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元スレ京太郎「偶然が重なって運命の人」
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あんな180超の細マッチョがレディースランチなんて頼んでたら
奇異の目で見られるのは確定的に明らか
奇異の目で見られるのは確定的に明らか
京太郎「あいつは一人でここまで来れるんだろうか」
京太郎「……不安だ」
咲「………」キョロキョロ
京太郎「おっ」
咲「…………」キョロキョロキョロキョロ
咲「……あ!京ちゃん!」
京太郎「久しぶりだな」
咲「そうだね、元気してた?」
京太郎「そっちこそ。つーかよく一人で来れたな」
咲「私だって電車くらい乗れるよ!」
京太郎「どうだか。どうせ駅員にどこでどうって事細かに教えてもらったんだろ」
咲「なんでわかっ……そこまでひどくないってば!!」
京太郎「ひどいだろ」
咲「京ちゃんが知らないところで、私だって日々成長してるんだよ」
京太郎「日々悪化してるの間違いじゃねーの?前みたいに近くにいないから、心配なんだよ」
咲「京ちゃ…」
京太郎「ま、嘘だけど」
咲「もう!京ちゃん!!」
京太郎「いまは俺も自分のことで手一杯だからな」
咲「お忙しい中、時間を作っていただき感謝しておりますー」
京太郎「ほんとだよ。てか俺んち来て何すんの?何にもねーぞ」
咲「いいよいいよ、見てみたいだけだから」
京太郎「さいですか」
咲「……ねぇ京ちゃん」
京太郎「ん?」
咲「何か言うこと無いの?」
京太郎「は?無いけど?」
咲「………久しぶりに会った幼馴染みに対して何も無いの?」
京太郎「あー……綺麗になった、というか垢抜けたな、咲」
咲「!」
京太郎「とか言われたいの?だいたい一月足らずでそんな変わるかよ」
咲「むっ!」
京太郎「どっから見ても俺の知ってる咲のまんまだよ」
咲「……今日のところはそれで許してあげるよ」
京太郎「それはどうも」
咲「あ、そうだ京ちゃん。私本屋さん行きたいんだけど、いい?」
京太郎「かまわんよ」
◆ ◆ ◆
~本屋~
咲「うわ~広っ」
京太郎「迷子になるなよ?」
咲「さすがに本屋さんで迷子になんてならないよ」
京太郎「じゃ俺は適当に立ち読みしてるから、済んだら連絡してくれ」
咲「えー付き合ってよ」
京太郎「やだ。お前めっちゃ長いもん」
咲「……迷子になるよ?」
京太郎「そしたら店内アナウンスしてもらうしかないな。心置きなく迷子になるといい」
咲「もう、わかったよ」
……
…
咲「お待たせ~」ドッサリ
京太郎「おぅ……ってお前めちゃくちゃ買ったな」
咲「えへへ……つい」
京太郎「かー、やっぱりプロは違いますねー」
咲「なかなか本屋さんとかに行く暇が無いんだよ」
京太郎「ほれ渡せ」
咲「えっ、いいよ」
京太郎「いいから」
咲「あ、ありがと。京ちゃんやさし……」
京太郎「こんなに持ってたらお前絶対コケるし」
咲「こ、コケないよっ!!?」
京太郎「いーやコケるね。何年お前のこと見てると思ってんだよ。ほら行くぞ」
咲「……………………なら手繋いでくれればいいじゃん」
京太郎「なんか言ったかー??」
咲「な、なんでもない」
憧「…………」
◆ ◆ ◆
咲「おじゃましまーすって、うわー何にも無いね……何にも無いね」
京太郎「なんで2回言った」
咲「だって想像以上だよ」
京太郎「だから何にもねーぞって言ったろ」
京太郎「今の時代、パソコンひとつあれば困らねーんだよ」
咲「つまんない部屋だなぁ、京ちゃんつまんない男になっちゃうよ?」
