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    元スレ提督「妹が来るそうだ」

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    101 :

    フフ怖い妹

    102 = 71 :

    天龍「と、とにかく、オレは反対だからなっ!」スクッ

    天龍「どうしてもやりたいなら、オレ抜きでやるか――」スタスタ

    天龍「最低でも艤装してかかれよ!」スタスタ

    天龍「そうでなきゃ、あいつには敵わねえぜ!」

    バタンッ!!

    艦娘「……」

    長門「――だ、そうだが」

    武蔵「どうする……?」

    103 = 71 :

    陸奥「いくら何でも、艤装まで持ち出すと洒落にならないわよ」

    北上「でも、非武装状態だと敵う気がしないんだよね……」

    吹雪「だとすると、結局は――」

    「ええ。旦那さま――」

    「私たちの提督に、お任せするしかありませんね――」

    104 = 71 :

    ~同時刻 執務室~

    提督「――調べさせてもらったぞ」

    「……!」ピクッ

    提督「巧妙に偽装されてはいるが……」

    提督「この風紀云々の指令書は、偽物だな?」

    「……」

    提督「どうしてこのような真似をしたんだ」

    提督「指令書の偽造、改ざんは、重罪だぞ――」

    105 = 71 :

    提督「そもそも、おかしいと思ったのだ」

    提督「ハーレムのような重婚を認め、それ以前の『息抜き』も黙認していた上層部――」

    提督「つまりは母上が、今となって口を挟むなど」

    提督「私は種を撒き散らせ、とまで言われたのだぞ?」

    提督「それがどうして、方針を急転換させるのか」

    提督「この一週間、常に疑問を持っていた」

    「……」

    106 = 71 :

    提督「……黙っていては分からないだろう、妹」

    提督「怒らないから話してくれ」

    提督「事情によっては、このことは私の胸にしまっておこう」

    提督「だから、さあ――」

    「……っ!」

    「――兄上には分かりませんっ!」タッ

    提督「あっ、妹!?」

    提督「……行ってしまった」

    107 = 71 :

    ~トラック泊地 海岸~

    (馬鹿、馬鹿、兄上の馬鹿っ!)タタタタッ

    (艦娘を侍らせて――あのように鼻の下を伸ばして!)タタタタッ

    (私がどのような想いでいたか――!)タタタタッ

    (くっ……!)タタタタッ

    タタタタッ タタッ

    スタスタ……ピタッ

    「はぁ、はぁ、はぁ……」

    108 = 71 :

    「はぁ……はぁ……」

    「……」

    (兄さま……)



    提督『そーら、高い高ーい!』

    『きゃー♪』



    提督『妹は可愛いな。自慢の妹だ』

    『そんな……』ポッ



    『わたし、兄さまとけっこんします!』

    母上『ほほう? だ、そうだが?』

    提督『茶化さないでくださいよ……』

    109 = 71 :

    提督『でも、そうだな』

    提督『お前がもっと大きくなって、それでも結婚したいという気持ちがあれば』

    提督『いつまでも兄妹二人で、仲良く暮らすのもいいかもな――』

    『っ!』パァァ

    『はいっ!』ニコッ





    ザザァ……ザザァ……。

    「兄さまの、馬鹿」グスン

    110 :

    つまりブラコン

    111 :

    人生相談でもすればいいさ

    112 = 71 :

    ??「……」

    ??「ヒトリニ、ナルノヲ」

    ??「マッテイタゾ……」ヌッ

    「っ!?」ビクッ

    「何奴っ!!」バッ

    ドスン

    「うっ……!?」

    パタン

    ??「……」

    南方棲戦姫「……」ガシッ

    ザザザザザ……。

    113 = 71 :

    ~数時間後 執務室~

    提督「妹の姿がどこにもないだと!?」

    大淀「は、はい。夕食の時間が来たので、探していたのですが……」

    加賀「偵察機を放っても、影も形も見当たらなかったわ」

    提督「な、な、何ということだ…・・・!?」ヘナヘナ

    提督「やはりあの時、追いかけておくべきだったか……!?」

    提督「ああ、ど、どうしたというのか。海に落ちたとでもいうのか?」

    提督「それとも足を滑らせて、岩場の隙間に――!?」サァァ

    長門(……そのどちらでも死にそうにないが)

    114 = 71 :

    提督「ああ、ああ、心配だ……!」ウロウロ

    提督「そうだ! 空母総出で、もう一度偵察機を飛ばして――!」

    「失礼するわ!」バタン!

