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元スレアムロ「アレックスは伊達じゃない!」
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宇宙世紀0079年12月26日22時17分。
ジオン公国軍宇宙要塞ア・バオア・クーを巡る、今大戦最大の戦いの火蓋が切って落とされた。
大変お待たせいたしました。
今晩前編投下です。ジーク・ジオン。
今晩前編投下です。ジーク・ジオン。
──先刻
──バーミンガム級戦艦『バーミンガム』、第一作戦室
レビル「一体何だというのだね、スチュアート中佐」
スチュアート「将軍、こちらを」
レビル「それが急な会議を招集する程のものだと? 何事──こ、これは!」
液晶ディスプレイが埋め込まれた戦術卓に表示されたのは、ソーラ・レイ・システムの予想照射コース。
レビル「何だ、これは!」
ブライト『レビル将軍』
レビル「ん、ブライト少佐?」
ブライト『それについては、こちらの方から説明していただきます』
グレイム『お初にお目にかかります、ヨハン・エイブラムス・レビル将軍。わたくしは、グレイム・トト。ジオン公国軍公王庁親衛隊長官を務めております』
レビル「親衛隊長官? 何故そのような男がホワイトベースにいるか」
ブライト『こちらのグレイム中佐は、デギン公王たっての願いで我々に接触してきたのです』
グレイム『非常事態とはいえ、このような無礼をお許しください』
レビル「デギン公王だと? ……それで、グレミー・トト中佐だったか」
グレイム『グレイムであります』
レビル「失敬。グレイム中佐、詳しい話を聞かせてもらおう」
グレイム『はい。そちらの画面に表示されておりますのは、我が軍の最新兵器『ソーラ・レイ・システム』の予想照射コースであります』
レビル「これが真であれば、我が艦隊はこれで薙ぎ払われる……」
スチュアート「はい、将軍。このままでは……」
レビル「だが……」
ギロリ
グレイム『!』
レビル「貴官を信じる根拠はどこにある?」
グレイム『そ、それはっ』
ブライト『レビル将軍、グレイム中佐はこれを避ける為にどうしろ、と進言しているわけではありません』
レビル「ほう。罠ではない、と?」
グレイム『どうか、ご信用頂けませんか』
レビル「……スチュアート中佐、どう思う」
スチュアート「信用に値するかと……」
レビル「……うむ。ではブライト少佐、グレイム中佐、通信を切る。作戦予定については追って連絡する」
ブライト『はっ!』
──バーミンガム級戦艦『バーミンガム』、第一作戦室
レビル「一体何だというのだね、スチュアート中佐」
スチュアート「将軍、こちらを」
レビル「それが急な会議を招集する程のものだと? 何事──こ、これは!」
液晶ディスプレイが埋め込まれた戦術卓に表示されたのは、ソーラ・レイ・システムの予想照射コース。
レビル「何だ、これは!」
ブライト『レビル将軍』
レビル「ん、ブライト少佐?」
ブライト『それについては、こちらの方から説明していただきます』
グレイム『お初にお目にかかります、ヨハン・エイブラムス・レビル将軍。わたくしは、グレイム・トト。ジオン公国軍公王庁親衛隊長官を務めております』
レビル「親衛隊長官? 何故そのような男がホワイトベースにいるか」
ブライト『こちらのグレイム中佐は、デギン公王たっての願いで我々に接触してきたのです』
グレイム『非常事態とはいえ、このような無礼をお許しください』
レビル「デギン公王だと? ……それで、グレミー・トト中佐だったか」
グレイム『グレイムであります』
レビル「失敬。グレイム中佐、詳しい話を聞かせてもらおう」