京太郎「どこかにわかる人がいるんだよきっと」
咲「割と近くにいたりして……」
京太郎「近くに?」
咲「な、なんちゃって」
京太郎「だといいけどなぁ」
咲「むぅ」
京太郎「??」
………
…
京太郎「で、どうよプロ生活は」
咲「うん、楽しいよ」
京太郎「先輩にいじめられたりとかしてねーか?」
咲「そんなことないよ、みんな優しいから」
京太郎「そうか。お前は、その……上下関係しっかりしてるところって初めてだろ?だからちょっと心配だった」
咲「ありがとう、でもほんとにそういうことは無いから安心して。京ちゃんは?大学生楽しい?」
京太郎「あぁ、友達もできたしな。ただ講義…授業はひたすら眠い」
咲「だめじゃん。学生の本分は勉強ですよ?」
京太郎「面白い授業ならいいんだけどな。ただでさえ長いのにつまらないのはもうね。寝そうになって一緒に受けてる子にいっつも怒られる」
咲「………それって和ちゃん?」
京太郎「いや違う。和から聞いてるかな?新子憧って覚えてるか?」
咲「うん聞いてる」
京太郎「そか。あの子にしょっちゅうシャーペンで突かれる」
咲「ふ~ん……」
京太郎「最初は普通に起こしてくれてたんだけど、そのうちボールペンで突いてくるようになってさー」
咲「……」
京太郎「跡が付くからやめてって言ったら、今度はシャープで突いてくるようになってさー」
咲「……………」
京太郎「これがボールペンよりいてーの……って咲?」
咲「…………なんか恋人みたいなことしてるね、付き合ってるの?」
京太郎「は?無い無い。だってそもそも向こうは男が苦手なんだぜ?」
咲「好きになったら、そんなの関係ないと思うけど。それに…京ちゃんは平気なんでしょ?」
京太郎「今んとこは俺だけな。いままで周りにいなかったタイプだから、いろいろ新鮮で面白いんだ」
咲「…………はぁ」
京太郎「なんか……お疲れか?やっぱり先輩ばっかりで気疲れしてんじゃねーの?」
咲「そうじゃない…………つもりだけど、そうなのかもね」
京太郎「ならまぁのんびりしてけよ。いまさら俺相手に気ぃ使うこともねーだろ?」
咲「ッ!………京ちゃんは優しいね」
京太郎「んなことねーよ」
咲「そんなことあるよ。優しいよ……誰にでもね」
………
…
咲「今日はありがとね」
京太郎「一人で電車乗れるか?大丈夫か?」
咲「もう!大丈夫だよっ」
京太郎「お兄ちゃんは心配で心配で」
咲「誰がお兄ちゃんだ。こんなお兄ちゃんやだよ」
京太郎「ははっ。なんかあればいつでも連絡してこいよ」
咲「うん、じゃあまたね」
京太郎「おぅ。わからなくなったらすぐに駅員さんに聞くんだぞ?」
咲「しつこいよっ!」
咲「遅すぎたのかな………うぅん、まだこれからだよね!」
咲さんかわいいのよー
メインヒロインはアコチャーなのかそれとも
メインヒロインはアコチャーなのかそれとも
乙です
京太郎の一途の相手が和と見せかけて照だという展開…ないか…
京太郎の一途の相手が和と見せかけて照だという展開…ないか…
>>115
???「同級生で巨乳でアイドルの人を忘れてはいませんか?」
???「同級生で巨乳でアイドルの人を忘れてはいませんか?」
憧(休日に二人で買い物って完全にデートよね)
憧(やっぱり須賀くんと宮永さんは……)
オッス
憧(でも彼女いないって……あの後から付き合うようになったのかな)
『手繋いでくれればいいのに』
憧(でもそれならあんな事言わないわよね、多分)
オーイ
憧(ってことは宮永さんは須賀くんのこと……)
アタラシサンヤーイ
憧(……………あれ?そういえばなんでこんなに気になるんだろ?)
