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元スレ吹雪「この鎮守府は何かがおかしい」空母棲姫「……」

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101 :

結局演習はどうなったん?

102 = 99 :

提督「今日の演習はどうだった?」

空母棲姫「初めはひどく弱いのね。艦娘って」

空母棲姫「ひどく退屈で、とてもつまらなかったわ」

提督「そうか」

空母棲姫「お互い四隻大破判定。お互いにA勝利」

空母棲姫「これなら私の配下の方がマシ……だったわ」

提督「……嫌な事を思い出させたか?」

空母棲姫「別に」

103 = 99 :

空母棲姫「そして……今回の演習で周りにバレてしまった」

提督「ああ。君の事はもう他の鎮守府にも広まってるみたいだ」

提督「あの後電話や電文が後を絶たなかったからね」

空母棲姫「知ってるわ。見てたもの」

空母棲姫「……」

空母棲姫「……まだ間に合う。今ならまだ逃げられる」

空母棲姫「どんな手を使ってでも守ってみせる。だから――」

104 = 99 :

提督「――姫、もう酒が回っているようだ。明日に備えて寝た方がいいんじゃないか?」

空母棲姫「……ふん。馬鹿」

提督「姫、寝るならソファーじゃなくて布団で寝なさい」

空母棲姫「ならあなたが寝る時に運んどいて」

105 :

信頼感ってカンジ

106 = 99 :

提督「風邪を引いても知らないぞ」

空母棲姫「今布団に入っても抱き枕がないもの」

空母棲姫「それに今はここに枕があるんだから仕方ないわ」

提督「まったく、姫は強情だな」

空母棲姫「……あなたもね」

提督「お休み姫」

空母棲姫「……大馬鹿」

107 = 99 :

今日はもう寝ますね
皆が1-5で明石を掘ってるなか5-4周回してるのはなんでだろ……紫雲欲しい

110 :

運転手「お客さんどちらまで?」

「そうですね。○○鎮守府までよろしいですか?」

運転手「○○鎮守府ね」

運転手「それにしても珍しいねお嬢さん」

「そうですか?」

運転手「珍しいですよ。特にお嬢さんのような別嬪であそこを訪れる人となるとまずいませんから」

111 = 110 :

「おやおや、口がお上手ですね」

運転手「おっと、気を悪くしちゃいましたか?」

「いえいえ。ですが煽てても出てるのは運賃ぐらいですよ?」

運転手「ははは、そりゃそうだ」

「そういえばおじさ……運転手さんは艦娘についてどう思いますか?」

112 = 110 :

運転手「おじさんでいいよ。そしておじさんだからね。難しいことはわかんないや」

「……またまた」

運転手「ところでお嬢さんは取材か何かかい?」

「そんなところですかね」

運転手「ジャーナリスト?」

「本業は別ですけどね」

113 = 110 :

「それではおじさん、一つアンケートにご協力してもらっていいですか?」

運転手「ははは、もうすぐ着くからね。手短に頼むよ」

「それでは艦娘不要説についてどう思いますか?」

運転手「……」

「アンケートですから立場とか気にせず答えてくれますか?」

114 = 110 :

運転手「……仕方ないね」

運転手「必要だけど不要になる日を願ってるよ」

運転手「私達が平和に暮らしてる中、君みたいな子が戦ってることに思うところがないわけじゃない」

「……気づかれてましたか」

運転手「到着。お客さん、1280円となります」

「領収書いいですか?」

運転手「はいよ」

115 = 110 :

「それでは」

運転手「お嬢さん。最後に名前を聞いてもよろしいですか?」

「……」

運転手「いや、駄目ならいいんだ。色々機密とかあるでしょうし」

「――ワレアオバ」

運転手「へっ?」

「重巡洋艦、青葉です」

運転手「青葉……ちゃんか」

「はい。ここにはしばらくお世話になりそうですから、また会った時はよろしくお願いしますね」

青葉「おじさん」

116 = 110 :

