」
提督「いや、誰かって……」
そうりゅう「おかーさーん!!」
しょうかく「はやくはやくー」
鳳翔「ええ、今行きますよー!! ああもう、可愛いですねぇ」
提督「ちび可愛さに目が曇ってるぞ」
そうりゅう「ごはーん」
しょうかく「ごはんだー」
山城「朝食を……皆一緒でいいのかしら? 5人分、お願いね」
鳳翔「はいはい、こちらですよ」
陸奥「ちゃんといただきます言うのよー」
そうりゅう「はーい!!」
「「「いただきまーす」」」
鳳翔「はい、召し上がれー」
しょうかく「あーん、ぱくっ」
「「「…………」」」
陸奥(……ぐっ……ホントに鳳翔さんのお味噌汁?)
山城(……な、なにこれ、生臭っ)
提督(……いつもの鳳翔の味じゃないな)
鳳翔「どうですか、皆さん?」
提督「あ、あのな、鳳翔」
そうりゅう「まずーい。おかあさん、おりょうりへたー」
しょうかく「へんなあじー。もういらなーい」
鳳翔「!!」ガーン
山城「子供は残酷よねー」
鳳翔「ちょっと修行に出て来ます!!」
提督「落ち着くんだ鳳翔、大丈夫だから」
―― バタァン!!
かが「う゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛!゛!゛!゛」
提督「うおう……加賀もか」
かが「お゛か゛あ゛さ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!゛!゛!゛!゛!゛!゛」
鳳翔「あら、どうしたの?」
かが「ず゛い゛か゛く゛が゛わ゛た゛し゛の゛プ゛リ゛ン゛と゛っ゛た゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛!゛!゛!゛」
鳳翔「まあ、本当ですか?」
ずいかく「とったんじゃないもん、しらなかったんだもん!」
かが「……ひとりでさきにたべちゃったじゃないの」
かが「お゛か゛あ゛さ゛ん゛と゛み゛ん゛な゛に゛か゛っ゛て゛き゛た゛の゛に゛い゛い゛い゛い゛い゛!゛!゛!゛!゛!゛!゛」
ずいかく「し゛っ゛て゛た゛ら゛た゛べ゛な゛か゛っ゛た゛も゛ん゛!゛!゛!゛!゛!゛!゛」
「「う゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!゛!゛!゛!゛!゛!゛」」
鳳翔「あらあら……よしよし」
山城「ん、プリン? プリンって、昨日加賀が皆に買って来てくれたあれよね。夕食後に皆で食べた」
陸奥「ええ。瑞鶴が昨日、出撃で居なかったから……空母の皆は今日、揃って食べるって言ってたわよ」
山城「瑞鶴は知らずに食べちゃったのかしら? 相当疲れてたし、しょうがないわね」
鳳翔「よしよし、仲良くしなきゃだめですよー」
「「うわああああああん!!!!」」
鳳翔「ああ、我が子同然の2人を抱えあげられる日が来るなんて……至福の重み……」
提督「戻って来い鳳翔」
鳳翔「ハッ! ……あなた、ちょっと手伝って下さい。部屋に戻します」
提督「あ、ああ。わかった」
山城「私、通信室に戻ってた方がいいんじゃないの?」
陸奥「赤城たちから連絡、来るかもしれないしね」
提督「頼むよ。私もすぐ行くから」
ずいかく「……おとうさぁん」
提督「瑞鶴、だよな。どうしてこうなった」
ずいかく「だっこしてー」
提督「お、おう」
提督(これ戻った後も覚えてたらどうなるんだ)
かが「うー……」zzz
鳳翔「あらあら、泣き疲れちゃったみたい」
提督(鳳翔の母性はいつも通りだな)
陸奥「あのね、提督。とりあえず流れでここまで来たけど」
提督「うん。そろそろ現実に戻るか」
陸奥「尋問タイムね」
提督「ああ。鳳翔、ちょっと厨房に来てくれ」
鳳翔「は、はい」
提督「さっきの朝食、何入れた?」
鳳翔「何って、何も変なもの入れてませんよ? いつも通り料理したんです」
陸奥「蒼龍『ちゃん』と翔鶴『ちゃん』の反応はどうなのよ」
鳳翔「……あ、子どもには味が濃すぎたんでしょうか?」
提督「そういうレベルか? 味噌汁なんか、未だに舌がしびれるくらいだぞ」