    「た、た、大変なのです!」ハァハァ

    長門「む? どうした、お前たち。そのように息せき切って」

    「どうしたもこうしたもないわよ!」

    「トラック泊地近海に、南方棲戦鬼が――!」

    提督「なにっ!?」ガタン

    115 = 71 :

    ~夜 トラック泊地近海 海上~

    南方「……」

    「くっ……殺せ!」

    「生きて捕囚の辱めを受けるぐらいなら――」

    「ましてや、兄上を呼び出す生餌に使われるぐらいなら、死んだ方がマシだ!」

    南方「ソウハ、イカナイワ」

    南方「ワレラニ、ナンドモ、ニエユヲノマセタアノオトコ」

    南方「ヤツヲタオス、ゼッコウノキカイナノヨ」

    南方「アナタニシナレテハ、コマルワネ」グイッ

    「むぐっ!?」

    116 :

    強そう

    117 = 71 :

    南方「アナタハ、ソコデ、ミテイナサイ」

    南方「アナタノアニガ、ウミノソコニシズンデイクノヲ」

    南方「ソノアトデ、アナタモ」

    南方「アトヲオワセテアゲルワ……」

    (兄さま、兄さま……!)ポロポロ

    (すぐに舌を噛まなかった私を、お許しください……!)ポロポロ

    (すみません……!)ポロポロ

    118 = 71 :

    ~十分後~

    提督『南方棲戦鬼』ザザッ

    提督『いや、その姿――また進化したのだな』ガッ、ピー

    提督『南方棲戦姫とでも呼ぶべきか――』ガガガー

    提督『いずれにしろ、大それたことをするじゃないか』ザザザッ

    提督『私の妹を人質に取るとはな』ジジッ

    南方「フン、ツウシン、カ」

    南方「ドコニ、カクレテイル。オジケタカ?」

    南方「マア、イイ。トラックキンカイハ、スデニ、フウサシテイル」

    南方「ドコニカクレテイヨウト、スグニ、ヒキズリダシテヤル」

    119 = 71 :

    南方「ミロッ! コレハ、オマエノ、イモウトダ!!」

    南方「ダイジナノダロウ? コロシタクナイハズダ!」

    南方「ニンゲンハ、スグ、ジョウニナガサレルトキク――」

    南方「デ、アレバ、オマエタチハワタシニ、テダシガデキナイ!」

    南方「コウフクシロ! テイトクヨ、ワタシノマエニデテコイ!」

    南方「コノテデ、キサマヲヒキサイテ――!」

    南方「ゾウモツヲヒキズリダシ、コレマデノウラミヲ、ハラシテヤルワ!!」

    120 :

    ぶっちゃけた話、人質って一人じゃ何の役にも立たないんだよなぁ…

    121 = 71 :

    「ぐっ、ぐう~!!」ジタバタ

    南方「――アバレルナ」ドスッ

    「むーっ!?」ガクッ

    南方「サア、テイトク」

    南方「コノコノ、イノチガ、オシイノナラ――」

    南方「ゴフンイナイニ、スガタヲミセナサイ」

    提督『――いいだろう』ジジッ

    提督『お望み通り、出てきてやろうではないか』ザザー

    南方「――フッ」

    (兄さま……!!)








    提督「私は、ここだぁぁぁぁぁああああっ!!!!」ザパァ!!

    南方「っ!?」

    南方「ナ、ナニィィィィィィッ!?」

    122 :

    南方ちゃんの仁王立ちしてる又の下から這い出てきたかのように思えて草生える

    123 = 71 :

    提督「妹は返してもらうぞ、南方棲戦姫」

    提督「そして――今度こそ、貴様との因縁を断ち切ってくれる!!」グイッ

    (あっ!)グイッ

    南方「クッ……!?」

    南方「ニガスカ――」

    南方「グアッ!?」ドゥン!

    伊168「――海のスナイパー、イムヤにお任せ!」ザパァ!

    伊58「魚雷さん、お願いします!」シュバッ!

    呂500「がるるー!」シュバッ!

