私的良スレ書庫
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元スレ鳳翔「ちび空母鎮守府!」
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お疲れ様です、放置してしまい申し訳ありません。
8月下旬から一気に予定が詰まってしまい、ほとんど時間が取れませんでした。
ようやく進路の目処がついたので、これから頑張って書いて行きます。
さほど長くはならない予定()とか書いておいて本当にすみません……
もう少しだけお付き合いください
◇
明石「――失礼します提督、鳳翔さんも」
鳳翔「あら明石さん、お疲れ様です」
提督「待ってたぞ明石。何かわかったか?」
明石「ええ。確証はありませんが、おそらくは」
鳳翔「どんな原因でしたか?」
明石「正規空母の皆さんの、艤装を調べてたんですが。原因は補給だと思います」
提督「補給?」
明石「まず、小さくなったのは空母の皆さんだけ。要するに、補給にいつもボーキサイトを使う艦娘だけです」
鳳翔「それでは私や、航空戦艦の扶桑さんと山城さんは?」
明石「タイミングの違いですね。工廠妖精さんによると小さくなったのは、
昨日の遠征で獲得したボーキサイトを使った艦娘だけだそうです」
提督「昨日か。遠征の行先は、確か……」
鳳翔「第2艦隊、東京急行。第3艦隊、東京急行弐。第4艦隊……ボーキサイト輸送」
明石「確定ですね。何があったか、聞いてみましょう」
提督「旗艦は那珂……仕事は問題なかったはずだが」
「「「―― COS MOS!!!!」」」
那珂「つよくなれる、いっつおーらーい!! やさしさからー?」
あかぎ「は!!」
そうりゅう「じ!!」
しょうかく「ま!!」
ひりゅう「る!!」
ずいかが「「ぱわーあー!!」」
那珂「そーれーがー?」
「「「ゆーうしゃー!!!!」」」
「「「―― COS MOS!!!!」」」
那珂「どんなときもー?」
「「「わなびーらーい!!」」」
那珂「じぶんにだけはー、けっしてまけなーいー!!」
「「「う・る・と・ら・の、ちーかいー!!!!」」」
川内「那珂が、持ち歌以外を歌うなんて珍しいね」
神通「最初は歌おうとしたみたいですよ。でも、あの子たちが」
そうりゅう『なかちゃーん、おうたうたってー』
那珂『お、ね、え、ちゃん!』
那珂『――よーし、それじゃあ聞いて下さい、恋の2-4-11!!』
かが『……??』
ひりゅう『わかんなーい』
那珂『(´・ω・`)』
あかぎ『もっともりあがるのがいいです!!』
那珂『盛り上がるよ!?』
ずいかく『うるとらまんがいいー!!』
しょうかく『おねがいします、なかちゃん!!』
那珂『おねえちゃんって呼んでってばー!!(´;ω;`)』
川内「不憫な妹(つД`)゚。」
神通「まだ気を使える歳じゃありませんからね」
那珂「よーしっ、このまま2番、いっくよー!!」
「「「わー!!!!」」」
那珂「きずついただれーかが、どこかーにいーれーば――」
鳳翔「――こらぁああああっ!!」
那珂「!!」
「「「おかーさーん」」」
鳳翔「那珂さん、今何時だと思ってるんですかっ!! 年上なんだからしっかりしてもらわなきゃ困ります!!」
那珂「ひぃっ、ごめんなさいごめんなさい!!」
鳳翔「貴女たちも、めっ! 子どもはもう、寝る時間です!」
「「「えー!!」」」
鳳翔「えーじゃありません!! 明日はお休みじゃないんですからね」
鳳翔「――ほら、歯みがきに行きますよ」
「「「はーい……」」」
提督「那珂、ちょっと執務室へ来てくれ」
那珂「? はいはーい」
提督「昨日の遠征の事なんだけどな」
那珂「遠征? ばっちりだったよ、何か問題あった?」
明石「それ自体ではなくて、持ち帰ってもらったボーキサイトがですね。ちょっと変と言うか」
那珂「変って、普段どおりでしょー」
提督「何か違うと思うんだ。採掘場所が変わったとか、機械が変わったとか」
那珂「えーと、ああ、そういえば! 採掘現場に、掘りたてのボーキが余分にあったよ。それも持ってきたんだ」
提督「……? 他の鎮守府の艦娘か?」
那珂「違うと思うよ。あんなとこに置いといたら、すぐ深海棲艦に輸送されちゃうもん」
明石「妙ですね。緊急退避でもしたんでしょうか」
提督「勝手に持って来て大丈夫かな」
明石「というか、怪しまなかったんですか? 技術屋としては突っ込まざるを得ませんよ」
那珂「ラッキー!! って思った」