グレイム『はい。そちらの画面に表示されておりますのは、我が軍の最新兵器『ソーラ・レイ・システム』の予想照射コースであります』
レビル「これが真であれば、我が艦隊はこれで薙ぎ払われる……」
スチュアート「はい、将軍。このままでは……」
レビル「だが……」
ギロリ
グレイム『!』
レビル「貴官を信じる根拠はどこにある?」
グレイム『そ、それはっ』
ブライト『レビル将軍、グレイム中佐はこれを避ける為にどうしろ、と進言しているわけではありません』
レビル「ほう。罠ではない、と?」
グレイム『どうか、ご信用頂けませんか』
レビル「……スチュアート中佐、どう思う」
スチュアート「信用に値するかと……」
レビル「……うむ。ではブライト少佐、グレイム中佐、通信を切る。作戦予定については追って連絡する」
ブライト『はっ!』
──宇宙世紀0079年12月26日22時06分
フラウ「艦隊旗艦バーミンガムから暗号通信! 『作戦時間2215、ア・バオア・クー侵攻開始』と!」
ブライト「ちっ、早すぎる! 艦隊の再編も済んでないのに!」
ミライ「浮足立ってるわね……」
ブライト「全くだ。ヘンケン艦長の無事も確認できていないし、気が気でないよ」
アムロ「……でも、大丈夫だと思います。相手はこっちが壊滅したもんだとばかり思ってるはずですから」
ブライト「そうだといいがな……」
フラウ「ルザルから入電! ホワイトベースを基点に第二艦隊を集結、Sポイントから侵攻すると」
ブライト「Sポイント……いけるのか」
アムロ「ア・バオア・クーの狙い所は、十字砲火の来るところではありますけど確かに一番脆いところでもあります。やれますよ、作戦は成功します」
ブライト「ニュータイプのカンってヤツか?」
アムロ「え? ……はい、まぁ……」
ブライト「あやかりたいもんだ。よし、フラウ・ボゥ時計合わせ頼む!」
フラウ「はい!」
フラウ「艦隊旗艦バーミンガムから暗号通信! 『作戦時間2215、ア・バオア・クー侵攻開始』と!」
ブライト「ちっ、早すぎる! 艦隊の再編も済んでないのに!」
ミライ「浮足立ってるわね……」
ブライト「全くだ。ヘンケン艦長の無事も確認できていないし、気が気でないよ」
アムロ「……でも、大丈夫だと思います。相手はこっちが壊滅したもんだとばかり思ってるはずですから」
ブライト「そうだといいがな……」
フラウ「ルザルから入電! ホワイトベースを基点に第二艦隊を集結、Sポイントから侵攻すると」
ブライト「Sポイント……いけるのか」
アムロ「ア・バオア・クーの狙い所は、十字砲火の来るところではありますけど確かに一番脆いところでもあります。やれますよ、作戦は成功します」
ブライト「ニュータイプのカンってヤツか?」
アムロ「え? ……はい、まぁ……」
ブライト「あやかりたいもんだ。よし、フラウ・ボゥ時計合わせ頼む!」
フラウ「はい!」
──同刻
──宇宙要塞ア・バオア・クー、大講堂
かつて演説の雄として知られたアドルフ・ヒトラーは、その天性のカリスマと魅力的な弁舌により絶大な支持を得た。
父デギンにヒトラーの尻尾と称されたギレン・ザビもまた、奇しくも弁論の天才として知られていた。
トワニング「閣下、お願いします」
ギレン「うむ」
トワニング准将に促され、ギレン・ザビが登壇する。
兵士達は直立不動で彼を見つめる。
──宇宙要塞ア・バオア・クー、大講堂
かつて演説の雄として知られたアドルフ・ヒトラーは、その天性のカリスマと魅力的な弁舌により絶大な支持を得た。
父デギンにヒトラーの尻尾と称されたギレン・ザビもまた、奇しくも弁論の天才として知られていた。
トワニング「閣下、お願いします」
ギレン「うむ」