京太郎「おーいってば!」
憧「ふえっ!??あ、須賀くん!?」
京太郎「おはよう」
憧「あ、はい、おはようござます!」
京太郎「ござますって」
憧「ふきゅ」
京太郎「考えごとか?(ふきゅ?)」
憧「うぅん、なんでもない。ちょっとボーッとしてただけだから」
京太郎「ふーん、まぁいいけど」
◆ ◆ ◆
京太郎「ふぅ、食った食った。ごちそうさん」
和「ごちそうさまでした」
憧「……」ジー
京太郎「ん?」
憧「!」スッ
京太郎「?」
和「……??」
憧「はぁ……」
京太郎「新子さん、その唐翌揚げ食べねーの?なら俺貰っても……」
憧「え?あ、食べる!食べますわよ!」
……
…
京太郎「さて、そろそろ時間だし行くか」
和「そうですね」
憧「へ?あ、そうね」
和「…………」
和「須賀くん須賀くん」
京太郎「ん?」
和「憧となにか?」
京太郎「あぁ……今日、朝からずっとあんな感じなんだよ」
和「心当たりないんですか?」
京太郎「まったくもって」
◆ ◆ ◆
京太郎「ふぅ~、おしまいおしまいっと。今日も一日お疲れさん、新子さん」
憧「え、あ、うん。お疲れさま」
京太郎「………なぁ、やっぱり今日変だぞ?」
憧「へ?そんなこと……」
京太郎「なんか悩みでもあるのか?」
憧「……悩みはないけど、ちょっと気になることはある、かも」
京太郎「それ、俺絡み?」
憧「!、なんで……」
京太郎「だって今日すげー見てくるし、はじめて会ったときみたいに」
京太郎「そうでなくても新子さんって割りと分かりやすいし」
憧「えぇっ!??」
京太郎「で、なに?俺なんかしちゃった?」
憧「ぅぅ……」
京太郎「……言いたくないならいいよ」
憧「え……」
京太郎「言いたくないのか言えないのかわかんねーけども」
憧「あ、あの……」
京太郎「別に責めてるわけじゃないぞ?そりゃさすがに気になるけどさ」
憧「あのね!じゃあ聞くけど…」
京太郎「おぉ、どんと来い」
憧「宮永さんと付き合ってるの?」
京太郎「はぁ????宮永さんって咲??ないないないないないないないないない」
憧「そんな力いっぱい否定しなくても……」
京太郎「だってありえなさすぎるだろ」
憧「で、でも昨日二人でいるの見たわよ」
京太郎「あー、たしかに昨日は一緒にいたけど。なんだよ、声かけてくれればよかったのに」
憧「かけようと思ったけど、宮永さんいて……その、邪魔しちゃいけない雰囲気だったし……」
京太郎「だから~、そんなんじゃねーって。あいつはただの幼馴染みだよ」
憧「それにしてはずいぶんと親しそうだったし」
京太郎「あいつは子どもの頃から知ってるから、もう兄弟みたいなもんなんだよ」
憧「………向こうはそうじゃないみたいだけど」ボソッ
京太郎「つーかさ、俺、彼女いたことないって言ったよな?」
憧「そうだけど……う、嘘かもしれないじゃない!?」
京太郎「そんな嘘をつくメリットがどこにあるんだよ?逆ならわかるけど」
憧「それは……わかんないけど……女の子に近づきやすい、とか」
京太郎「……は?どういう意味だよ」
憧「えっと、彼女いませんよフリーですよーみたいな……」
京太郎「…………もしかして新子さん、俺のことそんな風に見てたの?」
憧「え?ちが……そういうことじゃなくて」
京太郎「はぁ……俺帰るわ」
憧「須賀くん!?」
京太郎「新子さんこの後部活だろ?和も待ってるだろうし早く行けよ。じゃあな」
憧「ぁ………」
……
…
憧「…………」
和「あぁ憧、遅かっ……憧?」
憧「あ、和……」
和「どうかしたんですか?」
憧「…………のどかぁ~、どうしよう~」
和「????」
二股上等な奴に見えるって言ってる訳だからそりゃ流石に過剰反応だわな
乙
乙
乙です
何となく
巨乳のアコチャー:援交してそう
貧乳のアコチャー:ふきゅってそう
なイメージ
このアコチャーはひんぬー
何となく
巨乳のアコチャー:援交してそう
貧乳のアコチャー:ふきゅってそう
なイメージ
このアコチャーはひんぬー
………
…
和「それは憧が悪いですね」
憧「ふきゅぅ」
和「例え話だとしても、いい気持ちがするはずないじゃないですか」
憧「わかってるわよぉ……勢いで言っちゃったんだもん」
和「第一、須賀くんがそんな人なら憧に紹介もしませんし、そもそも友人にもなってません」
憧「それもわかってます……」
和「とにかく謝るしかないですね」
憧「許してくれるかな」
和「それは須賀くん次第でしょう」
憧「うぁぁぁぁぁぁ」
◇ ◇ ◇
バタン
京太郎「…………」
京太郎「あああああああああああああ!!!!!」
京太郎「やっちまった……やっちまった」
京太郎「あんなことを本気で言うような子じゃないのはわかってるだろうよ……」
京太郎「怖がらせちまったよなぁ」
京太郎「謝ろう、うん」
京太郎「電話…………いやメールの方がいいか………」
京太郎「よしっ!」
京太郎「明日にしよう」
◆ ◆ ◆
京太郎(今日は都合よく一限がなくて良かった……)
憧(おかげで心の準備をする時間ができたわ……)
京太郎(新子さんは……)
憧(須賀くん、まだかな……)
京太郎(……いた。いつも通り隣の席とっておいてくれてるけど……)
憧(てゆーか来なかったらどうしよう……来るよね?)