提督「しっかりしてくれよ。常に戦意高揚状態でもあるまいし」
那珂「! 那珂ちゃんはいt」
明石「いつでもキラキラしてるとか、そういうのはいいです」
那珂「(´・ω・`)」
提督「まあまあ」
那珂「でも要するに、ちびちゃん爆誕は私のせいだよね……ごめん提督」
提督「いやいや。資材の確認を、書類だけで済ませてしまった私も悪いからね」
提督「ただ今回は良かったものの……どんな影響が出るかわからないから、変わったことは直接報告を頼むよ」
那珂「うん、了解!」
提督「さて、明石。ちび達は元に戻るのか?」
明石「やってみないとわかりませんが、戻ると思います」
明石「例のボーキには、普段我々が使うボーキとは少々違う成分が含まれてるようで」
明石「これが艤装妖精さんとトンデモ反応を起こして、艤装ごとちび化しちゃったんだと思います」
那珂「……なんか、すごい非論理的じゃない?」
提督「艦娘自体がもう、あれだからな」
明石「空母の艤装から、艦載機を1度すべて取り外して、別のボーキで整備し直せば……」
明石「実はもうやっておきました。次の装着時に様子を見ましょう」
提督「そうか、ありがとう。お疲れ様」
明石「那珂さんの持ち帰ったボーキ、頂いても良いですか? もう少し調べたいので」
提督「いいとも。君も一応気を付けてね」
明石「とりあえず、今の所はこんな感じですか」
那珂「良かったね提督。元に戻るみたいでさ」
提督「そうだな。機動部隊が使えないのは痛かったからな……」
那珂「でもホントは、このままお父さんになりたかったんじゃないのー?」
提督「はは、確かに魅力的だけどな」
提督「……鳳翔は流石に板についた感じだったが、私は親としてまだまだだよ」
明石(あの親バカぶりでまだまだ……? これ以上何を目指すんだろ)
那珂「提督とあの子たち、いい家族になれそうだったのにねー」
提督「あんないい子たちが私の娘になってくれたら、そりゃあ嬉しいけれどね」
那珂「それじゃこれからだね提督、頑張ってね!! お休み!!」
明石「お休みなさい提督」
提督「? ……あ、ああ。頑張るよ。お休み」
明石「あのー、那珂さん。頑張ってっていうのは?」
那珂「うっふっふー。なんだろうねー」
明石「アイドルがそんなこと言っていいんですか……」
那珂「提督、多分わかってないから大丈夫!」
鳳翔「――あの、あなた。ちょっと今、よろしいですか」
提督「おう、どうした?」
鳳翔「その、あの子たちが……お父さんと一緒に寝たいと」
提督「……うーむ」
鳳翔「お願いします! 寝付くまででいいので」
提督「あ、ああ。わかったよ」
提督(ちび化してるとはいえ……)
提督(年頃の子の寝室に入って、後で何か言われやしないだろうか)
今回はここまでです。
もうちょっとだけ本編、その後おまけ小話をいくつか予定しています。
ペース上げて頑張ります、またよろしくお願いいたします。
◇
そうりゅう「まだねむくないよー」
しょうかく「もっとうたいたかったですー」
かが「でも、おかあさんはこわいわ」
ずいかく「あしたは、わたしもしゅつげきだしね」
あかぎ「……うふふふっ」
ひりゅう「どーしたの、あかぎちゃん?」
あかぎ「これです!! ちんじゅふのしょくりょうこから、おせんべいをもってきました!!」
かが「…………」
ずいかく「えー!? さっき、はみがきしたじゃん」
しょうかく「だめですよ、おかーさんにおこられちゃいますよ」
あかぎ「なぜか、かれーがおかわりできなかったのがわるいのです。おなかがすきました」
そうりゅう「ず、ずるいよ! わたしたち、まだおくばがないからかめないよ!!」
あかぎ「そうおもって、おまんじゅうももってきました」
そうりゅう「やったー!! あかぎちゃんだいすきー!!」
ひりゅう「やめようよ、おかーさんがこわいよー? かがさん、なんかいってよ!」
かが「ばれなきゃあ、いかさまじゃあ、ないのよぉ」ダラダラ
ひりゅう「……よだれ、よだれ」
鳳翔「――ほら貴女たち。ホットミルクを作ってきたから、寝る前に……あら?」
あかぎ「あっ」
そうりゅう「えっ」
かが「」
鳳翔「……あらあら、ミルクは3つだけで良かったみたいね?」
「「「わ、わーい」」」
「「「ごめんなさーい!!!!」」」
鳳翔「未遂ですか……ならまあ、許してあげます。もとあったところに返してらっしゃい」
あかぎ「はーい……」
そうりゅう「わたしもいってきます」
かが「ずいかく。わたしのぶん、のんじゃだめよ?」
ずいかく「うーん。おそかったらのんじゃうかもねー」
かが「!! はやくいくわよ、ふたりとも!!」