トワニング准将に促され、ギレン・ザビが登壇する。
兵士達は直立不動で彼を見つめる。
ギレン「我が忠勇なるジオン軍兵士達よ」
講堂に集められたのはおよそ1000人程度の兵士達。
ギレンの背後には将軍クラスの高官がズラリと並び、ここにその多くが集っていることこそが最終局面を匂わせている。
多くの兵士は戦闘の準備に追われている為、機体のディスプレイやホログラム・ディスプレイで中継を視聴しており、この演説はア・バオア・クー宙域に居るジオン軍人全てに届いていた。
ギレン「今や地球連邦軍艦隊の多くが、我がソーラ・レイによって宇宙に消えた。この輝きこそ我等ジオンの正義の証である!」
どこかから、そうだ! と叫ぶ声が響いた。
ギレン「決定的打撃を受けた地球連邦軍に如何ほどの戦力が残っていようとも、それは既に形骸である」
バン、とギレンが卓を叩く。
ギレン「敢えて言おう、カスであるとっ!!」
再び兵士達がざわめいた。
最終防衛ラインを形成する要塞ア・バオア・クーまで攻め込まれている状況、どうしても彼らの心には迷いが生じている。
それを今、ギレン・ザビは消し飛ばした。
拳を強く振りかざし、身振りを交えて彼は演説する。
ギレン「それら軟弱の集団が、この堅牢なる宇宙要塞ア・バオア・クーを抜くことは出来ないと、私は断言する!」
最早、ここに集まった兵士達はそれまでの彼等とは違う。
目は爛々と輝き、戦意に昂っている。
ギレン・ザビは心の中で笑った。
父上、見ておられるか? 私はご覧の通り、ヒトラーの尻尾を演じてみせましょう。だが、最後に笑うのは私だ、と。
ギレン「人類は我等選ばれた優良種たるジオン国々民に管理運営されて、初めて永久に生き延びることが出来る。これ以上戦い続けては、人類そのものの存亡に関わるのだ」
兵士達は興奮して頷くばかり。
ギレン「諸君! 我等ジオン公国軍の戦争は何たる目的を以て始めたものだったか?」
ギレンの弁舌にも熱が入る。
ギレン「忘れてはならない、我等スペースノイドの心からの希求である自治権を獲得する為の闘争、正義の為の戦いである!」
コップを手に取り、水を一口含む。
一瞬の間が空き、兵士達は息を呑んだ。
ギレン「この戦争は多くを犠牲にした! だが、しかし! ここでこの戦いをやめるわけにはいかない!」
ギレンの一挙手一投足に兵士達は釘づけになり、呼吸をする音も聞こえない。
ギレン「今次の戦いこそは、我等ジオン公国の父祖ジオン・ズム・ダイクンの遺志に応える為ではなかったか!」
ギレン「今こそ、正義とは何たるか! 地球連邦の無能なる者どもに思い知らせ」
ギレン「明日の未来の為に、我等ジオン国々民は立たねばならんのであるっ!!」
トワニング「ジーク・ジオン!!」
兵士達「ジーク・ジオン! ジーク・ジオン! ジーク・ジオン! ジーク・ジオン!」
拍手喝采が鳴り響く中、ギレン・ザビが降壇する。
再び大きな拍手が沸き起こった時、彼は確信を持って呟いた。
ギレン「圧倒的じゃないか、我が軍は」
トワニング「閣下、お疲れ様でした」
ギレン「名案だったな、トワニング准将。このような場の用意をしてくれているとは」
トワニング「いえ、閣下のお言葉を兵士達に届ければ、戦意も向上しようと思いまして」
ギレン「よくやってくれた。さぁ、司令部へ戻ろうか」
トワニング「はっ」
──ホワイトベース、ブリッジ
フラウ「時間合わせ、120秒前から始めます」
ブライト「了解だ。総員、第一戦闘配置につけ!10分後にはFラインを突破するぞ」
アムロ「フラウ・ボゥ、どんなことがあってもあきらめちゃいけないよ。こんなとこで死んじゃつまらないから」
フラウ「ありがとう、アムロ。諦めないわ、絶対に」