5-5準備するので今日はたぶんここまで

そういえばこのSS以外にも掛け持ちしてるので
SS1を六日間→休憩一日→SS2を六日間というペースでやっていこうかと思います

117 :

おつんおつん

119 = 110 :

吹雪「2人に相談があります!」

叢雲「なんなの? 藪から棒に」

深雪「まあいいや。言ってみな」

吹雪「どうすれば私の地位が回復すると思いますか!?」

「「はぁ?」」

叢雲「ちょっと待って。……えっ、何言ってるの?」

120 = 110 :

吹雪「ほら、私ってば司令官の初期艦的な立ち位置じゃないですか」

深雪「正確には姫が初期艦みたいだけどな」

吹雪「姫はその……ノーカウントで」

叢雲「……まあいいわ。それで?」

吹雪「最近、初風ちゃんに私のポジションを取られてる気がして……」

叢雲「言われてみれば確かに最近は初風と話してることが多いわね」

121 = 110 :

深雪「でもそれは仕方ないんじゃないか?」

叢雲「そうね。話題が豊富で的確なアドバイスが出せて、本人の練度も高い」

叢雲「どちらが頼りになるかって考え――」

吹雪「……」

叢雲「ごめんなさい! そんなつもりは――」

吹雪「叢雲ちゃんのばかぁー!」

叢雲「ちょっと、待ちなさい! 吹雪ーー!」

122 = 110 :

吹雪「うー……」

提督「確かに手っ取り早いのはわかるが……」

空母棲姫「……」

提督「姫?」

空母棲姫「それが一番早いのでしょ? なら私は構わないわ」

提督「だが1人では――」

不知火「私達も同行させてもらいます。構いませんね?」

空母棲姫「好きにすれば」

123 = 110 :

提督「ちょっと待て! そんなこと認められ――」

不知火「司令と彼女には2人まで随伴が許可されているはずですが?」

提督「っ! ……」

不知火「島風を連れてきます。しばしお待ちを」

124 = 110 :

提督「はぁ……ここまで計算尽くか?」

初風「やめてよ。流石に傷つくから」

提督「そうだな……すまなかった」

初風「それで私も出てきていいかしら?」

提督「随伴は2人までの筈だが?」

初風「提督の許可を得ればいい話じゃない」

提督「何か理由があるのか?」

初風「焚きつけてそのままは気が済まないの。私のね」

提督「そうか。なら止める理由はないな」

初風「ありがと。提督」

125 = 110 :

初風「ん?」

初風「こんなところで何してるの?」

吹雪「えっと、それは……」

初風「……これはひとり言だけど」

初風「今提督を手伝える人いないのよね。何処かにいないかしら」

吹雪「……! ありがとうございます!」

初風「……」

初風「……気合入れていきますか」

126 = 110 :

吹雪「司令官! 何か手伝えることありませんか!?」

提督「吹雪君か。ちょうどいい」

提督「君も着いてきてくれ」

吹雪「はい! 司令官!」

127 = 110 :

どっちのはなしがみたいか
安価↓5
1.空母棲姫
2.提督

128 :

133 = 110 :

5-5行ってきます。書き溜めは出来ればしますが、たぶんストレスで(ryなので投下は明日に

135 :

青葉「ども、青葉です。一言お願いします」

提督「○○鎮守府を預かる提督だ。事情は飲み込めているな?」

青葉「はい。それはもうバッチリと」

提督「そうか。なら説明は割愛しよう」

136 :

137 = 135 :

提督「鎮守府の案内は……青葉君の顔見知りの方がいいだろう」

提督「浜風、頼めるか?」

浜風「……了解しました」

提督「青葉君、昼過ぎに執務室に来なさい。その頃には姫も帰って来てるだろうから」

青葉「はい。了解しました!」

138 = 135 :