    南方「オ、オノレ……!」

    伊19「にひひっ、油断大敵なのね♪」

    伊401「ほら、提督! 妹ちゃんもマスクとボンベをつけて!」

    伊8「急速離脱します!」

    124 = 71 :

    南方「セ、セッコウハ、ナニヲシテイタ!?」

    南方「ココマデノセッキンヲ、ユルスナド――!?」

    提督『好機を手にし、足元が疎かになったな』ジジッ

    提督『わざわざ視界が悪い夜に、泊地近海――我々の庭に出向いてくれるなど』ザー

    提督『仕留めてくれと言っているようなものだ』ザザッ

    提督『悪いが、貴様の部下は――』ザザー

    提督『今ごろ、海の底で貴様を待っているだろう』ザッ、ザザー

    南方「オ、オノレ……!」ワナワナ

    南方「オノレ、テイトクゥゥゥゥァアアァアアアアア!!!!」

    125 = 71 :

    長門「――よし、潜水艦隊が十分に距離を取った!」

    陸奥「今よ!!」

    「大和、砲雷撃戦、はじめます!」ドォォォォォン!!

    金剛「撃ちます! Fire~!」ドォォォォン!!

    川内「待ちに待った夜戦だよ、っと!!」ドンッ! ドンッ!

    神通「探照灯照射……突撃します、私に続いて!」ザァァァァ!!

    那珂「那珂ちゃんセンター、一番の見せ場です!」キャピピピィ♪

    ヒュゥゥゥゥ……

    ドゥゥゥゥン!!!! ザザザァァァァァアアア!!!!

    南方「イマイマシイ、カンムスドモメ……!!」

    南方「ワタシハ……ワタシハ……ナンドデモ……!!」

    126 = 71 :

    ――――カッ!!!!

    ……ドゥゥゥゥ……ン……

    提督「……」

    提督「どうやら、勝負は決したようだな」

    提督「みんな、よくやってくれた」

    提督「負傷者を庇いつつ、順次、撤退してくれ」

    艦娘『――了解!』ザザッ

    127 = 71 :

    提督「……」

    提督「終わったよ、妹」

    提督「だからそんなに泣くな」

    提督「もう怖いことはないからな」ギュッ

    「兄さま、兄、さま……」ポロポロ

    「すみま、せ……ごめんなさ……」ポロポロ

    提督「……いいんだ」ナデナデ

    「~~~~~っ!!」

    「うわあああああん……!!」

    「あああああん! あああああ~~~……!」ギュゥゥゥゥ

    提督「……」ナデナデ

    128 = 71 :

    提督(それから、妹は私に抱きついたまま――)

    提督(トラック泊地に帰ってからも、ずっと、泣いていた)

    提督(グスグスと鼻をすする妹を突き放すわけにもいかず――)

    提督(その夜、私たちは、久しぶりに同じ布団で寝た)

    提督(……夜も更けたころ、ようやく、寝息を立て始めた妹の)

    提督(小さな頭をずっと、撫でていると――)

    提督(この子がもっとずっと、小さかった時のことが)

    提督(夢の中で、よみがえるようだった――)

    129 :

    どっかで見た感じがあるなーと思ったがラブひなか

    130 = 71 :

    ~後日 軍港~

    提督「もう本土に帰るのか、妹」

    「……はい」

    提督「まだ任期は残っているだろうに……」

    「おめおめと敵の虜囚となったことに、母上がお怒りです」

    「相応の沙汰が、私には下されると思います」

    提督「……そうか」

    「はい」

    131 = 71 :

    「多分、お尻を百回くらいペンペンされます」

    提督「……そうか」

    提督「……死ぬなよ」

    「自信がありません」フッ

    提督「それでも……」

    提督「いや……」

    「……」

    132 = 71 :

    「それでは、行きますね」

    「見送り、ありがとうございました」ペコッ

    「みなさんには――義姉上たちには、迷惑をかけたと」

    「伝えておいてください――」

    提督「ああ、分かった」

    提督「任せろ……」

    「……」

    133 = 100 :

    お、義姉って認めたんか?