アムロ「さすがフラウ・ボゥだ。じゃあ、またあとで」
フラウ「アムロも無茶しちゃ駄目よ!」
アムロ「ああ、わかってるさ」
ジョブ・ジョン「おい、降りるぞ!」
ハヤト「すぐ行きます、先に行ってて」
アムロ「ああ」
レツ「おれたちはEブロックで”タイキ”か~!」
キッカ「みんな、がんがってね~!」
フラウ「時間合わせ、120秒前から始めます」
ブライト「了解だ。総員、第一戦闘配置につけ!10分後にはFラインを突破するぞ」
アムロ「フラウ・ボゥ、どんなことがあってもあきらめちゃいけないよ。こんなとこで死んじゃつまらないから」
フラウ「ありがとう、アムロ。諦めないわ、絶対に」
アムロ「さすがフラウ・ボゥだ。じゃあ、またあとで」
フラウ「アムロも無茶しちゃ駄目よ!」
アムロ「ああ、わかってるさ」
ジョブ・ジョン「おい、降りるぞ!」
ハヤト「すぐ行きます、先に行ってて」
アムロ「ああ」
レツ「おれたちはEブロックで”タイキ”か~!」
キッカ「みんな、がんがってね~!」
──艦内エレベーター
カイ「ハヤトちゃんは?」
ジョブ・ジョン「ん? あぁ……」
キッカ「お姉ちゃんとこに引っ掛かってる!」
カツ・レツ・キッカ「イヒヒヒヒ!」
カイ「そりゃ~結構。ニヒヒヒッ」
セイラ「いやらしい笑い方」
アムロ「いいじゃないですか」
セイラ「そうだけれど。カイ、子供達に変なこと吹き込まないのよ」
カイ「へいへい……っと、ついたぜ、Eブロックだガキンチョども」
カツ「じゃあ、頑張ってね!」
レツ「シンジてんだからね!」
カイ「へへ、どぉ~も。……ところで、アムロ」
アムロ「なんです?」
カイ「さっきのあれ、本当かよ?」
アムロ「あれって……」
カイ「作戦は成功するってやつヨ」
アムロ「嘘ですよ。ニュータイプになって未来のことがわかれば苦労しません」
ジョブ・ジョン「へへっ……お前がああでも言ってくれなきゃ、みんな逃げ出してただろうさ」
カイ「そりゃあそうだよな。逆立ちしたってニンゲンはカミサマにゃなれねえんだから・…」
カイ「ハヤトちゃんは?」
ジョブ・ジョン「ん? あぁ……」
キッカ「お姉ちゃんとこに引っ掛かってる!」
カツ・レツ・キッカ「イヒヒヒヒ!」
カイ「そりゃ~結構。ニヒヒヒッ」
セイラ「いやらしい笑い方」
アムロ「いいじゃないですか」
セイラ「そうだけれど。カイ、子供達に変なこと吹き込まないのよ」
カイ「へいへい……っと、ついたぜ、Eブロックだガキンチョども」
カツ「じゃあ、頑張ってね!」
レツ「シンジてんだからね!」
カイ「へへ、どぉ~も。……ところで、アムロ」
アムロ「なんです?」
カイ「さっきのあれ、本当かよ?」
アムロ「あれって……」
カイ「作戦は成功するってやつヨ」
アムロ「嘘ですよ。ニュータイプになって未来のことがわかれば苦労しません」
ジョブ・ジョン「へへっ……お前がああでも言ってくれなきゃ、みんな逃げ出してただろうさ」
カイ「そりゃあそうだよな。逆立ちしたってニンゲンはカミサマにゃなれねえんだから・…」
──ア・バオア・クー、作戦司令室
ギレン「コンスコン少将」
コンスコン「は」
ギレン「状況をどう思うか」
コンスコン「おそらく敵は事前に何らかの情報を掴んでいたものかと。動きが早すぎます」
ギレン「で、あるな。よし。コンスコン少将のアサルム艦隊はSフィールドに展開せよ。ドロワも展開している、貴殿の指揮下に置け」
コンスコン「はっ。激戦区となるでしょうな、どうもワッケインの艦と木馬がおるようで」
ギレン「貴様の手腕を信ずるからこそ、Sフィールドを任せると言っておる」
コンスコン「心得ておりますとも。では、Sフィールドはお任せください」
ギレン「うむ。ドズルの仇、頼むぞ小父貴」