「「ま、まってー!」」
ひりゅう「おお、はやい。かがちゃん、わたしたちのなかじゃいちばんおそいのに」
しょうかく「!! おいしい!! ちょっと、ちょこのあじがします!!」
鳳翔「ふふ、カレーで余ったのを入れてみたの」
ずいかく「ほんとだ、おいしー……じょーだんだったけど、これは、かがさんのぶんも」
かが「わたしのぶんがなんですって?」ハーハー
ずいかく「ほんとうにはやいね!?」
あかぎ「わたしの!! わたしのはどれですか!!」
そうりゅう「おかーさん、わたしもちょーだい!!」
鳳翔「はい、ちゃんとあるわよ。えらかったわね」
「「やったー!!」」
鳳翔「飲み終わったら、ちゃんと口をゆすぐんですよー」
「「「はーい!!」」」
鳳翔「――お布団入った? 電気消しますよー」
「「「はーい」」」
あかぎ「……あれ、おかあさんはねないんですか?」
鳳翔「ええ、まだね。お父さんのお手伝いをしないと」
ひりゅう「えー、もうちょっといてほしいな」
そうりゅう「そうだよ。おとーさんと、みんなでねたほうがたのしーよ」
かが「だめよ、おしごとのじゃましちゃ」
鳳翔「まあ、寂しいの? みんな」
かが「! さ、さびしくありません」
ずいかく「わたしはさびしー!」
かが「えっ」
しょうかく「わたしも、おとーさんといっしょがいいです!」
ずいかく「かがさん、いいのー?」
しょうかく「じーっ」
ずいかく「じーっ」
かが「…………」
鳳翔「あらあら」
かが「……さ……さびしい……です」グスッ
鳳翔「よしよし、泣かないの。呼んできますから、ちょっと待っててね」
提督「――赤城、飛龍。そんなにひっついて、寝にくくないか」
あかぎ「だいじょうぶですー」
ひりゅう「? なんかかわったにおいがするー」
提督「へ、変か?」
しょうかく「でも、ぜんぜんいやじゃないです!」
ずいかく「ほんとー。そばにいるとなんかおちつくね」
鳳翔「それはね、戦う男の人の匂いです。みんなを守ってくれるから、近くにいると安心するの」
そうりゅう「たたかう? おとうさんはどこでたたかうの?」
鳳翔「私たちが戦うとき、みんなが無事に帰って来れるように、作戦を考えることです。
大砲を撃ったり、飛行機を飛ばすことだけが、戦いじゃないわ」
鳳翔「お父さんはずっと、全員の命を背負って戦っているの。大切なものを守るために」
かが「……わたしたちも?」
提督「勿論だよ、加賀」
鳳翔「さあ、もう目をつぶって。明日は早く起きましょうね」
提督「おやすみ、みんな」
「「「おやすみなさい……」」」
提督「6人とも、眠ったようだね」
鳳翔「そうですね。おつかいで、疲れてたみたいです」
提督「カレーや、歌でもはしゃいでたもんな」
鳳翔「お仕事の途中に、ありがとうございます。あなた」
提督「いや、嬉しかったよ。こちらこそありがとう」
鳳翔「執務室に戻りますか?」
提督「今日の分はもう大丈夫だ。このまま寝よう」
鳳翔「はい、では……おやすみなさい、あなた」
提督「おやすみ、鳳翔」
…………
提督「――ようやく終わったな、鳳翔」
鳳翔「はい……長かったですね、あなた」
提督「君たちも、本当に頑張ってくれたね。これからはゆっくりできるはずだ」
鳳翔「そうですね。誰1人欠けることなく、ここまで来れて良かった……」
提督「ええと、それで、だな」
鳳翔「はい?」
提督「これから、君も人間として生きていくだろう?」
鳳翔「はい、おそらくそうなるかと」
提督「今まで私を助けてくれて、ありがとう。これからもずっと、君と一緒にいたい」
鳳翔「…………」
提督「私の、本当の、妻になってくれ。鳳翔」
鳳翔「……あなた……」
鳳翔「……残念ですが、それは、無理です」
提督「なっ、何故だ!? どうして無理なんだ、鳳翔!!」
鳳翔「あなた……だって私は……」
加賀「……そこまでです、提督」
提督「か、加賀!? みんな!!」
飛龍「うわー、提督ロリコンだったんだー……」
蒼龍「表では紳士を装っておきながら」
翔鶴「まだ5歳のお母さんに求婚するなんて、信じられないです」
提督「おかしいだろそのセリフ!! 言ってて変だと思わないか!?」
瑞鶴「とにかく、ロリコンの提督さんなんかに、お母さんを近づけられないわ」
赤城「お母さんは私たちが、責任を持って育てますから――ここまでです、提督。さようなら」
ほうしょう「あなた、ばいばーい!!」
提督「待ってくれ、誤解なんだ!! もう一度私と……話を聞いてくれ、鳳翔ーーー!!!!」
…………
……た、あなた!!