    134 = 71 :

    「本当は……」

    提督「……ん?」

    「本当は、私、兄上のお嫁さんになりたかったのですよ」エヘッ

    「ずっとずっと、そう決めていて――」

    「ずっとずっと、諦められなくて――」

    「遂には、ここまで追いかけてきてしまいました」

    「でも、兄上にとっては――迷惑でしたでしょうね」

    「実の妹に恋慕されるなど――」

    135 = 71 :

    提督「……」

    「……」

    提督「………………えっ?」

    「えっ」

    提督「いやいやいやいや……」

    提督「えっ?」

    「あの、兄上……?」

    提督「いや、お前……」

    提督「色々と、勘違いをしているぞ?」

    「えっ」

    136 = 71 :

    提督「まず、私もお前が好きだ」

    提督「嫁たちと同じぐらいに愛している」

    提督「可愛い可愛い、たった一人の妹だからな」

    「あ、兄上……!」カァァ

    提督「そして、結婚してもいいと考えている」

    提督「戸籍上、内縁の妻、にもならないだろうが――」

    提督「幼いころの約束通り、ずっといっしょに暮らしてもいい」

    「兄上、でもそれは……」

    提督「まあ、待て」

    137 = 71 :

    提督「最後の一つなんだが――」

    提督「私とお前は、半分しか血が繋がっていない」

    「えっ」

    提督「私も最近知ったことだがな」

    提督「何でも、母上は大乱交の末に我々を孕んだらしくてな――」

    提督「私とお前の父親は、どうやら異なるようだ」

    「」

    138 = 71 :

    「ち、父上は、死んだのでは――?」ワナワナ

    提督「私もずっとそう思っていたのだがな」

    提督「思えば、母上はそのようにおっしゃったことはない」

    提督「どこかでお前たちを見守っているとは言っていたが――」

    提督「まさかそれが、『相手が多すぎて誰が父親か分からない』」

    提督「と、いうことだったとはな……」

    「」ガクガク

    139 = 71 :

    提督「だから、私とお前は半分しか血が繋がっておらず」

    提督「子どもを作るリスクも、グッと下がるそうだ」

    提督「――いや、逆に母上は『血が濃くなる』と言って」

    提督「喜ぶかもしれんが……」

    「そ、そんな……」

    「だったら、だったら、私の人生の葛藤は……!」

    「何だったのか……!?」ブクブク

    提督「わ、わーっ!?」

    提督「妹が泡を吹いて倒れたーっ!!」

    140 = 71 :

    霧島「衛生兵ー! 衛生兵ーっ!?」

    龍驤「あ、あかん! 呼吸が止まってるで!!」

    青葉「あああ、このままでは明日の新聞に訃報がーっ!?」

    初春「こ、これ、卯月! 何をしておる! ぷっぷくするのじゃ、ぷっぷく!」

    卯月「ぷっぷくってなにっぴょん!?」

    吹雪「じ、人工呼吸のことなのでは!?」

    141 = 71 :

    明石「みんなどいて! ク、クレーンで吊り上げるわ!」

    香取「い、妹ちゃんは人間ですよ! 生身です!」

    最上「うわーっ!? し、白目むいてるよー!!」

    飛龍「やばいよやばいよ! だ、誰かなんとかしてー!」

    「直援隊を出します! みんな下がって!!」

    長門「な、何をしているのだ、お前はーっ!?」

    142 = 71 :

    ワイワイ ガヤガヤ

    ワイワイワイワイワイ!! ガヤガヤガヤガヤ!!

    扶桑(……)

    扶桑(どうやら……)

    扶桑(あの一本の電話から始まった騒動は)

    扶桑(新しいお嫁さんを加えて、まだまだ続くみたいです)

    扶桑(提督と私たち、そこに一人を加えた日常は)

    扶桑(これからもずっと、続いていくのでしょう)

    扶桑(ですが、今は――)

    143 = 71 :

    提督「死ぬなー! 妹よ、死ぬんじゃない!」

    ブッチュゥゥゥゥゥ!!

    ワァァァァァァァ!!

    Congratulations!!

    扶桑(……ふふっ)

    扶桑(ですが、今は――)

    扶桑(これにて、一幕といったところでしょうか……)

    ワイワイ ガヤガヤ

    ワイワイ ガヤガヤガヤ……



    ~END~

    144 = 71 :

    おしまい

    ここまで読んでくれてありがとー
    もういい時間だから寝るわ。みんなもおやすみん!

    146 :

    おつ

    147 :

    乙乙

    148 :

    妹とのまぐわいはよ

    149 :

    乙!
    て、事は最低二回は大乱交してんのか……そりゃ父親誰だかワカンネーよ!

    150 = 116 :

    提督が腹の中にいた時も乱交してたって書いてた気がするな


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