トワニング「……閣下、よろしいので」
ギレン「何か不満が?」
トワニング「……ええ、コンスコン少将は敗戦の将。ソロモンが落ちたのは彼奴の手腕のせいでは」
ギレン「黙れ。コンスコンは敗色濃厚の戦で、あれだけの兵をア・バオア・クーに戻してくれたのだぞ。貴公はもっと大局を見た方がいい」
トワニング「……これは、失礼いたしました。では私も持ち場に」
ギレン「うむ、キシリアの出迎え、任せたぞ」
トワニング(……大局を見られていないのはどちらか……だが、もう心中するしかあるまいな)
ギレン「コンスコン少将」
コンスコン「は」
ギレン「状況をどう思うか」
コンスコン「おそらく敵は事前に何らかの情報を掴んでいたものかと。動きが早すぎます」
ギレン「で、あるな。よし。コンスコン少将のアサルム艦隊はSフィールドに展開せよ。ドロワも展開している、貴殿の指揮下に置け」
コンスコン「はっ。激戦区となるでしょうな、どうもワッケインの艦と木馬がおるようで」
ギレン「貴様の手腕を信ずるからこそ、Sフィールドを任せると言っておる」
コンスコン「心得ておりますとも。では、Sフィールドはお任せください」
ギレン「うむ。ドズルの仇、頼むぞ小父貴」
トワニング「……閣下、よろしいので」
ギレン「何か不満が?」
トワニング「……ええ、コンスコン少将は敗戦の将。ソロモンが落ちたのは彼奴の手腕のせいでは」
ギレン「黙れ。コンスコンは敗色濃厚の戦で、あれだけの兵をア・バオア・クーに戻してくれたのだぞ。貴公はもっと大局を見た方がいい」
トワニング「……これは、失礼いたしました。では私も持ち場に」
ギレン「うむ、キシリアの出迎え、任せたぞ」
トワニング(……大局を見られていないのはどちらか……だが、もう心中するしかあるまいな)
いよいよレス数が少なくなってきたな。
作者さんには次スレの用意をお薦めします。
作者さんには次スレの用意をお薦めします。
乙
大局か……
コンスコンに処罰とか与えてる場合じゃないだろというのは至極もっともに聞こえるけど
大局か……
コンスコンに処罰とか与えてる場合じゃないだろというのは至極もっともに聞こえるけど
ジオン国々民だと読みがジオンのくにぐにのたみになっちゃわないかな
>>965 訂正
ギレン・ザビは心の中で笑った。
父上、見ておられるか? 私はご覧の通り、ヒトラーの尻尾を演じてみせましょう。だが、最後に笑うのは私だ、と。
ギレン「人類は我等選ばれた優良種たるジオン国国民に管理運営されて、初めて永久に生き延びることが出来る。これ以上戦い続けては、人類そのものの存亡に関わるのだ」
兵士達は興奮して頷くばかり。
ギレン「諸君! 我等ジオン公国軍の戦争は何たる目的を以て始めたものだったか?」
ギレンの弁舌にも熱が入る。
ギレン「忘れてはならない、我等スペースノイドの心からの希求である自治権を獲得する為の闘争、正義の為の戦いである!」
コップを手に取り、水を一口含む。
一瞬の間が空き、兵士達は息を呑んだ。
ギレン・ザビは心の中で笑った。
父上、見ておられるか? 私はご覧の通り、ヒトラーの尻尾を演じてみせましょう。だが、最後に笑うのは私だ、と。
ギレン「人類は我等選ばれた優良種たるジオン国国民に管理運営されて、初めて永久に生き延びることが出来る。これ以上戦い続けては、人類そのものの存亡に関わるのだ」
兵士達は興奮して頷くばかり。
ギレン「諸君! 我等ジオン公国軍の戦争は何たる目的を以て始めたものだったか?」
ギレンの弁舌にも熱が入る。
ギレン「忘れてはならない、我等スペースノイドの心からの希求である自治権を獲得する為の闘争、正義の為の戦いである!」
コップを手に取り、水を一口含む。