京太郎(顔合わせづれぇ……)ガタッ
憧(ってあれ須賀くん?……なんであんなところに座ってんの……)
京太郎(あぁ……俺のヘタレ)ズーン
憧(やっぱり怒ってるんだ……)ズーン
「そこ空いてます?」
憧「え!?あ、あの……」
京太郎(げっ……大丈夫か……?)
憧(うぅ……須賀くん……)
「あ、誰か来るんですか?」
憧「……いえ、すいませんどうぞ」
京太郎(うわぁ、こっからでもわかるくらい緊張してる………あっ)
憧(知らない男に挟まれたぁぁぁぁぁ…………あっ) *反対側も男
((…………))
京太郎(そんな泣きそうな顔で見ないでくれ……)スッ
憧(ッ!…目、逸らされた……!)ガーン
………
…
京太郎(やっと終わった……いままで一番長く感じたぜ……)
タタタッ
憧「す、須賀くん!」
京太郎「!、新子さん……」
憧「あの、ね……その……」
京太郎「…………新子さん」
憧「え、はい!?」
京太郎「ここじゃなんだし、学食でも行こうぜ」
憧「あ、うん……そうね」
………
…
京太郎「………」
憧「………」
京太郎「さっきの授業は……」
憧「!?」
京太郎「キツかったろ?ごめんな」
憧「う、うん……でも須賀くんが謝るようなことじゃ」
京太郎「いや俺がいつも通り隣に座ってれば、あんな風にはならなかったわけだし」
憧「そうかもだけど、いつまでも須賀くんに頼ってばかりじゃいられないし……」
京太郎「そっか」
憧「うん」
京太郎「…………」
憧「………」
((気まずい……))
~学食~
京太郎「さてどこに座ろうか……」
和「憧、須賀くん。こっちです」
憧「和?」
和「来ると思って席をとっておきました」
京太郎「さすが、恐れ入ります」
和「もう話は終わったんですか?」
憧「まだ……」
京太郎「………」
和「じゃあさっさと済ませちゃいましょう、さぁ」
憧「ちょっと…そんな簡単に言わないでよ」
京太郎「新子さん」
憧「は、はぃ!?」
京太郎「その、昨日のことなんだけど……」
憧「あ、あのね須賀くん!」
京太郎「ごめん」
憧「へ……?」
和「………」
京太郎「つい頭に血が上って……かなりキツくあたっちゃったと思うんだ」
京太郎「怖がらせちゃったんじゃないかなって、だから……」
憧「なんで?……なんで須賀くんが謝るのよ」
京太郎「いや、だからな……」
憧「悪いのはあんなこと言ったあたしなのに……なんで」
京太郎「本気で言ったのか?」
憧「違う!須賀くんがそんな人だなんて思ってない!」
京太郎「ならそれで十分だよ」
憧「ッ!」
京太郎「よし、じゃ飯にしようぜ」
憧「なんで……」
京太郎「ん?」
憧「なんでそんな優しいのよ……ぐすっ」
京太郎「え?新子さん?」
憧「ひどいこと言ったのはっ、ぐすッ……あたしなのにぃ………うあぁぁぁぁぁぁぁぁん」
和「あらあら」
京太郎「ちょ!?なんで泣くの!!?」
憧「だって須賀くんがぁ~~さっきだってぇ~~」
京太郎「悪かった、ごめんって!」
憧「だからなんで謝るのよぉ!」
京太郎「えぇ!?ごめん!あ、いや違う!あぁもうわかんねぇ!」
憧「須賀くんがぁ優しすぎるぅぅぅぅ」
京太郎「あーもう!新子さん落ち着いてくれよ!すげぇ見られてるし!」
和「この状況、須賀くんほんとに二股男に見られてるんじゃないですか?」
京太郎「シャレになってねーよ!」
憧「うわぁ~~~~~~!!!」
………
…
憧「お見苦しいとこをお見せしました……」
京太郎「いえ……」
憧「ぅぁぁぁ………」
京太郎「は、はは、ははは……」