鳳翔「おかしいですね。入れたものはお豆腐に油揚げ、長ねぎ……」
提督「それだけじゃないはずだ」
鳳翔「あとはお味噌と、出汁だけですよ? 本当に」
陸奥「どうせ味噌をあるだけ全部入れたとか、そういうオチでしょ」
鳳翔「失礼な! 私はこの鎮守府に来たころから、お料理を作ってるんですよ。
そんな料理下手の典型みたいな失敗はしません」
陸奥「それは知ってるけど、あれを飲んだ後じゃ説得力無いわよ」
提督「出汁って何使ったんだ?」
鳳翔「ただの煮干しですけど。ほら、これです」
陸奥「あれ、本当ね。普通だわ」
提督「変だな、でもさっきの味は……いや待て! 鍋の底に何かが」
陸奥「……電気ウナギ?」
鳳翔「」
提督「本当にしびれてるのかよ!! 蒼龍、翔鶴!! うがいだ、ペッしなさい、ペッ!!」
陸奥「み、水でいいの!? 感電しない!?」
「「きゃー」」
鳳翔「ち、違いますよ!! こんなの私、入れてませんよ」
提督「うん、大丈夫。わかってるよ」
陸奥「今まで失敗なんてなかったもんね。でも一体誰が?」
鳳翔「今日の当番は私だけなんですけど……」
提督「とりあえず味噌汁は廃棄だな。被害を抑えないと」
陸奥「ともあれ、現状を把握しないとね。おかしくなったのは正規空母の子たちだけかしらね?」
提督「空母といえば、赤城と飛龍がどうなったかわからないな。第1艦隊と連絡を取るか」
陸奥「さっきは何ともなさそうだったけれど」
―― キャアアアアアア!!!!
陸奥「な、何!? 五月雨の声!?」
鳳翔「あらあら」
提督「洗い場だ、行こう!!」
提督「五月雨!!」
五月雨「提督、洗濯機が、洗濯ものが!!」
提督「洗濯機がどうした!?」
五月雨「得体のしれないどろっとした何かが詰まってて、怖くて開けられませーん!!」
提督「……むっ、なんだこりゃ!? 中で水が煮こごりみたいに固まってる」
陸奥「今度は何? 洗濯のりをあるだけ入れたとか?」
鳳翔「違いますってば。そもそも洗濯のりは普段使いませんよ、衣類が多くて調整が難しいので」
提督「あれ? でも私の軍服はいつもパリッとしてるけど」
鳳翔「あなたの服は、個別で私が手洗いしてます」
提督「大好きだ鳳翔!!」ギュッ
鳳翔「あなた!!」ギュッ
五月雨「ま、まぶしい! これが正妻空母!!」
陸奥「ちょっと、夫婦漫才は後にしてよ!!」
そうりゅう「あっ、さみだれおねーちゃん!」
しょうかく「こんにちはー!」
五月雨「きゃあああ!! 誰ですかこの子、かわいい!!」
提督「蒼龍と翔鶴だよ。多分ね」
陸奥「あら、どうしたの? ニコニコして嬉しそうね」
そうりゅう「えっとねー、おかーさんのおてつだい!」
鳳翔「お手伝い? まあ、何をやってくれたの?」
そうりゅう「これー! せんざい、いれておいたの!」
提督「洗剤?」
五月雨「……片栗粉、ですね」
陸奥「こりゃ掃除が大変だわ」
しょうかく「わたし、おなべにおさかな、いれておいた!」
提督「なんだ、翔鶴の仕業か」
陸奥「自分は悪くないのに、まずいって言われた鳳翔さんかわいそうね」
鳳翔「そっ、蒼龍ちゃん、翔鶴ちゃん!! 貴女たちは――」
そうりゅう「……おかーさん、いけなかった?」
鳳翔「あの……めっ……」
しょうかく「よけいなことしちゃった?」
鳳翔「…………」
「「ごめんなさーい!!」」
鳳翔「もー許しちゃう!! おかーさん何でも許しちゃう!!」
陸奥「ちょ、叱るときはちゃんとしないとダメよ!!」
五月雨「よく考えたら、子どもの躾なんて誰もしたことありませんからね」
提督「雰囲気は完全に母親のそれだけどな」
山城「――提督、ちょっといい?」
提督「ああ、ごめん。任せちゃってて」
山城「第1艦隊が任務を終えたわ。これから帰還するそうよ」
提督「え、もう? ……昼戦だけで済んだのか。それじゃ、敵は撃滅出来たんだね」
山城「それがね、どうも電文の内容が要領を得ないのよね」
提督「何だって?」
山城「書き写してきたわ。
赤城、『ひこーきをぐわーっととばして、どーんとやっつけました』
飛龍、『ともながたいがやりました! つぎはえむあいさくせんですか』