一瞬の間が空き、兵士達は息を呑んだ。
>>966 加筆訂正
ギレン「この戦争は多くを犠牲にした! だが、しかし! ここでこの戦いをやめるわけにはいかない!」
ギレンの一挙手一投足に兵士達は釘づけになり、呼吸をする音も聞こえない。
ギレン「今次の戦いこそは、我等ジオン公国の父祖ジオン・ズム・ダイクンの遺志に応える為ではなかったか!」
ギレン「今こそ、正義とは何たるか! 地球連邦の無能なる者どもに思い知らせっ」
ギレン「明日の未来の為に、我等ジオン国国民は立たねばならんのであぁるっっ!!」
トワニング「ジィーク・ジオンッ!!」
兵士達「ジーク・ジオン! ジーク・ジオン! ジーク・ジオン! ジーク・ジオン! ジーク・ジオン! ジーク・ジオン! ジーク・ジオン!」
拍手喝采が鳴り響く。
歓声が講堂を震わせる中、ギレン・ザビが降壇する。
再び大きな拍手が沸き起こった時、彼は確信を持って呟いた。
ギレン「圧倒的じゃないか、我が軍は」
アドルフ・ヒトラーの尻尾。
それがどうした。私はこの智慧を以てこの戦いを制してみせよう。
トワニング「閣下、お疲れ様でした」
ギレン「名案だったな、トワニング准将。このような場の用意をしてくれていたとは」
トワニング「いえ、閣下のお言葉を兵士達に届ければ、戦意も向上しようと思いまして」
ギレン「フフ、よくやってくれた。さぁ、司令部へ戻ろう」
トワニング「はっ」
ギレン「この戦争は多くを犠牲にした! だが、しかし! ここでこの戦いをやめるわけにはいかない!」
ギレンの一挙手一投足に兵士達は釘づけになり、呼吸をする音も聞こえない。
ギレン「今次の戦いこそは、我等ジオン公国の父祖ジオン・ズム・ダイクンの遺志に応える為ではなかったか!」
ギレン「今こそ、正義とは何たるか! 地球連邦の無能なる者どもに思い知らせっ」
ギレン「明日の未来の為に、我等ジオン国国民は立たねばならんのであぁるっっ!!」
トワニング「ジィーク・ジオンッ!!」
兵士達「ジーク・ジオン! ジーク・ジオン! ジーク・ジオン! ジーク・ジオン! ジーク・ジオン! ジーク・ジオン! ジーク・ジオン!」
拍手喝采が鳴り響く。
歓声が講堂を震わせる中、ギレン・ザビが降壇する。
再び大きな拍手が沸き起こった時、彼は確信を持って呟いた。
ギレン「圧倒的じゃないか、我が軍は」
アドルフ・ヒトラーの尻尾。
それがどうした。私はこの智慧を以てこの戦いを制してみせよう。
トワニング「閣下、お疲れ様でした」
ギレン「名案だったな、トワニング准将。このような場の用意をしてくれていたとは」
トワニング「いえ、閣下のお言葉を兵士達に届ければ、戦意も向上しようと思いまして」
ギレン「フフ、よくやってくれた。さぁ、司令部へ戻ろう」
トワニング「はっ」
修正おつ! 次待ってるで!
ドム×12を逐次投入でなく一気に突っ込ませて負けたんだもん、コンスコンが悪いんじゃなくてアムロが強すぎるのが悪いw
この場面、何度見てもアムロ強ええ、そりゃ軟禁もされるわ! って思うw
ドム×12を逐次投入でなく一気に突っ込ませて負けたんだもん、コンスコンが悪いんじゃなくてアムロが強すぎるのが悪いw
この場面、何度見てもアムロ強ええ、そりゃ軟禁もされるわ! って思うw
乙
落ち度なく負けただけで左遷させてたら人がいなくなっちゃうからしょうがないね
ケジメ・メンツを大事にするのも程々がよいとミヤモト・マサシも言ってる
落ち度なく負けただけで左遷させてたら人がいなくなっちゃうからしょうがないね
ケジメ・メンツを大事にするのも程々がよいとミヤモト・マサシも言ってる
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