和「とりあえずお昼にしませんか?お腹空きました」
京太郎「考えたんだけどさ」
憧「ん?」
和「なんですか?」
京太郎「新子さん、俺と咲の関係疑ってるじゃん?」
憧「疑ってるってそんな……」
京太郎「だから咲にもちゃんと否定してもらえばいいんじゃないかって」
憧・和「はい?」
京太郎「だからな、新子さんに咲を紹介する、俺の疑いが晴れる、咲にも友達……というか知り合いが増える」
京太郎「一石二鳥だろ!」
和「ほ、本気ですか!?」
京太郎「えー?いい考えだと思うんだけど、ダメか?」
京太郎「ちょうどもうすぐゴールデンウィーク入るし。あいつの都合次第だけど」
憧「あたしは、別に……嫌とはいえないし……ちょっと話はしてみたいかも……」
京太郎「っし!じゃあ決まりな」
和「もう知りません……!」
……
…
京太郎「じゃあそろそろ行こうぜ」
京太郎「いやー、いろいろとスッキリできてよかった」
憧「ねぇ和、やっぱり宮永さんって須賀くんのこと……」
和「えぇ、そうですよっ」
憧「まったく気づいてないんだ」
和「でないとあんなこと思いつかないでしょう」
憧「……ほんとに鈍いのね」
和「少しばかりじゃなかったですね、想像以上でした」
京太郎「おーいなにしてんだー?」
おまけ
◆ ◆ ◆
prrrrr
穏乃『やほー憧ーひさしぶりー』
憧「シズっ!久しぶり!元気してる?」
穏乃『それはこっちのセリフだよー。一人暮らし大変じゃないか?』
憧「まぁ、多少はね。大変だけど、でも楽しいかな」
穏乃『そっか!元気ならいいんだ!』
憧「ありがと。そっちこそちゃんと大学生やってるの?」
穏乃『ちゃんとってなんだよー!私だってれっきとした大学生だぞ!』
憧「改めて思うと、シズが大学生って……ぷぷっ」
穏乃『また子ども扱いしてるな!同い年だぞ!』
憧「ごめんごめん。で、今日はどうしたの?」
穏乃『あ、そーだ。憧、ゴールデンウィーク帰ってくる?』
憧「あー……ごめん、ちょっとこっちで予定あって帰らない」
穏乃『そっかー……まぁしかたないよ』
憧「ごめんね、夏は帰るから」
穏乃『うん、楽しみにしとくよ。そうだ、和は?一緒なんだよね?』
憧「和?うん、一緒。いろいろお世話になってますわよ」
穏乃『いいなぁ~私も和に会いたいな~』
憧「じゃあ、あたしが帰るときに一緒に連れていこうか?」
穏乃『おぉ!それいいね!』
憧「ま、和次第だけどね」
穏乃『あとは……なんか変わったことないの?ちなみにこっちは特に何も無いよ!』
憧「なによそれー。変わったことねぇ、そうだなぁ……あっ」
穏乃『なになに??』
憧「えっと……男友達ができた」
穏乃『おぉ!すごいじゃん憧!』
憧「べ、別に女子大じゃないんだから、それくらい普通だし」
穏乃『でも憧、中学のとき男子の友だちいた?』
憧「それはその……いなかったけど……」
穏乃『ほら!大進歩だよ!』
憧「ぅぅ……なんか恥ずかしい」
穏乃『あ、もしかして彼氏!?』
憧「ち、違うちがう!そんなんじゃないわよ!?」
穏乃『なんか慌てっぷりが怪しいなぁ~ニヒヒ』
憧「ほんとにそういうんじゃないからー!」
◆ ◆ ◆
prrrrrr
憧「もしもしお姉ちゃん?どしたの?」
望『あんた彼氏できたって本当!?』
憧「はぁ!!??」
望『あれ?晴絵から聞いたんだけど』
晴絵『え、玄からそう聞いたけど、違うの?』
玄『照れなくていいのです憧ちゃ………ヒィ!ごめんなさい!!』
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