提督「うーん……鳳翔、鳳翔……」
鳳翔「ここに居りますよ。大丈夫ですか、しっかりしてください!」
提督「だ、大丈夫……だ」
鳳翔「どうなさったんですか、何か悪い夢でも?」
提督「そうなんだ、悪い夢を……ほんっと、夢でよかった……」
鳳翔「まだ早いですから、ゆっくり休んでくださいね。私は朝ごはんの用意をしてきますから」
提督「そうだな、もう少し寝ているよ……」
提督「――ふう。ひどい寝覚めだ、まったく」
ひりゅう「おはよー、おとーさん」
あかぎ「なんだか、かおいろがわるいですよ?」
提督「おはよう。ちょっと、怖い夢を見てね」
そうりゅう「はやくねなきゃだめだよー、わたしたちみたいに」
ずいかく「おとーさんも、おかーさんにほっとみるく、つくってもらえば?」
提督「はは、そうだね。頼んでみようかな」
しょうかく「あれ、おかーさんは?」
提督「朝ごはんを作ってくれてるよ」
かが「じゃあいきましょう、はやくはやく」
提督「よし、みんなで行こう。顔洗っておいで」
「「「はーい!!」」」
提督「――これまでも何度か、ストレスで辛い日もあったけど」
提督「どんな朝でも、鳳翔の美味しいご飯で元気になれる」
提督「鳳翔、いつもの定食を頼むよ!」
ほうしょう「はーい!! どうぞ、こちらです!!」
提督「」
ほうしょう「きょうはじしんさくです、たーんとめしあがってください!!」
提督「え……あれ……」
ほうしょう「あなたたちも、はやくすわりなさーい」
「「「はいおかあさん!!」」」
ほうしょう「おいしいですか、みなさん!!」ニコニコ
長門「アア、トテモウマイヨ……コメガナマジャナケレバ、モットウマイナ……」
陸奥「ソウネ、オイシイワネ……オサカナガ、ナマヤケジャナケレバ、モットイイワネ……」
ほうしょう「それはよかったです!!」
扶桑「ヤマシロ、オチャヲ、モウイッパイ……」
山城「ネエサマ……オミソシルハ、ウスメマショウ、ムリセズニ……」
提督「な、なんで鳳翔まで?」
明石「テイトク……」
提督「大丈夫か明石!?」
明石「ボーキハ、ホキュウダケジャナク、タベルノモダメダッタミタイデス……」
提督「どういうことだ?」
明石「クウボヨウノオベントウニ、アノボーキヲ、ツカッチャッタミタイデス……キット、アジミヲシタトキニ……がくっ」
提督「……すまん、みんな」
提督「鳳翔!」
ほうしょう「? あなた、はやくたべないと、さめちゃいますよ」
提督「えっ」
ほうしょう「ほら、あーんしてあげます! あーん!!」
提督「……あ、あーん」
ほうしょう「どうですか、どうですか!?」ニコニコ
提督「すごく可愛い……じゃ、なくて」
提督「うん、美味しいよ鳳翔」
ほうしょう「そうですか!! それじゃ、まいにちつくってあげます!!」
提督「! あ、ありがとう、鳳翔!!」
ほうしょう「これからずーっと、いっしょですからね、あなた!!」
完
大変長らくお待たせ致しました。
本編は以上となります。読んで下さってありがとうございました!
以降は作中設定を使った小話を少しずつ書いていきます。
よろしければ、もう少しお付き合いくださるとうれしいです。
では、一旦失礼致します。
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