吹雪「……司令官、どうして青葉さんがうちの鎮守府に?」

提督「上からの要望でな。姫絡みの記事を作りたいんだそうだ」

吹雪「……やっぱり珍しいのですか? 深海棲艦が鎮守府にいるのって」

提督「珍しいどころか、今まで例がない」

提督「だからこそ注目されているわけだ」

吹雪「なるほど……」

139 = 135 :

提督「……ところで吹雪、最近体調は大丈夫か?」

吹雪「……? 特に問題はないですよ?」

提督「そうか。無理ばかりさせてすまない」

吹雪「別に無理なんかしてないですよ!?」

提督「だが、練度を上げるために引っ張りだこにしてるのは事実だから……」

140 = 135 :

吹雪「気にしないでください司令官! そのおかげであと少しで改装できるんですから!」

提督「……楽しみにしてるよ、吹雪」

吹雪「はい! あれ、さっき吹雪って……」

提督「嫌だったか?」

吹雪「嫌じゃないです! これからも吹雪をよろしくお願いします! 司令官!」

141 = 135 :

――南西諸島沖

空母棲姫『敵旗艦の撃沈を確認』

提督『よくやった。姫』

空母棲姫『このぐらいなんてことないわ』

提督『それじゃ帰投してくれ』

空母棲姫『了解』

142 = 135 :

空母棲姫「帰るわよ」

不知火「了解しました」

初風「本当に味方だと頼もしいというかなんと言うか」

空母棲姫「――っ! 艦載機全機発艦!」

島風「おっ!?」

不知火「どうしたのですか!?」

空母棲姫「艦載機が向かってきてる。ボサっとしないで迎撃の準備なさい!」

空母棲姫「これは……地獄猫(ヘルキャット)。猪口才な」

143 = 135 :

空母棲姫「敵艦見ゆ」

ヲ級flagship改「……」

初風「嘘っ! なんでこんなところに!?」

ヲ改「……」

空母棲姫「――ふっ。その手を取れと? 私に戻れとでも言いたいのか?」

空母棲姫「可愛いな。ヲ級風情が……偉そうに」

不知火「……どうするのですか?」

空母棲姫「愚問ね」

144 = 135 :

青葉「ども、失礼しまー……す?」

提督「……」

青葉「吹雪さん、司令官はどうしたのですか?」

吹雪「それが、出撃してる人達からの連絡が途絶えたみたいで……」

青葉「それってどういう……」

145 :

実は>>4の時点で呼び捨てにされてる吹雪君

146 = 135 :

提督「姫と君の仲間達と連絡が取れない」

提督「帰投命令は出していた。帰り道で何かあったとしか思えない」

提督「君は、君達は何か知らないのか? 青葉君」

青葉「――っ! いえ、私は何も……」

浜風「……同じく」

提督「そうか。悪かった」

147 :

提督「……かれこれ5時間か」

浜風「提督」

提督「……なんだ?」

浜風「彼女をどうこうするという指令は私達に降りてません」

浜風「この事態は私達にも想定外だということを信じてくだされば……幸いです」

148 = 147 :

提督「……この件で君達が動揺しているのはそういう事だろうね」

提督「……どちらかと言うと君達が私達を疑うのが筋じゃないか?」

提督「私の命令か、姫の独断行動か」

浜風「……少なくとも私は2人のことを信じていますので」

提督「どのみち彼女達が戻らねば、私はここまでということだ」

吹雪「司令官、それはどういう――」

『……える……督!? ヲ級……と交戦……こ……り夜……に入る……』

『聞こ……ら応答……』

149 = 147 :

提督『初風か!?』

『提……!?』

提督『ヲ級と交戦? どういうことだ』

『……』

提督「……クソッ」

150 = 147 :

初風『聞こえる提督!? ヲ級改と交戦中。これより夜戦に入るわ』

初風『聞こえたら応答して! 提督!』

『……か!?』

初風『提督!?』

『ヲ……戦? どう……だ!?』

初風『ヲ級改と交戦中、夜戦に入るわ!』

『……』


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