扶桑姉さま、『危なっかしくて見てられない。あ、作戦は一応成功です』
吹雪、『私より小さいのに、戦闘は上手なままなんてずるいです』
叢雲、『帰ったら1週間の休暇を申請するわ』
長門、『正直抱きしめたい』
……以上よ」
提督「とりあえず混乱は伝わったが」
そうりゅう「おかーさん、だっこしてー!!」
しょうかく「わたしもー!!」
鳳翔「はいはい! もう、なんて可愛い夢なんでしょう!」
山城「……多分、あっちもあれと一緒ね」
提督「そのようだな」
◇
あかぎ「ただいまかえりました!!」
ひりゅう「みんなぶじでした!!」
鳳翔「はいお帰りなさい、よく頑張りましたね」
扶桑「た、ただ今、戻りました……」
叢雲「あーもう、いつもの3倍疲れたわ!!」
提督「お、おお。お疲れ様、何があった」
叢雲「色々あったわよ!! ちょーっと目を離すとイルカの群れと泳いでるわ、
艦載機でウミネコを追っかけ回してるわ、ウミガメと一緒に潜ろうとしてるわ……」
鳳翔「なんですかそれ、可愛い!!」
扶桑「無事に連れ帰るのは骨でしたね」
鳳翔「しゃ、写真!! その時の写真はありませんか!?」
叢雲「そんな余裕あるわけないでしょ!!」
吹雪「司令官、一体これはどういうことなんでしょう」
提督「どうもこうも、私が一番知りたいよ」
長門「どうやら鎮守府でも、我々がいない間に色々あったようだな」
提督「そうなんだよ。これでまた2人増えたってことだ……」
そうりゅう「あかぎちゃん、ひりゅうちゃん、おかえりー」
しょうかく「どうだった? どうだった?」
ひりゅう「うふふ、わたしがぜーんぶやっつけちゃったもんねー」
あかぎ「わたしだってやっつけました!!」
ひりゅう「わたしのほうがおおかったもん、たもんまるもいってるもん」
あかぎ「わたしー!!」
そうりゅう「けんかしちゃだめー!!」
―― ギャーギャー!!
長門「……鳳翔よ、可愛いは正義だな」
鳳翔「ええ、正義ですね」
陸奥「ちょっとしっかりしてよ。2人とも目がイッちゃってるわよ」
提督「誰か、赤城と飛龍に何があったか見ていた者は?」
山城「朝方の定時連絡では、何ともなかったのよね」
吹雪「はい。その後、隊列を組み直して艦載機の発進準備をしたんですが……」
扶桑「その時は複縦陣で、私と長門さんが先頭でした」
叢雲「私と吹雪が、赤城と飛龍のすぐ前に居たわ」
吹雪「お2人のトンボ釣りですが、いつも通り発艦失敗は無くて安心してたんです」
扶桑「第1次攻撃で、敵艦は3隻撃沈。砲撃戦のために隊列を組み直すか聞こうと、後ろを見たら……」
長門「天使がいたのだ」
叢雲「言い方がいちいち怖いのよ」
提督「直接は見てないか……うーん」
長門「しかし、特に問題ないのではないか? あの姿でもいつも通り、艤装を扱っていたぞ」
扶桑「そうなんです。私たちが、何が何だか分からないうちに、此方の艦載機が敵艦を沈めていました」
提督「赤城と飛龍が全部やったのか? 普段よりすごいじゃないか」
叢雲「よく見たら、艤装も体のサイズに合わせて小さくなってたみたいね」
吹雪「あの小ささで強さはそのまま。可愛くてエコですよね」
提督「……いや、今はよくてもこれから実害が出るかはわからないだろう。なんとか元に戻さないと」
長門「…………」ウズウズ
陸奥「……だっこさせてって、頼んでくれば?」
長門「うむ!」
本日はここまでです。さほど長くはならない予定です。
またよろしくお願いいたします。
>>かが「……ひとりでさきにたべちゃったじゃないの」
前後で大泣きしてるのにここだけ急に冷静になっててワロタ
前後で大泣きしてるのにここだけ急に冷静になっててワロタ
>長門「天使がいたのだ」
他に形容の仕方が無いのだから間違っていない
乙
他に形容の仕方が無いのだから間違っていない
乙
うちの正規空母がおっきいままなんですけど、バグですか?
ながもんが準備体操してて怖いんですけど
ながもんが準備体操してて怖いんですけど
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